映画「いのちの子ども」の感想(ネタバレ)

2013.03.22 Friday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「いのちの子ども」の感想(ネタバレ)




■監督:シュロミー・エルダール
■出演者:シュロミー・エルダール ラーイダほか

WOWOWで放送していた映画「いのちの子ども」を鑑賞。

【映画「いのちの子ども」のあらすじ】

ガザ地区で20年以上取材を続ける、イスラエルのTVジャーナリスト・エルダールは、骨髄移植を必要としているパレスチナ人の赤ちゃん、ムハンマドを救おうと行動を開始。ムハンマドの親族から骨髄ドナーが見つかった頃、ムハンマドの母親ラーイダは“エルサレムはパレスチナ人の物。ムハンマドがこの後、パレスチナ人として殉教徒になってもいい”と言い出して、エルダールは自分が今までしてきたことの意味を見つめ直すことに。

※WOWOWから引用

【映画「いのちの子ども」の感想(ネタバレ)】


イスラエルのTVジャーナリストが骨髄移植が必要なパレスチナ人の赤ちゃんを取材したドキュメンタリー映画

物語は、赤ちゃんに骨髄移植が必要だが、手術をするだけのお金がなかったパレスチナ人の夫婦に、担当医師がテレビで寄付を呼びかけると、寄付の提供者はイスラエルの人で…という話。

世界が注目しているパレスチナ問題の中で起きたパレスチナ人のドナー移植家族に焦点を当てたドキュメンタリーということで見てみた。

イスラエルとパレスチナ問題については、最近それなりに知識を持つようになったが、実際の現場の映像はこれが現実なのかと思うほど、映像の背景で巻き起こる戦争の停戦→開戦→停戦の繰り返しが凄まじい。そんでこの状況で普通に暮らしている。

この映画は、骨髄移植をテーマに上げたことで、様々なパレスチナ問題の中で暮らす人々の現状が見えてくる。テレビのニュースとかで都合の良いように切り取った映像を見るより、こちらの方がリアルな現場がわかる。

単純にガザ→イスラエルに移動するだけでも、命がけというか検問で人の移動がせき止められているし、またパレスチナ自治区とイスラエルの貧富の差もすごい。ガザにとってはイスラエルは塀の向こう側なのに、生活スタイルがまるで違う。

一番の衝撃は、話で聞いてはいたが、衝突する二つの宗教感。

この映画のなかでもイスラエルのジャーナリストとパレスチナ人の母親ラーイダの間で聖地エルサレムについて議論があるが、日本人の考え方との違いに衝撃を受けた。これは残念ながらどちらかが滅びるまで戦争は終わらないなと思った。※このパレスチナ問題の根本原因はあえて触れないでおこう。

結局お互いの妥協点を見つける和平交渉はほぼ無理だから、第三国がこの問題に参加する場合は、イスラエルorパレスチナ(アラブ)のどちらかを選んでつくしかない。日本はどうする。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(第三次世界大戦(中東核戦争)はそう遠くない未来に絶対にありえると確信できてしまう宗教間の思想がわかる作品。もちろんすべての宗派の信仰者が終末論を目指して進んでいる訳ではないと思う(ラーイダしかり)が、方向としては確実に終末に向かっている。エルサレムの取り合いに関しては、ヨハネの黙示録ですでに予言されている。1948年にイスラエルが建国される以前は、この予言の心配はなかったが、すでにエルサレムにイスラエルが建国されユダヤ人が住んでいる現在はパズルが揃ってしまった。あとは誰が開始のスイッチを押すのか時間の問題…。)


一人残らず戦うわ

聖地エルサレムのために

死は普通のことだし

恐れない


-ラーイダ


赤ん坊から年寄りまで

エルサレムのため命を捧げる

私たちの権利のためよ

-ラーイダ


エルサレムがいらないなんて

誰が言うの?


-ラーイダ


命には何の価値もないわ

だから自爆攻撃をするの

死を恐れないからよ

死は特別なことじゃない


-ラーイダ


命は尊くない

-ラーイダ


神の意志に

-?



ラーイダ・アブー=ムスタファー/いのちの子ども


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映画「ピラミッド 5000年の嘘」の感想(ネタバレ)

2013.01.24 Thursday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「ピラミッド 5000年の嘘」の感想(ネタバレ)




■監督:パトリス・プーヤール
■出演者:ピエール・ルイジ=コパ クリス・ワイズ エリック・ゴンティエ ジャン・ルクラン ギュメ・アンドリュー=ラノエ

WOWOWで放送していた映画「ピラミッド 5000年の嘘」を鑑賞。

【映画「ピラミッド 5000年の嘘」のあらすじ】

完成時の高さ146m、底辺230m。1つ数トンもの巨石を驚くべき精密さで積み上げたギザの大ピラミッド。現代の技術でも建造が難しいとされるこの巨大な建造物は、建設期間わずか20年で作られたという。車輪もない時代に本当にそれが可能だったのか。そもそも本当にそれは王の墓なのか。考古学から一度離れ、建築学や物理学、さらに地質学や数学、天文学などの専門家に意見を仰ぎ、ピラミッドの常識を検証し直していく。

※WOWOWから引用

【映画「ピラミッド 5000年の嘘」の感想(ネタバレ)】


エジプトのギザの大ピラミッドの謎ついて定説を離れ、新たな仮説を探したドキュメンタリー映画。

タイトルに惹かれチェックしてみた。

時代は2013年になり、マヤ文明の終末論など新たな時代に入ったということで、今後隠されてきた歴史の謎が、徐々に公になってくるという話もあるが、その一つとして、このピラミッドの謎もあると思う。

そんなピラミッドの謎について事実を基に新たな仮説を組み立てたのが、このドキュメンタリー映画だが、かなり衝撃的な仮説が展開している。

まず、基本的なところで、ピラミッドに関する現在教えられてきた歴史の事実が、調べてみると結構ゆるゆるでデータとして信憑性に欠けているということ。

第一に ピラミッド=王の墓 説というのは、”嘘”と否定している。

これは、王が即位していた年数20年で大ピラミッドが作られたという歴史解釈について、当時の人がピラミッドを作るための作業速度を割り出してみると、一日12時間無休でピラミッドに必要な200万個の石を積んだとしても、一個辺りの作業時間がわずか2分半で組み立てていたことになり、(1個辺りの石の重さは車一台分?に相当)、今より文明が劣っていたとされる数千年前では、無理。ちなみに現在の技術でも専門家は神業だと告げている。

また、数千年前には現代のように重機がないのにどうやって手作業でミリ単位の精巧を保ちつつ作ったのかという疑問も出てくる。

この当時は、定規を始め計りなど精巧に作るための道具が大幅に不足している。

また、ピラミッドを作るために必要な計算法、円周率という考えやメートル法黄金数という数学的知識が記録として存在していなかった時代にどう割り出していたのかという謎にも直面する。

そして、ギザのピラミッドから数千キロも離れたイースター島マチュピチュ等で同様の精巧に作られた遺跡があるという事実も発見。お互い交流がなかったはずなのに、遠く離れた場所で同様の技術が使われ、存在していたとされる。

こういった細かい謎が仮説をもとに、どんどん解明されていく。

ちなみに個人的に衝撃を受けたのが、地球上に存在するそれら遺跡の場所が、法則(円周率や黄金数を基に)を伴って上手く配置されていたということ。

例えば、イースター島からエジプトのギザを直線で結ぶと、その間に他の遺跡が直線上に収まるように存在していたり、またスフィンクスやピラミッドは、それ自体が宇宙の天文学を計るための大きな時計の役割になっているという結論にまで至っている。



評価 ★★★★☆ (星4.3)

(ピラミッドの謎の解明とともに、実は意図的に情報が改ざん、隠されているタブーがあることにも気づかされるドキュメンタリー。結局のところ、謎を突き詰めていくと、何かの利権が絡んでいて、それが邪魔して謎が本物以上に大きくしているようなそんな印象がある。意外とピラミッドの正体は、この映画の仮説は納得できるもので真理にかなり近いと思う。あとこの地球上の遺跡のスケール感を見ると、やっぱり人間以上の力(創造主(神)・宇宙人)が必ず存在していることを認めざる終えないな。ピラミッドや世界の謎好きにはおすすめの作品。)


ファラオに関する

厳密な記録は皆無です


-?



すでに完成していた

ピラミッドをエジプト人が

利用しただけの可能性もあります

-?


古代エジプトの数学的知識は

学界のタブーだ


-?


神の意志によって

周期的に世界の創造と破壊が

成し遂げられているのです

-?


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映画「バンクシーの世界お騒がせ人間図鑑」の感想(ネタバレ)

2012.09.04 Tuesday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「バンクシーの世界お騒がせ人間図鑑」の感想(ネタバレ)





■監督:バンクシー
■出演者:アンディ・ビックルバウム マイク・ボナーノ

WOWOWで放送していた映画「バンクシーの世界お騒がせ人間図鑑」を鑑賞。

【映画「バンクシーの世界お騒がせ人間図鑑」のあらすじ】

世間を騒がせようとする者は多い。街でいたずらをしてビデオで撮影し、インターネットの画像サイトにアップされた映像が、時には数千万人に目撃される今の時代。しかし、中には“イエスメン”の2人のように、権力に抗議しようと当局に捕まる覚悟で行動を起こし、目的を達成した者もいる。40年間も権力者へのパイ投げを繰り返す者も。また、実は“お騒がせ人間”は以前からいて、1970年代にはストリーキングが大流行した。

※WOWOWから引用

【映画「バンクシーの世界お騒がせ人間図鑑」の感想(ネタバレ)】


イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」がアカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた注目のイギリスの覆面芸術家バンクシー監督によるドキュメンタリー作品。

物語は、世界のお騒がせな人々の動画やニュースを集めて彼らの現状に迫ったもの。

いかにもアホそうな面白タイトルに惹かれてチェックしてみた。

始めは、日本のバラエティ番組でも流れるようなユーチューブ動画の寄せ集めのようなものが多く、公道でマリオに変装しマリオカートする者や、単純に人を驚かしたり、迷惑を掛けるイタズラ集など、すでに見たことある映像も結構あった。

その後、単純に思いつきで行っている前者の連中とは別に、あるしっかりとした思想を掲げて、計画的に行うお騒がせな人たちも登場する。

こちらは、政府や権力者に対抗する者たちで、ビルゲイツや政治家にクリームパイをぶつけたり、また、無実の罪で収監された男の解放を願って破壊活動を行うもの、またあるものはある企業の製品で苦しんでいる被害者のためにその会社の幹部に成りすまして?テレビに出演して嘘情報を流して、賠償請求を行うように仕向けたり、行動はかなり強行的だが、実体は善意溢れるもので、裏側を知ると彼らへの共感度は結構高い。

ちなみに、過去にブッシュ大統領にクツを投げて話題になった記者の映像も紹介されていたが、その後の彼はアラブでは英雄扱いとなっており、富裕層からの金銭の寄付や嫁になりたい女性が殺到してるとか。彼は、クツ投げの罪で2年近く収容されたようだが、その対価はアラブではかなり大きいといえる。



評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(お騒がせ人間というだけでは片付けられない現代の革命者の姿がわかる良作品。社会の常識を植えつけられた人間にとって、お騒がせ人間の登場は単なる邪魔ものやサプライズに過ぎないが、この作品を見ることで、お騒がせ人間側の彼らの動機(実情)が理解できる。むしろお騒がせ人間の方が社会の実情を良く知っていて、国民を正しい方向に導こうとしていたりする。現代は支持者の数を集めれば、法律も変えられるので、こういうお騒がせパターンが今後王道になっていくのかも。)


からかいたいわけじゃない

私は人々に

何を信じるのかを問い

そう信じるに至った

理由を問うてる

やみくもに信じていたなら

疑いを抱くべきだ

-?


パイ一つで

”宇宙の覇者”を

パニック状態に陥らせられる

-?


クリームパイの暗殺者が

大勢集まれば

我々一般市民が

この世を支配できるのだ


-?


肝に銘じてほしい

彼らは圧制者だ

彼らは庶民の息の根を

止めようとする


-?


最後には善が勝つべきだ

今のおかしなシステムのままじゃ

人類は破滅する

善人が勝たなきゃ破滅は必至さ


-?


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映画「キング・コーン 世界を作る魔法の一粒」の感想(ネタバレ)

2012.07.10 Tuesday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「キング・コーン 世界を作る魔法の一粒」の感想(ネタバレ)




■監督:アーロン・ウールフ
■出演者:イアン・チーニー カート・エリス アール・ブッツ

WOWOWで放送していた映画「キング・コーン 世界を作る魔法の一粒」を鑑賞。

【映画「キング・コーン 世界を作る魔法の一粒」のあらすじ】



米国のある大学で友人になった2人、チーニーとエリス。2人が自分たちの髪の毛を調べると、いずれもコーンが含まれていることに驚く。そこで自分たちがいずれもアイオワ州の出身であることから、同州で小さな畑を借りて自分たちでコーンを作ってみようと行動を起こす。そこで分かったのは、コーンを作ると申請しただけで合衆国政府が補助金をくれることと、コーンが飼料や甘味料に姿を変えて全米に流通していく変な食事情で……。

※WOWOWから引用

【映画「キング・コーン 世界を作る魔法の一粒」の感想(ネタバレ)】



「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」「ありあまるごちそう」を始めWOWOWの食メンタリーシリーズで放送されていたドキュメンタリー作品。

内容は、髪の毛を調べたらコーンの成分が含まれていることに驚いた二人が、自らコーンを作り始めていくと、アメリカの農業が抱える問題が次々と浮き彫りになってくるという話。

この作品もコーンがもたらすアメリカを始め世界の食の真実が分かる内容になっている。

まず、直接コーンを食べていないはずの主役の二人の毛髪にはなぜかコーンの成分が入っているという素朴な疑問からスタートして、実際に畑を借りてコーンを栽培するところから話がこの作品が始まる。

彼らがコーンを実際に作ってみてわかるのだが、コーンの収入から除草剤などすべての経費を引くと最終的に赤字になった。ちなみに規模を多くして儲けを出そうと、計算してみるが、それでも赤字は変わらない。それほどコーンのみの収入は少なかった。

結局、政府の助成金なしでは、アメリカのコーン農家はやっていけないという状況が判明する。ちなみに自分たちで育てたコーンを食べてみるが、木くずを食ってるみたいだ!と全然美味しさがなかった。

その後、自分たちが収獲したコーンは一体どこに運ばれていくのか、(※実際は誰のコーンか特定するのは不可能だが)、コーンが積まれた貨車を追って追跡していく。

まずは、穀物飼料として、牛のえさに使われていた。アメリカ全体で大量に作られているコーンは、かなり安く手に入るため、牧草のかわりにコーンが使われていた。

しかし、牛を育てる経営者から話を聞くと、牛に穀物(コーン)を与えるのは、牛にとって良くない事だと聞かされる。120日以内の牛には問題ないが、それ以上の牛に与えると、胃潰瘍ができたり、病気になるという。

また、牛の検査をすると(※生きている牛の胃を外側から穴を開けて直接中を胃を調べるという検査と、大量のコーンは、胃酸を出す原因になっており、体内のPHの数値が落ちてそれが牛を病気にしていた。この症状は酸毒症と言い、治療しなければ死んでしまう症状だった。

そのため、牛がコーンを食べ続けても死なないように抗生物質が打たれるようになっていた。

ちなみに抗生物質の登場により、放牧せずに舎飼い飼育が可能になったというメリットもある。ただ、舎飼い飼育で運動をしない牛は、ただ太らせるために存在しており、放牧されて牧草で育った牛と比べて、カロリーが高い高脂肪の牛だという。

コーンの使われ方だが、全体で4500キロ取れた場合、その中の32%は、輸出や燃料になる。全体の50%に当たる2500キロは、飼料や食料用。残りの200キロは、甘味料(コーンシロップ)になるとその後の調べでわかる。

彼らは、次にコーンシロップを調べるため甘味料の工場への取材を行うが、どこも取材拒否で入ることはできなかった。どの工場も危険だからとかそういう理由だったが、他に何か隠している雰囲気は満載だった。

結局、工場への取材が不可能だったので、コーンシロップを作る方法を教えてもらい、自分たちで実践してみた。まず、コーンを水で長時間ゆでた後、ミキサーに掛けてジュースのように細かくし、最後に酵素など化学薬品を混ぜて出来上がる。※詳しくは、WIKIを参照してください。

ちなみに出来上がったコーンシロップは、相当な甘さになっていたが、作った二人は少し口に入れたるが、その味を知るとそのまま吐き捨てていた。

これらのコーンから作られたコーンシロップについては、炭酸飲料をはじめ、様々な加工食品に使われている。

あるメキシコ人?のタクシードライバーは、家族を糖尿病で何人も亡くしていて彼もまた糖尿病だった。以前は150キロも体重があったが、炭酸飲料を飲むのを止めただけで、3分の1にまで減ったという。それ位、コーンシロップなどが使われる炭酸飲料のカロリーは多く入っているという。

また現在、ニューヨーク市民の8分の1は糖尿病だと病院関係者は語り。糖尿病は、血糖値が高すぎて、すい臓が働く範囲を超えて、制御できなくなる病気だと言う。

このコーンだが、最近ではどんどん改良が加えられていて、栄養価がない、代謝にも悪い、カロリーもないという、食として価値はほとんどないものになっているという。コーンは、黄色の部分(コーンスターチ)よりも、白い部分の方が栄養価が高いらしい。

コーンがこのように政府主導で過剰生産されるようになったのが1970年代のアール・ラウアー・バッツ農務長官時代の政策転換が始まりだというが、現在のおかしな状況を彼に取材すると、当時は、食費がひどく高く、それ以外に使えるお金は少なかった。現在では、食料が安くなり、当時の半分ほどになり、他のことへ使えるようになったと彼は語った。

当時からしてみたら、農業の手間が少なくなって時間に余裕ができたり、過剰生産により食費の低減などには成功したが、それらを得るための健康被害への犠牲は、かなり大きいものとなっている。

結局食費は安くなっても、病気になって医療費にお金が掛かっていたらトータルでみたらマイナスだと思うが、この状況を改善しようにも、あまりにも拡大し、様々な問題(食だけでなく、エタノールなどエネルギー分野)に波及して広がっているためどこから手をつけるべきか、すでに手に負えない状況になっている。

現時点では、方針が間違っていても突き進むだけしかできず、システムの崩壊(アメリカの破綻)が唯一の解決策への転換期になるような気もする。


評価 ★★★★☆ (星4.5)

(とにかくコーンについて知りたいなら見ておいて損はない作品。とりあえず個人としては、牛肉、炭酸飲料、フライドポテトなどは食べない方が良いというのが、この作品からの結論になる。もっと細かく言うと、飼料に穀物(コーン)が使われて育った、牛、豚、鳥などの肉や卵なども食べるのは止めた方が良いということになる。あとは、甘味料など、コーンシロップから表記が変わったものも注意する必要があるでしょう。自然に育った原材料のみを食うのが安全かな。ちなみにアメリカでコーンを作っている農家は、自分たちのコーンは食わないと言っているしね。)


ラベルに”甘味”と

書かれているものは

高果糖コーンシロップだ


-?


牛にコーンを食わして

長く生きれなくする

コーンを食べさせるのは

本当は良くねえ


-?


黒字にする

唯一の方法は政府だ

19.92ドル損失を出し

政府の28ドルで

埋め合わせる

-?

莫大な量の栽培だが

食用じゃない

食べられるコーンは

加工したものだ

だから我々は

自給自足できないんだ


-?


マクドナルドで食べるとは

コーンを食べることなんだ

コーンで育った牛

炭酸飲料もほぼ高果糖の

コーンシロップだ

フライドポテトもカロリーの半分は

揚げるコーン油からきている

全部コーンなんだ

-?


農業はおかしいもんだ

質は関係ない

カスを育ててる

見たこともない

カスを育ててる


-?


助成金は過剰生産と

人を肥満に

陥らせるものなんだ

ファーストフードを

促進している


-?


イアン・チーニー/キング・コーン 世界を作る魔法の一粒


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映画「四つのいのち」の感想(ネタバレ)

2012.06.21 Thursday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「四つのいのち」の感想(ネタバレ)



■監督:ミケランジェロ・フランマルティーノ
■出演者:ジュゼッペ・フーダ ブルーノ・ティンパノ ナザレノ・ティンパノ

WOWOWで放送していた映画「四つのいのち」を鑑賞。

【映画「四つのいのち」のあらすじ】

南イタリアのカラブリア地方。年老いたひとりの牧夫が、山羊の群れの世話をしていたが、ある晩、彼は病に倒れて静かに息を引き取る。そんな老牧夫と入れ代わるようにして、翌朝、1匹の子ヤギが誕生。初めての放牧に連れ出された子ヤギは、森で溝にはまって群れからはぐれ、山中の大きなモミの木の下で永遠の眠りに就く。やがて春の到来と共に、そのモミの木は伐り出されて、村の恒例の祭のために用いられることとなるが…。

※WOWOWから引用

【映画「四つのいのち」の感想(ネタバレ)】

イタリアの異才ミケランジェロ・フランマルティーノ監督が第63回 (2010年) カンヌ国際映画祭 ヨーロッパ映画賞を受賞した映像作品。

物語は、イタリアの田舎で巻き起こる人間、ヤギ、木、炭という共存する自然(命の)サイクルに注目して描いた話。

全編セリフが一切ない環境映像ビデオのような作品で、ドキュメンタリーなのかドラマなのかジャンル分けは難しい。とりあえずセリフがない(※会話はあるがカメラに向けたものではなく、字幕にならない)ので、映像のみで物語を理解しなければならず、また定点カメラでゆっくりと映しているので、体調によっては、かなり眠くなってしまう作品だ。

ちなみに途中からセリフがないことに気づいたので、久々に早送りで見ることにした。早送りでも特に問題なく内容はわかった。

ヤギを飼っている老人がいた。老人は薬として灰を飲んでいたが、ある日薬を無くしてしまい、それが原因で亡くなってしまう。翌朝、彼が飼っていたヤギに子供が生まれる。ヤギの子は、しばらくして他のヤギと同様、放牧に出るが、途中で群れから離れてしまい、一本のモミの木の下で命を終える。

そのモミの木は、ある日、集落の街の祭りの道具として倒木され、街に運ばれる。そこで木登り大会など祭りの道具として使われるが、それが終わると、細かく裁断され近くの材木場に運ばれる。

そこで、様々な木とともにモミ木も丸いテントのようにたくさん積み上げて、土をかぶせ、天井の開けられた部分から中へ火を入れ、木を燃やし始める。数日火は点けられるが、すべての木材は次第に煙を出しおえ、最後には灰だけが残る。その出来上がった灰は、その集落に住む人々へ配られていく…。

言葉で説明すると、5分もあれば語れる内容だが、それを約90分掛けて落ち着いた映像としてじっくりみせている。途中に犬が坂に止めたトラックの車止めをくわえていってしまい、トラックがバックのままヤギの小屋に激突するシーンがあり、結構衝撃的だ。

そして、小屋の囲いから出たヤギは、老人の葬式で外出中だった民家の部屋にも次々と進入してしまい、結構えらいことになる。たぶんここは本筋とは全く関係ないシーンだと思うが、アクシデントをユーモアとして入れていると思われる。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(個人的にストーリーから特にこれといったものはなかったが、木炭の作り方や、20メートル以上ありそうなモミの木のクレーンを使わない昔ながらの設置法などは、「ほほう!」と思うこともあって勉強になった。90分作品だが、早送りで見ても問題ないと思うので、上記内容に興味ある人はチェックしてみたらよいと思う。早送り活用し、気になったところで止めれば、15分ほどで見れるでしょう。この見方が良いかどうかは微妙だが。普通の作品から見たら結構どうでも良いシーン(※子ヤギがたちがタンクに上るなど)があえて使われているが、そこにこの作品の空気感があったりする。)


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映画「ティーンエイジ・パパラッチ」の感想(ネタバレ)

2012.04.18 Wednesday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「ティーンエイジ・パパラッチ」の感想(ネタバレ)




■監督:エイドリアン・グレニアー
■出演者:オースティン・ヴィスケダイク エイドリアン・グレニアー パリス・ヒルトン エヴァ・ロンゴリア・パーカー マット・デイモン アレック・ボールドウィン ウーピー・ゴールドバーグ リンジー・ローハン

WOWOWで放送していた映画「ティーンエイジ・パパラッチ」を鑑賞。

【映画「ティーンエイジ・パパラッチ レンズの向こうに見える、僕の未来」のあらすじ】

ドラマでセレブ役を演じたことをきっかけに、自身もセレブの仲間入りをした俳優エイドリアン。あるとき彼は、スターを狙うパパラッチの中に、幼い少年の姿を見つける。彼の名はオースティン。わずか13歳でパパラッチとなったという。興味を抱いたエイドリアンは、彼に密着取材を申し込む。狙われる立場からは分からなかったパパラッチの仕事や学校と仕事との両立など、オースティンの日常は実にエキサイティングなものだった。

※WOWOWから引用

【映画「ティーンエイジ・パパラッチ レンズの向こうに見える、僕の未来」の感想(ネタバレ)】


アメリカの人気海外ドラマ「アントラージュ★オレたちのハリウッド」でブレイクしたエイドリアン・グレニアーが監督を務めたドキュメンタリー作品第二弾。

物語は、13歳でセレブのパパラッチをしている一人の少年に密着取材し、セレブと過剰なパパラッチの現状と心理を探る話。

最初の数分は普通の映画っぽい作りだが、そのすぐ後からセレブや専門家のインタビューも含んだ完全なドキュメンタリー作品になる。

13歳の少年から見たセレブを追っかけるパパラッチの仕事の現状を追った作品だが、過剰なパパラッチの迷惑行為という視点以外にも、スターに憧れる心理、生活を覗きたい、ファンタジーさ、スターとファンの人間関係など人間の本質を探る部分も結構語られていて、内容は意外と深い。

お騒がせセレブのパリスヒルトンも登場し、監督兼主演のエイドリアンとのやらせデートなど、パパラッチを巻き込んだ作戦も見れる。また、カメラを買って実際にスターをパパラッチしにいくなど、体験取材も混ぜていて、そこにスターが出てくると意外と興奮する。スターがスターを撮るのは面白い。



評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(ハリウッドのセレブとパパラッチの実体がよくわかるドキュ作品。マットデイモンをはじめハリウッド俳優も結構出演してインタビューに答えている。個人的にパリスヒルトンはなんかエロくて好き。パパラッチに撮られるのも慣れたもので、ヒステリックになることなく常に落ち着いている。13歳の少年が一年後に再び会うと、思春期に入ったのか急に落ち着いているのが妙に面白い。急にキャラ変わったぞ。)


パパラッチは

煩いハエという意味だ

嫌われ者


-?

イタリア語で”蚊”の事だ

-?


売れる写真には条件がある

全身写真

ファッションで話題になるもの


-?

楽じゃないが

混乱するほど血が騒ぐ


-?


楽しめるし

いつも有名人に会える


-?

16時間トイレ休憩なし

食事もなし

夜中も週末も仕事


-?


この社会では

無名な者は無視される

存在しないことにされてしまう


-?


噂になる話は

その文化の中で

大衆が一番関心を

持っていることなんだ

-?


重要なのは

ゴシップの対象ではなく

噂話そのものだ


-教授



重要なのは

噂話の対象じゃない

本人の価値観だ


-?


言いにくいけど

僕は有名になりたい


-オースティン


”苦労して有名になったの?”

でもない

名声がすべて


-マットデーモン



一般的に人と言うのは

自分よりもいい生活を見たがる

憧れの高級車

セクシーなガールフレンド

プールサイドでパーティ

ファンタジーを楽しむ


-?


目の前を有名人が

通り過ぎて行ったら

本能が無意識に反応する

有史以前から

ヒトは有力者に従って

生き延びてきたからだ


-?

人間は本質的に覗き屋よ

-?


”認めて欲しい”という欲求

人間だけが持つ願望だ

私たちの本質だ


-教授


結果として読者は

錯覚を覚える

スターは友達だと

それは幻想だ

友達ではない


-?


メディアが介在すると

ややこしくなるんだ

対象を客観的に

傍観するつもりでも

君のその存在自体が

その対象に影響を及ぼす


-?


[DVD] ティーンエイジ・パパラッチ レンズの向こうに見える、僕の未来

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映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」の感想(ネタバレ)

2012.04.03 Tuesday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」の感想(ネタバレ)




■監督:サム・ボッゾ
■出演者:モード・バーロウ トニー・クラーク ヴァンダナ・シヴァ ミハル・クラフチーク

WOWOWで放送していた映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」を鑑賞。

【映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」のあらすじ】

近年、地球温暖化によって従来の水の循環システムが機能せず、各地で水の枯渇や砂漠化が進行する中、限りある貴重な水資源をめぐる闘いが世界各地で勃発。本来、途上国援助のために設立された世界銀行は、逆に巨大水道企業と手を組んで、債務負担の軽減と引き換えに、途上国に水道の民営化を迫り、水道事業が民営化された南米の最貧国ボリビアでは水の価格が高騰。それに怒った民衆たちが抗議に立ち上がる事態も生じるように。

※WOWOWから引用

【映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」の感想(ネタバレ)】


モード・バーロウ、トニー・クラークの共著「”水”戦争の世紀」を元に、現在の水に関わる世界の現状をリポートしたドキュメンタリー作品。

前回の「ありあまるごちそう」に続いて、WOWOWの中の「”食”メンタリー」シリーズで紹介されていた作品のひとつで、前回は、”食べ物”の話だったが、今回は、””がテーマ。

今回は、いかに世界で”水の争奪戦”が問題になっているかを例を挙げて紹介している。

この映画の中で、””は今後”石油”に続く新たな資源として注目されており、ヨーロッパの巨大水道企業が水が豊富に眠る、世界中の様々な土地を買占めている現状や、アメリカ軍も水が豊富な土地の近くに軍の基地配備を行っていたりと、着々と”水”を求める争奪戦が進行していることが伝えられている。

ボリビアでは、政府が水利権を民間に販売したことで、水の価格が高騰してしまう。市民がそれに抗議すると、政府(軍)との間で衝突がおきて、それにより人が亡くなったり、また、アフリカでも水道が民営化によりIDカード?で管理されるようになり、水を購入できるのはカードを持つ者だけで、こちらもお金が無い人にとっては水が自由に使えない事態が起きている。

ある村では、家が火事の際にカード式のため水が使えず、子供が巻き込まれて亡くなっていたりと、”水”が原因で各地で悲劇が起こっていることが説明されている。

そのほか、地下水を大量に汲み上げてボトルにして輸送し売ることに関して、すでに自然規模で問題になっている。

水が自然に作られる工程には、海→海水が蒸発→雲→雨→地上に降る→地面に染みていく→地下水になる→海から繰り返し、という一定の流れがあるため、水を大量に汲み上げて、他の地域に持って行ってしまうと、汲み上げた場所の水の自然の供給バランスは崩れてしまう。

このバランスが崩れてしまうとその場所は砂漠化が進んでしまう。ちなみに、水を民営化してしまうと、企業が利益のために枯れるまで汲み上げてしまうため、水は国が管理し、民営化するべきではないとこの映画では結論に至っている。※まさにその通りだ!

また、上記の問題点があるため、ミネラルウォーターよりも浄水器を使う方がが、自然の影響が
ないこともわかる。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(日本では、””についてそれほど深刻ではないが、外国ではかなり””が問題になっていることがうかがえる。また、アフリカなどいろんな国や人が支援、援助しているにも関わらず、一向に自立できず、裕福になっていない不思議にはちゃんとした理由があるのも、この映画を見るとよくわかる。誰かが搾取していて、裕福になれないように足かせをつけていた。結局、支援も”金”で利権がからんでいる。この映画を見ると、日本の水資源が豊富な土地を中国に買われていたあのニュースはかなり深刻だなと思う。水の現状や考え方を知るにはおすすめの作品。)

地球の水の97%は海水で

淡水はわずか3%に過ぎない

-?


人民の力だけが

世界を変えられます


-?


雨水以外に水が必要なら

芝生は育てない


-?


飲料水の水源と排水の行き先は

知っておくべき

最低限の情報です


-?


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映画「ありあまるごちそう」の感想(ネタバレ)

2012.04.01 Sunday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「ありあまるごちそう」の感想(ネタバレ)




■監督:エルヴィン・ヴァーゲンホーファー
■出演者:-

WOWOWで放送していた映画「ありあまるごちそう」を鑑賞。

【映画「ありあまるごちそう」のあらすじ】

オーストリアでは第2の都市グラーツで消費される分とほぼ同じ量のパンが毎日、捨てられる。アフリカから移住した労働者がスペインで作ったトマトは、輸送費を考慮しても安いという理由で東欧に輸出される。フランスでは小規模経営の漁師にどこでどんな魚を捕獲したかというデータをEUに報告するよう義務づけられ、それは結果的に巨大水産企業に利益をもたらす。取材陣は専門家たちにインタビューし、問題点を浮かび上がらせる。

※WOWOWから引用

【映画「ありあまるごちそう」の感想(ネタバレ)】


オーストリア製作の””にまつわるドキュメンタリー映画。

内容は、主にヨーロッパの食品(大豆、パン)、漁業、農業(トマト、ナスなど)、食肉業(鳥)に従事する専門家や、労働者の実体に迫ったインタビュー作品。

以前に精肉業界を描いた映画「ファーストフードネイション」では、生きた牛が精肉される工場の映像が収録されており、牛の大量殺戮現場と思うほど血と死体の映像はかなり衝撃を受けたが、このドキュメンタリー映画もラストに、鳥の精肉工場が映し出され、鶏が肉へと変わる衝撃的な瞬間が収められている。

鳥の精肉については、鳥のストレスを無くすため、トリには見えないというブルー?のライトの中を通って処理されており、始めはピヨピヨ盛んに鳴いていた鳥も、ベルトコンベアで進むごとに、電気を通した水で感電、気絶させられた後、頭を下に逆さにされ、回転するナイフで順々に首を切られ血を抜かれていく。

その後、各部位(ムネ肉、手羽など)に分かれるように機械的に次々と処理されていく。

この映像は、見た目に結構衝撃的だが、何が一番怖いかと言うと、最初はうるさいほど鳴いていた鳥たちが、ある工程をすぎた途端、鳴き声が一切しなくなり、工場内が機械音しか聞こえなくなることだ。この静まり返った雰囲気が相当恐い。※心臓の弱い人には鶏肉加工シーンはおすすめできない。

ちなみに鶏肉加工の現場以外は、それほど心臓に悪いシーンはないが、パンが一日に捨てられる量の多さや、トマトのハウス栽培の敷地の広さなどはスケールの大きさに驚愕する。

特に、ヨーロッパのハウス栽培で大量に作られた安いトマトが、アフリカへ輸入されており、そのせいでアフリカの野菜が価格負けして売れなくなり、アフリカの労働者が仕事を失い、逆にヨーロッパのその農場に移り住んで低賃金で働いているという、よくわからないことが起きている。

大企業がライバル企業を追い出すために行っている大量生産によるコスト減の策略だが、食料そのほか無駄が多く、見ているとため息しか出てこない。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この映画は、利益拡大のために行っている国や大企業の実態がいろんな角度で紹介されていて、テレビでは絶対に流されないような食の裏側がわかりやすくまとめられている。富を得られない人たちの悲惨な現状を見ていると、飢餓が増えてしまう国や企業の政策について異議を唱えたい気持ちになるが、結局のところ、品質よりも値段が安いものを消費者が選んでいるのが大きな原因なので、いつまでも無くならないのだろうと思う。個人的に出来ることは、大企業の商品を買わず直接農家や身近な販売者から購入することになるのかなと思う。)



自然は正確だ

いい加減に

扱ってはならない


-?


身の締まり具合と

エラの色をチェックする
(※新鮮な魚の選び方)

-?


現在小麦は1トンで

100ユーロだ(約1万円)

冬の路面にまく

凍結防止用の塩の方が高い

-?


食用ではない

売り物だ


-?


幸せとお金は

無関係だと思えるよ

-?


風味では劣るが

見た目では分からない


-?

子供たちは

トマト本来の味を

知らずに育つ


-?


遺伝子組み換えと無縁の食品は

まずないだろうし

それを確かめることもできない


-?



富は貧しい人から

搾取することで蓄積される


-?


われわれは貧しい人を

犠牲に生きている


-?



今の世界経済なら

問題なく120億人を養える

ということは

餓死は殺人にほかならない


-?


利潤最大化は専制的な大企業による

殺人的な戦略なんだ

-?


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映画「キング・ラインズ」の感想(ネタバレ)

2012.03.27 Tuesday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「キング・ラインズ」の感想(ネタバレ)






■監督:ジョシュ・ローウェル
■出演者:クリス・シャーマ

WOWOWで放送していた映画「キング・ラインズ」を鑑賞。

【映画「キング・ラインズ」のあらすじ】

フリークライマー、クリス・シャーマは、世界各地に飛んで難所とされる岸壁を登っていく。場所はスペインのマヨルカ島、米ユタ州ジオン、米カリフォルニア州ビショップ、ベネズエラのカラカスなど、世界中のクライマーたちに知られたポイントだ。その壮大でスリリングな記録映像の間には、シャーマ自身が生まれ育った米カリフォルニア州サンタクルーズで自身の少年時代、自身の価値観を語るなど、シャーマの人となりも分かる構成。

※WOWOWから引用

【映画「キング・ラインズ」の感想(ネタバレ)】


現代において最も成功したフリークライマー:クリス・シャーマの姿を追ったドキュメンタリー作品。

物語は、スペイン・マジョルカ島にある、海上の巨大なアーチ状の岸壁にある世界最難ルート(5.15a~5.15b(※崖の難度度を表した単位)のひとつを初登頂するまでを収録した映像。

以前に「運命を分けたザイル」シリーズを見て以来、登山家にかなり興味を持ち始めたので、世界最高峰のフリークライマーの映像作品ということでチェックしてみた。

こちらは、「運命を分けたザイル」のような雪山登山ではなく、急な崖を滑り止めの粉と、手足のみで登り切るというフリー?スタイルの登山家(※MI2のトムクルーズがやっていたロッククライミング)の映像。※命綱はつけたりつけなかったり

この二種類の登山家に共通して言えることだが、一般人からしてみたら、山に登ると言う危険で非生産的な行為(登ったからといって特別他人にメリットがある訳でもない)には、「何やってんの?」と批判的な一面もあるが、その部分に一生を傾け情熱を注ぐ姿には、批判を通り越して、「人生生楽しんでるな〜」と羨ましさから尊敬の念が出てくる。

特に、この作品の主役のクリスシャーマは人柄も素晴らしく、失敗しても大声を上げて何度も壁を登りにチャレンジしていく姿を見ていると、こちらのテンションも徐々に上がってくる。ほんとに楽しそうに登っている。※ユーチューブにあったクリスシャーマの動画

そして、ラストに再び最初に失敗して、登頂できなかったルートに戻り、再チャレンジするのだが、毎回、海に落っこちていたポイントを、今回は上手くクリアーしたときには、こちらもなぜか気持ちが良い。

まるで壁が地面じゃないかと思うくらい、スラスラと登っていくが、実際は相当な筋力と持久力が必要で素人が登ったら、全く登れないか、微妙な高さの場所で力尽きてしまうだけだろう。重力は一体どうなってる。※手首からひじにかけての腕の筋肉のつき方がすごい。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(「運命を分けたザイル」と同じく、危険と隣り合わせの登山家は、相変わらずセリフもかっこいい。このクリスシャーマの口からも名言が数多く拾える。落ち込んだり、気分が乗らないときには、この映像作品を見るとパワーがもらえる。自分のやりたいことをとことん突き詰めるべきだ、と。)


クライミングのルーツには

興味がある


-クリス


楽しむこと

それが僕の目的だよ

-クリス



中断は自分の限界を

認めることだからね

-クリス



クリスは異常だよ

いい壁があると飛んでいく

-友人?


上手くいくときというのは

成功も失敗も気にならなくて

ただ楽しく自由に動けるんだ

でも”今日は成功するかも”と

変に期待していたら

その精神状態には至らない


-クリス


人間はいつ死ぬか分からないから

やりたいと思ったことは

今やるべきだ


-クリス


人生を捧げるほど

大きなプロジェクトとは

不思議なものだ

自分の世界に入り込んでしまう

周りは何も見えなくなる


-クリス

クライミングに終わりはない

頂上にたどり着くことが

目標であるけど

追い求めるものを探し続ける

終わりなき旅でもある

頂上に到達したら

しばらく喜んで

それから次へ進むんだ


-クリス


僕は登りたい

最も難しくて美しいルートをね

”キングライン”を


-クリス


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映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の感想(ネタバレ)

2012.03.06 Tuesday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の感想(ネタバレ)

 

■監督:マイケル・ムーア
■出演者:マイケル・ムーア チャールトン・ヘストン マリリン・マンソン マット・ストーン

WOWOWで放送していた映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」を鑑賞。

【映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」のあらすじ】

2人の高校生が起こして計13人の命を奪った、コロンバイン高校銃乱射事件。他にも、6歳の少年が同い年の少女を銃殺してしまうというような衝撃的な事件が相次いで起きる一方、スーパーでごく普通に銃が売られていたり、預金口座開設者になんと景品でライフルを進呈する銀行までがある、限りなく不条理で矛盾している、米国の現実。果たして米国人は、なぜこうまで銃を愛好するのか。一体全体、こんな社会に誰がしたのか。

※WOWOWから引用

【映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の感想(ネタバレ)】


2003年のアカデミー賞 長篇ドキュメンタリー賞受賞したマイケルムーア監督によるノンフィクションドキュメンタリー映画。

物語は、30名以上の死傷者を出した1999年4月20日に起きたコロンバイン高校での銃乱射事件を題材にアメリカの銃社会の現実と政治、メディアなどアメリカの闇に切り込んだ内容。

アカデミー賞受賞はじめ数多くの賞を取っている作品だが、内容も負けじとかなり素晴らしい。

現在のアメリカが抱えているイラク(フセイン)やイラン問題、タリバン、ビンラディンをはじめ、アメリカの銃社会の歴史や人種差別問題についても、かなり上手くまとめられていて、上記の歴史についてあまり知らない人には、2時間でわかるおすすめの教材だ。

個人的に、この映画を見ると、9.11事件も頷けてしまうほど、アメリカが裏でやっている卑劣極まりないやり方がよくわかる。よくまあアメリカは遠くのいろいろな場所に顔を出すもんだ。

例えば、イラン対策として、イラクに支援しときながら、支援がなくなりイラク(フセイン)が歯向かうと理由をつけてイラクを攻撃する。ソ連対策としてビンラディらゲリラに支援しときながら、噛み付かれると今回もしかり。タリバンもほぼ同じ。アメリカの立ち回りの上手さがよくわかる。

結局は、気に喰わない国のために、あえてその敵(ゲリラ)を作って支援したり、はたまた支援をやめて同士討ちさせたり、歴史だけ見ているとほぼゲーム。アメリカを動かしている人間は相当頭が良いのはたしか。

ちなみにアメリカは年間1万人以上も銃が原因による死亡事件が起きているらしい。同じく銃社会でもあるカナダは、1000万世帯のなか700万世帯が銃を所有しているというが、高所持率でもあるが、銃での死亡事件は数百件程度とアメリカと比べると相当低いらしい。

なぜアメリカだけ銃による死亡事件が多いのか?という結論になるが、実はこれといった結論にはいたっていない。

他の国に比べ、メディアでの銃撃事件の取り上げ度が多く、常に国民は死への恐怖を詰め込まれていること、もともとアメリカが血で塗られた歴史があるということが影響しているらしいが、ひとつの原因を見つけるのは難しいが、マイケルムーアの取材により、アメリカ社会全体のしくみ(政治、雇用、メディアなど)にそれぞれに問題があるのは見て取れる。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(ドキュメンタリー映画なので、ドラマ的なエンターテーメント性はないが、銃社会についていろんな視点で探っていることで、今まで見えなかった俯瞰の視点で物事が見えてくるのは面白い。特にメディア(テレビ)の影響力については、ネットでも良く騒がれているが、騒いでいるのも含めてメディアの力でもあるので、よく吟味するか、意識して見ない方が良いと感じた。最近(日曜)野田総理が真相報道バンキシャ!に出演していたが、なぜかすぐ本題に入らないで、ジャンボ鶴田のプロレスラーの話をしてから本題に入っていた。野田総理に対して強気で構えていた人にとっては、総理が一人の趣味を持つ男になり、急に共感が出来る上手い手口だと思った。ここにも見せ方が練られていたと、この映画を見た後に急に感じた。何も考えず普通に見てたら視聴者はすぐ操作されちゃうな。)


銃規制なんか要らない

要るのは弾規制だ

弾規制して

一個500ドルとかに

すればいい

撃つときに慎重になって

流れ弾の被害がなくなる

人が殺されても納得だよ

”よほどの理由だ”

”すげえ5万ドルも喰らった!”


-クリス・ロック


自分で守らなきゃ

誰が守る?


-女


政府が専制的になったら

倒すのが国民の使命だ


-男


人は毎日

テレビのニュースを見て

恐怖を詰め込まれる

エイズに洪水に殺人事件

パッとCMに切り替わって

”コールゲートを買え

息が臭いと嫌われる”

”ニキビ面だと

女の子とヤレない”

まるで恐怖と消費の

一大キャンペーンだ

米国経済の基盤は

それだと思う

恐怖を抱かせて

物を買わせる

突き詰めれば

そういうことさ


-マリリンマンソン


メディアも企業も

政治家も

国民を不安に陥れることに

成功してきた

理由などなくても国民が

反応するまでに


-?


殺人事件の数は

20%落ちてるのに

夜のニュース番組で

報道される率は

600%も上昇してる


-?

ハリウッドのシンボルが

大気汚染で見えない話は?


-ムーア


なぜそうまで恐れるのか

それで儲けてる者が

大勢いてみなの恐怖が

持続するように

動いているからだ


-?


脅える国民にとって

最大の利益は

企業も政治家も

責任を取らないという点だ


-?


恐怖に理性を失った人々は

銃を身近に置いてはいけない


-ムーア?



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