映画「空飛ぶタイヤ」の感想(ネタバレ)

2019.06.28 Friday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「空飛ぶタイヤ」の感想(ネタバレ)


■監督:本木克英
■出演者:長瀬智也 ディーン・フジオカ 高橋一生 深田恭子 笹野高史 岸部一徳 寺脇康文 小池栄子


【映画「空飛ぶタイヤ」のあらすじ】

中堅運送会社、赤松運送のあるトレーラーが走行中に脱輪事故を起こし、外れたタイヤは幼い息子がいる母親に直撃。母親は命を落としてしまう。トレーラーを製造したホープ自動車は赤松運送の整備不良が原因だと決め付け、信用を失った赤松運送は経営危機に陥る。赤松社長は自社や家族を守ろうと懸命になるが、ホープの別のトレーラーも事故を起こしていたことを知り、独自に調査を開始。トレーラーそのものの欠陥を疑うように……。

WOWOWから引用

【映画「空飛ぶタイヤ」の感想(ネタバレ)】 

 

池井戸潤の小説を2009年のWOWOWドラマ化に続き、長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子らの新キャストで映画化した人間ドラマ。

 

2009年の仲村トオル主演のドラマ版を見たので、合わせて映画版も見てみた。

 

ドラマ版を見た前提で感想を言うと、キャストこそ今が旬な俳優に一新されてはいるが、内容はドラマ版の焼き直し。

 

もともと1話60分ほどで全5話の計5時間ほどあったドラマをぎゅぎゅっと2時間にまとめた総集編です。

 

ドラマ版を先に見てると、映画は、ほとんど筋だけがわかれば良い構成で、ストーリーとしてはあっさりしていて味気ない。

 

個人的には、「空飛ぶタイヤ」が2時間でわかるという以外に、ほとんどメリットを感じれない。

 

総評はあらゆる面でドラマ版から劣化している。

 

映画になったことで、大杉蓮が演じていた役が笹野高史に変わっているのは良いとして、性格設定まで変わってしまって、ドラマの時のどこまでも社長についていきます感(忠臣蔵)が弱まり、泣き所が減っている。

 

ドラマ版は、赤松の社員の社長(会社)に対する熱さが伝わってきたが、映画版は、皆がより現実重視の淡白な考えになってしまい会社内の人情が弱くなり、盛り上がりが弱い。この「空飛ぶタイヤ」は、この赤松という会社の丁寧な人情描写こそが、物語への感情移入を左右するところだと思うので、映画でのここの妙なあっさり感への変更はいらないと思う。

 

その他、ドラマ版では、女性キャストだった部分が、映画では男性キャストに代わっていたり、細かい変更点がある。この辺の微妙なキャスト変更も世界観が劣化している。

 

ドラマ版で田辺誠一の良き妻役として存在していた本上まなみが演じた役が居なくなって省かれているのも、映画版で田辺誠一役をディーンフジオカが演じてはいるが、最後に内部告発に至る過程の彼の心情描写が彼女がいない分、弱くなっている。

 

 

 

評価」 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:キャストが変わって、内容も大きく劣化してしまったドラマ版の総集編みたいな映画。ドラマでは、ビジネスマンの話に見えていたが、長瀬智也、ディーン・フジオカらにメインキャストが変わったことで、黒い喪服を着たシーンが、ビシっと決まりすぎて、企業人というよりかは、どこかヤクザ映画の1シーンみたいに見えるときがある。キャストが全体的にスタイリッシュ過ぎる。長瀬智也の子持ちの妻役の深田恭子もちょっと無理があるし。このキャストでドラマと同じ5時間でしっかり再構築したらどうなったかわからないが、この映画だけの評価でいえば、旬なキャストで強引に商業化(金儲けに走った)ことで失敗した典型例のような作品です。もし空飛ぶタイヤをまだ見てないなら、迷わずドラマ版だけを見ることをおすすめします。映画版は申し訳ないですが、完成度高いドラマ版がすでに存在してる以上、時間の無駄です。)

 

 

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映画「リバーズ・エッジ」の感想(ネタバレ)

2019.05.05 Sunday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「リバーズ・エッジ」の感想(ネタバレ)


■監督:行定勲
■出演者:二階堂ふみ 吉沢亮 上杉柊平 SUMIRE 土居志央梨 森川葵


【映画「リバーズ・エッジ」のあらすじ】

ハルナは恋人の観音崎にいじめられている山田を助けたのをきっかけに彼から誘われ、夜の河原に放置された“遺体”を見に行く。さらにその“遺体”を宝物として共有する後輩でファッションモデルのこずえが現われ、3人は奇妙な友情で結ばれる。やがて、山田に執着するカンナ、観音崎と体を重ねるカンナの友人ルミ、暴力性を抑えられない観音崎と、閉ざされた高校の淀んだ日常の中で、それぞれが爆発寸前の何かを膨らませていく。

WOWOWから引用

【映画「リバーズ・エッジ」の感想(ネタバレ)】 

 

 

岡崎京子の同名コミックを「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督が二階堂ふみ、吉沢亮らを迎えて映画化した青春映画、

 

「オオカミ少女と黒王子」の二階堂ふみが出てたので見てみた。

 

この作品は、原作コミックからの映画化らしいが、コミックは読んでないので、そことの比較はわかりません。

 

内容は、数名の高校生がそれぞれ抱える悩みや苛立ちが、お互い干渉し合い、次第に傷害(殺人未遂)や自殺?(焼身飛び降り事故)など暴力的な方向に進んでいくという話。

 

かなり内容は、生々しくショッキングな話になってるのだが、それ以上に一番印象的なところは、この作品で二階堂ふみが全裸になっているところだと思う。一人暮らしで家を満喫してるOLか、と言わんばかりの脱ぎっぷりだ。

 

ドラマでも普通に主演する位の旬な若手女優が映画で脱いでいるのは、それだけでもショッキング。大分前に沢尻エリカが映画で脱いだときがあったが、それに次ぐそっち系ではインパクトな作品じゃないかと思う。

 

この作品、総じて、愛と暴力ではないが、少女マンガ系の高校生恋愛映画の平和的な世界観とは異なる、売春とか薬、セックス、同性愛とかそっち方面の話題が日常的に描写されていて、見た目の印象はかなり気分が悪い世界観。

 

ちなみにエンタメとして、話が面白いかというと、かなり微妙で、そういう物語としての面白さはない。

 

誰目線で見て、共感するとかも、無くは無いが、根本的に特定の登場人物に深く感情移入して見る話でもない。ほとんどダメなヤツしか出てこないし。

 

そもそも映画の方向性が、この映画を見て楽しんでもらおういう感じの大衆向けに作られていない。

 

高校生位の年齢だからこそ持つ、若い時ならではの、快楽や興味だけで生きている攻撃性というかパワーみたいなのが、テーマの中心にあり、それをひたすらキレ味鋭く描くことに集中しているような作品で、作品の芸術点のみを狙っている作品。

 

ちなみに、物語の設定は、1980〜90年代位の話になっているが、登場人物を演じる二階堂ふみ、吉沢亮らが着てる服装や髪形などは、ほぼその当時のファッションを忠実に再現している。実際に30〜40年前?の映画と言われてもすぐには分からないほど、世界観や古さが当時を表現している。

 

画角も16:9のワイドではなく、ブラウン管全盛時代の4:3という当時の画面サイズや、画質も荒くして、作られていることも大きい。ビデオテープの時代というべきか。

 

ただ、客観的に当時のファッションを見て思うのは、登場人物全員の服装が等しくダせえなということ。その格好で外をうろうろするなと言いたい。

 

あの時代、その時代では、格好良いヤツや、オシャレなヤツも学校にいたと思うが、今見ると、まとめて全員がダサイ(笑)

 

個人的に、1960〜70年代とかのアメリカファッションは今見ても、それなりにイケてる(当時の良さがある)というものはあると思うが、この時代の日本の若者ファッションは、相当ひどいなと思う。そのまま過去の遺物として封印しておきたいレベルのダサさだ。

 

唯一、Tシャツだけは、今と同じ感覚で、そこだけはほとんど時代を感じない。そもそも現在でも昔のデザイン(ロックバンドTシャツ等)をあえて気に入って着たりすることもあるためか、違和感がない。

 

結局のところ、Tシャツという食で言えば、おにぎり的な位置の王道ファッションアイテムを着ていれば、時代に取り残されることなく、無難に通過することが出来そう。

 

今後もTシャツはファッションから無くならないだろうし、Tシャツの安定感は不滅だと思う。もともとオシャレ度が高いアイテムではないところが幸いしてるのだろう。

 

 

 

評価 ★★★★☆(星4つ)

 

(まとめ:二階堂ふみが女優魂を炸裂させてる青春エロ?映画。せっかく脱ぐなら画質が綺麗な現代映画で脱いでほしかった気もするが、そういう作品では無いところが、女優魂という気もする。作品のために脱ぐ的な。…最後に作品の本質について少し付け加えると、ある時期に非常に辛い経験をしたことによる人生への達観が描かれている。それは誰かに教えられた訳でもなく、そこを通過したことによる実感する。この映画は、作品として面白くは無いが、ひとつの作品の出来としてはかなり素晴らしいと思う。)

 

 

 

温かいものを温かいとか

 

冷たいものを冷たいとか

 

感じることだと思う

 

-?

 

 

傷つきながら忘れながら

 

思い出しながら

 

たまに…泣いたり 怒ったり

 

笑ったりしながら

 

感じて生きていきたい

 

-?

 

 

 

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映画「デメキン」の感想(ネタバレ)

2019.02.03 Sunday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「デメキン」の感想(ネタバレ)


■監督:山口義高
■出演者:伊藤健太郎 山田裕貴 柳俊太郎 今田美桜 高橋里恩 田中偉登 福山翔大 坂田聡


【映画「デメキン」のあらすじ】

福岡。ぎょろりとした目を“デメキン”とからかわれ、幼いころからいじめられていた少年・正樹。やられてばかりの自分に嫌気が差した彼は強くなろうと決心し、幼なじみの親友・厚成とともにケンカ上等の不良少年になった。高校に進学してもケンカ三昧の日々を送る正樹は、あるとき厚成から福岡一の暴走族を作らないかと誘われ、チーム“亜鳳(あほう)”を結成。2人は血気盛んなライバルを蹴散らしながら名を挙げていくが……。

WOWOWから引用

【映画「デメキン」の感想(ネタバレ)】 

 

お笑い芸人:バッドボーイズの佐田正樹の自伝小説を伊藤健太郎主演で映画化した青春映画。

 

元暴走族芸人の佐田正樹のエピソードが映画になっていたので見てみた。

 

佐田の暴走族時代のエピソードは、すべらない話等でも聞いたことがあったが、それが知らないうちに自伝小説が発売され、さらに自伝を元にマンガにもなっているみたいで、大分発展したようだ。

 

ちなみに自伝小説自体は未読で、今回の映画をいきなり見たが、どこまでが本当でどこからが演出なのか、わからないほどヤンキー映画としては、大分暴力シーンの描写が度を越えている時がある。

 

ヤンキー漫画として見れば、よくありそうなエピソード(演出)ではあるが、この話が実際に起こっている(自伝ベース)としたら、普通なら警察沙汰になっていて映画化とかにしてる場合ではないと思う。

 

実際、佐田本人も高校時代に逮捕されてるので、相当悪いことをしてるのは確かだが、この映画の内容が本当なら、自伝といえど、全然笑えない話である。

 

特に入院してる病院にまで暴走族が押しかけてきて、2〜3階の窓から重傷の佐田の仲間を突き落とす行為(描写)というのは、やり過ぎというか暴力(ケンカ)の範疇ではなく、すでに殺人行為(未遂)だと思う。

 

ちなみにこの映画では、ほとんど警察が出てこないので、その辺の暴力のライン(リアル感)がかなりあやふやになっている。一応、映画は、自伝と言うスタンスで作っているが、その辺のシーンが演出なのか、本当に起きたことを実際に再現してるのか、どこまでが本当なのか、非常にわかりづらいところでもある。

 

抗争があって、学生が一人病院送りになってるなら、マンガではない限り、この時代を考慮してもあきらかに警察沙汰になってるはずだし、普通に家族が住む家にまで暴走族が押しかけて、暴力を振るうってのは、ケンカの範疇ではなく、もう立派な凶悪犯罪だ。

 

当事者は、訴えを我慢しても、必ずその親は、出てくると思う。だって、家まで来て息子をどつきまわされてるって尋常じゃない。

 

ラストの抗争は映画的なアクション演出として理解できるが、中盤の病院の窓から突き落とす行為は、シリアス調(事実ベース)に見せてるので、これが事実をベースとしてるなら、ひどい話過ぎて全く笑えない。また演出として、あえてこの部分を過激にしてるなら、それは自伝ベースの話としては、ルール違反のように思う。

 

また佐田が右の頬でたばこの火を消すシーンもあるが、現在の佐田本人の顔にあきらかな根性焼きの後は、見当たらない。この辺もなんか怪しい。根性焼きって腕にすれば、一生残るほど痕になると思うけど。顔なら余計にね。

 

この映画では、なぜか暴走族の存在があるのに、警察も出てこなければ、親もほとんど出てこないので、どこまでが事実なのか非常に怪しいし、わかりにくい。一応、自伝ベースなだけに、ノンフィクション作品(その延長)としてみるか、割り切ってただのエンタメ映画として見るか、その辺のライン(作りも)は、非常に微妙だ。

 

ちなみにそういったものを事実でなく演出として捉え、ヤンキーマンガの映画化(フィクション)ということで見れば、作品としては、そんなに悪くない。

 

ヤンキー漫画が好きなら、それなりにツボを押さえた作りで、緊張感と人間的な熱さもしっかりある。

 

そして、ヒロインのキャストに関しては、個人的に素晴らしいの一言。ヒロイン役に今田美桜を起用してるが、この子のヤンキー演技(キャラ)は、まさにこの時代のイケてるヤンキー女子の見本(イメージ)と言っても良いほどドンピシャに嵌っている。

 

尖ってる中に、可愛さもあり、弱さもあり、セクシーさもありという、漫画的な”可愛いヤンキーヒロイン”のイメージをかなり具現化してる。よくこんな子が現代にいたなと思うほどのクオリティ。

 

個人的には、ヤンキー漫画を最近ドラマ化した「今日から俺は!」(両方に伊藤健太郎が出演してるが)を見るなら、断然こちらの方がおすすめ。福田監督の「今日から俺は!」は、1話見てやめた。たぶんずっと同じパターンだしね。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:ところどころ事実なのかどうか怪しさが残る佐田正樹の熱い自伝ベース映画。佐田が暴走族の総長になる際?(選ばれる時)に、先輩に夜中に山に連れられて、もう一人の暴走族の男?と1対1の決闘みたいなことをしたというような話(それで勝った)をテレビで聞いたことがあったが、この映画では、普通に名前を呼ばれて選ばれていて、そんなマンガみたいなシーンはなかった。てっきりそのシーンを再現してるのかと期待していたが、カットされたのか、元々そんなシーンは無かったのか、あの話は嘘なのか謎が残る。)

 

 

 

ケンカはくさ

 

自分の腕っぷしが

 

強いのを見せ付けるために

 

するもんじゃなか

 

自分の信念や主張が

 

正しくて強いっつのを

 

見せつける時に

 

するもんたい

 

-?

 

 

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映画「エヴェレスト 神々の山嶺 」の感想(ネタバレ)

2017.08.24 Thursday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「エヴェレスト 神々の山嶺 」の感想(ネタバレ)



■監督:平山秀幸
■出演者:岡田准一/阿部寛/尾野真千子/ピエール瀧/甲本雅裕/風間俊介/テインレィ・ロンドゥップ/佐々木蔵之介

WOWOWで放送していた映画「エヴェレスト 神々の山嶺 」を鑑賞。

【映画「エヴェレスト 神々の山嶺 」のあらすじ】

1993年、ネパール。日本遠征隊のエヴェレスト挑戦は失敗し、同行する山岳写真家の深町は写真集出版が白紙になって途方に暮れる。そんな時、彼は数年前に遭難したはずの天才登山家・羽生の姿をカトマンドゥで見つける。帰国した彼は羽生について調べる中で、羽生との登山中に命を落とした彼の後輩・岸の妹、涼子と出会う。深町は羽生が生存を隠してまでネパールにとどまる目的を知るため、涼子とともに再びカトマンドゥへ飛ぶ。

WOWOWから引用

【映画「エヴェレスト 神々の山嶺 」の感想(ネタバレ)】


夢枕獏の小説をV6の岡田准一と阿部寛共演で映画化した人間ドラマ。

今年の正月位にWOWOWで初放送してまだ見てなかったので見てみた。

山岳映画は、邦画、洋画に関わらず結構みていると思うが、外れもあれば(小栗旬の「岳-ガク-」)、当たりもあり(運命を分けたザイル、クリフハンガー、バーティカルリミット)で、このジャンルの安定感はよくわからない。

ちなみにこの「エヴェレスト」は、実際にエヴェレストまで行ってロケを行っているようで、景色等リアリティはあるが、ただ登っているアクション部分は、危険なのでわからなくもないが、あきらかに安全な別のところで撮り、吹雪や環境などをCGで足してる感じがあり(そう見える)、やや冷める。

実際はよくわからないが、エヴェレストでちゃんと撮ってる部分と、エヴェレストでも別の安全な場所で撮って、のちのち合成(CGでプラス等)してる部分があるように思う。さすがに登るだけでも危険なので、絶壁のところで猛吹雪の中撮影は危険で無理だと思う。

物語に関しては、これと言ってないが、天才登山家を演じる阿部寛の存在感は見終わった後にも強く印象に残る。特に遺体で発見されたときの状態がギリシャの哲学者を彫刻にしたような格好良さ。日本人でこの西洋人的な格好良さが出る人はなかなかいないでしょう。

そして、凍え死んでる状態の体勢も格好良い。

人間死んだ時の体勢は、大抵が床に伏して天井を見て寝てる状態だと思うが、出来るならこの羽生(阿部寛)のように片ひざを立て座った状態で死にたいと思った。



評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:内容はともかく見た後に勇気(パワー)をもらえる山岳映画。落ち込んでたり、気持ちが萎えているときには、ぜひ見たいおすすめの映画。ところどころ名言も連発しているが、あとあとその言葉(足が動かなければ…)をよく吟味してみると、言いたいことはわかるが、その時の勢いだけで、訳のわからないことを言っていたりする(笑) ”歯で噛みながら歩けはギリギリわかるけど、”目で睨みながら歩け”は、どういう状態かはわからない。ただ、初見で聞いてるときは、セリフのパワーが凄い。理屈じゃない勢いセリフってあるのかもしれない。)


どうして山に登るかと聞かれ

マロニーは

そこに山があるからだと言った


-?

違うなオレは

オレがここにいるから

オレがいるから山に登るんだ


-?

生きて戻る死んだらゴミだ

-?

足が動かなければ 手で歩け

手が動かなければ 指で行け

指が動かなければ 歯で噛みながら歩け

歯がダメんなったら 目で行け

目で睨みながら 歩け

目もダメになったら 想え

ありったけの心で

想え


-?


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映画「at Home アットホーム」の感想(ネタバレ)

2017.05.17 Wednesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「at Home アットホーム」の感想(ネタバレ)



■監督:蝶野博
■出演者:竹野内豊/松雪泰子/坂口健太郎/黒島結菜/池田優斗/國村隼

WOWOWで放送していた映画「at Home アットホーム」を鑑賞。

【映画「at Home アットホーム」のあらすじ】

夫婦と子ども3人の森山家は、いつも和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。だが大黒柱の父親・和彦は泥棒で、母の皐月は結婚詐欺師、さらに子どもたちもそれぞれに事情を抱えていて、実は血縁でつながっていない家族だった。ある日、皐月がターゲットとして付き合っていた不動産王の息子に素性がばれてしまい、皐月が空きビルに監禁される事態が。不動産王の息子は和彦に電話をかけ、1000万円の身代金を要求してくる。

WOWOWから引用

【映画「at Home アットホーム」の感想(ネタバレ)】
 

 


竹野内豊と松雪泰子が共演したサスペンス。

竹野内豊が主演してたので見てみた。

内容は、盗みを家業とする父親の元でそれを受け入れて普通に暮らす謎の家族の話。

ちなみにあらすじですでに書かれているが、この家族に血のつながりはなく、それぞれもとの家庭で問題を抱えていた人たちが、ひょんなことから知り合って、この家(一軒家)で同居生活を送ることになっていたという特殊な家族(家庭)。

その家族が一緒に暮らすうちに、本当(血縁)の家族のような絆を持つようになっていくという意外と感動的な話です。

設定(犯罪一家)こそふざけているが、それ以外は、真面目に家族生活や現実(娘の受験での資金面で悩んだり)を描いてることもあり、次第に彼らの現実に共感し、設定が気にならなくなる位、コメディ(設定)と人間ドラマのバランスが良く出来てる作品だと思う。

ただ、ところどころシリアスなシーンなのに完全に笑いを狙っているところがある。

気付く人はすぐおかしさに気付くと思うが、気付かない人は一生気付かないレベルの微妙な笑いが入っている。

個人的には、DV夫役のお笑い芸人の千原せいじがその妻役の松雪泰子への暴力シーンは、シリアスさは出してるが、ちょっとコント調だ。

特に腹へのひざげり、そして、蹴られて腹を押えながら「うっ」って言って、床に倒れていく松雪泰子はどこか面白い。

顔殴ったり、蹴ったりするまでは、DV夫役の真面目な演技としてわかるけど、腹へのキックボクサーがやるチャランボ(膝蹴り)は完全に余計だ。

暴力夫というシリアスな役のラインから完全に逸脱している。

例えば、ここの暴力の延長で、膝蹴りでなくプロレス技を掛けてたら、誰もがあ〜ふざけてるなと思うけど、このひざ蹴り辺りは、流れ上ギリギリのライン。まーそれ位流れであるのかと思いがちだけど(普通はそう思っちゃいけないけど)、個人的には、ラインを割ってますね。確実に。

あと、最後の村本から何度も殴られた後の松雪泰子の顔に塗った血のりの塗り方も塗りすぎ(笑)

頭からまっずぐ鼻を通って、筋のようにアゴまで一本線のように太い赤い血が流れているのは、実際頭割れたらそうなのかもしれないけど、映画なのであんなに血を塗らないで良い。あれは、ドリフとかで塗るコントの血ノリの塗り方。シリアスなシーンなのに、見た目が過度で気になる。

この映画は、ほんと人間ドラマが結構良く出来ているからいいけど、セリフやシーンなど地味に面白いシーン結構ある。面白さも、嫌味が無くて好感度あるし。泥棒一家という最初の設定が時々効果的に作用しているときがある。



評価 ★★★★☆ (星4つ)

(まとめ:竹野内豊主演の良作ホームドラマ。見終わった後になんか心が温まります。人間にとってのホーム(帰る場所)の大切さがわかります。どういう状態であれ、人は落ち着く場所が必要だなと思う。ちなみに、松雪泰子が母親役をやってるが、40代になっても、まだまだイケる。)



三万六千円!

-?


プラス掛け軸を盗んできました!

-?


やったー 友達一人ゲット!

-?


男は愛情なんかには

お金は出さないの

男がお金を出すのは

欲情と同情よ


-?


本物に近いかってことより

どれだけ自然かが大切だって


-?


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映画「海街diary」の感想(ネタバレ)

2017.03.21 Tuesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「海街diary」の感想(ネタバレ)



■監督:是枝裕和
■出演者:綾瀬はるか 長澤まさみ 夏帆 広瀬すず 風吹ジュン 樹木希林 大竹しのぶ

WOWOWで放送していた映画「海街diary」を鑑賞。

【映画「海街diary」のあらすじ】

父が不倫で家を捨て、母の都が再婚で出て行った後、鎌倉の一軒家で姉妹だけで暮らしていた幸、佳乃、千佳の香田3姉妹。ある日、彼女たちのもとに父の訃報が届く。葬儀に出席した3人は、そこで異母妹のすずと出会う。生みの母も亡くなり、家庭に居場所のないすずに、幸は鎌倉で一緒に住まないかと誘う。すずは受け入れ、4人の共同生活が始まった。だが、祖母の七回忌で都と再会してから、穏やかだった生活に波風が立ち始め……。

WOWOWから引用

【映画「海街diary」の感想(ネタバレ)】


吉田秋生の漫画を「海よりもまだ深く」の是枝裕和監督が綾瀬はるか、長澤まさみら若手女優陣を迎えて映画化した人間ドラマ。

いいかげん2015年の邦画の話題作を見ようと思い録画リストの中からあえて選んでみた。

内容は、3姉妹と腹違いの妹がひょんなことから同じ家で一緒に暮らすようになって…という話。

特にこれと言って胸躍るようなエンタメ的な展開はないが、妹が生活に入ってきたことで揺れる、姉妹(または周辺)それぞれの微妙な心境の変化と人間模様を丁寧に描いている。

巷では、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、そして新人の注目株の広瀬すずら4女優が共演していることに話題が上っていたが、実際、家にこんな4人がいたらすごいことだが、画的に見ると、リアルさ(自然体)を重視してるため、化粧やライティングなど、女優を引き立たせるための演出は、最小限のため(というか何もしてないかな)、CMやドラマ等で見てる油の乗った(盛ってる)彼女たちを想像してると、素材そのもの過ぎて、少し肩透かしに合う。

特に、綾瀬はるかと長澤まさみは、実年齢はすでに20代後半になっていて(撮影当時)、全盛期の良さを知ってる身としては、さすがにおばさん的な実年齢感を節々から感じてしまう。おばさんっぽい役というのもあるんだけど。また長澤まさみも、大雑把な性格の役どころと相まって、本来の良さ(多少猫被った感じ)は皆無で、素材そのまますぎて見てて悲しくなってくる。こちらも役に徹しているといえばそうなのだが。

結果的に、10代の現役イケイケの広瀬すずは、もともとの素材の良さと役柄の素朴さと合わさって、一際この中で光っている。演技も自然で上手いし、サッカー練習での数秒のドリブルシーンでは、女優の動きではない運動神経の良さが一目でわかる。男ならあのレベルは経験者なら普通にいるかもしれないが、女の子であの容姿であの動きをするのは、なかなかいないと思う。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(まとめ:内容(物語)そのものより女優陣の方が気になる人間ドラマ。上記出演女優が好きなら見といて損はないが、アイドル的なキラキラ感とか追い求めるのは間違い。田舎生活というか、姉妹(兄弟)ならではの同居の良さ(楽しさ)はすごく出ていると思う。そういった意味では、好感度のある物語。一応、冒頭に長澤まさみの貴重な下着姿が見れるので、その辺もおすすめ。)



宝ものなんかじゃ

ないですよ私


-?


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映画「人生の約束」の感想(ネタバレ)

2017.03.16 Thursday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「人生の約束」の感想(ネタバレ)



■監督:石橋冠
■出演者:竹野内豊 江口洋介 松坂桃李 優香 小池栄子 高橋ひかる 柄本明 ビートたけし 西田敏行

WOWOWで放送していた映画「人生の約束」を鑑賞。

【映画「人生の約束」のあらすじ】

業績を上げるためならいくらでも非情に徹し、自ら創業したIT企業を拡大させてきた敏腕CEOの中原。ある日彼の携帯電話に、ともに起業しながら半ば社を追い出す形で決別した親友・航平から何度も着信が入る。最初は無視していた中原だが、妙な胸騒ぎを覚え、航平の故郷・富山県新湊へ急ぐも、航平はすでに他界していた。航平の義兄、鉄也から非情さをなじられる中原。そんな中、航平の娘・瞳が中原に一つの頼み事を申し入れる。

WOWOWから引用

【映画「人生の約束」の感想(ネタバレ)】


竹野内豊主演の人間ドラマ。

あらすじを読んで感動できそうだったので選んでみた。

内容は、会社社長が創業時の友人であり、途中で会社を去り、その後会うことなくすでに亡くなっていた同僚の思いを引き継ぎ、ある町のために神輿を取り返して担ぐというサクセス?ストーリー。

もう日本人ならほとんど説明もいらない、義というか友情の王道話で、特に裏切る展開もなく、正統派に描いていて普通に感動です。

こういう亡き友人の思いを引き継いでなんやらという話は、もうずるいですね。

この流れで感動できない(しない)方が難しい。

ちなみに最後にたけしさんがちょい役で出てたり、出演陣も意外と豪華。

個人的には、最後の一緒に神輿を担ぐシーンは、別にあえて描いてくれ無くても想像で十分。すでに、目的は達してくれたので、気持ちは、胸に仕舞ってそのまま終わってくれた方がいさぎ良かった。実際の絵で描かれてしまうと、やはりいろいろ別に考えちゃうことがある。竹野内豊はもともとそんなに熱い人間ではないので、神輿の掛け声とか盛り上げ方が少し気を使ってるなとか…いろいろ。

ちなみに最後の祭り部分がなければ、15分-20分位短くでき、本編120分→100分位でちょうどいいサイズ感だった。さすがにこの映画で120分は、やや長い。最後は、いわゆる祭りだし。祭り(神輿)好きにはいいかもしれないけど。


評価 ★★★☆☆ (星3.6)

(まとめ:タイトルからの想像を裏切らない竹野内豊主演の正統派人間ドラマ。最近では稀に見る人間的な熱さをすごく感じる映画です。わかりやすい話で感動したい方にはおすすめな作品。最後に、ひとつ気になったのが、亡き友人の娘に連れられて、ある山?に行って、穴を掘って、タイムカプセルみたいな缶の箱を掘り出した中に、亡き母親の遺灰(骨)が入っているというのがあったが、全然説明もないまま、急に山に連れられて、そこでいきなり人骨を見せられるのは、どうなのだろう。事前に形見として母親を埋めてあるとか、ストーリーをあらかじめ知らせて置いて欲しい。じゃないといきなりは怖い。なんとなく感動話(愛情)の延長でさらっと描かれているけど、何も知らないこっちとしては、急に一緒に来てくれと言われたその流れで、急に人骨を見せられるのは、ホラーです(笑) 人骨見るときは、前持って準備して置きたい。そういえば、この娘役のヒロインの子(高橋ひかる)は、素朴で良かった。あと関係ないが、小池栄子の独身役も嵌っていて面白い。)


お母さんです

-?


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映画「岳−ガク−」の感想(ネタバレ)

2016.12.14 Wednesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「岳−ガク−」の感想(ネタバレ)



■監督:片山修
■出演者:小栗旬 長澤まさみ 佐々木蔵之介 石田卓也 矢柴俊博 市毛良枝 渡部篤郎

WOWOWで放送していた映画「岳−ガク−」を鑑賞。

【映画「岳−ガク−」のあらすじ】

誰よりも山を愛する男性・三歩は世界中の山々を渡り歩き、今は日本で山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を守っている。ある日、彼が暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの久美がやって来る。彼女は同じ山岳救助隊の隊長・野田や三歩の指導のもと、過酷な訓練を通じて成長していく。だが実際の救助活動の中で、久美は自分の未熟さや自然の脅威によって遭難者を救助できず、自信をなくしてしまい……。

WOWOWから引用

【映画「岳−ガク−」の感想(ネタバレ)】


小栗旬、長澤まさみ共演の山岳ドラマ。

WOWOWの小栗旬特集からまだ見てなかった「岳」を選んでみた。

結構前の作品で、長澤まさみ、小栗旬の若さが気になるが、内容は、よくある山岳救助隊の活動を描いた話。

小栗旬の役柄は山岳救助のボランティアで多少変わっている性格、よく言えば天然で命の現場にいながら、緊張感はあまりなくノホホンといつでもマイペース。

ちなみにこのキャラクターは、いい意味で山の厳しさを教えるのに、説教臭くなく好感度は高い。

個人的に中盤位までは、それなりに好意的に良い山の物語として見れていたのだが、終盤に起きる、お決まりの大吹雪による救助難航でのドタバタの盛り上がりには、展開が強引過ぎて、興醒めです。

最後に感動のお涙頂戴をやりたいと思うのはわかるのだが、演出方法や展開が無理やり過ぎてもうすべてぶち壊してです。

めんどうくさいので箇条書きで。

・雪崩が起き、モロに直撃してしまった三歩(小栗旬)とは別の場所いたはずの久美(長澤まさみ達)がどういう訳か巻き込まれてたらしく、次のシーンでは、急にクレバス(深い割れ目)に落ちている。それまでは普通に山の表にいたはずだったが。三歩が雪崩を喰らうシーンはあるのだが、久美が雪崩を喰らってるシーンはない。※常に凝視してた訳でないので、見逃したかもしれないが。

・でかい雪崩が直撃したのにほぼ無傷だった三歩(小栗旬) ※主人公だからまー良いけど この辺からリアル感は皆無。

・クレバスに落ちたことで要救助者の足が岩に挟まり抜けなくなり、生きるためにその場で久美(長澤まさみ)が足の切断を独断で行う。

ここはもう急過ぎる決断のでかさ。今までそんなシーンなかったじゃん。急に深刻さを出すなよ。そもそも、そんな緊急の設定はいらない。すでにクレバスから落ちたらそれだけで、どこかしら骨折して動けなくなって重傷という設定は十分作られている。このシーンでは、その程度の重傷さが伝わってれば十分。

・三歩は、クレバスを発見すると(実際はその場所から見えていないが)、急にダッシュして、穴の底めがけて両手ハンマーのみで飛び込んでいく。※まーここも主人公だから良しとしよう。もう三歩はリアル感無視のスーパーマン設定。

・クレバスの底で、久美らを見つけるが、なぜか元気だったはずの久美が心配停止になっており、足を切断された要救助者の方がまだギリギリ生きているという不思議。※もうここはなんでやねんとしかいいようがない(笑)

なんで元気な方が先に逝ってるのか。演出が無理やりすぎる。次のシーンで心肺停止からの人工呼吸のくだり(生き返り)をやりたいのか知らないけど、ここの衝撃度が強すぎて、そっちに感情が向かないよね。

次のシーンになったら、それまで元気な人が急に死んでるって。これまで映画結構見てきたけど、前フリなしで死んでるとか見たこと無い。しかもこんな短い間に。普通は、死ぬ流れがあっての死ぬシーン。もうビックリの方が強くて、感情が動かない。

 

ちなみに急にこの部分は、音声を無音にする演出してるけど、急に音で無くなったからスピーカーぶっ壊れたかと思った。

もう完全にここの終盤のドタバタシーンはこれまでのまだ地に着いてた話の流れをすべて台無しにして、終わっている。視聴者を舐めすぎだし。もうスタッフも全員アホとしかいいようがないほどの出来(笑)



評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(まとめ:中盤以降、急にクソみたいな作品になった山岳バカコメディ。もうここまでひどいと逆にコメディです。たぶんもともとあった話に誰か製作側の人間が現場に口出したことで、そのように強引に話を作ることになったのかと最後は勝手に想像したい。それじゃなければ、この終盤でのこのぶち壊し演出と展開はありえない。その他にも、三歩が悪天候なのに一人で救助に行くのは黙認しつつも、山岳隊員が救助に行こうとすると隊長は殴って止めるという論理の破綻など。それ以外にもおかしいところだらけ。子供の参観日も学校まで行ってて行かないなら、せめて連絡位しろよとか。もう言い出すとキリがないなこれ。ただ、唯一いいところがあるとすれば、この映画を誰かと一緒に見た後にそのまま飲み屋に行ったら、朝まで語れるんじゃないかという話題の尽きないダメさ加減のオンパレード。酒のツマミの映画として満点じゃないだろうか。)



お花を摘んで来ます

あはっ、おしっこ?

勉強してるね

山の隠語

大きい方はきじ撃ちね


-?


クイズ 

山に捨てちゃいけないものは

ゴミと命


-?



雪がとけたら

山においでよ


-?


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映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」の感想(ネタバレ)

2016.10.11 Tuesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」の感想(ネタバレ)


■監督:チアン・ショウチョン
■出演者:永作博美 佐々木希 桜田ひより 保田盛凱清 臼田あさ美 浅田美代子

WOWOWで放送していた映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」を鑑賞。

【映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」のあらすじ】

東京から能登半島の最果ての海辺にやってきた岬は、朽ちかけた父親の舟小屋をリフォームし、焙煎コーヒー店“ヨダカ珈琲”を開く。店の向かいにはシングルマザーの絵里子と子ども2人、有沙と翔太が住んでいた。絵里子は仕事で家を空けることが多く、子どもたちは肩を寄せ合いながら母親のいない日を過ごしている。給食費のことを絵里子に話せずにいた有沙のことを気遣った岬は、有沙をコーヒー店で働かせるようになるが……。

WOWOWから引用

【映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」の感想(ネタバレ)】


台湾出身の女性監督チアン・ショウチョンが永作博美と佐々木希共演で描いた人間ドラマ。

佐々木希が出演してたので見てみた。

内容は、永作博美演じる、行方不明の父親を探すため父の名残(所有)のある海辺でコーヒー店を開いた女性とその近くの民宿に住む佐々木希演じるシングルマザーとその子供の交流を描いた話。

好感度ある佐々木希(役柄)を期待して見始めたが、シングルマザー役で子育てと仕事(キャバクラ)に追われ、性格もすさんだ感じで好感度低く、いつも?の魅力は出ていない。※そこに期待するような映画ではないが。

ただ、コーヒー屋の良心ある女性(永作博美)とシングルマザーの佐々木希が仕事でほったらかしにしている子供たちの交流は、昭和みたいな心温まる話で心地よい。セリフも少なく、音楽も主張することなく、ほぼ俳優の演技(とその空気感)に任せた撮り方と演出をしているが、飽きずに普通に見れる。面白いというタイプの映画ではないけど、普通に良い映画。

ドラマの話の内容とは全然関係ないけど、永作博美の海辺のコーヒー店の経営状況(設定)は一度気になりだすと、すごい気になってくる。動機はわかるけど、よくあんな場所に店出そうと思ったな。

来店客をほとんど無視した場所で、電話とネットのみ(たぶん)でコーヒー(豆)を売るビジネスだが、それで人を一人雇えてしまう経営状態は、なかなかすごい。誰もそっちの方気にしてる人いないと思うけど。

そういえば物語の始めに父親が残した借金も相続した(払う)って言ってたけど、借金を払いながらあの店経営してると思うと、なかなかキレた商売(笑) まるでそう見えないが、意外と繁盛店なのか。


評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(まとめ:心温まる人間ドラマと主演の女性二人が好きなら見といても良い映画。中盤位に佐々木希の彼氏に永作博美が襲われるシーンがあるけど、小柄な女性にとって婦女暴行被害は、ほんと恐怖ですね。特に警察(交番)が近くにいない田舎ではなおさら。この映画を見てそのことをすごく思った。男で良かった。まー男は男で、子供の時は、不良からのかつあげの恐怖はあるけど。でも自分が商品として狙われるのと、ただ単純にお金が目的なのとはわけが違うからね。)


ゆっくり”の”の字を

書くように

粉が沈まないように

ゆっくり


-?


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映画「ビリギャル」の感想(ネタバレ)

2016.09.24 Saturday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「ビリギャル」の感想(ネタバレ)



■監督:土井裕泰
■出演者:有村架純 伊藤淳史 野村周平 安田顕 吉田羊 田中哲司

WOWOWで放送していた映画「ビリギャル」を鑑賞。

【映画「ビリギャル」のあらすじ】

高校2年生のさやかは中学入学以来、まったく勉強をしていなかったせいでついに学年ビリという成績を取ってしまう。担任の西村からクズ呼ばわりされた彼女は一念発起し、坪田が講師をする学習塾に入る。だが、金髪でへそ出しルック、超ミニスカの彼女の知識は小4レベル。超難関の慶應義塾大学合格という誰もが不可能と一笑に付するであろう目標を持ったさやかに対し、坪田は独自の教育方法で次第に彼女を本気にさせていく。

WOWOWから引用

【映画「ビリギャル」の感想(ネタバレ)】


塾講師の坪田信貴のノンフィクション小説を「ハナミズキ」の土井裕泰監督が有村架純主演で描いた青春ドラマ。

見忘れてたビリギャルがWOWOWで再放送してたので見てみた。

ほぼ有村架純目当てで見たが、その目的だけでも十分見れる内容。

っというか、それ以外は、受験生でも無い限りは、取り立てて見るところはあまりない。

ちなみに勉強ノウハウで言うと、日本史の勉強では、マンガ(学習マンガ?)の日本の歴史シリーズ(全20巻位の)を読むのが、歴史の流れをおぼえるには良いらしい。あと、小論文は、反論も想定して書くとか。

あと子供の子育てや教育面で言えば、子供に対して、お前にはできないなど、可能性を潰すような発言は言わないとか。

この映画、基本的には、教育的に良いこと言ってるのだが、一番大事な肝心なところが抜けている。

この彼女が、慶応大学を目指そうとしてるのは、良いのだが、なぜ目指すべきなのか、彼女にとっての理由がずっとない。

完全にとりあえず大学はいい学校に入っておけば良いという、学歴社会の考え(洗脳)の選択の延長線上でずっと話が進んでいる。

”途中で何のために勉強してるのかわからない”というセリフをヒロインが吐くが、そりゃそうだと思う。

もともと慶応に入りたい理由や入らなければならない理由は、彼女にはない。

もともと勉強が好きだったわけでも無い。

ただ、反骨精神で何かしたいという目的意識だけが芽生え、そこに塾講師が勝手に高い目標設定を与えただけだから。

反骨精神が続いてる間はいいが、結局冷静になると、なんで慶応に入ったんだっけ?という空虚さが必ずやってくる。

もともとゴールは、慶応までしか設定していなかったわけで、そこから先は、真っ白だ。

本来なら、○○が好きで○○を勉強したいから、○○大学に入って○○を勉強するという流れで、大学を選ぶのが理想というか、それしかないと思うのだが、この映画は、とりあえず、目標は高い方が良いという理由のみで、全く彼女の好き嫌い等をガン無視して慶応に行く話が進んでいる。

一応、誰かに応援されたり、褒められたりすれば、悪い気はしないので、そこに向って頑張ろうとするのは、人の性質だと思うが、それと、自分が心から本当にやりたいことは全く別だと思う。

この映画で、彼女は結局、勉強で何が好きなのかは、わからない。とりあえず時間が無いので勉強、勉強。そして、話(時間)だけはどんどん進んでいく。

唯一、友達と遊んでいる時が一番楽しそうだったのを見れば、友達と一緒にビジネスでもやった方が、人生の青春を楽しいまま過ごせただろうにという気持ちはある。

なぜ大して行きたくもない慶応に行くために、無理してあんなにしんどい勉強をして大学に入ろうとしたのか、もう謎です。

この映画で、ヒロインが勉強して、○○って面白いねって言ってくれれば、すべて救われた気がするが、最後まで、そんなことは言ってなかったような気がする。慶応に入ったあとも、彼女はそこで何をしたいのかも曖昧で描かれてないし。

完全に手段と目的が混同してる典型例みたいな話。

慶応に入るのは、何かをするための手段であって、入るのが目的(ゴール)じゃない。もちろん入れれば、結果、夢や可能性は広がるけど、結局、他人(社会)の価値感に合わせた生き方(高学歴なら人生有利)がずっと染み付いていくだけ。人生を経済重視(安定収入確保)というだけで見れば、そういう生き方が有利ではあるが、もっと大きな視点で見ると…。



評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:有村架純ファンならおすすめの青春ドラマ。いろんな有村架純が見れる。ギャルやダサい格好のものまで。ただ、いろいろやり過ぎて、ダメな状態(似合ってない)の有村架純もわかってしまう。温泉のシーンで髪をアップにしているが、髪をアップにしちゃうとどうもいつもの魅力半減。顔は全部出さないほうがいい。やっぱり有村架純は髪を下してなんぼですね。)




なんのために勉強してんのか

わからなくなったの

今は苦しいだけです


-?


意志のあるところに

道は開ける


-?


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