連続ドラマW「イアリー 見えない顔」全6話の感想(ネタバレ)

2019.05.19 Sunday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「イアリー 見えない顔」全6話の感想(ネタバレ)



■監督:森淳一
■出演者:オダギリジョー 仲里依紗 黒島結菜 / イッセー尾形 / 中村育二 山中聡 内田春菊 佐々木一平 月船さらら 生津徹 相築あきこ 岡本智礼 横田栄司 佐戸井けん太 / 佐藤流司 泉はる 森七菜 柿本朱里 真琴つばさ 田中要次 山田杏奈 猫背椿


【連続ドラマW「イアリー 見えない顔」全6話のあらすじ】

妻を亡くしたころから私立旺星学院大学文学部教授・広川(オダギリジョー)の周囲では奇妙な出来事が起こるようになっていた。不審な夜の訪問者、大学総長の急死。新たな総長の選挙に向けて同僚の石田(筧利夫)が暗躍、妻の妹で広川と以前から深い関係に落ちていた講師・麗(仲里依紗)も巻き込まれていく。同じころ、夜の街では仕事に悩む看護師・菜々美(黒島結菜)が、ホストの星夜(佐藤流司)に心の救いを求めていた。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「イアリー 見えない顔」全6話の感想(ネタバレ)】 

 

前川裕の同名小説をオダギリジョーを主演に迎えてドラマ化したサスペンス。

 

個人的に結構当たりが多いと勝手に思っているWOWOWドラマからまた選んでみた。

 

放送は、去年(2018年)の11月位に録画したもの。

 

一応原作小説からのドラマ化ということだけど、原作は、読んでないのでそちらとの比較はわからない。

 

ただ、このドラマ単品としての出来は、かなり面白く、なんの情報も持たず、最初のシーンでオダギリジョーと仲里依紗のただの不倫モノかと思って見始めた自分にとっては、もう作者の術中に嵌ってしまったというか、こんな入り口から、そっち方面に行くの?という感じで、いい意味でどんどん裏切られた。

 

1話から謎が各場所に点在していて、謎を持ったまま、どこに向かってるのかよくわからないまま話が進み、5話のラストを頂点として一気に全容があきらかになるが、落ち着いたテンポながら、ほぼ話の良さだけで見せてくれる。

 

演出や音楽でやたらめったら引きつけようとしないところにかなり好感が持てる。というか、地上波ではないWOWOWならではの、作品に集中した作りの良さを感じる。

 

さすがにすべてが明らかになった後の最終回は、もう回収作業なので、若干、吸引力は下がるものの、作品の出来としては、もうこれはこれで十分です。いろいろネタバレで書こうかと思ったけど、なんの期待を持たずにこのドラマを見たときの衝撃を味わって欲しいと思うので、あえて内容については触れません。

 

 

 

評価 ★★★★☆ (星4.5)

 

(まとめ:”監査役 野崎修平”、”石つぶて”に次ぐ、WOWOW良作ドラマのひとつ。世界観や趣向(ジャンル)は上記2作品とは、異なるものの、暗めのサスペンスという謎を追いつつストーリーを楽しめる作品という部分では、ほぼ言うこと無し。キャストもオダギリジョーを始め、地味系の俳優がそろっているが、そこがまたはずれが無いというか、作品に集中できて良い。)

 

 

人生に本質的な価値なんて

 

ないですよ

 

人生はただ欲望と幻想によって

 

動きつづける

 

-?

 

 

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TVシリーズアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(全26話)の感想(ネタバレ)

2019.05.16 Thursday アニメ/CGアニメ レビュー

■TVシリーズアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(全26話)の感想(ネタバレ)


■監督:庵野秀明
■出演者(声優):緒方恵美 三石琴乃 山口由里子 林原めぐみ 宮村優子


【TVシリーズアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(全26話)のあらすじ】

第3新東京市に降り立った少年・碇シンジを出迎えたものは、人類の存在をも脅かす驚異――使徒と国連軍との激しい戦闘であった。シンジは葛城ミサトの手引きにより、特務機関ネルフの本部へと向かう。そこで再会した父・ゲンドウは、汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンへの搭乗、及び使徒の殲滅をシンジに促すのだった。

WOWOWから引用

【TVシリーズアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(全26話)の感想(ネタバレ)】 

 

1994〜5年に放送していた庵野秀明原作の人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のTVシリーズ版。

 

去年(2018年)の11月位にWOWOWで一挙放送してたので、一応録画してみた。

 

正味本編は、1話20分×26話=520分なので、2時間映画だと大体4.3本分という結構長い話ではあるのだが、なんとかすべて見終えた。

 

まず見終えた感想だが、そんなに話題になるほど面白いか?というのが正直な感想だ。

 

たしかに、今から25年以上前の作品で、作品としてのクオリティを考えるとすごいが、エンタメとしてストーリーが面白いかというと、かなり疑問だ。

 

とにかく、ダメな主人公のシンジに共感できないところから始まり、セカンドチルドレンのアスカがただただうるさくて、演出がときおり嫌味なほど格好つけていて、堅苦しい。そんな印象しかない。

 

特に最終話が近づいて、人類補完計画なるものがあきらかになり始めると、自我の話(心理的な無意識部分の問いかけ)になり、より話は難解で、全く楽しさがない。最初のエヴァンゲリオンの話はどこいったんだという位、話がそっちに行ったきり戻ってこない。

 

アダムとイブ(エヴァ)の聖書ベースから始まって、その答えが神という外側の存在の方向に進むのではなく、人間の精神面(内面)に落とす哲学チックな話の流れは、かなり大人向けで、そういうのが好きな人にとっては、今までに無いようなアニメだと思う。

 

その一方、世界は自分の考え方(思い込み方)次第という結論に達してるが、その話を全26話、520分も使って語られてると思うと、ちょっと時間を返してほしいとも思う。

 

最終回を見るからに、最初から繰り広げられていたエヴァンゲリオンと数十体の使徒の戦いって、そこには特に意味がないと思うし。

 

あえて、主人公のシンジがヒーローらしからぬダメ設定になっているのも、最終的にそこの自己啓発をやりたいがための設定だし。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:作品としての完成度の高さは感じるものの、ストーリーとしての面白さはあまり感じないちょいエロ作品。結局、最後まで見ても、わかったようなわからないような話。かと言って最初からもう一度、謎を明らかにしよう、見返すほど手が伸びるほどでもない。非常に”う〜〜ん”な話ですね。ただ、19話は面白い。)

 

 

 

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映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)

2019.05.09 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)


■監督:マーティン・マクドナー
■出演者:コリン・ファレル サム・ロックウェル ウディ・ハレルソン クリストファー・ウォーケン トム・ウェイツ アビー・コーニッシュ オルガ・キュリレンコ


【映画「セブン・サイコパス」のあらすじ】

「セブン・サイコパス」なる新作映画のお題を与えられたものの、一向に話の中身が思いつかず、難航中の脚本家マーティ。それを見かねた親友のビリーが、ネタ探しに役立つかもと「イカれた奴、大募集」という新聞広告を勝手に出したことから、いかにもアブなそうな男ザカリアが、2人の前に姿を現わすことに。さらに、これまたビリーのとんだ不手際から、彼らは、凶悪なマフィアのボス、チャーリーに追い回されることとなって…。

WOWOWから引用

【映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「スリービルボード」のマーティン・マクドナー監督がコリン・ファレルを主演に迎えたクライムサスペンスコメディ。

 

少し前に自分の中で良い意味で”この監督は、アホだ!”と認定した「スリービルボード」のマーティン・マクドナー監督の過去作品を見つけたので見てみた。

 

ジャンルとしては、コメディではなく、人間ドラマにあたる「スリービルボード」のラストのオチの表現に、この監督の中にあるコメディ(笑いの)センスに気づいたが、この過去作の「セブンサイコパス」を見て、やはりというべきか、コメディ畑(思想)の監督だということが、核心に変わった。

 

この監督は、真面目な人がコメディや人間ドラマを書いてるというタイプの人ではなく、すべてコメディが基本にあって、それがたまたま人間ドラマのような体をなしていたりしてるだけで、軸は、コメディ思想の人といえる。

 

決して、「スリービルボード」でたまたまあんなオチにした(なった)のではなく、意図的にそういう方向に仕上げていた、巧みの技だったようだ。

 

この「セブンサイコパス」では、この監督のコメディに対する、考え方(発想法)がみられる。

 

まず、このマーティン・マクドナーは、監督だけでなく、脚本も書いてるのだが、この作品での脚本の書き方が、書きながらどんどん王道とは違う方向に舵を切っていくというやり方が露骨に見える。※スリービルーボードの時もそうだったようだが。

 

通常ならほぼ、書きたいテーマがあって、それを表現するために、物語や登場人物をそれらに合わせるように再構成していくというある種、逆算によって、作りこむのが普通だと思うが、この作品は、とりあえず適当なアイデアから書き始め、その後、今までの王道作品がこうゆう流れや展開になるから、では俺は、そこを全部裏切っていこう…というその場、その場での反骨精神の作業によって、物語を展開させている。

 

しいて言えば、芸人がパロディコントを書くようなスタイルで作品を書いているといえる。登場人物を会話させて、その流れに任せる。なので書き始めてみないと自分でも最後のオチがわからない(笑)

 

この姿勢に気づくと、笑いに対する執拗なまでのバカっぷりが窺える。ちなみに確実にオリジナル作品があるものをわかりやすくパロディに(最終絶叫計画シリーズ等)にはしないところに、彼の笑いへの高貴なこだわりを感じる。

 

ちなみに基本は、セリフ(やりとり)ベースであり、それに合わせて、話が上手いことコロコロ展開する。

 

なので、この作品、トータルで見ても、それほど完成度が高い作品ではない。一応上手いこと最後にオチがついてるが、作品として完成度が高い「セブン」などと比べると、やはり全く違う。

 

セリフの質も完成されたものというよりかは、その時に出てきたものという感じだし。最後の方は、どこで終わってもいい位、オチ探しに苦悩が見える。

 

っというかなかなか終われなくなっている。そもそも、もともと最後のオチなんて考えてないところからスタートしてるので、適当なオチどころを探すために話が続いてるといえる。最後は、なんとか、伏線を回収しつつ、格好良いオチを見つけたので、終われたといった感じ。自分はそう思っている。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:海外芸人監督?マーティン・マクドナーのアホ映画その2。ブラックコメディとして全体が面白いかというとかなり微妙ではあるが、ときおり出る発想の面白さはあって、この監督の笑い(世界)を嫌いにはなれない。最初の猟奇映画で、主人公を非暴力の仏教徒にしたら話が進まないというのは、発想がバカみたいで日本的な笑いだなと思う。途中に北野映画の作品が流れてるところもあるが、その辺も感覚が日本人に近いのかと思う。ちなみにこの監督の笑いに対して、優秀なところは、コメディをやってます!というアメリカ人がよく陥るバカ騒ぎ笑いの感じを一切見せずに普通の映画として、コメディを同化させて見せているところ。空気感の管理が上手い。「スリービルボード」の時もそうだが、露骨にやり過ぎない笑いというのをすごくわかっている。なのでシリアス部分(フリ)をちゃんと作っている。一方で、天国についての問いや、僧侶の焼身自殺の精神に迫ったりなど、本質や信仰についての追求もある。このマーティン・マクドナー監督作品をこれで二つみて思うが、笑いの感覚や、思想、偏屈だけど、何かを頑なに信じてるところなど(脚本への反映)、まるで他人とは思えず、どこか自分を見ているような気さえしてくる。)

 

 

 

確かに”目には目を”は

 

世界を盲目にする

 

-?

 

 

 

違うね 最後の一人は

 

目が片方残る

 

だって相手は両目をつぶされてるんだから

 

片方の目が残ってる奴は

 

逃げて隠れればいい

 

ガンジーは、間違ってたのに

 

誰も言い出せなかったんだな

 

-?

 

 

悪党は病院に運んじゃダメだろ

 

-?

 

 

 

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映画「甘い人生」の感想(ネタバレ)

2019.05.07 Tuesday 韓国映画 レビュー

■映画「甘い人生」の感想(ネタバレ)


■監督:キム・ジウン
■出演者:イ・ビョンホン キム・ヨンチョル シン・ミナ エリック キム・レハ ファン・ジョンミン


【映画「甘い人生」のあらすじ】

ホテルのマネージャーである冷酷な男性ソヌ。実は裏社会での7年間の実績がボスのカンに認められ、カンが社長を務めるホテルを任されていた。カンはソヌに自分が留守の間、自分の愛人である若いチェリスト、ヒスを監視しろと命じ、ヒスが自分を裏切ったら殺せと念を押す。ソヌはヒスが若者と浮気している現場を押さえるが、なぜかヒスに同情して情事を見逃してしまう。しかしこれを知ったカンは激怒し、ソヌは追い詰められていく。

WOWOWから引用

【映画「甘い人生」の感想(ネタバレ)】 

 

 

2005年に韓国俳優四天王の一人、イ・ビョンホンが主演したハードアクション映画。

 

大分前に見てる作品だが、最近また放送してたので見てみた。

 

内容は、マフィアのボスに心身ともに身を捧げてきた側近の男が、ボスの個人的依頼を受けるも、その処理をミスし、それが原因で組織から死を宣告される。なんとか組織の手から逃げ延びた男は、不服としてボスや組織に復讐していくという話。

 

この作品、まさに男らしさというか、硬派というか、男の生き様というか、男はこうあるべきであるというような男が持つある種の理想を上手く表現していると思う。

 

男は、なぜか利益とか全く関係なく、ただ理想のために死すら許容してしまう謎の生き物だと思う。

 

ただの意地と言ってしまえばそれまでだが、そこには突き動かすなんらかの想いがある。

 

この作品をただ組織への復讐の話と見るか、好きな女を救うための話と見るかは、分かれるが、最初と最後に語られる、師匠と弟子のある会話を読むと、後者ではないかと思う。

 

この師匠と弟子の会話は、仏教観を表している思う。

 

春の日は、悟りを開く前の弟子の状態で、秋の夜は、修行を積み、師匠の言う悟りを理解した後と考えるべきだろう。

 

悟りを開けば、一切の悩みは無くなるが、ただ、悩みが無くなっても、生きてる間は、感じることから逃れられない。

 

この世界が、空だと分かれば、分かるほど、この一瞬、一瞬が作られる度に、消滅を繰り返してる、この一瞬という瞬間しかない状態を悟れば悟るほど、この時間が非常に貴重で尊いものだと知る。

 

それを理解すればするほど、叶わない夢というのは、より悲しく感じてしまう。

 

ここで、師匠が泣いてる弟子を見て、感情に左右されてるようでは、お前はまだまだ修行が足らないというのは、回答が違う。

 

ここで師匠が何か言うとしたら、ようやく弟子が悟りを理解したと見るべきだろう。

 

この作品は、その状態をわかった上で見ると、余計悲しい話なのである。

 

この甘く悲しい人生を生かされていた、と。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4.8)

 

(まとめ:イビョンホンが出演した良作ハードアクション。完成された良い映画は、いつ見ても良い映画だと思う。ジャンル的には、復讐アクション映画ではあるけど、個人的には、これは恋愛映画であると思っている。恋愛作品というのは、当事者のやりとりが、ほとんど何も無くても(むしろ無い方が)、ただ、外から相手を見てるだけでも十分に成り立つのが不思議である。ただの妄想なんだけど。5点満点ではないところは、武器商人のくだり。あの部分がやや間延びしてる感は否めない。笑いを取りにいってるのが見え見えだし。あそこにあの変なキャラクターが必要かどうかは微妙だし。)

 

 

 

ある春の日

 

風に揺れる枝を見て

 

弟子が尋ねた

 

”師匠”

 

”動いてるのは枝ですか? 風ですか?”

 

弟子の指す方も見ずに

 

師匠は笑って言った

 

”動いているのは枝でもなければ

 

風でもない

 

”お前の心だ”

 

-?

 

 

 

ある秋の夜

 

夢から覚めた弟子が

 

泣いていた

 

その姿を見た師匠が

 

不思議に思って聞いた

 

”怖い夢か?”

 

”いいえ”

 

”悲しい夢か”

 

”いいえ”

 

”甘い夢でした”

 

”なぜ泣いている?”

 

弟子は涙をふきながら

 

低い声で言った

 

”その夢は叶わないからです”

 

-?

 

 

 

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映画「リバーズ・エッジ」の感想(ネタバレ)

2019.05.05 Sunday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「リバーズ・エッジ」の感想(ネタバレ)


■監督:行定勲
■出演者:二階堂ふみ 吉沢亮 上杉柊平 SUMIRE 土居志央梨 森川葵


【映画「リバーズ・エッジ」のあらすじ】

ハルナは恋人の観音崎にいじめられている山田を助けたのをきっかけに彼から誘われ、夜の河原に放置された“遺体”を見に行く。さらにその“遺体”を宝物として共有する後輩でファッションモデルのこずえが現われ、3人は奇妙な友情で結ばれる。やがて、山田に執着するカンナ、観音崎と体を重ねるカンナの友人ルミ、暴力性を抑えられない観音崎と、閉ざされた高校の淀んだ日常の中で、それぞれが爆発寸前の何かを膨らませていく。

WOWOWから引用

【映画「リバーズ・エッジ」の感想(ネタバレ)】 

 

 

岡崎京子の同名コミックを「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督が二階堂ふみ、吉沢亮らを迎えて映画化した青春映画、

 

「オオカミ少女と黒王子」の二階堂ふみが出てたので見てみた。

 

この作品は、原作コミックからの映画化らしいが、コミックは読んでないので、そことの比較はわかりません。

 

内容は、数名の高校生がそれぞれ抱える悩みや苛立ちが、お互い干渉し合い、次第に傷害(殺人未遂)や自殺?(焼身飛び降り事故)など暴力的な方向に進んでいくという話。

 

かなり内容は、生々しくショッキングな話になってるのだが、それ以上に一番印象的なところは、この作品で二階堂ふみが全裸になっているところだと思う。一人暮らしで家を満喫してるOLか、と言わんばかりの脱ぎっぷりだ。

 

ドラマでも普通に主演する位の旬な若手女優が映画で脱いでいるのは、それだけでもショッキング。大分前に沢尻エリカが映画で脱いだときがあったが、それに次ぐそっち系ではインパクトな作品じゃないかと思う。

 

この作品、総じて、愛と暴力ではないが、少女マンガ系の高校生恋愛映画の平和的な世界観とは異なる、売春とか薬、セックス、同性愛とかそっち方面の話題が日常的に描写されていて、見た目の印象はかなり気分が悪い世界観。

 

ちなみにエンタメとして、話が面白いかというと、かなり微妙で、そういう物語としての面白さはない。

 

誰目線で見て、共感するとかも、無くは無いが、根本的に特定の登場人物に深く感情移入して見る話でもない。ほとんどダメなヤツしか出てこないし。

 

そもそも映画の方向性が、この映画を見て楽しんでもらおういう感じの大衆向けに作られていない。

 

高校生位の年齢だからこそ持つ、若い時ならではの、快楽や興味だけで生きている攻撃性というかパワーみたいなのが、テーマの中心にあり、それをひたすらキレ味鋭く描くことに集中しているような作品で、作品の芸術点のみを狙っている作品。

 

ちなみに、物語の設定は、1980〜90年代位の話になっているが、登場人物を演じる二階堂ふみ、吉沢亮らが着てる服装や髪形などは、ほぼその当時のファッションを忠実に再現している。実際に30〜40年前?の映画と言われてもすぐには分からないほど、世界観や古さが当時を表現している。

 

画角も16:9のワイドではなく、ブラウン管全盛時代の4:3という当時の画面サイズや、画質も荒くして、作られていることも大きい。ビデオテープの時代というべきか。

 

ただ、客観的に当時のファッションを見て思うのは、登場人物全員の服装が等しくダせえなということ。その格好で外をうろうろするなと言いたい。

 

あの時代、その時代では、格好良いヤツや、オシャレなヤツも学校にいたと思うが、今見ると、まとめて全員がダサイ(笑)

 

個人的に、1960〜70年代とかのアメリカファッションは今見ても、それなりにイケてる(当時の良さがある)というものはあると思うが、この時代の日本の若者ファッションは、相当ひどいなと思う。そのまま過去の遺物として封印しておきたいレベルのダサさだ。

 

唯一、Tシャツだけは、今と同じ感覚で、そこだけはほとんど時代を感じない。そもそも現在でも昔のデザイン(ロックバンドTシャツ等)をあえて気に入って着たりすることもあるためか、違和感がない。

 

結局のところ、Tシャツという食で言えば、おにぎり的な位置の王道ファッションアイテムを着ていれば、時代に取り残されることなく、無難に通過することが出来そう。

 

今後もTシャツはファッションから無くならないだろうし、Tシャツの安定感は不滅だと思う。もともとオシャレ度が高いアイテムではないところが幸いしてるのだろう。

 

 

 

評価 ★★★★☆(星4つ)

 

(まとめ:二階堂ふみが女優魂を炸裂させてる青春エロ?映画。せっかく脱ぐなら画質が綺麗な現代映画で脱いでほしかった気もするが、そういう作品では無いところが、女優魂という気もする。作品のために脱ぐ的な。…最後に作品の本質について少し付け加えると、ある時期に非常に辛い経験をしたことによる人生への達観が描かれている。それは誰かに教えられた訳でもなく、そこを通過したことによる実感する。この映画は、作品として面白くは無いが、ひとつの作品の出来としてはかなり素晴らしいと思う。)

 

 

 

温かいものを温かいとか

 

冷たいものを冷たいとか

 

感じることだと思う

 

-?

 

 

傷つきながら忘れながら

 

思い出しながら

 

たまに…泣いたり 怒ったり

 

笑ったりしながら

 

感じて生きていきたい

 

-?

 

 

 

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