映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.28 Saturday
  • 05:36

■映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)


■監督:田中亮
■出演:長澤まさみ 東出昌大 小手伸也 小日向文世 竹内結子 三浦春馬 江口洋介


【映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」のあらすじ】

ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐は、華麗かつ大胆に人を騙し続ける信用詐欺師(コンフィデンスマン)。彼女たちの今度のお魚(ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから“氷姫”の異名を持つラン・リウ。彼女が持つといわれる伝説のパープルダイヤを狙い、ダー子たちは香港へ。ランに取り入ろうとさまざまな策を講じるが、ランは餌に食いついてこない。そんな中、天才詐欺師のジェシーが現われ……。

WOWOWから引用

【映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)】

 

 

長澤まさみ、東出昌大ら出演のフジテレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第一作。

 

ドラマ版を見ていたので、映画版も見てみた。

 

映画の予告編を見る限りでは結構期待値はあったが、中身を見てみると、ドラマよりも内容が薄くなっていて、なぜこれを映画にする必要があったのか、疑問に思うほどひどかった。必要以上に途中に間延び感もあるし。

 

そもそも、このコンフィデンスマンJPの軽い演出のノリは、国内のみ(室内のみ)で許容されるものであって、一歩、外国に出るとただただ空気の読めない寒い演出でしかなかった。

 

香港だかに行って、外ロケでブルースリーの衣装を着て、みんなで騒ぐ演出は、日本人として恥ずかしいのでやめてくれと言いたいほど、スベッている。

 

そして、内容の方だが、いつも通り、実はすべて作戦の内でしたというオチはわかるが、ここまでは冗談、ここからはシリアスという区別がほぼほぼ曖昧になり、作品通して見た時に、これなら別になんでもありじゃんという感想しか出てこない。

 

細かくツッコミ出すとキリがないが、結局、編集の力で、時間軸をいじったり、あるシーンをあえて見せないことによって、物語を構成してるだけで、1本の物語としては、別にサスペンス要素(どんでん返し)なんてものは、ほとんどないんじゃないかとも思う。

 

基本的には、ある人物を嵌めようと、最初から計画して、それに従ってみんなで動いてるだけだし。

 

だが、一つの物語となった瞬間、その事実は、最後まで隠されていて、他の物語が軸のように編集加工され、誘導されている。

 

一時、ピンチに見えるが、ピンチなんてものは、始めから無く、すべて周到に用意された計画の中での演技。

 

神でもない限り、普通ならどこかしかに、作戦のミスや予想外の出来事というのもあるが、そんなことは、このドラマには無い。

 

なぜなら、主人公(ダー子)が物語の作者であり、すべてのルールを操る神だから。

 

主人公が物語の語り手も兼ねた俯瞰目線を持ってるため、修正や作戦変更は、後からなんでもやりたい放題なのだ。

 

結局、騙されたと思ったところで、そこにあまり意味がない。

 

ターゲットを釣るためのみんなの努力とかも、そんなものにも意味は無い。

 

時間の概念すらも無意味。

 

あるのは、誰かを騙し騙される仕組みがあるだけ。

 

最後まで見終わっても、だから何?という感想しかない。

 

そもそも、すべて作戦のうちなら、途中のターゲットが釣れないというだけの、映画として、無意味に間延びした部分をもっとなんとか出来なかったとも思う。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:海外ロケの必要性が全くない「コンフィデンスマンJP」の劇場版第一作。これなら二時間スペシャル版の方が良くできていたように思う。「コンフィデンスマンJP」のファンでもなければ、おすすめしません。ファンでもこれは見ない方が良いかもしれません。個人的に時間の無駄です。劇場版第二弾も今年作るらしいが、ノリが恥ずかしので、日本からは、一歩も出ないで欲しいです(笑))

 

 

 

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映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.08 Sunday
  • 06:19

■映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」の感想(ネタバレ)


■監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル
■出演:アンドリュー・ガーフィールド ライリー・キーオ トファー・グレイス ゾーシャ・マメット キャリー・ヘルナンデス


【映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」のあらすじ】

大物になる夢と野心を抱いてLAにやって来たものの、いまは無職で、家賃の滞納でアパートの部屋から追い出される寸前のオタク青年サム。双眼鏡で近所の様子を盗み見するのが趣味の彼は、向かいの部屋に越してきた若い美女サラに思わず一目惚れ。デートの約束を取り付けたものの、翌日、彼女の部屋はもぬけの殻で、サラはどこかへ消えていた。彼女の行方を必死で追ううち、サムは街にうごめく巨大な陰謀の渦に巻き込まれていく。

WOWOWから引用

【映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが主演したサスペンスミステリー。

 

オタク青年が陰謀に巻き込まれLAの街を駆けずり回るという番組情報に惹かれて見てみた。

 

あらすじの感じでは、駆けずり回るという表現からもっと疾走感ある話を期待していたが、実際は、巷に提供された情報にスポットを当てた落ち着いたミステリー。

 

アダルトな描写なども出し惜しみすることなく、ある種、その辺は振り切っていて気持ちが良いが(序盤から巨乳が窓ふきしていたり、ベランダで半裸でいたり使い方が上手い)、肝心の主テーマのミステリーは、謎が残ったままだが、見終わった後に改めて解明したくなるほどの興味はやや薄い。

 

ただ、作品自体がよくわからないからと言って、面白くないと一言で片づけてしまうほど悪い訳でもない。ミステリーとしての完成度は意外と高い。

 

この作品が描く、商品パッケージや歌詞などに含まれる誰かに向けた暗号という世界観は、興味深く、実際にも気づかないだけで、巷に溢れているのかもしれないと思うと、それはそれでミステリーだなと思う。

 

たしかに世間に対する目線の問題で、過去のある歴史にしても、教科書的な解釈とまた別の切り口で語る歴史ではまったくそこから受ける印象が異なる。

 

この作品もそういった意味では、見る前と見た後で、現実世界を見る目が多少変わってくる感じはある。

 

特に記号を書いて、わかる人にだけ、その記号が意味する情報を共有していたというのは、非常に面白いアイデアと思う。

 

早速、暴走族のバイクに◇◇マ−クを落書きしたい(笑)

 

最近、コロナ(武漢肺炎)の影響かわからないが、しばらく静かだった、暴走族(暴走少年)がまた活動を始めていて、町がまたうるさくなり始めてきた。

 

街に活気が出てきたとは違くて、ただただバイク音がうるさい(笑)

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.3)

 

(まとめ:現実世界を新たな切り口で切り込んだなぞなぞサスペンス。デビットリンチの「マルホランドドライブ」のような不条理なよくわからない世界観が好きな人向けで、かなり見る人を選ぶと思う作品。個人的には、セリフはところどころ真実を言っているようで興味深い。なぜか最後に主人公の玄関の扉(壁)にも”◇◇”マーク(”KEEP QUIET”静かにしろ(沈黙)”という意味)が書かれていたのは、解明できず、モヤモヤが残る。静かにしろ=部屋から出ていけ、または、何も言うな、ということなのか。ちなみに細かいシーンの意味や解釈に関しては、ヤフーレビュー等を見るとより作品理解が深まる。)

 

 

ファッショナブルだの

 

クールだの どうでもいい

 

どうせくだらんし

 

意味などない

 

-?

 

 

 

君らのアート

 

君らの言葉

 

君らのカルチャー

 

それらは他者の

 

野心にすぎない

 

-?

 

 

今気にしていることなど

 

行き着く先では意味がない

 

-?

 

 

 

KEEP QUIET

 

-?

 

 

 

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映画「スマホを落としただけなのに」の感想(ネタバレ)

  • 2020.02.22 Saturday
  • 14:54

■映画「スマホを落としただけなのに」の感想(ネタバレ)


■監督:中田秀夫
■出演:北川景子 田中圭 千葉雄大 バカリズム 要潤 原田泰造 成田凌


【映画「スマホを落としただけなのに」のあらすじ】

富田は得意先に急ぐ途中、タクシーにスマホを置き忘れてしまうが、富田の恋人、麻美がスマホを拾ったという男性から連絡を受け、無事に戻ってくる。だが安心したのもつかの間、富田に身に覚えのないクレジットカードの請求が来たり、麻美がSNS上の知り合いからネットストーキングされるなどの事件が続く。そんなとき、麻美のもとにSNSが原因のトラブル解消専門家・浦野が現われ、麻美たちの件を解決するというのだが……。

WOWOWから引用

【映画「スマホを落としただけなのに」の感想(ネタバレ)】 

 

 

志駕晃のデビュー小説を「貞子」の中田秀夫監督が北川景子、田中圭共演で映画化したサスペンススリラー。

 

一時話題になっていたので見てみた。

 

内容は、タイトル通り、スマホを落とした事から、犯罪に巻き込まれてしまう…という話。

 

この作品、大ヒットしたようなので、一応最後まで見たが、何が面白いのか全くわからない。

 

まず、主人公というか被害者になる予定の北川景子と田中圭の人物に共感ができない。

 

基本的に被害に合おうがどうしようが、どうでも良いような、個性があるような無いような一般的なキャラクターにしか描かれてなく、もう少し人物設定をなんとかできなかったのかと思う。

 

そして、セキュリティーとか、危機管理能力という面においても、まるでダメで、見ててただただイライラしてくるだけ。せめて視聴者が考えるであろう、対応策はやった上で犯罪に巻き込まれるならまだわかるが、それすらもしてないので、ただのバカでしかない。

 

スマホのロック解除を依頼するのがSNSでたまたまメッセージが来た誰だかよくわからない人に頼むって、あきらかにおかしすぎるでしょ。まずは、ドコモショップにもっていけよ。そのドコモショプ店員が犯人で悪用してたんなら、それはしょうがないわ。

 

ここまで来ると、犯罪に巻き込まれたというよりかは、自分から巻き込まれに行ってる気すらしてくる(笑)

 

っというかこの作品自体が、犯罪ありきのスタートなので、犯罪に巻き込まれないと話が始まらない。スマホもまず落とさないと始まらない。

 

結局、作品そのものが、犯人との共同作業において、成立してるかのような出来で、被害者がただただやられていくというのをただ見せられるというイライラが前提に作られている映画なのだ。

 

問題をあげるとキリがないが、一つだけ言わせてもらうと、ラストの北川景子の戸籍交換?の成りすまし設定は、余計でしょう。

 

この作品の趣旨は、そういうことじゃない。というかそんなことされると、作品の方向がぶれてくる。

 

スマホを落としたことで悪用される、知能犯とのバトルが趣旨なのに(知能犯でも何でもないが)、その被害者が戸籍交換してたとか、そっちには、誰も注目していない。ひねるところはそこじゃない。興味は、犯人の方。

 

それをされると、誰が悪人なのかが、ぶれてくる。

 

スマホを落とした恐怖を描いてるのに、被害者の方が、一人で勝手に明後日の方向に進んでいく。

 

そして、その告白も、犯人と争ってる最中に、告白するとか、まったくもって緊張感がないバカ演出。

 

そのため凶悪犯のはずの、犯人は置いてけぼり。

 

ずいぶん長い間、自由な時間が与えられているもんだ。

 

その間、犯人は、ずっと待ってあげているのか。

 

ずいぶん協力的だな。

 

サイコなのに。律儀。

 

もう訳がわからない。

 

 

 

評価 ☆☆☆☆☆ (星0)

 

(まとめ:駄作中の駄作の要注意う〇こ映画。ここ最近見た中では、ワースト1で間違いない。見ながらただただストレスが溜まるだけで、何も得られることはない。唯一得られることと言えば、こんな映画、見なきゃ良かったという後悔だけだろう。時間が大事なら決しては見てはいけない。この映画を見たことでイライラして犯罪に走る人もいそうなほどの悪影響映画だ。さて見てしまったので、イライラを鎮めるため、ヤフーレビューの低評価レビューでも見て、気持ちを落ち着かせるとしよう。)

 

 

 

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映画「モニタリング」の感想(ネタバレ)

  • 2020.02.11 Tuesday
  • 16:48

■映画「モニタリング」の感想(ネタバレ)


■監督:ルート・マーダー
■出演:フリッツ・カール カタリーナ・ローレンツ フローリアン・タイヒトマイスター ニコラス・ヤロシュ ペトラ・モルツェ


【映画「モニタリング」のあらすじ】

近未来。市民たちはエリートの中産階級と、“眠りの城塞”と呼ばれる地域に住む低所得者層に分けられていた。中産階級は、民間だが特権を与えられた組織“ライフ・ガイダンス”に生活を一日中監視され、“最適(オプティマル)”でない行動を取ると再教育されるか、“眠りの城塞”に送られる運命だった。金融マンのアレクサンダーは妻や息子と豪邸で暮らす中産階級だが、あるきっかけから“ライフ・ガイダンス”にマークされ……。

WOWOWから引用

【映画「モニタリング」の感想(ネタバレ)】 

 

 

オーストリア産のSFサスペンス。

 

タイトルに惹かれて見てみた。

 

モニタリングというタイトルからもわかるが、私生活まで監視する機関によって、急に不適格(最適でない)と評価されてしまったある金融マンの夫を見舞う恐怖を描いた話。

 

この作品、ほぼほぼ映像とおどろおどろしい音楽で世界観を構築、主導していて、細かい説明はほとんどない。

 

個人的には、セリフや説明が多い作品よりかは、好感が持てる作りで、緊張感もしっかり保たれていて、それだけで全然見れてしまうのだが、最後までその世界観が続くが、ラストが非常に惜しい。

 

ネタバレになるが、人々の私生活まで監視する”ライフ・ガイダンス”という組織に目をつけられた主人公は、組織の再構築カリキュラムに従いつつも、自ら組織の謎を追求しようと監視企業の本社に侵入したり奮闘していくのだが、そこで明らかになるのが、監視対象の精神世界(願望や不安)をも先回りして本人主演で映画のような作品を制作するほど(本人にそれを見せるため?)、精神(内面)までも監視しているほどの企業であった。

 

この作品の世界というは、暴力的に人々を支配するというものではなく(あまりにもひどければ暴力での抑止もあるだろうが)、とにかく常に監視と、隔離によって、平和な世界を構築しており、一度行動が最適でないとわかると、細かい作業をさせたり、あるステップを踏ませつつ、人々をふるいにかけていた。

 

カリキュラムを受けつつもそこでも最適でないとわかると、段階を踏んで、結局、最下層地域に落とされる。中産階級の人間はなんとしても落とされないように藻掻くが、一度決まった決定は覆されることはなく、人によっては、落ちることを嫌がり、自殺してしまうものも出てくる。

 

この最下層地域が劣悪な環境かというとそうでもないが、常に警備員がそのブロック内をうろうろしていて、そこで暮らす人々に覇気や笑顔は一切無く、大幅に自由を制限された不自由世界になっている。中産階級が暮らす世界は、それに比べれば庭でサッカーが出来たり自由があるが、ただ家の中で姿勢が悪いというのも監視対象となるほど、家の中にも不自由がある。

 

この世界の監視の恐ろしさは、実は、家族(妻)までも、”ライフ・ガイダンス”の監視員の任務を担っていて、お互いがお互いの行動を監視させられているということだろう。(共産党の世界かな) 夫(主人公)は、そのことを知らなかった。

 

また、個人教材となっているオリジナルの洗脳ビデオの内容からもわかるが、人の不安や猜疑心を煽ることに非常に長けている。

 

例えば、主人公の家族は、夫婦と子供の三人家族だが、新たに生まれたばかりの赤ちゃんが出来たときに、両親が寝てる隙に長男が故意に赤ちゃんを窒息させ、そのことを母親にだけ告げると、母親は、死んだ赤ちゃんをキッチンまで抱えていき、キッチンのごみ箱に無造作に赤ちゃんを放り込む。そして、母親は、息子に良くやったねと言わんばかりとキスをする。

 

こんな映像を見せられた夫は、妻と子供に対しても、急に不信感が芽生える訳だが、とにかく、人の弱みや、不安を駆り立てるような、内面に対するアプローチによって、人々が精神的な安定や平静を感じさせないような仕組みが出来ている。

 

ちなみにラストが惜しいと思ったのは、何かさらに急展開する状況があるかと期待したが、再びいつもの生活に浸透していく夫の姿があり、最後まで見ても世界観にあまり変化がなかったことだ。

 

もちろん、いろいろあっても結局、監視世界をただただ受け入れたという部分で、オチとしては恐怖ではあるのだが、あまり見ていて、気持ちの良いラストではなかった。

 

ただ、唯一面白いシーンがあるとすれば、イライラをぶつけるだけにやる息子とのサッカーは、シュールで面白かった。何だかんだいっても、子供にボールを当てないように外して蹴ってる父親の演技は面白い。

 

こんな親父とのサッカーは、嫌だな。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:説明は少ないが、世界観の構築度は良く出来ている近未来サスペンス。ストレス発散とかそういう目的で見る映画ではないので、見る人を選ぶ映画です。一応、近未来の架空の話だが、共産党や大手IT企業がばっこするような世界になれば、世界中がこんな世界になりかねないだろう。っというか、ウイグルとかは、ほぼほぼこの世界に近いというかこれ以上か。そんな国のトップを国賓として招待してる場合じゃない。)

 

 

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映画「プラチナデータ」の感想(ネタバレ)

  • 2020.01.21 Tuesday
  • 06:09

■映画「プラチナデータ」の感想(ネタバレ)


■監督:大友啓史
■出演:二宮和也 豊川悦司 鈴木保奈美 生瀬勝久 杏 水原希子


【映画「プラチナデータ」のあらすじ】

都内で殺人事件が発生、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されたばかりの駆け出し検事・沖野が担当することに。最上は複数いる容疑者の中から、過去に時効となってしまった未解決事件の重要参考人だった松倉という男性に狙いを定める。沖野は最上に聴取を命じられ、事務官の沙穂とともに松倉と相対する。だが松倉は犯行を否認し、まったく手ごたえが感じられない。やがて、沖野は最上の捜査方針に疑問を抱く。

WOWOWから引用

【映画「プラチナデータ」の感想(ネタバレ)】 

 

 

東野圭吾の原作を映画「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が二宮和也、豊川悦司共演で映画化したサスペンスミステリー。

 

東野圭吾作品をまた見つけたので見てみて。

 

毎度、何かしらの科学的なテーマが入ってる東野圭吾作品だが、今回は、いきなりネタバレになるが、DNAによる国民管理システムにプラスして、二重人格設定を盛り込んでいる。

 

たしかに、DNAと二重人格というものは、一つの器(データ)の中に中身が二つ入っているようで、そう言われてみると、しくみは気になるのだが、プラスされた二重人格設定(サスペンス)が物語として効果的(面白い)かというと、どうも微妙。

 

この二重人格という部分は、二宮和也が演じ分けているのだが、たしかに細かい違いがあり演じ分けているのはわかるが、もともとの二つの性格の差がサイコと一般人のように、極端に差がある訳ではなく、片方が控えめで優しそうなタイプで、もう一方は通常の二宮和也という感じで、そんなに差が無い。

 

ぱっと見で、今どっちだというわかりやすさは、感じにくいし、そんなに人格がころころが変わってくような作りでもなく、その時々の違いがモノを言うような作品でも無い。大きな意味では多少変化はあるけど。

 

どちらかというと、DNAによる国民管理システムの方のメインストーリーの方が興味深い。上級国民は、システムからあらかじめ除外するという話も、今見るとどこかタイムリーで、普通にありそうだなと思う。

 

 

評価」★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:やや練りすぎた感のある東野圭吾作品。映画としては、逃亡者のようなアクションありで、退屈することなくそれほど悪い作品でないが、おすすめするほどの内容でもない。それほど良くも無く、悪くもないという作品が一番書くことが無い。東野圭吾原作または出演者に気になる人がいるならどうぞ。)

 

 

 

人の運命や可能性は決して

 

遺伝子や科学の領域ではない

 

未来を切り開くのは

 

その人間の自分自身の意志なんだ

 

-?

 

 

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映画「アクシデント(2017)」の感想(ネタバレ)

  • 2019.10.04 Friday
  • 18:21

■映画「アクシデント(2017)」の感想(ネタバレ)


■監督:ダン・トンダウスキー
■出演:ステファニー・シルトクネヒト ロクサーヌ・ヘイワード タイロン・キーオ キーナン・アリソン カール・タニング


【映画「アクシデント(2017)」のあらすじ】

郊外の野外音楽フェス会場へと向かう女性ジェスとキャロライン。友人の車に乗せてもらうはずが、約束の時間を過ぎても迎えが来ない。やむなく2人は通り掛かったイケメン2人組、フレッドとトーマスの運転する高級車に同乗することに。だが、人けのない道で態度を豹変させたフレッドがジェスに襲い掛かり、騒乱の中で車は谷底へ転落してしまう。辛うじて命だけは助かった4人だったが、本当のアクシデントはそこから始まった。

WOWOWから引用

【映画「アクシデント(2017)」の感想(ネタバレ)】 

 

 

南アフリカとフランス合作のサスペンスアクション。

 

”アクシデント”というタイトルに惹かれて見てみた。

 

内容は、上記あらすじにある通り、若い女性二人が音楽フェスに行く途中、若い男二人が運転する車をヒッチハイクするも、その車で事故に合い谷底へ落下してしまうというもの。

 

そこからアクシデントがまだまだ続くという話なのだが、その先をネタバレで書いてしまうと、事故に合った車は、実は、男らが仕事先で勝手に拝借してきた他人の高級車?で、のちのちわかるが、その車には発信機とともに大金が隠されてたという、いわくつきの車両だった。

 

そして、その車の後を追って、大金を回収しようと殺し屋がやってきて…という話である。

 

アクシデントというので、もっといろいろと話が絡み合ってくるのかと思っていたが、車が盗難車だったというだけで、その事実がわかってしまうと、それ以降、特に話が大きく発展する流れは無い。最終的に探しにやってきた殺し屋とバトルの末、なんとか生き延びれたというだけの話だ。(※最後はたぶん車に轢かれて死んだけど)その過程で何かしらの駆け引きなどは一切はない。

 

ちなみに、主人公と思われる女性二人は、終始、事故った車の中でもがいてるだけで、ほとんで映像が変わらない。ラスト15分〜20位でようやく車から外に出れて、殺し屋とのバトルが多少あるだけ。

 

さらに言うと、この主人公らしき女性二人が、両方ともわかりやすい典型的なアホキャラで、まるで感情移入できない。

 

片方がその場しのぎの行動を取るのはいいとしても、相方も最初は冷静な判断をしてたのはいいが、最初だけで、すぐに流されて、その日出会った男と急に良い感じになり、それが原因で事故を誘発したりと、とにかく二人ともアホなのだ(笑)

 

あと、やってきた殺し屋も、結局、普通に女子大生に肉弾戦でやられちゃうしで、なんだかよくわからない。

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:主人公がバカ過ぎて、イライラが溜まるサスペンスアクション。登場人物のアホさは置いといて、車で事故った時のシーンだけは、CGなのかどう撮影してるかはわからないが、ちょっとだけ凝っている。そこは唯一見どころ。あと、主人公の女二人が、アホなんだけど、お決まりでナイスバディなところ位だろうか。)

 

 

 

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映画「ブレイン・ゲーム」の感想(ネタバレ)

  • 2019.09.30 Monday
  • 04:59

■映画「ブレイン・ゲーム」の感想(ネタバレ)


■監督:アフォンソ・ポヤルト
■出演:アンソニー・ホプキンス ジェフリー・ディーン・モーガン アビー・コーニッシュ コリン・ファレル マット・ジェラルド


【映画「ブレイン・ゲーム」のあらすじ】

同じ手口による奇妙な殺人事件が連続して発生。いずれの犯行も目撃者も遺留品もなく、事件の捜査に行き詰まったFBI特別捜査官のジョーとその相棒の女性捜査官キャサリンは、今やひとり静かに引退生活を送っていた、ジョーの元同僚である犯罪アナリストのジョンに助けを求めることに。やがて犯人のチャールズは自らジョンの前に姿を現わし、ジョンは、相手が自分以上に並外れた予知能力の持ち主であることを知って慄然とする。

WOWOWから引用

【映画「ブレイン・ゲーム」の感想(ネタバレ)】 

 

 

アンソニーホプキンスとコリンファレルが共演したサイコスリラー。

 

予知能力を持つ連続殺人鬼と予知能力を持つ犯罪アナリストという番組情報を見て選んでみた。

 

最近は基本的に映画やドラマ、バラエティ、ユーチューブ動画にしても出来るだけ、1.5倍速の早見を活用して見てるが(内容がわかれば良い)、この作品は、途中から早見をするのが申し訳なくなるほどストーリーが良く(感情移入しやすい)、緊張感もあったので、早々に早見をやめて、通常速度で見た。

 

つまらなくて途中から早見する(1.5倍速)というのは、よくあるが、早見をしてて、通常速度に戻して普通に見たくなる作品というのは、初めて。

 

個人的に、この作品は、デビットフィンチャーの「セブン」を髣髴するような猟奇知能犯(こちらは予知能力を持つ男)の話だが、内容もセブンほどの完成度はないにしても、犯罪動機などの理由や処置(被害者の未来を思うからこその犯行)はよく出来ていて、殺人鬼=悪 という単純な定義付けが難しく、考えさせられ意外と飽きさせない。

 

この映画は、予知能力によって、家族や他人の寿命や未来が分かってしまった時、人としてどうするべきか?が結構高いレベルでテーマになっているが、それぞれ考え方はあるとは思うが、この映画の描く内容には、共感があるし、ジョン(アンソニーホプキング)の実の娘に対する行動も理解できる。

 

倫理的にどうかと言う問題はあるが、生きてること自体が苦痛で、本人が望むなら、いっそのこと自ら手を下して楽にさせてあげたい(安楽死)と思うのは、人として普通じゃないだろうか。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:アンソニーホプキンス主演の安定感のある良作スリラー。あらすじを読んで、適当に選んでみたものの、この100分は久々にかなり有意義だった。心理描写も丁寧で、最初から登場人物(寡黙ながらジョン)の行動(気持ち)がよくわかるし、嫌味がない。年齢的にはおじいちゃんが主役の話なのだが、それでも全然見れてしまうのは、アンソニーホプキンスだからか。日本でこの年齢(80歳前後)の俳優が主役の映画で普通に見れる映画はあるのか…。しかも若者向けで。)

 

 

 

 

究極の愛の行為は

 

この上なくつらい

 

-?

 

 

最期の時は尊い

 

-?

 

 

 

命が尽きようとする時は

 

苦痛すらも

 

いとおしいんだ

 

-?

 

 

 

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映画「ビューティフル・デイ」の感想(ネタバレ)

  • 2019.07.06 Saturday
  • 07:52

■映画「ビューティフル・デイ」の感想(ネタバレ)


■監督:リン・ラムジー
■出演者:ホアキン・フェニックス    ジュディス・ロバーツ エカテリーナ・サムソノフ ジョン・ドーマン アレックス・マネット


【映画「ビューティフル・デイ」のあらすじ】

行方不明者の捜索を請け負うプロの仕事人ジョー。元軍人の彼は、さまざまな修羅場を経験しながら、犯罪組織の手中に落ちた多くの少女たちの救出に成功してきた。そんな彼のもとに、組織にさらわれた愛娘のニーナをどうか無事取り戻して欲しいと、州上院議員のアルバートから新たな仕事の口が舞い込む。組織のアジトに乗り込んだジョーは、愛用の武器を使って用心棒らをたたきのめすと、うつろな表情をした少女を無事救出するが…。

WOWOWから引用

【映画「ビューティフル・デイ」の感想(ネタバレ)】 

 

 

第70回カンヌ国際映画祭で男優賞と脚本賞を受賞したホアキン・フェニックス主演のサスペンス。

 

カンヌ映画祭で賞を受賞した作品ということで見てみた。

 

内容は、人探しを請け負う元軍人の殺し屋の話で、上院議員から依頼された愛娘の救出を請け負ったことから、急に人生が大きく狂い始めるという話。

 

ネタバレ前提で書くと、行方不明の上院議員の娘は、実は州知事のお気に入りの売春婦で、その娘を救出(売春宿を襲った)したことで、知事の抱えた闇の勢力から報復を受ける。それによって、依頼者の上院議員は自殺、ジョー(ホアキン)の母親も殺害されてしまう。その後、母親を湖に埋葬すると、奪われてしまった娘の救出に再度向かう、無事救出するとお互い孤独になった二人同士、新たに人生を歩み始める。…そんな新たな旅立ちの日が晴天で、ビューティフルデイという訳だ。

 

いつもの単純な任務を引き受けたら、予想外の闇があったというよくあるちょいびっくり展開ではあるのだが、この話が男優賞はともかく、脚本賞を受賞してるのは、よくわからない。

 

映画として話が盛り上がるのは、娘を救出してホテルで強襲される開始45分経ってから、それまでは、かなりダラダラしていて、イマイチどこに向かってるのかわからない不親切な編集になっている。主人公の過去の闇や、母親との普段の日常、仕事の関係など。情報が小出しになっていて、全体像がどうも見えない。

 

この編集や構成も、どんでん返しに効果的な編集かと言うと、別にそういう類ではない、もっと普通に見せてくれたらその方が、話しがストレートでわかりやすい。辺にシ−ンをいじくり凝りすぎてる印象がある。

 

話自体は、知事が上院議員の娘を売春婦にしていたという部分は衝撃的かもしれないが、これが明らかになっても言われるほど、衝撃は無い。この部分が脚本賞ではないと思う。

 

客観的に見れば、内容もありがちなサスペンス展開で、描き方が多少独特で、編集が回想を細かく入れて、テクニカルに見せているので、その辺で玄人の評価があるのかもしれないが、編集賞ではないので、そこは違うのかなと思う。

 

脚本で評価できるという部分があるとすれば、高齢者の母親が寝てるどっきりをしていたり、ABCDの歌、冷蔵庫を整理してるシーン、豆チョコのお菓子の話(グリーンが好き)、仕事仲間が鼻血を出している、母親を殺した?男と一緒に歌を歌うなど、メインの話とは関係ないところが妙にリアル(生活感、人間味)に描写されているというところだろうか。

 

この部分は他の映画には見られない、描写かなと思う。

 

でも直接、それがメインの話に繋がってはこないので(説明が足りない)、目的を持ってストレートな話を楽しみたいと思うと、そこの部分が緊張感がなくただダラダラしたシーンのようにも見えるので、エンタメ作品としてみると、評価は難しい。

 

※ヤフーレビューに、細かいシーンを説明した(解説した)レビューが載っていて読むとそういうことかと納得できるが、一度見て、誰もがそこまで情報を整理できるかはかなり微妙だと思う。最低限もう少し説明を入れないと(シーンの理由)自然と共感するまでには至らないと思う。よって情報をはしょりすぎで、個人的には、説明不足感は否めない。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:カンヌ受賞作品(男優、脚本)だからなのか、エンタメとしては面白さが弱いサスペンス。同じ賞を受賞した作品ならアカデミー作品賞、脚本賞(ほか)の受賞のスリービルボードの方が、作品全体としての完成度は断然上だと思う。ホアキンフェニックスの男優賞は、見た目もひげ面で誰か分からない位変わっていて、いつものホアキン感が無いので、演技の部分はなかなかだと思うが、男優賞という感じで見ると、鬼気迫るわかりやすいインパクト重視の演技で押しているというよりかは、ただ自然に殺し屋役をその人になり切って淡々と演じている。なので”演技が上手い”というわかりやすい感想が逆に出てこない。そういうのが実は演技が上手いということなんだと思うけど。最後に、脚本賞受賞の割りには、名言的な気になるセリフがなかったな。)

 

 

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映画「15時17分、パリ行き」の感想(ネタバレ)

  • 2019.06.08 Saturday
  • 07:59

■映画「15時17分、パリ行き」の感想(ネタバレ)


■監督:クリント・イーストウッド
■出演者:アンソニー・サドラー アレク・スカラトス スペンサー・ストーン ジェナ・フィッシャー ジュディ・グリア


【映画「15時17分、パリ行き」のあらすじ】

2015年8月21日15時17分、パリ行きの高速列車がオランダのアムステルダムを発車。乗客554人の中には、ひそかに自動小銃を持ち込み、やがてそれを乱射して車内をパニックに陥れるイスラム過激派の男や、まさかそんなことが起きるとも知らず、無邪気に観光旅行を楽しむ3人組のアメリカ人青年、アンソニー、アレク、スペンサーもいた。幼なじみの3人は、どのように成長し、銃乱射事件にいかに立ち向かったのか―。

WOWOWから引用

【映画「15時17分、パリ行き」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「アメリカン・スナイパー」のクリントイーストウッド監督が2015年に実際にパリで起きた「タリス銃乱射事件」を映画化したサスペンス。

 

劇場公開時の番宣CMで気になっていたのが、WOWOWで放送してたので見てみた。

 

テーマとなってる「タリス銃乱射事件」については、個人的に映画を見て今回初めて知った程度。その理由は、見ればわかるのだが、三人の活躍によって、重傷者は出たものの亡くなった人が誰もいなかったことで大惨事には至っていなかったため、当時、フランスから遠く離れた日本では、それほどニュースにはなってなかったのではと思う。

 

そのため、そういった事件の事情を知らずに、多数の死傷者が出たいつかの大きなテロ事件だと思ってみてたら、意外と最後は、地味と言ったら失礼だが、現場こそ壮絶ではあるが、映画としてはかなりあっさりしていた。

 

ただ、のちにヒーローとなる人物を少年時代から遡って丁寧に描いてることもあり、いわゆる問題児的な部分があったりすると、こんなヤツがヒーローになるのかと、序盤から結構前倒しで、感動してしまう。この辺は、そもそもオチがヒーローになるので、生い立ちは、苦労してたり、ちょっとダメな部分があればあるほど、感情移入してしまう。※勝手ながら、真相を知らなかったので、このテロ事件に巻き込まれて最後は死んでしまうと思っていた。

 

ちなみに最後まで見て知ったが、この映画は、実際に「タリス銃乱射事件」を防ぎ、ヒーローになった当事者の3人(+α)を映画に呼んで、彼らを自分役で出演させ、実際の事件を彼ら視点で再度演じてもらって、事件を再現していたらしい。

 

実際の事件を本人出演で再現するなんて、こんな映画は今までたぶん見たこと無い(笑)

 

ずっとよく知らないマイナーな俳優が演じてるとばかり思っていたが、普通の素人が出ていただけだった。しかし、改めて素人と思って見返してみると、演技は自然で普通に上手い。英語がわからないからかもしれないが、見た目に素人っぽさ(B級感)はあるものの、それほど違和感は感じない。

 

個人的には、これを機会に日本でもヒーロー事件を本人出演で映画化してみたらどうだろうか。

 

少し前に、行方不明の少女を発見した、例のおじいさんを本人出演で映画化してもいいと思ってる。※メインが素人だと、他のプロ俳優と比べてセリフ回しが、ちょっとコントみたいな雰囲気になってしまう感じは大いにするけど。それも込みで、海猿的なフジテレビ演出全開の熱い映画にしてくれたら見たい。

 

なぜか日本は、時のヒーロー(一般人)を称える文化がすごく弱いと思う。ニュースでは語るけど、後追いとしてはあんまり見ない。プライバシーに配慮してるからか。

 

一方、アメリカは、テロ事件でも積極的に映画化して、貢献した一般人を積極的に持ち上げて称えるが、日本は、事件が起きるとものすごく暗くなってしまう。文化や信仰の違いだと思うけど、ヒーローがいるような話は、積極的に映画化して称えて欲しい気はします。思い出したくないとか、金儲けに使うなとかいろいろあると思うけど。

 

このテロ事件を映画に出来る、アメリカの死に対する意外なまでのポジティブな考え方(死んでも復活して、永遠の肉体(生)をもらえる信仰)というのは、キリスト教(圏)の良さなのかとも思う。

 

ま〜金儲けに積極的という部分も大いにあるだろうけど。ただ、愛国心を称える文化は、素直に日本も見習って欲しい。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:奇跡体験アンビリバボーの再現ドラマみたいな映画だが、愛国心を凄く感じる作品。映画の構成としては、事件のテロ部分をひたすら温存して、とにかく最後に引っ張っています。そのため中盤でヨーロッパ旅行に入ると、そのこと忘れてるんじゃないかと思うくらい、ただ普通にみんなで観光旅行しています(笑)この映画を見ると、結論として、偶然その場に居合わせた3人の奇跡という感じで、あの時あ〜してなかったら、あの場に彼らはいなかったという、たられば奇跡論が出てきますが、個人的には、あの時彼らがあ〜してなかった場合は、テロリストも15時17分のパリ行き列車に乗らず、テロもしていなかったんじゃないかなという結末も同時に考えてしまう。なぜかテロリストの行動だけ変化せず、確定してるのはおかしいので。一部が変化すれば、それに応じて、全体の結論も変わると思う。これは彼らの偉業とは別の話ですけど。それにしても銃を持ってる相手に間髪おかず突撃できるのは、勇気というか頭のねじが多少飛んでいないと出来ない行動だなと思う。勇気と無謀は紙一重です。ただどちらにしても、あそこで行動出来るのはすごい。それに尽きます。)

 

 

”できない”とは思わないが

 

お前はやらない

 

-?

 

 

 

自分が分かってくると

 

自分に課された力が

 

見えてくる

 

そうなるためには

 

日々闘うのみ

 

人は戦いを避ける

 

人は痛みを避ける

 

夢を目指していると

 

ある時点で

 

変化が起きてくる

 

今まで活性化しなかった何かが

 

お前の中で目覚める

 

より高く跳ぶこと

 

より深く知ることを学べ

 

人に夢を認めてもらう必要は無い

 

正しいことをしろ

 

近道しようとするな

 

経験を積め

 

我々はこの偉業に選ばれた

 

-?

 

 

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映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)

  • 2019.05.09 Thursday
  • 04:53

■映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)


■監督:マーティン・マクドナー
■出演者:コリン・ファレル サム・ロックウェル ウディ・ハレルソン クリストファー・ウォーケン トム・ウェイツ アビー・コーニッシュ オルガ・キュリレンコ


【映画「セブン・サイコパス」のあらすじ】

「セブン・サイコパス」なる新作映画のお題を与えられたものの、一向に話の中身が思いつかず、難航中の脚本家マーティ。それを見かねた親友のビリーが、ネタ探しに役立つかもと「イカれた奴、大募集」という新聞広告を勝手に出したことから、いかにもアブなそうな男ザカリアが、2人の前に姿を現わすことに。さらに、これまたビリーのとんだ不手際から、彼らは、凶悪なマフィアのボス、チャーリーに追い回されることとなって…。

WOWOWから引用

【映画「セブン・サイコパス」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「スリービルボード」のマーティン・マクドナー監督がコリン・ファレルを主演に迎えたクライムサスペンスコメディ。

 

少し前に自分の中で良い意味で”この監督は、アホだ!”と認定した「スリービルボード」のマーティン・マクドナー監督の過去作品を見つけたので見てみた。

 

ジャンルとしては、コメディではなく、人間ドラマにあたる「スリービルボード」のラストのオチの表現に、この監督の中にあるコメディ(笑いの)センスに気づいたが、この過去作の「セブンサイコパス」を見て、やはりというべきか、コメディ畑(思想)の監督だということが、核心に変わった。

 

この監督は、真面目な人がコメディや人間ドラマを書いてるというタイプの人ではなく、すべてコメディが基本にあって、それがたまたま人間ドラマのような体をなしていたりしてるだけで、軸は、コメディ思想の人といえる。

 

決して、「スリービルボード」でたまたまあんなオチにした(なった)のではなく、意図的にそういう方向に仕上げていた、巧みの技だったようだ。

 

この「セブンサイコパス」では、この監督のコメディに対する、考え方(発想法)がみられる。

 

まず、このマーティン・マクドナーは、監督だけでなく、脚本も書いてるのだが、この作品での脚本の書き方が、書きながらどんどん王道とは違う方向に舵を切っていくというやり方が露骨に見える。※スリービルーボードの時もそうだったようだが。

 

通常ならほぼ、書きたいテーマがあって、それを表現するために、物語や登場人物をそれらに合わせるように再構成していくというある種、逆算によって、作りこむのが普通だと思うが、この作品は、とりあえず適当なアイデアから書き始め、その後、今までの王道作品がこうゆう流れや展開になるから、では俺は、そこを全部裏切っていこう…というその場、その場での反骨精神の作業によって、物語を展開させている。

 

しいて言えば、芸人がパロディコントを書くようなスタイルで作品を書いているといえる。登場人物を会話させて、その流れに任せる。なので書き始めてみないと自分でも最後のオチがわからない(笑)

 

この姿勢に気づくと、笑いに対する執拗なまでのバカっぷりが窺える。ちなみに確実にオリジナル作品があるものをわかりやすくパロディに(最終絶叫計画シリーズ等)にはしないところに、彼の笑いへの高貴なこだわりを感じる。

 

ちなみに基本は、セリフ(やりとり)ベースであり、それに合わせて、話が上手いことコロコロ展開する。

 

なので、この作品、トータルで見ても、それほど完成度が高い作品ではない。一応上手いこと最後にオチがついてるが、作品として完成度が高い「セブン」などと比べると、やはり全く違う。

 

セリフの質も完成されたものというよりかは、その時に出てきたものという感じだし。最後の方は、どこで終わってもいい位、オチ探しに苦悩が見える。

 

っというかなかなか終われなくなっている。そもそも、もともと最後のオチなんて考えてないところからスタートしてるので、適当なオチどころを探すために話が続いてるといえる。最後は、なんとか、伏線を回収しつつ、格好良いオチを見つけたので、終われたといった感じ。自分はそう思っている。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:海外芸人監督?マーティン・マクドナーのアホ映画その2。ブラックコメディとして全体が面白いかというとかなり微妙ではあるが、ときおり出る発想の面白さはあって、この監督の笑い(世界)を嫌いにはなれない。最初の猟奇映画で、主人公を非暴力の仏教徒にしたら話が進まないというのは、発想がバカみたいで日本的な笑いだなと思う。途中に北野映画の作品が流れてるところもあるが、その辺も感覚が日本人に近いのかと思う。ちなみにこの監督の笑いに対して、優秀なところは、コメディをやってます!というアメリカ人がよく陥るバカ騒ぎ笑いの感じを一切見せずに普通の映画として、コメディを同化させて見せているところ。空気感の管理が上手い。「スリービルボード」の時もそうだが、露骨にやり過ぎない笑いというのをすごくわかっている。なのでシリアス部分(フリ)をちゃんと作っている。一方で、天国についての問いや、僧侶の焼身自殺の精神に迫ったりなど、本質や信仰についての追求もある。このマーティン・マクドナー監督作品をこれで二つみて思うが、笑いの感覚や、思想、偏屈だけど、何かを頑なに信じてるところなど(脚本への反映)、まるで他人とは思えず、どこか自分を見ているような気さえしてくる。)

 

 

 

確かに”目には目を”は

 

世界を盲目にする

 

-?

 

 

 

違うね 最後の一人は

 

目が片方残る

 

だって相手は両目をつぶされてるんだから

 

片方の目が残ってる奴は

 

逃げて隠れればいい

 

ガンジーは、間違ってたのに

 

誰も言い出せなかったんだな

 

-?

 

 

悪党は病院に運んじゃダメだろ

 

-?

 

 

 

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