映画「オーケストラ・クラス」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.26 Thursday
  • 02:39

■映画「オーケストラ・クラス」の感想(ネタバレ)


■監督:ラシド・アミ
■出演:カド・メラッド サミール・ゲスミ アルフレッド・ルネリー ザカリア=タイエビ・ラザン シレル・ナタフ


【映画「オーケストラ・クラス」のあらすじ】

オーケストラをクビになったプロの中年バイオリニストのダウド。職にあぶれた彼は、やむなくパリ郊外の小学校で、アフリカ系やアジア系など、さまざまな移民の子どもたちを相手に、バイオリンをイチから教える講師の仕事を引き受ける。クラシック音楽が何たるかもろくに知らない子どもたちのありさまに、ダウドは当初、落胆と失望を隠せないが、彼の指導は次第に熱を帯び、子どもたちも熱心に練習に励んで上達するようになる。

WOWOWから引用

【映画「オーケストラ・クラス」の感想(ネタバレ)】

 

「プチ・ニコラ」のカド・メラッドが主演したフランス映画。

 

音楽モノ作品を見つけたので見てみた。

 

内容は、挫折した中年バイオリニストが問題児だらけの小学校で、音楽を教えてオーケストラの演奏会に出るという、音楽モノでは、よくある王道のサクセス物語。

 

始めは、言う事を聞かない問題児に手を焼くが、子供と向き合い、次第に教えることに喜びを覚えていき、それに伴って子供たちも練習に励むようになり、演奏会という一つの目標に向かって歩き出す。

 

ベタベタの内容なので大きな外れは無く、普通に涙腺を刺激される。

 

特に音楽が好きな黒人少年のキャラクター(窓ガラス越しに先生の指導を食い入るように見てるなど)が、良い味を出している。※演奏楽器と場所がトランペットとアメリカ(ニューヨーク?)だったらもっと良かった(笑)

 

ちなみに、この物語であれば、もっと感動(号泣)できそうだったので、細部の作り込みは、やや甘い部分がある。

 

まず、ラストのオーケストラ演奏会のシーンが意外と短く、演奏曲に対する作品の中での愛着感があまり出ていない。唯一黒人少年のソロパートが見どころで、他のメンバーの合奏パートは、ただ映像と音に合わせて弾いてるだけの絵で、ほぼほぼサクセス感は無い。

 

また主要キャストがいるバイオリニストグループと他の楽器担当のメンバーが最終的に合流して、ひとつのオーケストラとして一緒に演奏することになってるが、他の楽器担当のメンバーとは、日々の生活を全く共有してないので、オーケストラ全体で見ると一体感が微妙だ。

 

またさらに、黒人少年の背景の追い込みも弱い。少年と彼の父親は一度も会ったことがないという絶好の感動エピソードがあるが、それが回収できてるのかよくわからないうちに、エンディングを迎えてしまう。

 

一応、演奏会で少年の母親の隣の席に父親らしき男性?が座っているが、彼がその父親かどうかは、特に説明がないのではっきりしない。個人的にはその人が男性かどうかもよくわからない。女性にも見えなくもないし(笑) 母親とのやりとりもないのでたまたま一緒に座ってるだけの客の可能性もある。それか少年の姉妹か。

 

本来なら演奏会がテレビ中継もしくは、のちに少年がバイオリニストとして有名になって、行方不明の父親とどこかできっちり再会する(した)という感動エピソードが欲しいが、そんな演出は無い。

 

この辺の感動の爪が甘い。せっかくでかい会場にエキストラも満載させてリアリティはあるのに、普通に演奏しただけで終わりは、あっけないとしかいいようがない。

 

っというか、子供(素人)の演奏会を開いたらあんなに満員になるのもんなんだろうか。しかも、問題児たちにしては頑張ってるが、それほど彼らに才能があるとも思えないが、音源はほぼプロ並みのまとまったオーケストラになってるのも、ツッコミ出すとキリがない(笑)

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:音楽モノ映画としては王道で、感動作ではあるが、号泣映画ではない惜しいフランス映画。音楽モノが好きなら選んでも良いが、過度の期待は禁物。感情面だと、言う事を聞かない子供の態度(やりとり)に毎回腹立ちます。特に問題児の子供への共感は最後までほぼ無い。中年教師がキレたくなるのもわかる。自分が小学校の時は、先生によく殴られたり、マジギレされたりしてたが、大人になって思うが、言う事を聞かない子供はホント腹立つ。前作の”友達のうちはどこ?”は子供目線で大人の態度に腹立っていたが、こっちは、こっちで、子供の態度に腹立つわ(笑))

 

 

 

暴力じゃなく

 

威厳を示せばいい

 

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映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.18 Wednesday
  • 17:43

■映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想(ネタバレ)


■監督:ブライアン・シンガー
■出演:ラミ・マレック ルーシー・ボーイントン グウィリム・リー ベン・ハーディ ジョゼフ・マゼロ エイダン・ギレン マイク・マイヤーズ


【映画「ボヘミアン・ラプソディ」のあらすじ】

1970年代初頭のロンドン。音楽好きのフレディはブライアン、ロジャーと出会い、彼らやディーコンとバンド“クイーン”を結成。長尺の新曲「ボヘミアン・ラプソディ」の発売をめぐってレコード会社と対立するなどの問題も起きるがバンドは世界的人気を獲得していく。やがてフレディと他のメンバーとの間で不協和音が生じるようになり、しかもフレディはエイズにかかってしまうが、あるライブをきっかけに彼らは友情を取り戻す。

WOWOWから引用

【映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想(ネタバレ)】 

 

 

第91回アカデミー賞最優秀主演男優賞他、計4部門を受賞した2018年に大ヒットした音楽映画。

 

そう言えば、見てなかったので見てみた。

 

内容は、イギリスのロックバンド:クイーン(QUEEN)のリードボーカル、フレディマーキュリーの半生を描いた話。

 

海外ドラマ「MR.ROBOT/ミスターロボット」で主役を演じていたラミマレックが、フレディを演じ、その年のアカデミー賞で主演男優賞を受賞してることからもわかるが、ミスターロボットの時とはキャラがまるで違い、外見こそ微妙だが、ほぼほぼ別人になっている。

 

クイーンやフレディーについては、メタルやロック音楽などの洋楽は結構聞いてる方だが、なぜかクイーンのアルバムは一枚も持っていないので、本家との細かい違いはわからないが、一般的なイメージとしてフレディの歌い方や声質などはかなり上手く似せれてると思う。※コアファンからしたら受け入れられない人もいるのかと思うが、

 

作品としても、クイーンの結成から成功、仲間割れ、また、フレディの私生活や性的指向を描く伝記?映画としても興味深く、フレディやクイーンを深く知らない人間にとっては、わかりやすいクイーン入門映画だと思う。自分もこの作品でクイ−ンの良さを改めて知った。

 

特に見どころは、ラストのライブ部分でしょう。

 

このラストの1985年のLIVE AID(チャリティ)のクイーンのライブパフォーマンスは、実際のシーンを基に作られているが、ただのモノマネではなく、普通に見ながら感動できるレベルに仕上がっている。

 

しかし、クイーンのモノマネ演技としての完成度が高い一方で、数万人規模のステージ会場の再現は、ほぼほぼCG処理に頼っているため、ステージと会場(客)の一体感にかなり違和感がある。

 

ステージ上でのパフォーマンスカットは良いが、ステージと会場が共存するようなシーンだと、あからさまに合成感があり、下手するとお笑い芸人がライブ会場の合成映像を使って、手前で好き勝手にモノマネしてるような、安いコントのチープさがある。

 

この部分は、ライブ映像としてほんとに惜しくて、せめてアリーナだけでも数万人の人をしっかり入れて、その場だけでも、ちゃんとモノマネクイーンライブ2018を完成させていたらもっと現実味があたように思う。

 

なんか、ライブ映像としてみると、絵が見た目とは裏腹にスカスカしてる(笑)

 

大勢の人間(ファン)のCG映像が、ほとんどワールド・ウォーZ の予告編で見たような押し寄せるゾンビの集まりのCGとあまり変わらない。

 

ステージ(演者)の演技は、熱量あるんだけど、アリーナ映像が見た目こそ盛り上がっては見えるが、熱量はない。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:細かいところは気になるが、音楽映画作品としては、心に残る良作映画。結局のところ元々のクイーンの音楽が良いから、感動出来てしまうという部分もあるのだが、作品の全体の完成度という面では、モノマネ再現に挑んだ役者の演技に対しては、本人ではないにも関わらず、惹きつけられる魅力は出ている。(ブライアンメイ役の外見はかなり似ている)何といって、ラミマレックら出演俳優が集まったバンドのクイーンカバーライブがあったら、普通にその生ライブは見てみたいと思うほどだし。これが何よりの評価だと思う。DVDの映像特典として、スタジオライブ(バーライブ)とか入ってたら普通に欲しいけど。需要は相当あると思うけど、youtubeでもそういった映像が無いね。ぜひコピーライブはやってもらいたいと思う。実際のクイーンのライブにボーカルとしてラミマレックを呼んでフレディのパフォーマンスするだけでも普通に見たいけど。)

 

 

 

バンド解散は

 

失敗より仲間割れだ

 

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映画「セッション」の感想(ネタバレ)

  • 2016.03.08 Tuesday
  • 23:57
■映画「セッション」の感想(ネタバレ)



■監督:ダミアン・チャゼル
■出演者:マイルズ・テラー J・K・シモンズ ポール・ライザー メリッサ・ブノワ オースティン・ストウェル

WOWOWで放送していた映画「セッション」を鑑賞。

【映画「セッション」のあらすじ】

ニューヨーク。一流音楽学校に通いながら伝説の名手バディ・リッチのようなプロドラマーを目指す19歳の青年アンドリュー。彼は同校で最高の指揮者とされるフレッチャーが担任のクラスで学ぶことに。だがフレッチャーは学生に対してあまりに厳しく、アンドリューは初日からフレッチャーにこき下ろされて大きく打ちのめされる。その後もアンドリューはフレッチャーのスパルタ式指導のもと、心身ともにすり減っていくが……。

WOWOWから引用

【映画「セッション」の感想(ネタバレ)】


第87回アカデミー賞で助演男優賞など3部門に輝いた音楽作品。

ドラマーが主役という番組あらすじを見て選んでみた。

時々、音楽に特化した映画があるが、過去に見た「オーケストラ」など、意外と音楽ジャンルの映画は、作品として外れは少ないと思っている。

この映画も前から注目してたわけでなく、放送してたのをたまたま拾ってみたわけだが、拾い物というハードルの低さを抜きにしても、作品の出来はすこぶる良い。

主役がドラマーというかなり地味な楽器奏者に注目しているが、序盤から、ドラマー目線の話で、話に入り込みやすいし、憧れるような見せる超絶ドラムテクニックあり、さらにこの映画でアカデミー賞助演男優賞に輝いた、JKシモンズ演じるカリスマ鬼教師も早々登場で、全く飽きさせない。

特に、この鬼教師の生徒に対する過剰な指導には、その場で実際に自分も怒られているかのように、空気のピリピリ感がすごい。

この映画を見て、そういえば、中学の時の合唱練習(音楽の授業)でこんな空気感ピリピリさせて教えてくる音楽の先生がいたなというのを思い出した。さすがにこの映画ほど、汚い言葉で生徒を罵っては、いなかったが。かなり近かった。

ちなみに、この映画の鬼教師は、コンマ0.0何秒というテンポの狂いや、わずかなハーモニーの音程のズレがあれば、すぐ演奏をやめさせてその場で指摘するのだが、その判断は、もう細かすぎて、見ているこっちも、どれが良くて、どれが違うのかすら、全くよくわからない。

せめて、間違いが何か自分(こっち)でも理解できていて(できていないことが自分でもわかる)、怒られるならまだ話がわかるが、もう良い演奏とタダメな演奏の違いは、その時の教師の気分にかかっているような基準に思えて、もう現場は、地獄としかいいようがない。

こんな人にずっと指導されてたら、もうノイローゼになってくるでしょう。※実際主人公もノイローゼになってるけど。

この映画を最後まで見ていて思うのは、こういう軍隊的な?指導方法は、有りか、無しかという部分だろう。

この鬼教師の言い分は、ジャズサックス奏者のチャーリー・パーカーが若いときにジャズセッションに参加して、上手くソロが出来ずにそのバンドのドラマーのジョー・ジョーンズにシンバルを投げられたという、逸話を引き合いに出し、ダメならダメとしっかり言うことに意味がある、そういうことがあったからこそ(チャーリーパーカーはそれをバネに)、現在のバードと呼ばれる地位を築いたと言って、自分の指導方法は間違っていないと自己弁護する。

一度死ぬほどの屈辱を味わうことで、それに屈しないために日々努力し、プレイヤーは、一流になれる、そこで(屈辱で)心が折れてしまうようなプレイヤーは、それまでのプレイヤーだと言う。

この鬼教師の言い分にも、たしかに一理ある。

この映画のラストはまさに、この鬼教師の指導方法に対する、殺したくなるほどの主人公のなにくそ根性をドラムにぶつけた演奏になっていて、それがいいプレイを生んでいるからだ。※そういう映画のオチにしてるわけで。

このラストの何クソ演奏に至るには、通常の練習だけでは足りなくて、感情(屈辱をバネとした感情)+努力の融合によってのみ、なされると理解できる。

こうやって書くと、軍隊的な?日々の指導方法を肯定してる風に捉えられるかもしれないが、個人的には、逆でこの指導方法に負けて心が折れてしまったプレイヤーは、やっぱりダメプレイヤーなのかという部分で疑問が残る。

もしかしたら、他の指導者のもとで、一流プレイヤーになってる可能性は否定できない。

ってか自分ならこういう指導方法だからと言って、確実にプライドを折って来る指導者のもとで、成功したいとは思わない。まず続かないし。そもそも人間的に好きになれない人(尊敬できない人)から何かを教わるのは、自分の性格的に無理だ。いくら権威やテクニックを持っていたとしても。むしろ、その道を一切使わないで、他に成功できる別の道を探したいと思う。

なので、この映画のラストを自分に反映すれば、あのドラムソロをやり終わった後(引導を渡した後)は、あの鬼教師のバンドや指導には、一切参加しないというスタンスでプロを目指す。

あの主人公の言葉と同様に彼に対しては、”KILL YOU”なのだ。

なぜか、そこの日本語字幕では、”合図する”と訳されていたが、合図ではなく、”KILL YOU=殺す”なのだ。どう聞いても自分には、”KILL YOU”って言ってる気がするが。

それほど、自分もこの教師が嫌いです(笑)

だって、信頼関係の軸をどこに設定してるのかわからない。ただただ、ああいう音楽に狂った人間なんだと思うしかない。


評価 ★★★★★ (星5つ)

(ドラマーやバンドマンに特におすすめの映画。この映画は、上記の指導方法が賛否両論のようだが、この主人公のドラマーを演じたマイルズテラーの演奏は、実際に過去にドラム歴があり、さらに映画のためにレッスンを受け、映画の超絶テクニックを身に着けたらしい。生演奏に近いので、あてぶりと違い、リアル感があるし、見た目以上ににカッコイイし、見ててドラムをやりたくなる。ちなみに全然関係ないが、全然笑える映画ではないのに、中盤の演奏会で主人公が車で事故って、手を怪我して、演奏中にスティックが滑って何度も落としてしまうシーンは、なぜか大爆笑してしまった。あれは今までのがフリで効いていて面白い。)



英語で最も危険な言葉は

この2語だ

”上出来だ(good job)”


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映画「カントリー・ストロング」の感想(ネタバレ)

  • 2012.05.15 Tuesday
  • 15:05
■映画「カントリー・ストロング」の感想(ネタバレ)




■監督:シャナ・フェステ
■出演者:グウィネス・パルトロウ ギャレット・ヘドランド レイトン・ミースター ティム・マッグロー マーシャル・チャップマン

WOWOWで放送していた映画「カントリー・ストロング」を鑑賞。

【映画「カントリー・ストロング」のあらすじ】

カントリー音楽界の大物女性歌手ケリーは、あるライブで起きた事故をきっかけにアルコール依存から立ち直るためのリハビリ施設に入るが、施設を出た彼女をカムバックさせようとマネージャーでもある夫ジェームスは全米ツアーを計画。実力派の男性歌手ボーと、まだステージに慣れない若手女性歌手チャイルズがツアーに参加するが、ボーがケリーとチャイルズの両者といい雰囲気になる一方、ケリーは事故を引きずって苦悩を続け……。

※WOWOWから引用

【映画「カントリー・ストロング」の感想(ネタバレ)】


恋におちたシェイクスピア」でアカデミー主演女優賞に輝いたグウィネス・パルトロウがカントリー歌手を演じた音楽ヒューマン・ドラマ。

物語は、アルコール依存とある事故により心に傷を抱えた大物カントリー歌手が、マネージャーの夫の意向でリハビリも途中のまま施設を飛び出しライブツアーに出演することになるが、なかなか思い通りにならず…という話。

落ちぶれてしまった大物歌手が再起するまでの話を、スターに憧れる新人女性歌手と売れることに全く興味がない実力派の男性歌手を交えて描いた話で、それぞれ歌手を演じる俳優らは歌も実際に歌っていて聞くことが出来る。

特に大物歌手を演じたグウィネスパルトロウのラストの再起ライブでの堂々としたステージは俳優とは思えない圧巻の仕上がりになっている。また脇を固めるギャレッドヘトランドレイトンミースターの歌も聴けるが、みんな普通に上手い。

この「カントリーストロング」のサウンドトラックもおすすめだ。

実力派歌手を演じているギャレッドヘトランドは、歌やステージはもちろん、性格も誠実で役柄への共感度はかなり高い。実力はあってすぐにでもスターになれるが、あえて小さい酒場を中心に音楽を提供することに信念を向けている姿は素晴らしい。

レイトンミースターに関しては、以前「ザ・ルームメイト」に出演していたのを見たが、役柄の影響もあってか、以前はあまり良いと思わなかったが、こちらの新人歌手役はあがり症という欠点を持ちながら、外見はかなりセクシーというギャップが良い。

家族に難がある役柄だったが、レイトンミースター本人の私生活の生い立ちも家族が麻薬の密輸をしていて摘発されたとか映画以上に凄まじい家庭環境で育っているのでビックリ。レイトンの人生は、まさにアメリカならではのサクセスストーリーを歩んでいる。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(音楽モノ作品としては、同じくカントリー歌手を演じたジェフブリッジスの映画「クレイジー・ハート」とともに並んで完成度の高い作品。劇中で流れる音楽の完成度も良く、カントリーが嫌いな人でも楽しめると思う。ときどき格言や名言も拾えて、メッセージも伝わってくる。昨日「僕の初恋をキミに捧ぐ」を見て気持ちが落ちたので、景気を上げようと選んでみたが、この映画もヒロインがラストに死ぬ、バッド感があり、微妙な気分だ。)



歌が流行るのと

本当の価値とは違う


-ボー


自分で作った曲に

こだわらないこと


-ケリー


ファンに隠し事をして

いいことはない


-ケリー


ただ愛と名声は

同時に得られない


-ボー


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映画「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」の感想(ネタバレ)

  • 2012.02.13 Monday
  • 14:54
■映画「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」の感想(ネタバレ)




■監督:ピーター・チェルソム
■出演者:マイリー・サイラス ビリー・レイ・サイラス エミリー・オスメント ジェーソン・アールズ ミッチェル・ムッソ ヴァネッサ・ウィリアムズ メロラ・ハーディン ルーカス・ティル テイラースウィフト

WOWOWで放送していた映画「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」を鑑賞。

【映画「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」のあらすじ】

普通の女子高校生とスーパーアイドル《ハンナ・モンタナ》という二重生活をおくるマイリー。だがスター生活が長引いた彼女は、いつしか謙虚な心を忘れ、わがままな言動が目立ち始めていた。親友との約束をすっぽかし、パパラッチに醜態を撮影されるなどの失態が続いたある日、傲慢になる一方の娘を心配する父ロビーは、マイリーを強引に故郷のテネシーへと連れて行く。当初は不便な田舎生活に不満たらたらのマイリーだったが……。

※WOWOWから引用

【映画「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」の感想(ネタバレ)】


マイリーサイラスがスーパーアイドルと普通の女子高生の二役を演じるアメリカの人気テレビドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」の劇場版ムービー。

物語は、スーパーアイドル:ハンナと普通の女子高生マイリーという二つの顔を掛け持つ女子高生が、次第にスターとして行き過ぎる行動が目立ち、それを改善するためスター生活から一時離れ、故郷で二週間の休暇を取り始めるが…という話。

テレビドラマ版は全く未見で開始10分ほど見て、いかにもアメリカのキラキラした軽いノリの女子高生の話という感じで、「全く共感できない苦手なタイプの映画だ!」と途中で一度見るのを辞めて、他の映画に走っていたが、とりあえず最後まで見ようと最近再び見始めたら、中盤以降の盛り上がりに完全に嵌ってしまった。

この映画は、弱ミュージカル作品で、いきなり観客が踊り始めたり、設定はアドリブなのに準備が異様に良かったりと、やりすぎな演出に突っ込みたくなるが、わかりやすいストーリーや劇中で流れる音楽は良く出来ており、最後のライブシーンバラード曲には感動する。※歌詞が良い!

マイリーの幼馴染役に個人的に好きなテイラースウィフトのPVやジャッキーチェンの「ダブルミッション」に出演していた男前のルーカスティル(※ハリウッド版タッキーと呼びたい)が出演していたり、こちらも好きなカントリー歌手のテイラースウィフトも歌手としてカメオ出演しており、なかなか楽しみがある。

スーパーアイドルで主役を演じるマイリーサイラスは、外見はアイドルというにはちょっと微妙な顔立ちで、可愛い角度はあるが、見る角度によっては、アメリカなら結構普通にいそうな外見だが、この映画を最後まで見ると、そのスーパーアイドルの外見の不完全さを逆に応援したくなる魅力がある。※歌は上手い。

カメオ出演のテイラースウィフトには完全にオーラと外見では負けている。テイラースウィフトはやっぱり別格だ。

ちなみに、マイリーは一人二役を演じているが、同時刻に約束した幼馴染とのデートと市長の食事会に外見を変装して、それぞれ別人として立ち会うコメディシーンは、どこかで見たことがあったなと思い出したが、これは「デトロイトメタルシティ」でもあった。

一人二役(別人)+秘密の設定にするとこのコメディ手法が出来るようだ。そういえば「デトロイトメタルシティ」とも設定はほぼ似ている。

マイリーは、好意を抱く幼馴染トラヴィスを振り向かせようとスーパーアイドル:ハンナになって彼女からアプローチしてみるが、全く興味をもたれず、逆にマイリーが好きだと言われると、今度は慌ててマイリーになってアプローチしたりするが、この辺の不器用な恋愛心(ときめき)はなかなか良い。

トラヴィスのスター(スーパーアイドル)にさえ、あまり価値を置いていないところがとても共感が持てる。さすが田舎暮らしで、偶像よりも実体を良く見ている。※金髪のズラを被っただけで雰囲気も似ていて、なぜ気づかないというツッコミはなしで。


評価 ★★★★☆ (星4.5)

(この映画は、開始15分位(田舎に行くまで)は、感情移入はあまり期待できないが、田舎に行き、幼馴染のカウボーイ:トラヴィスが出来てくると、ラブコメがなかなか面白くなってくる。回転ドアで正体がバレて別れるシーンは、演出として良く出来ているし、挫折→乗り越え→成功もしっかり描かれ、ベタだがストーリーもしっかりしている。個人的に信念が語られる映画は好きだが、この映画も見た目の軽い感じとは別に”信念”のメッセージが伝わってきて素晴らしい。ちなみに視聴した感じではこの映画のサントラの出来も良く、購入しようかかなり迷っている…。そしてテレビドラマ版も気になる。 )


幼虫の君に

未来の姿は見えない

でも夢は

いくらでも描ける


-父



いばらの道は

神が授けた

君のもとへと続く道


-歌詞



何事も一歩からだ

人生は登山だ

でも景色は最高だ

-トラヴィス



君への恋は終わったと

言ったけど

あれは嘘だ

-トラヴィス



「THE CLIMB」 歌詞


あともう少し

夢が叶いそうなのに

でも心の声が言う

辿り着けやしないと


一歩踏み出すたびに

何かをするたびに

方角を見失う

信念が揺らぐ

それでもあきらめない


顔をシャンと上げたまま

新たな山が見えると

挑みたくなる


簡単なことじゃない

きっと挫折するときもあるわ

でも焦らなくてもいい


何が待っているかわからないけど

ただ登るだけ


目の前の争いや

賭けたリスクに

打ち負かされても

あきらめはしない


気づかぬうちに

この瞬間もきっと

何度も思い返す

進み続けるしかないの

強くならなきゃ

ひたすら前をみつめて


新たな山が見えると

挑みたくなる


簡単なことじゃない

きっと挫折する時もあるわ

でも焦らなくてもいい

何が待っているかわからないけど

ただ登るだけ


歩み続け登るの

信念を固く持って

それが”登る”ということ

信念を貫き通すこと

-歌詞「THE CLIMB ザ・クライム」 マイリーサイラス


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映画「クレイジーハート」の感想(ネタバレ)

  • 2011.09.08 Thursday
  • 10:24
■映画「クレイジーハート」の感想(ネタバレ)




■監督:スコット・クーパー
■出演者:ジェフ・ブリッジス マギー・ギレンホール ロバート・デュヴァル コリン・ファレル ライアン・ビンガム ポール・ハーマン

WOWOWで放送していた映画「クレイジーハート」を鑑賞。

【映画「クレイジーハート」のあらすじ】

57歳のカントリー歌手バッドはかつてスターだったが、今や各地のバーなどをドサ回りする毎日。4回の結婚はいずれも失敗し、常にアルコールを手放せない。ある日、幼い息子がいる地方新聞の女性記者ジーンの取材を受け、彼女と愛し合う仲になるが、ジーンはバッドが酒を断つことを望む。そんなバッドは、以前の弟子で今は売れっ子歌手となったトニーから新曲を書いてくれと頼まれるが、引き受けるかどうかプライドから苦悩し……。

※WOWOWから引用

【映画「クレイジーハート」の感想(ネタバレ)】

主演のジェフブリッジスがカントリー歌手を好演し、アカデミー主演男優賞を受賞した話題の音楽作品。

アルコール依存症に悩む落ち目のカントリー歌手がある女性と出会いそれをきっかけに再起していくという物語。

アカデミー賞を受賞したジェフブリッジスの演技は見事で(だらしない)、吹き替えなしで歌う持ち前の渋い声(歌)も含め、カントリー歌手になりきっている。

そして、最近めっきり見なくなったコリンファレルが、ジェフブリッジス演じるベテラン歌手の教え子で売れっ子カントリー歌手と言う役どころで出演しているが、珍しく誠実な役でカッコイイ。そして、コリンファレルのも良い。※いい声してる。

この映画の見どころは、ジェフブリッジスのだと思うが、ストーリーもよく出来ていて、しっかり感情移入させてくれる。

主人公が抱えるアルコール依存の問題とジーンという子持ちの女性との恋愛の結末は、ハッピーエンドではないが、その辛い経験から作り出した楽曲(The Weary Kind)で再び音楽業界に再起していく姿は、やっぱり音楽家(カントリー歌手)だなと感じさせてくれる内容。

カントリーミュージックは、好みがあるが、57歳という高齢で人生の建て直しをしていく姿には、年齢じゃなく、気持ちだなと見ていてパワーをもらえる映画。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(主人公は、アルコール依存症という問題が原因で上手くいっていた恋人とも破局することになるが、そのことで自暴自棄になったり、恋人に付きまとったりする展開にならなかったのはすごく良かった。大抵は自暴自棄になり他人に迷惑を掛けるシーンが入るが、それがなかったのは、男としてとても共感できる。そして、なんとかアルコール依存を克服すると、恋人に会いに行くが結局迎え入れられないという悲しい結末が待っている。ただ、そのことで過去に逆戻りすることなく、前を向いて進んでいく主人公の姿もまた良い。なんといってもその経験から作曲した歌(歌詞)が心に来る。)


ここは疲れ果てた男の

居場所じゃない

もうここで…

正気を失ってはいけない

もうここで…

背を向けてはいけない

こわれた心をなだめて

もう一度…

-バッド(The Weary Kind


クレイジー・ハート~オリジナル・サウンドトラック

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映画「BE COOL/ビークール」の感想(ネタバレ)

  • 2011.02.05 Saturday
  • 00:53
■映画「BE COOL/ビークール」の感想(ネタバレ)



■監督:F・ゲーリー・グレイ
■出演者:ジョン・トラヴォルタ  ユマ・サーマン ヴィンス・ヴォーン  ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック) ダニー・デヴィート  ハーヴェイ・カイテル  クリスティナ・ミリアン  スティーヴン・タイラー  
  
WOWOWで放送していた映画「BE COOL/ビークール」を鑑賞。

【映画「BE COOL/ビークール」のあらすじ】

マイアミの借金取立屋から、ハリウッドの映画プロデューサーに成り上がったチリ・パーマー。旧友がロシアン・ギャングに殺される現場に居合わせてしまうが、旧友は自分が経営する独立レーベルで売り出し中の新人女性歌手、リンダの面倒をパーマーに頼む。リンダはすでに悪徳マネージメント会社と5年契約を結んでいたが、パーマーは無理矢理リンダのマネージャーとなり、旧友の未亡人イーディとその売り出しに着手するが……!?

※WOWOWから引用

【映画「BE COOL/ビークール」の感想】

「ミニミニ大作戦」や「交渉人」で知られる黒人監督F・ゲイリーグレイが監督した音楽エンターテーメント映画。主演のジョントラボルタを始めユマサーマン、ザ・ロック、ダニーデビート、エアロスミスなど豪華なキャストが出演している。

才能のある歌手を見つけた映画プロデューサーが彼女の歌手デビューに向けて、ロシアマフィアやギャングなど音楽業界に関わる男達を相手に奮闘する弱コメディ作品。

ラストにはスティーヴンタイラー率いるエアロスミスと共演するライブ場面もあり、音楽エンターテーメントとしても楽しめる。主役のジョントラボルタのクセモノっぶりが良い。

個人的には、俳優志望でゲイ?のボディーガード役のザ・ロックがオーディションのために映画「チアーズ!」の女の子がチアを決意をする名シーン?を一人二役で演じる場面がなかなか面白い。※もとはスパイダーマンのヒロインのキルスティン・ダンストが演じていたシーンと思われる。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(実際の音楽業界ネタや映画ネタも飛び出す映画。肩の力を抜いて気楽に見れる作品。出演者以外にもいろんな有名人の名前や顔が登場したりする。最後はザロックがオーディションに受かった映画でニコールキッドマンと一緒に映っている看板も出てくる。NBAの会場を使ったりシーンがとにかく豪華でまさにハリウッド。)

ビー・クール

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