映画「ブラックアダム」の感想(ネタバレ)

 


■監督:ジャウマ・コレット=セラ
■出演:ドウェイン・ジョンソン ピアース・ブロスナン オルディス・ホッジ クインテッサ・スウィンデル ノア・センティネオ サラ・シャヒ

 

映画「ブラックアダム」のあらすじ

 

武装組織インターギャングに支配された国カーンダック。考古学者アドリアナは、古代の遺跡から伝説の王冠を発見するが、尾行していたインターギャングに襲撃され、思わず封印された破壊神ブラックアダムを目覚めさせてしまう。彼を危険視した米国政府はヒーローチームJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)を派遣、ブラックアダムはJSAとの激闘の中で、民衆から古代の英雄が復活したとたたえられるのだが……。

 

※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/189612/-/01

 

【映画「ブラックアダム」の感想(ネタバレ)】

 

「ジャングル・クルーズ」のジャウマ・コレット=セラ監督が「ワイルドスピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演にDCコミック原作のアンチヒーローを実写映画化したアクション大作。

 

ドウェイン・ジョンソンがヒーローを演じてるという事で見てみた。

 

内容は、マーベルのアベンジャーズのヒーロー作品に対抗するDCコミック版のヒーローたちの活躍を描く作品で、ヒーロー映画が日々量産されてる現在では、特に内容に新しさはないが、そこそこのスケールとクオリティで作られている。

 

主役であるブラックアダムに関する背景や地球防衛軍的なJSAヒーローたちの存在も、その部分だけ見れば、アベンジャーズには劣るもののヒーロー作品として悪くはない。

 

ただ、問題が彼らヒーローを精神的に支える?唯一の一般人母子の立ち位置。

 

この母子の行動がとにかく自分勝手すぎて、全く感情移入できない。っというか見てていちいち腹が立ってくる。

 

妻と子を亡くしたブラックアダムの背景になぞらえて、父を殺されてしまったこの母子に共感したブラックアダムとJSAメンバーが一時協力して助けるという物語で構成されているが、その動機設定もういいわ!と思うほど、この母子の共感設定が荒い。

 

母親が息子のことに関してヒステリー過ぎるし、息子は生意気+自己中で、じっとしてれば、何も起きないのに、いちいち前に出てきては問題を起こし、それによって勝手にピンチになったりと、面倒が増えてイライラする。

 

そもそも、息子の年齢設定が高過ぎで(見た目中高生位)、ピンチになったところで助けたいとも思えない。そもそもだが、見た目もあるが、可哀想という感じが微塵も起きないのは人選で問題。

 

個人的に、このイライラ母子のせいで終始敵側を応援していた。

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:ヒーロー単体の物語は良いが、それらをまとめる共感設定が雑過ぎる惜しいDCヒーロー映画。一応最後まで見たが、125分という時間も2時間半映画のようにやたら長く感じた。人間関係の物語をもう少し上手くまとめれば、もうちょいマシな作品になったと思う。とりあえず、脇役の母子は、個人的に終始いらなかったですね(笑)。プラス面が見つけられない。)

 

 

>>ブラックアダム

 

 

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映画「イレイザー」の感想(ネタバレ)

 


■監督:チャック・ラッセル
■出演:アーノルド・シュワルツェネッガー ジェームズ・カーン ヴァネッサ・ウィリアムズ ジェームズ・コバーン ロバート・パストレッリ アンディ・ロマノ ジェームズ・クロムウェル ローマ・マフィア

 

映画「イレイザー」のあらすじ

 

アメリカ合衆国特別情報局の“イレイザー”ジョン・クルーガーは、兵器産業サイレックス社に勤めながら、同社を告発することを決めた女性、リー・カレンを保護する任務へ。サイレックス社はレール・ガンと呼ばれる新型レーザー銃を開発し、国外に売却しようとしており、クルーガーの師ドゥゲランもロシアンマフィアへのレール・ガン密売に絡んでいた。陰謀を知ってしまったクルーガーとリー・カレンはドゥゲランに命を狙われ……。

 

※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/012249/-/06

 

【映画「イレイザー」の感想(ネタバレ)】

 

「マスク」のチャック・ラッセル監督がアーノルド・シュワルツェネッガーと歌手のヴァネッサウィリアムズ共演で描いたアクション。

 

すでに何度か見ている、シュワちゃんの「イレイザー」だが、WOWOWでたまたま再放送してたのを見つけたので、改めて見てみた。

 

強力な電子?武器”レールガン”が目玉のシュワちゃんのアクション映画であるが、シュワちゃんの主演作品ならではの安心感で、何が起きても最終的には大活躍して、問題を解決する強靭ヒーローの娯楽アクション作品で、今見ても何も考えずに楽しめる。

 

大人になってから見ると、太ももや肩を負傷しがちだったり、シュワちゃん映画のお決まりの負傷パターンに気づく。太ももによく何かが刺さるし、肩には致命傷にならない程度の銃弾を喰らいやすい。

 

またところどころアメリカンジョーク的?なセリフなどもあるが、今作では、シュワちゃんの投げナイフを喰らった敵が、通販の安物のナイフを使いやがってと指摘するシーンが印象に残る。後、最後に、電車に轢かれて死んだ敵に対して、彼らがどうなったかヒロインに聞かれた時に、列車で旅立ったと返すシーンなどはスマートだ。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:安定のシュワちゃん主演アクション映画のひとつ。テクニカルに見えないが、物語もわかりやすいし、物語の中の時間の流れ(主人公がやる事が明確)もシームレスに流れている。場面(場所移動)転換はあるが、場所が移動してからの一連のアクションは常に流れを感じる。現在みたいにかっちりした感じはないけど、よくわからない会話やシーンがだらだら続くこともない。非常に明快。)

 

 

>>イレイザー

 

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映画「スピード」の感想(ネタバレ)


■監督:ヤン・デ・ボン
■出演:キアヌ・リーヴス サンドラ・ブロック デニス・ホッパー ジェフ・ダニエルズ アラン・ラック

 

映画「スピード」のあらすじ

 

LA市警SWATの隊員ジャックは高層ビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられた事件を解決。だが、逃走した犯人ハワードは後日、市民の足であるバスに、速度が時速50マイル(約80km)以下になると爆発する爆弾をセット。電話でジャックにそれを解除できるかと挑戦してくる。走り出したバスに乗り移ったジャックはたまたま乗り合わせたアニーら乗客たちと協力し合いながら爆弾の解除を目指すが、さまざまな困難が次々と襲う。

 

※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/011265

 

【映画「スピード」の感想(ネタバレ)】

 

のちの「ツイスター」のヤン・デ・ボン監督が「マトリックス」シリーズのキアヌリーヴスと「デンジャラス・ビューティー」のサンドラブロック共演で、両者ともに出世作となったアクション映画。

 

WOWOWで年末に再放送してたので久々に見てみた。

 

すでに何度か見てるので大体の内容は知ってるが、改めて大人になった今見たらどんな感じなのか確認する意味で見返して見たが、今見ると、結構ツッコミどころ満載な映画です。

 

一応、エンタメ映画としては、テンポ感もあるし、116分という時間も、退屈しないちょうど良い時間で、見せ場も多くあるし、話も簡潔に仕上がってると思います。いい意味で、ダイハードから始まる、80〜90年代の代表的な娯楽アクション映画のひとつとして、合成は合っても基本的に人物CGに頼らない、体を張った実写ならではの魅力を感じる力作といえます。

 

一方で、細部を見ると、今で言うコンプライアンス的な概念が薄く、主人公ら一行さえよければ、他の街のモブキャラや物体は、どうでも良いような自己中感に浸ってる感じはあります。

 

その代表が、爆弾が仕掛けられたバスの最後ですが、人が全員降りた後、バスが止まって爆発してしまうならわかりますが、空港に逃げ込んだ後、操舵を失ったバスは、そのまま走り、動いてる飛行機にぶつかって一緒に爆破となります。

 

一応主人公らは助かるので、良かったとなりますが、今の感覚だと全然良くないでしょう。そもそも空港に暴走バスが入った時点で警察が空港機能を停止しないといけないと思いますが、全くそうする気配もなく、通常業務がそのまま続いています。

 

アクションという部分では、見せ場になっていますが、倫理的にはなんだかなあという感じです。

 

また最後の運転士を失った暴走列車にしても、緊急ブレーキが利かないという理由で、コーナーで脱線させようと、主人公はあえて速度を上げる選択を選びますが、個人的に速度が上げられるなら、減速操作もできるだろうという気がしてなりません。なぜより列車を暴走させようとするのかよくわかりません(笑) 

 

また違った角度で気になる部分としては、知能犯として描かれた犯人の最後がかなりダサイです。

 

結局は、列車の屋根での主人公とのバトルで倒されますが、主人公が列車の屋根にいることを知ると、自らそっちに向かいます。ただ、犯人はヒロインに仕掛けた爆弾のリモコンスイッチを片手に持ったまま戦いを挑みます。※今では珍しい握ってないと爆発するアナログなヤツです。

 

普通は、爆弾のスイッチを盾にして、主人公を脅しながら戦うのが、理想的な戦い方ですが、頭に血が上った犯人は最初から普通に格闘でやり合って、リモコンを持ってるメリットが全くありません。むしろ片手が普通に使えない状態なので、ハンデでしかないです。

 

この犯人がアホだなと思う一方で、主人公も負けてません。

 

バスに取り付けられた爆弾を自ら取り除こうと台車を利用してバスの下に潜り込んでいくシーンがありますが、台車が傾いた際にバスのタイヤに轢かれそうになると、ドライバーをガソリンタンクに突き刺して一時的に九死に一生を得ます。

 

ただ、これがのちのちバスのガソリンがなくなる原因になりますが、主人公自身は、ガソリンが漏れているとヒロインに言うだけで、5分前の自分のせいでそうなったことは言いません。いや原因お前だろ!と、誰もが思います。完全に女の手前とぼけちゃってます。女にいい顔するのはいいが、主人公の行動として、ここでのおとぼけ顔はいいのか。

 

最後に、この主人公とヒロインの二人も大分いかれています。

 

命からがら助かった後、二人は良い感じの雰囲気になり「異常な状況で知り合った男女は長続きしないのよ」というヒロインの言葉を引用して男は、「異常な状況で知り合った男女は長続きしない」とあえて冗談で後ろ向きな姿勢を示しますが、ヒロインは前に進みたいために「じゃあセックスで繋がりましょう」と言ってのけます。そして、このままエンディングになります。

 

落語の終わりみたいな終わり方(笑)

 

お後が宜しいようで、以上です。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:良い意味で当時のハリウッドらしい能天気な良作娯楽アクション。いろいろとツッコンでしまったが、そういう部分も含めたこの当時の時代性(ノリ)といえるかもしれない。ある人にとっては、ひどい世の中だったかもしれないが、全体としてはそれらも含めて上手く許容してきたような器があったようにも思います。この時代の映画が今見ても色あせないのは、登場する人物が個性的で生き生きしていたそういう要素もあるように思います。人物の背景をいちいち説明しなくても、会話のやりとりから十分共感できる仕上がりになってる。見てない人は見といて良い作品です。)

 

 

>>スピード

 

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映画「エージェント:0 漆黒の暗殺者」の感想(ネタバレ)


■監督:ニック・スタグリアーノ
■出演:アンソニー・ホプキンス アンソン・マウント アビー・コーニッシュ エディ・マーサン デヴィッド・モース リチャード・ブレイク

 

映画「エージェント:0 漆黒の暗殺者」のあらすじ

 

どんな相手も確実に抹殺する伝説の殺し屋ゼロ。だが任務中、無関係な一般人を巻き添えにしたことから彼は引退を決意、過去を償うようにひっそりと生きていた。そんな彼に、ボスのメンターから新たな指令が下される。それは正体不明の標的“ホワイト・リバーズ”を探し出して暗殺するものだった。最後の任務と思って指定された田舎のダイナーを訪れたゼロは、ウエイトレスのデキシーから怪しい人物について探ろうとするが……。

 

※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/174352/-/01

 

【映画「エージェント:0 漆黒の暗殺者」の感想(ネタバレ)】

 

「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスが出演したアクションスリラー。

 

引退を決意した伝説の殺し屋の最後の仕事という番組情報から選んでみた。

 

伝説の殺し屋役(主演)は、最近だと「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」などにも出てた人らしいが、見ていないので、誰?と言う感じ。かなり前の出演作品では、何個か見た作品もあったが、顔と名前を覚えるほどには至っていない。

 

ぱっと見の外見だと、イケメンだが主演俳優的な華は感じられず(殺し屋役なので目立たないように隠してるともいえるが)、見た目からB級映画感を醸し出しているが、脇役で出てくるアンソニーホプキンスが出てるおかげで、手放しでB級に落ちぶれない一定の作品のクオリティを保証してる感じはある。

 

ストーリーについては、最後の任務に取り掛かるまでの、序盤から中盤辺りは、背景の説明をしてるだけで(アンソニーホプキンスの過去の戦争エピソードは惹きつけられるが)、微妙なところだが、任務が始まると、一人称視点に特化した小説を読んでるかのように、今起きてる出来事と殺し屋本人の心の声の語り(解説)が逐一入り、独特な世界観が展開する。

 

また標的が誰かわからない(ホワイト・リバーズを探す)、特殊な任務が緊張感を与え、物語への没入感は結構ある。

 

ちなみに、ボス役にアンソニーホプキンスが出てるだけでなく、いろんな映画でよく見るベテランのデヴィッド・モースも出ている辺りも、意外と渋い人選。

 

そして、最後の最後まで、何が起きるかわからない作りは、意外と良く出来ていると思う。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:B級感はあるが、隠密に行動する殺し屋の静かな戦いが心地よいアクション映画。殺し屋モノ映画としては、平均点以上はあるかな。最後の任務が始まる中盤からが見どころ。個人的には、ヒロイン役のアビー・コーニッシュが脱いでるのもマル(+0.2)です。A級映画と思って見てしまうと足りてない部分はあるが、B級映画として見れば、十分すぎる内容です。)

 

 

>>エージェント:0 漆黒の暗殺者

 

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映画「マトリックス レボリューションズ」の感想(ネタバレ)


■監督:リリー・ウォシャウスキー ラナ・ウォシャウスキー
■出演:キアヌ・リーヴス ローレンス・フィッシュバーン キャリー=アン・モス ヒューゴ・ウィーヴィング ジェイダ・ピンケット=スミス ランベール・ウィルソン モニカ・ベルッチ ハロルド・ペリノー ナサニエル・リーズ

 

映画「マトリックス レボリューションズ」のあらすじ

 

ネオは現実世界と仮想世界=マトリックスのはざまに陥り、脱出できなくなる。状況を知ったトリニティとモーフィアスはマトリックス最古のプログラム、メロヴィンジアンと交渉し、ネオを救おうと奔走する。一方、人類のとりで・ザイオンは、マトリックスを支配する人工知能が放った無数の破壊メカ・センティネルズの総攻撃で陥落寸前。復活したネオとトリニティは、命懸けで人工知能の中枢“マシン・シティ”へ乗り込むのだが……。

 

WOWOWから引用

 

【映画「マトリックス レボリューションズ」の感想(ネタバレ)】

 

ウォシャウスキー姉妹×キアヌリーヴスで大ヒットしたマトリックスのシリーズ3作目。

 

約18年ぶりに新たに製作された第4弾のレザレクションズを見るために、過去のレボリューションズも振り返りで見てみた。

 

前作マトリックスリローデッドに対する後編という立ち位置のこのレボリューションズであり、一応、これを持って旧マトリックスは完結することになっている。

 

当時の記憶としては、アクションもあり、リローデッドほどではないにしても、そこそこ楽しめたかなという印象であったが、あれから20年近く経って見返して見ると、自分が成長したからか、単純な感想として、映画としては、これは全然面白くないな、とそう感じます。

 

もちろん、後半のイカとの大戦争部分は、スターウォーズっぽい感じでアクションだけ見れば、そこそこ見れるので、なんとなくそこだけ切り取れば、映画として満足してしまいがちだが、これまで培ってきたマトリックス1の完成度の高い世界観から考えると、ラストのオチ含め(ネオ(キリスト)が死んで、人類が助かる)、なんともチープな内容に終始してしまい、見返したことを後悔するレベルです。

 

これまでは、マトリックスという仮想世界を軸に現実をアプローチしていたのが、レボリューションズともなると、仮想世界よりも、現実世界で武器を持ってイカと普通に戦うという方にフューチャーしてしまい、ターミネーターの核戦争後の未来の人たち(ターミネーターがイカに変わっただけ)とほぼほぼやってることが変わらない状態になってしまってます。

 

こういうのどっかで見た。

 

また、すでに完成されたマトリックス1の設定をこねくり回した結果、ストーリーが複雑化し過ぎて、今、どっち(仮想?現実?)で何をしてるんだっけ?という謎部分だけが常態化しています。実際本人たちも何がなんだかわかっていない?

 

ちなみに、なんとなくやってることがわかったところで、物語に没入したくなるほど面白くない。

 

そもそも仮想世界で戦ってる必要性がかなり薄れてきて、別の場所(ファンタジーな空間)で戦ってるその結果が地球に影響してくる程度の理解で十分説明ができてしまう感じもします。後半は、ネオしかマトリックス空間に行って無いし。さらに行きっぱなしで、死んだらほったらかしのまま終わってるし(笑)

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1.5)

 

(まとめ:完全に商業作品化して、中身がなくなってしまったマトリックスシリーズ三弾。のちのワイルドスピード作品と似ています。こうなってしまうと、段々と見る気がしなくなります。とは言いつつも、第4弾を見るつもりですが、ここから挽回はあるのか。※追記 レボリューション以上に第4弾のレザレクションは長いだけで面白くなかった。途中で見るのやめたので感想はありません。)

 

 

>>マトリックス レボリューションズ

 

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映画「ジュピターズ・ムーン」の感想(ネタバレ)


■監督:コルネル・ムンドルッツォ
■出演:メラーブ・ニニッゼ ギェルギ・ツセルハルミ ジョンボル・イェゲル モーニカ・バルシャイ

 

映画「ジュピターズ・ムーン」のあらすじ

 

医療ミスで患者を死なせ、多額の賠償金支払いを抱える医師シュテルンは、難民収容所で働きながら逃亡のあっせんで金を稼いでいた。ある日、収容所に丸腰なのに銃撃された難民の青年アリアンが運び込まれる。程なくシュテルンは、彼が空中浮遊の能力を持つことを知る。シュテルンはアリアンを金もうけに利用しようと彼を連れて脱走するが、一方アリアンへの不当な発砲の発覚を恐れる移民国籍局員ラズロは、口封じのため彼らを追う。

 

WOWOWから引用

 

【映画「ジュピターズ・ムーン」の感想(ネタバレ)】

 

ハンガリー産のSFサスペンス。

 

医者と空中浮遊の能力に目覚めた青年の逃避行という番組情報を見て選んでみた。

 

マイナーな作品かと思っていたが、何気ないシーンにも結構お金がかけられていて、予算的にも結構な大作映画かと思われる。映像の見せ方と言う部分では、いろいろ工夫を感じる結構興味深い映画。

 

内容的には、空飛ぶ能力に開花した青年のことを神や天使として扱う辺りは、聖書圏の文化が反映された内容で、信仰的な要素も少し入っている。特に後半は、人間と言う生き物を俯瞰した見方で何か所か興味深いセリフもある。

 

ただ、せっかくの空飛ぶテーマだが、物語の運び方がイマイチで、テーマの割にひたすら地味なことばかりやってて、エンタメ性に欠ける。

 

特に一緒に行動する主人公?の医者が、別の違う人物の方が良かったんじゃないかと思うほど、ろくでもないことにひたすら時間を使い、ただただ邪魔してるだけで、物語としてあまり生きてこない。

 

医療ミスの賠償金の支払いに困っていて、空中浮遊を金儲けに使おうとするのだが、1度ならいいが、それでまとまったお金を集めようとするあたりに、もうそのパターンはええわ!と興味が薄れていく。連続ドラマで空飛ぶ青年と医者のバディドラマでじっくり描くならいいが、映画としては、そこに見どころない。

 

結局、医者の彼が信仰心に目覚めるみたいなストーリーにはなってるが、空飛ぶ青年がなんなのかは、結局よくわからずじまい。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:テーマの割に話が面白くないハンガリー産サスペンス。映像は素晴らしいが、登場人物(医者)の物語が、もっと興味深い人物ならもっと面白い映画になったと思う。個人的には、別の空飛ぶ青年みたいな悪役が出てきて戦うとか、金儲けでなく、特殊能力をひたすら善行に使っていく方が、共感はしやすかったかなと思う。最初の設定がダメかな。)

 

 

>>ジュピターズ・ムーン

 

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映画「ブレット・トレイン」の感想(ネタバレ)


■監督:デヴィッド・リーチ
■出演:ブラッド・ピット 真田広之 ジョーイ・キング アーロン・テイラー=ジョンソン ブライアン・タイリー・ヘンリー アンドリュー・小路 マイケル・シャノン サンドラ・ブロック マシ・オカ

 

映画「ブレット・トレイン」のあらすじ

 

東京駅。殺し屋のレディバグは引退を望んでいたが、東京発・京都行の新幹線にあるブリーフケースを回収せよという仕事を引き受ける。だが車内ではブリーフケースを見張るタンジェリンとレモンというコンビやブリーフケースを狙っている大勢の犯罪者と乗り合わせることに。一度はブリーフケースを盗み出すことに成功したレディバグだったが、日本の大物エルダーら、すご腕ぞろいの犯罪者たちに襲われながら京都まで行くことに……。

 

WOWOWから引用

 

【映画「ブレット・トレイン」の感想(ネタバレ)】

 

伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を「ジョンウィック」のデヴィッド・リーチ監督がブラッド・ピット、真田広之共演で映画化したコミカルアクション。

 

ブラピ出演で一時話題になっていた作品がWOWOW初放送したので見てみた。

 

内容は、ひょんなことから集められた凄腕?の殺し屋たちが新幹線の車内で殺し合いをするという話。

 

伊坂幸太郎原作の作品で、舞台は、日本であるが、話の作り(展開)は大分ぶっ飛んでいて、洋物っぽい内容。

 

原作は読んでないので、映画化するにあたり、多少内容が変わってるかもしれないが、映画としての雰囲気は、「パルプフィクション」らへんのクエンティン・タランティーノ作品っぽいノリを感じる。

 

個人的には、登場人物の背景が後出しで逐一語られるので、話が回りくどく、話に集中しずらい。また、登場人物に共感できる作りにもなっていないので、感情移入もしずらい。

 

ただ、多少我慢して見て、全体像がわかってくると、それなりにオチに興味は惹かれるが、物語自体の面白さはさほどない。

 

映画としては、ハリウッド作品らしい、終盤で新幹線を脱線させる、迫力のアクションCGが用意されていて、後半は見ごたえはある。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:物語自体は全然面白く無いが、終盤への盛り上がりだけは必見な力業作品。舞台は日本であるが、アメリカ人が描く日本と言う感じで、大分間違いは多い。映像に近未来感と言うかスタイリッシュさはあるが、日本とはあまり関係ない。スクールウォーズの歌を流したり、ウォシュレットを使ったりなど日本通な感じを見せているが、自己中的な日本愛?で日本に対するいい意味でのリスペクトはほとんど感じない。相変わらずマシオカを使えば、日本を表現できるという時点で、ある時点からアップグレードが止まっているし。大衆におすすめしずらく、見る人を選ぶ作品です。)

 

 

>>ブレット・トレイン (字幕版)

 

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映画「NOPE/ノープ」の感想(ネタバレ)


■監督:ジョーダン・ピール
■出演:ダニエル・カルーヤ キキ・パーマー スティーヴン・ユァン マイケル・ウィンコット ブランドン・ペレア

 

映画「NOPE/ノープ」のあらすじ

 

カリフォルニア郊外にあるヘイウッド牧場は映画などで使う馬を調教してきたが、半年前に父親が事故死。残された息子OJとその妹エメラルドが跡を継いだ牧場は、経営難に。近くでテーマパークを経営する、元子役俳優“ジュープ”は牧場を買い取りたいと申し出るが、OJは返事に困る。やがて牧場で怪現象が続き、その原因が上空に現われた謎の飛行物体だと考えたOJとエメラルドは、飛行物体を撮影してその映像を売ろうと考える。

 

WOWOWから引用

 

【映画「NOPE/ノープ」の感想(ネタバレ)】

 

「アス」のジョーダン・ピールが監督したSFスリラー。

 

「アス」の監督の最新作がWOWOW初放送したので見てみた。

 

ジョーダンピール作品は、前作「アス」から注目し始めたが、(個人的には「アス」は作品としては星2つ評価ではあったが(笑))、今回はUFOをテーマにした作品で、またまた興味深い(緊張感のある)映画を作っている。

 

ただ、エンタメ作品としては、UFOと人間とのドタバタを描く内容で、映画的にはスケール感もあって、それなりに見れるが(大画面推奨)、物語としてみると、”主人公の農場主(素人家族)がただUFOを撮影したい”という動機のみしかないので、物語としての奥深さは、ほとんど無い。

 

また、いろいろと登場人物の背景を深堀した構成になってるが、メインテーマのUFOとはあまり関係ないところを掘っている感じで、作品としてその部分が本当に必要かどうか疑わしい。ところどころ間延び感も感じる。

 

収録時間が131分の作品だが、個人的には100分位で良いような内容。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:UFOのCGは見ごたえあるが、内容が意外とないジョーダンピール監督のSF作品。UFOとのドタバタアクションの完成度は高く、その部分に流れる音楽などは印象的な良質音源が使われていて、テンションがあがる。主人公の妹がバイクで逃げるシーンのカメラワークは格好良い。ただ、いかんせんフリに時間がかけられてる割に話が終わって見たら残るものが無い。UFO自体が生命体だったというオチも、それほど驚くようなものでもないし。ビックリ映画というのに興味が持てれば、見て見ては?というレベルです。期待は禁物です。)

 

 

>>NOPE/ノープ

 

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映画「アンビュランス(2022)」の感想(ネタバレ)


■監督:マイケル・ベイ
■出演:ジェイク・ギレンホール ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世 エイザ・ゴンサレス ギャレット・ディラハント A・マルティネス

 

映画「アンビュランス(2022)」のあらすじ

 

ロサンゼルス。重病である妻の手術費が必要なウィルは、血縁ではない兄弟であり裏社会と関係するダニーに助けを求めるが、ダニーの銀行強盗計画を手伝う事態に。ウィル、ダニーとその仲間たちは銀行を襲うが予定通りに進まず、ダニーとウィルは動揺。2人は通りかかった救急車をカージャックし、ウィルに撃たれた警官と女性救命士キャムを人質に取って出発。なんとか警官を死なせないようにしながら、救急車は懸命に逃走を続ける。

 

WOWOWから引用

 

【映画「アンビュランス(2022)」の感想(ネタバレ)】

 

「パールハーバー」「トランスフォーマー」シリーズのマイケルベイ監督がジェイク・ギレンホールを迎えて描いたノンストップ犯罪アクション。

 

マイケルベイの新作映画を見つけたので見てみた。

 

内容は、銀行強盗がたまたま乗り込んだ救急車にて、女救命士と負傷した刑事を人質に、追手の警察との逃亡劇を描く。

 

今回は、トランスフォーマーなどスペクタクルなCG作品ではなく、バッドボーイズシリーズのような人間レベルのガン&カーアクションが見どころになっている。※後半

 

ただ、トランスフォーマーなど宇宙戦争規模のアクションに慣れてしまった自分としては、マイケルベイ演出(独特なカメラワーク)で描かれるものの、大分こじんまりした作品に感じる。

 

一応、アイデア(テーマ)としては、銀行強盗が救急車に乗り込んだらどうなる?という部分を広げた作品であるが、制作者のテンションとは別に、ここにそんなに拘るほど、何かこのテーマに旨味を感じるか?というと、個人的には特にない。

 

っというか、救急車にシーンが固定されてしまった分、動きがあるバッドボーイズシリーズのアクションに比べてより地味になった印象。

 

こちらの作品も、アメリカ劇場公開当時の全米映画興行成績のボックスオフィスの成績で大分こけてた感じがあったが(ハリウッドエキスプレスにて)、実際に内容を見て、その成績に納得です。

 

これはかなりひどいです(笑)

 

アクションはいつものマイケルベイクオリティなので、見ようによっちゃ見れるシーンもあるが、肝心の物語が、動機が雑過ぎて、登場人物目線にはなれない。

 

そもそも、妻の手術費用の金に困って、銀行強盗に参加してしまう時点で、善人側とされる黒人主人公への感情移入が出来ない。

 

しかも、今回が初めて参加してしまったという訳でもなく、過去にもやっていて、今はもう足を洗ったという感じで描かれていて、どう見ても主人公としてはダメである。

 

そんな兄弟ともに悪に染まった二人が、銀行強盗をして、逃亡中に警官を誤って?撃ち、その警官の治療をしていた救急車にたまたま乗り合わせことから、女救命士らと行動を共にすることになるという話である。

 

警官の命を助けるか、見捨てるかみたいなところで、微妙な駆け引きをやってるが、警官を撃ってしまったのが黒人主人公なので、なんだかなあという感じである。これなら、全く関係ない妊娠してる女性が乗ってた方が、善と言う部分が強調されたような気がする。

 

結局、警官が死んでしまうと、捕まった時に一生刑務所から出られないという部分に引っ掛かって、助けようと決めてるので、共感もしずらく、非常にしょうもない話である。

 

そんな訳で、最後まで主人公たちの行動に共感ができないひどい脚本であった。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1.5)

 

(まとめ:アクションはいいとして、脚本に繊細さが欲しい悪ふざけ&大味の犯罪アクション。高校生位ならこの内容でも、それなりに楽しめたと思うが、大人になってしまうと、この内容では、最後まで見ても全く点数が伸びない。ちなみに悪人兄弟は別にして、救命医の女の方も患者を見捨てて、一人で何度も逃げたりして、こっちもどうしようもない。この人なら安定して感情を任せられるというキャラがどこにもいない(笑))

 

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映画「アイス・ロード」の感想(ネタバレ)


■監督:ジョナサン・ヘンズリー
■出演:リーアム・ニーソン ローレンス・フィッシュバーン ベンジャミン・ウォーカー アンバー・ミッドサンダー マーカス・トーマス

 

映画「アイス・ロード」のあらすじ

 

カナダ北部のダイヤモンド鉱山でメタンガスの爆発事故が起き、崩れ落ちた坑道に26人の作業員が閉じ込められる。運送会社の経営者ジムは坑道から26人を救出するための装置を運ぶよう依頼され、ジム自身、元軍人マイクとその弟ガーティ、ジムの元部下タントゥー、保険会社のトムという5人は3台のトラックに分乗して出発。しかし3台は目的地に向かうための最短ルートである、湖の表面の溶けかけた氷の上を通らねばならず……。

 

WOWOWから引用

 

【映画「アイス・ロード」の感想(ネタバレ)】

 

映画「96時間」シリーズのリーアムニーソンが主演したノンストップサスペンスアクション。

 

リーアムニーソンが主演してたので選んでみた。

 

内容は、アイスロードという、自然に出来た氷の道を通行禁止時期に緊急輸送を任された主人公たちの一行の道中を描く。

 

氷の道を走って時間内に荷物を運ぶだけと言うシンプル過ぎる内容で、見どころあるのかよ?と、かなり心配しつつ見たが、これが意外と良く出来ていて、工事現場みたいな地味なシーンが多いがトラック好きにはかなり楽しい。

 

PS4で、スノーランナーという、ただトラックを運転して、悪路のなか目的地に向かうだけのゲームがあるが、その映画版みたいな感じがしないでもない。

 

トラックが真横に倒れたら、ワイヤーとウインチを使って起こしたりするが、クレーンを使わずにそんなやり方で、立て直せるんだ?という感じで、いろいろと発見がある。

 

タイヤが滑って、進まなくなったら、シートをいちいちタイヤにかませて進ませたり、それ映画でやるようなことか!という感じがしないでもないが、この地味な感じが、トラック愛を感じて、なんともいえない魅力になっている。

 

また、登場人物の人間模様もPTSDの元軍人の弟を世話する兄(主人公)という設定も良い。弟は、寡黙だが、機械のメンテナンス能力に優れる。ただ、途中で死なせてしまったのは、可哀想だし、もったいない。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:スノーランナーやマッドランナー好きにはおすすめのトラック映画。主演はリーアムニーソンなので、結局、アクションはいつもの感じです。この人は、もう70歳なのに、アクションの質がほとんど変わらないのはすごい。キャラ設定は荒いけど。)

 

 

>>アイス・ロード

 

 

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