映画「ハード・コア」の感想(ネタバレ)

  • 2020.02.13 Thursday
  • 12:01

■映画「ハード・コア」の感想(ネタバレ)


■監督:山下敦弘
■出演:山田孝之 佐藤健 荒川良々 石橋けい 首くくり栲象 松たか子


【映画「ハード・コア」のあらすじ】

あまりにも純粋で生一本な性格のため、世間に背を向けながらはみ出し者として生きる権藤右近。仕事も居場所もなくした彼は、目下、怪しげな活動家・金城銀次郎の下で山奥の埋蔵金探しを手伝う毎日。一緒に働く牛山だけが、右近の唯一心を許せる友人だった。そんなある日、2人は古びた謎のロボットを発見する。右近の弟のエリート商社マン・左近のおかげで、そのロボットが実は優秀で高性能なマシンであることを知った彼らは…。

WOWOWから引用

【映画「ハード・コア」の感想(ネタバレ)】 

 

作・狩撫麻礼&画・いましろたかしの同名コミックを「もらとりあむタマ子」「苦役列車」の山下敦弘監督が山田孝之を主演に実写映画化したコメディ。

 

「もらとりあむタマ子」の山下敦弘監督作品ということで見てみた。

 

個人的にシュールな作風(笑い)において、結構良い印象を持ってる山下敦弘監督だったので期待していたのだが、このハードコアに関しては、あんまりおもしろくなく(というか面白くなく)、かなりの失敗作と思う。

 

原作がそれほど面白くないのか(原作は未読)、映画化にあたり、失敗したのかはわからないが、とにかく、キャスト人選から狙ったあざとさが前に出過ぎていて、シュールな世界観に共感して笑うことが出来ない。

 

たしかに、細かく見れば、笑える空気感は感じる(わかる)のだが、それが、いかにも狙っているのが見え見えで(これ面白いでしょというような圧がある)、見てて冷めてしまうのだ。

 

ちなみに物語としての、問題点も指摘するなら、はみ出し者たちの姿を描いていて、こんな人たちが世界にはいるという感じを描いているのだが、普通の一般人の日常を同時に描いていないので、そことの落差を感じにくい。

 

ただただアウトローが我が道を邁進してるだけで、一般人的な感覚として、どうしようもなくはみ出してしまうという部分に共感することができない。せめて普通にコンビニでバイトでもしてれば、まだ足掻いてる感じもするが、完全にはみ出てしまってるので、そこからどうなろうと(戻る感じも見えないし)、他人事でしかない。

 

さらに深く言うと、右翼活動思想に傾倒していく部分にしても、なんでそこに共感したのかの経緯も描かれていないし(拾ってくれただけで)、世の中が間違ってるのが嫌だというが、どう間違ってると感じて、どう嫌なのかも、そこの大事な部分が曖昧のまま一切語られていないので、主人公の大事な芯が理解できない。

 

結局、ロボットが出てきて、いろいろあるが、このロボットの役目も、ただのコメディ的な遊び要素にしかなってなく、何がしたいのかもイマイチよくわからない。そこに深い意味はなく、ただシュ−ル要素(笑い)として、世界観を構築しただけなのかと思う。

 

結果、ただ俳優がふざけているだけに思える映画だった。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:狙ったシュールな笑いに共感ができない山下敦弘監督の失敗作。こういう作品を見ると、笑いって難しいなと思う。同じことやってても、描き方ひとつで、面白かったり、面白くなかったりする。そして、フリって大事だなと思う。この映画は、オチばかりやってて、フリの作りが甘い。変態が変態なことをしても許容範囲でしかない。結局、一般人的感覚からかけ離れた人たちの勝手な物語としてしか理解ができない。唯一面白いところがあるとすれば、佐藤健の兄貴に対する説教セリフ。たしかにそういう奴いる。大半がそうなんじゃないかと思う(笑))

 

 

 

自信がねえのを

 

ハードボイルドで

 

ごまかしてるだけだろ

 

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映画「カメラを止めるな!」の感想(ネタバレ)

  • 2020.01.16 Thursday
  • 15:34

■映画「カメラを止めるな!」の感想(ネタバレ)


■監督:上田慎一郎
■出演:濱津隆之 真魚 しゅはまはるみ 秋山ゆずき 長屋和彰 細井学 市原洋 どんぐり


【映画「カメラを止めるな!」のあらすじ】

山奥にある廃墟でゾンビを題材にした自主製作ホラー映画の撮影が行なわれている。実はその廃墟には、かつて日本軍が死体をよみがえらせる実験をしていたという都市伝説があった。監督はあるショットで主演女優に本物の演技を求めるがなかなかOKを出さず、テイク数は42に達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲い掛かる。阿鼻叫喚の事態が繰り広げられるが、本物の演技に満足する監督は“カメラを止めるな”と指示を出す。

WOWOWから引用

【映画「カメラを止めるな!」の感想(ネタバレ)】 

 

制作費300万円ながら2018年の邦画で第7位となる興行収入(31億円以上)を記録した話題のホラーコメディ。

 

WOWOWで初放送してたので見てみた。

 

内容は、ゾンビを題材に30分以上の1カット撮影に挑戦しつつもさらにその撮影舞台裏をドラマとして描いて遊ぶという、遊び心を感じる作品。

 

1カットで長時間撮影という部分では、洋画では90分まるまる1カットで描く作品(B級映画)が何本か作られていてこれまでに見たこともあるので、1カットに対して驚きはないのだが(クオリティは別にして)、さらにそこにメイキング映像的ドラマ要素を付け加えて、1カット作品をフリに使って、別のドラマ作品に仕上げるアイデアは今までに見たことが無いので、これは斬新だと思う。

 

ただ、笑いのアイデアとしては、出来物を後から別角度でいじくってみたらどうだろう?という発想は、煮詰まったときによくあるアイデアでもあるので、時間と共に誰かしらが挑戦した思う。

 

とりあえず1カットで撮るという部分では、失敗がある程度許容できる通常作品と比べて、そこに対する下準備や練習も必要だし、とにかく失敗できない1発撮りの大変さという部分が伝わってくるので、そこの苦労は、評価したいと思う。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:1発撮りならではの撮影の苦労と遊び心は評価したいB級コメディ。制作費300万円という前置きがあるので、評価は甘めだが、実際のところ1映画作品として見た時に、これを本当に時間を割いて見たいか?というとかなり微妙な内容ではある。他の中身のある良い映画と比べてしまうと、もっとちゃんとした作品を見たいと思ってしまう。コメディ映画としても、多少の面白さはあるが、笑いという部分を貪欲に追い求めるなら、芸人のライブコントを見た方が断然笑いの数が面白い。映画という枠組みの中では、斬新だが、斬新以上の何かがあるかと言うと微妙ではある。ただ、これが始まりとして、次回のある程度制作費が準備された時の作品には期待したい。)

 

 

 

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映画「映画 みんな!エスパーだよ!」の感想(ネタバレ)

  • 2019.10.04 Friday
  • 04:17

■映画「映画 みんな!エスパーだよ!」の感想(ネタバレ)


■監督:園子温
■出演:染谷将太 池田エライザ 真野恵里菜 マキタスポーツ 深水元基 柾木玲弥 安田顕 今野杏南 星名美津紀 篠崎愛 清水あいり


【映画「映画 みんな!エスパーだよ!」のあらすじ】

愛知県東三河。平凡な高校2年生の嘉郎は東京から転校してきた美人の同級生、紗英に想いを寄せながらもんもんとする毎日を過ごしていたが、ある夜、宇宙から東三河に不思議な光が降り注ぎ、嘉郎は他人の心の声が聞こえるテレパシー能力を持つようになり、超能力研究の第一人者・浅見教授のもと、同じように超能力を得た、幼なじみの美由紀ら仲間と行動をともにするようになるが、謎の勢力が東三河を破滅させようとしていると知る。

WOWOWから引用

【映画「映画 みんな!エスパーだよ!」の感想(ネタバレ)】 

 

若杉公徳のコミックを「新宿スワン」「ヒミズ」などの園子温監督が映像化したドラマ「みんな!エスパーだよ!」の映画版。

 

かなり前に録画していたのを整理してたら見つけたので見てみた。

 

原作は、読んでないのでそちらとの比較はできないのだが、この映画を見た第一印象は、なんというかとにかくエロい。

 

池田エライザを始め、真野恵里菜、今野杏南、星名美津紀、篠崎愛、清水あいりなどグラビアアイドルも多数出演してるのだが(AV女優に頼らないところも良い)、他の動画や画像などで見る以上に、エロく、綺麗に撮れている。撮影機材に金が掛かっているのもあると思うが、よりエロくみせる演出などは、ホント神がかっている。

 

たぶん実物以上にそれぞれのエロさや魅力がより強調できていると思われる。

 

たとえば、真野恵里菜以外の面々は、実際ナイスバディでグラビアもやってるので、単純に肌の露出が増えればエロさが増すのはわかりやすいが、真野恵里菜に関しては、今まであんまり引っかかったこなかったが、この作品を見ると、普通の状態(制服姿)で相当可愛いことがわかる。

 

自撮りで上手く写真が撮れたときに”盛れた”という表現があるが、この作品は、そういった意味では、出演女優がかなり”盛れている”といえる。

 

エロい部分に関しては以上だが、こういう作品をストーリーとして描いて、さらに一応起承転結を考えて話をまとめる作業に入った時、脚本家なのか原作者なのか、どちらのアイデア(趣向)なのかはわからないが、書き手(監督?)の性癖みたいなのがところどころ垣間見えて、そこに気色の悪さを感じる(笑)

 

例えば、グラビア(女性)をエロく見せる演出(映像)という部分においては、大抵の男を満足させられるほどエロいストライクゾーンを決めてくるのに、こと精神的な部分においての演出や話の方向を見せると、なんだそれ?と思う部分が数多くある。

 

ラーララ?の歌、しかり、最後の母親と抱き合う演出だったり、妊娠中に出会っていて、赤ちゃん同士でコミュニケーションがあったりとか。

 

ここのエロとは別の部分でのアイデアというか、精神性がまるで理解できない。

 

個人的には、こういう映画(話)なら、最後は、超能力学園Zみたいな、学校のダンスパーティで超能力全開での半裸になるドタバタエロ喜劇の着地で十分だと思う。

 

訳のわからない変な精神的なまとめとか誰も求めてない(笑)

 

 

評価 ★★★★★ (エロ以外は星1つ)

 

(まとめ:女優陣のエロい魅力だけが異様に神がかってる、駄作ストーリー映画。しかし、男なら死ぬ前に見とくべき映画でもある。基本的に映画のセルDVDは、ほぼほぼ買うことはないが(WOWOWの録画で十分)、この作品のブルーレイだけは、ちょっと欲しい。特典のメイキング映像と未公開カット解禁! どエロい映像集が、ちょっと気になる(笑))

 

 

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映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」の感想(ネタバレ)

  • 2019.09.25 Wednesday
  • 15:26

■映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」の感想(ネタバレ)


■監督:李闘士男
■出演:榮倉奈々 安田顕 大谷亮平 野々すみ花 浅野和之 品川徹 螢雪次朗


【映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」のあらすじ】

サラリーマンのじゅんが職場から帰宅すると、妻のちえがTシャツを血まみれにして倒れていた。慌てて彼女のそばに駆け寄るじゅんだったが、彼女は“死んだふり”をしていただけだった。さらに翌日からちえは手を変え品を変え、“死んだふり”を続けていくように。エスカレートしていくちえの姿に戸惑いを隠せないじゅんは、同僚の佐野に相談するが、そんな佐野はじゅんとちえを誘い、自分の妻の由美子を交えた食事会を開き……。

WOWOWから引用

【映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」の感想(ネタバレ)】 

 

 

2010年にYahoo! 知恵袋に投稿され、のちにコミック化したものを榮倉奈々と安田顕がダブル主演で映画化したというハートウオーミングコメディ。

 

内容は、家で妻が死んだふりをしているというタイトル通りのコメディにプラスでやや感動が入っている映画なのだが、全体のストーリーとしては、どこか回りくどく、コメディという割に直接的な面白さはない。

 

そもそも妻が家で死んだふりをしているという部分のコメディ(笑い)が、1回目こそインパクトはあるのだが、2回目以降は、やってることは同じ(死んだフリ)でパターンが毎回変わったり、セットが豪華になってくるだけで、このタイトル部分に対しての笑いに、それ以上の伸びしろがなく、結構早い段階でこのタイトル部分の笑いに飽きがくる。

 

また、さらに言うと、ここの死んだフリをするという笑いが、あきらかに家庭で簡単にできるようなところを超えてしまい(美術の完成度が高い)、作りこみすぎてるのが、逆に現実離れしていて笑えない。

 

セット(美術)に力が入ると、生活費を無駄に使うなと夫目線としてそっちの心配がして、話の目線がブレてくる。この辺は、もっと家にあるものを代用して、ローコスト+ハンドメンドで済ませて欲しいと思う。

 

そもそも、死んだフリ自体に種類(その背景)はいらないと思う。

 

個人的には、もうただただ、家で血を流して死んだフリしてるだけで良いと思う。

 

でないと、ただ死んだフリがしたいのか(構って欲しいだけなのか)、死んだフリのパターンを見てもらいたいのか(自分のセンスを見てもらいたいのか)、いろいろ目線も曖昧になってくるので。

 

ちなみになぜ妻が死んだフリをするのか?という一番視聴者が気になる部分の答えが、最後まで見ても、ネタ晴らし部分の音声が意図的に消された演出がされていて、明確な答えは教えてもらえない。

 

結局のところ、作品を一通り見た上で、各々がこうじゃないかと思う(考える)答えが、その”答え”というような、ほぼほぼ視聴者に投げたラストになっている。ずっとイライラで最後はモヤモヤ(笑)

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:笑いもストーリーもすべてにおいてニュアンス(文学的?)的な弱コメディ映画。この映画の個人的な感想は、映画にしてもこの妻の行動にしても、すべてにおいて、回りくどく、面倒くさいです(笑)。また登場人物(この夫婦)に共感できるような作りになっていないのも問題。あえて女性(妻)または昔の日本人的なそういう一面(はっきりした言葉でなく、ニュアンスで共に理解し合う))を描いてるという部分で言えば(死んだフリという要素でそこを代用)、良作かもしれないが、映画として、やはり、話がどこに向かってるのか、目的や方向性がずっと曖昧のまま進んでいるので、かなりストレスを感じます。個人的には、妻が死んだフリをするのは、妻が病気で余命が短く、夫より先に死んでしまうということを遠まわしに伝えていた(笑いに変えようとしていた)というわかりやすい感動系を予想していたのだが、全然違いました。)

 

 

凸凹した道進んでいくんだから

 

きれいな丸にはなれねえら

 

夫婦ってのはさ

 

-?

 

 

二葉亭四迷が

 

ロシア文学を訳したときに

 

情熱的なアプローチに対して

 

女性が返したせりふを

 

”死んでもいいわ”って訳した

 

夏目漱石は

 

”I love you”を

 

月が綺麗ですねって

 

訳したでしょ

 

-?

 

 

 

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映画「土竜の唄 香港狂騒曲」の感想(ネタバレ)

  • 2019.08.20 Tuesday
  • 08:29

■映画「土竜の唄 香港狂騒曲」の感想(ネタバレ)


■監督:三池崇史
■出演:生田斗真 瑛太 本田翼 古田新太 菜々緒 堤真一 岩城滉一


【映画「土竜の唄 香港狂騒曲」のあらすじ】

潜入捜査官“モグラ”として広域指定暴力団・数寄屋会に潜り込み、極道の世界にさらに潜っていく玲二。ある日、警視庁組織犯罪対策部のエースとして、正義感あふれるエリート警官・兜が就任し、数寄屋会とつながる玲二を目の敵にする。そして玲二に会長の轟から、極悪非道のチャイニーズマフィア、仙骨竜をたたきのめすという大きなミッションが与えられ、玲二は轟の娘・迦蓮のボディーガードとして会長の家に住むことになるが…。

WOWOWから引用

【映画「土竜の唄 香港狂騒曲」の感想(ネタバレ)】 

 

 

高橋のぼる原作マンガを宮藤官九郎脚本、三池崇史監督、主演生田斗真で映画化した「土竜の唄」の続編。

 

本田翼が出演してたので見てみた。

 

この第一作を見た際に、コメディが面白くない映画と評価したのもあり、続編が作られても特に見る予定はなかったのだが、キャストに本田翼の名前があったので、とりあえず見てみた。

 

結果、129分という二時間後越えの作品で、映画も大して面白くもなければ(ほぼバカ騒ぎで)、本田翼の良さも特に出てなく、ただ時間を無駄に浪費しただけだった(笑)

 

とりあえず、開始早々、1作目と同じ世界観だったので早送り(セリフ1.5倍速)で見たので、多少は時間短縮できたが、それにしてもこの映画で二時間越えは長い。この内容なら90分いや、60分で良い。

 

なんでこの作品が個人的に面白くないと感じるのかという部分は、基本的に出演者がコメディをしてるというよりかは、ただふざけているようにしか見えない演出にある。監督の笑いを見せる技量が無い。

 

俳優が何かの役を演じているというよりかは、俳優そのものが、奇をてらった役をやってるというだけで、どう見ても、俳優個人のキャラクターから出ない。古田新太なんかは、ずっと古田新太で、いつもの古田新太だしね。

 

全体的に出演者の演技というか役が終始、どこかで見たような役。大根役者になってる。

 

また、狙ってるコメディがセンスがあるようには到底思えない。しつこいし。最後のトラに頭を噛まれながら落下するシーンは、シュールで見た目の面白さはあるが、結局、二時間やって、これ位しか印象に無かったのは、どうなんだろうか。

 

そもそもストーリーがあってないようなもので、菜々緒のパンツが見えたり、本田翼がエロい汚れ役をやってたりという話題性以外で他に作品として見るべきところはあるのだろうか。

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:2017年上半期邦画興行収入第7位のヒット作だが、作品としては悪ふざけた駄作の要注意映画。こんな映画を誰が好き好んで劇場まで見にいってるか非常に謎です(笑)。ウィキペディアによると、初日満足度ランキングが4位で、累計動員が150万人以上という、もっと他にすることあるだろう(笑)。結局、下ネタでバカ騒ぎしてるだけの映画です。個人的に宮藤官九郎脚本のコメディは、ほとんど嵌ったことが無く、笑いにセンスねえな(笑)と思ってしまいます。支持者は結構いるみたいで仕事は一向に尽きないみたいですが。それと、三池崇史監督は、前回のテラフォーマーズに続いて二作連続、駄作を作っていますね。三池崇史監督は、基本、リアルから離れ、宙に浮いたような作品を作ると、途端に駄作を作ってる気がします。興行収入的には、これは成功なのかもしれませんが。)

 

 

 

 

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映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)

  • 2018.10.20 Saturday
  • 18:46

■映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)


■監督:板尾創路
■出演者:菅田将暉 桐谷健太 木村文乃 川谷修士 三浦誠己 加藤諒


【映画「火花(2017)」のあらすじ】

お笑いコンビ“スパークス”のひとりとしてデビューしたが、なかなか芽が出ない徳永。彼は、営業先の熱海の花火大会で先輩芸人の神谷と出会う。神谷は“あほんだら”というコンビで常識の枠を超えた漫才を披露し、徳永を魅了する。神谷に誘われて飲みに行った徳永は弟子入りを志願し、承諾した神谷は、徳永に自分の伝記を書いてほしいと頼む。徳永と神谷の交流はしばらく続くが、やがて彼らの前には厳しい現実が立ちはだかる。

WOWOWから引用

【映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)】 

 

吉本のお笑いコンビ:ピースの又吉直樹の芥川賞受賞作を、同じく吉本の板尾創路が監督し、菅田将暉と桐谷健太の共演で映画化した人間ドラマ。

 

又吉の大ヒット小説の映画版がWOWOWで初放送(たしか8月ごろ)したので見てみた。

 

この作品は、原作小説を珍しく読んでいたので、その原作との比較になるが、ところどころカットされてるシーンもあると思うが、内容は、ほぼ忠実に再現してるし(変なアレンジはない、ラストのオチも同じ)、映像の雰囲気も小説で読んだ時の感じにかなり近く作られている。

 

その上での感想だが、この作品を面白さ(笑い)という部分のみで評価すると、映像化したことで文章として読んだ時の言葉自体から来るボケの面白さは、会話としてしゃべりになると、ただのセリフとして流れてしまって、ボケ1個1個の面白さが伝わりづらい。

 

酒屋での神谷との初対面の徳永のボケ、その他の徳永の急なボケなど。※限界集落等

 

また芸人を俳優が演じていることで、演技自体の安定感はあるが、小説では、登場人物のキャラクターがボケていてもどこか、想像で又吉が言っている(考えている)風に脳内変換が可能であったが、映画になると俳優(菅田将暉)が直接ボケている風にしか見えないので、ボケの破壊力は弱くなる。

 

このボケるという作業は、何を言うかも重要だが、誰が言ってるかというその人物のキャラクター、さらに言うと、その人物が持ってる好感度がかなり影響すると思う。

 

菅田将暉は、演技は言うことはないが、ただ好感度があるかというと、俳優として成功してる部分もあり、見た目もそれほど好感度がある訳でもないので、背景を見てしまうと微妙に思う。個人的に好きかどうかというのが大きい。

 

やはり本人が、多少不幸な人物(容姿や背景に難がある)の方がボケの威力(説得力)がある。

 

小説では面白いという部分は、どこかあの又吉が言っている(想像できる)と、感じられるからだと思う。

 

いろいろ書いたが、俳優が演じても、火花という作品として面白い部分は健在で、やはりこの映画(作品)というのは、個人的には、技術はあるがそんなにお笑い的に面白くない徳永とその先輩芸人の神谷という芸人二人の内輪笑いのエピソード(トーク)集なんじゃないかと思っている。

 

もちろんお互いある程度才能(センス)はあるのだが、ところどころ芸人、芸人にしてるところが、逆に寒い時(スベってる)もあって、やはり売れない芸人なんだと思うときもある。

 

結局のところ、この作品は、芸人を辞める客前での最後の漫才はメインストーリーとしての盛り上がりがあるが、個人的には、神谷という奇抜な先輩芸人が、”最終的に巨乳になる”というベタな笑い(オチ)が作品として一番面白いところなんじゃないかと思う。

 

特に見終わってストーリーを振り返ったときに、コイツ最後は巨乳になるんだなと思うと、序盤でのそういう兆候(奇怪な行動)がちらほら用意されていて(すべてがフリになっている(手法に囚われない奇抜な漫才、同居者との別れなど))、リアリティがあり、なんとなく納得できる。

 

小説を先に読んで、すでにオチを知ってる人間としては、映画は、序盤(登場)から面白さがある。実写となった神谷が途中に笑いについて真面目に語ったりする時もあるが、結局、なんだかんだでコイツ最後巨乳になるんだな…と思うとすべてがホントにバカらしい(笑)

 

売れずに芸人を辞めて真面目に就職する道を選ぶ徳永と、芸人のまま人として修正が効かずどんどん道から外れていく先輩の神谷、この対比なんだと思う。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:かなり原作に忠実に再現した吉本タイアップ映画。最後に批判的なことを付け加えると、作品の面白さ(笑い)は別にして、この主人公(徳永)に人としてほとんど共感できないのはなんなんだろうか(笑) 普通は、主人公のキャラに共感して、主人公目線で動向を楽しめるのだが、この作品は、そういう目線ではなぜか見れない。芸人として頑張っているのはわかるが、だからと言って応援するほど魅力がある人物には見えない。なのでどこか他人事の範疇。芸人としては成功できなかったが、ある程度、自分を表現できてるし、好きなことを好きなようには出来ているし、誰かがそれを故意に邪魔してる(邪魔されてる)訳でもない。少なからずファンもいるので、極度にモテない訳でも無さそう。結果以外、特に言うことないんじゃないかな。)

 

 

 

 

お前は家族と別々に死ね

 

-?

 

 

 

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映画「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」の感想(ネタバレ)

  • 2018.07.02 Monday
  • 17:50

■映画「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」の感想(ネタバレ)


■監督:福田雄一
■出演者:鈴木亮平 千眼美子 真琴正 柳楽優弥 ムロツヨシ 片瀬那奈 池田成志 安田顕


【映画「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」のあらすじ】

各地でパンティーが消えるというニュースが世間を騒がせる中、狂介は愛子のパンティーを被り、変態仮面となって悪を成敗していた。複雑な想いを抱く愛子はパンティーを返してもらうが、彼女と狂介の心は次第にすれ違っていく。一方同級生の正は、いつしか愛子を傷つける狂介への憎悪を募らせていた。愛子を失った狂介は意気消沈するが、ある日、世界中のパンティーが消滅する事件が発生。その裏にはあの宿敵の存在が……。

WOWOWから引用

【映画「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」の感想(ネタバレ)】 

 

あんど慶周の人気漫画を「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一監督が鈴木亮平を主演に迎えて実写映画化したヒーローアクションコメディの続編。

 

独特の笑い(基本内輪笑い)で最近引っ張りだこの福田雄一監督の作品だが、彼の作品をこれまで何本か見ているが、個人的に笑いのツボが合わないので(手法も毎回同じだし)、コメディ作品といっても笑いに関してはほとんどもう期待はしていない。

 

映画として何か違う変化があるのかと少し期待してこの変態仮面パート2を見てみたが、全くいつもと変わらないやり口である。じゃあ始めから見なきゃいいんだけど、でも見ないであの作品は、あーだこーだいうのは、違うと思うので、見た上で思ったことをただ言いたい。

 

ちなみに今、NHK大河で西郷隆盛をやってる変態仮面役の鈴木亮平は、この変態仮面パート1を見てからは、もう何を演じても自分の中ではもう変態仮面になりたくて仕方ないけど、一時的に真面目な顔をしている変態の仮の姿にしか見えていない。

 

またパート1に敵役で出演していた(パート2にも出てる)安田顕にしても、他の役(「今日のキラ君」に父親役で出演していたが)をいくら演じても、一時的に真面目な顔をしてるだけの変態の仮の姿にしかもう見えない。

 

このパート2からは、新キャラとして柳楽優弥も加わったが、この柳楽優弥ももう次の他作品からは何を演じても変態にしか見えなくなると思われる。

 

結論から言うと、この映画に出ている出演者は、自分の中ではもう俳優人生が終わってしまった(俳優だ)と思ってる(笑)

 

だって、その後、何を演じても変態(仮の姿)にしか見えてこないのだから(笑)

 

過去のイメージが邪魔でしょうがない。

 

それほどこの映画は、俳優殺しのひどい映画である。

 

そういうのちのちの影響を考えると、俳優というものは、なんでもテレビや映画に出ればいいってもんでもないと思う。

 

特にこういう作品へのオファーは、映画という体裁を保っているよう思えるが、完全な罠(映画ではない)だということにいいかげん気づいて欲しい。のこのこ誘われたのかわからないが、出てくるもんじゃない。

 

これまでのイメージを変えるとか、新しいチャレンジとか都合の良い理由はいくらでもあげれるけど、チャレンジが大きくマイナス(必要以上)に働くってことも長い俳優人生を考えるなら、そこもちゃんと考えるべきだと思う。しかも映画に出たことで得る物と言えば、”変態”というレッテルしかない。

 

バットマンのジョーカー役でジョーカーのイメージがついてしまうとかはいいけど、変態仮面(またはライバル役)に出て、変態のイメージが付いてる場合では無い。

 

これで万が一、私生活で下着とか盗んだり、盗撮で捕まったりしたら、もう何も言えないだろう。

 

その前に今後、真面目に俳優を演じていこうとするならその変態イメージは、見る側にとってはただただ邪魔でしかない(笑)

 

まー作品自体があるので、誰かしらが演じなければいけない役柄だとは思うが、すでに名前がある程度知られている俳優がやるもんじゃないと思う。

 

鈴木亮平もパート2の話が来たからと言って、「じゃあ、やりましょう!」って、ノリノリで出てる場合じゃない。(※ノリノリかどうかは実際の心情はわからないが、結果ノリノリで演じてるのならノリノリに違いない)

 

「もう私は、いいです!」と断るのが、損得を考えられる、ちゃんとした大人だと思う。「パート1では、いろいろ事情があって受けましたが、あれ以降、何を演じても変態仮面としか言われなくなってしまいましたので、パート2は申し訳ありませんが、辞退させてください。」と断るべきだろう。

 

じゃないと二作続けて、こんなイロモノ作品に出てたらただの変態でしかない。

 

「お前は、もともと変態だからこの役がただやりたいんだろう!」と問い詰められたら、二作続けて出てたら、もう何も言い訳できない。

 

ちなみに個人的に、製作者側(監督)として変態仮面の続編を作る段階での一番の面白さは、主演(主演俳優)を変えていく(交代で回していく)という考えが一番面白いところだと思う。完全に主演が定着する前に変えてしまう。

 

鈴木亮平をもう一度使って、マイナーチェンジ(上書き)してる場合じゃない。

 

やはり別の俳優(原田龍二とか袴田吉彦等)が演じる新たな変態仮面に挑戦するべきだろう。

 

その辺に気づかないところが、福田監督の笑いのレベルの限界だと思う。

 

「ちょっとパート2は主演を別の俳優でやってみませんか?」

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2.5)

 

(まとめ:相変わらずの福田監督節(終始くだら無さ全開)の変態仮面のパート2。内容について何も触れていないが、ところどころサムライミ版のスパイダーマン2に対するオマージュ(パロディー)がある。そこは唯一見どころではある。冷静に評価すると、パート1と比べればこのパート2の方が一応面白い。だからと言って声に出して笑うレベルではない…。セリフ自体は拾うと面白さはあるが、空気感が狙い過ぎてるので、笑いにくい。これに尽きる。)

 

 

 

パンティーは決して食べる物ではない

 

 

-?

 

 

変態仮面は変態だけど

 

僕自身は変態じゃないからね

 

-?

 

 

ストイックな変態なら

 

あの怪物に勝てますね

 

-?

 

 

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映画「Mr.&Mrs. スパイ」の感想(ネタバレ)

  • 2018.01.23 Tuesday
  • 22:25

■映画「Mr.&Mrs. スパイ」の感想(ネタバレ)



■監督:グレッグ・モットーラ
■出演者:ガル・ガドット/ジョン・ハム/ザック・ガリフィアナキス/アイラ・フィッシャー/マット・ウォルシュ/メアリーベス・モンロー

WOWOWで放送していた映画「Mr.&Mrs. スパイ」を鑑賞。

【映画「Mr.&Mrs. スパイ」のあらすじ】

郊外で子どもたちと暮らす平凡なジェフとカレンのギャフニー夫妻。ある日、彼らの隣に美男美女で性格も満点なティムとナタリーのジョーンズ夫妻が引っ越してくる。だがジェフが夫妻を歓迎する一方、カレンは完璧すぎる2人への疑いを深めていく。その矢先、引っ越しのあいさつでティムがくれた置物の中から盗聴器が見つかり、ジェフとカレンはジョーンズ夫妻の正体を確かめようと、留守を狙って彼らの家に忍び込むのだが……。

WOWOWから引用

【映画「Mr.&Mrs. スパイ」の感想(ネタバレ)】  

「ワンダーウーマン」のガル・ガドット出演のアクションコメディ。

番組の予告編でなんとなく面白そうだったので見てみた。

内容は、郊外で暮らす平凡な夫婦(子供たちは遠くの学校へ?)の隣人として、郊外には似つかわしくないスタイリッシュなある夫婦が引っ越してきて…という話。

邦題タイトルですでに「Mr.&Mrs. スパイ」(原題は”Keeping Up with the Joneses”)と正体がすでにネタバレしているが、実際にこの事実がちゃんとわかるのは、実は開始30〜40分してからと結構あとなので一応、表向きは、この部分も物語の謎のひとつとして描いている。

しかし、邦題はその辺もほぼ無視したネタバレタイトルとなっている。こういうタイトルのつけかたはどうだろうか。もちろんコメディなので、それほど重要という訳ではないが、隣人はスパイだとはじめからわかったうえで見るのか、一体何?と他の選択肢も想像しつつ見るのかでは、感動は大分違ってくると思う。

まー最近の映画は予告編のCMの時点で、ほぼ内容と傾向(ジャンル)がわかるようにはなっているけど、それによって映画を無知状態から100%楽しむ、楽しみ方は減っているなと思う。

ちなみに、スパイではあるが、味方か敵かという部分で、ひと盛り上がりあるので、ストーリーは、この手のコメディ作品としては、意外と飽きさせないような感じに上手く編集がされている。



評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:コメディ寄りではあるが、一応バランスは保ってるアクションコメディ。主人公夫婦のキャラクター(主に夫)がそっち(コメディ)に大きく傾いているキャラなので、シリアスな映画の空気感はない。物語の中で人が死のうが生きようがあまり気にならない世界観で、悪役(ボス)も力の抜けた感じで完全にコメディ映画ならではのキャラクター。しかし、コメディに偏りすぎることも無く(ギャグやジョークの押し売りで見てて飽きてくることはなく)、アクション映画作品としてのバランスは、保ってる方。特におすすめ映画ではないが、暇なら見ても良いかなレベルです。まだ新作の大作映画とかで見ていない作品があるなら、そっちを見た方が良いですけど。個人的にはそれほど悪くは無い。)


大便を恥ずかしがる人もいる

僕も時々そうだ


-?


イギリスと違って

歯並びが悪いのは

許されない


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映画「セトウツミ」の感想(ネタバレ)

  • 2017.06.24 Saturday
  • 23:10

■映画「セトウツミ」の感想(ネタバレ)



■監督:大森立嗣
■出演者:池松壮亮/菅田将暉/中条あやみ/鈴木卓爾/成田瑛基/宇野祥平

WOWOWで放送していた映画「セトウツミ」を鑑賞。

【映画「セトウツミ」のあらすじ】

高校2年生の内海と瀬戸は、放課後にいつも河原でダラダラとしゃべりながら一緒に過ごす。性格は対照的な彼らだが、くだらない言葉遊びで盛り上がったり、好きな女の子に送るメールの文章で悩んだり、ときには本音を語り合ったりと、話は尽きない。そんな2人を陰ながら見守っているのが同級生の一期だった。さらにはヤンキーの先輩・鳴山や、謎のバルーンアーティストたちが、2人の日常にちょっとした波風を立てていく。

WOWOWから引用

【映画「セトウツミ」の感想(ネタバレ)】


此元和津也の人気漫画を「さよなら渓谷」の大森立嗣監督が菅田将暉と池松壮亮がW主演で映画化した青春コメディ。

WOWOWの番宣でちょっと気になったので見てみた。

内容は、二人の関西の高校生の漫才のような座り話を基本に展開する青春映画。

一応マンガからの映画化のようだが、原作は読んでないので、そちらとの比較はできないが、映画のみとしてみた場合、この映画の評価(感想)は、非常に難しい。

大きな起承転結のストーリーが用意されてる訳でもなく(ないことはないが、物語は弱い)、ただ、二人の川沿いでの立ち話(座り話)に、周りの出来事(人たち)が、オチやフリとして放り込まれてくるという位置づけ。

最後まで見ても何か物語というものがあったともいいにくい。特に大きなことがない何も無い日常という、それがストーリーといわれてしまえばそれまでだが、そんな何かあるようなないようなゆるい話。

とりあえず、製作者としては、映画の中で漫才(観客を笑わせたい)がやりたいために作られたコント映画といった方が早い。

とにかくこの映画の中でやろうとしてる笑いは、ベタからは遠くかなり高度で(空気感を伝える笑い)、お笑い作品としてフリやオチ、天丼など細部までしっかり練られている。論理的にかっちりし過ぎと言ってしまえばそれまでだが。

ちなみに物語は別にして、池松壮亮(福岡出身)と菅田将暉(大阪出身)がかもし出す、笑いの空気感はなかなかで、ちょっとひねくれた関西人の日常を上手く表現できていると思う。

もちろん実際の関西人がすべてこんな人ばかりではないと思うが、ある特定のお笑い力の高い芸人の姿を見ているような感じがある。本当に面白い人は、実は率先して面白いことをやらず、常にどこか世間に対して、斜に構えている部分がある。

映画の雰囲気としては、ときおり松本人志作品かなと思うような空気感が漂っていたり、大いに影響を受けているだろう(どこかで見たような)笑いも多い。

総合的に見ると、笑いを前に出て取りに行かずに、引きながらカウンターで当てて行く笑いで、そういうのは嫌いではないが、映画のコメディとして声に出して笑えるかというと、そこまでは達していない。ずっとくすぐられている感じは、あるんだけど、イマイチ爆笑するほど、突き抜けてこない。面白いことは言ってるんだけどね。

個人的に一番面白いのは、セトの親父が地面に這いつくばってる時の情けない絵で、結局、ベタなところがわかりやすく面白いかなと思う。コメディ映画って難しいね。



評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(まとめ:お笑い好きなら見といても良い俳優が演じるコント作品。ただ、映画館で1800円も金払ってみるようなものでは決してない。良くてレンタルかな。そもそもこの映画は、映画館向きではないけど。深夜や早朝に放送してたら、時間が合えば見ようかなという感じでしょう。)



走り回って汗かかな あかんのか

なんかクリエイティブなこと

せなあかんのか

仲間と悪いことせな あかんのか

この川で暇を潰すだけの

青春が合っても

ええんちゃうか


-?


誕生日も重なってるから

-?


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映画「HK/変態仮面」の感想(ネタバレ)

  • 2017.03.18 Saturday
  • 17:05

■映画「HK/変態仮面」の感想(ネタバレ)



■監督:福田雄一
■出演者:鈴木亮平 清水富美加 ムロツヨシ 安田顕 佐藤二朗 池田成志 片瀬那奈

WOWOWで放送していた映画「HK/変態仮面」を鑑賞。

【映画「HK/変態仮面」のあらすじ】

殉職した刑事の父を持つ高校生・狂介は、正義感こそ人一倍だが、実力が伴わず不良に立ち向かっては返り討ちに遭っていた。そんなある日、彼が想いを寄せる同級生の愛子が銀行強盗の人質にされる。彼女を救い出そうと拾った覆面で変装する狂介だったが、それは覆面ではなくパンティだった。だがその瞬間、ドMの父とSMの女王の母から受け継いだ変態の血が覚醒し、彼は人間の潜在能力を極限まで引き出した超人・変態仮面となった。

WOWOWから引用

【映画「HK/変態仮面」の感想(ネタバレ)】

あんど慶周のギャグ漫画を「勇者ヨシヒコシリーズ」の福田雄一監督が鈴木亮平を主演に迎えて実写映画化したコメディ。

原作は、少し読んだことがあったので(内容はもう覚えてないけど)、実写版ということで見てみた。

まーいわゆるギャグ漫画が原作のコメディ映画なのだが、なんでしょう、描き方が完全にコントのような空気感になっているので、通常の映画の時間(106分)という長さで描かれると、非常に時間が長く感じる。個人的に最初の10分か15分でもうこの作品は十分かなという気がしている。

一応最後まで早送りしながら見たが、ずっと内容は、同じパターンの繰り返しで、まーもともとそういう傾向の話ではあるんだけど、実写で描くと、設定が無理あり過ぎだし、俳優陣も演技が完全にコントのような笑いを求めてる確信犯の演技をしていて、逆にそれが笑えない。完全に原作のキャラクター(登場人物)をバカにしている。

個人的には、ツッコミの上手い芸人に副音声でずっとツッコミを入れてもらえれば、そっちの方では笑えると思うが、この映画の求める方向の笑い(コメディ)では、一向に笑えない。

この映画の面白さは、良い年した俳優がほぼ全裸に近い衣装で、頑張っているという俳優そのものをいじるという撮影秘話的な裏の笑いでは、多少の面白さはあるかもしれないけど、変態をひたすらこすって笑いにするメインの作品の部分は、ただ登場人物をバカにしてるだけで、お笑いとしては、全くセンスが感じられない。ずっと、素人みたいなことを永遠やっている。

まー、いつもの福田監督の作品傾向だからしょうがないといえばそうだが。

ちなみに事あるごとに心の声や解説をたくさん入れているのも、もう作品を台無しにしている。コントならいいけど、映画で解説するのはどうなんだろうか。誰目線の話なんだよ。

映画は基本的に、映画(物語)の世界で起こっている出来事を勝手に遠くから覗き見ているというのが視聴者の一般的な目線だと思うが(視聴者は、その世界観に一切干渉しない)、それが、こちらに対して必要以上に作品側が語りかけてくるような演出というのは、もう前提がズレているとしかいえない。それは、作品といえるのだろうか。

結果、終始内輪笑いに陥っており、本来の映画的な登場人物の世界観に入り、人間的なキャラクターの掘り起こしは全く出来ていなく、そのため実在感(リアリティ)がないので、彼らに対して巻き起こることに共感が全く湧かない。だってずっと場所を変えてその場その場で、大人が遊んでるだけにしか見えない。

真剣に世界観が作られていないのでキャラクターに共感ができるわけないし、感動もしずらい。結果笑えない。


評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(まとめ:行ききったコメディではあるけど、見る人を完全に選ぶコメディ。内容に関しては、ほとんど面白くないけど、全裸でがんばってる俳優陣のがんばりにだけ星1つです。あと、映画と関係ないが、少し前に出家して芸能界を辞めて話題になった清水富美加がこの作品に出ている。たしか芸能界を辞めたい理由のひとつに水着になりたくないって言ってましたけど、この映画で水着になってたけど、もしかしたら芸能界を辞める原因のひとつはこの映画だったのかなと、そんな気がしないでもない。仕事とはいえ、こんなヒロイン役、絶対やりたくないですね(笑) 芸能界にいてもマイナスでしかない。)


この変態は勝てない

-?


変態であればあるほど

強いなどという法則など

どこにも存在せん


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