海外ドラマ「ナイトシフト4 真夜中の救命医 ザ・ファイナル」の感想(ネタバレ)

2018.04.19 Thursday 海外ドラマ

■海外ドラマ「ナイトシフト4 真夜中の救命医 ザ・ファイナル」の感想(ネタバレ)
 

 

 


■監督:-
■出演者:オーエン・マッケン ジル・フリント ブレンダン・フェア ロバート・ベイリー・ジュニア     JR・レモン    スコット・ウルフ タナヤ・ビーティ マーク・コンスエロス

WOWOWで放送していた海外ドラマ「ナイトシフト4 真夜中の救命医 ザ・ファイナル」を鑑賞。

【海外ドラマ「ナイトシフト4 真夜中の救命医 ザ・ファイナル」のあらすじ】

ポールの父親で脳外科医のジュリアンが病院を買収し、多くのスタッフがERを去った後、病院に残ったスコットら一部のスタッフは人手が足りない中、次々とやって来る患者の治療に追われていた。一方、山火事の現場に取り残された消防団のマックの捜索をしていたジョーダンとドリューは重傷を負ったマックを発見し、近くの退役軍人病院へ搬送する。同じころ、シリアの難民キャンプで爆撃に巻き込まれたTCは……。

WOWOWから引用

【海外ドラマ「ナイトシフト4 真夜中の救命医 ザ・ファイナル」の感想(ネタバレ)】  

 

ERのナイトシフト(夜間勤務)で働く人たちを描いた海外ドラマ「ナイトシフト 真夜中の救命医」の最終章(シーズン4 ※全10話)。

 

海外ドラマ「救命医ハンク」に一時出演していた女優のジルフリント(救命医ハンクではたしか病院長)がほぼ似たような役柄で出演していた(こちらではERの医者)ことから見始めていた「ナイトシフト」が今年の放送でファイナルシーズンを迎えたということでこちらも見てみた。

 

最近は、プリズンブレイクに始まりなんだかドラマばかり見ているが、ドラマも面白いものに当たると、それだけで十分楽しめる。映画は、毎回設定(俳優やストーリー)をイチから覚えなければいけないが、ドラマは、キャラクターを最初に覚えてしまえば、後は、ストーリーに集中できるので良い。

 

ちなみにこの「ナイトシフト」もテンポが良くて、見始めると普通に最後まで見れてしまう面白い医療ドラマではあるが、何分生き死にを扱うERが舞台のため、様々な病気や何かしらで人が死んだりすると時折見てて、気が滅入ってくる。

 

特にこのシーズン4は、最終章(ファイナルシーズン)ということも影響してか、前シーズンと比べると人が死ぬことに対する、配慮が足りなく、内容が大分ひどい。

 

まず、シーズン3の最後にER長をクビになってしまった中国系のトファーが、シーズン4では最初からキャスティングされていないのだが、途中で事故ということであっさり亡くなってしまう(死んだことになる)。

 

例えば、しっかりキャスティングされていて、途中で事故に合って死んでしまう(そういう死ぬまでの一連のシーンもあって)なら、ストーリー上、まーしょうがないかなとあきらめられるが、このシーズン4では、キャスティングされてないのをいいことに、ただ電話で彼が死んだという連絡だけ伝えられただけで処理されるという、あきらかに手抜きの展開がある。

 

しかもこのドラマでの彼(トファー)のポジションは、準主役級で、結構重要なメンバーだったのに。

 

せめて死に顔だけ(葬式)の出演もあれば、まだ納得も出来るが、それすらも一切無く、とりあえず彼は死んでしまったという電話連絡だけがあり、彼が新たに出演するシーンは一切ない。

 

ERのスタッフは、その後にトファーの死を嘆いたり、悲しんだりという、一応気を使ってるシーンこそ用意してはいるが、それだけでは、到底納得はできない。

 

どうもこの部分で制作上の都合かなんらかの俳優との問題があったのだろうという気がしてストーリーに集中できない。そもそも一人だけクビになったうえ(他のメンバーは結局復帰する)に事故で死ぬってどれだけトファーはついてないんだ。

 

ちなみにこのシーズン4はそれだけでなく、悲しい出来事や見てて腹立つエピソードがかなりある。

 

看護師のケニーが、ジムでの組み手トレーニング中に、相手(ロック)に首を強く絞められて(タップしてるのにやめない)一時的に半身麻痺になるというエピソードもある(6話)。このエピソードも相手が元軍人で精神が不安定なのが原因で起きた事故であるが、この相手が全くそのことを悪びれる様子も無く、見ててとにかく腹立つ性格の持ち主。

 

ちなみに彼を唯一、擁護していたマックが彼に逆恨みされてのちに刺されて殺されるという、さらに救いのないラストが待っているのだ。一応ケニーは、半身不随にならず健康を取り戻すが、この話の展開には、見ててイヤになってくる。あいつはなんなんだ。

 

っというか、退役軍人で精神的に悩みを抱えていたマックをこれまで育ててきた展開が、殺されたことですべて無駄になっている。このストーリーの流れはひどい。

 

そのほか、TCが正義感から助けた極悪人が、MRI検査の途中に警官から拳銃を奪い、検査員と警官を射殺して、換気口に逃げるという話もある(※9話)そして、SWATは、なんとか彼を生け捕りにしようとする。もうそんなヤツは見つけ次第、撃っていいわ。

 

こういう見てて、気分が悪くなる話がシーズン4ではよくある。

 

このナイトシフトを見てると、極悪人は、治療しないで、そのまま死なせた方が、結果的に良かったという結論にしかならないような話が多くてイヤになる。特に必死の治療中にも常に悪態をついているヤツは、もう助けなくて、そのままでいいんじゃないかなと思う。人を助ける医者としての精神に反するのかもしれないが。

 

この悪人を助けたことで、のちに結果的には撃たれて死んだ善人(警官と検査員)がかわいそう過ぎる。しかも、亡くなった彼らはメインキャストではないからか、そのことは大きく触れられないまま話が進んでいたりするので、もう勝手にしてとしかいいようがない。

 

さらにいうと、TCの義理姉(薬物依存症)が、途中で橋から飛び降りて自殺するが、遺体は見つからないのか行方不明のままほったらかし、それと、シーズン4で新しくキャストとして加わった看護師から医者になったケインは、最終回に近づき急に誰かから追われる身となっていて、病院から急に姿を消したのはいいが、途中で追っ手に捕まった後は、行方不明のままそちらも音沙汰なし。

 

どちらも未解決のまま、とりあえず衛生兵の指導という病院のメインストーリーの短期目標のみ達成するが、そのほかの部分では、サブストーリーの未回収具合と突然のメインスタッフの急な決断でのバラバラな行動具合には、もう何も言えない。

 

これほどファイナルシーズンで未解決が多いというか、強引で都合が良い終わり方をするドラマはないんじゃないだろうか。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:あきらかに打ち切りになったと思われるナイトシフトのファイナルシーズン。脚本家のこれが描きたいという意志が無いような、取ってつけた展開のオンパレード。エピソードの角を突けば、ダメさがこれでもかと出てくる。シーズン3のラストでの強引な盛り上げ(TCがシリアで戦闘に巻き込まれる)から始まったこのシーズン4だが、その予想は、当たっていたのかもしれない。あきらかにシーズン3で終わっておくべきだった。とにかくシーズン4では、軍人に対する持ち上げがより過剰になった。それがこのドラマをダメにしてしまったと思う。さすがに正義感が共感の度を超えて、ただただ暑苦しくなっただけ。)

 

 

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映画「プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク」の感想(ネタバレ)

2018.04.17 Tuesday 海外ドラマ

■映画「プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク」の感想(ネタバレ)


■監督:-
■出演者:ウェントワース・ミラー/ドミニク・パーセル/ウィリアム・フィクトナー/アマウリー・ノラスコ/ロバート・ネッパー

WOWOWで放送していた映画「プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク」を鑑賞。

【映画「プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク」のあらすじ】

マイケルとサラは、リンカーンとスクレの立ち合いで挙式する。しかし、その結婚パーティー中、サラがクリスティーナ殺害容疑で逮捕されてしまう。マイアミ刑務所の女子棟に留置されたサラは、フォックスリバーで脱獄に手を貸したことで刑務官らにリンチを受ける。また、男子棟に収監中の将軍は、自身の死刑の前にサラを殺害しようとしていた。一方、面会さえも許されないマイケルは、サラの脱獄計画を練り始める……。

WOWOWから引用

【映画「プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク」の感想(ネタバレ)】  

 

前回、プリズンブレイクの最終シーズンに当たるシーズン4((当時の時点で)ファイナルシーズン)を見たので、続けて映画版「ファイナルブレイク」を見てみた。

 

ちなみにWOWOWでは、ドラマとは別に作られたこの「ファイナルブレイク」は、別個の映画という扱いではなく、シーズン4の最終エピソードに映画の放送時間(約90分を)を強引に2話(45分×2回)に分割して、エピソードを追加する形で放送している。

 

内容に関しては、シーズン4のその後(シーズン4のラストでは、時間が経ってマイケルが死んでることになっているが、この映画版は、組織壊滅後にメンバーが自由(免責)になった後、サラのみマイケルの母親殺害容疑で逮捕され収監されてしまう)の話なので、シーズン4に追加で組み込まれても特に違和感はないが、元々は映画版なので、映画版としてちゃんと別枠で放送したほうが誤解はないと思う。

 

で、この「ファイナルブレイク」の感想だが、映画になってもやってることはドラマ版とほとんど変わらない。

 

日本のドラマがのちに映画化された時に、あきらかに制作資金が増えて、アクションや撮影方法が無駄に派手になってることがあるが(映画的な撮り方に変わった)、そういうアップグレード感は、このファイナルブレイクには特にない。

 

いつものこれまでと同様のプリズンブレイク。メンバーも同じ。

 

ちなみに映画ということで約90分の間で話が完結してるので、テンポは非常に良い。今まで1シーズンあたり、24話かけてじっくり描かれていたが、それが映画ということで、ドラマ2話分(90分)でさっくり見れてしまう。かなり話が簡潔だ。

 

この「ファイナルブレイク」では、サラが入所することになった(一応留置という扱いだが)女子刑務所が舞台になっているが、この女子刑務所という設定は、プリズンブレイクとして普通にありで、映画でなく、ドラマの1シーズンとして描いても意外と面白そうだ。

 

女性の囚人も独特なキャラクターを用意してるし、男性版とはまた違う派閥争いは見もの。それに男性刑務所(プリズンブレイク)では常に男ばかり(ケツを掘る掘らない等)で映像的なむさ苦しさがあったが、それがないのが新鮮。

 

ただ、さすがに新たにシーズン通して描くとなると、女性版もマンネリ感は出てくるだろうけど。

 

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:プリズンブレイクというドラマの要素が90分で楽しめる簡易版。逆に言えば90分という短さが、いつもの時間をかけた話の展開がなく(人間味があまり出ていない)、あっさりとし過ぎているともいえる。でもさっくりと見るなら、これ位がちょうどいいのかもしれない。さて、すでにWOWOWでは、新シーズンのシーズン5が始まってるけど、まだ途中なので、シーズン5は、すべて終わってから見ることにします。プリズンブレイクはこれでひとまず落ち着いたので、今まで録画していた他の作品を見よう。)

 

 

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海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン4」の感想(ネタバレ)

2018.04.12 Thursday 海外ドラマ

■海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン4」の感想(ネタバレ)


■監督:-
■出演者:ウェントワース・ミラー/ドミニク・パーセル/ウィリアム・フィクトナー/アマウリー・ノラスコ/ロバート・ネッパー

WOWOWで放送していた海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン4」を鑑賞。

【海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン4」のあらすじ】

ロサンゼルスへ来たマイケルは、「組織」絡みの取引を終えたウィスラーとグレッチェンを待ち伏せて、グレッチェンに銃ロを突き付ける。サラの仇を討つときがきたのだ。しかし実はサラが生きていると聞かされたマイケルは一瞬ためらい、グレッチェンを取り逃がす。一方、ソーナを脱獄したティーバッグはマイケルに復讐しようとアメリカを目指していたが、運転手たちに所持金を奪われ置き去りにされてしまい……。

WOWOWから引用

【海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン4」の感想(ネタバレ)】  

 

プリズンブレイクのシーズン3が見終わったので、続けてプリズンブレイクの一応の最終章(のちにシーズン5が放送開始するが)に当たるシーズン4(ファイナルシーズン)も見てみた。

 

とりあえず、組織とスキュラを巡るマイケルたちの戦いは、このシーズン4(ファイナルシーズン)を持ってようやく完結。

 

ただシーズン4の第一話が始まってまず思うことは、シーズン3でソナー(キューバの刑務所)から脱出できたマイケル、マホーン、ウィスラーとは異なり、逆にソナーに収容されることになったスクレ(ティーバッグ、ベリックも含む)が開始早々、説明もなく、すでに刑務所から出ていたこと。

 

この展開は非常に残念で、これまで保っていた緊張感が急に途切れた感じがした。

 

シーズン1からシーズン3を見て思うのは、マイケル始め主要メンバーが刑務所に入った場合にはそう簡単には出られないこと。(※マホーン(組織側)の協力を得たシーズン2での刑務官のベリックや、FBIが味方についているマホーン(ソナーから一時的な退所)は別として。)

 

このルールが一応徹底していたことがこれまでのストーリー(脱獄という作業の必要性)を面白くしていたのだが、シーズン4ではそのルールがあっさり破られてしまった。

 

特に、シーズン3でのスクレは、マイケルらのために口を割らず死を選んだ姿は、感動的でもあり、だからこそ、それに答える形でマイケルには、ソナーからのスクレの脱獄をちゃんと計画してもらいたかったと思う。

 

ここに拘ってると、話が進まないのはわかるが、スクレがひどい状態になっているのにマイケルはそれらの情報を知らないまま話がそちらで勝手に進んでいるのは、あまりにもスクレが可哀想過ぎる。特にシーズン3の最後のスクレのソナー入所での絶望はかなり印象的で良いシーンだっただけに残念。

 

それがシーズン4では、そんなことはなかったかのようにあっさり政府側?から雇われたということでベリックと一緒に外に出ている。あの時の絶望は一体。ここのシーズン3とシーズン4での展開の急変はあまりにも雑すぎる。

 

ちなみにこのシーズン4を通して思うのは、今まで広げた”組織やスキュラの謎”をまとめる(解決する)作業に追われ、メインストーリーにあまり関係ないメンバーは、どんどん切り捨てられ、それに伴いキャラの良さが無くなっていった。

 

特にシーズン1〜シーズン3では良さを出していたベリックが、シーズン4ではまったくいいとこなしのサブキャラの一人になってしまう。ベリックは好きだっただけにもったいない。

 

シーズン4では、スクレとベリックは、ミッションを遂行するための作業員的なポジションになり、存在感が急に無くなり、それに伴ってマホーンとグレッチェン、ドンセルフ(国土安全省)、組織の将軍(閣下)らが、存在感を出す。ティーバッグは存在感こそあるが、かなり微妙なポジションだ。

 

ストーリー的には、プリズンブレイク演出の定番、危機とどんでん返しの設定は貫いているので、シーズン4も見始めれば見れるが、少し時間が空いてエピソードから離れると、別に続きは見なくてもいいかなという気もしてくる。シーズン4は、エピソードによる面白さの浮き沈みが結構ある。

 

シーズン1とシーズン3は刑務所からの脱獄という明確な目標があってわかりやすいが、シーズン4での、組織を倒すという目標は非常に曖昧だ。そもそもシーズン4の途中のドンセルフの裏切り行為はいらないと思う。

 

あれがあったせいで、その後の組織を倒すという終わり方、”誰にスキュラを渡せばいい”という結末に対する、不信感が消えない。

 

結果的にスキャラは、国連に渡すことになったが、あれすらもいくらでもどんでん返しが可能だ。組織が良心的(手渡した人物が良心的か)かどうか見極める術がマイケル側にはほぼ無い。視聴率が下がらなければ、まだまだいくらでも続けられるだろう。

 

ちなみにこのプリズンブレイクをシーズン1〜シーズン4までを見て、作品が言いたいことは、脱獄がどうとかというより、人間は、DNAがすべてで、人が悪いことをする傾向にあるのは、育った環境ではなく、もともとのDNAに起因しているということ。

 

このデータ(科学的根拠)をテーマに、脚本家がストーリーを作った。

 

実のところ組織やスキュラとかは、そこから派生した部分であんまり関係ない。

 

最後まで見てもわかったようなわからないような曖昧だしね。

 

マイケルとリンカーン。この兄弟の行動パターンこそ、このドラマの本当に言いたいことだと思われる。あとティーバッグも。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:良作のシーズン1の面影は無くなり違うものになってしまったプリズンブレイクシーズン4(ファイナルシーズン)。すでにシーズン5がWOWOWで放送開始しているが、個人的には、ソナーに囚われたスクレの脱獄編を作って欲しい。WOWOWでシーズン3の予告編として流れていたスクレとマイケル?が抱き合っていたシーンが非常に良かった。あれはなんだったのかな。)

 

 

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育った環境も両親も同じ

 

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連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)

2018.04.08 Sunday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)



■監督:-
■出演者:織田裕二 岸谷五朗 松嶋菜々子 古谷一行 ユースケ・サンタマリア 瀧本美織 駿河太郎 小林且弥 三浦誠己 利重剛 松尾諭 小市慢太郎 本田博太郎 勝部演之 田島令子 山本圭 甲本雅裕 西田尚美 宇梶剛士 光石研

WOWOWで放送していた連続ドラマW「監査役 野崎修平」を鑑賞。

【連続ドラマW「監査役 野崎修平」のあらすじ】

おおぞら銀行地蔵通り支店長の野崎修平(織田裕二)のもとに支店閉鎖の通達が下った。出向を覚悟していた野崎の次なる異動先は、役員昇格となる監査役への就任だった。就任後の野崎に1枚のメモが届けられる。それにはタニダエージェンシーという企業を調査するように書かれていた。調査を始める野崎だったが、かつての部下だった阿部龍平(ユースケ・サンタマリア)から調査をやめろとの指示が下る……。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)】  

 

原作・周良貨、漫画・能田茂による同名漫画「監査役野崎修平」を織田裕二主演で実写ドラマ化した作品。

 

織田裕二がWOWOWで主演していた連続ドラマを見つけたので見てみた。

 

後から知ったが、マンガが原作(原作小説をマンガからのドラマ化)のジャンルが金融モノ(銀行での派閥闘争)だった。

 

個人的には好き好んでは、たぶん読んだり見たりしないタイプの堅いドラマではあったが、主演の織田裕二見たさで見始めたら、これがかなり当たりのドラマだった。

 

今、プリズンブレイクも同時並行で見ているが、プリズンブレイクに負けじとこちらも見始めると先が気になる、かなりよく出来たドラマ。たぶんここ最近(記憶にある2018年で)自分が見たドラマ(映画もあわせて)では確実にナンバー1。

 

脚本(ストーリー)も面白いし、クセのあるキャラクター達(俳優)が脇を固めていて先が読めない。

 

そこに織田裕二演じる踊る大捜査線の青島を彷彿とするような正義感が強い監査役の野崎が、時にはヤクザに脅されたり、暴行されたりしながらも真正面から銀行内の不正に立ち向かっていく。

 

今の時代にはあまり見ないそのまっすぐな正義感に久々に見ながら熱くなった。

 

最近こういう人間臭いドラマはなかった。なんだかんだ言いつつも正義が勝つというお決まりの流れは保っているので、報われる爽快感もある。※最後は別として。

 

このドラマ、仮に地上波で作られていたら、毎週視聴率に左右されて、どんどん骨抜きにされてしまっていたと思う。

 

視聴率をほぼ気にしなくて良いWOWOWで作れたことで(たぶんすべて作り終わってから放送していると思う)、最初から最後までテンポが変わらず安定している。

 

全8話ほどあって地上波のドラマ並みに結構長いWOWOWの連続ドラマだが、その長さを全く感じない。面白いドラマだと、時間が気にならない。

 

出演者も話題性や人を呼び込むためのジャニーズやアイドルを使っていないので、俳優が出てきてあれ?という感じやがあったり、女優やアイドルが見たいために見てるようなこともなく、ただストーリーに集中できる。

 

WOWOWは映画ばかり見てたが、意外と日本のドラマも捨てがたい。自分が見ていないだけでいいのがある。

 

それと、久々にWOWOWのドラマを見て思ったが、制作費の面でも地上波ドラマに全く負けていない事を知った。

 

有料放送といえどWOWOWだから、もっとチープ感を感じる内容になってるのかと思ったが、どこから資金を調達してきたのか、エキストラとかも数百人規模で集めてたり、株主総会のシーン等、実際にやってそうなホールのサイズ感でやっていて映画並みの迫力と説得力がある。

 

また失敗が許されないような長回しシーン等(株主総会直後の休憩室)もチャレンジしていて、見ているこっちにも緊張感が伝わってくる。織田裕二が水をがぶ飲みした後のシーンが結構長い。あそこ、後で演じる俳優が失敗したら、最初に戻って織田裕二がずっと水をがぶ飲みし続けなきゃいけないと思う。

 

あそこは、かなり気合の入ったシーンだし、それ以外にも魂をぶつけるような織田裕二の力のこもった体当たりの演技が光り(演技が上手いかは別にして)、このドラマに賭ける織田裕二の情熱や覚悟を感じる。

 

その甲斐あってか、このドラマは稀に見る当たりドラマになったと思う。

 

 

 

評価 ★★★★★ (星5つ)

 

(まとめ:原作マンガを知らなくても十分楽しめる織田裕二主演の経済ドラマの良作。今のところDVD発売などのアナウンスはないので、WOWOWの再放送でしか見ることは出来ないドラマになっているが、再放送してるのを見つけたら、ぜひチェックしてみると良いです。このドラマはおすすめです。最初の方のユースケサンタマリアと織田裕二のやりとりは完全に踊る大捜査線の延長に見えてしまうのは、あえて意図してると思う。岸谷五郎の役どころもナイスキャラで、あんなやつが銀行の専務にいるのかとツッコミどころもあるが、マンガっぽいあんな役がいるのにギャグにならず、そのまま通じてしまうこのドラマの懐の深さもすごい。)

 

 

あらゆる権力は

 

腐敗する

 

-?

 

 

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映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想(ネタバレ)

2018.04.01 Sunday 邦画 ラブストーリー/恋愛モノ/青春

■映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想(ネタバレ)


■監督:三木孝浩
■出演者:福士蒼汰 小松菜奈 東出昌大 山田裕貴 清原果耶 大鷹明良 宮崎美子

WOWOWで放送していた映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を鑑賞。

【映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のあらすじ】

京都の美大に通う高寿は、いつも通りに大学へ向かう電車の中で愛美と出会い、ひと目見た瞬間、恋に落ちる。勇気を振り絞って声を掛け、また会う約束を取り付けようとした高寿だったが、それを聞いた彼女は突然涙してしまう。愛美のこの時の涙の理由を知る由もない高寿だが、不器用な自分を受け入れてくれた彼女にますます惹かれていく。そして初めてのデートで告白した高寿は、OKをくれた彼女との交際をスタートさせるが……。

WOWOWから引用

【映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想(ネタバレ)】  

 

七月隆文の小説を「アオハライド」の吉田智子脚本&三木孝浩監督が福士蒼汰と小松菜奈共演で映画化したというラブストーリー。
 

最近ずっと海外ドラマばかり見てるので、気分転換に邦画のラブストーリーモノを選んでみた。

 

出演が福士蒼汰と小松菜奈という人気若手俳優共演ということで、多少の期待を持ってみたが、見終わってみると、感情移入も微妙で、この映画の設定を理解するのに頭をやたら使っていて、結局なんだかよくわからない映画だった。

 

とりあえず今回、その辺を振り返りながら整理したいと思います。

 

まず、いきなりネタバレになってしまうが、この作品は、小松菜奈演じるヒロインが未来からやってきた(今あるこの世界とは別の世界からやってきた)という設定。

 

これだけなら、よくあるパターンなのだが、そこにベンジャミンバトン的(ヒロインだけ大人から子供になる時間軸)な要素が加わっている。

 

男側の福士蒼汰は、子供から大人になる普通のタイム感で生きているのだが、彼女は、未来から過去へと流れる(大人から子供になる)別の時間軸の世界で生きていて、この二つの異なる世界は、5年に一度だけ(1回あたり30日間?(約1ヶ月))、お互いの世界が交わる瞬間があり、その間だけ二人が出会うことが出来るというらしい。※織姫と彦星か。

 

男 5歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳

 

映画では主に二人が20歳の時に出会った頃(重なる部分)を描いている。

 

女 35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←5歳 

 

簡単に状況を説明すると、彼氏にとっての彼女との初めての出会いは、彼女側(目線では)にとっては、彼氏との最後の別れの瞬間になるということらしい。※これが製作者(原作者)の言いたい(描きたい)肝心な部分でしょう。

 

このことだけを念頭に入れれば、おおまかなこの映画の設定を理解できるのだが、しかし細かくシーン(設定)を見ていくと、複雑で、頭の中で理解するには、もうなんだかよくわからなくなってくる。

 

上記の説明だけなら、そういうことねとわかるが、彼らが記憶の話を始めると、途端についていけなくなる。

 

ちなみに彼女側の記憶は、彼氏の未来は事前にいくらでもわかるが(現在20歳で彼と出会ったとき(再会したとき)、逆向きに時間が流れてる彼女の時間では、その時の時点で過去に出会っている彼の未来の姿はすべて知っていることになる)、しかし自分の未来(子供になっていく方向)はわからない。

 

なので、今の関係を継続させるためには、彼女は自分の未来(子供の頃に(過去の自分))を彼氏に託して、彼氏から未来の彼女へ情報を前もって教えてあげないといけない。

 

この辺の意味がよくわからないので二人の記憶について記号で表してみると

 

男 →ABCDEFG

 

女  A’B’C’D’E’F’G’←

 

男側は、AからGへと時間が流れるので、アルファベットが進むとそれ以前のアルファベットは男の過去の記憶として収納される。

 

しかし、女側は、G’から始まりA’へと逆向きに進んでいく。

 

彼氏にとってAの記憶の部分を”電車での彼女と初めて出会ったシーン”とすると、彼女にとって、その同じシーンA’(男側と区別するためA’とします)とすると、G’から始まる彼女にとっては、A’は、自分の未来の先端にあたり、その部分の彼女側の意味は、彼氏との最後の別れのシーンに当たる。

 

ここまではエピソードで理解できるが、男側が時間経過と共に記憶が蓄積されるのとは反対に、一緒にいる女側の方での記憶は、時間が流れるに連れてどんどん記憶が無くなっていくという設定がある。

 

ここがまたややこしい。

 

話で理解すると訳がわからないので数字に変換します。

 

この数字については、相手に関する情報量を表すことにします。

 

男 →0 5 10 15 20 25 30

 

女  0 5 10 15 20 25 30← 

 

男は、彼女と出会うことで最初0だったものが(誰?という状況から)どんどん彼女に関する情報量が増えていきます。一方、女側は、最初の時点で彼氏に対する情報(ストーカー並に)をたくさん持っているが、時間が経つにつれて、減っていき、最後には、0になります。

 

彼女にとって、この0(ゼロ)のところが、男にとっては彼女との初めての出会いのシーンであり、彼女にとっては、彼氏との最後の別れのシーンになる。

 

お互いその部分は、0(ゼロ)ではあるが、彼女は、彼氏の情報がどんどん減っていき、無くなる悲しさが最後の瞬間(彼氏にとって出会いのシーン)にあるという訳だ。

 

こう客観的に考えると、ようやくシーンの理解は深まるのだが。

 

ただ、実際は、二人が20歳以外の時にも会ってるので、彼女が最後の別れというシーンは、最後ではないのだ。記憶に覚えているという部分と、その年代では最後だけど。

 

そこがこの映画のシンプルではないところだろう。

 

もう一度、彼らの年齢を振り返ってみると、以下になっている。

 

男 5歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳

 

女 35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←5歳 

 

彼女は、35歳の時に彼氏の子供時代(5歳)と会って、溺れているところを助けている。彼氏にとっては、ここで彼女との出会いが始まっている。一方、彼氏側も、35歳の時に彼女(5歳)と会った時に助けている。

 

お互い、本来なら自分の未来は知らないはずだが、どういう訳か知っている。

 

男 5歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳

  ↑    端と端が繋がっている     ↓

女 35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←5歳 

 

その謎が、セリフにも出てくる。

 

お互いの未来と過去の端と端が実は繋がっているからだという。

 

そして、繋げるためにメモ書きの未来に起こる自分達の行動を実行することで、メビウスの輪のように、流れる時間が異なる二人の人生(世界)をつなげるということらしい。

 

この作品は、こう見ていくと設定の発想はかなり優れている。

 

よくこのめんどくさい設定をストーリーに載せて形にしたなと思う。発想は思いついても、ストーリーにするのがめんどくさい。

 

だが、この作品、設定は優れているが、いち人間の視点に立つと、二人の人間味(共感)があまり描かれていなくて(伝わりにくいのか)、恋愛映画として感情移入がかなり微妙だ。

 

設定がややこしいために、それ用の説明セリフが多く、恋愛映画で肝になる、男女のやりとり(シーン)における、ドキドキするような良さはあまり感じない。最初の電車での出会いが一番のピークで、それ以降は、関係が馴れ合いになってしまい、親密度の深まりを見て楽しめる感じがない。

 

それと、現実的に考えると、お互い35歳の時に5歳の子供を助けて、その子供とのちに付き合うというのは、ロリコンっぽい話ではある。

 

お互い20歳の時の話は、すごい美談で良いのだが、男が25歳の時に15歳の学生の彼女を説得するシーンは、どうも危険な香りがしちゃう。

 

しかも、子供の時に会って以来、いきなり会って相手を信用できるのかという疑問もある。年を重ねるにつれ価値観も変わるだろうし。

 

それにこの作品、相手の未来を知ってるということで言えば、いつ誰が死ぬかとかも知っていないといけないが、そういう類の話が一切ない。最初に出たけど、知らないうちにうやむやになっている。

 

彼氏側の家族と会ったときになんとなくそういう空気感のような感じはあるが、特にエピソードとして語らない。

 

自分が彼氏だったらまず、そこが一番気になる。

 

そういう基盤の上にストーリーが乗っかっていないから、話がどうも薄っぺらくみえる。

 

人間は死が前提にあるから、運命に左右されるという部分で悲しみがあるのだが、そこが描かれていないので説得力がない。

 

男 5歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳

  ↑    端と端が繋がっている     ↓

女 35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←5歳 

 

上記の輪で言えば、なぜ5歳から35歳という悩みが少ない時期でのみ回っているのか。

 

誰もが、黒板に記された?あの重なる輪を見たときに、なぜそれ以降の年が除外されてるのか。

 

35歳以降はどちらかが死んでしまうのか、その辺がもっと具体的に話として出てくれば、この20歳という時代で一緒にいることにより価値が生まれたのにと思う。

 

そんなことを深く考えちゃうとこの作品やっぱ無理だなと。逆向きの時間という概念も実際考えるとどういう状態なのかよくわからないし。

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:作品の完成度(設定)は非常に高いが、恋愛映画としての面白さが薄い微妙作品。ストーリーは良いのに恋愛映画として見ていて惹きつけられない部分は、出演者の福士蒼汰と小松菜奈の二人の演技にもあると思う。演出もあるだろうけど。福士蒼汰は、まーあれでしょうがないとして、未来から過去を生きているという難役を担っている小松菜奈がただの不思議ちゃんの域から出ないのは問題だろう。二人とも他の映画では、魅力が出てたが、この作品に関しては、なんかビジュアル的イメージだけが維持されてるだけで人間味が出てない。結局のところ映画は完成度(設定)も大事だけど、登場人物に感情移入が出来るかどうかだな。感情移入できれば多少の細かい部分はどうでもいい感じになる。)

 

 

月は毎年4cmずつ

 

離れてってる

 

-?

 

 

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