映画「プール(2017)」の感想(ネタバレ)

2018.11.24 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「プール(2017)」の感想(ネタバレ)


■監督:マット・エスカンダリ
■出演者:アレクサンドラ・パーク ノラ=ジェーン・ヌーン ダイアン・ファール トビン・ベル


【映画「プール(2017)」のあらすじ】

結婚を控えた姉ブリーと、そんな姉をねたましく思う妹ジョナ。プールで泳いでいた2人は、閉館時間が迫り、帰り支度を始める。だがブリーの婚約指輪が見つからず、ジョナがプールの底に沈んでいることを発見する。2人が排水溝に引っ掛かった指輪の回収に手間取る間、誰もいないと思った館長はプールのカバーを閉めて帰ってしまった。硬いカバーは動かすことも壊すこともできず、2人は息こそできるが水から出られなくなり……。

WOWOWから引用

【映画「プール(2017)」の感想(ネタバレ)】 

 

 

映画「SAW」の殺人鬼ジグソウ役で有名になったトビン・ベルがチョイ役出演したシチュエーションスリラー。

 

内容は、温水プールの温度を保つために水面の上に被せられる固い強化カバーの内側(水側)に入ったまま外に出れなくなってしまった姉妹の話。

 

プ−ル内に閉じ込められるという今まで見たことがない斬新?なシチュエーションに興味をそそられ見てみたが、内容(ストーリー)がこれまた大分ひどかった(笑)

 

ちなみにシチュエーションとしては、係員の確認不足でたまたま水中に閉じ込められてしまっただけの話なので、誰かが意図的にその状況に追い込んだというような深い事件性のある話ではなかった。

 

なので話としては、ただそこから自力で脱出できれば終わるのだが、自力で出来ることと言ってもプールの底にある排水口の蓋を取ってきて、それで上部のカバーを割ること位。

 

しかし、開始20分位で重くて蓋が取れないという事実がわかり、(妹がグダグダしてることもあるが)、そこから物理的にやることもなくなり急激に話は失速。

 

その後、姉妹のどうでもいいグダグダ話で時間を使うのだが、これがただイライラするだけで、全く面白くない。

 

そして、新たな展開として、清掃員が登場。

 

しかし、その清掃員が彼女らを意図的に助けないという、ひどい裏切り設定。

 

普通こういう脱出モノ作品は、近くまで来たけど彼女らに気づかないニアミス的なことはあっても、誰かががっつり見つけてくれればそれで助かるのが普通だがこの作品では、そこを強引に裏切っていく。

 

ただ、裏切るのはいいが、その動機がしょぼい。

 

自分が元受刑者でお金もなく、不幸だから、プールで調子に乗ってる姉妹を見て、嫉妬と妬みから、あえて助けないという。

 

嫉妬と妬みから意図的に助けたくない。

 

なんだこのしょぼい理由は。

 

しかし、この作品では、このしょぼさにさらに上書きがある。

 

彼女たちの危機的状況を利用して、彼女達にさらに金を要求し始める。(※銀行口座の暗証番号を要求する)

 

コイツは、人間としてどうなんだ(笑)

 

最悪、彼女達の貴重品を盗んでその場から立ち去る。

 

ここまでなら、なんとなく魔が差したという理由で悪人だが、情状酌量の余地はあるし、理解できなくもない。

 

だが、危機的状況の彼女らにその状況の不利さを利用して、さらに金を要求する。

 

もう意味がわからない。

 

個人的に、ほぼ面識のない他人に対して、無計画で必要以上のいじわるが故意に出来ること(精神)が全く理解できない。

 

例えば、姉妹と実は知り合いで、幼少期にひどいいじめに合ってたとか、彼女たちと何か繋がりがあって、その延長線上で、この機会にその恨みを晴らそうと意地悪したい気持ちが出たとかなら、まだ理解できなくもないが、清掃員と姉妹は全くの他人同士(特に情報はない)。過去にプールを利用した時に、いざこざが合ったという訳でもない。

 

こんな薄い人間関係なのに、こんな長時間のいじわる行為ができることが、ホントに気持ち悪い(笑)

 

なんというかこの作品は、とにかく精神的に気持ちの悪いことの連続だ。

 

そもそも銀行の金(暗証番号)を要求するのはいいけど、結局後で、金を引き出す時に防犯カメラに映るから、彼女たちが死んだとしても、金が引き出されてたらすぐに身元バレると思うんだけど、そういう頭も働いていないところもバカなのかなんなのか。

 

精神的な気持ち悪さにプラスで頭も悪い。ホントにどうしようもない。

 

こんな役柄設定絶対演じたくも無い。だって共感もへったくれもない(笑)

 

さらに付け加えると、そんな清掃員だが、なんだかんだ話し合った挙句、説得に応じて助けてもらえるようになるが(ちょっと気が変わる)が、カバーの開閉用の暗証番号が変わってしまって開けられないから、”やっぱり助けられない”と言って、なぜか騒ぎ始める。

 

じゃあ警察か誰か別の人呼んでくれば済む話だと思うが、めんどうに巻き込まれたくないという理由で、パニックになって現場から急に逃亡する。

 

またしてもバカ過ぎて行動がよくわからない。

 

ちなみに姉妹は、なんとか自力で排水溝の蓋を外し(やっぱり外せんのかよ)カバーを割って、脱出に成功するが、助かったのもつかの間、あの清掃員がまた戻ってきて、今度は彼女らに銃を向ける。

 

やっぱり彼女達に生きてもらっては自分がしたことがバレる可能性があり困るからだという。

 

じゃあなんでさっき一回逃げたんだよ。計画性が無さ過ぎだろ。

 

今を生き過ぎだろ。

 

コイツはホントにアホ(笑)

 

すべてが、その場しのぎの行動ばっかり。今を生き過ぎ!

 

ここまで人間アホになったらもう死んだほうがいい(笑)

 

ちなみに、姉妹はそこでもなんとか清掃員を説得して、彼女を罪に問わないから、その場から逃げるよう促し、清掃員はどっかに消えて姉妹は、無事生還する。めでたしめでたし…end

 

一応生還できたのでハッピーエンドになるかと思うが、いや、アイツを逮捕しろよ。全然ハッピーエンドでもなんでもない。

 

あんなヤツを社会に放流しとくなよ。危険過ぎるだろ。

 

アイツにもなんらかの罪があるだろう。

 

そもそもアイツが来た時点で普通にカバー開けてくれてたら、何もなく済んだ話だろ。この映画。

 

なんとなく情を優先したみたいな、いい感じの終わり方にしてるけど、ほとんどの原因はアイツだからね。

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:プールよりもアホな清掃員が大活躍のスリラー。今まで清掃員のダメさを書きなぐったが、実は、姉妹のやりとりも見ていて大分イライラする。特に妹のマイナス思考は、見てて腹立ってくる。「それ今言う?」のオンパレード。ちなみに、最後にカバーを割って、外に出れたが、あれは、絶対無理だと思う。姉がほぼ瀕死になってるのを、妹が一人で担いで水面からカバーの上まで姉の体を持ち上げるって普通の人には男でも出来ないと思う。ヘリに掴まって、持ち上げるなら出来なくもないが、水中で人を背負いつつ、水中から高さ50cm位のところにそのまま人を担いで乗せるって、泳ぎながらそんなこと出来ないでしょ。自分で上るならできそうだけど。とにかくこれはひどい映画だ。名言もなかったし。)

 

 

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映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」の感想(ネタバレ)

2018.05.04 Friday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」の感想(ネタバレ)


■監督:フィリップ・マーティン
■出演者:ジョン・トラヴォルタ クリストファー・プラマー タイ・シェリダン ジェニファー・イーリー アンソン・マウント

WOWOWで放送していた映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」を鑑賞。

【映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」のあらすじ】

アメリカ有数の文化都市ボストン。刑務所に服役中の贋作画家レイは、息子のウィルが重いがんにかかっていると知り、限られた大切な時間を彼とともに過ごすべく、暗黒街の大物キーガンに手を回してもらって、刑期より早く出所。その代わりに、ボストン美術館に展示されているモネの名画「散歩、日傘をさす女」を盗む計画の片棒を担ぐはめとなったレイは、早速その贋作製作に取りかかる一方、息子との親子関係の修復に懸命に励む。

WOWOWから引用

【映画「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」の感想(ネタバレ)】 

 

「アルティメット・サイクロン」のジョン・トラヴォルタが主演した犯罪ドラマ。

 

ジョントラヴォルタの主演作品を見つけたので見てみた。

 

タイトルと副題+ジョントラヴォルタ主演ということからテンポの良さそうな後半に二転三転するような定番の強奪サスペンスモノを期待していたのだが、実際は、ジョントラヴォルタ演じる贋作画家の父親が、服役中にがんで余命短い息子のことを知って、悪人の力を借りて刑期を短縮し、息子との最後の時間を過ごそうというハートフルな内容だ。

 

サスペンスというよりかは、親子関係、家族関係(元詐欺師の祖父含む)の人間ドラマが主テーマで、副題の”最後のミッション”にあたる絵画強奪部分は、それほど力が入ってる訳ではなく人間ドラマ部分に付属するような扱い。

 

なんといっても、がんで余命まもない息子の最後の願い(やりたいこと)を聞き出して、一つ一つ叶えようとする父親(ジョントラヴォルタ)の真摯な姿と、嘘と知りつつ付き合う息子の両方に心を打たれる。

 

全然期待通りのサスペンス作品ではないが、親子の人間ドラマの描写が丁寧で、見てて非常に好感が持てる。

 

ラストの海辺のシーンも息子は衰弱していってるが、まだ死なせないで、映画が終わったところは希望が残っていて良い。あそこで、息子を死なせて映画が終わったら、相当悲しい結末だ。

 

いつかは来る息子の死であるが、映画の中では、あえて描かない判断は良かったと思う。

 

この映画に限らず父親(父親像)としてのジョントラボルタ(実生活も含むキャラクター)の存在は、これほど心強いものはない気がする。個人的に自分がなりたい(憧れる)ベストファーザー(父親像)は意外とジョントラヴォルタかもしれない。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:ジョン・トラヴォルタ主演の良作人情サスペンス。最近のジョントラヴォルタは、あまり大作映画では、その名前を聞かなくなったが、休んでる訳ではなく意外と地味に活動しているようだ。(別に本人は地味に活動してる訳ではないと思うが(笑))以前見た、「アルティメット・サイクロン」からもわかるが、どうも人情系や作品としての価値(メッセージ)が強いものをあえて出演作品に選んでいるように思う。まージェット機を所有するほどお金は持ってるので、いまさら商業映画に出なくてもいいのかもしれないが。シュワちゃんではないが、俳優もある程度年齢が行くと、人情系(親子や家族の絆をテーマにした)の作品に出演したくなるようだ。)

 

 

大事なのは

 

言葉より

 

相手のために何が出来るかだ

 

-?

 

 

人生は短い

 

物事はままならぬ

 

-?

 

 

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映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」の感想(ネタバレ)

2018.05.02 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」の感想(ネタバレ)


■監督:グレッグ・クウェダー
■出演者:ジョニー・シモンズ ガブリエル・ルナ クリフトン・コリンズ・ジュニア フリオ・オスカル・メチョソ

WOWOWで放送していた映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」を鑑賞。

【映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」のあらすじ】

アメリカ・メキシコ国境地帯で働く米合衆国国境警備隊員フローレスと上司ホッブス、新人のデーヴィス。ある日、ホッブスが検問した不審な車が突然逃走、彼は車に引きずられて大けがを負いながらも運転者を射殺し、トランクから1000万ドル相当ものコカインを発見する。大手柄に喜ぶホッブスたちだが、突然デーヴィスが彼らに銃を向ける。彼は犯罪組織に家族を人質に取られ、コカインを無事通過させるよう命じられていたのだ。

WOWOWから引用

【映画「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」の感想(ネタバレ)】 

 

ハリーポッターのエマワトソンの恋人とも言われる(※現在はわからないが)「私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと」のジョニー・シモンズが主演したサスペンス。

 

前に見たベニチオデルトロの映画「ボーダーライン」が良かったので、こちらの同名映画も見てみた。

 

内容は、コカインを積んだ不審車を止めてしまったことから巻き起こる国境警備隊員らの話。

 

この話の裏では、実は新人の警備隊員が、麻薬カルテルから家族を人質に取られ脅されていた。(※運び屋の車を無事に国境を通すことが条件)

 

不審車を止め、運転手を正当防衛で射殺した後でその事情を知ったことから、他の隊員がその仲間の取り引きを成功させようとカルテルのボスと交渉しようとするのだが…、ストーリー自体はいわゆる麻薬がらみのサスペンス映画として緊張感があって良いのだが、途中途中によくわからない描写(脱線)が入ってきて急に失速する(ダラける)。

 

まず、仲間同士がもみ合いの末撃たれてしまい、さらに事情で病院には行けないということから、警備隊員の一人の知り合いのもとへ行くのだが、そこには医者が居るわけでもなく、ただインディアンっぽい部族?がいて、原始的なまじないのような治療を施されるのみ。

 

助けを求めに行くのはいいが、なぜ、そんな場所にあえて連れていったのか全くよくわからない。まあ一応隊員の唯一の知り合いということだと思うので、それはいいとして、せめて治療の甲斐あってなんとか助かるのならわかるが、結局、助かりもせず、状況が悪くなっただけで振り出しに戻る。※結局は撃たれた仲間はその後死んでしまう

 

ちなみに仲間を撃ってしまった隊員は、銃で部族の人たちを脅したことからか、帰り際にそこの部族のおばさんから呪いの言葉をかけられるという急によくわからない世界観が入る。

 

これまでは、ただの国境警備隊員と麻薬カルテルの対決というわかりやすい話だったのが、急にその集落に立ち寄ったことで、呪いみたいな非科学的な世界観が入ってきて、急に話の方向性がよくわからなくなる。

 

結果的に見ると、呪いをかけられた(そう解釈したとすると)隊員は、最後にカルテルノメンバーから撃たれて死んでしまうので、その女の呪いは効いたということなのかもしれないが、その話は、いらないと思う。

 

また一番の盛り上がりと思う、カルテルとの対決だが、結局、夜中に集団で待ち伏せされ銃撃を受けて、何も出来ずに、負傷して終わり。なんともやりきれない気分の悪い最後。この原因を作った脅されていた新人隊員はそこで撃たれて死んでしまう。

 

唯一、軽傷で命拾いした隊員(フローレス)は、荒野を一人歩き続けるとメキシコからの不法移民のグループとたまたま出会い、なんとか助かる。

 

なぜか、彼を助けたはずのその場に残った一部の不法移民は、彼(フローレス)が逮捕したということにされて、自分を犠牲にしてお縄にかかる。彼らはそのまま強制送還されたと思う。

 

その後、助かったフローレスは、今回の事件について取調べを受けるが、特に何も語らずで、取調べ後にカルテルに対して、大々的な大きな捜査が行われる感じも無く終了。(すでに警備隊の上層部にもカルテルの手が伸びていたから言えなかったのか?その辺も謎。)

 

隊員として復帰したフローレスは、他の新しい部下を伴うと、また荒野を歩き、彼らに仕事について教える…。END

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:最後まで見ても何が言いたいの全くよくわからないサスペンス映画。監督の力量がないのか、脚本自体がもともと悪いのか、いろいろ詰め込みすぎたのか、とにかく謎の映画です。この映画の教訓は一体何なのか。カルテルは謎が多く、根が深く、凶悪。それ位は、別に言われなくてもわかるのだが。だからどうなのかということが特にない。変に儀式的な方向に話を振ってたり、不法移民の実状、またそういう地域に根付いた人間や文化、考え方みたいなものもなんとなく取り入れてるが、どれも結局何が言いたいのかまとめきれていない。その割りに、なんとなく映画の最後だけは、映画に関連するようなメッセージ付きの歌を流して、含みある映画風に仕上げているので、それがまた余計にわからなくなる。個人的この映画の教訓を挙げるとすれば、”見てもよくわからないので見ない方がいい”という感じだろうか。個人的には、ベニチオデルトロの”ボーダーライン”の方が実状もわかるし、内容も数段上ですね。)

 

 

アパッチ族もコマンチ族も

 

土地を巡って争った

 

国境を引いた この土地だ

 

-?

 

 

 

誰でも有り得るさ

 

-?

 

 

風が導いてる

 

-?

 

 

♪解決するための麻薬がない

 

-?

 

 

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映画「追跡車」の感想(ネタバレ)

2017.11.16 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「追跡車」の感想(ネタバレ)



■監督:ドミニク・ジェームズ
■出演者:カリーヌ・ヴァナッス/セバスティアン・ユベルドー/ピーター・ミラー/エドウィン・ホセ・フェルナンデス・コリャド/ソフィー・カデュー

WOWOWで放送していた映画「追跡車」を鑑賞。

【映画「追跡車」のあらすじ】

カナダに住む女性写真家のステファニー。近ごろは何かと仕事で忙しく、すれ違いが続いていた恋人のエリックと関係を修復すべく、2人は久々に休暇を取って異国のサンチアゴを訪れる。ところが、その地で観光ドライブ中、ふと立ち寄ったサービスエリアで、ステファニーは、キャデラックに乗った女性が後続のトラックの運転手と激しく口論する様子を目撃。その後、今度は2人の乗る車がトラックに執拗に追い回されるようになって…。

WOWOWから引用

【映画「追跡車」の感想(ネタバレ)】  

ハリソンフォード主演の「ブレードランナー」の続編にあたる「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が2011年に発表したカナダ産のB級サスペンス。

カーアクションぽいタイトルに惹かれてみてみた。

後から知ったが、この映画の監督は、ベニチオデルトロの殺し屋役が印象に残る「ボーダーライン」(2015年)の監督だったようだ。現在では、それらが評価されたのか、話題の「ブレードランナー」の続編の監督も担当しているようだ。

さて、その監督の2011年のこの「追跡車」だが、原題は「Angle mort」で英語訳では直訳が出てこず、フランス語だと出てきて、「盲点(デッドアングル)」という意味らしい。あんまり邦題の「追跡車」とは関係ない感じだ。

実際、内容を見てみると、主人公たちが犯人に車で追いかけられるので”追跡車”と言えばそうなのだが、だからといって激しいカーアクションが展開する訳でもない。ただ追いかけてくるだけ。もしワイルドスピード的な激しいカーアクションを想像して見ると、なんだこれ感はある。

”追跡車”というよりか、”追跡者”という感じの方がニュアンスが近くて、頭のおかしい犯人がただ車で執拗に追いかけてくる話だ。

ちなみに、犯人に襲われる被害者に共通してるのが、飲酒運転していること。なので犯人の動機には、過去にその辺が絡んでいるものと思われるが(飲酒運転の車に巻き込まれて顔を大ヤケド)、最後まで見ても、なんだかわかったような、わからないようなあやふや感。説明が少ない。

とりあえず、犯人の顔に大ヤケドの痕があること、被害者は、焼死させられていること。最後に、彼(犯人)の自宅には、彼の娘らしい若い女性が保存されていて、その女性の顔も大ヤケドを負っていたということがわかるのだが。

まー動機については、飲酒運転する人間を狙っていることから、すでに想像はついてるので、最後に女性の件を見せられたところで、想像の範囲内でしかない。犯人の執念さの動機がより強くなっただけといえる。

ちなみに、最後は、犯人はきっちり死んだはずだが(解決済み)、田舎で休暇を楽しむ主人公たち夫婦のもとに、どこからか走ってきた謎の車のエンジン音(車は見せない)が近づき響き渡っていて、まだ実は終わってないのでは?といわんばかりの、スリラー的なおどろおどろしい感じのラストで終わっている。

このラストだが、もう「う〜ん」というしかない。

そもそも主人公たちは、たまたま現場にいて巻き込まれてしまっただけで、飲酒運転してた訳ではないので(※たしか、コーヒーは飲んでたけど)、犯人から執拗に追いかけられる理由付け(動機)が非常に弱い。

なので、何か主人公たちがある一線を越えてしまったために犯人から執拗に狙われてしまう、ラストサマー(的なもの(去年の夏にお前らが何をしたか知っている)とはやや趣旨が違う。なので、最後に実はまだ事件は終わってはいない?という定番の恐怖演出で終わるのは、全く筋違いだろう。

この映画の主人公たちにしたら、車のエンジン音に過度に反応してるだけの内面の勘違いの類(シーン)でしかないのだ、そこをおどろおどろしく持ち上げた演出で見せてるだけ。もしあのラストの後にシーンが続いていたら、夫婦お互いが顔を見合わせて、ただの勘違いか、を確認するだけだと思われる。

もし仮に継続性があり、誰かしらが犯人の意図を引き継いで彼らを再び襲いに来たパターンがあったとして、主人公たちにとっては、「え?なんで?」でしかない。なぜなら彼らはただの観光客の一人でしかなく、犯人が襲う条件(飲酒運転)を特別満たしているわけではないからだ。

ここには一応ルールがある。この映画は、もともとそこからスタートしている。飲酒運転の車を襲うという。

もしこの最後の恐怖演出を肯定するなら、主人公たちが数ヵ月後か、調子に乗って酒を飲んだまま車を運転してしまった時に、このトラウマが思い出されるのならまだわかる。とはいってももともと条件を満たしてないのに巻き込まれて襲われてしまった主人公たちなので、ここのルールすらもあやふやでしかない。

こういうホラーサスペンスは、きっちりルールを構築してもらはないと何が本当の恐怖なのかわからない。ちなみに個人的には、スピルバーグの「激突」はやはり優れていて、犯人が車を降りずに襲うのは、ある種の恐怖がしっかりある。

しかし、この映画は、追跡車と言いつつ(邦題だが)、犯人は普通に車を降りて、対象者を普通に手を下して(しかもバッドで)殺害するので、もう車関係なくなってしまっているし、殺害方法も、普通で、謎がほとんどない。動機のみ。

なぜこんな犯人が一向に捕まらないのか、そこが一番の謎でもある。

この映画を見て、誰もが一瞬、”犯人、車から降りちゃうんだ”と思ったはずだろう。

やはり、車から降りずに対象者をじわじわ襲うというのが、こういう映画(世界観)のある種の定番かなと思う。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(まとめ:タイトル名から想像する趣旨と異なり、犯人が車から降りちゃうツッコミどころ多いB級サスペンス。この映画、見どころはあまりないが、主人公の女性が脱いでいたのと(エロ提供)、途中にブラ丸出しのわかりやすいヤラレ役のセクシーな女性がいたので、★をひとつ追加しておきます。今回は、やはりというか、映画の中で書きとめたいような、セリフ(名言や教訓)はひとつもありませんでした。そりゃそうだろう。)


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映画「極悪の流儀」の感想(ネタバレ)

2017.10.21 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「極悪の流儀」の感想(ネタバレ)



■監督:ウィリアム・モナハン
■出演者:ギャレット・ヘドランド/オスカー・アイザック/ルイーズ・ブルゴワン/マーク・ウォールバーグ/ウォルトン・ゴギンズ

WOWOWで放送していた映画「極悪の流儀」を鑑賞。

【映画「極悪の流儀」のあらすじ】

若くして名声と成功を手に入れ、ハリウッドの豪邸で優雅な生活を送りながらも、退屈と憂鬱を持て余すトム。ある日、ふと衝動的にモハーヴェ砂漠へとひとり出向いた彼は、その晩、キャンプをしているところで、謎めいた流れ者の男ジャックと出会う。ジャックは不意にトムを襲おうとするが、格闘の末にトムは彼を撃退。さらにもうひと波乱あった後、トムは自宅へ逃げ帰るが、ジャックはストーカーのごとく彼の後をつけ回し…。

WOWOWから引用

【映画「極悪の流儀」の感想(ネタバレ)】  


ハリウッドリメイク版「ディパーテッド」でアカデミー脚色賞に輝いたウイリアム・モナハンが監督し、「トロン: レガシー」のギャレット・ヘドランドと「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のオスカー・アイザックの共演で描いたサスペンス。

「極悪の流儀」という反社会的なタイトルに惹かれて見てみた。

内容は、砂漠でたまたま出会った二人が、ちょっとした誤解から殺伐な関係になり、砂漠を離れてからもその怨根は消えず殺し合いへと発展する…という話。

なかなかのタイトルで期待値は高いが、実際見てみると、極悪の流儀と言うほど、何かヤクザの仁義、道義みたいなわかりやすい暗黙のルール(やり口)が存在しているようなものではなく、結果的にそのようなオチになったといった感じの方が近いかなと思う。お互いが悪い(悪そうな)人間であることは、たしかだが。

ちなみに、もともとの原題は、「Mojave」でモハーヴェ砂漠の地名のモハーヴェ(Mojave)がタイトルにされていて、砂漠という場所がテーマである。極悪の流儀とかはたぶんどうでもいい。砂漠から付随したものだ。

劇中でも砂漠にまつわるキリストの話などが出てくるが、この映画で言いたいことは、砂漠という場所が人間に与える影響のことだろうと思う。砂漠で出会い、のちに付け狙ってくる放浪者(ジャック)という存在は、主人公トムの内面の一部(葛藤)であったという見方もできなくない。

生きがいを失っていた状態から、砂漠で出会ったジャックの存在を通して、ゆはりなんとしも生きるべきだという、生への執着を強く持つようになったという話である。それが行動的な悪を生んでも。

結果的には、すべての人間のどんな悩みであれ、結局のところジャックのセリフでも語られているが、”生きるべきか、死ぬべきか”という、シンプルな選択へと帰結するというものだろう。


評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:邦題タイトルほどの期待はないが、監督の思想は強く注ぎ込まれてる男の熱いドラマ。WOWOWのあらすじでは、ジャックが不意にトムを襲おうとするがと書かれているが、個人的には、襲うとしてはいないと思う。不審者ではあるが。ここの初対面での男同士の感覚は、女性には理解できないものだと思うが、男というのは、特に不良的な素質を持つ者同士が、対峙した場合分けのわからない人間的な緊張感がそこに生まれることがある。特にどちらも折れようとしない人間が二人揃えば、急に理由もなく警戒心から殴り合いに発展してしまうことが現実に起きることがある。サルとかゴリラとかの縄張り争いを想像するとわかりやすいかもしれないが、この映画の発端は、まさにそういうことから始まっているところが意外と面白い。もちろんアメリカの銃社会が、よりそこの緊張感(誤解)を増大させていることは、言うに及ばずだが。)


ローンを払って

税金を滞納したらどうなる?

家は政府からの借家さ


-?



キリストの場合

別の姿の自分と対話したんだ

”悪魔”だよ


-?


キリストは送り出された

T・E ロレンスは

砂漠を”宗教の窯”と

孤独な男が砂漠でイカレちまい

宗教を見出す

キリストも砂漠で

自分自身と実際に語り合った


-?

何事も

”生きるべきか 死ぬべきか”さ

周りに何もないから

仕方ない そう考える


-?

法廷とは

どちらの作り話が

もっともらしいか

決める場所なんだ


-?


交渉の時

先に数字を言ったら負けだ


-?

観客にどう見えるかが

何より大事だ


-?



バーナードショーは、

”真の芸術家は70歳(90歳)の祖母にも生活費を

稼がせる”と


-?


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映画「クライム・スピード」の感想(ネタバレ)

2017.09.09 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「クライム・スピード」の感想(ネタバレ)



■監督:サリク・アンドレアシアン
■出演者:ヘイデン・クリステンセン/エイドリアン・ブロディ/ジョーダナ・ブリュースター/トリー・キトルズ/アリウネ・“エイコン”・チアム

WOWOWで放送していた映画「クライム・スピード」を鑑賞。

【映画「クライム・スピード」のあらすじ】

過去に犯した罪を悔い改め、自動車修理工として真っ当な人生を歩み始めたジェームズ。かつての恋人エミリーとも再会し、ようやくよりを戻しかけた矢先、彼を悪の道に引きずり込んだ兄のフランキーが、10年間の服役を終えてジェームズの前に再び姿を見せる。兄との関係を断とうとするジェームズだったが、フランキーは刑務所内で知り合った連中と銀行強盗の犯罪計画を練り、ジェームズもやむなくその片棒を担ぐはめとなる。

WOWOWから引用

【映画「クライム・スピード」の感想(ネタバレ)】  

スティーヴ・マックィーンの映画「セントルイス銀行強盗」(1959)を、「スター・ウォーズ エピソード2」のヘイデン・クリステンセンと「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ共演で再映画化したというクライムアクション。

最近見なかったアナキン役のヘイデン・クリステンセンが出演してたので見てみた。

もともとの原作?映画は知らずに見始めたが、内容は、銀行強盗モノで出所してきた悪い兄に誘われ、知らずに犯罪計画へと巻き込まれていく弟の話。

これ普通に見たらそんなに悪くない犯罪アクション作品だと思うが、やや過剰な兄弟愛演出設定により、う〜ん…という感じがしなくもない。

その原因は、ヘイデン・クリステンセンとエイドリアン・ブロディという二枚看板だろう。

弟のヘイデンクリステンセンは良いとして、その兄役を演じてるのが、クセのある演技派?のエイドリアンブロディ。

ちなみにエイドリアンブロディに普通のよくあるような役柄を演じさせては、あまり意味がないと思ったのかはわからないが、普通の正統派の悪役兄貴キャラでなく、ダメすぎる弟想いの兄(ケツ穴歯磨き粉兄貴)というちょっとややこしい(ふざけた)人間味のある設定が乗っかっている。※原作映画との比較や忠実度は見てないのでわからないが。

このダメ過ぎる兄という設定が、エイドリアンブロディに妙な熱演?をさせている。あえて熱演をさせていると言いたい。

なんというかこのタイプの映画で、そこまで兄弟愛、または熱演は必要ないな…とそういう気がしてしまう。

これは完全に自分が求めるこの映画に対するこうあって欲しいと期待するラストと、製作者が見せたい部分(やりたいところ)の不一致がそう感じさせているのだろうけど。

個人的にはとにかく、このエイドリアンブロディの兄貴が最後、足を引っ張っていてただただ邪魔でしかない(笑)

見ていてイライラするのだ。

この映画、このダメな兄貴が最後に足を引っ張る兄弟愛(そして弟のために死ぬ部分)が、この映画の見せ場としてるのだが、こちらとしては、そういうのは特に期待していない。ただ単純に兄弟が銀行から無事に脱出し、上手いことハッピーエンドであればそれでいい。その類(レベル)の映画で全然良い内容なのだ。

ちなみに最後は、兄貴が身を捨てることで、弟は警察の包囲網から一人脱出に成功し、ハッピーエンド?となるが、これも後でしっかり調べれば(人質に聞き込みすれば)すぐに彼が実行犯の一人だったとわかるだろうし、そうなれば顔が指名手配されてのちのち捕まるだろう。そう考えると全然ハッピーエンドでもなんでもないラストなのだ。疑惑が解けるということも無いし。

そもそもこの弟、最初こそ兄貴に巻き込まれた形で共犯になってしまっているが、それ以降は、ほぼ実行犯の一人として普通に活動している。自分の居場所を受け入れてからは、普通に盗難車に乗ってたりするし。

こういう類の映画は、主人公の弟は、ほぼ法的に無実である、または誤解の範囲(犯罪を犯してはいるが、もっと大きな正義(善)のためのしょうがない行動)で、客観的に後で取り返しが効くような感じでなくてはいけないと思う。

その最低限の倫理姿勢が弱いからか、最後のラストもただ、犯罪者が一人逃げただけのような、あまり共感ができない終わり方に見えてしまう。逃げるためとは言え、救急隊員を殴ったらダメでしょ。

クライムスピード(犯罪に走る、犯罪が加速する?)というタイトルが狙いなのなら、それはそういうことなのかもしれないが、見終わって、ほとんど共感ができなくなるのはどうなんだろう。



評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(まとめ:エイドリアン・ブロディが必要以上に熱演してしまったクライムアクション。ちなみにこの映画唯一の見どころが、理想の高い?強盗計画の黒人リーダーで、ちょいちょい興味深いセリフを言って、こちらに期待をもたせてくれるのだが、いざ現場で活動すると大して見せ場なく、あっさり銃殺されてしまう。なんなんだろこれ。この映画は、どっちにしても微妙な話ですね。)


トマスジェファソン

彼は今の状況を予期して

銀行と闘った

ケネディは闘って殺された


-?


ジェファソンは

”銀行は軍より危険”と

”どの世代も革命を必要とする”とも


-?



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映画「ロスト・バケーション」の感想(ネタバレ)

2017.05.25 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ロスト・バケーション」の感想(ネタバレ)



■監督:ジャウマ・コレット=セラ
■出演者:ブレイク・ライヴリー/オスカー・ジャネーダ/ブレット・カレン/セドナ・レッグ/

WOWOWで放送していた映画「ロスト・バケーション」を鑑賞。

【映画「ロスト・バケーション」のあらすじ】

医学生ナンシーは休暇を利用し、亡き母に教えてもらった秘密のビーチを訪れる。父や幼い妹の世話、医師になるための勉強漬けの日々から解放され、思い切りサーフィンを楽しむナンシー。だが、彼女を1匹の人食いザメが襲う。足を負傷し、大量に出血しながらも無我夢中で近くの岩場にたどり着いたナンシーは、自分が絶望的な状況に追い込まれたことを知る。恐怖にさらされながらも、彼女は生き残るためのプランを練るのだが……。

WOWOWから引用

【映画「ロスト・バケーション」の感想(ネタバレ)】

リーアムニーソンが主演した「ラン・オールナイト」のジャウマ・コレット=セラ監督がTVドラマ「ゴシップガール」のブレイクライヴリーを主演に迎えたサスペンススリラー。

サメの新しい映画を見つけたので見てみた。

内容は、サメ映画というだけでほぼ説明する必要はないけど、海上でサメに襲われて岩場で身動きが取れなくなってしまったサーファー女性の話。

ワンシチュエーションモノ(ほぼ海のみ)で基本、サメとヒロイン(一人芝居)しか出てこないので、これといって言うことはないが、とりあえずヒロインのおけつがセクシーなのと、サメのCGの完成度が意外と高く、本物っぽく見えるところは見どころでしょう。

画力というか、映像の力感(吸引力)はかなりあり、サメ映画としてのクオリティは結構高いです。

ただ、結局サメがテーマのパニック映画の域は出ないので、作品としてそれ以上の伸びしろは無い。一応、脱出できてハッピーエンド?なので、後味の悪さが残らないのも良い。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:サメ映画好きとヒロインのブレイクライブリーが好きな方向けのサメ映画。ストーリーと直接関係ないが、最初にサメが出たこのビーチの名前を現地の人がなぜか言わない(教えない)まま話が進んでいくのだが、なにかしらその理由(オチ)が用意されてるのかと思ってたら、結局最後までその理由や名前は明かされず、無いものとして終わっていた。実はたまたまだけど、サメが出るビーチという訳でもない。こういう意味不明のフラグ(フリ)を立てるのは辞めて欲しい。撮影(ロケ)場所のビーチに気を使ってるのか、それとも放送禁止の名前がついてるから言えないのか、またサーファーだけが知ってるローカルなやりとりなのかわからないが、結局、一般人にとっては、謎のまま終わるってのはどうなのか。見終わった後すごい気持ち悪い。)


ビーチの名前は?

-?


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映画「ナイトクローラー」の感想(ネタバレ)

2017.04.07 Friday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ナイトクローラー」の感想(ネタバレ)



■監督:ダン・ギルロイ
■出演者:ジェイク・ギレンホール/レネ・ルッソ/リズ・アーメッド/ビル・パクストン/アン・キューザック/

WOWOWで放送していた映画「ナイトクローラー」を鑑賞。

【映画「ナイトクローラー」のあらすじ】

ロサンゼルスの街で、学歴もコネもないまま孤独に生きてきたルイス。ある晩、交通事故現場を通りかかって、事件や事故報道のスクープ映像を売り物にする報道パパラッチの存在を知り、興味を覚えた彼は、ビデオカメラと無線傍受機を手に入れると、自らも「ナイトクローラー」として活動し始める。次第にそのコツを覚えたルイスは、ある晩、凶悪犯罪の事件現場にひそかに忍び込み、極上の特ダネ映像を撮影するのに成功するのだが…。

WOWOWから引用

【映画「ナイトクローラー」の感想(ネタバレ)】


ジェイク・ギレンホール主演のサスペンスドラマ。

ジェイク・ギレンホールが鬼気迫る演技をしてるらしいということで見てみた。

内容は、深夜の事件や事故を扱う報道カメラマンの話で、誰よりも特ダネの映像を収めることを望むあまり、次第に犯罪スレスレ(不法侵入はすでに犯罪だけど)、倫理的に完全に逸脱していく姿を描くというもの。

殺人現場やカーチェイス、銃撃戦などかなりショッキングな映像が紹介されていて、映画とはいえかなり衝撃的な映像(の見せ方や演出をしていて)ではあるのだが、その事実から一旦離れ、現場でカメラワークを意識して、一人でいろいろ考え、準備している撮影者(ジェイクギレンホール)の姿だけを持ち上げて見てしまうと、一生懸命やってる姿が妙に面白く見える空気感がある。

ちょうど、すべらない話で、宮川大輔が姉が風呂に入ってるのを外からビデオカメラで一生懸命撮っていたという話があるが、あの実際の現場映像の延長がこれなんじゃないかと思ってみると、結構笑えてくる。

事故現場の死体を引きずって移動したり、やってることは、全然違うのだが、良い映像を取りたいというピュアな心?は同じだからだ。

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(まとめ:宮川大輔の姿さえチラチラしなければ、なかなかショッキングなサスペンス。ジェイク・ギレンホールの演技もそんなヤツいそうという、内に秘める人の闇を持ってる感じがよく出ている。自分の中ではその行為に正当性があると本当に思い込んでいるが、客観的に見ると大きくズレている。そのズレが、妙な人間の怖さがある。)



恐怖(FEAR)とは何だと?

”本物に見える偽の証拠”(FEAR)


-?


友達は自分自身へ対する

贈り物だろ


-?

君は僕の交渉術を学び

僕に向けて使った

必ずまたやる

そうだろ


-?


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映画「タイムリミット(2014)」の感想(ネタバレ)

2017.02.04 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「タイムリミット(2014)」の感想(ネタバレ)



■監督:ミカエル・サロモン
■出演者:ディラン・マクダーモット ピーター・ファシネリ ユーリヤ・スニギル デヴィッド・マクナリー アンドレイ・イフチェンコ ミラン・マリシック

WOWOWで放送していた映画「タイムリミット(2014)」を鑑賞。

【映画「タイムリミット(2014)」のあらすじ】

ニューヨーク。恋人とカフェにいたはずのロバートは、トイレで襲われ、気付くと大型冷凍コンテナに監禁されていた。やがてロシア人ギャングたちが現われ、彼をさんざん痛めつけた揚げ句、組織の金800万ドルを返せという。ロバートは人違いと訴えるが、ギャングたちはまったく耳を貸さない。再び極寒の中に閉じ込められた彼は、物陰で気絶していた半死半生の男を見つける。男は、潜入捜査が発覚して私刑に遭った刑事サムだった。

WOWOWから引用

【映画「タイムリミット(2014)」の感想(ネタバレ)】


TVドラマ「ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル」のディラン・マクダーモットが主演したシチュエーションスリラー。

シチュエーションモノを見つけたので見てみた。

ラスト以外ほぼ冷蔵庫の中で繰り広げられる話だが、一応、ラストには、どんでん返しが用意されているのだが、ただ、このオチに関しては、騙された〜という感じではなく、ただただ微妙としかいいようがない。

なぜかと言うと、どんでん返しの部分が、ただ、主人公たちが真相を知ってるのに黙っていたことに尽きるから(今まですべて演技していた、ウソついていたから)。

後半になって、実は、前半の私たち(主人公)は、全部この目的があったのでウソでした?って言われても、それはないと思う。

例えば、主人公以外ならいくらウソついてもいいけど、主人公自体が目的はどうあれ、最初からセリフの中にどんでん返しがしたいために意図的にウソを紛れこませてたら、それは、ただただずるいだけでしょう。上手いとかじゃなくて、ずるい。サスペンスとしてルール違反。

見てるほうは、一応彼(主人公)はずっと真実を言ってると思って、その発言を信じて、動向を同じ目線になってみてる訳だが、後々になって、語られていない最初の部分で、実は、事情が違っていまして、結果的にこうなりました、すごいでしょみたいな感じに最後、終わられても、それって、最初の導入で、こっちにしっかり導入の説明をしてくれてないからで、別に上手くもなんともない。後だししてるだけ。

主人公目線では、もともと目的の中に彼女を救うためにギャングの中に潜り込もうとする意図があった訳で、そこの説明なしに、急に冷蔵庫に詰め込まれた部分からミスリードのように話を進めていくのは、どうもフェアじゃない。

それと、潜入してるのに、最初にいろいろ初体験みたいな感じのリアクションしてる演技は、どう考えてもおかしい。予定通り(実際は予定通りではないかもしれないが)、潜入できたのは事実なんだから、それ用の潜り込めたかも?のシメシメ感の演技はあっても良い。

演技がこの映画を見てる人、スクリーンの向こうに向けて演技をしているのは、映画じゃなく、コメディかコント。映画の中で起きてる状況の中で演技をするのがやっぱり映画でしょう。

その辺のルールがなんか、グダグダなので、見終わった後のどんでん返しが、どうもすっきりしない。



評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(まとめ:ワンシチュエーションはいいが、ルール違反をしているサスペンススリラーです。そもそも閉じ込められたのに積極的に逃げようとしていない部分からおかしいし、銃口を突きつけられ、相手が撃てないのをわかってるのに、相手を倒そうともしなかったり、もうおかしさ満点。最後に説明されれば、そういうことかと思うけど、じゃあ、それならそうと、最初から始まりを考えると、描き方があきらかにおかしい編集の仕方。)




ここから出られるかは

君次第だぞ


-?


聞き飽きた文句だ

-?


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映画「暴走車 ランナウェイ・カー」の感想(ネタバレ)

2017.01.09 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「暴走車 ランナウェイ・カー」の感想(ネタバレ)



■監督:ダニ・デ・ラ・トレ
■出演者:ルイス・トサル エルビラ・ミンゲス ポーラ・デリ・リオ マルコ・サンズ

WOWOWで放送していた映画「暴走車 ランナウェイ・カー」を鑑賞。

【映画「暴走車 ランナウェイ・カー」のあらすじ】

銀行の重役であるカルロスはある朝、いつものように娘サラと息子マルコスをマイカーに乗せて学校に送り届けようとするが、彼の携帯電話にかけてきた謎の人物によればカルロス、サラ、マルコスが座った座席には、座席から離れるとたちまち吹き飛ぶ爆弾が仕掛けられているという。謎の人物は「俺の金を返せ」といい、約50万ユーロの大金をカルロスに要求してくる。カルロスは子どもたちを救おうと、相手と慎重に交渉しようとする。

WOWOWから引用

【映画「暴走車 ランナウェイ・カー」の感想(ネタバレ)】


スペイン産のノンストップアクションサスペンス

タイトルに惹かれて見てみた。

暴走車というタイトルからトランスポーターやワイルドスピード的なカーアクションを重視したモノと想像していたが、実際は、車から降りると爆発する爆弾を仕掛けられた銀行の重役(副店長?)とその家族(子供)が、犯人に脅迫されて、要求を実行するため街中を車で移動させられる(結果的に暴走する)という話。

スペイン映画&出演者を知らなかったので、あまり期待はしてなかったが、爆弾を仕掛けられたことがわかってからは、ほぼノンストップで話が進み緊張感は最後まで持続していて、なかなかよく出来ているが、設定上車から一切降りられないしばりがあるため、ずっと車の中かその周辺で話が進むため、映像に多少の窮屈さがある。

警察の捜査目線として、別の行動(話)が展開されていると、もっと開放感というか広がりを感じれるのかなと思う。

また、たまたま主人公が巻き込まれてしまったという訳でなく、怨恨による狙った犯行で、もともと主人公の過去の行動に原因があるので、その辺で正義を大きく振りかざせない部分(罪の意識)や、その過去の行動の部分(原因)に関しては、視聴者には、ほとんど関係ない(知らない)ところで起きてる話なので、その分に関して、なんともいいようがない。

例えば、序盤で主人公が取った何気ない行動によって、犯人に不利益が生じて、その因縁でこの犯罪に至ったりしていればそれなりに、原因と結果で共感度を感じやすいが、ストーリー上では、その過去の話は、隠されてた部分なので、その秘密が明らかになった瞬間、主人公ってそんな人間だったのかと、客観的(冷める)になってしまい。主人公への感情移入が弱まってしまう。

やはり、誰でも起こりうるべき事件という括りになっていたほうが、最後まで共感度(感情移入)しやすいと思う。この映画は、その意味で、銀行の重役(支店長?)をしている父親なら共感度が非常に高いが、そこから離れる一般の人ほど共感度は薄まってしまうと思う。


評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:細かいことを気にしなければ普通に楽しめるノンストップサスペンス。普通なら映画の中で大抵一つくらい名言や製作者の言いたいこと(セリフ)が拾えるが、この映画は、最後まで何もなかった。(個人的な目線で見て) そういう結果を考えると、多少作品として深みには欠けるのかと思う。かなり貶してしまっているが、娯楽作品としては、十分当たりの作品です。)


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