- 2024.03.11 Monday
映画「ブラックアダム」の感想(ネタバレ)
映画「ブラックアダム」の感想(ネタバレ)
■監督:ジャウマ・コレット=セラ
■出演:ドウェイン・ジョンソン ピアース・ブロスナン オルディス・ホッジ クインテッサ・スウィンデル ノア・センティネオ サラ・シャヒ
映画「ブラックアダム」のあらすじ
武装組織インターギャングに支配された国カーンダック。考古学者アドリアナは、古代の遺跡から伝説の王冠を発見するが、尾行していたインターギャングに襲撃され、思わず封印された破壊神ブラックアダムを目覚めさせてしまう。彼を危険視した米国政府はヒーローチームJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)を派遣、ブラックアダムはJSAとの激闘の中で、民衆から古代の英雄が復活したとたたえられるのだが……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/189612/-/01
【映画「ブラックアダム」の感想(ネタバレ)】
「ジャングル・クルーズ」のジャウマ・コレット=セラ監督が「ワイルドスピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演にDCコミック原作のアンチヒーローを実写映画化したアクション大作。
ドウェイン・ジョンソンがヒーローを演じてるという事で見てみた。
内容は、マーベルのアベンジャーズのヒーロー作品に対抗するDCコミック版のヒーローたちの活躍を描く作品で、ヒーロー映画が日々量産されてる現在では、特に内容に新しさはないが、そこそこのスケールとクオリティで作られている。
主役であるブラックアダムに関する背景や地球防衛軍的なJSAヒーローたちの存在も、その部分だけ見れば、アベンジャーズには劣るもののヒーロー作品として悪くはない。
ただ、問題が彼らヒーローを精神的に支える?唯一の一般人母子の立ち位置。
この母子の行動がとにかく自分勝手すぎて、全く感情移入できない。っというか見てていちいち腹が立ってくる。
妻と子を亡くしたブラックアダムの背景になぞらえて、父を殺されてしまったこの母子に共感したブラックアダムとJSAメンバーが一時協力して助けるという物語で構成されているが、その動機設定もういいわ!と思うほど、この母子の共感設定が荒い。
母親が息子のことに関してヒステリー過ぎるし、息子は生意気+自己中で、じっとしてれば、何も起きないのに、いちいち前に出てきては問題を起こし、それによって勝手にピンチになったりと、面倒が増えてイライラする。
そもそも、息子の年齢設定が高過ぎで(見た目中高生位)、ピンチになったところで助けたいとも思えない。そもそもだが、見た目もあるが、可哀想という感じが微塵も起きないのは人選で問題。
個人的に、このイライラ母子のせいで終始敵側を応援していた。
評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)
(まとめ:ヒーロー単体の物語は良いが、それらをまとめる共感設定が雑過ぎる惜しいDCヒーロー映画。一応最後まで見たが、125分という時間も2時間半映画のようにやたら長く感じた。人間関係の物語をもう少し上手くまとめれば、もうちょいマシな作品になったと思う。とりあえず、脇役の母子は、個人的に終始いらなかったですね(笑)。プラス面が見つけられない。)
>>ブラックアダム
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