- 2024.02.14 Wednesday
映画「湯道」の感想(ネタバレ)
映画「湯道」の感想(ネタバレ)
■監督:鈴木雅之
■出演:生田斗真 濱田岳 橋本環奈 小日向文世 吉田鋼太郎 窪田正孝 夏木マリ 角野卓造 柄本明
映画「湯道」のあらすじ
地元の人々に愛される町の銭湯・まるきん温泉。先代亡き後、店は次男の悟朗がアルバイトのいづみとともに切り盛りしていたが、ある時都会で暮らしていた建築家の兄・史朗が突然戻ってくる。史朗の目的は、古い銭湯を畳んでマンションを建てることだった。だが悟朗は、父の葬式にも来なかった兄を冷たく拒絶する。店の将来を巡って兄弟が険悪な雰囲気に陥る中、ボイラーの事故で悟朗が入院、当面、史朗が銭湯を任されるのだが……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/192332
【映画「湯道」の感想(ネタバレ)】
映画「おくりびと」の脚本家:小山薫堂のオリジナル脚本を、「マスカレードホテル」の鈴木雅之監督が生田斗真、橋本環奈ら豪華俳優共演で映画化した人情お風呂コメディ。
WOWOWで映画紹介と感想の番組「W座からの招待状」をしている小山薫堂が脚本を書いた映画ということで見てみた。
内容は、日本人のお風呂に対する文化と思いを「湯道」(茶道や花道とかと同じように)という道として捉え、お風呂にまつわる歴史や作法を紹介しつつ描いたお風呂話。
メインストーリーは、先代の父を失い銭湯の経営を巡って息子たち(兄弟)が、内々でバトル?を繰り広げるものの、最終的に銭湯(お風呂)の良さを二人で再確認するというもの。
原作本はあるものの、小山薫堂のオリジナル脚本というだけで、特にそれ以上話題になってはいなかったと思うが、大きな銭湯のセットを始め、有名俳優多数出演と、意外と枠組にはお金は掛かっていて映像は豪華。
どこにこのよくわからない映画を推す原動力があるのかは、教授を務めたり顔が広い放送作家でもある小山薫堂の力なのか、お風呂業界(銭湯や旅館等)からの応援なのかは、ちょっとわからない。日本文化として国から出てるのか。
作品としては、傾きかけた銭湯の経営を巡る王道な物語を面白おかしく描いたコメディで、お笑い的に物凄く面白いという訳ではないが、ふざけたことを大真面目にやってる姿が滑稽という感じで、好感度はある。
収録時間は127分でちょっと長い感じもするが(100分程度が理想)、作品としては、それほど悪い映画ではない。
評価 ★★★☆☆ (星3つ)
(まとめ:お風呂についての雑学が知りたい人向けの生田斗真主演の人情ドラマ。出演者(女性キャスト含め)のほぼ大半がお風呂(銭湯)に入ってるシーンがあるので、それ目当てと言うのは多少あるかもしれないが、お色気映画ではないので過度の期待は禁物。タイトルで気になった人が見る作品で、一般的にあえておすすめするほどの映画ではないかな。一応、映画というテイストだが、フジテレビのドラマの劇場版みたいなクオリティではある。)
>>湯道
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