映画「BECK」の感想(ネタバレ)

2013.05.17 Friday 邦画 音楽モノ

■映画「BECK」の感想(ネタバレ)




■監督:堤 幸彦
■出演者:水嶋ヒロ 佐藤健 桐谷健太 忽那汐里 中村蒼 向井理

WOWOWで放送していた映画「BECK」を鑑賞。

【映画「BECK」のあらすじ】

先の人生に半ば諦めを抱いていた平凡な高校生・コユキは、偶然飼い犬を助けたことから、ニューヨーク帰りの天才ギタリスト・竜介と出会い、古いギターを譲り受けた。ギターマニアの斎藤に弾き方を学び始めたコユキは、次第に音楽にのめり込んでいく。一方、最高のバンドを作ろうとしていた竜介は、コユキのギターの上達ぶりと、なによりその歌声に秘められた才能を見抜き、彼を新結成したバンド《BECK》の一員に抜擢する。

※WOWOWから引用

【映画「BECK」の感想(ネタバレ)】


ハロルド作石の大ヒットコミックを「20世紀少年」3部作の堤幸彦監督水嶋ヒロ、佐藤健らの若手俳優共演で映画化した作品。

物語は、パシりをやらされている冴えない男子高生が、ひょんなことから天才ギタリストと知り合い、ギター(音楽)に目覚めるという話。

上映自体は数年前の作品だが、ようやくWOWOWで初放送したのでチェック。

原作コミックは読んでいないが、視点がコユキのいじめられっ子目線(自信がない人)なので感情移入しやすく、入りこめる。やっぱ主人公はこうじゃないとね。

お決まりのサクセス(主人公の才能開花)も入っていて二時間半近くある長尺映画だが、その長さも全然気にならない作り。

音楽的には、挿入曲で使われているレッド・ホット・チリ・ペッパーズからもわかるとおり、メタルまでは行かず、ロックテイストの激しいサウンド。

特にBECKが演奏するレボリューションという曲は、思いっきり、レイジアゲインストザマシーンなどの影響を強く感じるが、楽曲としては、すごく盛り上がるナイスな曲。ギターソロも頻繁に弾かれていてエレキギターの魅力はかなり出ている。

ただ、ある程度ギターを弾ける人からすると、俳優の当てフリがもの凄く気になってしまう。弾いていない(弾けていない)のがまるわかりでちょっと残念。せっかく音楽がかっこいいのにと思ってしまう。
ここは音楽作品でテクニックを求めたときの仕方ない部分だけど。

ただ水嶋ヒロ忽那汐里の二人の会話での英語力(発音)は、かなり世界観を盛り上げている。英語が出来るってかっこいい。水嶋ヒロはそれ以外にもサッカーも上手いってどれだけ才能集まってるんだよ(笑)

あとは、みんなが心底惚れるコユキの歌が最後まで聞けないのが物凄く残念。あえて歌を聞かせない演出で、歌の凄さを出す演出をしているが、最後位は、吹き替えでもいいので実声が欲しい。歌を聞かせない演出が度々出てくるので、まるでこの部分だけコントのように見えなくもない。


評価 ★★★★☆ (星4.3)

(ベタに熱くなれるギター音楽作品。展開はベタベタの連続だが、その王道感が潔い。本物の音楽ステージに出場させたりして撮る演出は、スケールがでかくていい。あと、ヒロインの忽那汐里がすごくいい。上戸彩の所属事務所はいい同じラインの子見つけて所有してるよね。ちなみに水嶋ヒロは、カラス?(鳥)の声だかもやってるが、エンドロールで見つけるまで全く気づかなかった。)



なんだこのボーカル

-有吉


奇跡としかいいようもない

出会いによって出来てるバンドがある

誰でもいいんじゃない

そいつらしかいないんだ


-竜介



あれは間違いなく

啓示だと思う

-竜介


だからオレはそのイメージを

見てねえんだよ


-千葉



水嶋ヒロ/BECK



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映画「リンダ リンダ リンダ」の感想(ネタバレ)

2011.07.30 Saturday 邦画 音楽モノ

■映画「リンダ リンダ リンダ」の感想(ネタバレ)



■監督:山下敦弘
■出演者:ペ・ドゥナ 前田亜季 香椎由宇 関根史織 三村恭代 湯川潮音 山崎優子 甲本雅裕 松山ケンイチ 小出恵介

WOWOWで放送していた映画「リンダ リンダ リンダ」を鑑賞。

【映画「リンダ リンダ リンダ」のあらすじ】

地方の高校。同じバンドの響子、恵、望の3人に非常事態が。文化祭のためオリジナル曲まで準備したのにギター担当の萌が指を負傷し、怒ったボーカルの凛子がバンドを辞めたからだ。しかし偶然耳にした《ザ・ブルーハーツ》の「リンダ・リンダ」を聴くうち、響子たちは《ザ・ブルーハーツ》のコピー・バンドをしようと決心。韓国からの留学生ソンにボーカルをしないかと誘うとOKの返事。4人は文化祭最終日に向けて練習に励むが!?

※WOWOWから引用

【映画「リンダ リンダ リンダ」の感想(ネタバレ)】


前田亜季を始め香椎由宇松山ケンイチ小出恵介など現在では人気俳優に成長した若手俳優が出演していた2005年製作の音楽もの映画。

文化祭のためにオリジナル曲を製作し5人でガールズバンドを組んで出演しようと決めていた仲良し女子高生3人組が、ギタリストの突然のケガとボーカルとの不仲により、ライブ出演の危機に陥る。

残ったドラム、ベース、キーボードの三人は、新たにコピーバンドで出演することを決め、たまたま選曲中に印象に残ったブルーハーツのリンダリンダをカバーすることに。

適当に見つけた韓国の留学生をボーカルとして加入させるとライブ出演に向け、スタジオに通ったり学校での深夜の練習を重ねいざ本番に臨むが…。

この映画も、以前の宮崎あおい出演のバンドもの映画「ソラニン」と同じくベースの役は、本物ミュージシャンで”Base Ball Bear ”というバンドに所属するベーシストの関根史織が担当している。※ソラニンはサンボマスターのベーシスト。

なぜベーシストだけいつも俳優ではなく本物ミュージシャンを使うのかはわからないが、(バンドでベースは地味だけどキーポイントか)主演の前田亜季(ドラム)、ギターを演奏する香椎由宇ともに一応練習して楽器を弾けるようになっている。これはエライ。

2005年製作と言うことで、まだ彼女らに初々しさがあり(ほぼノーメイクなためかこの年齢特有のニキビや肌荒れが結構目立ち(笑))、ホントにその辺にいそうな地味な女子高生になっている。今のようなきれいな女優というオーラはない。ただ、前田亜季はそれなりで普通にかわいい。

さて、出演者以外のストーリーだが、かなりゆるい。プロを目指すとかではなく、軽音部?に所属する女子高生達の思いつきで始めたバンドで「とりあえず…バンドやろう」といった軽いノリに見える。一生懸命さはあるが、なんとなく心意気が足りずどこか抜けている。

ただ、このゆるさの中にもほどよい面白さもあり、松山ケンイチが韓国の留学生ソン(ペドゥナ)に韓国語で告白するシーンや、恵(香椎由宇)と元彼?との微妙な会話(関係)、学生ならではの停まった自転車にまたいだまま会話するシーンなどは学生ならではの雰囲気が漂っていてよい。

※元彼の今なにもしていないことを”充電中”と表現するミュージシャンギャグも結構好き。

この映画ほどラストの演奏以外に音楽に対する情熱を感じない映画はないだろう。気張った感じがなく、結構ダラダラしてる(笑)※あえてそういう演出にしてる。でも実際の学生バンドの活動を追うとこんな感じになると思う。そういう意味では結構リアル。


評価 ★★★☆☆ (星3.5つ)

(楽器を練習して曲が弾けてライブして、それを皆から羨ましがられたり、モテた(称賛)という、楽器の習得に対する自慢や達成感、優越感というミュージシャン心?を揺さぶられる映画というよりは、仲間と音楽を使って楽しんだ時の思い出というバンド内の絆を中心に描いた映画。かなりゆるく場の空気感を楽しむ映画でストーリーや演出で強引に引きつけたりしないので深夜向き。)


ドブネズミみたいに

美しくなりたい


-ブルーハーツ(リンダリンダ)


リンダ リンダ リンダ


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映画「デトロイトメタルシティ」の感想(ネタバレ)

2011.06.23 Thursday 邦画 音楽モノ

■映画「デトロイトメタルシティ」の感想(ネタバレ)



■監督:李闘士男
■出演者:松山ケンイチ 加藤ローサ 秋山竜次 細田よしひこ 宮崎美子 松雪泰子 ジーン・シモンズ

WOWOWで放送していた映画「デトロイトメタルシティ」を鑑賞。

【映画「デトロイトメタルシティ」のあらすじ】

お洒落なミュージシャンになろうと大分から上京した純情な青年、崇一。しかし、いつしか悪魔系デスメタルバンド《デトロイト・メタル・シティ(DMC)》のギター兼ボーカル、“ヨハネ・クラウザーII世”としてデビューするはめに。そんな崇一は自身も納得がいかない音楽活動を、お洒落な音楽が好きな憧れの女性、由利にバレないように隠そうと試みるが、《DMC》は人気バンドに成長。事態はますます崇一が望まない方向に……。

※WOWOWから引用

【映画「デトロイトメタルシティ」の感想(ネタバレ)】

コーネリアスや小沢健二のような音楽を志していた男が、なぜかデスメタルバンドのヴォーカルになってしまい、夢とやりたい音楽の違いに苦悩する男の物語。

この映画は、メタルをけなしてはいるが、実はメタル推奨派が作った映画。あえてメタルと真逆に位置するさわやかなポップ音楽を主人公が求めて歌わせているが、ラストで加藤ローサ演じる相川を跳ね除けてメタル街道を突き進む選択や、メタル界の大御所キッスのジーンシモンズ(本人)を登場させている点など至るところにメタル魂がある。

監督は、李闘士男で最近見たナイナイ岡村さん主演の映画「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」と同じ監督だが、もともとの選ぶ素材が良いのかこの人の映画は登場人物心理に結構入っていける。主役が、少しダサいが、常にあきらめきれない””を持っているところが個人的に共感しやすい。

それとこの監督は、女優の松雪泰子が好きなのか、この映画でもレコード会社の社長という役柄で使っている。メタルに狂うイカレタ女社長という役柄だが服装もハードなメタル服に包み、これが意外に良い。

松雪泰子では貴重な?普通にパンツ丸見えになっているシーンがあったりとサービスショットもある。「ていだかんかん」の時とは全然違う役柄にちょいビックリ。松雪泰子がこんな役もやるんだ!?


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(一人二役?の松山ケンイチが意外に熱演していて素晴らしい。コントのような映画だが、力の抜けた感じが程よく楽しませてくれる。メタルという音楽自体もともとコスプレしてギャグみたいなところからスタートとしているが、今では一つのジャンルと確立しているあたりがすごい。始めはとっつきにくい感じもあったがメタルファンでも十分楽しめる作品。それにしてもよく本家のジーンシモンズが日本の映画に出演したもんだ。ちなみにメタルギタリストで御馴染みのモーティーフリードマンも出てる。)


音楽を生み出す

一番のエネルギーは

恋愛なんかじゃねえ〜
(※恨み、憎しみだ〜)

-ヨハネクラウザー二世


この映画は、サントラもおすすめですね。映画の中でも流れていた「SATSUGAI」が良い!




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