映画「ウォークラフト」の感想(ネタバレ)

2018.09.20 Thursday 洋画 アクション/SF

■映画「ウォークラフト」の感想(ネタバレ)


■監督:ダンカン・ジョーンズ
■出演者:トラヴィス・フィメル ポーラ・パットン ベン・フォスター ドミニク・クーパー トビー・ケベル ベン・シュネッツァー


【映画「ウォークラフト」のあらすじ】

人間やエルフ、ドワーフなどが共存する平和な世界アゼロス。だがある時、滅びゆく異世界ドラエナーを捨てたオーク族がアゼロスに侵攻を開始した。人間たちは強力な魔力を持つガーディアン、メディヴの力を借りて来るべき戦いに備える。そんな中、アゼロスの騎士ローサーは、人間とオークのハーフであるガローナと出会い、戦争を避けようと試みる。2人は同じくこの戦いに疑問を抱く高潔なオークの戦士デュロタンに接触するが……。

WOWOWから引用

【映画「ウォークラフト」の感想(ネタバレ)】 

 

 

PCゲームを「ミッション: 8ミニッツ」のダンカンジョーンズ監督が映画化したファンタジーアクション大作。

 

PCゲームを映画化したという番組情報を見て選んでみた。

 

あらすじのオークやドワーフという独特な単語からもわかるが、ロードオブザリングのような様々な人種?が共存した世界の話。

 

この作品、ピータージャクソン監督の「ロードオブザリング」を先に見てる人にとっては、「これもろロードオブザリングじゃん!」と言ってしまいたくなるほど、世界観が酷似している。たまたま世界観がかぶってしまったというよりかは、似た世界観なのである部分でロードオブザリングを参考にして作っていると思われる。

 

特に背景のCG部分などはロードオブザリングと言ってもおかしくないほど似ているので、たぶんロードオブザリングの時のスタッフ(制作会社)にCGを依頼してるのかなと思う。でないのないなら、逆にこれだけ似せれるのは逆にすごい。

 

ちなみに作品としてだが、「ロードオブザリング」に似ているのを前提としても、CGやアクションの描画クオリティは、「ロードオブザリング」と同水準をキープしていて、CGでは特にわかりやすい粗は見られないし、B級映画の感じはしない。さすがにCGとしての合成感は出ちゃってる部分はあるが、それはこの映画に限った話ではない。

 

ただ、CGのクオリティは、高いのだがそちらにお金を掛けすぎたためか、主要キャストがほとんど見たことが無い人たち(個人的に)で構成されていて、オーク(特殊メイク&CG)に対して生身役者が演じる人間側の説得力が大分弱い。

 

見たことが無い人たち(自分が知らない人)でも演技が上手い役者やオーラがある役者(映画映えする俳優)はいるが、どうもこの作品に出てる主要キャストはどの俳優も迫力がない(笑)

 

例えば、カドカーという新米?魔法使いがいるが、のちにこの”ウォークラフト”の世界の大事な守護者に取って代わる結構大事な役を担うのだが、ずっと顔に緊張感がない(ハリウッド映画のライトなコメディ映画に出てる顔なのだ)。

 

新米魔法使いという出来損ないキャラという評価では、このキャラで合ってるのだが、話が進むに連れて、この役は成長するが、その成長に俳優の(演技、雰囲気)がついてこれていない(笑)

 

この成長がついてこれていない魔法使いがいるのに対して、この国の王様役(俳優名がわからないけど)は始めから顔に王様っぽい迫力がない。(ちなみにダメな王様という設定なら、それはそれでいいが、この王様は一応出来る王様設定になっている)

 

普通、国の王様って見た目ですぐコイツだなって一発で分かるけど、この映画、他の部下(兵士)と一緒にいると、服装が似ているのも影響して、「え、どれ?」ってなってしまう。頭に王冠をしてるのを見て、ようやく、あ、こいつか!ってわかる(笑)

 

とりあえず人が多い場合(兵士とかに囲まれている時)は、王冠してる人を探さないと、王様の居場所がわからない。

 

ちなみに息子を途中で殺されてしまう部下の剣士みたいな方(主役:ローサー)が、どちらかと言えば、王様顔。ロードオブザリングでいえば、アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)みたいな顔と役割を担っている。ただ、こっちもロード〜のヴィゴ・モーテンセンに比べると迫力が大分足りない。

 

最後に活躍するシーンがあるけど、どうもインパクトが弱い。

 

あと女オーク(半人間 役:ガローナ)も出てくるが、最初の方は存在感あったのに、最後に人間の王様を殺して(人間との橋渡しとなるため)、でかいオーク達に囲まれて皆からたたえられる一番彼女に注目が集まるシーンになると、急に演技がド下手?(弱く)になって、存在感が無くなってしまう。周りのCG怪物たちに飲まれてしまう。

 

この映画、唯一最後までちゃんとしてたのは、守護者と呼ばれる魔法使いで裏切りモノとなってしまったメディヴ(ベン・フォスター)かな。彼は一人この世界観を作れていたと思う。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:キャストに恵まれなかったロードオブザリング風ファンタジーアクション大作。ダメなところを上げるとキリが無いが、CGクオリティが良いのと、ロードオブザリングみたいな世界観を久々に味わえたというロードオブザリングファン目線で見れば、結構当たりの作品。結局のところロードオブザリングの出来が良かったというところに落ち着いてしまうんだけど。もう少し、オークの外見が良ければ、感情移入もしやすいが、オークのデザインの見た目が悪い。あちら側(目線)の話も描くなら、デザインとしての好感度も考えるべきと思う。あれはどう見ても人間に退治される側の見た目ですね。あと、もう少し実写の部分でロケをしていれば、この世界観に説得力が増えたと思う。どうもこの国に住んでいる民衆という目線が足りていない。王様周辺の人たち(上層部)の話しかほとんど出てこない。)

 

 

習わしを汚せば

 

皆を失う

 

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WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)

2018.09.08 Saturday WOWOW ドラマ

■WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)

 


■監督:村上正典 都築淳一
■出演者:玉山鉄二 谷原章介 渡部篤郎


【WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」のあらすじ】

警察を辞めて1年、生活のため探偵事務所で浮気調査をしていた武藤(玉山鉄二)に警視庁人事二課の環(渡部篤郎)から電話が入る。内容は、少額の身代金を要求し確実に儲ける“小口誘拐”を秘密裏に調査してほしいという特命だった。犯罪捜査には二度と関わらないと決めていた武藤だったが、犯人グループが未成年者の集団の可能性があると聞かされ動揺する。1年前、武藤の妹は未成年者に殺害されたのだ―。

WOWOWから引用

【WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)】 

 

貫井徳郎の社会派サスペンス小説「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」を「犯罪症候群」のタイトルでWOWOW×東海テレビ(フジテレビ系)で連続ドラマ化したサスペンス。

 

つい最近(二週間くらい前)、「犯罪症候群」が2シーズン通して一挙放送してたので、根こそぎ録画して一気に見てみた。

 

玉山鉄二と渡部篤郎という正統派な組み合わせ+タイトルに結構期待値は高かったのだが、見てみるとWOWOWのドラマの割りに意外と内容は普通だった。※WOWOWドラマには結構期待している自分がいる。

 

序盤こそ渡部篤郎のためた演技ともったいぶった演出で、個別の事件が最終的にひとつの大きな何か(陰謀)に繋がっていくような、深い陰謀話のように見せかけていたのだが、蓋を開けてみると、それほど驚くような話ではなかった。「MOZU」とかの方が陰謀の闇が深い。

 

ちなみにこのドラマ、シーズン1(地上波)とシーズン2(WOWOW)では、方向性が違う。シーズン1はなんとなくフリで、シーズン2がまとめ(本題=オチ)になっている。個人的には、このドラマはシーズン2だけで十分かなと思う。

 

その理由だが、ここから完全にネタバレになるが、この犯罪症候群は、話をまとめると、妹を少年犯罪で亡くした武藤(玉山鉄二)と、同じく恋人(武藤の妹と付き合っていた)を亡くした先輩刑事の鏑木(谷原章介)の犯罪被害者の話で武藤は、加害者を殺そうとしたができず刑事を辞め、一方、鏑木(かぶらぎ)は、恋人を殺された後も刑事を続けたが、のちに刑事という立場を利用して加害者への復讐代行(殺人代行)するようになっていた(実は先輩(友人)が犯人)、という隠されたオチがある。

 

この加害者への復讐の是非がこのドラマの核(問題提起)であり、それぞれが別の道を辿ることになってしまった悲しい二人の刑事の姿を見せたいらしい。この話がシーズン2のラストになっていて、鏑木は最後に撃たれて死んで、そのまま終幕。

 

ただし、シーズン1では、鏑木の復讐殺人事件には一切触れていない。もちろんこれがこのドラマの大オチな訳で謎にしときたい気持ちはわかるが、すべてわかった後でもシーズン1の事件とつながっていない。

 

繋がっているような雰囲気こそ出しているが、最初の事件の証拠を追っていったら、鏑木の事件と繋がっていたという流れでは決してないのだ。どちらも別の事件である。

 

環(渡部篤郎)は、人事課だが表向きに捜査できないような特殊な案件を担当している。シーズン1では、失踪事件と誘拐事件の話を持ってくるが、これは環と武藤の信頼関係を構築する過程、武藤が自身の復讐心を乗り越えていく過程の捜査(話)ではあっても、鏑木の復讐殺人の話と、その前の個別事件とは一切関係ない。

 

しかし、遠まわしにそこ(何か別の大きな陰謀)と繋がってるような?陰謀話(フリ)にしている。

 

っというか、この犯罪症候群は、シーズン2が一番やりたい本丸のドラマで、シーズン1は、そこにたどり着くまでのアイドリング的な話に思える。シーズン1で集めた証拠をシーズン2で使うような、そういう海外ドラマのような展開にはなっていないので注意が必要。

 

そもそもWOWOWの紹介文にある貫井徳郎の社会派サスペンス小説「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」を「犯罪症候群」としてドラマ化してることからもわかるが、ドラマ化にあたり三冊を強引に合体(統合)させていると思われる。

 

小説自体はそれぞれ個別の事件だと思う。

 

本来は直接的に物語は繋がってはいないけど、とりあえず連続ドラマにするなら、前後の話が繋がっていた方がいいよね的なことだと思う。

 

その強引さだと思うが、本当は話は繋がっていないのに、繋がってるような体(てい)にしたことで、環という刑事のもったいぶった存在感に現れるが、逆にそれが最後になって大きな肩透かしになる。

 

ちなみに彼の野望がシーズン1で明らかになるが、意外と普通のこと(この世から犯罪を無くしたい?だったかな)を言っている。今までのキャラクラーの世界観と違う。もったいぶらずに最初から普通に言ってくれていい。

 

ちなみにシーズン1でもったいぶっていた割りには、シーズン2の1話目で、すでに鏑木が復讐殺人に関与しているだろうということは、流れから予想ができてしまう。

 

明らかにはしていないけど、流れから大抵の人はわかる。なのでシーズン1で溜めてたような秘められたオチでもなんでもない。

 

そもそもシーズン2の1話目の段階で、流れから大オチがわかってしまうので、あと3話あるけど、犯人ばれてる手前、それ以降なんか見る気が急激になくなってしまう。このドラマの構成は一体どうなってるんだろうと。

 

一応別の殺人(事故)を扱って、どうにか紛らわせているが(鏑木はそっちの事件に必死になっているけど)、オチがわかってしまっている以上、他に事件の謎があったところで、そっちは大した問題に思えない。

 

しかも、こっちの頭の中では、最後に、どうせ武藤と鏑木が対峙するお決まりのシーンがあるんだろうというところまで、想像できてしまってるし、実際もそうなので、本当にどうしようもない。

 

時々(シーズン1で)、環が上層部と密かに会話しているシーンがあったりもして、事件の裏に他に大きな陰謀を含んでいるように見せているけど、結局、蓋を開けたら鏑木の復讐殺人だったのかよという部分なので、オチが相当弱い。

 

警察としては、末端の警察官が代理殺人をしていたのは、かなり問題ではあるが、事件の規模と最初の方の演出(持ち上げっぷり)が全然割りにあってない。途中政治家がどうのとかあったが、特に他の省庁や政府が絡んだ汚職や大事件には発展していない。

 

このドラマの無駄な持ち上げ演出は一体なんだったんだろう。あそこまで持ち上げなければ、シーズン2も普通に見れたのに。非常に構成が悪いですね。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:復讐の是非というテーマの完成度(問題提起)は高いが、ドラマとしては、微妙な刑事ドラマ。演出は、かなり落ち着いてじっくり描いてはいるが、感情移入や吸引力は、なぜかかなり弱い。内容が内容なのでもっと共感できてもいい気がするが、思った以上に感情移入しないのは(もちろん状況は共感できるが)、玉山鉄二、谷原章介ともに男前過ぎるのと、意外と人間的弱さが見えないところだろう。個人的には、”監査役 野崎修平”的なドラマを期待してたけど、これは違ったようだ。)

 

 

憎しみは風化しない

 

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復讐しても地獄

 

復讐しなくても地獄

 

いずれも地獄

 

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映画「ジェイソン・ボーン」の感想(ネタバレ)

2018.09.07 Friday 洋画 アクション/SF

■映画「ジェイソン・ボーン」の感想(ネタバレ)


■監督:ポール・グリーングラス
■出演者:マット・デイモン トミー・リー・ジョーンズ アリシア・ヴィカンダー ヴァンサン・カッセル ジュリア・スタイルズ リズ・アーメッド


【映画「ジェイソン・ボーン」のあらすじ】

CIAの“トレッドストーン計画”のもとで失った記憶をすべて取り戻した、元CIAのボーンが消息を絶ってから長い年月がたつ。彼の元同僚ニッキーはハッカー集団と手を組み、CIAから極秘情報を盗み出していた。CIA長官デューイはニッキーの足取りを追い、ニッキーがボーンと再会しようとしているギリシャに凄腕暗殺者アセットを送り込む。一方、ニッキーはボーンにCIAで進行中の“アイアンハンド計画”について明かす。

WOWOWから引用

【映画「ジェイソン・ボーン」の感想(ネタバレ)】 

 

 

マットデイモンがジェイソン・ボーン役を演じる人気スパイアクション“ボーン”シリーズの第4作。

 

マットデイモンが再びジェイソンボーンを演じた最新作がWOWOWで初放送したので見てみた。

 

監督は、「ボーンスプレマシー」(第2作)「ボーンアルティメイタム」(第3作)でもマットデイモンと組んでいたポール・グリーングラスが再び担当している。

 

主演と監督がまた同じということで、この「ジェイソンボーン」もストーリーやアクションの内容こそ変わるが、演出方法(内容も含め)はほとんど過去2作と同じ雰囲気。バックで一定テンポの音楽を掛け続け、音楽で緊張感を保ちつつ、見せ場とするスピード感あるアクションへとほぼ休むことなく展開していく。

 

個人的にこの「ジェイソンボーン」は、物語(作品)としてはそれほど感情移入できたり面白いものではないが(過去作と特に変わらないやり口)、緊張感のある音楽とテンポの良い編集によって次第にそのリズム(世界)に引き込まれ、知らず知らずに最後まで見ていた。そんな映画。

 

この感覚は、たまたま夜中にテレビを付けたら通販番組で、特に欲しくも無かった商品なのに、上手い営業(メリット連発)とさくらのお客(リズム)によって、なんとなく最後(価格)まで見てしまったような感覚と似ている。

 

全体としてシーンの緊張感の作り方(生み出し方)は、非常に上手いのだが、終始、緊張感重視の演出のため、感情は固まったままで、見終わった後に何か教訓めいたものが残るかというと、ほとんど何も残っていなかった。中身はない。

 

ただカーアクションがすごかったとか、殺し屋のヴァンサンカッセルが人殺しすぎだなとかそういう見た目の感想はある。他はあんまり考えられない。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:作りが良いMVを見せられているような中身がほとんどないアクション映画。個人的にこのボーンシリーズは、作品としては第1作目が一番良かったと思う。それ以降は、ただのアクション重視のスピード映画になってしまったような印象です。そもそも過去作は内容覚えてないけど…。この「ジェイソンボーン」もなんだかわからないうちに急に始まって、なんだかわからない間に終わってしまった。アクションに次ぐアクションで、ボーンの心情にじっくり寄り添うような隙間はほとんどない。最近はアクションのゴリ押しだけでは、満足できない自分がいる。アクション見たさの人には、それなりにおすすめですけど。それ以上のことは無いです。)

 

 

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映画「ヒロイン失格」の感想(ネタバレ)

2018.09.02 Sunday 邦画 ラブストーリー/恋愛モノ/青春

■映画「ヒロイン失格」の感想(ネタバレ)


■監督:英勉
■出演者:桐谷美玲 山崎賢人 坂口健太郎 福田彩乃 我妻三輪子 高橋メアリージュン 濱田マリ 竹内力


【映画「ヒロイン失格」のあらすじ】

同じ高校に通うはとりと利太は幼なじみ。小学生時代、はとりは、いじめられている利太を救ったことから、自分が利太にとってのヒロインだと信じ込み、友人の杏子からさっさと告白しろとせっつかれる。ある日、学食で地味な女生徒、未帆が不良生徒に絡まれているところを利太が助け、あっという間に未帆と利太はいい雰囲気に。はとりは利太を取り戻す作戦を実行するが大失敗。そんな彼女に学校一のモテ男子、廣祐が声を掛けて……。

WOWOWから引用

【映画「ヒロイン失格」の感想(ネタバレ)】 

 

 

幸田もも子の人気コミックを「高校デビュー」の英勉監督が桐谷美玲×山崎賢人共演で実写映画化したラブストーリー。

 

桐谷美玲が主演してたので見てみた。

 

こちらも原作は少女マンガということで、ジャンル的には、最近よくある男性像を過度に持ち上げたキラキラ演出が施された恋愛映画のひとつです。

 

ただ、ヒロインが直接、視聴者に問いかけるようなスタイル(カメラ目線や語りかけ?がある)が結構使われていたり、いわゆる正統派の映画というよりは、全体的にかなりコントチックな作風(演出)。

 

内容は、ヒロイン失格というタイトルからもわかるが、ヒロインにあえて王道ヒロイン要素をつけずに恋愛をさせてみたら…という恋愛作品としては結構挑戦的(変化球)な作品ではある。というか脚本家(原作者)が王道恋愛作品のお決まり設定を踏み台にして遊んでいるともいえる。

 

ちなみに、切り口として斬新ではあるが、ヒロインにヒロイン要素(脇役に取られる)がないので、ヒロインを一人のキャラクターとしてみると共感する部分があまりない。だって途中まで脇役設定になってるからしょうがないけど。

 

特に序盤は、ほとんど女優の桐谷美玲自身が持っている見た目の好感度でなんとか見れているような感じだ。というか大半がそうだけど。

 

またヒロインにヒロイン設定がつかないということを軸にコメディにしているが、そこの大事な?お笑い的な面白さは、積極的にコメディに振っている割りには、お笑いとしてみると笑ってしまうようなレベルではない。1箇所面白いところはあったけど。

 

それと、コメディに振った際に生じる、ヒロインが自分の存在を客観的に捉えすぎているため(脚本家目線の考えをしているため)、キャラクター自身にその場のリアル(真剣さ)さが出てない。これは登場人物全員に言えることだけど、彼らの抱えてる悩みがあんまり悩みに思えない。

 

状況としては、それぞれ一時的に悲しい状態にはなったりするけど、キャラクターに対する感情移入が弱いので、ぐっと心を掴まれるほど深く入っていけない。

 

そもそも、桐谷美玲演じる”はとり”は、幼馴染の本命の利太にフラれ傷心したのち、学校一のモテ男子の廣祐からのアプローチですぐに付き合い出してしまい(理由はどうあれ)、本当にこの映画のヒロインは失格だなと思う。ヒロインがこんな尻軽状態(設定)なので、この恋愛映画は一体誰に共感すればいいんだろうか…。

 

個人的には、この作品を見るなら、同じ山崎賢人が出演している「オオカミ少女と黒王子」の方をおすすめします。ヒロインの存在感(リアルさ)は、この桐谷美玲より二階堂ふみの方がある。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:いろんな意味で本当にヒロインがヒロイン失格だと思う恋愛映画。むしろヒロインが実は尻軽というコメディならそれはさそれで描き方によっては面白さもあるのかもしれない。結局、幼馴染の利太だけは、一応王道のヒーロー設定(メインの彼氏役として相応しい)は保ってたように思う(最後まで安達に付き合う姿勢は共感がある)。ちなみにこの作品、内容は無いが、かき混ぜ役の学校一のモテ男子:廣祐のセリフというか、やってることや考えは、意外と王道恋愛作品の設定(この映画で言うところのメインカップルと脇役の安達さん)をディスっていて良かった。恋愛映画のメインカップルってのは、お互いは好き同士なのに、そのことに気づいていなかったり、グズったりしてることによって、その間に関わってきた周りの人間を平気で傷つけてたりしているので意外と悪いキャラなのかもしれない。それと内容とは全然関係ないが、この映画、学園ドラマなのにメインの出演者(俳優)が全員20代で現役の10代の学生が誰もいない。なんとなくリアルさがないと感じるのはそこだったのかもしれない。実は、コスプレ恋愛映画。)

 

 

アアー!

 

六角精児ぃ〜

 

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恋愛って理屈じゃないから

 

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映画「トータル・リコール(2012)」の感想(ネタバレ)

2018.08.21 Tuesday 洋画 アクション/SF

■映画「トータル・リコール(2012)」の感想(ネタバレ)


■監督:レン・ワイズマン
■出演者:コリン・ファレル ケイト・ベッキンセール ジェシカ・ビール ブライアン・クランストン ビル・ナイ


【映画「トータル・リコール(2012)」のあらすじ】

21世紀末の地球。科学戦争の結果、大部分が居住不可能となり、富裕層が暮らす“ブリテン連邦(UFB)”と、その支配下にある“コロニー”に分かれていた。コロニーに住むダグラスは続けざまに悪夢に悩まされ、いつも同じ場面で目が覚めていた。ある日彼は顧客に人工記憶を楽しませる“リコール社”を訪れ、怪しげな装置に座り、“諜報員”の記憶を希望する。彼の記憶が書き替えられようとした時、なぜか警官隊が突入してくる。

WOWOWから引用

【映画「トータル・リコール(2012)」の感想(ネタバレ)】 

 

 

ポールバーホーベン監督×アーノルド・シュワルツェネッガー主演の同名作品を「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督×コリンファレル主演で新たにリメイクしたSFアクション。

 

最近WOWOWで放送していて、そういえばリメイク版を見てなかったので見てみた。

 

ポールバーホーベン版のオリジナルの記憶が、最後に目玉が飛び出たり、シュワちゃんがおばさんに変装したり、ドリルでえぐったり等、ところどころあったグロテスクなハイライトシーン位しか覚えてないので、細かく比べられないが、リメイク版(2012)でも、オリジナルのシーンを意識したと思われるシーンも見られ、基本的にストーリー(流れ)も似ている(リメイク版だからそうだけど)。

 

舞台が火星から地球の話に変わっていることを除けば、それほど大きな変化は無いと思う。※一瞬、インセプション的な脳の中でのだまし合いみたいな変化があったけどあれはオリジナルでもあったかな…。

 

オリジナルが1990年の作品なのでリメイク版では、CG技術が発達したおかげで、世界観がほぼフルCGで構築できるようになったので、その辺は、世界観の自由度にあっと驚かされる。(オリジナルのシーンと比べて)

 

アクションの迫力やスピード感もかなり増している。でも、なぜかオリジナル版の方が、クオリティは低い(チープだが)のだが、作品としては説得力がある。人間がそこでちゃんと生活している感があると言えばいいか。オリジナルはスタイリッシュ過ぎて、どこか人間味が薄い。

 

リメイク版は、派手でアクションもすごいが、バタバタしている割にあんまり中身がない。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:駄作とまではいかないが、オリジナルと比べて作品総合力では劣っているリメイク版。最近あまり見てないが、敵役のケイト・ベッキンセールが結構頑張っていた。それ位かな。セリフは名言的なのが何個かある。)

 

 

 

本当の自分が何者か

 

皆 追い求めるが…

 

答えは過去でなく

 

現在にある

 

それが真実だ

 

-?

 

 

 

過去は主観的な概念にすぎん

 

我々にはそれが真実に見える

 

だが心は今を生きようとする

 

心の中に答えはある

 

-?

 

 

 

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