映画「ビューティフル・デイ」の感想(ネタバレ)

2019.07.06 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ビューティフル・デイ」の感想(ネタバレ)


■監督:リン・ラムジー
■出演者:ホアキン・フェニックス    ジュディス・ロバーツ エカテリーナ・サムソノフ ジョン・ドーマン アレックス・マネット


【映画「ビューティフル・デイ」のあらすじ】

行方不明者の捜索を請け負うプロの仕事人ジョー。元軍人の彼は、さまざまな修羅場を経験しながら、犯罪組織の手中に落ちた多くの少女たちの救出に成功してきた。そんな彼のもとに、組織にさらわれた愛娘のニーナをどうか無事取り戻して欲しいと、州上院議員のアルバートから新たな仕事の口が舞い込む。組織のアジトに乗り込んだジョーは、愛用の武器を使って用心棒らをたたきのめすと、うつろな表情をした少女を無事救出するが…。

WOWOWから引用

【映画「ビューティフル・デイ」の感想(ネタバレ)】 

 

 

第70回カンヌ国際映画祭で男優賞と脚本賞を受賞したホアキン・フェニックス主演のサスペンス。

 

カンヌ映画祭で賞を受賞した作品ということで見てみた。

 

内容は、人探しを請け負う元軍人の殺し屋の話で、上院議員から依頼された愛娘の救出を請け負ったことから、急に人生が大きく狂い始めるという話。

 

ネタバレ前提で書くと、行方不明の上院議員の娘は、実は州知事のお気に入りの売春婦で、その娘を救出(売春宿を襲った)したことで、知事の抱えた闇の勢力から報復を受ける。それによって、依頼者の上院議員は自殺、ジョー(ホアキン)の母親も殺害されてしまう。その後、母親を湖に埋葬すると、奪われてしまった娘の救出に再度向かう、無事救出するとお互い孤独になった二人同士、新たに人生を歩み始める。…そんな新たな旅立ちの日が晴天で、ビューティフルデイという訳だ。

 

いつもの単純な任務を引き受けたら、予想外の闇があったというよくあるちょいびっくり展開ではあるのだが、この話が男優賞はともかく、脚本賞を受賞してるのは、よくわからない。

 

映画として話が盛り上がるのは、娘を救出してホテルで強襲される開始45分経ってから、それまでは、かなりダラダラしていて、イマイチどこに向かってるのかわからない不親切な編集になっている。主人公の過去の闇や、母親との普段の日常、仕事の関係など。情報が小出しになっていて、全体像がどうも見えない。

 

この編集や構成も、どんでん返しに効果的な編集かと言うと、別にそういう類ではない、もっと普通に見せてくれたらその方が、話しがストレートでわかりやすい。辺にシ−ンをいじくり凝りすぎてる印象がある。

 

話自体は、知事が上院議員の娘を売春婦にしていたという部分は衝撃的かもしれないが、これが明らかになっても言われるほど、衝撃は無い。この部分が脚本賞ではないと思う。

 

客観的に見れば、内容もありがちなサスペンス展開で、描き方が多少独特で、編集が回想を細かく入れて、テクニカルに見せているので、その辺で玄人の評価があるのかもしれないが、編集賞ではないので、そこは違うのかなと思う。

 

脚本で評価できるという部分があるとすれば、高齢者の母親が寝てるどっきりをしていたり、ABCDの歌、冷蔵庫を整理してるシーン、豆チョコのお菓子の話(グリーンが好き)、仕事仲間が鼻血を出している、母親を殺した?男と一緒に歌を歌うなど、メインの話とは関係ないところが妙にリアル(生活感、人間味)に描写されているというところだろうか。

 

この部分は他の映画には見られない、描写かなと思う。

 

でも直接、それがメインの話に繋がってはこないので(説明が足りない)、目的を持ってストレートな話を楽しみたいと思うと、そこの部分が緊張感がなくただダラダラしたシーンのようにも見えるので、エンタメ作品としてみると、評価は難しい。

 

※ヤフーレビューに、細かいシーンを説明した(解説した)レビューが載っていて読むとそういうことかと納得できるが、一度見て、誰もがそこまで情報を整理できるかはかなり微妙だと思う。最低限もう少し説明を入れないと(シーンの理由)自然と共感するまでには至らないと思う。よって情報をはしょりすぎで、個人的には、説明不足感は否めない。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:カンヌ受賞作品(男優、脚本)だからなのか、エンタメとしては面白さが弱いサスペンス。同じ賞を受賞した作品ならアカデミー作品賞、脚本賞(ほか)の受賞のスリービルボードの方が、作品全体としての完成度は断然上だと思う。ホアキンフェニックスの男優賞は、見た目もひげ面で誰か分からない位変わっていて、いつものホアキン感が無いので、演技の部分はなかなかだと思うが、男優賞という感じで見ると、鬼気迫るわかりやすいインパクト重視の演技で押しているというよりかは、ただ自然に殺し屋役をその人になり切って淡々と演じている。なので”演技が上手い”というわかりやすい感想が逆に出てこない。そういうのが実は演技が上手いということなんだと思うけど。最後に、脚本賞受賞の割りには、名言的な気になるセリフがなかったな。)

 

 

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映画「15時17分、パリ行き」の感想(ネタバレ)

2019.06.08 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「15時17分、パリ行き」の感想(ネタバレ)


■監督:クリント・イーストウッド
■出演者:アンソニー・サドラー アレク・スカラトス スペンサー・ストーン ジェナ・フィッシャー ジュディ・グリア


【映画「15時17分、パリ行き」のあらすじ】

2015年8月21日15時17分、パリ行きの高速列車がオランダのアムステルダムを発車。乗客554人の中には、ひそかに自動小銃を持ち込み、やがてそれを乱射して車内をパニックに陥れるイスラム過激派の男や、まさかそんなことが起きるとも知らず、無邪気に観光旅行を楽しむ3人組のアメリカ人青年、アンソニー、アレク、スペンサーもいた。幼なじみの3人は、どのように成長し、銃乱射事件にいかに立ち向かったのか―。

WOWOWから引用

【映画「15時17分、パリ行き」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「アメリカン・スナイパー」のクリントイーストウッド監督が2015年に実際にパリで起きた「タリス銃乱射事件」を映画化したサスペンス。

 

劇場公開時の番宣CMで気になっていたのが、WOWOWで放送してたので見てみた。

 

テーマとなってる「タリス銃乱射事件」については、個人的に映画を見て今回初めて知った程度。その理由は、見ればわかるのだが、三人の活躍によって、重傷者は出たものの亡くなった人が誰もいなかったことで大惨事には至っていなかったため、当時、フランスから遠く離れた日本では、それほどニュースにはなってなかったのではと思う。

 

そのため、そういった事件の事情を知らずに、多数の死傷者が出たいつかの大きなテロ事件だと思ってみてたら、意外と最後は、地味と言ったら失礼だが、現場こそ壮絶ではあるが、映画としてはかなりあっさりしていた。

 

ただ、のちにヒーローとなる人物を少年時代から遡って丁寧に描いてることもあり、いわゆる問題児的な部分があったりすると、こんなヤツがヒーローになるのかと、序盤から結構前倒しで、感動してしまう。この辺は、そもそもオチがヒーローになるので、生い立ちは、苦労してたり、ちょっとダメな部分があればあるほど、感情移入してしまう。※勝手ながら、真相を知らなかったので、このテロ事件に巻き込まれて最後は死んでしまうと思っていた。

 

ちなみに最後まで見て知ったが、この映画は、実際に「タリス銃乱射事件」を防ぎ、ヒーローになった当事者の3人(+α)を映画に呼んで、彼らを自分役で出演させ、実際の事件を彼ら視点で再度演じてもらって、事件を再現していたらしい。

 

実際の事件を本人出演で再現するなんて、こんな映画は今までたぶん見たこと無い(笑)

 

ずっとよく知らないマイナーな俳優が演じてるとばかり思っていたが、普通の素人が出ていただけだった。しかし、改めて素人と思って見返してみると、演技は自然で普通に上手い。英語がわからないからかもしれないが、見た目に素人っぽさ(B級感)はあるものの、それほど違和感は感じない。

 

個人的には、これを機会に日本でもヒーロー事件を本人出演で映画化してみたらどうだろうか。

 

少し前に、行方不明の少女を発見した、例のおじいさんを本人出演で映画化してもいいと思ってる。※メインが素人だと、他のプロ俳優と比べてセリフ回しが、ちょっとコントみたいな雰囲気になってしまう感じは大いにするけど。それも込みで、海猿的なフジテレビ演出全開の熱い映画にしてくれたら見たい。

 

なぜか日本は、時のヒーロー(一般人)を称える文化がすごく弱いと思う。ニュースでは語るけど、後追いとしてはあんまり見ない。プライバシーに配慮してるからか。

 

一方、アメリカは、テロ事件でも積極的に映画化して、貢献した一般人を積極的に持ち上げて称えるが、日本は、事件が起きるとものすごく暗くなってしまう。文化や信仰の違いだと思うけど、ヒーローがいるような話は、積極的に映画化して称えて欲しい気はします。思い出したくないとか、金儲けに使うなとかいろいろあると思うけど。

 

このテロ事件を映画に出来る、アメリカの死に対する意外なまでのポジティブな考え方(死んでも復活して、永遠の肉体(生)をもらえる信仰)というのは、キリスト教(圏)の良さなのかとも思う。

 

ま〜金儲けに積極的という部分も大いにあるだろうけど。ただ、愛国心を称える文化は、素直に日本も見習って欲しい。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:奇跡体験アンビリバボーの再現ドラマみたいな映画だが、愛国心を凄く感じる作品。映画の構成としては、事件のテロ部分をひたすら温存して、とにかく最後に引っ張っています。そのため中盤でヨーロッパ旅行に入ると、そのこと忘れてるんじゃないかと思うくらい、ただ普通にみんなで観光旅行しています(笑)この映画を見ると、結論として、偶然その場に居合わせた3人の奇跡という感じで、あの時あ〜してなかったら、あの場に彼らはいなかったという、たられば奇跡論が出てきますが、個人的には、あの時彼らがあ〜してなかった場合は、テロリストも15時17分のパリ行き列車に乗らず、テロもしていなかったんじゃないかなという結末も同時に考えてしまう。なぜかテロリストの行動だけ変化せず、確定してるのはおかしいので。一部が変化すれば、それに応じて、全体の結論も変わると思う。これは彼らの偉業とは別の話ですけど。それにしても銃を持ってる相手に間髪おかず突撃できるのは、勇気というか頭のねじが多少飛んでいないと出来ない行動だなと思う。勇気と無謀は紙一重です。ただどちらにしても、あそこで行動出来るのはすごい。それに尽きます。)

 

 

”できない”とは思わないが

 

お前はやらない

 

-?

 

 

 

自分が分かってくると

 

自分に課された力が

 

見えてくる

 

そうなるためには

 

日々闘うのみ

 

人は戦いを避ける

 

人は痛みを避ける

 

夢を目指していると

 

ある時点で

 

変化が起きてくる

 

今まで活性化しなかった何かが

 

お前の中で目覚める

 

より高く跳ぶこと

 

より深く知ることを学べ

 

人に夢を認めてもらう必要は無い

 

正しいことをしろ

 

近道しようとするな

 

経験を積め

 

我々はこの偉業に選ばれた

 

-?

 

 

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映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)

2019.05.09 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)


■監督:マーティン・マクドナー
■出演者:コリン・ファレル サム・ロックウェル ウディ・ハレルソン クリストファー・ウォーケン トム・ウェイツ アビー・コーニッシュ オルガ・キュリレンコ


【映画「セブン・サイコパス」のあらすじ】

「セブン・サイコパス」なる新作映画のお題を与えられたものの、一向に話の中身が思いつかず、難航中の脚本家マーティ。それを見かねた親友のビリーが、ネタ探しに役立つかもと「イカれた奴、大募集」という新聞広告を勝手に出したことから、いかにもアブなそうな男ザカリアが、2人の前に姿を現わすことに。さらに、これまたビリーのとんだ不手際から、彼らは、凶悪なマフィアのボス、チャーリーに追い回されることとなって…。

WOWOWから引用

【映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「スリービルボード」のマーティン・マクドナー監督がコリン・ファレルを主演に迎えたクライムサスペンスコメディ。

 

少し前に自分の中で良い意味で”この監督は、アホだ!”と認定した「スリービルボード」のマーティン・マクドナー監督の過去作品を見つけたので見てみた。

 

ジャンルとしては、コメディではなく、人間ドラマにあたる「スリービルボード」のラストのオチの表現に、この監督の中にあるコメディ(笑いの)センスに気づいたが、この過去作の「セブンサイコパス」を見て、やはりというべきか、コメディ畑(思想)の監督だということが、核心に変わった。

 

この監督は、真面目な人がコメディや人間ドラマを書いてるというタイプの人ではなく、すべてコメディが基本にあって、それがたまたま人間ドラマのような体をなしていたりしてるだけで、軸は、コメディ思想の人といえる。

 

決して、「スリービルボード」でたまたまあんなオチにした(なった)のではなく、意図的にそういう方向に仕上げていた、巧みの技だったようだ。

 

この「セブンサイコパス」では、この監督のコメディに対する、考え方(発想法)がみられる。

 

まず、このマーティン・マクドナーは、監督だけでなく、脚本も書いてるのだが、この作品での脚本の書き方が、書きながらどんどん王道とは違う方向に舵を切っていくというやり方が露骨に見える。※スリービルーボードの時もそうだったようだが。

 

通常ならほぼ、書きたいテーマがあって、それを表現するために、物語や登場人物をそれらに合わせるように再構成していくというある種、逆算によって、作りこむのが普通だと思うが、この作品は、とりあえず適当なアイデアから書き始め、その後、今までの王道作品がこうゆう流れや展開になるから、では俺は、そこを全部裏切っていこう…というその場、その場での反骨精神の作業によって、物語を展開させている。

 

しいて言えば、芸人がパロディコントを書くようなスタイルで作品を書いているといえる。登場人物を会話させて、その流れに任せる。なので書き始めてみないと自分でも最後のオチがわからない(笑)

 

この姿勢に気づくと、笑いに対する執拗なまでのバカっぷりが窺える。ちなみに確実にオリジナル作品があるものをわかりやすくパロディに(最終絶叫計画シリーズ等)にはしないところに、彼の笑いへの高貴なこだわりを感じる。

 

ちなみに基本は、セリフ(やりとり)ベースであり、それに合わせて、話が上手いことコロコロ展開する。

 

なので、この作品、トータルで見ても、それほど完成度が高い作品ではない。一応上手いこと最後にオチがついてるが、作品として完成度が高い「セブン」などと比べると、やはり全く違う。

 

セリフの質も完成されたものというよりかは、その時に出てきたものという感じだし。最後の方は、どこで終わってもいい位、オチ探しに苦悩が見える。

 

っというかなかなか終われなくなっている。そもそも、もともと最後のオチなんて考えてないところからスタートしてるので、適当なオチどころを探すために話が続いてるといえる。最後は、なんとか、伏線を回収しつつ、格好良いオチを見つけたので、終われたといった感じ。自分はそう思っている。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:海外芸人監督?マーティン・マクドナーのアホ映画その2。ブラックコメディとして全体が面白いかというとかなり微妙ではあるが、ときおり出る発想の面白さはあって、この監督の笑い(世界)を嫌いにはなれない。最初の猟奇映画で、主人公を非暴力の仏教徒にしたら話が進まないというのは、発想がバカみたいで日本的な笑いだなと思う。途中に北野映画の作品が流れてるところもあるが、その辺も感覚が日本人に近いのかと思う。ちなみにこの監督の笑いに対して、優秀なところは、コメディをやってます!というアメリカ人がよく陥るバカ騒ぎ笑いの感じを一切見せずに普通の映画として、コメディを同化させて見せているところ。空気感の管理が上手い。「スリービルボード」の時もそうだが、露骨にやり過ぎない笑いというのをすごくわかっている。なのでシリアス部分(フリ)をちゃんと作っている。一方で、天国についての問いや、僧侶の焼身自殺の精神に迫ったりなど、本質や信仰についての追求もある。このマーティン・マクドナー監督作品をこれで二つみて思うが、笑いの感覚や、思想、偏屈だけど、何かを頑なに信じてるところなど(脚本への反映)、まるで他人とは思えず、どこか自分を見ているような気さえしてくる。)

 

 

 

確かに”目には目を”は

 

世界を盲目にする

 

-?

 

 

 

違うね 最後の一人は

 

目が片方残る

 

だって相手は両目をつぶされてるんだから

 

片方の目が残ってる奴は

 

逃げて隠れればいい

 

ガンジーは、間違ってたのに

 

誰も言い出せなかったんだな

 

-?

 

 

悪党は病院に運んじゃダメだろ

 

-?

 

 

 

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映画「タイムトラベラー」の感想(ネタバレ)

2019.04.22 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「タイムトラベラー」の感想(ネタバレ)


■監督:ディエゴ・ハリヴィス
■出演者:リンジー・フォンセカ リンダ・ハミルトン グレン・モーシャワー ノア・ビーン ザック・エイヴァリー アレックス・ラニペクン


【映画「タイムトラベラー」のあらすじ】

科学者の夫を亡くして悲しみに暮れるヘレン。ある時、彼女はふと意識を失い、気が付くと1週間が過ぎているという不思議な現象に遭遇する。そこへ1本の電話がかかり、「逃げて!」と彼女に警告する。その直後、家に謎の男が現われ、彼女は電話の主の助言を頼りに辛うじて逃げ延びる。謎を探る彼女は、やがてこの事件に夫が研究していたタイムマシンが関わっていること、そして電話の主が自分自身であったことを知る……。

WOWOWから引用

【映画「タイムトラベラー」の感想(ネタバレ)】 

 

 

TVドラマ「NIKITA/ニキータ」のリンジーフォンセカが主演したサスペンス。

 

タイムトラベラーというその物ズバリのタイトルに惹かれて選んでみた。

 

序盤は、夫を亡くして悲しみに暮れるヒロインの描写にしばしダラダラしてるが、謎の電話で急に指示されてからなかなか面白くなる。特にこの映画の世界観を決定付けるような音楽がかなり効果的に効いていて、いい具合に緊張感が保たれている。一応、別日に分けることなく、その日のうちに最後まで見れたのでその部分では優秀。

 

ただ、タイムトラベルというテーマ(面白さ)で語ると、未来からやってきたもう一人の自分がいるという設定があまり、上手く効いているとは思えず、そこの面白さはあまりない。

 

ネタバレになるが、夫を殺され、その復讐のために未来の自分が現在にやってきて、夫が殺される原因となったタイムトラベル装置を破壊してまた未来に帰っていくという話である。

 

未来のヒロインは、活動的である一方、現在のヒロインは、ほぼ受身状態。またタイムトラベルと言いつつも、誰かが何かをすると、それによって歴史が変わるというような変化は一切無い。

 

ただ、現在において、未来から来た自分がいろいろやりたいようにやって帰っていくというだけの話だ。

 

そこの過程で、亡くなった夫との愛を再確認するみたいなところに落ち着く。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:エンタメ(映画)としてはそれなりに楽しめるが、ズバリのタイトルほどの中身は感じないタイムトラベルサスペンス。ストーリーとしての中身は無いけど、登場人物のセリフ(考え)は意外と生きていて結構好きです。個人的にも肉体の死というものは、無になったのではなく、ただ人の目に見えなくなった状態だと思っています。それを単純にあるものと前提にした、わかりやすい例えが、”天国に行った”等の表現になるのかなと思います。地球とは別に天国という場所があるかはわかりませんが、個人的には、むしろこの地上になんらかのエネルギーとして、存在してるような気はします。例えば、死んだ人の事を思い出すなどは、違った意味での死んだ人のエネルギーの受け取り方になります。それによって自分が影響され、何か行動するのであれば、そこにエネルギーはあると見れます。話は変わって、ターミネーターのヒロインだったリンダハミルトンが出演してるのですが、年を取りすぎていて全然わからないですね。見た後に番組情報を見て知った。一応ヒロインの元の仕事場の同僚:研究者役ですが、もうあの頃の面影が無い。)

 

 

 

 

イカれたヤツは説得力がある

 

信じ切ってるからな

 

-?

 

 

後悔やノスタルジアは

 

死と同類だ

 

-?

 

 

神は数学で

 

宇宙を書いた

 

-?

 

 

 

死後の世界を物理や化学で捉えた

 

エネルギーは保存される

 

-?

 

 

 

魂とか呼ばれるものは

 

どこかにある

 

消えたわけじゃない

 

-?

 

 

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映画「トレイン・ミッション」の感想(ネタバレ)

2019.03.25 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「トレイン・ミッション」の感想(ネタバレ)


■監督:ジャウマ・コレット=セラ
■出演者:リーアム・ニーソン ヴェラ・ファーミガ パトリック・ウィルソン ジョナサン・バンクス サム・ニール


【映画「トレイン・ミッション」のあらすじ】

ニューヨーク。元警官である保険のセールスマン、マイケルは60歳で会社からリストラを言い渡される。マンハッタンから自宅がある郊外に戻る通勤電車に乗り込んだマイケルだが、突然現われた女性ジョアンナから、ある重要な荷物を持った人物が電車のどこかに乗っているので見つけてほしいと依頼される。半ば強制的な申し出のため、従うしかないマイケルだが、ジョアンナからのヒントはわずかでなかなか対象を突き止められず……。

WOWOWから引用

【映画「トレイン・ミッション」の感想(ネタバレ)】 

 

「96時間」シリーズのリーアム・ニーソン主演のアクションサスペンス。

 

困ったときのリーアムニーソン頼りということで、リーアム・ニーソン出演作を見つけたので見てみた。

 

タイトルからもわかる通り、電車が舞台のサスペンス。何気ないミッションを提案され、そこに深入りしたことから、命がけの大きな事件に巻き込まれるという王道の巻き込まれ型サスペンス。

 

そこに主演は、リーアムニーソンとなれば、大きな外れは無いと個人的に予想するが、その期待通り、一応だれることなく一気に最後まで見れた。

 

最近は、最初から最後まで一気に見れる緊張感が続く映画がなかなかないと思ってるが(※自分が選んでる映画が悪いのかもしれないが)、これは、十分合格点。

 

ただ細かく突っ込むと、サスペンスとなる重要な個々の乗客の説明が不十分でイマイチ謎解き部分での楽しみを共有できないが、でも、105分という時間では、それなりにまとまっていて満足感はある。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:特に考えることなく映画に身を任せられるリーアムニーソンサスペンスのひとつ。何か見るの無いかな〜(時間つぶしたいな〜)という感じであれば、とりあえず抑えとけば、その時間をつぶせます。飛行機移動中の時間などにはちょうど良い映画じゃないだろうか。電車モノだけど。)

 

 

 

僕はプリンじゃない

 

-?

 

 

 

男の価値は

 

嵐の時に分かる

 

アレクサンドルデュマ

 

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映画「ユリゴコロ」の感想(ネタバレ)

2019.03.21 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ユリゴコロ」の感想(ネタバレ)


■監督:熊澤尚人
■出演者:吉高由里子 松坂桃李 松山ケンイチ 佐津川愛美 清野菜名 清原果耶 木村多江


【映画「ユリゴコロ」のあらすじ】

カフェを営み平穏な日々を送る亮介。男手一つで育ててくれた父親が余命わずかと診断された上、亮介と結婚を控えた千絵が突然失跡したことから、彼の日常は崩れ去る。ある日、亮介は父親の部屋の押し入れにあった箱から1冊のノートを見つけるが、“ユリゴコロ”と書かれたそのノートには、美紗子と名乗る女性の手記が書かれていて、衝撃的な内容に亮介の心が揺れる。そして、千絵の同僚だったという女性・細谷が現われ……。

WOWOWから引用

【映画「ユリゴコロ」の感想(ネタバレ)】 

 

沼田まほかるの同名小説を「近キョリ恋愛」の熊澤尚人監督が吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチら共演で映画化したミステリー。

 

ノートに書かれた内容が衝撃的…というあらすじが気になって見てみた。

 

ちなみにいきなりネタバレになるが、このノートは、実の母親が書いた殺人の記録である。

 

ノートを見つけた読み手が松坂桃李演じる息子(亮介)で、父の部屋にあった所在のわからないノートを読み進めていった最後に、ノートの書き手が実の母親だったことに気づき、自分が犯罪者の息子であったことを知るという衝撃的?内容だ。

 

意外と上手い作りで、最初に時点ではこのオチが来るとは気づかない。ただ、松山ケンイチが出てきて、二人の間に子供が生まれたあたりから徐々に「もしや?」という感じがしてきて、その後にやっぱりのオチがくるので、ドカーンの衝撃は、予想の範囲内。

 

ただ、その後にダメ押しといわんばかりに、”死んだはずの母親が生きている”+”ヤクザ事務所を壊滅させる”があるのだが、こっちの衝撃が強すぎて、この発展形のストーリーには笑うしかない(笑)

 

母親が殺人衝動に駆られる設定(性格設定)は、まだシリアスを保って見れるが、その発展形として、”ヤクザ事務所を壊滅させてしまう”という作業は、どう考えてもその発展形ではないと思う。

 

殺人衝動(ユリゴコロ)は、殺すことにタメがないだけで、別に人を一度にたくさん殺す作業(ヒットマン)に特に優れている訳ではないだろう。さすがに大勢を相手にするなら、それなりにそういうグリーンベレー的な殺人訓練は必要だと思う。

 

しかもそれが男ならまだしも、実際は、女性であるし、設定上は、中年の母親でもある。

 

どう考えてもオバハンにそんなことが出来ないと思うと、急に途中から違う世界観が入ってきたとしか思えない。

 

こんなヤクザ事務所を一人で壊滅させるオバハンが身近?にいるということを、本気になって想像してみると、最初の殺人がどうのというよりも、オバハンののちの異常な強靭さに対しては、お笑い的な面白さの方が上回ってしまう。

 

視聴者としては、少し見ないうちに母親がよりパワーアップして帰ってきたというダークヒーロー?話にしか見れない。息子のためとは言え、大分無理があるだろう。

 

狂った息子がヤクザ事務所を襲撃しないように、電話や口頭で必死に止めようとする母親(その時は正体を隠してる)だが、その一方で、どうやって代わりにヤクザ事務所を壊滅させようかと考えている母親の息子を犯罪者にさせないための行き過ぎた心情(母性愛)は、この映画ならではだろう。

 

ちなみにヤクザに拉致監禁された亮介の婚約者目線(千絵)で見ても大分可笑しい。

 

ヤクザ事務所から救出された後に、婚約者の男(亮介)と知り合いのみつ子(実は、亮介の母親)が、隣の部屋で「うおおお〜」と大声で叫びながら、二人で殺し合いをしていたのは、事情を全く知らない千絵目線だとまるでコントだ。

 

隣の部屋がうるさいと思ったら、二人が急に殺し合いをしていたとは誰も思わないだろう(笑) ※正確には殺し合いというか一方的に息子が母親の首を絞めてただけだけど。

 

夫がヤクザで、AVを撮られ軟禁状態からなんとか助け出されたけど、隣の部屋でゆっくり休んでいる場合ではないだろう。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:途中から急にダークヒーロー映画の生い立ち編(ビギニング)になりかけそうな変なミステリー。実は、吉高由里子が胸をもまれたり、濡れ場があったり(大事なところは見えない)、演技に体を張っている(女優魂)作品でもあるが、最後まで見ていざ作品を思い返すと、それよりもストーリーや演出の可笑しさの方が残っていた。いろんな意味で、ユリゴコロは怖かったです(笑))

 

 

 

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映画「10x10 テン・バイ・テン」の感想(ネタバレ)

2019.02.11 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「10x10 テン・バイ・テン」の感想(ネタバレ)


■監督:スージー・ユーイング
■出演者:ルーク・エヴァンス ケリー・ライリー ノエル・クラーク ジェイソン・メイザ オリヴィア・チェネリー


【映画「10x10 テン・バイ・テン」のあらすじ】

生花店を営むキャシーは、ある日、仕事から帰宅する途中、ひそかに彼女の後をつけ回していた男に誘拐されてしまう。男の名前はルイス。彼は車でキャシーを郊外にある豪邸に連れ帰ると、10フィート四方の特製の防音室の中に閉じ込めた末、彼女に質問して、自分の名前や出身地などを答えさせようとする。彼女が「私の名前はキャシー」と答えると、ルイスは、「そうじゃないだろ、本当の名前は何だ?」と執拗に質問を繰り返す。

WOWOWから引用

【映画「10x10 テン・バイ・テン」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「ワイルド・スピード EURO MISSION」「美女と野獣(2017)」のルーク・エヴァンス主演のB級サスペンス。

 

”ある女性を拉致・監禁し、彼女から過去の秘密を聞き出そうとする謎めいた男。”という番組あらすじを読んで見てみた。

 

この映画、撮り方がセリフ少な目でほぼ状況描写のみで世界観を描いていて、個人的にかなり好きなタイプの映画なのだが、最後まで見て思うのは、内容(脚本)さえもう少し良ければ、もっと良い作品になったと思う。

 

いきなりネタバレになるが、この作品は、病院で不審な死を遂げた妻の死の真相を探ろうとその夫が暴走し、当時病院に勤務していた元看護師を拉致してくるという話なのだが、その情報は、中盤までずっと伏せられている。

 

時々、テレビのニュースが伝える病院の裁判結果?によって、なんとなく方向性の予想はついてくるのだが、拉致してきた女が意外とクセモノ(嘘つき)で、その真相は、最後に看護師本人の口から語られるまではわからない。

 

一応、終始緊張感は保たれていて全然見れるのだが、その一方で主人公の夫のダメダメっぷり(鬼ごっこ)がひど過ぎて毎回イライラが募る。

 

見てるこちらの考え(こうした方が良いんじゃないか)に全く反映され無い、夫のアホ行動(笑)

 

ある状況に対する反省と教訓がまったくない。

 

拉致してきた女に対する警戒心の緊張が毎回、記憶喪失になったのかという位にすぐに無くなり、あっさり反撃を食らう。計画性があるのか無いのか全くわからない。とりあえず監禁部屋を用意したところまではよかった。

 

それ以降は、行き当たりばったり。

 

一度抵抗されたら、それ以後は、銃を持ってたとしても、普通なら警戒して距離を置くだろう。何回、裏切られてる(抵抗されてる)んだよ。

 

ちなみにラストも妻を殺害していた頭のおかしい看護師の女が死んだのは、ハッピーエンド?ではあるが、女を拉致してきたという部分では、夫は犯罪者な訳で、警察が来たところでエンドロールになってしまったら、夫は、女に対する殺人罪で逮捕されて、服役は確定だろうとそっちに想像してしまう。※女の証言の証拠が、どれほど採用されるか、基本的には、正規の方法ではない証拠は採用されにくいと思う。

 

せめて、夫の裁判過程まで描き、女の証言の証拠を使って、無罪とはいかずとも、何らかの結果が出るまでは、描いて欲しかったと思う。警察が来たところで終わったのでは、非常に後味が悪い。

 

一応、娘がいる訳で、夫(父親)の裁判の状況がわからないことには、この話がハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかすらわからない。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:撮り方(描き方)は好感度高いが、オチの後味が悪いサスペンス。この監督は見せ方は上手いので、もっと内容があって、予算も豊富にある大きな映画を作ったのを見てみたい。個人的には、女の動き(抵抗)が手馴れてたので、実は、”スパイ説”でそっちに話が広がっていった方が良かったのかもと思う。オチがサイコパスというのは、知った後に多少こじんまり感は否めない。)

 

 

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映画「プール(2017)」の感想(ネタバレ)

2018.11.24 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「プール(2017)」の感想(ネタバレ)


■監督:マット・エスカンダリ
■出演者:アレクサンドラ・パーク ノラ=ジェーン・ヌーン ダイアン・ファール トビン・ベル


【映画「プール(2017)」のあらすじ】

結婚を控えた姉ブリーと、そんな姉をねたましく思う妹ジョナ。プールで泳いでいた2人は、閉館時間が迫り、帰り支度を始める。だがブリーの婚約指輪が見つからず、ジョナがプールの底に沈んでいることを発見する。2人が排水溝に引っ掛かった指輪の回収に手間取る間、誰もいないと思った館長はプールのカバーを閉めて帰ってしまった。硬いカバーは動かすことも壊すこともできず、2人は息こそできるが水から出られなくなり……。

WOWOWから引用

【映画「プール(2017)」の感想(ネタバレ)】 

 

 

映画「SAW」の殺人鬼ジグソウ役で有名になったトビン・ベルがチョイ役出演したシチュエーションスリラー。

 

内容は、温水プールの温度を保つために水面の上に被せられる固い強化カバーの内側(水側)に入ったまま外に出れなくなってしまった姉妹の話。

 

プ−ル内に閉じ込められるという今まで見たことがない斬新?なシチュエーションに興味をそそられ見てみたが、内容(ストーリー)がこれまた大分ひどかった(笑)

 

ちなみにシチュエーションとしては、係員の確認不足でたまたま水中に閉じ込められてしまっただけの話なので、誰かが意図的にその状況に追い込んだというような深い事件性のある話ではなかった。

 

なので話としては、ただそこから自力で脱出できれば終わるのだが、自力で出来ることと言ってもプールの底にある排水口の蓋を取ってきて、それで上部のカバーを割ること位。

 

しかし、開始20分位で重くて蓋が取れないという事実がわかり、(妹がグダグダしてることもあるが)、そこから物理的にやることもなくなり急激に話は失速。

 

その後、姉妹のどうでもいいグダグダ話で時間を使うのだが、これがただイライラするだけで、全く面白くない。

 

そして、新たな展開として、清掃員が登場。

 

しかし、その清掃員が彼女らを意図的に助けないという、ひどい裏切り設定。

 

普通こういう脱出モノ作品は、近くまで来たけど彼女らに気づかないニアミス的なことはあっても、誰かががっつり見つけてくれればそれで助かるのが普通だがこの作品では、そこを強引に裏切っていく。

 

ただ、裏切るのはいいが、その動機がしょぼい。

 

自分が元受刑者でお金もなく、不幸だから、プールで調子に乗ってる姉妹を見て、嫉妬と妬みから、あえて助けないという。

 

嫉妬と妬みから意図的に助けたくない。

 

なんだこのしょぼい理由は。

 

しかし、この作品では、このしょぼさにさらに上書きがある。

 

彼女たちの危機的状況を利用して、彼女達にさらに金を要求し始める。(※銀行口座の暗証番号を要求する)

 

コイツは、人間としてどうなんだ(笑)

 

最悪、彼女達の貴重品を盗んでその場から立ち去る。

 

ここまでなら、なんとなく魔が差したという理由で悪人だが、情状酌量の余地はあるし、理解できなくもない。

 

だが、危機的状況の彼女らにその状況の不利さを利用して、さらに金を要求する。

 

もう意味がわからない。

 

個人的に、ほぼ面識のない他人に対して、無計画で必要以上のいじわるが故意に出来ること(精神)が全く理解できない。

 

例えば、姉妹と実は知り合いで、幼少期にひどいいじめに合ってたとか、彼女たちと何か繋がりがあって、その延長線上で、この機会にその恨みを晴らそうと意地悪したい気持ちが出たとかなら、まだ理解できなくもないが、清掃員と姉妹は全くの他人同士(特に情報はない)。過去にプールを利用した時に、いざこざが合ったという訳でもない。

 

こんな薄い人間関係なのに、こんな長時間のいじわる行為ができることが、ホントに気持ち悪い(笑)

 

なんというかこの作品は、とにかく精神的に気持ちの悪いことの連続だ。

 

そもそも銀行の金(暗証番号)を要求するのはいいけど、結局後で、金を引き出す時に防犯カメラに映るから、彼女たちが死んだとしても、金が引き出されてたらすぐに身元バレると思うんだけど、そういう頭も働いていないところもバカなのかなんなのか。

 

精神的な気持ち悪さにプラスで頭も悪い。ホントにどうしようもない。

 

こんな役柄設定絶対演じたくも無い。だって共感もへったくれもない(笑)

 

さらに付け加えると、そんな清掃員だが、なんだかんだ話し合った挙句、説得に応じて助けてもらえるようになるが(ちょっと気が変わる)が、カバーの開閉用の暗証番号が変わってしまって開けられないから、”やっぱり助けられない”と言って、なぜか騒ぎ始める。

 

じゃあ警察か誰か別の人呼んでくれば済む話だと思うが、めんどうに巻き込まれたくないという理由で、パニックになって現場から急に逃亡する。

 

またしてもバカ過ぎて行動がよくわからない。

 

ちなみに姉妹は、なんとか自力で排水溝の蓋を外し(やっぱり外せんのかよ)カバーを割って、脱出に成功するが、助かったのもつかの間、あの清掃員がまた戻ってきて、今度は彼女らに銃を向ける。

 

やっぱり彼女達に生きてもらっては自分がしたことがバレる可能性があり困るからだという。

 

じゃあなんでさっき一回逃げたんだよ。計画性が無さ過ぎだろ。

 

今を生き過ぎだろ。

 

コイツはホントにアホ(笑)

 

すべてが、その場しのぎの行動ばっかり。今を生き過ぎ!

 

ここまで人間アホになったらもう死んだほうがいい(笑)

 

ちなみに、姉妹はそこでもなんとか清掃員を説得して、彼女を罪に問わないから、その場から逃げるよう促し、清掃員はどっかに消えて姉妹は、無事生還する。めでたしめでたし…end

 

一応生還できたのでハッピーエンドになるかと思うが、いや、アイツを逮捕しろよ。全然ハッピーエンドでもなんでもない。

 

あんなヤツを社会に放流しとくなよ。危険過ぎるだろ。

 

アイツにもなんらかの罪があるだろう。

 

そもそもアイツが来た時点で普通にカバー開けてくれてたら、何もなく済んだ話だろ。この映画。

 

なんとなく情を優先したみたいな、いい感じの終わり方にしてるけど、ほとんどの原因はアイツだからね。

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:プールよりもアホな清掃員が大活躍のスリラー。今まで清掃員のダメさを書きなぐったが、実は、姉妹のやりとりも見ていて大分イライラする。特に妹のマイナス思考は、見てて腹立ってくる。「それ今言う?」のオンパレード。ちなみに、最後にカバーを割って、外に出れたが、あれは、絶対無理だと思う。姉がほぼ瀕死になってるのを、妹が一人で担いで水面からカバーの上まで姉の体を持ち上げるって普通の人には男でも出来ないと思う。ヘリに掴まって、持ち上げるなら出来なくもないが、水中で人を背負いつつ、水中から高さ50cm位のところにそのまま人を担いで乗せるって、泳ぎながらそんなこと出来ないでしょ。自分で上るならできそうだけど。とにかくこれはひどい映画だ。名言もなかったし。)

 

 

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映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」の感想(ネタバレ)

2018.05.04 Friday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」の感想(ネタバレ)


■監督:フィリップ・マーティン
■出演者:ジョン・トラヴォルタ クリストファー・プラマー タイ・シェリダン ジェニファー・イーリー アンソン・マウント

WOWOWで放送していた映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」を鑑賞。

【映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」のあらすじ】

アメリカ有数の文化都市ボストン。刑務所に服役中の贋作画家レイは、息子のウィルが重いがんにかかっていると知り、限られた大切な時間を彼とともに過ごすべく、暗黒街の大物キーガンに手を回してもらって、刑期より早く出所。その代わりに、ボストン美術館に展示されているモネの名画「散歩、日傘をさす女」を盗む計画の片棒を担ぐはめとなったレイは、早速その贋作製作に取りかかる一方、息子との親子関係の修復に懸命に励む。

WOWOWから引用

【映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」の感想(ネタバレ)】 

 

「アルティメット・サイクロン」のジョン・トラヴォルタが主演した犯罪ドラマ。

 

ジョントラヴォルタの主演作品を見つけたので見てみた。

 

タイトルと副題+ジョントラヴォルタ主演ということからテンポの良さそうな後半に二転三転するような定番の強奪サスペンスモノを期待していたのだが、実際は、ジョントラヴォルタ演じる贋作画家の父親が、服役中にがんで余命短い息子のことを知って、悪人の力を借りて刑期を短縮し、息子との最後の時間を過ごそうというハートフルな内容だ。

 

サスペンスというよりかは、親子関係、家族関係(元詐欺師の祖父含む)の人間ドラマが主テーマで、副題の”最後のミッション”にあたる絵画強奪部分は、それほど力が入ってる訳ではなく人間ドラマ部分に付属するような扱い。

 

なんといっても、がんで余命まもない息子の最後の願い(やりたいこと)を聞き出して、一つ一つ叶えようとする父親(ジョントラヴォルタ)の真摯な姿と、嘘と知りつつ付き合う息子の両方に心を打たれる。

 

全然期待通りのサスペンス作品ではないが、親子の人間ドラマの描写が丁寧で、見てて非常に好感が持てる。

 

ラストの海辺のシーンも息子は衰弱していってるが、まだ死なせないで、映画が終わったところは希望が残っていて良い。あそこで、息子を死なせて映画が終わったら、相当悲しい結末だ。

 

いつかは来る息子の死であるが、映画の中では、あえて描かない判断は良かったと思う。

 

この映画に限らず父親(父親像)としてのジョントラボルタ(実生活も含むキャラクター)の存在は、これほど心強いものはない気がする。個人的に自分がなりたい(憧れる)ベストファーザー(父親像)は意外とジョントラヴォルタかもしれない。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:ジョン・トラヴォルタ主演の良作人情サスペンス。最近のジョントラヴォルタは、あまり大作映画では、その名前を聞かなくなったが、休んでる訳ではなく意外と地味に活動しているようだ。(別に本人は地味に活動してる訳ではないと思うが(笑))以前見た、「アルティメット・サイクロン」からもわかるが、どうも人情系や作品としての価値(メッセージ)が強いものをあえて出演作品に選んでいるように思う。まージェット機を所有するほどお金は持ってるので、いまさら商業映画に出なくてもいいのかもしれないが。シュワちゃんではないが、俳優もある程度年齢が行くと、人情系(親子や家族の絆をテーマにした)の作品に出演したくなるようだ。)

 

 

大事なのは

 

言葉より

 

相手のために何が出来るかだ

 

-?

 

 

人生は短い

 

物事はままならぬ

 

-?

 

 

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映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」の感想(ネタバレ)

2018.05.02 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」の感想(ネタバレ)


■監督:グレッグ・クウェダー
■出演者:ジョニー・シモンズ ガブリエル・ルナ クリフトン・コリンズ・ジュニア フリオ・オスカル・メチョソ

WOWOWで放送していた映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」を鑑賞。

【映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」のあらすじ】

アメリカ・メキシコ国境地帯で働く米合衆国国境警備隊員フローレスと上司ホッブス、新人のデーヴィス。ある日、ホッブスが検問した不審な車が突然逃走、彼は車に引きずられて大けがを負いながらも運転者を射殺し、トランクから1000万ドル相当ものコカインを発見する。大手柄に喜ぶホッブスたちだが、突然デーヴィスが彼らに銃を向ける。彼は犯罪組織に家族を人質に取られ、コカインを無事通過させるよう命じられていたのだ。

WOWOWから引用

【映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」の感想(ネタバレ)】 

 

ハリーポッターのエマワトソンの恋人とも言われる(※現在はわからないが)「私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと」のジョニー・シモンズが主演したサスペンス。

 

前に見たベニチオデルトロの映画「ボーダーライン」が良かったので、こちらの同名映画も見てみた。

 

内容は、コカインを積んだ不審車を止めてしまったことから巻き起こる国境警備隊員らの話。

 

この話の裏では、実は新人の警備隊員が、麻薬カルテルから家族を人質に取られ脅されていた。(※運び屋の車を無事に国境を通すことが条件)

 

不審車を止め、運転手を正当防衛で射殺した後でその事情を知ったことから、他の隊員がその仲間の取り引きを成功させようとカルテルのボスと交渉しようとするのだが…、ストーリー自体はいわゆる麻薬がらみのサスペンス映画として緊張感があって良いのだが、途中途中によくわからない描写(脱線)が入ってきて急に失速する(ダラける)。

 

まず、仲間同士がもみ合いの末撃たれてしまい、さらに事情で病院には行けないということから、警備隊員の一人の知り合いのもとへ行くのだが、そこには医者が居るわけでもなく、ただインディアンっぽい部族?がいて、原始的なまじないのような治療を施されるのみ。

 

助けを求めに行くのはいいが、なぜ、そんな場所にあえて連れていったのか全くよくわからない。まあ一応隊員の唯一の知り合いということだと思うので、それはいいとして、せめて治療の甲斐あってなんとか助かるのならわかるが、結局、助かりもせず、状況が悪くなっただけで振り出しに戻る。※結局は撃たれた仲間はその後死んでしまう

 

ちなみに仲間を撃ってしまった隊員は、銃で部族の人たちを脅したことからか、帰り際にそこの部族のおばさんから呪いの言葉をかけられるという急によくわからない世界観が入る。

 

これまでは、ただの国境警備隊員と麻薬カルテルの対決というわかりやすい話だったのが、急にその集落に立ち寄ったことで、呪いみたいな非科学的な世界観が入ってきて、急に話の方向性がよくわからなくなる。

 

結果的に見ると、呪いをかけられた(そう解釈したとすると)隊員は、最後にカルテルノメンバーから撃たれて死んでしまうので、その女の呪いは効いたということなのかもしれないが、その話は、いらないと思う。

 

また一番の盛り上がりと思う、カルテルとの対決だが、結局、夜中に集団で待ち伏せされ銃撃を受けて、何も出来ずに、負傷して終わり。なんともやりきれない気分の悪い最後。この原因を作った脅されていた新人隊員はそこで撃たれて死んでしまう。

 

唯一、軽傷で命拾いした隊員(フローレス)は、荒野を一人歩き続けるとメキシコからの不法移民のグループとたまたま出会い、なんとか助かる。

 

なぜか、彼を助けたはずのその場に残った一部の不法移民は、彼(フローレス)が逮捕したということにされて、自分を犠牲にしてお縄にかかる。彼らはそのまま強制送還されたと思う。

 

その後、助かったフローレスは、今回の事件について取調べを受けるが、特に何も語らずで、取調べ後にカルテルに対して、大々的な大きな捜査が行われる感じも無く終了。(すでに警備隊の上層部にもカルテルの手が伸びていたから言えなかったのか?その辺も謎。)

 

隊員として復帰したフローレスは、他の新しい部下を伴うと、また荒野を歩き、彼らに仕事について教える…。END

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:最後まで見ても何が言いたいの全くよくわからないサスペンス映画。監督の力量がないのか、脚本自体がもともと悪いのか、いろいろ詰め込みすぎたのか、とにかく謎の映画です。この映画の教訓は一体何なのか。カルテルは謎が多く、根が深く、凶悪。それ位は、別に言われなくてもわかるのだが。だからどうなのかということが特にない。変に儀式的な方向に話を振ってたり、不法移民の実状、またそういう地域に根付いた人間や文化、考え方みたいなものもなんとなく取り入れてるが、どれも結局何が言いたいのかまとめきれていない。その割りに、なんとなく映画の最後だけは、映画に関連するようなメッセージ付きの歌を流して、含みある映画風に仕上げているので、それがまた余計にわからなくなる。個人的この映画の教訓を挙げるとすれば、”見てもよくわからないので見ない方がいい”という感じだろうか。個人的には、ベニチオデルトロの”ボーダーライン”の方が実状もわかるし、内容も数段上ですね。)

 

 

アパッチ族もコマンチ族も

 

土地を巡って争った

 

国境を引いた この土地だ

 

-?

 

 

 

誰でも有り得るさ

 

-?

 

 

風が導いてる

 

-?

 

 

♪解決するための麻薬がない

 

-?

 

 

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