映画「デビル・インサイド」の感想(ネタバレ)

2013.05.05 Sunday ホラー映画レビュー

■映画「デビル・インサイド」の感想(ネタバレ)





■監督:ウィリアム・ブレント・ベル
■出演者:フェルナンダ・アンドラーデ サイモン・クォーターマン エヴァン・ヘルムス イオヌット・グラマ スーザン・クロウリー ボニー・モーガン

WOWOWで放送していた映画「デビル・インサイド」を鑑賞。

【映画「デビル・インサイド」のあらすじ】

1989年。米コネチカット州に暮らすマリアという女性が、神父ら3人を殺害したと自首してくる。逮捕された彼女は精神疾患の診断を受け、バチカンの医療施設に収容されることになった。20年後。マリアの娘イザベラは、悪魔払いの最中に起きたという事件の真相を知ろうと、ドキュメンタリー映像作家を連れてバチカンを訪れる。変わり果てた母親の姿にショックを受けた彼女は、2人の若き神父に改めて悪魔払いを依頼するが……。

※WOWOWから引用

【映画「デビル・インサイド」の感想(ネタバレ)】


悪魔払いの様子を追ったフェイクドキュメンタリーホラー。

物語は、神父ら三人を殺害した女性の娘が20年の時を経て、その事件の真相に迫ろうと、母親がなぜか収容されているバチカンの医療施設を訪れるという話。

今流行のフェイクドキュメンタリーホラーということで見てみた。

グレイブエンカウンターズ」しかり、最近こういうの選んで結構見てる。別に好きじゃないけど。

ちなみに今回は、悪魔祓いそのものを題材にしたドキュメンタリー風ホラー。

悪魔祓いを題材にした映画はこれまで結構あるが、今回は、ドキュメンタリー風に撮ってみようというテーマでより現実と映画という区切りを無くす演出のもと描かれている。

どこまでが本当でどこからがフェイクなのか判断がつきにくいところが、一応ホラー的怖さがある。

また定点カメラ映像ばっかりの「パラノーマルアクティビティ」シリーズとは違い、ストーリー含め、かなり映画っぽい作り(起承転結)になっているので、見ながら眠たくなるということはなくなった。その辺では大分良いと思う。

ただラストのここで終わり?という雑なラストは否めない。せめて悪魔祓いに協力してくれるガロ神父?のところに行けよ。と思う。そこの映像期待してたのに。


評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(眠くならないモキュメンタリーホラー作品。悪魔に憑依された人間が、普段はしゃべることができない多言語(外国語)を操るという特性があるが、この映画の中で女性(母親)が日本語をしゃべっていて、「おお!」っと一瞬ビックリしたが、普通の外国人がいうやや訛った感じのイントネーションは面白かった。そして「楽しみましょう」って敬語かよ。「楽しもうぜ〜グハハハ」ではないし。もうちょっとここの日本語表現勉強しよっか。この部分ってこれまで大抵他の外国語で表現されていて気づかなかったが、意外と言語がわかると笑いになる。悪魔なのに訛りあるのかよ。しかも憑依した本体に釣られた外人訛りの発音になるっていう(笑)あと急に言葉遣い(悪態をつく)が悪くなるという憑依設定もよく考えると面白い。大分下品な下ネタを毎回言うけど、悪魔そこいうの好きだな。これ神父側が同じ世界観で付き合っているから成立してるけど、突き放されたら大分浮くね。もうコント。)



科学の役目とは

論理的な解釈の発見だ


-?


傷をつなげて

-母親


科学で解明できない領域を

宗教が引き継ぐ


-神父


これまで神よりも

悪魔と遭遇したほうが多い


-神父



悪魔の憑依を決める4つのこと

1.異常な怪力
2.聖なる物への嫌悪
3.未知の言語や出来事を語る
4.超自然的な動き


-?


楽しみましょう(日本語)

-?


先祖を呪ってやる

-?



洗礼とは罪を移譲すること

現在と個人の罪をだ

例えば、赤ん坊が洗礼後に亡くなったら

天国に行く、洗礼前なら地獄に行く


-神父


フェルナンダ・アンドラーデ/デビル・インサイド


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映画「グレイヴ・エンカウンターズ」の感想(ネタバレ)

2013.03.03 Sunday ホラー映画レビュー

■映画「グレイヴ・エンカウンターズ」の感想(ネタバレ)




■監督:ザ・ヴィシャス・ブラザーズ(コリン・ミニハン、スチュアート・オルティス)
■出演者:ショーン・ロジャーソン アシュリー・グリスコ フアン・リーディンガー マッケンジー・グレイ マーウィン・モンデジール

WOWOWで放送していた映画「グレイヴ・エンカウンターズ」を鑑賞。

【映画「グレイヴ・エンカウンターズ」のあらすじ】

超常現象の現場を突撃取材するTV番組「グレイヴ・エンカウンターズ(墓地との遭遇)」の撮影チームは、全米で最も危険と悪名高い心霊スポットの廃病院で一夜を明かすロケを敢行することになった。とはいえ、実は超常現象など信じていない彼らは、いつものようにヤラセでもっともらしいコメントや映像を収録し、さっさと番組をでっちあげる目算をつけていた。だがその夜、建物内で撮影を始めたクルーを本当の怪奇現象が襲う。

※WOWOWから引用

【映画「グレイヴ・エンカウンターズ」の感想(ネタバレ)】


今流行のフェイクドキュメンタリー手法を用いたカナダ産のサスペンスホラー。

物語は、超常現象を取材するヤラセ番組のスタッフが廃病院で本物の超常現象に遭遇し…という話。

パラノーマルアクティビティ」シリーズや「スピーク」と同様の偽ドキュメンタリー映画作品ということでチェック。

上記2作品でほぼやりつくしている感のある偽ドキュメンタリーホラーだが、今回は、廃病院が舞台、微妙に廃ホテルが舞台だった「スピーク」と被ってる気がしないでもないが、それはともかくとして見てみた。

他フェイクドキュメンタリーと違う点を上げると、なぜか時間が朝になっても太陽が昇らない(明るくならない不思議)、階段の場所や入り口の場所が移動する(CUBE的な迷路感)など、ちょっと仕掛けが大規模で凝っている。※低予算は変わらず。

それと、もともとが精神病院の廃病院ということで、ロボトミー手術を始め背景がちょいグロ路線になっている。特に迷い込んだ主人公がロボトミー手術の餌食になるラストは、上手くつながった(オチた)かなという感じ。


評価 ★★☆☆☆ (星2.8)

(怖いと同時にやっぱり眠気も襲ってくるフェイクドキュメンタリー映画。超常現象ホラーをウリにしているのはわかるが、人間が普通に襲い掛かってくる脅かし方はこのジャンルではちょっとどうかなと思ってしまう。一応顔が怖くなる幽霊的なホラー演出処理があるが、それまで普通に人だからね。ドアを挟んでカギ締めるとかそこの攻防とかいらないよね。これまでは、パラノーマルの身内が憑依されて襲ってくるのは、セーフとしても、全くどこの誰かもわからない他人(幽霊の精神病患者の設定)が襲ってくるのは、アウトでしょう。人の実体あった時点でちょっと話が違ってくる。こうなると、怖いの種類が遊園地のバイトが直接脅かしてくるアトラクションと同じになっちゃうからね。)


プロだろ キャラを貫け

-ランス



ショーン・ロジャーソン/グレイヴ・エンカウンターズ


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映画「ラスト・エクソシズム」の感想(ネタバレ)

2012.08.08 Wednesday ホラー映画レビュー

■映画「ラスト・エクソシズム」の感想(ネタバレ)




■監督:ダニエル・スタム
■出演者:パトリック・ファビアン アシュリー・ベル アイリス・バー ルイス・ハーサム ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ

WOWOWで放送していた映画「ラスト・エクソシズム」を鑑賞。

【映画「ラスト・エクソシズム」のあらすじ】

これまで何度となく悪魔払いの儀式を成功させてきたマーカス牧師。だが彼自身は悪魔を信じておらず、儀式は依頼者を納得させるための、いわば精神療法のようなものだと考えていた。そんなある日、悪魔払いの失敗で少年が命を落とすというニュースを聞いた彼は、儀式のウソをドキュメンタリーとして公表し、それを最後に引退しようと決意する。彼は撮影スタッフを連れ、無作為に選んだ依頼者のいる田舎の農場を訪れるのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「ラスト・エクソシズム」の感想(ネタバレ)】


悪魔祓いの嘘を暴露しようとする牧師のドキュメンタリー風オカルトホラー。

物語は、神を信じていないマジックが得意な牧師がエクソシズムの嘘を証明しようと撮影クルーを同行させ、奇怪な出来事に悩んでいる依頼者の家でマジックを使ったエクソシズムまがいの儀式で解決しようとするが…という話。

エクソシズムはすべて嘘だ”と神を信じていない牧師がそれを証明しようとする…という面白い切り口で始まる斬新なドキュメンタリー風なホラー

最近流行の、”パラノーマルアクティビティ”などと同様のドキュメンタリー風(本物っぽい)な恐怖演出を狙っている。

個人的に”エクソシズム”については、宗教教育の教えから出た弊害と考えているので、この映画は主人公がそれを証明しようとする視点で描かれたのは、なかなか斬新で面白かった。マジックグッズを使って。

結局のところ、固定の宗教の神を信じている信仰心の強い人ほど、エクソシズムを必要としてる人が多く、キリスト教と関係ない地域では、実のところ全然話題にもならない。特に日本では、悪魔祓いなどは自分の周りで聞いたこともない。※テレビではたまに見るけど。

実際、ある宗教では、神を信じる=悪魔も信じる ということなので、自分のなかに神を受け入れられない行為や信仰心があるならば、それを”悪魔”として、精神の中に作り出してしまう恐れがある。

なので、基本悪魔祓いが必要な人は、悪魔がいるという宗教を教えられて育った人やその神を信じている人に多い。逆に日本は、キリスト教は、ごく一部なのでエクソシズムの話はほぼ聞かないが、それに代わる厄除け(霊、祟り)などの文化があるので、そういうものを強く信じてしまうと同じ状況に陥る可能性もある。

ということで、神(メリット)を信じさせるために、悪魔(デメリット)で恐怖を煽っている特定の宗教や考え方には深く関わらない方が良い。また、恐怖や不安で煽るのは、安易で効果的だが、個人的にやり口を尊敬できるものではない。




評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(マンネリ化しつつあった悪魔祓いホラーの少し斬新なアプローチ作品。ラスト手前のどんでん返しは意外な展開だったが、その後はお決まりの暗闇を走って逃げるが、バッドエンドなので後味が悪い。一応、斬新なアプローチとは正反対に宗教に配慮して、神がいる(悪魔もいる)設定を肯定し、保っている。人(仲間)が多いので、娘(悪魔)の怖さは、それほどでもないが、ライフルを発砲する親父の方がリアルに怖い。)


救いが必要な人々に

彼らが臨む救いを与えてる


-マーカス


”悪魔に取りつかれてる”

という思い込みだ


-マーカス


エクソシズムは詐欺だと

示したいんだ

それこそ神の仕事だ


-マーカス


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映画「クレイジーズ」の感想(ネタバレ)

2011.11.23 Wednesday ホラー映画レビュー

■映画「クレイジーズ」の感想(ネタバレ)



■監督:ブレック・アイズナー
■出演者:ティモシー・オリファント ラダ・ミッチェル ジョー・アンダーソン ダニエル・パナベイカー クリスティ・リン・スミス
 
WOWOWで放送していた映画「クレイジーズ」を鑑賞。

【映画「クレイジーズ」のあらすじ】

アイオワ州。のどかな町で保安官を務めるデヴィッドが野球を観戦していると、不意にひとりの男が銃を持って球場に乱入し、デヴィッドはやむなく男を射殺するはめに。その後も、町の人々が突如凶暴化する不可解な出来事が相次ぎ、その原因を探り始めたデヴィッドは、町の外れの森の沼に、謎の細菌兵器を輸送中の軍用機が墜落した事実を突き止める。軍は秘密裏に事件を処理すべく、町の住民たちを一斉に拘束して隔離を始めるが……。

※WOWOWから引用

【映画「クレイジーズ」の感想(ネタバレ)】


ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督が1973年に公開した同名映画を監督自身は製作総指揮に回り、リメイクした作品。

物語は、アイオワ州に事故でまかれてしまった新型ウイルスにより凶暴化した住人から逃げ回る保安官らを描く。

ゾンビ映画ということも知らずにタイトルのみで見始めた作品だが、兆候→変化→原因→避難→捕獲→隔離→逃亡、とゾンビ映画ならではの順番をイチからきちんと進んでいき、それとともに物語のテンション&スケール感も徐々にアップし、最後まで飽きさせない。

特に密室でのホラー要素と密室外でのスペクタクルアクションの組み合わせがかなり絶妙。

ゾンビ映画の場合、閉鎖空間が多いため世界観が小さくなりやすいが、これは密室外でのテンションを保たせる、煽り方も上手い。※ヘリからの車の破壊など。

ラストには、ウイルスが飛散した地域をすべてせん滅するため軍が核爆弾を投下し、閃光とキノコ雲が漂う映像の衝撃度は凄まじい。究極の破壊行為なのに、それとは別に街を飲み込むキノコ雲の映像に美しいと感じてしまう人間の矛盾さも感じてしまう。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(どこかで見たことのある展開やオチを集めたような映画だが、ゾンビ映画としては、普通に面白い作品。ただ、今までとは違いゾンビが人間みたいに武器を使って襲い掛かってくる表現は、ゾンビ映画としてはかなり邪道になるかなと思う。っということで他とは違う異色のゾンビ映画だ。ラストは、核爆発からギリギリ逃れた主人公だが、日本の今の現状を考えると、核は爆発よりも放射能の方が心配だと突っ込みたくなってしまう。また、タイトルにある”クレイジーズ”だが、ゾンビがクレイジーというよりも、殺人ウイルス兵器を研究しているアメリカ(人間)が一番クレイジーともいえる。)


封じ込み作戦開始

-?


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映画「エクソシズム」の感想(ネタバレ)

2011.11.10 Thursday ホラー映画レビュー

■映画「エクソシズム」の感想(ネタバレ)



■監督:マヌエル・カルバージョ
■出演者:ソフィー・ヴァヴァスール スティーヴン・ビリントン ダグ・ブラッドレー リチャード・フェリックス ジョー=アン・ストッカム トミー・バストウ ラッザロ・オエットリ
 
WOWOWで放送していた映画「エクソシズム」を鑑賞。

【映画「エクソシズム」のあらすじ】

厳しい両親の方針で自宅教育を受けている15歳の少女エマ。彼女は普通に学校に通い、歳相応に友人を作りたいと願っていたが、決して許されることはなかった。そんなある日、エマは突然ひきつけのような発作を起こし、病院に運ばれる。異常は見つからず、精神的な問題と思われたが、その後も症状はエスカレートしていく。彼女の異変を知った叔父のクリス神父は、エマの両親に彼女の悪魔祓いをするよう勧めるのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「エクソシズム」の感想(ネタバレ)】

スペインで大ヒットを記録したホラー映画「REC/レック」のプロデューサーによる”悪魔祓い”をテーマにしたホラー作品。

ビデオカメラによる主観映像がめちゃめちゃ怖いと公開当時に話題になっていた「REC/レック」のプロデューサーによるホラー映画ということで、「REC/レック」はまだ見てないけど、少し期待が高まり見てみたが、これは久々のかなりひどい作品に遭遇。

全体の完成度は、「エクソシスト」をなぞるストーリーでそれなりに見れて悪くないが、ラストが全くのダメダメ

完全にネタバレになるが、15歳の女の子にとりついてしまった悪魔を神父が”悪魔祓い”するという御馴染みのストーリーなのだが、悪魔にとりつかれた女の子は、自分で悪魔召喚を試しており、その悪魔が自分にとりついていた。

それ以降、悪魔の影響で一緒に悪魔召喚していた男友達は、のちに交通事故で重傷、仲が良かった弟も交通事故で死亡し、母親もショックで自殺未遂、父親は神父との乱闘の末、誤って刺されて死亡

最後は、自分の罪に耐え切れなくなった神父も自殺し、車椅子の母親と女の子しか残らない。もう最低最悪のラスト。

この映画は、ホラー的にはまったくと言っていいほど怖くないが、ラストの後味の悪さといったら”恐怖”(ホラー)に値する。

悪魔祓い”をテーマにした作品ということで、映画「エクソシスト」にプラスするようなオリジナリティがあるのかと思いきや、信頼すべき神父が実は”悪魔がこの世にいる証拠を映像(ビデオ)に収めたかっただけで”悪魔祓い”を全くしない”悪徳神父だったという位で、驚愕のラストが待っているわけでもなんでもない。

とりついていた悪魔も何をするわけでもなく女の子から離れ急にいなくなるし、一体何がしたかったのか全くわからない映画。


評価 ☆☆☆☆☆ (星0)

(「うんうん…うんうん。うんうん。あれっ、え〜〜〜これで終わりなの!?」という真面目に見ていた人をバカにするような作品。最初から最後までそれなりの吸引力があり、最後までは何かあるのかと期待して見れるように作られているのだが、ラストで急ブレーキの大事故。広げた風呂敷をまとめる気はないらしい。この映画から伝わってくる唯一のものは、”悪魔召喚はやめよう”位ですね。)


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映画「恐怖」の感想(ネタバレ)

2011.11.08 Tuesday ホラー映画レビュー

■映画「恐怖」の感想(ネタバレ)



■監督:高橋洋
■出演者:藤井美菜 中村ゆり 片平なぎさ 日下部そう 斉藤陽一郎 吉野公佳
 
WOWOWで放送していた映画「恐怖」を鑑賞。

【映画「恐怖」のあらすじ】

優しい両親のもと、森の中の一軒家で育てられた純真無垢な幼い姉妹、みゆきとかおり。ある晩、悪夢にうなされてベッドを這い出した2人は、両親がひそかに上映していた映画を目撃。それは人間の脳の実験の様子を記録した戦前の16mmフィルムで、そこに映し出された不思議な白い閃光を目の当たりにする。17年後、かつてのトラウマ的体験のせいで死への誘惑に取りつかれた26歳の姉みゆきはみずから命を絶つことを決意し……。

※WOWOWから引用

【映画「恐怖」の感想(ネタバレ)】

ジャパニーズホラーの大ヒット作「リング」シリーズを始め、日本のホラー作品の脚本を多く手がける高橋洋が監督したホラー作品。

恐怖」というド直球のタイトルがつけられており、おのずと”リング”や”呪恐”のようなヴィジュアル+心理的「恐さ」を体験できるのかと心して見てみたが、結果は思ったほどに怖くない。

物語は、人間の脳に隠されたある機能の謎を解明しようとする科学者の話で、人間が幽霊など幻覚を見るという現象は、実は脳の中のある機能が視覚に見せているという。

脳のある部分に直接刺激を与えることで、強制的に幽霊を見れるような実験をある女性に施すが、女性は予想通り、特別なものを観るようになり…と話は進んでいく。

一応ストーリーを追っていたのだが、ラストのオチ(すでに死んでいた)で、今までの話が、実は現実ではなく、姉目線での死後の話だったということがわかるオチなのだが、自分の頭ではラストを見ても、しっくりこずよくわからなかった。

この映画のテーマとしては、”自殺したらどうなる?”の問いに対し、あの世は本当にあるのかそれとも何もなくただ消えてなくなるのか?”という死後の謎で遊んでいるのだが、恐怖の要素を暗闇ではなく、で演出していたり斬新な設定を取り入れているのだが、ストーリー的には、???が多く理解に苦しむ。

ラストで語られるセリフ「消えるだけ…、消えるだけ…」という言葉だけが、この映画の後味の悪さを残す、嫌な終わり方を表しており、一人で見ているとちょっと怖い。

感覚的に「あの世」を信じている人間にとって、死んだら”ただ消えるだけ”=”あの世は存在しない”ということが、実は一番の恐怖なんだと、そんなことを表現したホラー映画なのだが、”あの世”があると感覚的に子供の頃から信じさせられている者にとっては、この映画を見てそれを全否定して受け入れるだけの、根拠と証拠は、この映画からは得られなかった。

たぶん潜在意識レベルでの恐怖のすり替え、上書きを行おうとした映画で、これが成功していれば相当怖い作品だと思うが、今ある常識(あの世があると思う)の方が強いためか、自分には上手く伝わらず成功しなかったのが、あまり怖くないという結論に至ったと思う。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(霊は、人間の脳が見せているという科学的な部分で話を進めているのはすごく良かったが、その後、あの世が迫って襲い掛かってくるという設定は、心理的には、怖いが、ビジュアル的には白い光やモヤで表現され、暗闇が怖いと感覚に記憶されている自分に取っては今ひとつ怖くない。唯一良かった部分は、”吸血鬼が死ぬ時に断末魔の叫びを上げるが、あれは吸血鬼があの世がないのをわかっているから、人間はあんな悲鳴は上げられない。だから吸血鬼が好き…”というセリフがあったが、情緒的というか意外と好きな言葉だ。)


みんな死ぬ

-みゆき


恐怖 【DVD】

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映画「ゾンビランド」の感想(ネタバレ)

2011.11.01 Tuesday ホラー映画レビュー

■映画「ゾンビランド」の感想(ネタバレ)



■監督:ルーベン・フライシャー
■出演者:ウディ・ハレルソン ジェシー・アイゼンバーグ エマ・ストーン アビゲイル・ブレスリン ビル・マーレイ
 
WOWOWで放送していた映画「ゾンビランド」を鑑賞。

【映画「ゾンビランド」のあらすじ】

謎の新型ウイルスに感染した人間が次々とゾンビ化し、世界は壊滅寸前。テキサスで引きこもり生活をしていた大学生コロンバスは、独自に編み出した“32のルール”を実践してサバイバルを継続。偶然から度胸満点のタフガイ、タラハシーと出会ったコロンバスは彼の車に同乗することに。やがて元詐欺師コンビの美人姉妹、ウィチタとリトルロックが彼らと合流し、4人はゾンビがいない天国と噂されるLA郊外の遊園地に向かう。

※WOWOWから引用

【映画「ゾンビランド」の感想(ネタバレ)】


北米で初登場第1位を記録し、全世界で1億ドル以上の興行収入を稼ぎ、ゾンビ映画として「ドーンオブザデッド」を抜いて、トップとなったホラーアクションコメディ。

日米ともに劇場公開時に結構話題になっていた作品だけに期待度が高くなっていたが、その期待を裏切らない程度に絶妙に維持していた、切り口が面白いゾンビ作品。

物語は、謎のウイルスにより地球上の人間はほぼゾンビとなってしまった世界で、唯一生き残っていた男女1〜4人のロードムービーという感じで、物語は以前見た「フェーズ6」とほぼ似た内容。

ただ、これまでのゾンビ映画との違いは、ホラー作品なのにホラー要素を潰す設定をあえて加えているところでしょう。

例えば、ホラーでよくありがちな、ゾンビを撃って死んだと思ったら実は死んでなくて急に咬まれてしまったり、車に乗ったら後部座席から現れたりと、ホラーでよく使われるビックリ要素があるが、そういうゾンビ映画の暗黙の掟をすべてネタバラしして、ゾンビから生き残るための32のルールを作って最初から紹介している。

この映画は、このルールに沿って進行していくため、不用意に仲間がゾンビに食われて死ぬことはない。そして、このルールのおかげで主導権はほぼ主人公らが握っており、ゲーム感覚でゾンビを倒していく爽快感がある。

バイオハザードシリーズとは違う、急にゾンビが出てきたときのルールに基づく対処法を楽しむという一味違ったゾンビ作品になっている。



評価 ★★★★☆ (星4つ)

(真面目なゾンビ映画を期待してる人には、あまりおすすめできないが、気楽にゾンビ世界で生き延びてる人々を見て楽しむという新たな目線を持てる人なら意外と楽しめる作品。イケてない主人公の恋愛や仲間の繋がり(友情)も描かれていたりとお決まりのドラマも含まれている。ヒロインは、新作の”スパイダーマン”の「アメージング スパイダーマン」のヒロインに抜擢されたエマストーンという子だが、この子もなかなか良い。主要キャストは回想シーンを抜かすと全部で5人という登場人物も極端に少ない映画でもある。)


何か取り柄があると

お袋に言われたが

ゾンビ殺しだとはな

-タラハシー


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映画「ケース39 招かれざる少女」の感想(ネタバレ)

2011.10.25 Tuesday ホラー映画レビュー

■映画「ケース39 招かれざる少女」の感想(ネタバレ)





■監督:クリスティアン・アルヴァルト
■出演者:レニー・ゼルウィガー ジョデル・フェルランド ブラッドリー・クーパー イアン・マクシェーン エイドリアン・レスター

WOWOWで放送していた映画「ケース39 招かれざる少女」を鑑賞。

【映画「ケース39 招かれざる少女」のあらすじ】

児童専門のソーシャルワーカー、エミリーは、両親に自宅のオーブンで焼き殺されそうになる寸前、救出された10歳の少女リリスを引き取り、自宅で一緒に暮らすことに。エミリーの恋人であるセラピストのダグも協力し、リリスは人間らしい第二の人生へ。だが、その直後からエミリーの周囲では不審死事件が続発し、エミリーはリリスに対して疑念を抱き始める。その後も周囲で怪事件が続き、エミリーはリリスを恐れるようになるが……!?

※WOWOWから引用

【映画「ケース39 招かれざる少女」の感想(ネタバレ)】


アカデミー賞女優(助演女優賞)レニーゼルウィガー主演のホラー映画。

正統派な役が多いレニーゼルウィガーには珍しいホラー作品

この映画は、WOWOWではホラーのジャンルに分類されているが、いわゆる脅かし系ホラーとは違い、ジワジワ来るので、個人的には、心理サスペンスまたは心理スリラーといった方がしっくりくる。※物語が進むごとに怖くなってくる作風だ。

ストーリーは、親の虐待を受けていた少女を引き取ることになったレニーゼルウィガー演じる児童相談所のソーシャルワーカーが、一緒に住んだ後に少女の隠された秘密を知り…という子供がホラーの材料になっているよくあるパターン。※今まで観た中では「エスター」が記憶に新しい。

この少女の秘密は、どういうわけか、人のトラウマ(弱み)につけ込むのが上手く、接触した人間の弱みを見つけると、そこを攻撃し、幻覚を見せ、死に追いやるという特殊な能力を持っている。

この”人の防ぎようの無い心の穴(過去のトラウマ=潜在意識)をつく”という視点は、かなり唸らされたが、細部が甘くて残念。ブラッドリークーパー演じる相談員を追い詰める会話術は話をしているだけなのに恐怖を感じるほど不気味さがあって良かっただけに、この路線でもっと攻めてくれれば良かった。

惜しい部分が残るが、レニーの安定演技で最初から最後まで吸引力が続く良作。

ラストも一応お決まりでやっつけたようだが、この少女の正体が謎のままでやや消化不良が残る。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(この映画にも、後から知ったがブラッドリークーパーが出演していた。ブラッドリークーパーは意外とマイナー作品に出ているが、作品選びはなかなか。この映画も、主演のレニーゼルウィガーの演技で大分作品の完成度は上がっているので、途中で死んでしまうが、意外とおいしい。レニーはすでに40歳を越え大分おばさんの雰囲気を醸し出しているが、かすれた声や仕草にチャーミングさがあり、個人的にはまだまだ好き。人当たりがソフトなんだよね。外見は役作りのためか、少し太っていて40点位なんだけどね。)


怒りはあるか?


-リリスの父


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映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」の感想(ネタバレ)

2011.10.21 Friday ホラー映画レビュー

■映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」の感想(ネタバレ)



■監督:北村龍平
■出演者:ブラッドリー・クーパー レスリー・ビブ ヴィニー・ジョーンズ トニー・カラン ブルック・シールズ ロジャー・バート 

WOWOWで放送していた映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」を鑑賞。

【映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」のあらすじ】

大都会ニューヨークのリアルな姿を写そうとする新進カメラマンのレオンは、ある夜地下鉄の駅でチンピラにからまれていた女性を助けるが、翌日彼女が行方不明になったことを知る。当夜の写真を調べると、女性の背後の列車に怪しい男が映っていた。だが警察は証拠にならないと相手にせず、レオンは現場近くで偶然見かけたその男を独自に追跡し始める。男が食肉工場で働いていると知ったレオンは、密かにその中へ潜入するのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」の感想(ネタバレ)】

あずみ」「ゴジラ FINAL WARS」の日本の北村龍平監督が「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」のブラッドリークーパーを迎えてハリウッドデビューを飾ったホラー作品。

人気が少なくなった深夜の地下鉄で毎夜のように殺人を繰り返す殺人鬼にひょんなことから接触することになってしまったカメラマンの物語。

単純な脅かし系スプラッター作品かと思いきや、意外と奥が深く、物静かな深夜の地下鉄の世界観とともに主人公目線で殺人鬼の謎に迫る緊迫感が味わえる秀作ホラー。

後から知ったがこの映画を日本の監督が作ったということが意外と誇りに思えるほど、よく出来たホラー作品。また最近自分が見たブラッドリークーパー主演の作品は「ハングオーバー」含め外れがない。

目玉が飛び出たり、はらわたを切って血が噴き出したり、死体から歯や爪を取って採取したりと、眼を伏せたくなるスプラッター要素全開だが、カメラワーク含めところどころ凝った演出が光っている。

殺人鬼の後を追っていくと、食肉工場で働いていたりと、怖い話としてもジワジワくる背景があり、心理的にも怖さがある。殺人鬼役のヴィニージョーンズの存在感が圧倒的で怖い。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(主人公が、展覧会用の写真を取るために今までとは違う視点で風景を撮り始めた途端、今まで気づかなかった街の裏側、地下鉄の裏側が急に見え始めてくるブレーキが外れた感があるのもきっかけとして自然。ラストは、都市伝説的な終わり方だが、最後まで吸引力のある映画。レスリービブの脱ぎっぷりが微妙なところを除けば、珍しくストーリー、ラスト含めかなり高得点のホラー映画。個人的に同じ日本の監督の海外作品を見るなら中田秀夫の「チャットルーム」よりこちらをおすすめ!)

ようこそ

-マホガニー

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映画「スプライス」の感想(ネタバレ)

2011.09.26 Monday ホラー映画レビュー

■映画「スプライス」の感想(ネタバレ)



■監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
■出演者:エイドリアン・ブロディ サラ・ポリー デルフィーヌ・シャネアック ブランドン・マクギボン シモーナ・メカネスキュ デヴィッド・ヒューレット アビゲイル・チュウ

WOWOWで放送していた映画「スプライス」を鑑賞。

【映画「スプライス」のあらすじ】

大企業で異種間の遺伝子接合を研究する科学者夫婦のクライヴとエルサ。新薬開発に不可欠な重要タンパクを作り出すハイブリッド生命体を作り上げた彼らだったが、経営部門は目的を果たしたとして研究の終了を命じる。2人は社の方針に納得できず、今度は独断で人間の遺伝子を組み込んだ研究を進めていく。やがて実験は成功し、より高度な新種生命体が誕生、2人は生命体をドレンと名付け、極秘裏に育成と観察を続けていくが……。

※WOWOWから引用

【映画「スプライス」の感想(ネタバレ)】

「CUBE」のV・ナタリ監督が放つ異色SFホラー。出演は、「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディと『死ぬまでにしたい10のこと』のサラ・ポリー

ストーリーは、人間のDNAを使い遺伝子操作で作り上げたモンスターにわが子のように愛情を注ぎ始めた科学者夫婦の話。

R-15指定相当の視聴制限が付けられた作品で個人的にはモンスターのグロテスクさ(※血が出たり、かなり気持ち悪い)に掛けられたものだと思っていたが、実は後半に過激な?性描写があり、それが主な原因だと見終わってみて感じた。

この作品は、SFホラーというジャンルになるようだが、科学者が作り上げたモンスターが暴れてすぐさま戦う「エイリアン」的なモンスターと対決するアクション映画の展開になるわけではなく、(※最後はもちろん戦うが)、そのモンスターに急に愛情を持ってしばらく育て上げ始めるというモンスターと人間とのハートフルな面もあり、一言では説明しずらい様々な要素が入っている作品。

「エイリアン」のようなアクションを期待したり、はたまた未知の生物の謎に迫るサスペンスなどを期待してみると、やや期待はずれで眠たい作品といえる。

またモンスターを殺そうとしたかと思えば、急に愛情を抱いたりと人間のエゴがより濃く出ている人間ドラマでもある。

人間は、鶏のなら平気で卵焼きに出来るが、卵からかえってひよこになると、愛着が沸いて食べることや殺すことが急に難しくなるように、どこから実験(研究)で、どこからが人助けに当たるのか、そのラインは個々の価値観でかなり不透明だということがわかる。

また、男は意外と単純で、容姿さえ女の形をしていて女性の雰囲気を少しでも感じれれば、例え人間?でなくても本能的に性欲が掻き立てられてしまうという、常に性に支配されている側面があるのもこの映画で感じれる。それを理性で抑えられるかどうかは、置かれている状況や世間体を気にするかどうかなど人間性だが、基本は動物なのでいくら科学者で頭が良くても考えることは単純。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(「CUBE」の監督の作品ということで、謎解きなどを期待したが、そういったものは特にない。ただ、この映画のように遺伝子操作で誕生したクリーチャーの話があるということは、すでに現実でもその近辺まで、科学が進んでいることを意味している。※表に出てこないだけで。この映画の中で誕生した人間?は、水の中でも呼吸ができ、さらに羽根が生えて…と人間とは違う進化の過程を進んでいる。のちにこんな生物が出てきたとき人間はどうなるんでしょうね。)

奴らが来るぞ!

-壁のアニメのポスター

スプライス

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