映画「OVER DRIVE」の感想(ネタバレ)

2019.05.26 Sunday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「OVER DRIVE」の感想(ネタバレ)


■監督:羽住英一郎
■出演者:東出昌大 新田真剣佑 森川葵 北村匠海 町田啓太 要潤 吉田鋼太郎


【映画「OVER DRIVE」のあらすじ】

国内最高のラリー選手権SCRSを戦うスピカレーシングファクトリー。そこに所属する檜山兄弟は、兄の篤洋が信望も厚い生真面目なメカニック、弟の直純が天才肌だが時に無鉄砲なレーサーという対照的な2人。幼い頃は仲の良い兄弟だった2人は、思春期に起きたある事件を機に、今ではろくに口も利かない険悪な関係となっていた。そんな中、直純の新たなエージェントとしてラリーのことを何も知らないひかるがやって来て……。

WOWOWから引用

【映画「OVER DRIVE」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「海猿」シリーズの羽住英一郎監督が東出昌大、新田真剣佑らを迎えて描いたスポーツカーアクション。

 

邦画のカーアクション作品を見つけたので見てみた。


特に今ラリーブームが来てる感じはないところに(※どちらかというと、テニスや将棋がブーム)一応、最近ではメジャー俳優になってきた東出昌大を主演に迎えているやや期待を感じる映画ですが、特に何かの原作マンガからの映画化という訳でもないらしい。ただラリー映画がやりたかった。

 

そんな作品だからなのか、熱さはあるものの、ストーリーの流れが悪い。

 

まず、一番の見せ場と思えるカーアクションシーンだが、各地域でのレースがほぼダイジェスト映像のような感じの紹介に留まっていて、レースとストーリーにどこか別撮り感がある。またストーリーが盛り上がってきて、いざ、レースになるのはいいが、二台の車で前へ後ろへデッドヒートしないので、あまり対決してるハラハラ感が無い。

 

これはラリーというタイムアタックルール(いかに早く回るか)なのが原因だと思うが、思っていた感じのレースの盛り上がりと違う。

 

ちなみにレース映像(各地域のレース)が変な理由は、番組情報でも書いてあるが、その部分のみCG映像で作ってるためらしい。(※全部ではないが)この部分はほぼ実写映像と見間違うほどクオリティは高く、CGだと言われるまで気づかないが、その反面、何か妙な違和感があったのも事実だ。

 

さすがに、トヨタを始めとする有名企業がスポンサーについてはいるが、各外国でのレース映像を全部あのクオリティで撮影できるほどの予算があるとは思えない。あのレベルで各レースまで現地で実写撮影して世界観を構築するなら、007とかミッションインポッシブルクラスのハリウッド予算が必要になるだろう。

 

この部分の予算の違いが、どうもこの映画の最終的な作品としての生感覚が無い仕上がりの悪さにつながっているように思う。

 

しいていうなら、この映画は、野球映画で言えば、野球シーンをあまり描かず、ベンチ映像や試合をする過程までの選手やコ−チの準備や生活の方ばかりを描いている映画といえなくもない。

 

いや、こっちはずっと野球が見たいんだ。が本音だ。

 

ちなみに、その選手側のストーリーも熱い思いはわかるのだが、いかんせん登場人物に好感度が無い。

 

東出昌大(兄)は好感度がある設定になっているが、レーサー役の新田真剣佑(弟)が才能はあっても、わがまま放題で周りに迷惑ばかり掛けていて、感情移入できない。のちのち理由があきらかになるが、それを知ってもプラマイゼロ位にしかならない。周りに当たり散らすのとは別だろう。

 

また結構大事な森川葵演じるヒロインのマネージャーも人格設定が悪く、ずっと不満ばかり言っているようにしか見えず魅力が無い。

 

ラリーに携わることで、それぞれが次第に成長する姿を同時に描きたいのはわかるが、連続ドラマで10話とか時間を掛けて描くなら次第に良さが出てくるとは思うが、映画の2時間で描くなら、何かもっと最初から好感度が持ちやすい設定にしておく必要があると思う。特に原作があってそこに縛られてる訳ではないなら。

 

ヒロインと、レーサーの弟が両方好感度が無いので、メインの2/3は、好感度が無いので、さすがにキツイ。そういう意味では、登場人物目線で物語に寄り添えないところが、この映画の大きなマイナス点です。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:結局、音楽と海猿的な熱い演出で強引に感動話に仕上げたよくあるフジテレビ系の準カーアクション映画。幼い頃のエピソードなどは各部分は良いんだが、大人になったときの人物性格の第一印象が悪すぎる。そもそも性格の悪い弟でも弟目線でその気持ちが自然に理解できるようにちゃんと描けば、そこの気持ちに感情移入できるようになるとは思うが、兄目線や客観視点ばかりで弟を見せているので、弟がただのわがままで扱いにくいヤツにしか見えてこない。これはヒロインも同じ。ヒロインの仕事に対する動機が客観的にしか語られてないので、ただの不満ばかり言ってる、存在が煙たいヤツにしか見えない。)

 

 

直せないものは…

 

直せねんだよ

 

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映画「鋼の錬金術師」の感想(ネタバレ)

2019.04.30 Tuesday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「鋼の錬金術師」の感想(ネタバレ)


■監督:曽利文彦
■出演者:山田涼介 本田翼 ディーン・フジオカ 蓮佛美沙子 大泉洋 佐藤隆太 小日向文世 松雪泰子


【映画「鋼の錬金術師」のあらすじ】

亡くなった母親をよみがえらせるため、錬金術の禁断の技である人体錬成に挑んだ兄エドと弟アルのエルリック兄弟。だが術は失敗、代償としてエドは右腕と左脚を失い、アルは全身の肉体を失って魂だけがよろいに定着する存在となった。エドは自らの才能を過信して弟を巻き込んでしまったことに責任を感じ、国家錬金術師として各地を旅しながら、アルの肉体を取り戻すために必要な伝説の魔法石“賢者の石”を探していたのだが……。

WOWOWから引用

【映画「鋼の錬金術師」の感想(ネタバレ)】 

 

 

荒川弘の人気コミックを「ピンポン」の曽利文彦監督が山田涼介×本田翼らで実写映画化したアクション。

 

本田翼が出ていたので見てみた。

 

原作コミックは読んだことが無いので、そちらのとの比較はできないが、マンガの世界観がどうも中世ヨーロッパの雰囲気で描かれているようで、一応ヨーロッパロケなどもしているのだが、そもそも前提として金髪系のキャラを日本人キャストが演じていることにかなりの違和感を感じてしまう。

 

コスプレの域を出ないというか、ほとんどマンガのキャラクターに演者が成りきれていない人が大半で、ただ有名俳優が顔を揃えてドラマのような感じで演じていますというところから出ない。学芸会と言ってしまえば、それまでだが。

 

ただ、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、夏菜あたりは、軍人的な世界観に多少入り込めてる感じはある。※存在が締まる。

 

佐藤隆太は、もういつも他のドラマで見てる優しい佐藤隆太だし、大泉洋も多少最後に変化はあるけどやっぱ大泉洋だし。

 

目当ての本田翼に関しては、「今夜、ロマンス劇場」よりはかなり出番が多く、可愛さ目当てで見れば、そっちの方の魅力は十分出ていて、満足度は高いが、演技に関しては、やはり下手なのか、存在が役名には見えず、ずっと本田翼です。

 

「鋼の錬金術師」の世界観に本田翼が入ってしまっている感じ。おてんば的なキャピキャピ感の演技は上手いけど、シリアスなシーンになると何か足りない。あとこの役の可愛さを求めるなら、やや背がでか過ぎの印象がある。個人的には160cm位のイメージだろうか。

 

本田翼は、166cmのモデル体型ながら、意外と骨が細すぎず、骨格ががっしりしていて、顔や雰囲気の印象に引っ張られてるけど、体格だけ見ると、か弱さや体型の可愛さは、そんなに無い。これはたぶんみんな騙されている。山田涼介が164cmで、細身で背が小さめだからか、本田翼でかいなって思う(笑)

 

163cmの蓮佛美沙子と比べても、蓮佛美沙子は細身だから小さく見える。

 

話が飛んでしまったけど、とにかくこういった現実離れした世界観のマンガ、進撃の巨人の時もそうですが、実写映画にすると、かなり無理がありますね。やっぱりCGアニメが作品を壊さない限界じゃないだろうか。

 

どうしても実写は、コスプレ感というところから出ませんね。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:本田翼目当てで見るならおすすめのマンガ実写映画。「鋼の錬金術師」の作品について言えば、兄が失われた弟の体を探すという、兄弟の絆設定の動機は、素晴らしく、ほぼそれだけで見れる。この根幹がしっかりしてるので、多少世界観がよくわからなくてもキャラクターに共感はしやすい。音楽の使い方が上手く、演技が下手でも、一応音楽に乗せて泣ける感じには仕上がっている。でも、やはりツッコミどころも多く、シリアスなシーンでも見てて笑っちゃうところが結構ある。特に”マスタング大佐”って名前もどうなんだとか、原作のイメージがないので、その辺を考え始めるとかキリがない。あと、ヒューズが撃たれた時に、名前を何度も叫ぶシーンとかもね。今、セリフを置きに言ってるなって、思っちゃうと笑っちゃうね。普段、そんな状態になっても絶対そんな言い方しないのに、ドラマや映画だとなぜかセリフを置きにいってしまう。)

 

 

 

ヒューズ……、ヒューズ!

 

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映画「いぬやしき」の感想(ネタバレ)

2019.04.01 Monday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「いぬやしき」の感想(ネタバレ)


■監督:佐藤信介
■出演者:木梨憲武 佐藤健 本郷奏多 二階堂ふみ 三吉彩花 濱田マリ 斉藤由貴 伊勢谷友介


【映画「いぬやしき」のあらすじ】

定年を間近に控える、冴えない初老のサラリーマン壱郎には、妻や子ども2人という家族がいるが、ある日突然、がんが理由の余命宣告を受け、虚しい気持ちに襲われる。そんな中、宇宙から落ちてきた物体の墜落事故に遭遇するが、それ以来、壱郎の肉体の一部は機械となり、他者の命を救えるようにもなる。一方、同じ事故に遭遇した高校生の皓も未知のパワーを手に入れるが、そんな壱郎と皓は新宿の街を舞台に、全面対決に臨んでいく。

WOWOWから引用

【映画「いぬやしき」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「GANTZ」の奥浩哉によるコミックを「GANTZ」「図書館戦争シリーズ」の佐藤信介監督が木梨憲武、佐藤健らを迎えて映画化したSFアクション。

 

とんねるずの憲さんが映画主演してたので見てみた。ちなみに原作コミックは未読なので、そちらとの比較はわかりません。

 

内容は、宇宙からの飛来物によって、急に機械生命体化した中年サラリーマン(善)と高校生(悪)の二人が、それぞれの思惑によって社会(街)を巻き込んで次第に対決していくという話。

 

空を飛んだり、街を破壊したりと邦画にしては、かなりSFアクション(CG)に力が入った作品ではあるが、アクション一辺倒にならず、ちゃんと登場人物に感情移入できる。

 

主役がわかりやすく冴えないサラリーマンでさらにわかりやすい善人設定(人助けする)なのもあると思うが、シーンの心情の描き方(伝え方)もよく出来ている。

 

個人的に邦画のSFアクションモノは、ゼブラーマンや寄生獣など、スタイリッシュではないどこか泥臭い日本的な世界観をベースに描くSF作品は、比較的面白く、成功しやすいのかなと思う。

 

一方、テラフォーマーズみたいな、ハリウッドチックな見た目豪華な商業作品は苦手で、そちらを目指そうとすると途端に内容が無くなって、わかりやすく駄作に陥るような気がする。

 

ただ、だからと言って、この「いぬやしき」やゼブラーマンや寄生獣などが、海外のアクション映画と対等に勝負できるレベルかというと、そこは、規模がまだ日本レベルで、完全日本向けに作られた作品から出ず、外に出すにはどこか恥ずかしさがある。この作品が海外で話題になっていても、逆に恥ずかしい。

 

邦画でも単純な人間ドラマならその辺、気にならないんだけど、邦画のアクション映画は、ところどころなんかダサイんだよね。

 

邦画のアクション映画に限って言うと、ずっとこの葛藤がある。自分が面白いと思う作品は海外でも支持してもらいたいと思うけど、ハリウッド基準に照らすと途端に恥ずい。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:ちゃんと感情移入できる良作邦画SFアクション。珍しく映画を途中で一度も離脱することなく(通常、途中で飽きて何回かに分けて見てるが)、通しで見終えた。それだけでも結構すごい。ただ内容があるかというと、機械生命体となった2人が、善と悪に分かれて争ってるだけなので、どこかマッチポンプ感は否めない。ここに新たに、別の宇宙人の侵略者が加わってこれば、もう少し話に広がりが出たかもしれない。もし”いぬやしき2”があれば、そんな感じになるのかな。

最後に、佐藤健(皓)がスーパーパワーを得て、その力である一家を殺したとき、親友が彼との付き合いに距離を置こうとするが、”別にお前の知らない奴だし、世界のどこかで誰かが死んでも別に悲しんだりしてないだろという論調で、親友を言いくるめようとするシーンがあるのだが、それに対して親友側は、ほとんど何も反論できていなかったが、個人的に、世界のどこかで自分が知らない誰かが死んだりすることにいちいち悲しんだりしないのはそうかもしれないけど、それよりも自分が知ってるヤツが急に人殺しになってた方が、ショックがでかくて、悲しいと言い返したい(笑))

 

 

でもちゃんと

 

学校に行けよ

 

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映画「忍びの国」の感想(ネタバレ)

2018.06.06 Wednesday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「忍びの国」の感想(ネタバレ)


■監督:中村義洋
■出演者:大野智 石原さとみ 伊勢谷友介 鈴木亮平 國村隼 立川談春 知念侑李 マキタスポーツ でんでん

WOWOWで放送していた映画「忍びの国」を鑑賞。

【映画「忍びの国」のあらすじ】

織田信長が天下統一に向かって突き進む中、信長の次男・信雄は伊勢国を掌握し、その隣国・伊賀国も支配しようとしていた。だが伊賀国に住んでいたのは外部の常識が通用せず、独自のルールに従って生きている“忍び”の面々で、お国という美しい妻がいながら非情かつマイペースで生きる忍者・無門もそんなひとり。そんなある日、信長の軍が伊賀国に本気で攻め込んできて、無門ら“忍び”の面々は全力をもって敵軍を迎え討つが……。

WOWOWから引用

【映画「忍びの国」の感想(ネタバレ)】 

 

「予告犯」の中村義洋監督が和田竜の歴史小説を“嵐”の大野智、石原さとみ共演で映画化した戦国時代劇。

 

少し前にCMで流れていて一応気になっていた邦画話題作がWOWOWで初放送したので見てみた。

 

主演が嵐(ジャニーズ)の大野智で時代劇アクションということで話題性こそあるが、内容的に大丈夫かと心配しつつ見始めたが、見終わってみると案の定、特に中身は薄い映画だった。

 

監督は、「予告犯」「ゴールデンスランバー」「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督で個人的に結構好きな監督だが、この「忍びの国」は、それらの作品と比べると完全に駄作の部類に入る要注意映画。125分という長さだが、ガリガリ削って90分位(せめて100分)にまとめて欲しい位。

 

アクションは、今までの戦国アクションとは違う斬新な演出で挑戦的だが、一番大事な登場人物への感情移入部分が弱い。

 

普通に描けば、もともと好感度があるはずの大野智なので、それなりに感情移入できると思うが、この作品に関しては、めちゃくちゃ強くて精神的にも弱さがないので、ほとんど共感するところがない。

 

ラストで恋人(嫁?)の石原さとみが忍者仲間に殺されて死に、初めて悲しむ場面があるが、石原さとみの役柄がウザキャラで好感度が無いので最後に死んだところで、特に何も思わない。鈴木亮平が死んだところがこの映画の一番のピーク、その後は、以下同文的お涙頂戴展開でもうだるいです。

 

この映画、石原さとみの役(存在)は必要かどうかも疑問が沸く。自分で炊きつけておいて、心配したり、わがまま放題で、最後は、いい感じに死んで出番としては目立ってはいるが。

 

実写版「進撃の巨人」の時にも思ったが、石原さとみの役(存在)は、毎回映画を破壊しているように思う。作品を食ってるというか。今のところ石原さとみが合ってるなと思う出演映画が思い浮かばない。石原さとみ自体は別に嫌いじゃないんだけど、自信満々で熱演してるあの演技が少しも好きになれない(笑)

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:主役に共感できない中途半端な時代劇アクション。石原さとみのダメさに目が行ってしまうが、時代劇という演技(世界観)という部分に関して、脇役の俳優がやや軽い。戦国時代劇特有の演技の重厚さを求めると、大野智のライバル(敵役)に伊勢谷友介のみではかなり荷が重い。一人、個性派で頑張ってはいるが、もっと他の脇役もがっちり固めてくれないと、伊勢谷友介という個の良さが出てこない。それと鈴木亮平も熱演してるが、変態仮面の映画を見てからは、もうどの演技も変態仮面のフリにしか見えない。何時、鎧を脱ぎ捨てて、変態になるのかとそっちばからが気になってくる。俳優は、話題作を選ぶのはいいけど、のちのちのことを考えて作品は選ぶべきだよね。)

 

 

 

無門殿

 

ご無事で

 

決して死んではなりませぬぞ

 

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己等は

 

人間ではない

 

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わしは人として死ねる

 

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映画「真田十勇士」の感想(ネタバレ)

2017.09.18 Monday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「真田十勇士」の感想(ネタバレ)



■監督:堤幸彦
■出演者:中村勘九郎/松坂桃李/大島優子/永山絢斗/高橋光臣/松平健/加藤雅也/大竹しのぶ

WOWOWで放送していた映画「真田十勇士」を鑑賞。

【映画「真田十勇士」のあらすじ】

関ヶ原の戦いから14年。戦国の世は天下統一を目前にした徳川と復権を狙う豊臣方の対立が深まっていた。真田幸村は名将として世間から尊敬を集めていたが、実は男前な風貌と恵まれた幸運の連続で勝ちを収めてきただけの気弱な腰抜けだった。実際の自分と虚像との差に悩む中、彼は猿飛佐助と出会う。忍者の里から飛び出し、大きなことを仕掛けようとしていた佐助は、幸村を本物の英雄にすべく、仲間を集めて十勇士を結成する。

WOWOWから引用

【映画「真田十勇士」の感想(ネタバレ)】  


マキノノゾミと鈴木哲也の脚本を中村勘九郎、松坂桃李らを迎えて劇場版「SPEC」シリーズの堤幸彦監督が映画化した時代劇アクション。

最近、自分の中で遅咲きの戦国時代ブームが来ていて、横山光輝の戦国時代マンガを結構読んでいる。今のところ織田信長から豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗、武田信玄、武田勝頼、松平忠輝まで読み終えた。そんな折、真田のタイトルがついたこの映画を見つけたので期待して見てみた。

ただ、すごい期待していたわりに、見てみると、中身はなんだこれという内容。

いきなり率直な感想を言ってしまうが、この「真田十勇士」相当やばい(ひどい)。

自分が今まで戦国時代のドラマや映画にあまり触れていなかったから、他との比較対象があまりないから、そう思ってしまうからはわからないが、この映画、大分迷走してます。

もともとマンガや小説などで元ネタとなる原作があるのかわかりませんが、なぜか開始早々、実写映画なのにアニメーションで描かれており、それが10分ほど流れる。

番組情報では、監督の遊び心という説明があるが、この遊び心は個人的にいらない(笑)

個人的に歴史モノは、ただただ真面目にその時代を反映して落ち着いて描いて欲しいものだが、この作品は、全体的に妙な現代的な軽さ(ノリ)がある。戦国時代のかたくるしさが苦手な現代の人(若者向け)に合わせた演出(アレンジ)といってしまえばそれまでだが、ノリが現代ドラマの延長なのだ。

俳優がただカツラと鎧を着ているだけと言っても言いすぎでない。当時の戦国武将にまるでなりきれていない。※特に真田十勇士のメンバーは若手が多いからか大分ひどい。ただ、徳川家康役の松平健、あと淀君役の大竹しのぶはさすが。松坂桃李は、がんばってる方かな。

また少しばかり恋愛要素も入ってるが、この恋愛も現代風の薄いやりとりに終始していて、なんだかなあという感じ。その恋愛部分の片棒を担っているのが、元AKBの大島優子の女忍者役だが、彼女が大分ひどい。映画を一人でぶち壊してる(水準を下げている)感じすらある。

戦国時代の話だけど、もうただ衣装が忍者の格好をしているだけの現代恋愛ドラマとしてしか見れない。

しかし、戦闘シーンは、真田丸のセット作り、人材も集め、かなりお金が掛かっていてスケールこそでかいが、いかんせん迫力(躍動感)が弱いというか熱量がない。そこと比べるものではないが、2000年公開のグラディエーターの方がよっほど良いし、熱さある。

戦国時代というか戦モノ作品は、生死に直結した人間の熱さみたいなものが、描けてこそ説得力が生まれてくると思うが、この映画は、そういった熱さを感じない。

物語としては、史実の捉え方を変えた発想(すべては淀君の策だった)はあって意外性はあるが、周りを固める俳優や演出、構成に説得力がないので、どうも乗り切れない。まーとにかくひどいです。


評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(まとめ:舞台演技のようなクセがある変な戦国映画の大失敗作。マンガだけど読んで戦国時代に触れた人間としては、この映画の内容で満足はしたくないですね。一般の人はどうかしらないけど。戦国時代好きには、要注意映画です。真田雪村の話だったら、PS3の戦国無双の方が泣けます。)



ウソってのは

バレちまめば

ただのウソだけどよ

とことんまで突き通しちまえば

そいつは本当と同じだ

偽者が本物に変わるんだ


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映画「アベンジャーズ」の感想(ネタバレ)

2017.07.06 Thursday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「アベンジャーズ」の感想(ネタバレ)



■監督:ジョス・ウェドン
■出演者:ロバート・ダウニー・ジュニア/スカーレット・ヨハンソン/ジェレミー・レナー/クリス・エヴァンス/マーク・ラファロ/クリス・ヘムズワース/サミュエル・L・ジャクソン/トム・ヒドルストン/

WOWOWで放送していた映画「アベンジャーズ」を鑑賞。

【映画「アベンジャーズ」のあらすじ】

神々の国アスガルドから逃亡した邪神ロキが、地球の秘密諜報機関“シールド”が保管している四次元キューブを奪い去る事件が発生。ロキの狙いは地球を支配すべく、キューブを使って異次元から危険なエイリアンの種族、チタウリを呼ぶことだった。“シールド”の長官フューリーに依頼され、“アベンジャーズ”となって手を組むことにしたヒーローたち、アイアンマンらだが、異なる価値観や個性を持つためになかなか結束できず……。

WOWOWから引用

【映画「アベンジャーズ」の感想(ネタバレ)】

2012年に公開され、映画史上第3位となる大ヒットを記録したというSFアクション大作。

少し前にキャプテンアメリカ(パート1)も見終わり、すでに見る下地は整っていたが、なぜか滞っていたこの「アベンジャーズ」をようやく消化。

アイアンマンやマイティーソー、キャプテンアメリカ、ハルクなどマーベルヒーローが大集結した超大作映画で、公開前、公開後も話題性は抜群だが、ただ、ヒーローごっちゃ混ぜの内容から下手すると、駄作の可能性も無きにしもあらずの不安もあったが、実際見てみると、意外と悪くないというか、普通に面白い。

この映画「アベンジャーズ」の肝は、やはりそれぞれ個性の強い、または戦闘力が異なるヒーロー同士の人間関係(連携)とアクション、またストーリーでの役割配分だと思うが、意外と上手く采配され、全体としてもまとまっていたというか、個性が全く生かされず、埋まってしまった(出番が少ない)というキャラクターも出ず、それぞれ活躍場所が用意されていて、登場シーンや見せ場など、これぞヒーロー映画といわんばかりの、ベタベタ演出で、かなり胸が踊った。

特にマイティーソーのハンマーにキャプテンアメリカの盾で防ぐ(げる)などは、それぞれの個性を発揮したシーンだと思う。

そもそも、戦闘力で言えば、地球を守っている神々のひとり(たしか)のマイティーソーが一番強いと思うが、それが物理的にはヒーローの中で一番弱い(劣っている、空も飛べず、パラシュートを背負わなければならい)であろう、キャプテンアメリカのこの世で一つしかないらしい物質(たしか)のあの特殊な盾で、防御できてしまうなどは、よく考えてるなと思う。

またそれぞれのヒーローが危機に陥った時に助けるヒーロー映画ならではの演出も憎い。ハルクに襲われたナターシャ(スカーレットヨハンソン)をソーが助ける、核爆弾を捨てに行って宇宙(空)から落っこちてきた瀕死のアイアンマンをハルクが助ける最後など、ヒーロー同士の粋な友情シーンが格好良い。

スト−リーは、インディペンデンスデイ(トランスフォーマー)みたいなありふれた宇宙人(異星人)との侵略されバトルだが、ソーの弟のロキを悪役に使ったり、序盤から過去の物語との関連性があったりして、キャラの使い方も上手い。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(まとめ:これはこれでありのマーベルヒーロー大集結映画。好き嫌いはあるかもしれないが、失敗作ではない。唯一、残念な部分を言うと、ハルク役がもともとは、エドワードノートンかエリックバナだったと思うが、なぜか、アベンジャーズでは、マーク・ラファロという全然関係ない俳優が演じていたこと。これは他のヒーローは、しっかり俳優が固定されてたのにもったいない。あと、怪物になると感情のコントロールが出来ないはず(味方も攻撃しちゃう)のハルクが、後の方では、特に特別変化するような兆しもなく、普通に克服したのか他のヒーローと協力していたのは気になる。なんか予兆と言うか克服したようなストーリーはなかった気がするけどね。ちなみに宇宙人との大バトル(空中戦)のスケール感と爽快感は、比べるもんじゃないが残念ながらスターウォーズには及んでいない。結構意識した作り方していただけに気になった。スターウォーズはやはりSFアクション映画として偉大。)



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映画「テラフォーマーズ」の感想(ネタバレ)

2017.04.09 Sunday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「テラフォーマーズ」の感想(ネタバレ)



■監督:三池崇史
■出演者:伊藤英明/武井咲/山下智久/山田孝之/小栗旬/ケイン・コスギ/菊地凛子/加藤雅也

WOWOWで放送していた映画「テラフォーマーズ」を鑑賞。

【映画「テラフォーマーズ」のあらすじ】

将来の移住のため、火星環境の地球化(テラフォーミング)が開始されてから約5世紀。小吉たちワケありの男女15人の調査隊が火星へと降り立った。だが彼らを待ち受けていたのは、凶暴な人型の巨大生物。それこそは、かつて火星に移植されたゴキブリが異常進化を遂げた姿=テラフォーマーだった。やがて調査隊の真の目的がこの生物の駆除であり、そのため彼らには昆虫のDNAによる特殊能力が与えられていたことが判明する。

WOWOWから引用

【映画「テラフォーマーズ」の感想(ネタバレ)】


作・貴家悠、画・橘賢一による同名コミックを三池崇史監督が、伊藤英明、武井咲ら豪華俳優陣を迎えて実写映画化したSFアクション大作。

2015年の邦画の話題作が少し前にWOWOWで解禁(初放送)されたので見てみた。

実は、意外と最近まで日テレの深夜番組のCMでDVDの宣伝が結構流れていて、なんとなくまだCM打つかと、古い映画なのに違和感を覚えていたのだが、その理由が今回見てはっきりとわかった。

このテラフォーマーズ…、最近では類を見ない地雷映画だったということです。絶対に素人は手を出してはいけない!

ましてや映画館で見ようなどと決して思ってはいけない。今もう劇場ではやってないけど。

これだけの豪華キャストを揃え、CGもそれなりにふんだんに使い、スケールのでかさこそあれど、演出がただただひどい。学芸会という比喩はこういうことを言うのかもしれない。ストーリーもなんか陳腐。

一応コミックからの映画化ということだが、最近見たストレイヤーズクロニクルの方が全然マシに思えてくるほどの、比較すること自体失礼なひどい出来。俳優がほぼ大根役者化している。

なんといっても見終わって、内容をほとんど覚えていない。

ゴキブリがたくさん出てきて、そいつらと戦って、あっさりとテラフォーメンバー(仲間)が死んでいって、最後数人が生き残る。

全く感情移入も何もない。現実離れしすぎていて。

一応、三池崇史監督作品のようだが、この監督は、当たりと外れの差が激しい。

っというか、最近は、自分が見てる映画は、特に外してばかりだと思う。

どうも高予算を使った、または映画自体に力が入ってるような企画の映画を監督すると、あがってしまうのか、大抵う○こみたいな映画を量産してしまうクセがあるらしい(笑)

ゼブラーマンとか、悪の教典みたいな地に足がついてる感じの映画は良いが、1作目が当たった後の「ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-」とか「ヤッターマン」とかになるともうダメ。少し前の「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」もひどかった。

ちなみになんで、当たり外れの差がこんなに大きいのか、理由はわからない。普通実力がある監督なら、そうそう大きく外しはしないはずだと思うのだが、自分の管理力を越えるキャスト、または、スポンサーが口を出してきたりすると、何も言えなくなってしまうんじゃないかと思う(笑)

 

そうではないと、このダメさは考えられない。


評価 ☆☆☆☆☆ (星0)

(まとめ:2015年の邦画のラズベリー賞(最低映画)があれば間違いなくトップ受賞のSFコメディアクション。こんな風に書いてしまうと、逆に見たくなってしまうが、絶対に見ないほうが良い。もし自分が俳優だったら、所属事務所のプロフィール欄の主な活動にテラフォーマーズ出演はすぐに削除しておきたい。)



なんだコイツは

他のゴキブリより素早い


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いや動きが人間に近い

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映画「ストレイヤーズ・クロニクル」の感想(ネタバレ)

2017.04.01 Saturday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「ストレイヤーズ・クロニクル」の感想(ネタバレ)



■監督:瀬々敬久
■出演者:岡田将生 染谷将太 成海璃子 松岡茉優 黒島結菜 豊原功補 伊原剛志

WOWOWで放送していた映画「ストレイヤーズ・クロニクル」を鑑賞。

【映画「ストレイヤーズ・クロニクル」のあらすじ】

1990年代初め、ヒトが自らの手で進化できるのかを検証するためにある極秘機関が実験を行なう。結果、突然変異的に人間の潜在能力を極限まで発揮できる子どもたちと遺伝子操作によって違う生物の能力が宿った子どもたちが誕生する。後に機関は閉鎖され、視力・聴力・筋力が異常に発達したグループの昴たちは計画の中枢にいた外務副大臣、渡瀬から闇の仕事を請け負うことになる。だが、そんな彼らはやがて意外な面々との戦いへ。

WOWOWから引用

【映画「ストレイヤーズ・クロニクル」の感想(ネタバレ)】

ヒット小説を岡田将生ほか若手人気俳優共演で映画化したというSFアクション。

岡田将生が主演していたので見てみた。

小説からの映画化で、原作は読んでいないが、超能力が使える人種(同じ人間だが、人体実験によって作られた)の活躍を描く話で、なんとなく、一般人に混じって若者が生活している感じは、トワイライト(ヴァンパイアではないけど)の日本版的な感じに思えなくもない。

超能力を用いたアクションは、結構がんばっていて、それなりに見れるのだが、少し考えると超能力の使い方はもっと工夫できる余地があってなんとなく効率の悪さが目立つ。特に早く動けるのに、なんでそんな攻撃の仕方なんだということをやってたりする。

物語の方も、始めは、敵対する?2グループ(ストレスVS遺伝子操作)の戦いで、超能力バトルで大いに盛り上がるのかと思いきや、最初だけで(超能力も知れば知るほどなんかしょぼいような)、途中からお互い話がまとまると、それからは、こじんまりとした予定調和的な話になってしまう。

そもそも、彼らは超能力があって強いはずだが、普通に自衛隊?とかに銃で撃たれたりすると普通にやられたりして、強いのか弱いのかわからない。なんか超能力の良さを生かしきれていないような作り。

またトワイライトを見てしまってると(トワイライトもそんなに凄いわけではないが)、アクションその他、どうも全体のクオリティにしょぼさを感じる。

あと、原作の感じはそうなんだろうと思うが、友情の描き方(人間関係)が、ただの学園のノリの延長で、話のシリアス感を希薄にさせていて、なんか薄っぺらくなっている。物語は、世界規模(人類の80%が死ぬとか)で壮大なのに、学園のノリなので、ギャップがあるというか、なんかコメディにしか思えない。



評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:コメディなのかシリアスなのか時々わからなくなる中途半端なSFアクション。いろいろ書いたが、内容以前にこの映画の一番の問題は、若手キャストの演技なのかなと思う。小説やマンガが原作のものを実写化する際に陥りやすい部分だと思うが、原作まんまのキャラを俳優が同じように描くと、宙に浮いたようなキャラになっていたりして、現実っぽさがなくなる。結果、地に足がついていない話なので、人物に共感できず感情移入に至らない。その一番の原因は、キャストの演技の仕方にあるんだと思う。特に銃で撃たれたり、死ぬときの演技が大分ひどい(笑)ほとんどコント。でもまー最後まで見れた。)




何とかなりますよ

何とかならないことなんて

何もないから


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映画「暗殺教室 卒業編」の感想(ネタバレ)

2017.03.15 Wednesday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「暗殺教室 卒業編」の感想(ネタバレ)



■監督:羽住英一郎
■出演者:山田涼介 二宮和也 菅田将暉 山本舞香 知英 椎名桔平 桐谷美玲

WOWOWで放送していた映画「暗殺教室 卒業編」を鑑賞。

【映画「暗殺教室 卒業編」のあらすじ】

2学期を迎え、残された暗殺の期限も残り半年となった椚ヶ丘中学の落ちこぼれクラス3年E組。殺せんせーが演劇に出たいと言い出して生徒たちが翻弄される中、学園祭は終わり、ある人物が暗殺者としての正体を現わす。それを機に、殺せんせーは、今は亡き雪村先生との過去を明かす。やがて3学期が訪れ、殺せんせーの驚愕の過去を知った生徒たちは、せんせー暗殺を続行すべきか、せんせーを救う道を探すべきかで意見を分裂させる。

WOWOWから引用

【映画「暗殺教室 卒業編」の感想(ネタバレ)】

Hey!Say!JUMPの山田涼介らが共演した学園アクション2部作完結編。

一週間位前に見た「暗殺教室」の二部作の後編(完結編)に当たる「暗殺教室 卒業編」を見てみた。

1作目の「暗殺教室」は、ふざけた設定ながら、意外とテンポよく?話が進み、なんだかんだで最後まで普通に見れたので、それなりに評価できたのだが、この第2作の完結編は、設定の謎(超生物のタコ先生の背景と教師になった動機)が明らかになったのはいいが(別に誰もそこ求めてないと思うけど)、それに反して、物語が急速につまらなくなった。

そもそも第1作が良かったのは、突飛な設定ながら、次に何が起きるのかわからない不規則性が良かったのだが、この第2作は、タコ担任の過去を振り返ったことで、どこかで訊いたことがあるヒーローの裏話に収束してしまったこと。

一応、演出上は、感動的に仕上げてはいるが、よくある定番の展開で、ストーリーの面白さというより、お涙ちょうだいにだけ時間を使っていて、とても退屈になった。いつものエンタメ邦画のパターン。

そもそも、もともと地に足が付いていない設定で始まってることも合って、急に普通の人間ドラマにされても…という部分がある。

変に謎解きみたいなことはせず、謎は謎のままで、新たな着地点を見つけて終わるべきでしょう。



評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)
 

 

(まとめ:設定を現実に引き戻したことで、急にただの駄作になってしまった第二弾完結編。要するにこの話は、最初にタコ生物の話を説明してから始まってれば、良かっただけのこと。それを作者の都合で、あえてそこを隠して順番を逆にして始めたのはいいけど、順番を逆にするほどのオチではなかったので、その報い(広げた風呂敷をたたむ作業)が、すべてこの完結編にただ重く圧し掛かってきたという感じ。そのせいで1作目にあったストーリーの自由度がなくなった。そもそもタコ担任の過去の話は改めて、後できっちり描くほどの話ではない。スパイダーマンだって最初に人がクモにかまれてから話がスタートする訳で、後からあのコスプレ野郎の超能力の秘密はなんだって言われて、学生時代に謎のクモに噛まれましたって理由がわかっても…う〜んだよね。それと似ていて、もともと現実離れしてるので、別にそこの理由はなんでもいい、むしろ最初に説明しないで始まるならずっと説明しなくていい。そもそも、みんなあのタコ担任はそういうものだと思って接してきたところで、実は、元は人間ですって言わなくていい。)


そんな気持ちで

殺してはいけません

笑顔で

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映画「映画 暗殺教室」の感想(ネタバレ)

2017.03.04 Saturday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「映画 暗殺教室」の感想(ネタバレ)



■監督:羽住英一郎
■出演者:山田涼介 椎名桔平 菅田将暉 山本舞香 橋本環奈 知英 高嶋政伸 声:二宮和也

WOWOWで放送していた映画「映画 暗殺教室」を鑑賞。

【映画「映画 暗殺教室」のあらすじ】

有名進学校・椚ヶ丘中学校の旧校舎にある落ちこぼれクラス3年E組に、タコ型超生物の“殺せんせー”が担任としてやって来る。すでに月の7割を破壊し、来年の3月には地球を破壊すると宣言する彼がなぜか3年E組の担任を希望したことから、政府は渚ら生徒たちに“殺せんせー”の暗殺という極秘任務を課する。“殺せんせー”の授業を受けながら暗殺の訓練をするという日々を過ごすうち、生徒たちの間に友情が芽生えるが……。

WOWOWから引用

【映画「映画 暗殺教室」の感想(ネタバレ)】

松井優征の人気漫画を「MOZU」シリーズの羽住英一郎監督がHey!Say!JUMPの山田涼介を主演に迎えて実写映画化した学園ドラマ。

少し前に話題になっていた邦画話題作がWOWOWで初放送(パート2の初放送にあわせてパート1も放送)したので見てみた。

内容は、タコ型の超生物が地球を人質に取り、なぜか、高校の落ちこぼれクラスの担任となって、生徒らに期限内に自身を暗殺してみろと要求するとんでもストーリー。

最初は、理屈で考えたら、ふざけた設定や後出しのオンパレード(結局、理由付けて絶対死なないタコ担任)に、見ながら腹が立っていたが、そもそもそういう不条理な作品なんだとあきらめてからは、無駄にでかいスケール(CG)の大きさと、爽快?なエンタメ感で、なんか最後まで普通に見れてしまった。

ちなみに話を要約すると、政府から100億の賞金と任務を言い渡され暗殺をがんばることになった生徒→一向に担任を倒せない→悪玉教官登場→なんとかタコ担任を追い詰めることに成功する生徒→賞金を掛けられた担任の命を狙って悪玉が今度は生徒に襲い掛かる→悪玉を生徒たちが協力して退治→追い詰めたタコ担任を破壊するため政府に引き渡す→無事担任の破壊に成功するが、ストックホルム症候群じゃないが、一緒に担任と過ごしたことで、タコ担任との日々が良い思い出となって最後の別れにみんなで感動→しかし、実は、担任は死んでなかった→喜ぶ生徒→そして、引き続き続く授業。

一応、製作者目線だと、この不条理なルールの中の出来事で人間として大事なことは何かという教訓めいたことを伝えようとするような感動作?ではあるのだが、ちょっと伝え方がありがちというかベタベタというか(敵だと思っていた担任が、新たな敵が登場することで、敵が味方になる?など)、露骨な回りくどさがしないでもない。

個人的には、普通に結論を言って欲しい気がするが、この年の生徒は、普通に言っても聞かないから、あえて回りくどい感じになってるのだと思うけど、それすらも、なんか回りくどいと思ってしまう内容。とりあえず、自分が脚本家なら一生かかってもこんなとんでも設定で物語を書こうとは思わないし、そういう発想にも至らないと思う。そういった意味では、ある種、すごい話かなとも思う。



評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:理屈で考えなければ、それなりに見れるとんでもエンタメ作。担任の声は、嵐の二宮和也がやってたことが、エンドロールであきらかにある。声が加工されているからか全然わからなかった。また女教師役には、元KARAのジヨン(知英)が出演したり、意外なキャスティングになっている。そういえば、桐谷美玲もちょい役で出ている。とりあえずパート2(卒業編)があるので、最終的な判断は2を見てからかな。)


ふたつのことを

同時に解決しようとしては

いけません


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