映画「となりの怪物くん」の感想(ネタバレ)

  • 2020.09.13 Sunday
  • 07:44

■映画「となりの怪物くん」の感想(ネタバレ)


■監督:月川翔
■出演:菅田将暉 土屋太鳳 古川雄輝 山田裕貴 池田エライザ 浜辺美波 佐野岳 速水もこみち


【映画「となりの怪物くん」のあらすじ】

母親に認めてもらいたい一心で勉強に勤しむあまり、恋人も友人もいない高校1年生の少女・雫。ある日、彼女は席が隣で不登校が続く男子生徒・春にプリント類を届けるよう担任に頼まれる。その帰り、雫の前に突然、春が現われ、勝手に彼女を初めての友人と認定し、付きまとうようになる。最初はうっとうしいと思う雫だったが、春の純粋な人柄に心を開き始める。やがて2人には、夏目、佐々原、大島といった仲間ができ……。

WOWOWから引用


【映画「となりの怪物くん)」の感想(ネタバレ)】

 


ろびこ原作の同名コミックを、「君は月夜に光り輝く」の月川翔監督が菅田将暉、土屋太鳳共演で映画化したラブストーリー。

 

菅田将暉が出てので見てみた。

 

タイトルは、”となりの怪物くん”と付けられているので、どんな”怪物”具合なのかが気になるところだが、ケンカがめっぽう強くて、いじめを見逃せないほど正義感が強いという部分があるものの、それ以上は何もなかった。

 

ちなみに、ケンカの強さや正義感の強さで、物語をどんどん引っ張っていく不良系の物語かと思いきや、ヒロインを好きなってからは、普通に落ち着いてしまい、恋愛青春映画の通常運転で特にこれと言って見るべきところが無い。

 

複雑な事情で兄貴や父親と揉めている過去があるので、彼にどんな過去が隠されているのか期待させるが、蓋を開けてみたら、親父が議員で、地盤継承のための後継者問題で期待を掛けられていて、それにただ反抗していただけであった。

 

議員のパーティ(兄貴の誕生パーティ)で、後継者として指名されたことで反発し、急に暴れるが、ホントにしょうもない(笑)

 

散々引っ張っておいて、意外と普通の内容だ。

 

怪物具合では、人間離れをした動きを時々見せていたので、何かスーパーマン的な話に飛躍するのかと思いきや、ただただ普通の話に収まる。

 

結局、何が怪物なのかというと、ヒロインが彼の事をただ”怪物”(自分の冷静な心を乱してくる)と表現しただけの話であった。

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:出演者がのちの主役級の面々が集まってる豪華な恋愛映画。とりあえず絵的に見れる。女性キャストは、池田エライザ、浜辺美波が出てるし、男性陣は、”あの頃君を追いかけた”の山田裕貴がいたり、WOWOWの殺人分析班スピンオフの古川雄輝がいたりと個人的には結構すごいと思う。ただ中身が、これで良いのか?と疑いたくなるほど全然無い。ハルが自分勝手で、ただただしょうもないヤツ。)

 

 

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JUGEMテーマ:恋愛映画 一般

映画「嘘を愛する女」の感想(ネタバレ)

  • 2020.09.11 Friday
  • 07:44

■映画「嘘を愛する女」の感想(ネタバレ)


■監督:中江和仁
■出演:長澤まさみ 高橋一生 DAIGO 川栄李奈 野波麻帆 黒木瞳 吉田鋼太郎


【映画「嘘を愛する女」のあらすじ】

食品メーカーに勤めるキャリアウーマンの由加利は、東日本大震災の日に出会った研究医の恋人・小出と同棲生活を始めて5年目を迎えていた。ある日、彼女のもとに刑事が現われ、小出がくも膜下出血で倒れ、病院で昏睡状態にあると告げる。しかも、彼の運転免許証も医師免許証も偽造されたもので、小出という名前すらも偽名だったというのだ。ショックを受けた由加利は、彼が何者なのか、私立探偵の海原に調査を依頼するが……。

WOWOWから引用


【映画「嘘を愛する女」の感想(ネタバレ)】

 

 

“TSUTAYA CREATERS’ PROGRAM FILM 2015”で初代グランプリを獲得した企画を長澤まさみ、高橋一生共演で映画化したというラブサスペンス。

 

長澤まさみが出てたので見てみた。

 

内容は、5年間同棲していた男がある日、昏睡状態となり、身分がすべて偽りだと知った女性が、彼の身元を調査し始める過程で、彼が書いたと思われる小説が出てきて、その小説をヒントに彼の過去(出生)を知っていくという話。

 

ちなみにオチは、過去に妻子を亡くしていた医師で、悲しみの果てに妻子と暮らしていた故郷を離れ、別の人間として東京で暮らしていたところ、震災の日に彼女と出会い、その後長く同棲する中で、二人で新たな人生を歩み始めようと男が決意を固めていたところ、くも膜下出血で倒れ、昏睡状態となってしまった(自伝的?小説より彼の気持ちを知る)。

 

最終的に、男の事情(過去)を理解した彼女が昏睡状態の彼を日々支えてると、ある日、彼は目を覚まし…end という話だ。

 

物語のテーマだけ見れば、嘘をついていた彼の過去をすべて受け止め、献身的に介護する女の姿に感動必死の恋愛映画ということになる。

 

そんな映画ではあるのだが、個人的には、この男女に対して、共感エピソードが無さ過ぎて、全然感情が入っていかない。

 

というのも、震災の日に出会うという部分はドラマチックで良いのだが、その次の瞬間には、すでに親密に同棲してるところから始まり、一番大事な二人の人柄が分かる出会いから恋愛、同棲に至るまでのエピソードがすべて省略されている。

 

結果、二人の人物像の情報がほぼほぼない中、物語だけは、付いて来いと言わんばかりにどんどん進んでいく。

 

こちらとしては、ずっと登場人物目線で共有できず、置いてけぼりだ。

 

ちなみに、ラブ(恋愛描写)を省略したことで、サスペンスの方で引っ張っていく物語なのかと期待するも、こちらも、自伝小説など個々の要素としては気になるものはあるが、物語全体としてはぐっと惹きつけるほどの魅力は無い。

 

中盤では、男の出生探しに地方を訪れると、どこか緊張感が切れて、一時ロードム−ビーのような感じになり下がってしまう。

 

この部分でも、人物像がしっかりしていれば、共感できるのだろうが、一緒に探してくれている探偵と細かいことでケンカになったりしていて、もう何を見せたいのかがよくわからない。女の性格が自分勝手で悪すぎる。

 

そんな部分があったかと思うと、男の過去が必要以上にシリアスなものが用意されていて、一瞬ホラーかなと思う。

 

男の幼い娘は、育児ノイローゼになった妻に風呂場で水死させられ、その妻は、家から急に飛び出すと、目の前で道路に飛び出し交通事故死。轢かれるその瞬間、男(夫)を恨むかのように一瞬笑みを見せて死ぬのだ。

 

なんだこの描写は(笑) ※そもそも男は昏睡状態なんだから、全部想像じゃねえか。

 

ちなみにそこからもわかるが、すべての原因は、男が仕事を優先して、家庭のことを一切顧みなかったことが原因である。この男も紐解いていくと、どうしようもない人物であることがわかる。

 

なぜこんな変な過去なのか。これなら、妻子が殺されていた過去の方が、まだ共感しやすい。

 

そんなことが一通り合って(知って)、終盤、すべての事情を知ったヒロインは、ようやく昏睡状態の彼と対峙する。

 

今までの流れからすれば、ぐっと堪えた演技でしっとり見せるのかと思いきや、もうここぞとばかりに、泣きながら喚き散らす。

 

最後まで待って、結局それかい!

 

物語のヒロインが物語から飛び出して、演出の方が勝ってしまった。

 

完全に、悲しい演技で観客を泣かせに来ているのがバレバレだ。

 

この製作サイドの魂胆が見えてしまうと、もうこちらは泣けません。

 

もともと泣ける感じではなかったけど。

 

せっかくの映画がもう台無しです(笑) 

 

ただ無言で訴える、その無言を切り取って、観客がヒロインの心情をすべて理解して涙する。これが理想だし、それが良質な映画でしょう。口で感情を全部説明するなら、今までのは、一体なんだったんだよって思う(笑)

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:最後は結局世界の中心で愛を叫ぶ的な演出をやりたかっただけの自己中ラブサスペンス。最後まで見て損をします。このヒロインなら、脇役の川栄李奈の方が共感できたかな。)

 

 

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JUGEMテーマ:恋愛映画 一般

映画「パラレルワールド・ラブストーリー」の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.19 Sunday
  • 07:08

■映画「パラレルワールド・ラブストーリー」の感想(ネタバレ)


■監督:森義隆
■出演:玉森裕太 吉岡里帆 染谷将太 筒井道隆 美村里江 清水尋也 水間ロン 石田ニコル 田口トモロヲ


【映画「パラレルワールド・ラブストーリー」のあらすじ】

大学院生の崇史は、通学途中の電車でよく窓越しに見かける女性に心を奪われながら、彼女と話せずに卒業する。2年後、彼は中学時代からの親友・智彦から交際中だという女性・麻由子を紹介されるが、彼女こそ崇史がよく見かけていた女性だった。智彦に対して嫉妬を覚える崇史だが、ある朝目覚めると部屋には麻由子がいて、2人は同棲生活を送っており、智彦もいない。麻由子の立場が異なる2つの世界を行き来して、崇史は混乱する。

WOWOWから引用


【映画「パラレルワールド・ラブストーリー」の感想(ネタバレ)】

 

 

東野圭吾の同名小説をKis−My−Ft2の玉森裕太主演で映画化した恋愛ドラマ。

 

東野圭吾原作作品を見つけたので見てみた。

 

この作品も、東野圭吾ではお馴染みの科学系(脳機能)ノウハウを基にした作品。

 

今回は、記憶の書き換えをテーマにして、恋愛ドラマに落とし込んでいるのだが、記憶障害のミステリー感と恋愛の相性が想像以上に悪く、イマイチ話が盛り上がらない。

 

まず、電車で窓越しに見かけた他の電車に乗る女性に心を奪われたという、誰しもが経験がありそうな出会いの導入(つかみ)は良いのだが、すぐ次のシーンでは、すでに一目ぼれしたその彼女(吉岡里帆)と付き合い同棲してるシーンに切り替わる。

 

ここから物語としては、ミステリーとしての一面を見せていくのだが、個人的には、これからだと思ってた恋愛に対して、パラレルでもいいが、すでに成功体験済みの恋愛を見せられたことで、主人公の恋愛に対し、急に興味が無くなってしまった。

 

なぜいきなり成功してる世界を描いてしまったのだろう。

 

ちなみに本来なら、このパラレル世界(実際は記憶の書き換え後だが)に移ろうが、主人公に魅力があれば、動向を見守れると思うが、玉森裕太演じる主人公の人物像の掘り出しが甘く、まるで個性が薄いまま、見た目の印象しかほぼほぼ情報がない。

 

結果、彼の恋愛に対しても、イケメンの数ある中の恋愛のひとつ位の印象しか見えず、この恋に対する絶対的な必要性や、貴重さがあまり伝わってこない。

 

これは映像だけで見るなら、主役がもっとブサイクだったり、個性派の方が良かったのではないかとも思う。

 

今回はダメだったけど、別にイケメンの彼なら他の恋愛がいくらでも転がってるでしょと思えてしまうのは、物語として損でしかない。

 

その割に、その後、親友と彼女が実は付き合っていてという、パラレルミステリーと絡めた三角関係があり、恋愛を盛り上げようとしてくるのだが、親友と付き合ってるのに、強引に恋愛を押し進めようとする主人公の姿が、ただの嫌な奴にしか見えず、彼の行動に全然共感が伴っていかない。

 

感情を抑えきれないという理由で、強引に彼女を寝取ろうとする姿も頂けない。彼女は彼に好意があったとしても、親友に悪いでしょうと思う。誰がこんな主人公を応援したくなるのだろう。

 

恋愛がこんな感じでドロドロと終わってるので、ミステリーでなんとか出来てるかというと、そっちもかなり微妙で、とにかく、話がわかりにくく、エンタメとしても話があんま盛り上がらず、ただラブストーリーを邪魔してるだけという感じ。

 

もう少し、なんとかなったような気もするが、とにかく東野圭吾原作実写化作品としては、これは駄作ですね(笑)

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1.5)

 

(まとめ:全体的に登場人物(ほぼ全員)に魅力が感じられない東野圭吾原作作品。原作を読んでないので相対評価はできないが、映画として見ると、これほど出演者に魅力を感じない映画もなかなかないだろうと思う。いろんな場所でカワイイと持ち上げられている、ヒロイン役の吉岡里帆も気になっていたが、体は張っているが特にこれといって魅力を感じない。これなら彼女のグラビア映像でも見てた方が好印象だ。物語の悪さもあるかもしれないが、これは監督の描き方(演出)の悪さと両方あったと思う。ただ、エンドロールの宇多田ヒカルの歌だけは良かった。)

 

 

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JUGEMテーマ:恋愛映画 一般

映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦」の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.18 Saturday
  • 06:07

■映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦」の感想(ネタバレ)


■監督:河合勇人
■出演:平野紫耀 橋本環奈 佐野勇斗 池間夏海 浅川梨奈 ゆうたろう 堀田真由 高嶋政宏 佐藤二朗


【映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦」のあらすじ】

将来を期待されたエリートが集まる私立秀知院学園。成績優秀で全国模試上位の常連である生徒会会長・白銀と、大財閥・四宮家の令嬢で生徒会副会長・かぐや。2人は互いに惹かれ合っていたが、高いプライドが邪魔して告白できず、それから半年が経過してしまう。素直になれぬまま、いつしか自分から告白することが“負け”という呪縛にとらわれた2人は、“いかにして相手から自分に告白させるか”という超高度な戦いを繰り広げる。

WOWOWから引用


【映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦」の感想(ネタバレ)】

 

 

赤坂アカの同名コミックを「ニセコイ」「俺物語」の河合勇人監督がキング&プリンスの平野紫耀と橋本環奈共演で実写映画化したラブコメディ。

 

橋本環奈が出てたので見てみた。

 

こちらもマンガ原作を映画化したということらしいが、少女漫画原作ではないこともあってか、学園モノではあるものの、男を王子様のように過剰に持ち上げたような、キラキラ演出(男が格好つけすぎ)はあまり感じられず、また対象が10代女子にのみ限定されたような作品と言うよりかは、大人や男女含め楽しめるような幅の広さは感じられる。

 

そもそも、作品の目的が女子が憧れるような、格好良い理想の恋愛というものを最初から描く気が全く無く(むしろそういう部分を嫌ってる感じで)、ほぼほぼ恋愛における駆け引きにだけ注目してその設定で、作者が適当に遊んでいるともいえる。

 

それらの駆け引き行為を総称して”恋愛頭脳戦”とタイトルでは言ってるが、そんな崇高な要素は1ミリもなく、見ればわかるが、やってることは、ただただバカバカしいことの羅列である(笑)

 

両者が両想いである前提をいいことに、ギリギリでくっつかないような駆け引きをずっとやっているだけ。本音を言えば、両者ともにただの奥手と言ってしまえば、それまでなのだが。

 

ちなみにこのふざけた設定が全編通して、非常に光っていて、特に彼らに共感するような生い立ちや状況(背景)がある訳ではないものの(ほぼない)、不器用な恋愛に対する行動や反応にのみ、人間味がすごく出ていて、人として親近感(共感)を感じる。ダメな奴ほど、運に身を任せてる分人生が儚く面白い。

 

金持ち設定(お嬢様)や貧乏設定などの特徴があるが、駆け引きの準備にお手伝いを動員してる以外(コメディ要素として使ってる以外)は、特に設定が深く機能してるようには思えない。

 

というのも、金持ちだから付き合えないとか、貧乏だからどうだとか、そういう込み入った深い関係のところまで、恋愛が全然進んでいかないからだ。

 

金持ち(お嬢様)と言う設定も、やってることは、おぼっちゃまくんと変わらない。

 

最後も、結局、キスはしたものの、付き合ってはいないし、ほんとにただギャグ映画だ。

 

それでも、こんなバカバカしい内容なのに意外と見れてしまうのは、主演二人のダメな魅力が良く出ているからだと思う。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:橋本環奈出演作の中では一番魅力が出たマンガ原作の実写化ラブコメディ。すでに実年齢で20歳を超えてしまい、1000年に一人のアイドルと言われた少女感は失われつつあるが、それでも、アイドルとしてようやく彼女のイメージに合う魅力が出た恋愛作品が作られたという意味ではこの作品はかなり評価できる。顔は良いとして、声やスタイル、それと男兄弟の中で育ったためか、イメージと異なるおっさんみたいな性格など相変わらず注文をつけたくなる部分は多いのだが(笑)、憎めないキャラクターとどこか抜けた(ドンくさい動き)には好感度がある。さすがにシリアスモノの恋愛では、無理そうではあるので、このような親近感のあるラブコメディをまた数本作ってもらいたい。ヤフーレビューでは、ビックリする位星1つが多いが、自分はこれを評価したい。たしかに佐藤二郎のアドリブはいらないし、その時間を主演の二人に使うべきと思う。個人的に佐藤二郎のアドリブが必要だと思った時は無いし(笑)

 

 

特に何もなかった

 

-?

 

 

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JUGEMテーマ:恋愛映画 一般

映画「町田くんの世界」の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.05 Sunday
  • 07:38

■映画「町田くんの世界」の感想(ネタバレ)


■監督:石井裕也
■出演:細田佳央太 関水渚 岩田剛典 高畑充希 前田敦子 仲野太賀 池松壮亮 松嶋菜々子


【映画「町田くんの世界」のあらすじ】

物静かで目立たない男子高校生の町田は、すべての人を分け隔てなく愛するという才能を持っていた。ある日、美術の授業中に彫刻刀で手を切ってしまった彼は保健室で、他人が大嫌いという奈々と出会う。だが自分に対して優しい町田に奈々は次第に惹かれ、そんな奈々に町田も次第に心を寄せる。やがて町田が誰に対しても優しくするのを見て、奈々はイライラを募らせ、町田への想いを振り切るようにイギリス留学を決めてしまうが……。

WOWOWから引用


【映画「町田くんの世界」の感想(ネタバレ)】

 

 

安藤ゆきの同名コミックを映画「舟を編む」の石井裕也監督が映画化したラブストーリー。

 

誰に対しても優しい(主人公)という番組あらすじを読んで見てみた。

 

この作品は、主演の二人をオーディションで選んだということで今まで見たことない二人(男女)が主役を演じている。

 

しかし、1000人規模のオーディションの中から厳選して選んだだけあってか、演技は上手く(むしろ自然で)、周りに有名俳優がずらずらと脇を固めているが(上記キャストの他、佐藤浩市や戸田恵梨香も出ている)、特に絵的に見劣りすることは無い。

 

個人的には、ヒロイン役の関水渚は、役どころもあるが、演技も自然で、その存在(キャラクター)にかなり共感してしまう。始めは無口な感じだったが、後半に進むにつれ、感情が出て、魅力的になり、生き生きとしていく。

 

仮にこのヒロインを有名若手女優から選んでいたら、土屋太鳳あたりが抜擢されてそうな役ではあるが、土屋太鳳だったら、ここまで感情移入できたかは微妙かな。勝手な想像だけど。

 

また前回見た「斬、」に続き、池松壮亮がこの作品にも出ていたが、まるで違う役を別人のように演じていて、演技派だなと思う。

 

この池松壮亮と主役の細田佳央太の二人の掛け合いのようなシーンもあるが、そこはかなり面白い。笑わそうとする演技ではなく、役柄として滑稽に見える力の抜けたコメディ演技が上手いし、好感度ある。

 

あと、前田敦子が高校生役を演じているが、さすがに20代後半にもなって、高校役はかなり厳しく、他の生徒と並ぶと一人だけ貫禄が違う。

 

ちなみに高畑充希も前田敦子と同年齢ではあるものの、一緒になって高校生役をやっているが、こっちはまだなんとか大丈夫だ。なぜ二人も20代後半の女優を持ってきて、高校生役をやらせてるのかは謎だ。

 

もっと他に旬な若手女優がいたんじゃないかと思う。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:哲学チックで作品としての完成度も高いファンタジーラブストーリーの良作。内容は、苫米地英人のスコトーマの概念(人は興味があるものしか認識できない)を恋愛において説明したような話であって、奇をてらったキャラクター設定ではあるが、それなりに中身がある。最後は風船で空飛んだり、強引なファンタジー色が出ているが、なぜかそういう世界観も許容できる。個人的には、映画「マグノリア」的な、散らばっていた話がラストに向かって集約していく作りだったので、後半には何か非現実的なオチ(事)があるなと思っていたら、やっぱりその通りになった。個人的には、ヒロイン(関水渚)が良い、それに尽きる。この子好き。)

 

 

 

人間ってのはさ

 

他人様の悪意や不幸が大好物だ

 

善意 善行 良心

 

そんなものよりずっとな

 

安心すんだよ

 

クズども見てると

 

俺はず〜っと、マシだってそう思う

 

それが救いになるんだ

 

-?

 

 

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JUGEMテーマ:恋愛映画 一般

映画「ピース オブ ケイク」の感想(ネタバレ)

  • 2020.05.05 Tuesday
  • 04:45

■映画「ピース オブ ケイク」の感想(ネタバレ)


■監督:田口トモロヲ
■出演:多部未華子 綾野剛 松坂桃李 木村文乃 光宗薫 菅田将暉 峯田和伸


【映画「ピース オブ ケイク」のあらすじ】

交際中の彼氏がいるにもかかわらず、アルバイト先の同僚とも関係を持ってしまった志乃。浮気がバレてふられた志乃は、バイトも辞めて引っ越しを決意する。木造のオンボロアパートで新生活を始めた彼女は、ある日、友人のオカマの天ちゃんが働くレンタルビデオ店でバイトの面接を受け、そこに現われた店長に驚く。彼はアパートで志乃の隣の部屋に暮らす青年・京志郎だった。志乃は簡単に彼を好きにならないよう予防線を張るが……。

WOWOWから引用

【映画「ピース オブ ケイク」の感想(ネタバレ)】

 

 

ジョージ朝倉の同名漫画を俳優の田口トモロヲが監督し、多部未華子、綾野剛共演で実写映画化したラブストーリー。

 

HDDの整理をしようと、大分前に録画したのを選んでみた。

 

こちらは、2015年公開で今から5年前の作品になるが、その影響か、現在では主演級の俳優が脇を固めていて、キャストはかなり豪華。

 

また多部未華子が主演の恋愛モノとしては、ラブシーンで半裸になったり(大事な部分は見せないが)、結構肉体的に攻めたアプローチ(演出)が多々ある。

 

ただ、それとは別に物語の方が、恋愛に対して尻軽な(前向きで一生懸命と表現できなくもないが)ヒロインに共感できず、ほぼほぼ感情移入ができないというか、気持ちが盛り上がっていかない。

 

開始20分位だろうか、その辺でもうすでにこの世界観に飽きてきて、それ以降は、苦行のような感じで、一応最後まで見た。

 

この作品の見どころはなんなのかと考えてみたが、結局、最後まで見ても、特にこれと言って何もなかった。

 

ヒゲ店長(綾野剛)が付き合っていた小説家の女よりは、ヒロインの方が人としてマシに見えるだけで、このヒロインが何か優れているわけではない。精神的には下の下で(よく主人公にしたなというレベルで)、恋愛にただ身を任せてるだけで、ほぼほぼ何も考えていない。酔いつぶれて他人の家で寝てるってどういう感覚なのだろうか。

 

思春期というか、この年代の大人になりきれない年頃のある女性の奔放な姿を描くという作品なのかもしれないが、それにしても、目線があまりにも子供過ぎて、自分にとっては、何も学びも面白みも無い。

 

恋愛映画としても、やっと好きな人と一緒になれたという、サクセス感が一向に感じられず(共有できず)、ただ両者とも結局、好き放題生きてる上での結果で、何一つ応援したい気持ちにもならない。

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:もう勝手に好きにしたら良いじゃんと見放したくなる多部未華子主演の駄作ラブストーリー。冒頭の前の彼氏との話は多少共感があるが、それ以降は、ずっと何を見させられてるのかわからなくなるほど、作品としてもダメダメです。唯一の見どころは、脇役で登場している木村文乃が綺麗で魅力的なとこだろう。彼女は、主演で見てると飽きるが(殺人分析班)、脇役だと映える。)

 

 

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映画「兄に愛されすぎて困ってます」の感想(ネタバレ)

  • 2020.04.06 Monday
  • 05:31

■映画「兄に愛されすぎて困ってます」の感想(ネタバレ)


■監督:河合勇人
■出演:土屋太鳳 片寄涼太 千葉雄大 草川拓弥 杉野遥亮 大野いと YOU 井上裕介


【映画「兄に愛されすぎて困ってます」のあらすじ】

高校2年生のせとかは告白12連敗中。そんな彼女の前に、他校の先輩・美丘や彼女の兄・はるかの年上の幼なじみで、セレブな医師の芹川が現われ、一躍モテ期が訪れる。一方、兄のはるかは父親から、せとかと血縁関係にないことを知らされる。今まで“妹を泣かせてもいいのは俺だけ”と彼女を守ってきたはるかは、彼女に対する気持ちが妹に対するそれなのか悩みだす。そんな中、積極的な芹川がせとかに急接近して……。

WOWOWから引用

【映画「兄に愛されすぎて困ってます」の感想(ネタバレ)】

 

 

夜神里奈の同名漫画を「俺物語!!」の河合勇人監督が土屋太鳳主演で実写映画化したラブコメディ。

 

土屋太鳳が出てたので見てみた。

 

この作品が初の実写化作品かと思っていたが、どうやら先にドラマ化されてたようで、この映画版は、その続きとなっている。

 

一応、映画から入った人のために人間関係の説明が加えられていて、見るのに特に不便は無いのだが、簡単な紹介程度なので、いろいろあったはずの、過去に対して、気持ちが入らない。

 

そもそも告白12連敗中という共感を呼ぶはずのヒロインの恋愛弱者設定が、ギャグ的な扱い(マンガの軽いノリ)で処理されていて(本人の気持ちは別に演出が軽い)、そこに人として可哀想だとか、共感に感じるような重みが一切ない。

 

結局、ヒロインなのに、どうでも良いキャラ(薄い人)としてしか描けてなく、そんなどうでも良い状態のヒロインに対して、四角関係?の恋愛話のみが、ただただくっついている。

 

一応、学生の話だが、ちゃんと学生生活をしてる感じがほぼほぼ無く(学業や進路に悩み、どうのこうのが無く)、そこに人が生きてるというリアリティはまるで無い。

 

少女漫画原作作品ということで、いつものイケメン男に囲まれるヒロインの逆ハーレム状態の設定(演出)はわかるのだが、ただ恋愛のそれだけ見せられても、だからなんなんだ!という感じしかない。

 

少し前に同じく土屋太鳳主演の「春待つ僕ら」という作品があったが、あちらは、一応バスケ(スポーツ)に励んだりという部分の中で恋愛を入れていて、多少共感(挫折)が入っていたが、こちらは、ひどい位何にもない。

 

そして、一番の見せ場と思える、兄と妹の禁断の恋愛部分についても、結局、血がつながっていないから付き合っても問題ないというアホみたいな着地でそのままハッピーエンド。

 

生物的に良くても、戸籍が同じだからそう単純じゃないだろとか、一応、これまで兄妹として生活してきた手前、近所の目線とか他の学生の目線とかあるだろとか、そんな悩みや葛藤は一切ない。当事者が良ければそれでよし。兄も妹も。

 

そして、その決断に、さすが私が育てた子と両親も太鼓判。

 

なんなんだこのバカみたいな話は(笑)

 

最後まで見て損したわ。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:久々に見た最後まで中身が何ひとつなかったどいひーのアホ映画。これでは、AVの絡みだけ集めた総集編と何も変わらない。見た目が格好良くシチュエーションのパターンがあれば、もうストーリー(共感)は、どうでもいいのか?と問いたい。このオチで良いなら、”父親に愛されて過ぎて困ってます”でもなんでもありだな。血が繋がってなけりゃいいだから。能天気すぎる。真面目な顔して、妹が好きだとか言ってる場合か(笑) ちゃんと物事を真剣に考えなさい。千葉雄大が演じてたモテキャラも大分イタいし。いくら妄想とはいえ、付き合い切れないわ。)

 

 

心の中100%

 

俺じゃない女は

 

俺の彼女失格だ

 

-?

 

俺はフラれてない

 

俺がお前をフったんだ

 

-?

 

 

>>映画『兄に愛されすぎて困ってます』(通常版)

 

 

 

JUGEMテーマ:恋愛映画 一般

映画「春待つ僕ら」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.28 Saturday
  • 04:34

■映画「春待つ僕ら」の感想(ネタバレ)


■監督:平川雄一朗
■出演:土屋太鳳 北村匠海 小関裕太 磯村勇斗 杉野遥亮 稲葉友 佐生雪


【映画「春待つ僕ら」のあらすじ】

高校入学を機に“脱ぼっち”を目標に掲げた女子高校生の美月だったが、クラスメートに話し掛けられずに失敗続き。そんな彼女のバイト先にバスケットボール部の人気者の永久、恭介、竜二、瑠衣の4人組が現われる。一見チャラく見えるが、実はバスケに対して真剣に取り組み、仲間を大事にする彼らの素顔を知った美月は4人と距離を縮めていく。そんなある日、美月は幼なじみで現在は高校バスケ界の期待の星となった亜哉と再会する。

WOWOWから引用

【映画「春待つ僕ら?」の感想(ネタバレ)】

 

あなしんの人気コミックを、TVドラマ「集団左遷!!」「義母と娘のブルース」の平川雄一朗監督が土屋太鳳、北村匠海ら共演で実写映画化した青春映画。

 

土屋太鳳が出ていたので見てみた。

 

原作は、少女漫画ということで、いつものイケメンに取り囲まれたい女性(少女漫画ならでは)の願望を叶える設定は健在。

 

ただ、男のイケメン要素を過度に強調するキラキラ演出は、控えめで、少女漫画原作映画の中では、ノリに頼らず、意外と普通の映画として描かれている。

 

ストーリーも、弱者(自身がないヒロイン)に寄り添う作りで、ヒロインに自然と共感しやすいが、登場人物がほぼほぼ良い人ばかりで、嫌な奴がいないため、この平和な世界観に慣れてしまうと、変化が乏しくかなり退屈でもある。

 

良い話(ポジティブ)の中で、どうコントラストをつけるかが、テーマだと思うが、盛り上がり部分と思われる三角関係の恋愛模様も相手が良い人過ぎで、必要以上に争ったり、関係が極度に悪化することもないため、大して盛り上がらない。

 

それと、実写映画化した部分の根本的なところで、バスケ部のイケメン男子が”バスケが上手い”という基本設定に対して、頑張ってはいると思うが、個人的に演者(俳優)のバスケスキルが足りていないと思う。イケメンではあるが、バスケが上手いというほどの上手さがない。

 

俳優自身運動神経は悪くはなさそうだが、普通に高校の部活練習(または友達同士のバスケ遊び)で見れるレベルで、あえて持ち上げられてるほどの上手さを感じない。

 

そのためバスケに懸ける登場人物たちの情熱に対する説得力があまり感じられず、下手するとペラい人間のように見えてしまう。彼らの圧倒的なバスケの実力(上手さ)があってこそ、イケメンだけではない部分の説得力のはずなのだが。

 

女性からしたら、見た目が良ければそこは(技術うんぬんは)あんまり関係ないのかもしれないが、男からすると技術が足りてない(テクニックの凄さに素人が一目で圧倒しない)のに、過剰に持ち上げられてる姿というのは、尊敬できないし、ただただ滑稽に見えてしまう。

 

スリーポイントが入れられるというのも、演出的にはバスケの見せ場かもしれないが、別にそれ=上手いとは、感じにくい。ダンクも別に背が高く、またリングが低ければ誰にでも出来る訳で、それ=上手いとはならない。あきらかに公園のリングは、低い感じしたし。

 

基本的に、地味だが、ドリブルだったり、細かい動きの素早さが重要なのかなと思う。

 

これは、ただノリで描いてるいつもの少女漫画系キラキラ映画だったら、この俳優自身のバスケの上手さという部分は、別にそれほど重要ではなかったが、やや実体感を伴った演出でリアリティ(人間を描いてる)を重視しようとしてたため、余計、設定に対して、足りてない部分が気になった。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:良い話でピュアで感動作でもあるが、どこか退屈な土屋太鳳主演の青春スポーツ映画。唯一面白かったのが、土屋太鳳がつまづいて転ぶシーン。なぜか体を横にして回転しながら坂をゴロゴロと転げ落ちていった。ジャッキーチェンか(笑) こんな転がり方をする女子校生は普通いないだろう。運動神経が高い土屋太鳳ならではのシーンだと思う。あんな自信のなさそうな子が、転んだ時にする動きではない。)

 

 

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映画「PとJK」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.15 Sunday
  • 07:00

■映画「PとJK」の感想(ネタバレ)


■監督:廣木隆一
■出演:亀梨和也 土屋太鳳 高杉真宙 玉城ティナ 西畑大吾 村上淳 ともさかりえ 大政絢 田口トモロヲ


【映画「PとJK」のあらすじ】

恋愛初心者の高校生・歌子は友人に連れられて行った合コンで警察官の功太と出会う。歌子が男らしい功太に惹かれる一方、彼女が16歳の高校生と知った功太は戸惑いを隠せない。職務上、功太は女子高校生と軽々しく付き合うことはできないと考えるが、高まる気持ちを抑えることができず、いきなり彼女にプロポーズ。歌子は彼との結婚を決め、2人の“内緒の結婚生活”がスタートするが、次第に気持ちがすれ違っていき……。

WOWOWから引用

【映画「PとJK」の感想(ネタバレ)】 

 

三次マキの同名少女コミックを「オオカミ少女と黒王子 」の廣木隆一監督が亀梨和也、土屋太鳳共演で映画化した青春ラブストーリー。

 

タイトルに惹かれて見てみた。

 

PとJKは、ポリス(警察)と女子(J)高校生(K)の略だと思うが、ひょんなことから知り合った警察官と女子高生が惹かれ合い、結婚前提に付き合うという話。

 

原作は未見だが、ほぼほぼ設定ありきで作られたとわかる話で、この設定をやりたいがために起こる主人公の言行にあまり納得がいかず、この設定を受け入れるだけの共感が入ってない。

 

っというのも、最初の設定、警察官の男(26歳?)に対して、土屋太鳳が演じる女子高校生(16歳)という年齢設定から、さすがに無理がある。せめて女子高生といえど、18歳位にしてくれないと、16歳では、ほぼほぼ中学生の方に近く、年齢から来る犯罪臭に気が散って中身が入ってこない(笑) 

 

大人っぽい16歳もいるがそういう事ではない。

 

教師と生徒なら学校のことなので、16歳という設定でもしょうがないが、警官と女子校生という設定なら別に無理に16歳にしとく理由もない。原作がたぶん16歳だったんじゃないかと思うが、そこは実写(俳優)に合わせて年齢も変えたらいいと思う。

 

そもそも実年齢で言うと、撮影当時、亀梨和也(1986-2017)が31歳(前後)に対して、土屋太鳳(1995-2017)は、22歳(前後)という状態で演じているわけだが、どちらもやはり見た目に無理がある。なんであえてこの設定でこのキャストなんだと。

 

土屋太鳳の16歳は、高校生に見えなくはないが、16歳と言われると大分無理してる感じは否めない。特に若さ(フレッシュさ、純粋さ)というものを演技でカバーしよう(出そう)とすればするほど、なんかどこかキャラがアホに見えてくる(笑)

 

亀梨和也にしても、なぜ今、この設定で亀梨和也なのか?という疑問もある。

 

もっと他若手でちょうど良いジャニーズがいるだろうし。

 

まーこの年齢や外見は、実写作品なので、なんとか許容するにしても、それ以前に登場人物の動機や行動にも共感ができないことが多い。

 

まず、そもそも16歳の女子高生とちゃんと付き合うという主人公の行動が、作品上で全然理解ができない。これは個人的な価値観とかではなく、物語上の流れとして。

 

もちろん、誠実さをウリにしてる警察官という設定なので、法律に触れないように行動しようとするのはわかるが、キャラクターが心底そう決断してるというよりかは、作品のコンプライアンス上、そういうスタンス(模範警察官)にしないといけませんと、上から命令が下されたような行動にしか思えない。

 

この行動にこっちの気持ちがまるで乗ってこず、どこか暑苦しさだけがある。

 

こう言ってはあれだが、なんか警察の名誉回復映画とも言わんようなキャラクターだ。

 

正義感の塊というか。全然人間味(私生活)が感じられない。

 

例えば、交番の同僚が、結婚前提に付き合うと決めた彼に対して、18歳まで待てないの?というような普通の事を言うが、ホントにその言葉通りで、本当に好きなら付き合わずに2年位待ちゃいいのだ。それが大人の判断(決断)じゃないのか。なぜにそんなに焦る。そんなに現役女子高生がいいのか。

 

これがそういう設定だから、仕方ないのはわかるが、この時点でもう設定に無理が出てきているのだ。

 

ちなみに、変にここで正義感を出したことで(結婚前提に付き合うと両親に宣言する)、話がややこしくなってる。

 

そもそも、出会って1日目で(飲み会の終わりに一緒に帰って不良に絡まれて彼女がケガして、入院して、付き添ってるうちに好意が募って)、結婚前提に付き合うって決めるって、早すぎ。そう思っててもいいが、別に思ったことをすぐ口に出して言わなくていい。

 

本来なら、この男側の内面の感情が理解できて、結婚前提に付き合うという決断が素直にこちらにもそうした方が良いと感じられるようでなくてはいけないが、まるでこっちの感情が育ってないうちに勝手に一人で決断していて、ずっと気持ちは置いてけぼりなのだ。

 

で、その理由が、”彼女を近くで守りたい”というのだが、その建前が回りくどくて、よくわからない(笑)

 

これなら、女子高生とやりたいと下心全開で言ってくれた方が、話がわかりやすい。

 

”彼女を近くで守りたい”と言っても、仕事中は、警察の仕事をしてる訳で、実際、守れるのは私生活の時間だけだし。

 

職業が警備員ならギリギリわかるが。

 

警備のし過ぎで、自分が警備員なのか警察なのかごっちゃになっているのではないかすら思う。

 

彼女を近くで守りたいなら警備会社に就職した方が良い。

 

そして、彼女の両親から警備の仕事をもらうのだ。仕事はこないだろうけど。

 

あと、自分に絶対の自信(正義)を持ってるようだが、出会って二日目に、結婚前提に付き合わせてください…という両親への報告は、彼女の家族からしたら、あんた誰だよ?のレベルだ(笑)

 

せめて彼女の家族と適度に人間関係が出来て、変な男にばっかり当たって傷つく娘を心配した父親から、本当は、娘には君のような人と一緒になってくれたらいいんだけどね…というような言葉をもらえる位信頼を勝ち取れてから、娘さんと結婚前提に付き合わせてくださいというのが、本当の誠実さではないのか。

 

出会って二回目に急に結婚前提に付き合わせてくださいというのは勝手だが。

 

あんたはな、誠実さがあるように見えて、あんたの誠実さというのは、ただ、自分の意見を通したいだけの、ただの自己満足なんだよ。(笑)

 

それに飲み会に来てた子が、急に女子校生だとわかった時に、”このクソガキ!”と豹変するのは警察官(人)としてどうなんだろうね。

 

あんたのその軽々しい態度が、事件を呼び込んでいるんじゃないのかね。

 

彼女が不良達に拉致されたのも、もとはと言えば、スケボーで遊んでた少年を無理やり逮捕しようとしたことが原因じゃないのか。

 

父親が亡くなった時もそうだ。

 

街中でヘッドフォンして、辺りの物事に一切気を配ってなかったから、犯人が近づいてたことすらわからなかった。

 

そうだ、父親は、そんなあんたを庇って死んだ。

 

ヘッドフォンをしてたあんたには、父親の最後の声も届いてなかっただろう。

 

そうか、教えてほしいか、父親が最後に何て言ってたか?

 

こうだ、

 

”うしろ〜〜、功太うしろ〜、うっ…功太…”

 

それがあんたの父親が残した最後の言葉だ。

 

街を歩くときは、せいぜい後ろに気を付けるんだな、志村さんよ、

 

「俺、佐賀野って言います」

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1.5)

 

(まとめ:設定としてPとJKの相性が良くないことがわかる亀梨和也と土屋太鳳の青春ラブストーリー。最初の15分位は走って、疾走感はあったが、走らなくなってからは、面白さも無くなってしまった。少女漫画で基本女子目線の映画であるが、女性側として、この男(内容)にぐっとくるのだろうか。マンガならわからなくもないが、実写では謎です。むしろ同級生の不良の男の子の方が、背景がわかりやすく、共感がある。亀梨和也と土屋太鳳のファンもなければ、スルーで良い。ラストシーンも急に出演者が劇化してふざけてるし。ああいうのは誰が言うんだろうね。最後は出演者みんなで校門まで二人を送り届けよう、…今までの役が台無しもいいところだね(笑))

 

 

 

想像できないってことは

 

可能性があるってことなんだよな

 

どんな人間にもなれるよ

 

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映画「一週間フレンズ。」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.11 Wednesday
  • 01:34

■映画「一週間フレンズ。」の感想(ネタバレ)


■監督:村上正典
■出演:川口春奈 山崎賢人 松尾太陽 上杉柊平 高橋春織 伊藤沙莉 戸次重幸


【映画「一週間フレンズ。」のあらすじ】

高校2年生の祐樹はいつもひとりでいる同級生、香織に心を惹かれるように。ある日、祐樹は思い切って香織に“友達になってください”と声を掛けるが、彼女から断わられてしまう。実は彼女には“友人のことを1週間で忘れてしまう”という記憶障害があり、これまで友人を作ることを拒み続けていた。それでも諦め切れない祐樹は彼女のそばにいたいと願い、香織と交換日記を始めて、彼女との距離を縮めようとするが……。

WOWOWから引用

【映画「一週間フレンズ。」の感想(ネタバレ)】 

 

 

葉月抹茶の同名コミックを「電車男」の村上正典が川口春奈、山崎賢人共演で実写映画化したラブストーリー。

 

川口春奈が出てたので見てみた。

 

内容は、交通事故が原因で一週間しか記憶が保てない記憶障害に陥ってしまった女子校生と彼女に好意を抱くクラスメートの話。

 

全体を通して、毎週記憶がリセットされてしまう彼女に対して、男側が健気に何度もアプローチを繰り返す姿には、好感はあるものの、序盤から中盤までは、ほぼほぼ関係性に進展がないため(恋愛ですらない)、見どころが無い。

 

電車内に忘れた本を渡すシーンは、印象的だが、それ以降は、ほぼほぼ何でもないようなシーンの繰り返し。

 

その後、元カレらしき人物の登場で、三角関係となるも、過去のいじめが記憶障害の原因だったり、新たな真相がわかるものの、二人の関係性が改善されるわけでもなく、ぐだぐだが続き、あまり盛り上がらない。

 

これまでの出来事(彼女との記憶)をぺらぺらマンガで記しておいたラストのオチは、この為に作った作品かと思うほど、感動的ではあるが、そこをやりたいがために費やした二時間と価値を考えると、トータルでは微妙としかいえない。

 

また、記憶が一部復活した後に、付き合うことになるかと思いきや、また友達から始めるというのも、男側にとっては、なんとも割に合わない。高校も卒業しちゃう訳だし。卒業後も関係が続くとは到底思えない。人間関係なのでそういうものではないと思うが、あまりにも物語として、男側にリターンが無い話である。

 

リターンが無いというのをもっと深く言うと、リターンと感じさせないほど(リターンが無くてもいいやと思うほど)の川口春奈の魅力がほぼほぼ出てないということでもある。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:物語自体は純愛だし、感動もあって悪い話ではないが、どこか退屈な川口春奈出演のラブストーリー。記憶障害というのがテーマになってるが、この負の記憶障害の要素を飲み込んでしまうほどの恋愛物語にはなっていない。最初から最後まで、記憶障害に囚われてしまい、実話でもなければ、ただの作者の自己満足としか思えない綺麗すぎるラストがあるのみ。どれほどの人間がこのラストで満足できるのかは、人それぞれだと思うが、個人的には、旨味が少ないとしかいいようがない。ましてや、一週間で記憶が無くなることをいいことに嫌らしいことを考えしまうような人間には、このラストは、到底受け入れられない。まあタイトルで、”一週間フレンズ”ってネタバレしてるわけだけども。) 

 

 

何かいいことしたいってときは

 

何か悪いことしたいって

 

思ってる時らしいぞ

 

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あたしと友達になってください

 

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