映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)

2018.10.20 Saturday 邦画 コメディ/お笑い

■映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)


■監督:板尾創路
■出演者:菅田将暉 桐谷健太 木村文乃 川谷修士 三浦誠己 加藤諒


【映画「火花(2017)」のあらすじ】

お笑いコンビ“スパークス”のひとりとしてデビューしたが、なかなか芽が出ない徳永。彼は、営業先の熱海の花火大会で先輩芸人の神谷と出会う。神谷は“あほんだら”というコンビで常識の枠を超えた漫才を披露し、徳永を魅了する。神谷に誘われて飲みに行った徳永は弟子入りを志願し、承諾した神谷は、徳永に自分の伝記を書いてほしいと頼む。徳永と神谷の交流はしばらく続くが、やがて彼らの前には厳しい現実が立ちはだかる。

WOWOWから引用

【映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)】 

 

吉本のお笑いコンビ:ピースの又吉直樹の芥川賞受賞作を、同じく吉本の板尾創路が監督し、菅田将暉と桐谷健太の共演で映画化した人間ドラマ。

 

又吉の大ヒット小説の映画版がWOWOWで初放送(たしか8月ごろ)したので見てみた。

 

この作品は、原作小説を珍しく読んでいたので、その原作との比較になるが、ところどころカットされてるシーンもあると思うが、内容は、ほぼ忠実に再現してるし(変なアレンジはない、ラストのオチも同じ)、映像の雰囲気も小説で読んだ時の感じにかなり近く作られている。

 

その上での感想だが、この作品を面白さ(笑い)という部分のみで評価すると、映像化したことで文章として読んだ時の言葉自体から来るボケの面白さは、会話としてしゃべりになると、ただのセリフとして流れてしまって、ボケ1個1個の面白さが伝わりづらい。

 

酒屋での神谷との初対面の徳永のボケ、その他の徳永の急なボケなど。※限界集落等

 

また芸人を俳優が演じていることで、演技自体の安定感はあるが、小説では、登場人物のキャラクターがボケていてもどこか、想像で又吉が言っている(考えている)風に脳内変換が可能であったが、映画になると俳優(菅田将暉)が直接ボケている風にしか見えないので、ボケの破壊力は弱くなる。

 

このボケるという作業は、何を言うかも重要だが、誰が言ってるかというその人物のキャラクター、さらに言うと、その人物が持ってる好感度がかなり影響すると思う。

 

菅田将暉は、演技は言うことはないが、ただ好感度があるかというと、俳優として成功してる部分もあり、見た目もそれほど好感度がある訳でもないので、背景を見てしまうと微妙に思う。個人的に好きかどうかというのが大きい。

 

やはり本人が、多少不幸な人物(容姿や背景に難がある)の方がボケの威力(説得力)がある。

 

小説では面白いという部分は、どこかあの又吉が言っている(想像できる)と、感じられるからだと思う。

 

いろいろ書いたが、俳優が演じても、火花という作品として面白い部分は健在で、やはりこの映画(作品)というのは、個人的には、技術はあるがそんなにお笑い的に面白くない徳永とその先輩芸人の神谷という芸人二人の内輪笑いのエピソード(トーク)集なんじゃないかと思っている。

 

もちろんお互いある程度才能(センス)はあるのだが、ところどころ芸人、芸人にしてるところが、逆に寒い時(スベってる)もあって、やはり売れない芸人なんだと思うときもある。

 

結局のところ、この作品は、芸人を辞める客前での最後の漫才はメインストーリーとしての盛り上がりがあるが、個人的には、神谷という奇抜な先輩芸人が、”最終的に巨乳になる”というベタな笑い(オチ)が作品として一番面白いところなんじゃないかと思う。

 

特に見終わってストーリーを振り返ったときに、コイツ最後は巨乳になるんだなと思うと、序盤でのそういう兆候(奇怪な行動)がちらほら用意されていて(すべてがフリになっている(手法に囚われない奇抜な漫才、同居者との別れなど))、リアリティがあり、なんとなく納得できる。

 

小説を先に読んで、すでにオチを知ってる人間としては、映画は、序盤(登場)から面白さがある。実写となった神谷が途中に笑いについて真面目に語ったりする時もあるが、結局、なんだかんだでコイツ最後巨乳になるんだな…と思うとすべてがホントにバカらしい(笑)

 

売れずに芸人を辞めて真面目に就職する道を選ぶ徳永と、芸人のまま人として修正が効かずどんどん道から外れていく先輩の神谷、この対比なんだと思う。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:かなり原作に忠実に再現した吉本タイアップ映画。最後に批判的なことを付け加えると、作品の面白さ(笑い)は別にして、この主人公(徳永)に人としてほとんど共感できないのはなんなんだろうか(笑) 普通は、主人公のキャラに共感して、主人公目線で動向を楽しめるのだが、この作品は、そういう目線ではなぜか見れない。芸人として頑張っているのはわかるが、だからと言って応援するほど魅力がある人物には見えない。なのでどこか他人事の範疇。芸人としては成功できなかったが、ある程度、自分を表現できてるし、好きなことを好きなようには出来ているし、誰かがそれを故意に邪魔してる(邪魔されてる)訳でもない。少なからずファンもいるので、極度にモテない訳でも無さそう。結果以外、特に言うことないんじゃないかな。)

 

 

 

 

お前は家族と別々に死ね

 

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映画「007/スカイフォール」の感想(ネタバレ)

2018.10.14 Sunday 洋画 アクション/SF

■映画「007/スカイフォール」の感想(ネタバレ)


■監督:サム・メンデス
■出演者:ダニエル・クレイグ ジュディ・デンチ ハビエル・バルデム レイフ・ファインズ ナオミ・ハリス ベレニス・マーロウ アルバート・フィニー ベン・ウィショー


【映画「007/スカイフォール」のあらすじ】

世界中のテロ組織にNATOが潜入させている工作員のリストが盗まれる。英国の諜報機関MI6の“007”ことジェームズ・ボンドは、トルコの地でリストを奪還する任務に失敗し、上司であるMのMI6での立場は危うくなる。そんな時、MI6本部が爆破される事件が発生。ボンドはリストを持ち去った人物を追って上海に飛ぶが、やがて一連の事件の黒幕が、かつてMの部下で今も彼女に恨みを抱く元工作員シルヴァだと判明し……。

WOWOWから引用

【映画「007/スカイフォール」の感想(ネタバレ)】 

 

 

“007”シリーズ誕生50周年を記念するシリーズ第23作。今作は、「アメリカン・ビューティー」「ロード・トゥ・パーディション」のサムメンデスが監督。

 

前回、007の第22作目の「007/慰めの報酬」を見たので、続けて23作目も見てみた。

 

それほど期待してた訳ではないが、冒頭から掴みのアクションが凄くて引き込まれる。

 

今回は、特にパワーで押してくるというか、アクションに派手さがある。「007/慰めの報酬」は、冒頭、カーチェイスだけだったが、この「007/スカイフォール」は、カーチェイスの末、列車の貨物に詰まれたショベルカーに乗り込んで、積荷の車の上を踏み潰して進んだり、列車の屋根をショベル?で引っぺがしたりと、もうやってることが無茶苦茶。

 

そして、追いかけっこの末に仲間の弾に当たって、滝に落下してボンドが死ぬ(仮)という衝撃展開。

 

この23作目は、冒頭のアクションに始まり、感情移入しやすいストーリーの構成(どん底からの再起(ボンド、MI6本部ともに))、キャラクター(敵役:ハビエル・バルデム)の立ち度など、かなり細部まで練られていて、作りの良さを感じる。

 

個人的に、サムメンデス監督は、「アメリカン・ビューティー」「ロード・トゥ・パーディション」は、良作品の記憶があるし、その他もそれほど外した印象はないが、アクション大作の007作品を担当しても、いい感じに仕上げてきていて、やっぱりジャンルは違えど、もとが良ければ、良い作品が出来るんだなと思う。

 

ちなみに、最後のスコットランド?でのろう城戦は、家を爆破した後、特に何もしていない(手りゅう弾投げてたのと、少し爆破に巻き込まれただけで)敵役のシルヴァ(ハビエル・バルデム)が急に疲れてやる気を失ってしまったのは、ラストとしては、かなり拍子抜け。

 

特にこれと言ってなにかしてた訳でもないけど、移動が多いと、それだけで疲れてテンションが下がるってのはあるけど、映画なのでそんなところを反映してもという感じはある。本当の原因は、爆破に巻き込まれたからだと思うけど、どっちにしても、ボスキャラなので、メンタルの弱さは描かなくてよい。※そもそも対決前に疲れるってなんだよ。

 

サムメンデスって、「アメリカン・ビューティー」でもちょっと笑えるポイント?(おっさんが女子高生にマジになる(嵌る))みたいな(シュールさ)のがあったけど、この「007/スカイフォール」もシルヴァ(ハビエル・バルデム)で、そういうのを狙ってたのかな。

 

そもそも最後に疲れるってなんだよ。別に疲れても、いいけどその事を口に出すなよ(笑)

 

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:よく考えるとなんかちょっと空気感が面白い007の第23作。個人的には、正統派なアクション映画としてはたぶんダメだと思うけど。ただ、こういう目線で見ると、ボンドが冒頭に滝に落ちて死ぬっていうのも、実際は、製作者としては、笑わそうとしてたのかもしれない。みんな真面目な顔して演技してるから、そこに気づきにくいけど、あきらかに設定はコント。今よ撃って!って言って弾が味方に当たっちゃうんだもん。しかもそのまま滝に落ちて流されちゃう。やっぱり笑わそうとしてる?、これ映画館で見てたら何人か笑ってる人いると思う。…話は変わるが、この作品、WOWOWとスターチャンネル(たまたま無料放送)で同じ時期に放送してたので、両方録画して少し見比べてみたら、スターチャンネルの方が音が良かった。(※映像の違いはわからない、液晶テレビでは)このスカイフォールは、映画が始まって冒頭に007のテーマ音みたいなラッパの音(♪チャ、チャン)が一瞬だけ鳴るが、その音の抜けが全く違った。WOWOWは、音が詰まって響かないが、スターチャンネルは、耳にキンキンするほど、気持ちよく音が抜ける。WOWOWは音が悪かったなんてちょっとショック。これからは、スターチャンネルかな。)

 

 

 

引き際が悪いのは恥だ

 

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古風な物は捨てがたい

 

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食物連鎖だな

 

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映画「007/慰めの報酬」の感想(ネタバレ)

2018.09.30 Sunday 洋画 アクション/SF

■映画「007/慰めの報酬」の感想(ネタバレ)


■監督:マーク・フォースター
■出演者:ダニエル・クレイグ オルガ・キュリレンコ マチュー・アマルリック ジュディ・デンチ ジェフリー・ライト イェスパー・クリステンセン ジャンカルロ・ジャンニーニ


【映画「007/慰めの報酬」のあらすじ】

自分が愛する女性を殺した者への復讐を誓った英国情報部のボンド。彼女を操っていたミスター・ホワイトを捕まえ、その背後に国際組織の巨大な陰謀があったと知る。ハイチへ向かったボンドは組織の幹部、ドミニク・グリーンに接近。表向きは慈善団体のCEOであるグリーンだが、ボリビアの土地に眠る貴重な天然資源の独占を狙っていた。ボンドはグリーンと共謀するボリビアの将校への復讐を目指す女性カミーユと組織を追うが……。

WOWOWから引用

【映画「007/慰めの報酬」の感想(ネタバレ)】 

 

 

ダニエルクレイグが主演した”007”シリーズの第22作目で前作「カジノロワイヤル」(2006)の続編のスパイアクション。

 

最新作の「スペクター」(2015)がWOWOW初放送に合わせて007シリーズを一挙放送してたので、過去作を振り返る意味でもう一度見てみた。ちなみにこの「007/慰めの報酬」は2008年の作品なので、今からもう10年も前の作品になる。

 

ピアースブロスナンから2006年の「カジノロワイヤル」で主役が新しくダニエルクレイグに交代したが、もうそのダニエルクレイグになって、10年も経ってるのかと思うと意外と時の経つ早さを感じてしまう。

 

ちなみにこの「007/慰めの報酬」は、今から10年前の作品だが、今見ても全然古さを感じず普通に見れる。

 

少し前にマットデイモンの「ジェイソンボーン」を見たが、同じスパイものでもストーリー的には、こちらの方が良いし、アクションも感情が乗っていて惹きつけられる。

 

ちなみにボンドガールは、今回オルガキュリレンコだが、他の作品のボンドガールと比べるとセクシーさと存在感が大分足りていないように思う。※役柄のイメージとセクシーなシーン自体がないというのもあるとは思うけど。見終わってもどうも印象が弱い。

 

パーティなどでドレスアップすればそれなりに目立つが、普通の現地人みたいな格好してるシーンだと、ホントにその辺にいそうな感じで、オーラがない(笑)(役に成りきってるといえばそうかもしれないが)

 

特にカメラを引きで捉えたりすると、これってボンドガールだっけ?と思うこともある。

 

もともとは白人だと思うが、必要以上に日焼けし過ぎているのも影響してか、東南アジア系に見えてしまい、いわゆるボンドガール感(美女感)を感じにくい。途中からボンドを帰国させようとして、のちに殺されてしまった諜報員の女性の方がセクシー(美女感あった)だった。

 

やはり個人的な希望で人の好みもあるが、ボンドガールは、ぱっと見た時にアっと思わせて欲しい。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:ボンドガールの存在感があんまりなかった007シリーズ22作目。今作は前作で恋人を亡くしたボンドの怒りがテーマでもあるので、終始アクションや行動がキレているが、その辺も見どころ。※必要以上に暴力的で人も殺してるけど。あと冒頭からいきなり説明もなしに派手なカーアクションで始まる掴みも良い。)

 

 

 

 

若い時は

 

簡単に善と悪の区別がついた

 

だが年を取るとそれが難しい

 

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死者は復讐など求めない

 

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映画「ウォークラフト」の感想(ネタバレ)

2018.09.20 Thursday 洋画 アクション/SF

■映画「ウォークラフト」の感想(ネタバレ)


■監督:ダンカン・ジョーンズ
■出演者:トラヴィス・フィメル ポーラ・パットン ベン・フォスター ドミニク・クーパー トビー・ケベル ベン・シュネッツァー


【映画「ウォークラフト」のあらすじ】

人間やエルフ、ドワーフなどが共存する平和な世界アゼロス。だがある時、滅びゆく異世界ドラエナーを捨てたオーク族がアゼロスに侵攻を開始した。人間たちは強力な魔力を持つガーディアン、メディヴの力を借りて来るべき戦いに備える。そんな中、アゼロスの騎士ローサーは、人間とオークのハーフであるガローナと出会い、戦争を避けようと試みる。2人は同じくこの戦いに疑問を抱く高潔なオークの戦士デュロタンに接触するが……。

WOWOWから引用

【映画「ウォークラフト」の感想(ネタバレ)】 

 

 

PCゲームを「ミッション: 8ミニッツ」のダンカンジョーンズ監督が映画化したファンタジーアクション大作。

 

PCゲームを映画化したという番組情報を見て選んでみた。

 

あらすじのオークやドワーフという独特な単語からもわかるが、ロードオブザリングのような様々な人種?が共存した世界の話。

 

この作品、ピータージャクソン監督の「ロードオブザリング」を先に見てる人にとっては、「これもろロードオブザリングじゃん!」と言ってしまいたくなるほど、世界観が酷似している。たまたま世界観がかぶってしまったというよりかは、似た世界観なのである部分でロードオブザリングを参考にして作っていると思われる。

 

特に背景のCG部分などはロードオブザリングと言ってもおかしくないほど似ているので、たぶんロードオブザリングの時のスタッフ(制作会社)にCGを依頼してるのかなと思う。でないのないなら、逆にこれだけ似せれるのは逆にすごい。

 

ちなみに作品としてだが、「ロードオブザリング」に似ているのを前提としても、CGやアクションの描画クオリティは、「ロードオブザリング」と同水準をキープしていて、CGでは特にわかりやすい粗は見られないし、B級映画の感じはしない。さすがにCGとしての合成感は出ちゃってる部分はあるが、それはこの映画に限った話ではない。

 

ただ、CGのクオリティは、高いのだがそちらにお金を掛けすぎたためか、主要キャストがほとんど見たことが無い人たち(個人的に)で構成されていて、オーク(特殊メイク&CG)に対して生身役者が演じる人間側の説得力が大分弱い。

 

見たことが無い人たち(自分が知らない人)でも演技が上手い役者やオーラがある役者(映画映えする俳優)はいるが、どうもこの作品に出てる主要キャストはどの俳優も迫力がない(笑)

 

例えば、カドカーという新米?魔法使いがいるが、のちにこの”ウォークラフト”の世界の大事な守護者に取って代わる結構大事な役を担うのだが、ずっと顔に緊張感がない(ハリウッド映画のライトなコメディ映画に出てる顔なのだ)。

 

新米魔法使いという出来損ないキャラという評価では、このキャラで合ってるのだが、話が進むに連れて、この役は成長するが、その成長に俳優の(演技、雰囲気)がついてこれていない(笑)

 

この成長がついてこれていない魔法使いがいるのに対して、この国の王様役(俳優名がわからないけど)は始めから顔に王様っぽい迫力がない。(ちなみにダメな王様という設定なら、それはそれでいいが、この王様は一応出来る王様設定になっている)

 

普通、国の王様って見た目ですぐコイツだなって一発で分かるけど、この映画、他の部下(兵士)と一緒にいると、服装が似ているのも影響して、「え、どれ?」ってなってしまう。頭に王冠をしてるのを見て、ようやく、あ、こいつか!ってわかる(笑)

 

とりあえず人が多い場合(兵士とかに囲まれている時)は、王冠してる人を探さないと、王様の居場所がわからない。

 

ちなみに息子を途中で殺されてしまう部下の剣士みたいな方(主役:ローサー)が、どちらかと言えば、王様顔。ロードオブザリングでいえば、アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)みたいな顔と役割を担っている。ただ、こっちもロード〜のヴィゴ・モーテンセンに比べると迫力が大分足りない。

 

最後に活躍するシーンがあるけど、どうもインパクトが弱い。

 

あと女オーク(半人間 役:ガローナ)も出てくるが、最初の方は存在感あったのに、最後に人間の王様を殺して(人間との橋渡しとなるため)、でかいオーク達に囲まれて皆からたたえられる一番彼女に注目が集まるシーンになると、急に演技がド下手?(弱く)になって、存在感が無くなってしまう。周りのCG怪物たちに飲まれてしまう。

 

この映画、唯一最後までちゃんとしてたのは、守護者と呼ばれる魔法使いで裏切りモノとなってしまったメディヴ(ベン・フォスター)かな。彼は一人この世界観を作れていたと思う。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:キャストに恵まれなかったロードオブザリング風ファンタジーアクション大作。ダメなところを上げるとキリが無いが、CGクオリティが良いのと、ロードオブザリングみたいな世界観を久々に味わえたというロードオブザリングファン目線で見れば、結構当たりの作品。結局のところロードオブザリングの出来が良かったというところに落ち着いてしまうんだけど。もう少し、オークの外見が良ければ、感情移入もしやすいが、オークのデザインの見た目が悪い。あちら側(目線)の話も描くなら、デザインとしての好感度も考えるべきと思う。あれはどう見ても人間に退治される側の見た目ですね。あと、もう少し実写の部分でロケをしていれば、この世界観に説得力が増えたと思う。どうもこの国に住んでいる民衆という目線が足りていない。王様周辺の人たち(上層部)の話しかほとんど出てこない。)

 

 

習わしを汚せば

 

皆を失う

 

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WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)

2018.09.08 Saturday WOWOW ドラマ

■WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)

 


■監督:村上正典 都築淳一
■出演者:玉山鉄二 谷原章介 渡部篤郎


【WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」のあらすじ】

警察を辞めて1年、生活のため探偵事務所で浮気調査をしていた武藤(玉山鉄二)に警視庁人事二課の環(渡部篤郎)から電話が入る。内容は、少額の身代金を要求し確実に儲ける“小口誘拐”を秘密裏に調査してほしいという特命だった。犯罪捜査には二度と関わらないと決めていた武藤だったが、犯人グループが未成年者の集団の可能性があると聞かされ動揺する。1年前、武藤の妹は未成年者に殺害されたのだ―。

WOWOWから引用

【WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)】 

 

貫井徳郎の社会派サスペンス小説「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」を「犯罪症候群」のタイトルでWOWOW×東海テレビ(フジテレビ系)で連続ドラマ化したサスペンス。

 

つい最近(二週間くらい前)、「犯罪症候群」が2シーズン通して一挙放送してたので、根こそぎ録画して一気に見てみた。

 

玉山鉄二と渡部篤郎という正統派な組み合わせ+タイトルに結構期待値は高かったのだが、見てみるとWOWOWのドラマの割りに意外と内容は普通だった。※WOWOWドラマには結構期待している自分がいる。

 

序盤こそ渡部篤郎のためた演技ともったいぶった演出で、個別の事件が最終的にひとつの大きな何か(陰謀)に繋がっていくような、深い陰謀話のように見せかけていたのだが、蓋を開けてみると、それほど驚くような話ではなかった。「MOZU」とかの方が陰謀の闇が深い。

 

ちなみにこのドラマ、シーズン1(地上波)とシーズン2(WOWOW)では、方向性が違う。シーズン1はなんとなくフリで、シーズン2がまとめ(本題=オチ)になっている。個人的には、このドラマはシーズン2だけで十分かなと思う。

 

その理由だが、ここから完全にネタバレになるが、この犯罪症候群は、話をまとめると、妹を少年犯罪で亡くした武藤(玉山鉄二)と、同じく恋人(武藤の妹と付き合っていた)を亡くした先輩刑事の鏑木(谷原章介)の犯罪被害者の話で武藤は、加害者を殺そうとしたができず刑事を辞め、一方、鏑木(かぶらぎ)は、恋人を殺された後も刑事を続けたが、のちに刑事という立場を利用して加害者への復讐代行(殺人代行)するようになっていた(実は先輩(友人)が犯人)、という隠されたオチがある。

 

この加害者への復讐の是非がこのドラマの核(問題提起)であり、それぞれが別の道を辿ることになってしまった悲しい二人の刑事の姿を見せたいらしい。この話がシーズン2のラストになっていて、鏑木は最後に撃たれて死んで、そのまま終幕。

 

ただし、シーズン1では、鏑木の復讐殺人事件には一切触れていない。もちろんこれがこのドラマの大オチな訳で謎にしときたい気持ちはわかるが、すべてわかった後でもシーズン1の事件とつながっていない。

 

繋がっているような雰囲気こそ出しているが、最初の事件の証拠を追っていったら、鏑木の事件と繋がっていたという流れでは決してないのだ。どちらも別の事件である。

 

環(渡部篤郎)は、人事課だが表向きに捜査できないような特殊な案件を担当している。シーズン1では、失踪事件と誘拐事件の話を持ってくるが、これは環と武藤の信頼関係を構築する過程、武藤が自身の復讐心を乗り越えていく過程の捜査(話)ではあっても、鏑木の復讐殺人の話と、その前の個別事件とは一切関係ない。

 

しかし、遠まわしにそこ(何か別の大きな陰謀)と繋がってるような?陰謀話(フリ)にしている。

 

っというか、この犯罪症候群は、シーズン2が一番やりたい本丸のドラマで、シーズン1は、そこにたどり着くまでのアイドリング的な話に思える。シーズン1で集めた証拠をシーズン2で使うような、そういう海外ドラマのような展開にはなっていないので注意が必要。

 

そもそもWOWOWの紹介文にある貫井徳郎の社会派サスペンス小説「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」を「犯罪症候群」としてドラマ化してることからもわかるが、ドラマ化にあたり三冊を強引に合体(統合)させていると思われる。

 

小説自体はそれぞれ個別の事件だと思う。

 

本来は直接的に物語は繋がってはいないけど、とりあえず連続ドラマにするなら、前後の話が繋がっていた方がいいよね的なことだと思う。

 

その強引さだと思うが、本当は話は繋がっていないのに、繋がってるような体(てい)にしたことで、環という刑事のもったいぶった存在感に現れるが、逆にそれが最後になって大きな肩透かしになる。

 

ちなみに彼の野望がシーズン1で明らかになるが、意外と普通のこと(この世から犯罪を無くしたい?だったかな)を言っている。今までのキャラクラーの世界観と違う。もったいぶらずに最初から普通に言ってくれていい。

 

ちなみにシーズン1でもったいぶっていた割りには、シーズン2の1話目で、すでに鏑木が復讐殺人に関与しているだろうということは、流れから予想ができてしまう。

 

明らかにはしていないけど、流れから大抵の人はわかる。なのでシーズン1で溜めてたような秘められたオチでもなんでもない。

 

そもそもシーズン2の1話目の段階で、流れから大オチがわかってしまうので、あと3話あるけど、犯人ばれてる手前、それ以降なんか見る気が急激になくなってしまう。このドラマの構成は一体どうなってるんだろうと。

 

一応別の殺人(事故)を扱って、どうにか紛らわせているが(鏑木はそっちの事件に必死になっているけど)、オチがわかってしまっている以上、他に事件の謎があったところで、そっちは大した問題に思えない。

 

しかも、こっちの頭の中では、最後に、どうせ武藤と鏑木が対峙するお決まりのシーンがあるんだろうというところまで、想像できてしまってるし、実際もそうなので、本当にどうしようもない。

 

時々(シーズン1で)、環が上層部と密かに会話しているシーンがあったりもして、事件の裏に他に大きな陰謀を含んでいるように見せているけど、結局、蓋を開けたら鏑木の復讐殺人だったのかよという部分なので、オチが相当弱い。

 

警察としては、末端の警察官が代理殺人をしていたのは、かなり問題ではあるが、事件の規模と最初の方の演出(持ち上げっぷり)が全然割りにあってない。途中政治家がどうのとかあったが、特に他の省庁や政府が絡んだ汚職や大事件には発展していない。

 

このドラマの無駄な持ち上げ演出は一体なんだったんだろう。あそこまで持ち上げなければ、シーズン2も普通に見れたのに。非常に構成が悪いですね。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:復讐の是非というテーマの完成度(問題提起)は高いが、ドラマとしては、微妙な刑事ドラマ。演出は、かなり落ち着いてじっくり描いてはいるが、感情移入や吸引力は、なぜかかなり弱い。内容が内容なのでもっと共感できてもいい気がするが、思った以上に感情移入しないのは(もちろん状況は共感できるが)、玉山鉄二、谷原章介ともに男前過ぎるのと、意外と人間的弱さが見えないところだろう。個人的には、”監査役 野崎修平”的なドラマを期待してたけど、これは違ったようだ。)

 

 

憎しみは風化しない

 

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復讐しても地獄

 

復讐しなくても地獄

 

いずれも地獄

 

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