- 2024.02.19 Monday
映画「デスパレート・ラン」の感想(ネタバレ)
映画「デスパレート・ラン」の感想(ネタバレ)
■監督:フィリップ・ノイス
■出演:ナオミ・ワッツ コールトン・ゴッボ アンドリュー・チョーン シエラ・マルトビー ジャクリーン・キング・シラー
映画「デスパレート・ラン」のあらすじ
夫に先立たれ、2人の子どもたちとともに小さな町で暮らすエイミー。ある朝、通学バスに乗り込む小学生の娘エミリーを見送り、登校拒否で自室に引きこもる高校生の息子ノアにコーヒーを差し入れた後、エイミーはランニングへと出発。森の奥をひとりで走っているさなか、彼女は、緊急事態により、地域のすべての学校が封鎖された、という警報をスマホで受信。その後ノアの通う高校で立てこもり事件が起きたことを知った彼女は……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/193630/-/01
【映画「デスパレート・ラン」の感想(ネタバレ)】
「ボーンコレクター」「ソルト」のフィリップノイス監督が「ザ・リング」のナオミワッツ主演で描いたシチュエーションスリラー。
ナオミワッツが出演するシチュエーションモノを見つけたので見てみた。
内容は、ジョギング中に息子の学校で立てこもり事件が発生し、母親がスマホ片手に息子の安否を探るという話。
一切現場の映像を見せず、スマホ(会話)だけで、緊迫した物語を描く作品は、これまでにも結構あったが、大抵は、室内だったり、車内だったり、どこか狭い密室が多かったと思うが、今作は、外をジョギング中に事件が起きる。
しかも、すぐに助けが呼べる(来る)都市ではなく、人通りがほぼ無い田舎(自然公園みたいな)の森林の中というレアな環境設定。
自らも助け(車)が欲しい状況の中、スマホ片手に関係者に電話しまくる。
常に走る描写があるなかで、電話での捜索活動があるので、シチュエーションモノだが、相互に緊張感があって、没入感はある。
また、通常は場所が室内だったりで、変わり映えしない主人公の映像が森や林などの自然の風景の中で描かれているので、閉塞感は無く、かなり解放的。自然の映像だけ見れば、多少癒し系映画ともいえる。
内容はB級映画ではあるが、出演者、監督は有名どころなので、そこそこ製作費があるのか、内容の割に映像の質はかなり綺麗です。
評価 ★★★☆☆ (星3つ)
(まとめ:85分という短さがちょうど良いナオミワッツ主演のシチュエーションスリラー。母親が勝手な行動を取ったり、かなり自己中感だったり、強引さは気になるが、物語としては、テンポは良く、そこそこ楽しめる。最後に息子の銃規制を訴えるメッセージ(事件後に日々ビデオで記録している)が込められていて、実話っぽい雰囲気を多少残してるが(学校での銃撃事件は実際に起きてるが)、特に個別に誰かを模写したそういう情報は無い。気持ちはわかるが、最後は余計かな。)
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