映画「君の名は。」の感想(ネタバレ)

2018.08.18 Saturday アニメ/CGアニメ レビュー

■映画「君の名は。」の感想(ネタバレ)


■監督:新海誠
■出演者:神木隆之介 上白石萌音 長澤まさみ 市原悦子 成田凌 悠木碧 島崎信長 石川界人 谷花音


【映画「君の名は。」のあらすじ】

1000年ぶりとなるある彗星の来訪を1カ月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、町長である父親の選挙運動や家系の神社の古き風習が憂鬱で、都会への憧れを強くするが、自分が東京に住む男の子になる夢を見だす。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧は、行ったこともない山奥の町で暮らす女子高校生になる夢を見だす。自分たちが夢の中で入れ替わっていることに気付いた2人は、互いへのメモで交流を始める。

WOWOWから引用

【映画「君の名は。」の感想(ネタバレ)】 

 

興行収入250億円突破し「千と千尋の神隠し」に次ぐ邦画史上第2位という記録的大ヒットとなった新海誠監督による長編アニメ。

 

WOWOWで去年の11月位?に「君の名は。」の初放送に合わせて新海誠監督特集で過去作品を一挙放送していたが、その録画分を今になって見てみた。

 

2016年の大ヒット作品ということで、見る前から期待値は上がるが、内容的には、アニメを超越するような映像の綺麗さとともに、彗星が日本に衝突し、ある地域が消滅してしまうという、なんとも言えない絶望的な世界観が悲しくもあり、でもそれがどこか気持ちが良かった(癒される)。

 

日本人だからなのか、ただ個人的な感覚なのかわからないが、世界の終わる瞬間、またはそれに準ずるような絶景。人間離れしたパワーが加わったモノ(景色)を目の前につきつけられると、なんとも言えない気分になる。

 

これは映像面の力だと思うが、宮崎駿の「もののけ姫」でもそんな感じを味わったが、日本的な緑の自然の中で描かれる、人間が作ったものまたは、人間自身を一瞬で破壊するような神々の力みたいなものに遭遇すると、そこに非常に惹かれる自分がいる。圧倒されるというか。

 

この映画は、その部分を見せてくれたという意味では、十分価値があるし、田舎の世界観が本当に綺麗だ。

 

ただ、必要以上の男女の恋愛的なやりとりや、RADWIMPSのゴリ押しと言わんばかりの音楽は、せっかくの新海誠の落ち着いたタッチの映像(世界観)を台無しにしているように思う。下手すると、RADWIMPSのMVのようにも見えなくもない。とてももったいない。

 

またRADWIMPSの歌詞が100%映画にシンクロしてる訳でもないので、非常にどっちつかずの中途半端感がある。

 

RADWIMPSの音楽を聞かせたいのか、アニメのストーリーを見せたいのか、一体どっちなんだ。

 

個人的に映画を見てる側としては、RADWIMPSの音楽が聞きたくて、このアニメを見てるわけではない。テーマソング(タイアップ)として1曲、2曲ならまだわかるが、結構な数の曲が劇中で使われている。

 

なんだそれだ。

 

新海誠がRADWIMPSがもしかしたら好きなのかもしれないが、だからと言って使いまくればいいという訳ではない。それは家で一人で聴いてくれ。

 

個人的に、この「君の名は。」の世界観に合う音楽は、アップテンポなロックとかではなく、宇多田ヒカルの「真夏の通り雨」のような曲の方が合う。それとRADWIMPSの音楽は、自己主張が強すぎだ。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:ストーリーよりも前にやたら出てくるRADWIMPSの音楽が非常に邪魔な新海誠アニメ。この作品は結局これに尽きる。決してRADWIMPSの音楽自体が嫌いという訳ではないが、どうも序盤のテーマソングの入れ方やその他、ところどころで入る音楽の挿入の仕方などRADWIMPSのためにアニメを作ってるような感じがして、非常に見ていて気分が悪いというか、アニメ監督として、他人の音楽の世界観(歌詞付き歌)に頼り切っているその姿勢にプライドはないのかと思ってしまう。そもそも映画の序盤で映画とは全然関係ないバンドや歌手のタイアップ曲(挿入曲)を流して、そのノリで映画の本編(世界観)に入っていこうとするようなポップな映画はろくでもない(笑)これだけは間違いない。邦画にやたら多いけど。自分が映画監督なら、まずはそこの映画とは関係ない邪魔なタイアップ曲の排除から取り掛かりたい。)

 

 

君の名は、三葉

 

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海外ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」の感想(ネタバレ)

2018.08.17 Friday 海外ドラマ

■海外ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」の感想(ネタバレ)

 


■監督:-
■出演者:ペイトン・リスト ライリー・スミス デヴィン・ケリー メキ・ファイファー レニー・ジェイコブソン ダニエル・ボンジュール アンソニー・ルイヴィヴァー


【海外ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」のあらすじ】

2016年10月21日。ニューヨーク市警に勤務するレイミー・サリヴァンは28歳の誕生日を迎える。その夜、母や恋人、友人たちとの誕生日パーティーを終えたレイミーは、ガレージにともる光に気付く。それは20年間動かなかった亡き父フランクのアマチュア無線機の明かりだった。さらに、無線機に近付くレイミーに話しかけてきた声は、1996年10月23日に潜入捜査中に殺害されるはずのフランクのものだった……。

WOWOWから引用

【海外ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」の感想(ネタバレ)】 

 

 

2000年に公開されたジム・カヴィーゼル主演の映画『オーロラの彼方へ』をテレビドラマ化したという海外ドラマ。

 

細かい内容は忘れてしまったが、映画「オーロラの彼方へ」が結構感動したので、設定を引き継いだとされるこちらの海外ドラマ版も見てみた。

 

映画版と違い主人公がヒロイン(女性)で職業が消防士から警察官(刑事)に変わっていること以外は、過去に死んだはずの父親となぜか時空を超えて無線を通じて、奇跡的に連絡が取れるという映画「オーロラの彼方へ」の良設定は引き継がれている。

 

ちなみに過去の出来事を変えてしまうと、現在の状況にも急に反映され、さらに未来が変わってしまう部分も同じ。

 

こちらの海外ドラマ版では、過去のある時点で死ぬはずだった父親(現在では死んでいる)と無線を使い、未然に防いだことで、過去が変わり今度は、母親が連続殺人事件に巻き込まれて死んでしまうという不幸に見舞われる。

 

結局、現在では両親共々亡くなり一人となってしまった?(一時は父親も現在で生還していたときもあったが、よくわからないにうちに再び死んだことになる)娘のレイミー(ヒロイン)は、過去で生きている父親と無線を通じて、母親が亡くなってしまう原因となる連続殺人事件を解決すべく、お互いが過去と現在で捜査情報を共有しつつ犯人逮捕へと奮闘するというもの。

 

この作品、1話目ですでに死んだ父親と無線で話が出来た瞬間にある種の感動と達成感がある。当たり前だが、死んでしまった親愛なる人と話せたなら、それだけで十分である。

 

ただ、物語はそこからスタートするのだが、この最初の感動をなかなか超えられない。

 

このドラマでの盛り上がりポイント(サクセス)は、最終的に過去を修正し、レイミー(娘)が現在では死んでしまっている父親と、過去を変えたことでのちに殺人事件(ナイチンゲール事件)に巻き込まれ死んでしまう母親の二人を救出し、再び現在で再会すること。そのほか、婚約者との関係を取り戻す等もあるが、ま〜一番の目的は両親になる。

 

しかし、映画版では2時間ほどで話がすべて完結するが、このドラマは全13話(1話45〜50分×13話)ある。

 

はっきり言ってしまうと、最初の無線で死んだ父親と話せた時の感動から、すべての事件を解決して、再び現在で両親たちと再会するまでの話の過程がとにかく長い。これに尽きる。

 

当初は、過去が変わると、現在もそれに応じて大きく変化して、これまでの設定が大幅に変わっていって面白かったが、話が進むと、その変化の度合いが限られていき、最初ほどのパラレル変化に対する振り幅がなくなってしまう。

 

そもそも、過去で殉職してしまう父親と現在で再会することだけに目的を絞れば、話もシンプルで良かったのだが、過去を変えたことで今度は母親が連続殺人事件に巻き込まれ死んでしまうという新たなくだりを盛り込んだのは、ただ、ストーリーが複雑になっただけであんまり必要なかったように思う。

 

母親は、設定上では、途中から死んでしまうことになるが、過去を変えるまでは娘とずっと一緒に暮らしていた訳で、ずっと死んだままになっている父親との念願の再会と比べると感動はやや弱くなる。見てるこちら側の心情として。

 

両親を取り戻すために、ドラマの物語が進んでいくのだが、そこには連続殺人事件(ナイチンゲール事件)と父親フランクを嵌めた同僚スタンの汚職?事件なども絡んでくるのだが、大きく分けてこの二つの事件(関連事件も含むが)だけで、全13話というハーフシーズン(海外ドラマの1シーズン24話として)引っ張ってるのだが、この事件の吸引力が意外と弱い。

 

プリズンブレイク的なCM毎(15分に1度位)に小ハプニングを用意するような演出であれば、スラスラと続けて見ていけるのだが、序盤のみ展開にスピード感と勢いがあったが、2話、3話と進んでいくと、展開が固定されてきて、タイムリミット感も無くなると、普通の1話完結の刑事ドラマとそれほど変わらないドラマになっていく。話が落ち着きすぎ。

 

結局、最後には、広げた風呂敷を閉じる作業もあるので、あまりにもコロコロ設定を変えすぎてしまうと、のちのち辻褄が合わなくなり、元通りに戻すことが出来ない恐れもあると思うが、せっかくの過去を変えられる設定がそれほど上手く機能していたとはいえない。

 

連続殺人事件のほかに、同僚スタンの悪事や、レイミーと同じように過去(未来?)と話せる研究者(犯罪者)が出てきたりしたが、そっちの話は、思っていたほど伸びずにほとんど不発で終わってしまった。同僚のスタンがもっといろいろ関わっていると思ったが、意外と何もなく普通だった。

 

この作品は、終盤こそ緊張感が戻り、両親と再会した感動を得るに至ったが、全13話(約45〜50分×13話)と長く付き合って得られた感動とそれまでに掛かった時間で割ってみると、あまり効率のよいものではない。

 

せめて全6話位のサイズ感でまとめてくれれば、もっとテンポ良く見れたと思う。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:タイムトラベル?設定(過去を変えられる)を用いてるが、意外と普通の刑事モノドラマ。こういう過去を変えられる設定の話は、13話などの長いドラマにはあまり向かないのかなと思う。(※もともとの脚本が弱いのかもしれないが)欲しいオチ(ヒロインが変えたい未来)は、最初から視聴者はわかってる訳で、後はそこに紆余曲折してどうたどり着くかの行き方の話であるが、過去を変えたことで母親まで巻き込んでしまったところにちょっと設定を欲張ってしまった気がする。いくら過去を変えても父親は死んでしまうというシンプル設定で突き進んでくれた方が、最後にようやく再会した時の感動がもっと大きかったと思う。この作品、結構序盤で、過去を修正したことで、現在で父親と再会できてしまったり(もう父親と会えちゃうの?)、大きな感動に対するもったいぶりが足らない。そんなことがありながら、今度は母親が死んだといわれても、話の質がどんどん軽くなっていくだけ。結局、過去を変えれば母親も元通りになると思えば、その状態すら一時的な状態に思えてしまう。父親の場合は、数十年死んでいた事実がある訳で、母親の場合とちょっと事情が違う。なんとなく設定を連発し過ぎかな。)

 

 

 

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映画「カーズ/クロスロード」の感想(ネタバレ)

2018.08.16 Thursday アニメ/CGアニメ レビュー

■映画「カーズ/クロスロード」の感想(ネタバレ)


■監督:ブライアン・フィー
■出演者(声優):土田大 松岡茉優 藤森慎吾 戸田恵子 赤坂泰彦 福澤朗 山口智充


【映画「カーズ/クロスロード」のあらすじ】

最強のチャンピオンにして天才レーサーのライトニング・マックィーン。だが、ベテランとなった彼の前にハイテクを使った新世代レーサーのストームが現われた。その速さに焦りを感じた彼は、レース中のバトルで大事故を起こしてしまう。ストームがレース界を席巻する中、マックィーンは知識と情熱を持ったトレーナー、ラミレスとの出会いや、ラジエーター・スプリングスの仲間たちの支えを頼りに、復活を懸けた特訓を続けるが……。

WOWOWから引用

【映画「カーズ/クロスロード」の感想(ネタバレ)】 

 

 

車たちが活躍するピクサーアニメの第3弾。

 

カーズの最新作がWOWOWで初放送したので見てみた。

 

第1作「カーズ」が2006年に公開、第2作「カーズ2」が2011年に公開そして、この第3作「カーズ/クロスロード」が2017年公開と、カーズは、ヒット作の割に意外とパート1からパート2、パート3と次作の制作スケジュールが平均5〜6年と結構空いている。

 

個人的にシリーズ化しても、その間が5年以上経ってしまうと、よほどの作品でない限り、ストーリーの詳細は忘れてしまう。

 

このカーズも同様、作品が良かった印象こそあり、主要キャラクターは覚えているが、パート1とパート2のストーリーの流れは、ほとんど忘れて記憶から消えてしまっている。

 

今作でも過去の話(昔のチャンピオン)とかが少し出てくるが、さすがにほとんど覚えてなく、なんかそんな話あったような…という感じで、ついていけず時々、我に返ってしまう。

 

カーズは、好きなアニメだが、自分の記憶が悪いせいか、パート2から時間が経ちすぎていたためか、今作は感情移入が結構微妙に感じる。

 

それとパート3にもなると、主役のマックイーンがレースですでにチャンピオンとなり、物語としての爽快感であるサクセスポイント(成功体験)はやり遂げてしまっている手前、それが前提となっている序盤は、あまり感情移入ができない。

 

一応、新世代のレーサー、ストームが現れて、チャンピオンの座か引きづり下ろされて、自信喪失、再起を図ろうとトレーニングを始めると少し面白くなってくるが、マックイーンはプライドが高く言われたトレーニングに真面目に取り組まないので、中盤でもまだ共感が弱い。

 

てっきり、最新施設でのトレージングを順調に積んで、そのまま”ストーム”と対決して勝つのかと思ったがそういう流れにはならず、最新トレーニングをあっさり放棄すると、女性トレーナー(ラミレス)とともにバトルレースに出たり、独自トレーニングを始めたり、大分わき道にそれる。この辺は、何をしたいのかよくわからない。

 

結局、大した練習成果がないまま、本番のレースが始まってしまい、案の定、マックイーンは、新世代のレーサー、ストームについていけず、途中でトレーナーとしてずっとマックイーンと同行していたレーサー志望だったの若いラミレスを指名して交代する。

 

ラミレスは、動揺しながらもマックイーンの意志を引き継ぎ、交代してレースに出て、これまでのマックイーンとのトレーニング成果を発揮して、ストームを抜き去り新チャンピオンになる。

 

なんだかんだあったが、この終盤の展開は、序盤、中盤の共感の弱さをすべて払拭するほど、世代交代を上手く描いたマンガの1シーンみたいで非常に気持ちが良かった。一応、途中の伏線(抜き去り方)も回収するあたりもベタだが良い。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:終盤ですべて挽回してくるカーズ第三弾。第三弾ともなるとところどころマンネリ感は出てるが、序盤やラストのレースシーンの迫力は、CGアニメとは思えない迫力と緊張感がある。もう下手に実写で頑張っている映画のカーアクションよりもシーンとしての完成度は高いかもしれない。カーズ恐るべし。今回も日本語吹き替え版で見たが、新世代レーサー:ストームの吹き替えをオリラジの藤森慎吾がやっているが、意外と違和感がない。それと意外と話がごちゃついていて、名言みたいのは拾えなかった。)

 

 

 

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海外ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」の感想(ネタバレ)

2018.08.09 Thursday 海外ドラマ

■海外ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」の感想(ネタバレ)
 


■監督:-
■出演者:フレディ・ハイモア  ニコラス・ゴンザレス  アントニア・トーマス チュク・モデュー  ボー・ガレット  ヒル・ハーパー  リチャード・シフ  タムリン・トミタ  アイリーン・ケン  ディラン・キングウェル


【海外ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」のあらすじ】

医師の資格を持つショーン・マーフィーは、自閉症でサヴァン症候群でもある。サンノゼにある聖ボナベントゥラ病院の院長グラスマンは、完璧な記憶力を持ち空間認知能力にたけたショーンをレジデントとして採用しようとするが、院長の座を狙うアンドリュースは、採用を認めようとしない。そのころショーンは、サンノゼの空港にいた。作業員が掛け替えようとしていた看板が落ち、ガラスの破片を全身に浴びた少年と遭遇して……。

WOWOWから引用

【海外ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」の感想(ネタバレ)】 

 

 

同名韓国ドラマを映画「チャーリーとチョコレート工場」で子役だったフレディ・ハイモアを主演に迎えてリメイクした海外医療ドラマ。

 

現在、地上波でも日本版としてリメイクされた山崎賢人主演の「グッドドクター」が放送していて、WOWOWでもこの海外リメイク版とともに原作版となる韓国ドラマ版の「グッドドクター」が放送している。※韓国版、海外版はすでに終わってしまったが。

 

3バージョンが同時期に同時放送していて、WOWOWに加入してる者にとっては、グッドドクターがそこかしこに溢れている状態だが、この海外リメイク版から消化してみた。※一応、見るかわからないが、すべてのグッドドクターを録画している。

 

さて、原作を見ていないのでそちらとの比較はできないが、このフレディ・ハイモア版(海外ドラマ版)の出来は、かなり良くて、エピソードによっては、めちゃくちゃ泣ける回がある。

 

そもそも設定が、自閉症で医師という、ハンディを背負ってる設定の時点で感動(共感)要素はあるのだが、そこにある種、超人的な技術で他人を助けるという部分が加わっているので、感動+人助け爽快感は間違いない。

 

流れ的には、超人的な技術で人を助けるヒーロー的な医者像があるので、ある種結果ありきの医療ドラマでもあるので、患者が基本死なない(不幸にならない)安心感はある。

 

ただ、序盤こそ、受け持った患者を全員助けていくような路線を見せつつはあったが、中盤以降から急にリアリティを追求し始めたのか、意外と助からない患者が増え始め、後半になると1話で2人の患者を担当すると、大概片方は死んでしまうような、見ていて気の毒なエピソードが多くなる。

 

こういう医療ドラマは、患者が助かれば、こっちも元気になるが、施す術がなくあっけなく死んでしまうと、見ていてどうしようもなく落ち込んでくる。病院で人が死ぬ悲しさは現実には日々起きてるのはわかるが、ドラマではそこまで忠実に描かなくていい。

 

患者が死ぬからこそ、命を助けられた時に感動する訳でもあるが、毎話誰かに死なれると、一体何のためにこのドラマを見てるのか、結構疑問が沸いてくる。そもそも病気の話は、聞いてるだけで、体に悪いのに。体が健康なら病気の話題から一切離れた方がたぶん健康でいられる。

 

ちなみに余談だが、英会話教材スピードラーニングで英会話をただ聞いてるだけで、英語を話せるようになるなら(少しでも効果、影響があるとするなら)、病気の話(話題)を永遠とただ聞いてるだけで(そういう環境に身を置き続けることで)、自身も病気になるというのは、あながち間違いではないだろう。

 

厳密にいうと、患者が助かる成功体験のエピソードなら、病気に打ち勝つイメージとして健康に役立つと思うが、患者が死んでしまうようなエピソードばかりを見ていては、体に相当悪いと思う。

 

そういった意味で考えると、後半のこの「グッドドクター」は、かなり体に悪い。

 

自閉症のマーフィーを医者に推薦した、育ての親でもある院長がガンになって余命1年とか、もうマーフィーをどこまでいじめるのかという感じである。ハンディーだけでなく、さらに肉親が誰も居ない孤独まで追加される。

 

まー結果はなんとか大丈夫にはなったけど。それにしても後半は患者がよく死ぬ。

 

ちなみに一番きついエピソードは、5話の「偽りの希望」。このエピソードは、相当ヤバイ。

 

たぶん最近(3ヶ月位で)見たドラマや映画の中で一番感動した(泣ける)話ではあるが、その一方で、どうしようもなく気の毒すぎる話である。

 

やっぱり子供をガンで死なせてはダメだと思う。

 

ある種、エピソードとしては禁じ手ではあるけど、その反動で感動はものすごい。オチこそ、悲しすぎてダメだが、そこに至る過程(事故で死んだ弟に似てるとか)や少年とのやりとりとかほぼ完璧。また、このエピソードに出てくる子役がまた良いんだわ。

 

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:医療ドラマとしては完成度が高いが、リアリティを追求し過ぎのちょい患者死にすぎの医療ドラマ。ドラマ「医龍」的な絶対助かる患者、凄腕医師の爽快な活躍を見たい人には、こちらのグッドドクターは意外とおすすめできません。ある部分では、「コードブルー」的な、ときおり見せる人生の残酷さをかなり秘めています。登場する医者は基本、グッドドクターですけど。)

 

 

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映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」の感想(ネタバレ)

2018.08.03 Friday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」の感想(ネタバレ)


■監督:ジャン=マルク・ヴァレ
■出演者:ジェイク・ギレンホール ナオミ・ワッツ クリス・クーパー ヘザー・リンド ジュダ・ルイス


【映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のあらすじ】

NY。妻ジュリアの父親フィルが経営する投資銀行で働くデイヴィスだが、妻が運転する車で出社する途中、彼女は事故死してしまう。デイヴィスはそんな悲劇を機に、自分がジュリアを愛していなかったと感じるように。そんなデイヴィスは、自販機から商品が出てこなかったと苦情の手紙を送ったのを機に、自販機を管理する会社で苦情処理係をするシングルマザー、カレンと知り合い、彼女やその息子クリスと交流するようになるが……。

WOWOWから引用

【映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・ヴァレ監督がジェイクギレンホールを主演に迎えた人間ドラマ。

 

タイトルとジェイクギレンホールに惹かれて見てみた。

 

タイトルから淡いラブストーリーモノかと想像していたが、実際は、妻を事故で亡くしたことから急に物への破壊衝動に駆られていく変わった主人公の話だった。

 

ラストこそ、妻が生前書いたとされるメモに書かれた「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」という言葉に胸を打たれる淡いラブストーリーのような映画(オチ)になっているが、実際は、原題に付けられた”破壊”(Demolition)というタイトル通り、とにかくいろんな物を壊していく(解体する)のが印象的な映画。

 

この映画では、水漏れした冷蔵庫に始まり、テーブルや家具、最終的には家(自宅)までブルドーザーで破壊(解体、分解)していくが、ここまで極端な破壊行動では無いにしろ、人間は、大なり小なり衝動的にモノを壊したくなる瞬間が誰にでもあると思うので、この主人公の気持ちは理解できなくもない。※やり過ぎではあるが。

 

この突然の破壊衝動が妻を亡くしたショックから来る空虚さを埋める役割になっている。

 

それと妻を亡くしたのに何も感じないことから、本当は愛していなかった疑い、無感情な振舞い(普段と変わらない行動)をするようになるが、それによって彼が実は変人(サイコパス?)だったのかと思いそうだが、個人的にはなぜかそういう感じはしなかった。

 

ちょっと度は過ぎるが、もし仮に彼がサイコパスで全く妻を愛してなかったとするなら、もとから結婚すらもしていなかったと思う。

 

そもそも、愛してる、愛してないという類の感情は、あるようでないようなもので、愛してなかったと思えば、そう感じるし、愛してると思えば、そう思うようなモノ。ただ、その時の状況(縁)が大きい。

 

結局、この映画の結論でも、破壊衝動を動機としつつもそこを経ることよって、新たな妻の情報を得たことによって、自分も愛してたことを思い出すという流れになっている。最初からなんとなくわかりきっていたことではあるけど。

 

まー周りにいる人からすると破壊衝動に駆られる人間はただただ迷惑な人ではあるけど。

 

ちなみにジェイクギレンホールは、人間の内に秘めた狂気(突然何をするかわからない行動)を演じさせるとホントに良く合う。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:狂気なジェイクギレンホールが見れる人間ドラマ。ラブストーリー的な良さはないが、シュールなコメディ映画として見ると、ちょっと面白いところはある。ちなみにセリフは意外と秀逸で、脚本家が感じている人間の狂気な中にある人間のアホさ(笑い)に対して大分皮肉が込められている。狂気というものに対してただ恐怖するだけでなく、ちょっと違った角度で冷静に見ると意外とただのバカに見えるということ。特にファ○クに関する指摘はまさにその通り。ブルトーザーで家を破壊するのも、動機こそ、妻が死んだことによるショックという理由があればこそ共感は保たれるが、それが無くなったらただのバカでしかない。何でもやり過ぎ感というのは、バカと直結している。)

 

 

 

妻を亡くした男は”やもめ”

 

親を亡くした子供は”孤児”

 

だが子供を失った親には

 

呼び名がない

 

あるべきじゃない

 

-?

 

 

 

感情を出さないのは

 

強さの証だ

 

-?

 

 

女性の下着には

 

個室を与えるべきだ

 

-?

 

 

”ファック”はいい言葉だが

 

多用すると価値が下がるし

 

バカに聞こえる

 

-?

 

 

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