映画「N号棟」の感想(ネタバレ)


■監督:後藤庸介
■出演:萩原みのり 山谷花純 倉悠貴 筒井真理子 岡部たかし 諏訪太朗 赤間麻里子

 

映画「N号棟」のあらすじ

 

女子大学生の史織は、元恋人の啓太が卒業制作で撮影するホラー映画のロケハンに興味本意で同行することに。目的地は、かつて幽霊が出ると騒がれたとある地方の団地だった。啓太の現在の恋人である真帆を加えた3人は、寂れた“幽霊団地”の敷地に足を踏み入れるが、廃墟になったはずのその場所にはまだ多くの住人がいた。入居希望者を装いながらロケハンを進める史織たち。だが、やがて彼らの周囲で奇怪な現象が起こり始め……。

 

WOWOWから引用

 

【映画「N号棟」の感想(ネタバレ)】

 

「佐々木、イン、マイマイン」ドラマ「I'S」などの萩原みのりが主演したサスペンスホラー。

 

いわく付きの廃団地にやって来た3人の大学生…という番組情報から選んでみた。

 

ジャンルとしては、ホラー作品になるが、幽霊団地と思われる廃団地には、少し変わった住人らが住んでいてという序盤は、少し謎めいていてややサスペンス?調である。

 

度々起きる、怪奇現象についても、人間がトリックで起こしてる?という語り口でしばらく語られ、これはこれで、主人公VS訳ありのインチキ集団(宗教教団)との戦いみたいで面白いが、蓋を開けて見ると、ネタバレになるが、実際に幽霊がやっていたようで、設定としては、人間が絡んではいるが普通の幽霊を扱ったホラーであった。

 

オチについても、自分が死んでしまう恐怖をずっと怖がっていたヒロインがそれを受け入れる(成長エピソード)ようになり…という感じでまとめているが、最初の方の主張(トリックを主張していた)が完全に折れた感じになっていて、物語としての爽快感は無い。

 

ちなみに、エンドロールでは、怪奇現象が起きる実際の廃団地を扱った日付入りの週刊誌等の生記事を紹介していて、N号棟なる廃団地は実際あることを付け加えている。

 

まとめると、この廃団地の事実設定に、そこで暮らす謎の集団の物語を創作?追加したと思われる作品である。

 

ただ、今回この作品を見て思うのは、ホラーをやりたいなら、ストレートにやった方が良かったではと思う。

 

あえて幽霊を描かず、廃団地に住む住人で人間の不気味さを醸し出していたのは良かったが、結局幽霊現象の上にそれを持ってくると、逆に人間がいることで、怪奇現象自体のホラーの怖さが薄まってしまったように思う。

 

個人的には、怪奇現象トリックで他人を怖がらせる謎のインチキ洗脳集団との戦いの方で話を広げた方が良かったと思う。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:廃団地の住人と言う設定は良いが、オチがどうしようもなかった萩原みのり主演ホラー。廃団地に暮らす住人ということで、出演者がかなり多いのだが、しばらく見てると、動きに統率が取れ過ぎてるためか、映画を見てるというよりかは、舞台の上で必死に動き回っている劇団員たちを見ているようで、なんとなく冷めてくる感じはある。映画としてはそこそこ見れて面白いが、作品としては、イマイチで見終わった後に後悔する。)

 

 

>>N号棟

 

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