映画「少女は悪魔を待ちわびて」の感想(ネタバレ)

2017.05.06 Saturday 韓国映画 レビュー

■映画「少女は悪魔を待ちわびて」の感想(ネタバレ)



■監督:モ・ホンジン
■出演者:シム・ウンギョン/キム・ソンオ/ユン・ジェムン

WOWOWで放送していた映画「少女は悪魔を待ちわびて」を鑑賞。

【映画「少女は悪魔を待ちわびて」のあらすじ】

7人の命が奪われた連続殺人事件の犯人キム・ギボムは15年後、刑務所から出所する。まだ少女だったころ、警官だった父親をギボムに殺されたナム・ヒジュは父親の同僚たちに育てられ、現在は警察でアルバイトをするが、ずっとギボムへの復讐を目指していた。警察は出所したギボムを監視しだすが、ヒジュも監視をする。しかし、ヒジュ以外にもギボムを狙う者がいたり、ギボムに共犯者がいたと分かるなど、事態は意外な方向へ。

WOWOWから引用

【映画「少女は悪魔を待ちわびて」の感想(ネタバレ)】


「怪しい彼女」のシム・ウンギョンが出演した犯罪スリラー。

WOWOW放送分で10本位録り貯まっている韓国映画から選んでみた。

この作品は、韓国映画ではよくある殺人事件を題材にしたサスペンスで、内容は、いきなりネタバレになるが話をまとめると、骨組みは、幼いときに父親を殺された娘が、刑期を終えて出所してきた犯人に復讐するという話で、それに少し別の話(犯人をもう一人用意したり)をプラスして話を複雑にしている。

サスペンスとして面白いかというか、最初からシンプルな謎解きモノではないためやや微妙。そもそも収監されていた連続殺人犯が父親殺しに実際に関わっていたのかという部分が謎のため、邦題タイトルで指摘している”娘”(少女)の活躍にばかり合わせていると、話がどこに向っているのか方向性が掴みにくい。

これはたぶん邦題のタイトル名がよくないと思う。変に何かを誘導してるようにしてしまっている。

ちなみに原題は、Missing You(直訳:あなたが恋しい)というあなた(you)という部分を特定していないタイトルのようなので、邦題タイトルの”少女は悪魔を待ちわびて”は、ちょっと勝手に内容を先取りしすぎていると思う。悪魔と言えば犯人でしょう、このタイトルは、見る前から変に内容を想像してしまうのでよくない。

邦題タイトルは結果論であって、最初からそんな感じのわかりやすい話ではない。

すったもんだあって、結果、タイトル名のところにまとまるというべきか。

なので、こっちはすったもんだの状態をまだ見てるときに、すでに最後のオチの部分をずっと知らされているという妙な気分の状態で見させられていて、非常に頭がこんがらがる。

邦題タイトルだとずっと少女目線みたいな話を想像してしまうけど、実際は、犯人目線とかあったり、結構話は、いろいろと複雑で混んでいる。こういう邦題タイトルの付け方はよくないと思う。

ちなみに話を内容に戻すと、この作品は、数あるこういった犯罪サスペンスと比べ、あきらかに違う部分があって、殺人事件に哲学的解釈をしていて(引用があったり)、そこからこの映画なりの答えを出してるあたりは、なかなか良い。

悪には、しっかり善人が対処しないといけないという、普通に考えれば当たり前のことを言っているが、なぜそういう答えになるのかは、この物語と合わせることで、よりその意味の理解が深まると思う。



評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(まとめ:内容的には、可もなく不可もなくの韓国サスペンス。犯人が刑期を終えて刑務所から出てきたときに、頭(後頭部)に豆腐をぶつけるシーンがあるが、これは韓国文化ならではのやり方だなと思う。日本では、改めて用意しない限り豆腐をその時にもっていない。韓国は、刑務所を出たときに、豆腐を食うという文化があるが(他のドラマや映画でもよく見る)、なんで毎回外でじかに、そのまま食うのか。お店で食べるとか家で食べるとか、もっと良い豆腐の食い方あると思う。豆腐はそもそも気軽に持ち歩いて食うような、携帯食じゃないだろうと思う。パンとかならわかるけど。)


音楽のない人生は

人生なんて言えない

ニーチェ


-?


目撃者と被害者の違いは

口がきけるかどうかだ


-?


正義のための勇気について

悪が勝つための

条件は1つだけ

善良な人が何もしないこと


-?

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映画「メモリーズ 追憶の剣」の感想(ネタバレ)

2017.01.07 Saturday 韓国映画 レビュー

■映画「メモリーズ 追憶の剣」の感想(ネタバレ)



■監督:パク・フンシク
■出演者:イ・ビョンホン チョン・ドヨン イ・ジュノ キム・ゴウン イ・ギョンヨン キム・テウ

WOWOWで放送していた映画「メモリーズ 追憶の剣」を鑑賞。

【映画「メモリーズ 追憶の剣」のあらすじ】

高麗末期。剣によって世を変えるべく反乱を企てたドッキやソルラン3人の剣士だったが、ドッキの裏切りで計画は失敗、ソルランは殺された仲間の娘ホンイと姿を消す。18年後。ユベクと名を変えたドッキは国内一の権力者になっていたが、一方のソルランは目が不自由になり、ウォルソと名乗って静かに暮らしていた。ある日、成長したホンイが武術大会でユベクと会ったと知り、ウォルソはホンイの両親が死んだ理由を初めて明かす。

WOWOWから引用

【映画「メモリーズ 追憶の剣」の感想(ネタバレ)】


イ・ビョンホンとチョン・ドヨン共演の韓国時代劇アクション。

久々に韓国映画にイビョンホンが出演してたので見てみた。

イビョンホン出演ということで、期待値はかなり上がっていたが、結論から言うと、ストーリーは韓国らしい謎?を含む悲哀な話で、詩的な映像をプラスして感動的に描いているのだが、イマイチ感情がついていかない。

序盤は、女の子のホンイ目線で話が進んで感情が乗りやすいが、途中からユベク(イビョンホン)が登場するとユベク目線も入ってきて、そっちは悪役に徹するのかと思いきや、主役のような感じで描き出してそこから軸がよくわからなくなる、単純に正義と悪、ホンイ+ソルランVSユベクかと思っていたが、そういう構図ではなくなってしまう。

結局、ユベク=ソルラン=ホンイの三人が平均的に絡む、悲しい結末の話のようだ。

まーそれはいいのだが、三人同様のバランスで描いたことで、どうにもどっちつかずの感じが否めない。誰に深く感情移入すればいいのかわからない。あちらも立ててこちらも立てる、だからどこも中途半端。だけど話(設定)は強引に悲しくさせている。

それぞれ悲劇的?な話ではあるが、感情移入できるほど、それらの人間関係のシーンが用意されていない。

ソルランとユベクの過去の恋愛や友情の終わりの終末観で感情移入させるにしても、過去のシーンがあれだけでは足りない。ただ事実を並べただけだ。もう一人殺されてしまう仲間との友情も、昔話の解説程度しか話がないので、そこに対する裏切りの決断も実際、真に迫ってこない。

とにかくアクションに時間を取りすぎて大事な人間関係が非常に希薄。

またソルランとホンイの師弟関係のエピソードもほとんど現在の話のみで、過去の印象的なエピソードがないので、ここも感情が入らない。最後に少し二人の追加シーンがあるが、だからと言って気持ちが動くほどでもない。

ネタバレになるが、実は親子だったという韓国お馴染みの血縁オチ?は、描ききれていないので、この映画に必要なかった。

ワイヤーアクションを捨てるか、血縁オチを捨てるかどちらか一方にした方が良かったかな。

そもそもソルランとユベクが本当の両親なのにホンイとして洗脳されて育てられてしまった偽ホンイ(ソル?)は、客観的に見ると、真相は今でも実の両親健在で彼女自身誰にも親を殺されてもいないわけで、本物の両親に当たるソルランとユベクを殺す必要は全く無い。ユベクを殺そうとしたい気持ちはわかるが。

ソルランは罪の意識からホンイ(ソル?)に殺されたがってたが、本物のホンイは、すでに死んでるし、偽ホンイがあえて本物の両親(ユベク、ソルラン)を殺す理由は、実は自分の中で納得のいかないエゴ(洗脳の結果)でしかない。

なんといっても、この話は、総括すると真相を知って、当事者(偽ホンイ)が不幸になる話ではなく(ショックではあるが)、幸になる話。死んでたと聞かされてた親が生きていたわけで、殺されたと聞かされていた両親は、実は、全く血縁関係のない他人だった。両親の友人ではあるが。偽ホンイとの関係は、遠い昔話で語られる話と変らない。長年思い込まされてただけで。

少し時間を与えて落ち着いて心を整理すれば、両親を殺害する(敵討ち)という決断(動機)は、とらないはずだが…。そもそもソルランに限っては生みの親である前に育ての親ではあるわけだし。



評価 ★★☆☆☆ (星2.8)

(まとめ:映像は詩的できれいだが、話としては面白みに欠ける悲劇的な韓国時代劇アクション。久々のイビョンホンも無駄遣い。心に傷を持つ演技はいつもながら上手いけど。ただ、この映画を見るなら”甘い人生”を見た方が感情移入しやすい。)


欲を出せ

手に入れたいと欲を出すのだ

最後の命綱は

その心意気だ


-?


”侠”とは私情を

絶つことだ


-?


いいものは人知れず

ゆっくりと

来るの


-?


痛いところは?

あるなら捨てろ

歯が痛ければ

歯を抜き

指が痛ければ

指を切ってしまえ

一番痛い部分が

お前のすべてを弱くする

人も同じだ人も


-?


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映画「二十歳」の感想(ネタバレ)

2016.10.24 Monday 韓国映画 レビュー

■映画「二十歳」の感想(ネタバレ)


■監督:イ・ビョンホン
■出演者:ジュノ(2PM) キム・ウビン  カン・ハヌル  チョン・ソミン  チョン・ジュヨン  イ・ユビ

WOWOWで放送していた映画「二十歳」を鑑賞。

【映画「二十歳」のあらすじ】

ドンウは絵を描くことだけが取り柄の純情な高校生。同じクラスのソミンに好意を抱いていたが、ある日、軟派なチホが彼女の胸を触ったことから大ゲンカに発展。そこへ優等生のギョンジェが止めに入ったことで、3人は無二の親友になる。さまざまな出来事を経て、3人は高校を卒業。20歳を迎え、浪人生のドンウはバイトを掛け持ちしながら漫画家を目指し、チホは新人女優と出会い、ギョンジェには先輩との恋が到来するが……。

WOWOWから引用

【映画「二十歳」の感想(ネタバレ)】

2PMのジュノ、「チング 永遠の絆」のキム・ウビン、ドラマ「ミセン−未生−」のカン・ハヌルら韓国で旬の若手俳優らが共演したという青春(恋愛)映画。

韓国の青春恋愛映画を見つけたので見てみた。

高校時代から付き合いのある男三人の友情と恋愛を描いた話で、奥手な男や真面目な男、女たらしな男など性格や生い立ち(貧乏、金持ち等)の違う3人のそれぞれの恋愛を笑いあり、下ネタありでライトに描いている作品。

恋愛と友情があるが、誰かが病気になったり、死んだりするなど話が必要以上に重たくなることもなく終始からっとしている。登場人物も明るいし、ノリもある。

ただ、いろいろあっても深刻さをあまり感じない作り(演出)のため、好感度はあっても感情移入はあまりできない。女グセが悪い?男以外の真面目な二人の性格が多少被っている。

個人的に男が3人いれば、誰かしらに深く感情移入できるかと思いきや、心底応援したくなる人間がいなかった。どの男もなんか中途半端。人物がやや薄っぺらいというか(一般的な20歳ってそんな感じだけど)、描き方がライトすぎるというか。この辺が非常にもったいない。

感情移入できないので、失恋しようと何がどうなってもあまり気にならない(笑)

ただ、唯一この映画で見所があって、最後のスローモーションでのアクションコメディシーンでブリジットジョ−ンズの日記でも使われていた「All By MySelf」を流していたのは、笑いの楽曲センスだけはあるなと思った。その他のギャグ(コメディ)は、微妙かな。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:韓国若手俳優が好きなら見といても良いかなレベルの青春映画。女性陣も可愛い子が結構いる。一応コメディ的な狙った笑いがあるが、声に出して笑うほどの面白さは無いが、嫌味なしつこい笑いでもない。そういった意味では、韓国の青春コメディですね。)



”恋は人知れず訪れる”か

断ることもできないよ


-?


”腐敗と戦うのは

若者の義務”

カートコバーンですね


-?



みんなキムヨナじゃない

-?



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映画「神の一手」の感想(ネタバレ)

2016.07.27 Wednesday 韓国映画 レビュー

■映画「神の一手」の感想(ネタバレ)

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■監督:チョ・ボムグ
■出演者:チョン・ウソン イ・ボムス アン・ソンギ キム・イングォン イ・シヨン

WOWOWで放送していた映画「神の一手」を鑑賞。

【映画「神の一手」のあらすじ】

プロ棋士のテソクは兄に頼まれ、一度だけ危険な賭け囲碁の世界に足を踏み入れる。だが、賭けの元締めであるサルスの一団に兄を殺され、自身も殺人の罪を着せられてしまう。テソクはサルスへの報復を誓い、服役中に囲碁の腕を磨き、別人のように体を鍛え上げる。数年後、出所したテソクは、凄腕棋士のジーザス、兄の元仕事仲間のコンスらと手を組み、それぞれの報復を果たすため、サルスとの命懸けの賭け囲碁の勝負に挑む。

WOWOWから引用

【映画「神の一手」の感想(ネタバレ)】


「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソン主演のアクションドラマ。

最近見て外れがない韓国映画がまたあったので見てみた。

内容は、賭け囲碁が原因で暴力団に兄を殺されてしまった囲碁のプロ棋士が、兄の無念を晴らすために復讐する話。

この映画のテーマは、裏社会での賭け囲碁(ギャンブル)だが、少し前に見たビッグバンのTOP主演の韓国映画「タチャ-神の手」も、裏社会での賭け花札の話だったが、どうもテーマが同じギャンブルということだからか内容に関していえば、焼き増しに近い位、なんか似ている。

ただ、こちらは、囲碁だけでなく、アクション(格闘)でも見せ場を作っているのが、根本的に違う部分かな。

しかし、内容に関して言えば、「タチャ-神の手」の方がサスペンスの凝縮感や緊張感、感情移入すべてに置いて勝っていて面白い。

こちらは、賭け囲碁をやりつつも、結局アクションでの復讐も達成する感じで、最後は、賭け囲碁はどっかにいってしまった感がある。一応やってるんだけど、ゲーム的な緊迫感がない。※ルールを知らないこともあるけど。

それと主人公が、周りの仲間を引き連れて、暴力団(組織)に相対する部分も「タチャ-神の手」とよく似ているのだが、こちらは、あまりそこの仲間同士の友情とか、人間関係の濃さが見られずが、一体感が薄い。

主人公の内に秘める寡黙なキャラクターの影響なのか、全体的に感情移入が弱い。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:チョンウソン主演のどこか中途半端なサスペンスアクション。良作だと感じた「タチャ-神の手」との比較で、やはりこちらは囲碁がテーマなので、そこを基盤にして、アクションに振るべきではなかったと思います。暴力に訴え始めると(見せ場も作ると)、もう囲碁でチマチマやってるのがなんかバカらしくなります。また主人公(チョンウソン)の人間味が出ていないのも問題ですね。序盤は、チョンウソンとは見た目わからない位違う人に見えたんですけど、髪切って今までのチョンウソンに見えてからは、大根役者みたいになっちゃってるのがもったいないですね。盲目の棋士役のアンソンギは、上手いですし、宮川大輔に似てる、キムイングォンなど脇役の方がキャラが印象に残っています。囲碁の作戦になぞらえていく作品の完成度はありますが、そこに対する感情移入がどうも弱いですね。)




この世で復活できるのは

碁石のみ


-?


碁を打つ犯罪者は

そう簡単に捕まらない

先を読めるからな


-?


人生も碁も同じだ

先を読めないと死ぬ


-?


盲人も夢を?

-?


強い者にとって

この世は遊び場

弱い者には

生き地獄だ


-?



孔子が言っている

”怠けているなら碁でも打て”


-?


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映画「最後まで行く」の感想(ネタバレ)

2016.07.18 Monday 韓国映画 レビュー

■映画「最後まで行く」の感想(ネタバレ)



■監督:キム・ソンフン
■出演者:イ・ソンギュン チョ・ジヌン チョン・マンシク シン・ジョングン キム・ドンヨン

WOWOWで放送していた映画「最後まで行く」を鑑賞。

【映画「最後まで行く」のあらすじ】

収賄や横領の常習犯で、たたけばいくらでもホコリが出る身の、殺人課の悪徳刑事ゴンス。ある晩、内部調査がこれから始まると同僚から急報が入り、やむなく母の葬式を抜け出して警察署へ車で向かった彼は、夜道で通行人をはねてしまう。それをもみ消そうと、ゴンスは死体を車のトランクに隠して運び、母の棺桶に入れて一緒に埋葬することに。ところが後日、彼のもとに正体不明の男から事件を目撃したぞと脅迫電話がかかってきて…。

WOWOWから引用

【映画「最後まで行く」の感想(ネタバレ)】


韓国で5週連続No.1ヒットを記録したイソンギュン主演のアクションサスペンス。

内容は、悪徳刑事が不注意で死亡交通事故を起こし、それをもみ消そうと奮闘する様を描いたサスペンス。

ここ最近、韓国映画を立て続けに見てるが、今のところ大きな外れに当たっていないということで、韓国でヒットしたというこの作品を選んでみた。

あらすじにあるとおり、巻き込まれ型のストーリー(といっても不注意で事故ってるのだが)だが、そこから二転三転と話が進んでいき、基本ダレることなく、最後までほどよく緊張感も保たれていて、安定している。

主人公なのに序盤で、交通事故とはいえ人を殺してしまったことになっていた箇所も、先に進むことで、上手い具合に軌道修正され、悪徳ではあるが、人間として、まー共感できるギリギリの範囲まで戻ってきたのは良かった。

個人的に、序盤で轢いてしまった死体を、母親の棺桶の中に一緒に隠し、埋める一連の流れが、なぜか犯罪行為なのに、スリル満点で一番面白い。この部分に関しては、「ミッションインポッシブル ローグネイション」より、ずっとドキドキとスリルがあった。なぜか、主人公の犯罪行為(死体遺棄)すら応援したくなるほど(見つかるな、乗り切れと)、感情移入できる。

そのあとは、お決まり?の悪徳刑事登場での、そこでのすったもんだのやりとりだが、この辺は、よくある展開に終始した感じがある。車の爆破で処理したのはいいが、あそこで、あれだけ確認したのにまだ死んでなかったのは、パターンとしてよくあるけど、いらなかったかなと思う。もう一展開、別の流れが来ても良かった。
この映画の見せ場は、やっぱり死体遺棄(隠し)の部分だろう。しかも韓国は、遺体は、焼かずに棺桶のまま土葬するって。

ちなみにこの設定は、日本では無理ですね。棺桶に他の遺体を一緒に入れたところで、火葬した時点で、骨が二人分出てきて絶対にバレる。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(まとめ:韓国でのヒットも普通にうなずける良作サスペンス。特に有名俳優(自分が知らないだけだが)が出ているわけではないが、ストーリーと見せ方で十分見れます。韓国映画のサスペンスは、安定してます。)



この世には二種類の人間がいる

ボスの前で尾を垂れる者と

ぶちのめされたあとで

必死に耐える者とね

お前はどっちだ

-?


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映画「コンフェッション 友の告白」の感想(ネタバレ)

2016.07.15 Friday 韓国映画 レビュー

■映画「コンフェッション 友の告白」の感想(ネタバレ)



■監督:イ・ドユン
■出演者:チソン チュ・ジフン イ・グァンス イ・フィヒャン キ・グクソ チェ・ジノ

WOWOWで放送していた映画「コンフェッション 友の告白」を鑑賞。

【映画「コンフェッション 友の告白」のあらすじ】

妻と娘を愛する真面目で正義感の強いヒョンテ、保険のセールスで高給を稼ぐ世渡り上手のインチョル、親友に助けられているドジなミンス。性格も生き方も異なる3人だったが、少年時代に直面した危機を友情で乗り切り、大人になった今でも兄弟のような固い絆で結ばれていた。ある日、インチョルは火災保険の契約を求め、ヒョンテの母親が社長をしているゲーム賭博店を訪れるが、店が経営難で多額の借金を抱えていることを知る。

WOWOWから引用

【映画「コンフェッション 友の告白」の感想(ネタバレ)】


チソン、チュ・ジフン、イ・グァンスが共演したクライムドラマ。

前回見た韓国映画「タチャ-神の手-」が良かったので、別の韓国映画を選んでみた。

内容は、中学から友情で固く繋がってきた三人の男。大人になり、妻子を養いながら消防士として真面目に働くヒョンテ。その両親に借金があることを知った保険営業のインチョルは、ミンスとともに簡単な強盗保険詐欺を実行に移すが、事態は思わぬ方向に進み、それにより三人の友情が破滅へと進んでいくという話。

少年時代の友人同士で仲良かったが、大人になったことで、いろんな問題が積み重なり、その友情がはかなくも壊れていくという悲劇的な友情話というと、韓国映画「チング」を思い出すが、この映画も大きなテーマとしては、チングとかなり似ている。ラストシーンで友人の一人(インチョル)が刺されてしまうのもどこかチングを髣髴とする。※たしか

ただ、チングは、組違いでヤクザになったことで、抗争により、破滅していく感じだが、こちらは、裏社会に入るわけではなく、善意で実行した保険詐欺(犯罪行為)によって、破滅していく。どちらも悪要素はあるけど。

ちなみにこの映画のラストシーン(空港での会話)も、切なく、ヒョンテとインチョルの置かれた状況の対比が絶妙。

ヒョンテは、中学のある出来事(事故)でインチョルに対して、思っていたことを正直に伝えるのだが(インチョルに自白しやすくさせるためと思う)、インチョルは、その心を開いてくれたヒョンテには、自分の気持ちを伝えない。

普通なら、最後なので事件について洗いざらいすべて話して、ヒョンテに謝って楽になりたいところだが。言えない理由がある。

この部分が複雑。結果的に親友の両親を強盗の末、殺害(事故だが)している。少し考えれば、ヒョンテにとって、そんなこと親友があえてするわけが無いのは、わかりきったことで、なぜ強盗したかを突き詰めていくと、母親と保険が関わっていることがわかる。

しかし、インチョルは、ヒョンテを思えばこそ、そこだけは、言えない。もともとヒョンテの母親とヒョンテの仲を取り持つために始めた強盗保険詐欺で、母親のことを悪くは言えない。 この相手を思うからこそ、言えない部分がこの映画のテーマであり、タイトルのコンフェッション(自白)になってると思われる。

ちなみに、この映画は、最後のヒョンテの過去の告白が、ストーリー全体としての方向性を大分かき混ぜている。友情の中に見え隠れする、不信感と温度差、すれ違い。

結局、相手にこうしてあげた方が良いという情(善意)からすべては始まっている。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:韓国映画チングを彷彿とする男の友情ドラマの秀作。この映画は、インチョルというやや尖った性格の人間の見た目や行動からは想像できにくい(少し薄情っぽい)友情に対する奥深さを知ると、じわじわ来る。最後は、悲しいがいい話。)



今まで20年間近く

オレをそんな男だと?

つらかったろう


-?


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映画「タチャ-神の手-」の感想(ネタバレ)

2016.07.11 Monday 韓国映画 レビュー

■映画「タチャ-神の手-」の感想(ネタバレ)



■監督:カン・ヒョンチョル
■出演者:T.O.P(from BIGBANG) シン・セギョン クァク・ドウォン ユ・ヘジン キム・ユンソク イ・ハニ

WOWOWで放送していた映画「タチャ-神の手-」を鑑賞。

【映画「タチャ-神の手-」のあらすじ】

テギルは伝説のタチャ(イカサマ師)である叔父と同様、幼いころから勝負強さと驚異の手さばきを見せていた。彼は一目惚れしたミナに「迎えに来る」という言葉を残して故郷を離れるが、タチャとして成功した後、賭場で出会ったウ社長と恋仲になる。ある日、テギルは訪れた賭場で闇金業者のドンシクに身柄を拘束されているミナと再会する。自身の復讐のため、そして最愛の人を守るため、テギルは命を賭けた真剣勝負に挑んでいく。 

WOWOWから引用

【映画「タチャ-神の手-」の感想(ネタバレ)】


T.O.P (from BIGBANG)を主演に迎えた2006年の「タチャ イカサマ師」の8年ぶりとなる続編。

T.O.P主演のイカサマの話だったので、面白そうなので選んでみた。

2006年版の続編だったのは知らずに見たが、ストーリー的には前作を知らなくても、花札のルールを知らなくても(知ってた方がいいだろうけど)問題なく見れる内容。

最近は、感情移入もストーリー性(動機も薄い)もほとんどないような、デニスロー監督作品を二つも見ていたせいか、普通に感情移入できてしまう正統派の韓国映画の出来のよさを再確認した。

好感度があるT.O.P (from BIGBANG)が主演ということもあるが、一目ぼれから始まる王道なわかりやすい青春ストーリーから、次第にタチャ(イカサマ師)の裏世界に入り、その世界でのプロ同士の騙しあいも面白い。

軸のストーリーもしっかりしているが、それらをしっかり主人公目線で感情移入できる流れも上手い。

クライムサスペンスというか、闇世界を描いた時の韓国映画のシナリオ+映像の描き方のパワーは健在。

ちなみに収録時間147分という、二時間半の長い作品ではあるが、どんでん返しの連発、また命(金)をかけた花札対決での緊張感等、ほとんど飽きずに最後まで見れる。特に最後の半裸での花札決戦は、見どころ。



評価 ★★★★☆ (星4つ)

(まとめ:韓国映画のパワー健在といったイカサマ師を主役にした良質サスペンス。「カイジ」など、どこか日本の漫画原作を見てるような展開、ヒーロー的主人公の描き方は、受け入れやすく好感度高い。あと、ヒロインも可愛い。花札もやりたくなる。)



カモを見つけたら

口元がわずかに上がる


-?


眉間にシワが寄るのは

探りを入れてるってこと


-?


視線をそらすのは

ウソってことだ


-?


瞳孔だよ 目は正直だ

興奮すると開き

嫌なものを見ると小さくなる


-?


状況によって

友達にも敵にもなる


-?


復讐するな




ミニスカートの女は信じない

-?



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映画「海にかかる霧」の感想(ネタバレ)

2016.04.22 Friday 韓国映画 レビュー

■映画「海にかかる霧」の感想(ネタバレ)



■監督:シム・ソンボ
■出演者:キム・ユンソク パク・ユチョン キム・サンホ イ・ヒジュン ムン・ソングン ハン・イェリ

WOWOWで放送していた映画「海にかかる霧」を鑑賞。

【映画「海にかかる霧」のあらすじ】

韓国の漁船“チョンジン号”の船長カン・チョルジュは、不況と不漁続きで経済的に追い詰められ、中国からの密航者を自分の船で運ぶ仕事に手を出してしまう。別の密航船から密航者たちを自分の船に乗り移らせたカン・チョルジュだが、その際に海に落ちた朝鮮族の女性ホンメを新人船員ドンシクは救い、ドンシクとホンメは心を通わせるように。やがてカン・チョルジュは当局の監視を避けようと、密航者たちを船倉に閉じ込めるが……。

WOWOWから引用

【映画「海にかかる霧」の感想(ネタバレ)】


「殺人の追憶」のポン・ジュノ監督が製作し、“JYJ”のパク・ユチョンが出演した実話を元にしたサスペンス。

韓国で実際に起きた出来事("テチャン号事件")を元にした話ということで見てみた。

元にしたという”テチャン号事件”については全く知らなかったので、死人が出ない程度の海のトラブルかなと軽い気持ちで見ていたら、金に困った船長が中国からの密航者の密航を手伝い、最終的に20人くらいいた密航者のほぼ全員が船倉の中でガス中毒で死ぬ(一人を残し)大惨事の話だった。

魚を冷凍保存する船倉に密航者を一時隠して運んでいたが、冷凍庫の故障により、ガスが発生、それにより全員がガス中毒死。

ちなみに、ここまでは、不慮の事故の話だが、この後の隠蔽行為がまさに地獄絵図。

亡くなってしまった密航者全員の体を切り刻んで、海へ投げ入れ魚のエサにして隠蔽処理。その後は、隠蔽することに対しての罪悪感から船員同士での不信感から殺し合いに発展。最終的に船は霧の中、沈没する。なんとか脱出した船員一人と密航者の女二人のみ生還する。

どこまでが事実なのかは、わからないが、とんでもなくひどい話なのは、たしか。

ちょい前に「凶悪」を見て、悪行のひどさに見てて気分が悪くなったが、あれよりもこっちの方が、ひどいような気がする。殺しこそしていない(ガス事故ではある)が、その後の隠蔽行為は、通常の人間業ではない。

人は、隠蔽するためなら、どこまでも、なんだってするのだろうか。そんな気持ちになる映画です。共同体での空気の支配は怖いです。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:いつもの韓国のサスペンス映画のひとつだと思って見てはいけない映画。ちなみにどこまでが事実で演出(脚色)なのかは、わからないが、この映画で描かれている悪い面が出たときの韓国人の姿は、これが本質なのかもしれないと思わせる。戦時中の話なら、ここまで話が膨らんでも納得できなくもないが、事件は2001年の話でつい最近の話だ。それが、マフィアでもなく普通の漁師が、見境に無く密航者の女とヤろうとしたり、女を巡って仲間同士で殺し合いに発展したりする無秩序な姿を見てると、規律がどうしようもないなと思ってしまう。すでにお互い罪を共有して、船の上のみ他人(密航者)に関しては無法地帯化してるが、それにしてもたがが外れすぎではないかな。)



俺だけヤってないんです

女は俺のものだ


-?


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映画「パラレルライフ」の感想(ネタバレ)

2016.04.17 Sunday 韓国映画 レビュー

■映画「パラレルライフ」の感想(ネタバレ)



■監督:クォン・ホヨン
■出演者:チ・ジニ イ・ジョンヒョク ハ・ジョンウ ユン・セア パク・ピョンウン パク・クニョン チョン・ハニョン

WOWOWで放送していた映画「パラレルライフ」を鑑賞。

【映画「パラレルライフ」のあらすじ】

美しい妻と可愛い娘に囲まれ、申し分ない人生を歩んでいたエリート判事ソクヒョン。だがあるとき、彼は妻が惨殺される悲劇に見舞われる。すぐに犯人は逮捕されるが、そんな矢先、ソクヒョンは事件を追う女性記者から、彼の人生が30年前のある人物と驚くほど似ているという《パラレルライフ》のことを知らされる。もし本当にソクヒョンの運命が過去の事件をなぞるのなら、やがて犯人が脱獄し、彼と娘を殺しに現われるのだが……。

WOWOWから引用

【映画「パラレルライフ」の感想(ネタバレ)】


韓国ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」のチ・ジニ主演のサスペンス。

今まで使っていたブルーレイレコーダーが壊れて、現在は、代わりに以前使っていたDVDレコーダーを使っているが、そのHDDの中に5年以上前に録画したまま見てなかったものがあったので見てみた。

内容は、別々の時間で、同じ出来事が起きるというパラレルライフ(平行理論)に巻き込まれてしまった判事の話。

アメリカ大統領のリンカーンとケネディには、二人とも頭を打たれて暗殺、暗殺された場所がフォード劇場とフォード車、暗殺犯の生年月日(100年違い)など、数々の類似点があり、テレビでも都市伝説として話題になったことがあるが、それを元にした映画です。

上記のリンカーンに対して、ケネディの役目を負うことになってしまった主人公の判事が、運命を変えようと翻弄するわけで、テーマとしては、ゲーデルの不完全定理などを理論の説明に出したり、前回見たインターステラー的な、理論を下敷きにしている話ではあるのだが、なぜかインターステラーほど身を任せて楽しめない。

妻が殺されたり、いろいろな事件が主人公に降りかかっているが、どうも感情移入できない。また話自体もオチを知ってしまえばそれほど複雑ではないが、最後にいろいろ詰め込みすぎなのか、やたらごちゃごちゃして説明的な印象。

現在の殺人事件の真相と、平行理論(過去に起きた事件)の真相、この二つをそれぞれ組み合わせて一つの話にしようとしているが、お互いに謎を残しながら進み、最後にそれぞれでどんでん返しをやろうとしてるため、話が入り組みすぎている。

例えば、殺されてしまった妻が実は自分の親しい部下?と不倫していた(そして、主人公の娘も彼の子供だった)という大オチがあるが、この現在での主人公のみが知らなかった事実という後出しストーリーは、いらないんじゃないかと思う。

一応、過去(平行理論)を探っていくとそういう出来事があったことが後からわかり、最終的にすべての話がそこに合致するつくりになっているが、どうもそのオチにしたいための話の強引さがうかがえてしまう。

結局のところ、3人(主人公、娘、部下?)が同じ場所に集まると死ぬ(全員の死因までわかる)という過去の出来事を解明して、一時は3人が集まらないように回避するのだが、なぜか別の危機的理由を見つけると、安易に会おうとしてしまう。娘を助けようとするからなんだけど、そういうのも含めて平行理論の可能性という発想は一切ないらしい。

この部分での主人公のどうしようもなさは、見ていられない。平行理論を信じたなら、最後まで信じよう。実際に自分が同じ状況になったらそういう行動を取るかもとかいう、仮の話はひとまず置いておこう。

じゃないと、今まで一生懸命調べていた意味無いじゃん。っというか、平行理論外に話を振ったなら、そっちのストーリーで話を続けてくれないと結局、主人公が平行理論の軌道に戻ってきたら、ただずっと同じところをぐるぐる回ってるだけです。

この作品は、そこの部分に尽きると思う。3人が会わないことで、回避できるとわかれば、それに従って行動するのが、一般的な主人公の行動ではないのか。

ちなみに一番ひどいのが、妻の不倫の事実を知って頭に血がのぼり、まるで冷静さを欠いてしまうという部分。完全に平行理論のことを忘れちゃってますね。忘れちゃったらダメだ。とりあえず首を絞められて殺されるのわかってるなら、最低限首に鉄の防具でも付けておこう。それだけで回避できるよ。

結局、この映画は、平行理論を完成させたい(バッドエンディングにしたい(運命に逆らえない)という作り手の自己満足が全面に出ていた話だと思う。


評価 ★★☆☆☆ (星2.5)

(まとめ:平行理論というテーマは良いが、結末はかなり微妙な韓国サスペンス。そもそも、運命がすでに決まってて、どう足掻いてもダメというオチは、実話ならともかく映画として、2時間使って見る価値は微妙でしょう。主人公の足掻きを全否定している。まるでキリスト教の予定説のような話。神が決めてるので、人間の自らの意思は関係ない。あらかじめ決められた予定通り遂行される。運命は決められていたが、本人は知らなかった…いや、知っていたが、運命に突き進んだといえる。一つの脚本の完成度としては、二つの事件をよくまとめたと思うが、作品の単純な面白さでは爽快感やどんでん返しで騙されたというエンタメ感はあんまり感じない。個人的には、ゲーデルと同じ運命を背負った韓国の平行理論者の方の苦悩をメインに描いた方が、良かったと思う。ちなみに理論を前提にしてるが、これと言って気になる名言はなかった。)



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映画「泣く男」の感想(ネタバレ)

2016.03.31 Thursday 韓国映画 レビュー

■映画「泣く男」の感想(ネタバレ)



■監督:イ・ジョンボム
■出演者:チャン・ドンゴン キム・ミニ ブライアン・ティー キム・ジュンソン キム・ヒウォン

WOWOWで放送していた映画「泣く男」を鑑賞。

【映画「泣く男」のあらすじ】

ロサンゼルス。ある組織の殺し屋ゴンは、ターゲットである人物の幼い娘を誤って射殺してしまう。罪悪感に悩むゴンに組織が依頼した次の仕事は、ソウルを拠点とする投資会社の女性重役モギョンを暗殺することだった。しかし、モギョンはゴンが殺した幼い娘の母親だった。ゴンは韓国に向かいモギョンを仕留めようと挑むが、娘の死を引きずる彼女を見て動揺する。ゴンが裏切ったと判断した組織は新たに3人の殺し屋を送り込むが……。

WOWOWから引用

【映画「泣く男」の感想(ネタバレ)】


「アジョシ」のイ・ジョンボム監督、韓流四天王の一人チャンドンゴンを主演に迎えたアクション。

「チング」「PROMISE 無極」以降、あまり見た記憶がなかったチャンドンゴン主演の最新作がやってたので見てみた。

邦題タイトルは”泣く男”とつけられているが、任務中に誤って子供を殺してしまった凄腕の殺し屋の男(ゴン:主人公)が、それ以降、日々罪悪感にかられる、悲哀みたいなものが同時に描かれている。

殺し屋の中にあった、孤独と任務に対する精神的な葛藤が、この映画”泣く男”の切り口だと思われる。まーよくある話っちゃ話だけど。

同じ監督作であり、ウォンビンが主演した前作「アジョシ」も、殺し屋と言う冷血で人間味が無いイメージの中にある人間味を描こうとしている部分で共通。

まー諸事情はいろいろあるが、この映画は、子供を殺してしまった罪悪感により、殺し屋の人間味がテーマとなっているが、序盤こそアクションなどテンポが良かったが、中盤は、その罪悪感による感傷に浸る人間味の描写が割合を占めて、せっかくあった緊張感が減って多少だらけてくる。

ちなみに、チャンドンゴン演じるゴンが次の殺害依頼を破棄したことで、新たな殺し屋が雇われて、彼とターゲット(子供の母親)に襲い掛かってくるのだが、団地を舞台にした銃撃アクションシーンは、迫力あってかなり見どころ。

例えば、かなり昔になるが、デニーロ×アルパチーノの映画「ヒート」の市街地の銃撃戦は一時話題になったが(もう内容忘れちゃったけど)、そのレベルで、この団地の銃撃シーン部分は、印象に残り、なかなかすごいと思う。大分リアル感を追求してる。このレベルならずっと見ていられる。

っということで、せっかくアクション部分が良かっただけに、中盤の男女共に感傷に浸ってる部分の描き方がじめじめしてもったいない。ちゃんと描いてる割に、どうも感情移入する感じにもならないし。女の方にあきらかな善人ではない印象付けがあるので、子供を亡くした悲しみを素直に共感できない。なんかいろいろごちゃごちゃしてる。



評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(まとめ:中盤以降の銃撃アクションが見どころの韓国アクション。韓流四天王では、ハリウッド進出してるイビョンホンに比べて、最近は日本での話題性がほとんどない感じがするチャンドンゴンだが、主演作は、この作品を見る限り、しっかりと存在感あります。銃撃アクションが好きなら、ストーリーは、無視して、中盤から後半の銃撃戦目当てで見てもいいかなと思う。)



8は中国で幸運だが

ここでは違う


-?

カエルを捕るときは

足に泥が付くもんだ


-?



男は泣くもんじゃない

-?


俺は疲れている

-?


泣く男 [ チャン・ドンゴン ]


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