映画「クリーピー 偽りの隣人 」の感想(ネタバレ)

2017.08.19 Saturday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「クリーピー 偽りの隣人 」の感想(ネタバレ)



■監督:黒沢清
■出演者:西島秀俊/香川照之/竹内結子/東出昌大/川口春奈/藤野涼子

WOWOWで放送していた映画「クリーピー 偽りの隣人 」を鑑賞。

【映画「クリーピー 偽りの隣人 」のあらすじ】

ある事件の苦い失敗をきっかけに刑事の職を退き、いまでは大学で犯罪心理学の講義を受け持つ高倉。6年前に起きた謎の一家失踪事件に興味を抱く彼は、かつての同僚だった若い刑事の野上とともに、今なお未解決のその事件の再調査を始める。その一方で、愛妻の康子とともに新居に引っ越した高倉は、隣家に住む西野とその家族と知り合うが、西野は、愛想がいいかと思うと突然がらりと態度を豹変させるなんとも不気味な変人だった…。

WOWOWから引用

【映画「クリーピー 偽りの隣人 」の感想(ネタバレ)】

第15回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた前川裕の小説を「回路」の黒沢清監督が西島秀俊、香川照之、竹内結子らを迎えて映画化したサスペンススリラー。

最近あまり見てなかった竹内結子が出てたので見てみた。

物語は、過去にサイコパスに刺され今は、刑事を退き大学で犯罪心理学を教えている男が、ひょんなことからある一家失踪事件を調べることになり…という話。

この映画、普通の犯罪サスペンス的な気楽に見れる内容だと思って見始めたら、意外と猟奇的で描写がショッキングというか、かなりえぐめの内容で、見終わった後の後味が非常に悪かった。

ちなみにこの映画を見た後は、隣人(特に知らない人を)が信用できなくなるというか、あんな変人が何万分の1か何十分の1かの確率にせよ、どこかに存在してると思うと人と接するのが怖くなる。それ位、サイコパス役の香川照之の変人演技はやばめです(笑)

ただ、それと同時にこの映画、演出方法と言うかオチありきのストーリー構成(最後の挽回がやりたい)のため、途中で何度も見ていてイライラさせられる。

一応最後は、ハッピーエンド(ハッピーエンドという言い方は違うかもしれないが)で事件解決をみるが、東出昌大、笹野高史、そして、西島秀俊が全員警察官(もと含む)なのにサイコパスの罠に簡単にかかり、やることなすことすべて後手後手。なんか単純に隙が多過ぎというか。

とりあえず、警察官ならまず新たな犯人情報や証拠を得たら部署や仲間同士での情報共有は第一だと思う。なんか個人プレーが多く、それが原因でピンチになっていたり、証拠が消滅したり(謎のままだったりで)、もうなんだかなあという感じ。

まー実際の捜査も映画のように犯人が事前にわかってる訳ではないので、そんな感じなのかもしれないが、…それにしても刑事部長?の笹野高史と西島秀俊が隣人のサイコパスの香川照之がかなり怪しいと思った段階での捜査(突入)は、ダメダメ。

彼の家を捜索することになるが、なぜか二人だけで突入しちゃう。部下に一言声かけて、後からでも応援に来るようにしておくべきだと思う。しかも、さらに家についたらついたで、そこからさらに二手に分かれて、お互い一人で行動するし、もうダメだこりゃ。そして予想通り罠にかかり…。

個人的には、あの突入段階で、適切に処理していれば、とりあえず警察全体があの情報を共有して、それが公になり、この物語は終り、または指名手配などの次の捜査段階に進むはずだが、なぜかそうならず、ひっそりと物語が続いていく。個人的には、あの家に突入した時点で物語としては終りで良い。そもそもそれ以降のサイコパスの知能犯展開は、ただの警察のミスでしかない。

最後のオチに関しても、サイコパスは自分の手で人を殺めないというルールがこの映画の中でしかれていて、西島秀俊(高倉)もそのルールを信用した行動を取り、最後のオチに繋がっているが、実際は、サイコパス役の香川照之は途中でやむなく人(どこぞの母親)を自らの手で殺していて、そのルールはすでに崩壊しているように思うのだが。

なので最後の銃を渡されてというオチ(挽回)は、物語のオチとしてはそうなるが、なんとも成立してるのかしていないのか、微妙なラストだと感じる。



評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:香川照之の変人演技がやばいサスペンススリラー。しかしスリラーならではのイライラ展開は、流れ上の必要性というよりかは、オチありきの感じ(刑事のダメダメ感)を否定できない。だが、ショッキングスリラーとしては、意外とおすすめで、韓国映画では結構ありそうなタイプの映画だが、邦画ではあまり見ないタイプの映画。ちなみに今回は引っかかるような名言とか、気になるセリフは拾えなかった。)



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映画「予告犯」の感想(ネタバレ)

2017.04.12 Wednesday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「予告犯」の感想(ネタバレ)



■監督:中村義洋
■出演者:生田斗真/戸田恵梨香/鈴木亮平/濱田岳/荒川良々/小松菜奈/本田博太郎/小日向文世

WOWOWで放送していた映画「予告犯」を鑑賞。

【映画「予告犯」のあらすじ】

新聞紙を被った男がネットの動画サイトで、ある食品加工会社に対する制裁を予告し、実際にそれが実行される事件が起きる。そんな“予告犯”はその後も法が裁かない不正に対する制裁の予告とその実行を繰り返し、マスコミを巻き込ながら社会現象を生んでいく。警視庁サイバー犯罪対策課の吉野刑事は“シンブンシ”と呼ばれるこの予告犯を追い詰めるべく懸命の捜査を続ける。やがて“シンブンシ”が複数犯である可能性が浮上し……。

WOWOWから引用

【映画「予告犯」の感想(ネタバレ)】

筒井哲也の同名コミックを「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督が生田斗真、戸田恵梨香らの共演で映画化したサスペンス。


大分前に放送してたけど、まだ見てなかったので見てみた。

原作コミックも読んでない、予告編等も覚えておらず、内容もほとんど知らない状態で見たが、これはなかなかの拾い物で面白い。

よくある警察(制度)に頼らずに自らの手で正義の裁き(制裁)を加える犯人の話だが、そこに至る過程は、感情的であり、やり方は計画的であり、この主人公(犯人)に対して、いちいち共感が堪えない。

しかも、制裁を与える人間(標的)の選び方が、丁度良い目立ちたがり屋の腹立つお騒がせ男(人間)たちを選んでいるのも、ギャグなのかわからないが、共感度の目線が丁度良い。

こういう映画は、結局、なんだかんだで最後は、警察側(社会に配慮して)の正義を強調して無難に終わるのが、よくあるパターンだが、これは、犯人が死を覚悟してるためか、最後まで行き切っていて(やり遂げていて)、見終わった後も感動するし、気持ちが良い。

やってること自体は、社会を無視した自己中的な犯人:いわゆる中二病と呼ばれるモノに該当していて、映画の中でもそういう指摘や批判が書き込まれているが、実際の犯人の意図は、全くそこの反応は無視していて(ただのツールで使ってるだけ)、本質(目的)は、しっかりと、別にあって、そこに集まってくる同類のネット民を全く相手にしていないところも良い。

ときおり語られる主人公のセリフからも、その人間の生き様がよく反映されていると思う。

監督は、「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督だが、この監督は、シリアスの中でのコメディ(笑い)の入れ方(演出)が、嫌味がなくホント上手いと思う。笑いは狙いすぎる(やりすぎる)と、メインのストーリー(作品自体)が破綻するが、ちょうど良いところで上手く遊んでいる。

最後の海での寿司を食うシーンは、俳優のフリー演技だと思うが、会話が自然で面白い。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(まとめ:タイムリーなテーマで遊んでいる良作サスペンス。「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」でこけてた生田斗真もこの映画では、取り返したと思う。俳優を生かすも殺すも、監督次第なのかな。やっぱり監督って、当たり前だが大事なのかもしれない。)


がんばれるだけ

幸せだったんですよ

あなたは


-?


それが誰かのためになるなら

どんな小さなことでも

人は動く


-?


(回ってない寿司で)ワサビと別のやつって

あるか

オレみたことねえよ


-?


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映画「ピンクとグレー」の感想(ネタバレ)

2017.04.10 Monday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「ピンクとグレー」の感想(ネタバレ)



■監督:行定勲
■出演者:中島裕翔 菅田将暉 夏帆 小林涼子 岸井ゆきの 宮崎美子 柳楽優弥

WOWOWで放送していた映画「ピンクとグレー」を鑑賞。

【映画「ピンクとグレー」のあらすじ】

関西から関東に引っ越してきた小学生の大貴は、同級生の真吾とサリーに出会い、親友となった。やがて高校生になった大貴と真吾は、芸能界での成功を夢見て上京、同じ部屋に暮らしながらオーディションを受ける日々を過ごす。そんな中、真吾がいち早くチャンスをつかみ、新進俳優“白木蓮吾”としてスターダムにのし上がる。一方、なかなか芽の出ない大貴はいらだちを強め、いつしか2人は同居も解消して別の道を歩み出すが……。

WOWOWから引用

【映画「ピンクとグレー」の感想(ネタバレ)】


ジャニーズのNEWSの加藤シゲアキによるデビュー小説を「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督が映画化したサスペンス。

ジャニーズメンバーが書いた小説を映画化した作品というので見てみた。※WOWOWで放送してたのは去年だけど。

見終わった後で番組情報で知ったが、原作とは異なるアレンジをされているということらしいので、原作と映画でどれ位違いがあるかについては、原作を読んでないのでわからないが、一応この映画について=原作の延長、という感想で書くと、ジャニーズのメンバーが書いた作品(小説)という偏見を持って見始めたが、最後には、そのことを忘れてしまう位、よく出来ている(普通に見れる)映画だと思う。

特にどんでん返し(ここは映画版のアレンジ)の後は、急に先が読めなくなり、どこに落ち着くのか、興味が尽きない。また良かれと思って作品を生み出しことによる想定外の批判を受けて思い出が傷つく悲しさなど、意外と深いとこまで描かれている。

ただ、細かいことを言うと、ここからネタバレになるが、最後の大貴(主人公)と真吾との対話は、真吾はあの時点ではすでに死んでいるので、あの部分で真吾が語ってる内容は、大貴の中での勝手な解釈(妄想)だと思うので、実際、真吾が本当に何を思っていたのかは、ずっと不明のままだと思われる。あそこで、真吾はそんな風に思っていたのかと納得するには、ちょっと違うだろう。

事実としてあるのは、真吾は、実の姉とよからぬ関係になっていたということまで。

また、親友だからと言って、その親友のすべてを理解できているかどうかという問いは、まさにその通りだが、しかし、付き合いの程度で、ある程度、何か隠してる部分があるというところ(不信感)は気付くだろうと思う。

あと、もう少し突っ込むと、自分の子供(息子と娘)が、近親相姦的な状態になっていたことを、実の母親が息子の友達とは言え、それが思い切りわかる(匂わす)ような情報(ビデオテープ)を提供するかという部分で、そんなこと普通の親はしない(ひた隠しにしておきたい)だろうと思ってしまう。※ここがあきらかにならないと話が進まないけど

これ死んだ息子の部屋に合った遺品ですと無記名のDVDを渡されて、それがエロDVDだった時よりも、ここの衝撃度のランクは上だと思う。

後者は、母親のおちゃめなギャグとして最悪理解できなくも無いが、前者は、もうマジだからね。いろいろ怖いです。このお母さんもだし、親友もというか、この家族全員やばい。

それと、菅田将暉が演じていた俳優役の実際の男は、最後の方はちょっと演出がやりすぎですね。いくら大貴を芸能界から追放したいと思ってたにしても、執着が過剰というか、なぜそこまで固執するに至っているのか、原因と結果がよく見えない。ただ、品川庄司の品川見たいな人なんだなというところまではわかったけど。

ちなみにこの映画のタイトルにある、ピンクとグレーというのは、ピンクがサリー(幼馴染の女)で、グレーがごっち(幼馴染の男)という解釈だろうと思う。



評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:ジャニーズメンバーが書いた…というのは関係なく、普通に楽しめる青春サスペンス。セリフの中や物語の展開に多少の中二病感は無いとは言えないが、ところどころにあるギャグはベタで意外と面白い。あと、女優の夏帆が清純な子と魔性の女の二役を演じているが、魔性の方はエロい。細身なのにエロい。この映画は、構成上二役を演じる必要が出ているが、俳優の演技力がかなり必要な作品で、それがしかも上手く回っている。)


やることはね

なるべくすべてやるの

やりたいことじゃないよ

やれること

私は、そうするから


-?


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映画「ヒメアノ〜ル」の感想(ネタバレ)

2017.03.14 Tuesday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「ヒメアノ〜ル」の感想(ネタバレ)



■監督:吉田恵輔
■出演者:森田剛 濱田岳 佐津川愛美 ムロツヨシ 山田真歩 駒木根隆介 大竹まこと

WOWOWで放送していた映画「ヒメアノ〜ル」を鑑賞。

【映画「ヒメアノ〜ル」のあらすじ】

「なにも起こらない日々」に焦りを感じながらビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田。ある日、先輩の安藤から恋のキューピッド役を頼まれた彼は、安藤が想いを寄せる女性ユカが働くカフェを訪れ、そこで高校時代の同級生・森田と再会する。当時過酷ないじめに遭っていた森田は、まるで別人のように虚無的な雰囲気を漂わせていた。やがて、岡田はユカから森田にストーキングされていると悩みを打ち明けられるのだが……。

WOWOWから引用

【映画「ヒメアノ〜ル」の感想(ネタバレ)】


古谷実の同名コミックをV6の森田剛と濱田岳の共演で実写映画化したサスペンス。

話題の古谷実のコミックの映画化がWOWOWで初放送したので見てみた。

V6の森田剛の演技がすごいという風の噂(WOWOWの番宣)を聞きつつ、原作コミックは読んでいない状態で見てみたが、率直な感想として、これはなかなかの衝撃作です。

濱田岳と佐津川愛美の甘い恋愛&妙に生々しくてエロいベッドシーンと対比して描かれる森田剛のサイコキラーとしてのこっちも生々しい残忍な殺戮?描写は、見ながら心の置き所をどうして良いかわからなくなるほどえぐい。

映画としての出来は、演技や演出や見せ方含めすこぶる高いが、サイコキラーのやりたい放題感に関しては、計画性が全くなく、惰性で生きていて(やっていて)、見ながら都度腹が立ってきてしょうがない。まーそういう映画ではあるんだけど。

過去の強烈ないじめが原因で、精神が崩壊して二重人格になった(少年的な優しさと狂気が共存)ということになっていることがラストでわかるが、いじめられっ子に復讐(抵抗)するところまでは、なんとなく因果で彼に共感できるが、全く関係ない他人を巻き込み出してからは、もう彼に対する同情の余地は自分にはもう1mmも湧かない。殺害された人からみたら、もう彼もいじめっ子と同じ側の人間です。

なので、映画としては、最後の森田剛の殺人犯としての逃亡劇は、エンタメ的には、盛り上がる部分ではあるけど(それにしても日本の警察がなんかしょぼ過ぎ)、逃亡してから殺戮をやり過ぎてしまっている手前、見終わった後に殺戮部分の衝撃しか残らなくなってしまったのが痛い。

せめて、同級生や主人公周辺だけに被害を留めておけば、もう少し最後に彼に対して考える余地が残ったかなと思う。

どうもグランドセフトオートをクリアーした時と同じような感じで、物語はいろいろハラハラドキドキあったけど、結局終わってみたら、これ何だっけ?という感じがしないでもない(笑) そんな映画。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:森田剛の演技も凄いが、個人的にはヒロインの佐津川愛美が可愛いのにエロい、それに尽きる映画。あとは、やはりというべきか、サイコキラー森田に対峙したムロツヨシは、全く役立たずで終わる。これは笑ってはいけないが、なんか面白い。作者としては笑わせたい部分だろう。だいたい人のキャラクターで、社会的な地位や役割ってある程度決まっている気がしてしまう。この映画、普通に恋愛部分だけで普通に面白いので、変にサイコエピソードを強引に入れなくても良かったと思う。もう少し三角関係で遊べたかな。)



君のペ○スを

出したり入れたり

しているのか


-?


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映画「アンフェア the end」の感想(ネタバレ)

2017.02.28 Tuesday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「アンフェア the end」の感想(ネタバレ)


■監督:佐藤嗣麻子
■出演者:篠原涼子 永山絢斗 阿部サダヲ 加藤雅也 AKIRA 寺島進 佐藤浩市 吉田鋼太郎

WOWOWで放送していた映画「アンフェア the end」を鑑賞。

【映画「アンフェア the end」のあらすじ】

敏腕刑事だったが何者かに殺された父の無念を晴らすべく、自らも警察官となった雪平夏見。彼女は父が警察の不正を追っていたことを知り、大きな犠牲と引き替えに不正の証拠を入手する。そんなとき、東京地検特捜部の検事・村上とその父が続けて殺される事件が発生、逮捕された容疑者の津島は、なぜか雪平を取調官に指名する。警察の闇を告発しようとして罠にはめられたと語る彼は、唯一信頼できるという雪平に助力を求めるが……。

WOWOWから引用

【映画「アンフェア the end」の感想(ネタバレ)】


篠原涼子主演のドラマ「アンフェア」の劇場版第3弾で完結編。

去年に放送してて録画したまま、まだ見てなかったので見てみた。

すでに第2作を見てから時間が経ちすぎて、ほとんど内容覚えてないが、この第3弾を見ながらそんなことあったなと思い出しながら、なんとか最後まで話についていけた。

もうこのアンフェアは、劇場版第2弾の段階で、もうラストに、大どんでん返しやり過ぎて、3は無理じゃないかと思ってたけど、一応なんとか作ったみたいで。

基本的には、この3も飽きさせないようにいろいろ展開があるので、普通に退屈にならず見れるが、これまでの伏線の整合性や最終回としてのドラマの終わり方とか考えると、これで良かったのかは大いに疑問がある。最後も一応、雪平(篠原涼子)は生きていたという、良くあるパターンで終わる。まだ続ける余力は残してる…。

個人的には、あそこまで信頼していたはずの津島(永山 絢斗)に対して、安易などんでん返しの裏切りはいらなかったような気がします。死を覚悟するほど、信念あったのに、急に組織との裏取引を持ちかけられて、最後にいわゆる体制派ではない雪平を撃つ意味はあるのか。

そもそも、日本の警察や検察、裁判所に裏切られたはずなのに、また日本の他の組織?の言葉を安易に信じてしまうのもどうかと思う。ずっとそれが気がかりで、外国のジャーナリストや新聞社への告発を試みてたんじゃなかったのか。内側(日本)からでは、暴露するにも限度があると自分で言っていなかったかな。

それにもう治外法権のエクアドル?大使館までたどり着いたなら、基本に習って大使館経由で暴露すればいいんじゃないとも思う。なぜにあそこまで来て、急に仲間割れというか、血みどろの戦いをするのか。

細かいこと言えば、医者を呼びに行ったはずの、大使館職員が、全然音沙汰なしなのもサービスとして違和感あり過ぎ。「今、医者を呼びましたから〜」という、後のフォローもない。まーそれはいいけど。

あと、津島役の永山絢斗が、ドラマ版で死んだはずの瑛太に似てて、瑛太が生き返ったのかと思ったら、普通に瑛太の実の弟だったようだ。実の兄弟使うのはいいけど、ドラマ上で全く関係ない別の役なら、紛らわしいのでやめてほしい。ずっと瑛太に顔似てるし、しゃべり方も似てる、だけど、ストーリーとは関係ない。って紛らわしい。

それと今回、元EXILEのAKIRAが組織の重要なインテリ役をやってるけど、他のメンツに比べて、演技がなんか危ういよね。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(まとめ:内容はともかく、篠原涼子の全裸?シャワーシーンがあるアンフェアの完結編。ドラマ版では、まだ小学生位の子供で子役だったはずの雪平(篠原涼子)の娘役の向井地美音が、今ではAKBに入って、背は小さいけど完全に大人になっているのに、すごく時間の流れを感じる。確実に10年は経っている。篠原涼子や俳優陣はそんなに見た目変らないけど、子役がでかくなると、内容よりそっちの方が気になる。でか!って思う。)


関係ないから

利用価値がある


-?


世の中には

フェアなことなんてない

何もない

目には目を 

復讐には復讐を

アンフェアにはアンフェアを


-?


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映画「僕だけがいない街」の感想(ネタバレ)

2017.01.30 Monday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「僕だけがいない街」の感想(ネタバレ)



■監督:平川雄一朗
■出演者:藤原竜也 有村架純 及川光博 鈴木梨央 中川翼 杉本哲太 石田ゆり子

WOWOWで放送していた映画「僕だけがいない街」を鑑賞。

【映画「僕だけがいない街」のあらすじ】

売れない漫画家の悟は、事件等の“悪いこと”に遭遇すると、意図せずとも原因を取り除くまで過去に戻って同じ時を繰り返す奇妙な力があり、それを“リバイバル”と呼んでいた。ある時、悟の母の佐知子が誘拐未遂事件を目撃した直後何者かに殺され、アルバイト仲間の愛梨も誰かに命を狙われる。悟に容疑が掛けられる中、彼はかつてないリバイバルで小学校時代へ戻され、事件の発端が当時周囲で起きた連続誘拐殺人事件にあると知る。

WOWOWから引用

【映画「僕だけがいない街」の感想(ネタバレ)】


藤原竜也と有村架純共演のSFミステリー。

藤原竜也の主演作品が放送してたので見てみた。

内容は、過去を変えられるという特殊能力を持つ男が過去を変えて現在を良くしようと奮闘する話。

カイジではないが、追い込まれる男の役が似合う藤原竜也が主演してることもあり、感情移入しやすい。演技はどの作品も基本同じ感じだと思うが(そう見えるけど)、説得力はある。

また話もミステリー(サスペンス)として十分面白いし、ちゃんと主人公の感情が登場人物の動機に反映されていて、共感できる。特に少年時代のシーンは、肉体的違いで大人へ抗えない感じがよく伝わってくる。子供は大人を味方にしないと、自分自身の力では、なんにも解決出来ない。

ただ、物語はいいとして、設定上ひとつ気になるのが、少年時代まで遡って、過去をすべて変えれたらそれズルくない?ということ。

始めは、現在の数分前の出来事を変えれるのは、わかるとして、そういう話で進むのかと思いきや、急に少年時代まで遡りそこから根こそぎ変えれるようになってしまったのは、もうさっき現在で数分前の出来事をチョコチョコ変えてたのが意味無いような気がしてしまう。

まーそれいったらこの映画成立しないけど。

確定した基本の現在の時間の流れがある中で、数分前の過去を変えれるというのなら、現在への変わり具合が微々たる物だと思うが、数十年前ともなると、現在の影響はもっと大幅に変化しているんじゃないかとさえ思う。すでに真犯人は捕まってたりとか、犯人変わってたりとか。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:リバイバルの設定はあれだが、普通に面白い藤原竜也主演ミステリー。ラストは、強引にメッセージをゴリ押しのように入れていたのは、ちょっと説教臭い感じがする。あと、別に最後は主人公死ななくてもいいような展開の話でもある。主人公が死なないとタイトルが変っちゃうけど。全然関係ないが、母親が刺されてたのを見つけた時のリアクションがリアルっぽくて良い。あと、リバイバルが起きた後のシーンで何も状況が変わってない場面があり、フリとボケみたいな感じに見えて笑えるときが結構ある。ヒロイン役に有村架純が出ているが、片思いの役が好感度が高い。有村架純の良さを再確認。)


人に夢とか話しちゃって

実現しなかったら

どうしよって

思わない?


-?

言葉って

口に出して

言ってると

本当になる気がする


-?


人間の欲望や

悪意によって

希望の糸は

いつだって断ち切られてしまう


-?

先生は正義じゃきゃダメなの

-?


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映画「白ゆき姫殺人事件」の感想(ネタバレ)

2016.12.16 Friday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「白ゆき姫殺人事件」の感想(ネタバレ)



■監督:中村義洋
■出演者:井上真央 綾野剛 蓮佛美沙子 菜々緒 金子ノブアキ 小野恵令奈 谷村美月 染谷将太

WOWOWで放送していた映画「白ゆき姫殺人事件」を鑑賞。

【映画「白ゆき姫殺人事件」のあらすじ】

ヒット商品“白ゆき石鹸”で知られる日の出化粧品の美人OL典子が国定公園のしぐれ谷で惨殺遺体となって発見され、疑惑の目は彼女と対照的に地味な同期社員の美姫に向けられる。ワイドショーのディレクター赤星は美姫の同僚や同級生、家族など周辺の人々への取材を開始し、美姫の足取りを追う。やがて、赤星が取材を通じてつかんだホットなネタをSNSでつぶやいたことから、噂がひとり歩きを始めてしまい……。

WOWOWから引用

【映画「白ゆき姫殺人事件」の感想(ネタバレ)】


湊かなえの同名小説を井上真央、綾野剛ら共演で描いた社会派ミステリー。

井上真央が出演していたので見てみた。

白ゆき姫殺人事件と付けられたタイトルから犯人探しを目的とした普通の真面目な王道サスペンス映画だと思っていたが、どうやら見てみると、やや雰囲気が違っていて、最初と最後では事件の見方が180度変わり、どんでん返しがあった後は、そのサスペンス的展開よりも、加害者?が置かれた状況の方に度々笑ってしまった。

この映画がどれほど原作を再現してるのかわからないが、原作に忠実だとすれば、作者の湊かなえ、そして、監督の中村義洋監督の演出(見せ方)は、笑いに対して、表現方法をよくわかっているなと思う。

なんといっても犯人に仕立てられる役の井上真央の描き方が最高。

嵌められてる人がさも客観的に見ると、こんなに面白く描かれるとはね。途中からコント。

実際にも、こういう誤解から生まれた悲劇は、大小に限らず日常的によく起きていると思うが、その最たるもんがこの映画だと思う。

ちなみにこの城野(井上真央)は至って真面目に生きてるところがミソでしょう。決して、故意にそうしてるわけではない。とにかく真面目。だからこそそんな彼女が不幸に陥ってしまう姿が、たまらなく面白い。ひたむきに生きてる人間を仇で返すような、報われない姿。

主人公に対する不幸への突っ込みたくなる状況が満載。またそれら不幸に対して、社会のせいだと外部に直接原因を求めず、内に問いかける主人公の姿がより、悲しいし、そこがより面白い。

普通の人なら、さすがに最後はいろんな人に怒っていい。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:殺人事件という凶悪事件を扱ってるのになぜか笑えてしまう秀作コメディ。個人的には、この映画のジャンルは。サスペンスというより、コメディですね。そして、SNSの問題の皮肉り方は、素晴らしい。っというか自分も含めて、情報に踊らされてしまう人間の本質的な好奇心と無責任さのどうしようもない感じが、非常によく描かれていると思う。人間全員アホっていう。)


ツイッターとかでもあるだろ

大人のクセに

変なハンドルネーム

つけてる奴いるだろ

ケロッパとか


-?


人の記憶ってのは

捏造される

人は自分の都合の良いようにしか

記憶を語らねえ

大切なことを見逃すな

わかったか レッドスター(red star)


-?


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映画「謎解きはディナーのあとで」の感想(ネタバレ)

2016.10.22 Saturday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「謎解きはディナーのあとで」の感想(ネタバレ)



■監督:土方政人
■出演者:櫻井翔 北川景子 椎名桔平 中村雅俊 桜庭ななみ 要潤

WOWOWで放送していた映画「謎解きはディナーのあとで」を鑑賞。

【映画「謎解きはディナーのあとで」のあらすじ】

休暇のクルーズでシンガポール行きの豪華客船“プリンセスレイコ”号に乗り込んだ、令嬢の麗子とその執事の影山。久々の休みに何をしようかと心を躍らせる麗子だったが、それも束の間、船から奇妙な遺体が海に落とされ、犯人からの声明文が届く。船がシンガポールに到着するまであと5日。それまでに犯人を捕まえなければ、新たな犠牲者が出るだけでなく、犯人も逃がしてしまう。影山と麗子は事件の真相解明に乗り出す。

WOWOWから引用

【映画「謎解きはディナーのあとで」の感想(ネタバレ)】


櫻井翔と北川景子が共演した人気TVドラマの劇場版。

 


北川景子のドラマ「ヒポクラテスの誓い」がWOWOWで始まったことに関連してだと思うが、WOWOWで「謎解き〜劇場版」が再放送してたので見てみた。

ちなみにフジテレビ(地上波)で放送してたドラマ版の方は、すでに視聴済みで、普通に面白かった。

それでこの劇場版だが、物語のスケールこそ少し大きく(豪華客船借りてる)なったが、基本、やってる内容(テンプレート)はドラマ版と変わらない。俳優も映画版ということもあり脇役が豪華。

ただ、この映画の見どころ(目的)は、執事(櫻井翔)とお嬢様(北川景子)の掛け合いにあると思うので、個人的には豪華さとかドラマ版程度あれば、なんら問題ない。

北川景子もこの謎解きシリーズの時は、金持ち設定で衣装やメイクが華やかで、一般的な役をやってる時よりも魅力が出ている。刑事とお嬢様の二面性がより良い。

ちなみに、桜庭ななみが、この劇場版で加わっていて、ジャズシンガー役をやっているのだが、歌ってるシーンが完全に外人の歌手のCDに口パクで合わせてるだけで、かなり映像に違和感がある。

この謎解きシリーズは、ある種、世界観がギャグなので、そういう口パク感をわざと全面に出した新手のジョークなのかと理解したが、意外と感動シーンにも口パクを使ってたりするので、シーンとしてはえらい微妙だ。ギャグでやってるのか、真面目なのか、その辺はっきりしてもらいたい。全体で見て、そこのシーンだけ妙に浮いている。ギャグとして処理するには、真面目にやってるし。



評価 ★★★☆☆ (星3.6)

(まとめ:北川景子ファンなら見といて損なしの謎解き〜劇場版。このシリーズは、ドラマ版で作られた一話完結型の謎解きミステリーのテンプレ(設定)の完成度が非常に高いので、この世界観が好きなら(気に入れば)劇場版も安心してみれる。劇場版になったことで、ドラマ版と変わりすぎて、面白くなくなってしまうようなものでもない。なぜなら、櫻井翔と北川景子が出演していて、二人の掛け合いがあれば、ほぼこの作品の90%は成立してると思われるので。個人的には、この劇場版に拘らずにまた、地上波で第二シーズンとかやって欲しい。相棒シリーズじゃないけど、いくらでも作れそうだし。)



最後はボンボヤージュって

笑顔で送り出すだけですから

”良い旅を”(ボンボヤージュ)


-?


今自分が輝ける場所で

精一杯生きる

それが人間にとって

一番幸せな人生なのだと言うことを

お忘れなきよう


-?


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映画「グラスホッパー」の感想(ネタバレ)

2016.09.29 Thursday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「グラスホッパー」の感想(ネタバレ)



■監督:瀧本智行
■出演者:生田斗真 浅野忠信 山田涼介 麻生久美子 波瑠 菜々緒 石橋蓮司 佐津川愛美

WOWOWで放送していた映画「グラスホッパー」を鑑賞。

【映画「グラスホッパー」のあらすじ】

昼夜関係なく人々が行き交う東京・渋谷のスクランブル交差点。ハロウィーンの夜、暴走車による凄惨な無差別通り魔事件が起き、中学教師・鈴木の婚約者・百合子が事件に巻き込まれて亡くなる。彼女が息絶えた事件現場で「本当の犯人は別にいる」というメッセージを受け取った鈴木は、そこに書かれてあった“フロイライン”という会社に潜入。事件の背景に裏社会のドン寺原と2代目であるその息子が存在していたことを突き止める。

WOWOWから引用

【映画「グラスホッパー」の感想(ネタバレ)】


伊坂幸太郎のベストセラー小説を「脳男」の瀧本智行監督が生田斗真を主演に迎えて映画化した作品。

WOWOWの生田斗真作品特集の中からもうひとつ選んでみた。※ちなみに原作は読んでない。

前回見た「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」がひどかったので、心機一転「グラスホッパー」を見てみたが、こちらも描き方がなんか微妙。一応見れるけど。

あらすじを読めばわかるが、この映画のメインストーリーは、無差別テロで妻を殺された元教師の夫(生田斗真)がテロを計画したある組織に復讐するという話で間違いないのだが、実際の映画は、生田斗真は主役ではあるが、あまり出番がない。

なぜかよくわからないが、途中からテーマからはあまり関係ない(遠い)と思われる、浅野忠信と山田涼介の二人の殺し屋の方にスポットライトが当てられ、そちらのキャラクターの過去や心情を丹念?に掘り起こしたりしている。

しかし、だからといって生田斗真(主役)をつけねらって絡んでくるわけでもなく、守ったりするわけでも無く、距離感は遠い。ほぼ直接、対峙してどうこうという共演もない。ただ、ラストにメインストーリーに勝手に乱入してきて、殺し屋同士二人で争って勝手に死ぬ。結局最後まで彼らの意味を見出せない。

そんなよくわからない流れがあるが、その後には、どんでん返しのようなオチのある話になっている。この映画としては、このオチが見せたいのだろう。

実は、警察とは別に、無差別テロを裁く謎の正義?の団体が存在していて、悪を密かに退治していた。生田斗真の巻き込まれた事件も同じく。結局、主役の生田斗真(鈴木)の復讐者としての、見せ場はほとんどなく、ただずっとそのある団体に踊らされて行動していたという話。


評価 ★★☆☆☆ (星2.5)

(まとめ:キャラクター(登場人物)の重要度の割り振りがおかしいサスペンス。この映画は、主演の生田斗真を中心に普通に描いた方がよかったと思う。呪怨みたいに、一人ひとりキャラ立ててないで。せっかく感情移入しやすいキャラクターなのだが、出番が少ないというか、話が盛り上がってくると、違う人へバトンが渡されてしまう。そして、いろんな人のキャラ(背景)を立たせすぎて、肝心の主役が物凄く地味に。キャラクター感のバランスが悪い。その影響なのか、最後のオチを知ってもそうだったのか程度で、それほど気持ちが盛り上がらない。この原因は、やはり主役への依存が少ないからだろう。あと、全然関係ないが、山田涼介の殺し屋役は、微妙ですね。あまりに今時の若者の延長でキャラ付けしていて、殺し屋本来の重厚感がない。)


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映画「劇場版MOZU」の感想(ネタバレ)

2016.09.17 Saturday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「劇場版MOZU」の感想(ネタバレ)



■監督:羽住英一郎
■出演者:西島秀俊 香川照之 真木よう子 池松壮亮 伊勢谷友介 松坂桃李 長谷川博己 小日向文世 ビートたけし

WOWOWで放送していた映画「劇場版MOZU」を鑑賞。

【映画「劇場版MOZU」のあらすじ】

かつて妻が殺された事件の謎に迫った警視庁公安部の倉木。新たに東京では高層ビルのあるフロアに権藤ら武装集団が押し入って占拠する事件と、ペナム人の少女が拉致されそうになる事件が同時に発生し、後者の現場に居合わせた倉木に救われた少女は、かつて倉木と働き、今は私立探偵になった元刑事の大杉に偶然かくまわれる。だがそこへ権藤が現われ、少女の代わりに大杉の娘を連れ去り、倉木の同僚の明星も権藤の一味に拉致される。

WOWOWから引用

【映画「劇場版MOZU」の感想(ネタバレ)】

西島秀俊と香川照之共演のテレビドラマ「MOZU」シリーズの劇場版。

去年見て面白かったWOWOW×TBS共同の「MOZU」のドラマのその後を描いた劇場版がWOWOWで初放送したので見てみた。

この劇場版では、日本だけでなくフィリピンでもロケを行っていて、日本ではできないド派手?なアクションにチャレンジしているようで、ちょうどその撮影の裏側を去年WOWOWでメイキングとして放送していた。それと比較しての感想。

ただ、メイキングの方ではアクションシーンを大胆に流していて、かなり期待があったが、本編で見ると、アクション部分が大分削られていて、このシーンのアクションってこれだけなんだと、見ながら思うこともしばしば。

特に予告編でも流れていた長谷川博己がロケットランチャーで西島秀俊が捕まってるトラックを破壊するシーンは、メイキングではもっとたっぷり撮ってたと思ったのに、本編では、使われてる部分は、ほんの数秒程度であれ?っと思った。もっと前から撮ってたと思ったが。

あとターミネーター2ばりに鉄橋の上の道路から下の道路にトラック飛ばす(落とす)シーンなども極端に短い。たしか現場でスタント失敗して(人は乗ってない)、すぐに着地した下の道路の中央分離帯に激突したためか、本編では、飛ぶシーンのみが使われて、下の道路にそのまま着地した後は、すぐに別のシーンに切り替わっていた。まー追っ手がスタントして事故ってたら、使えないのはわかるけど。

さて、そんなメイキングとの比較も感じつつ内容の方だが、この劇場版で一応シリーズはラストだからなのか、ドラマでは秘密組織を探る重要な担い手だった、小日向文世(の役)があっさり処分(自殺)されてしまったりと、展開が早いというか扱いが雑と言うか、大分駆け足。

またラスボスのダルマ役として参加しているたけしさんの扱いも、メイキングでは、すごい重厚感あって謎の感じがあったが、物語を知った上で見た本編では、なんか微妙な役どころ。

そして、なんだかんだで一番気になってしまったのが、主演の西島君の棒読み演技。

ドラマではそれほど気になっていなかったのだが、劇場版では一度気になり始めると、ストーリーに集中できない。特にラストの炎が周りを包むビルの屋上のシーン。

西島秀俊、伊勢谷友介、ビートたけしというビッグな(黒幕)?3人が揃ったシーン。伊勢谷友介はいいとして、西島君とたけしさんの演技は、かなり微妙な出来。西島君の下手さにたけしさんも引っ張られているというか、気になり出すと、もう見てられない。

伊勢谷友介は一人安定してて上手いのが、それが逆に二人の演技の下手さを際立たせてしまってるようにすら見える。

また気になると言う目線でいえば、完全に重傷というか生命が危ういケガをしてるのに西島秀俊、香川照之の主演級は全く死なないとか。特に香川照之に関しては、首をアイスピックで刺されたと思うので、普通はあれで死んでると思うのだが、なぜか病院も行かず(救急車も呼ばず)にラストの方には、普通に元気に回復している。刺されたときは、地面はいつくばって、瀕死だったのに。あれは一体どういうことだ。

少し休んだら回復するって、最近のFPSのゲームか。

主演級が瀕死になっても結局死なないので、そこの生死のハラハラの緊張感がない。死ぬ人は始めから決まってるし、死なない人はずっと死なない。そんな予定調和的な物語の骨組みを見た気がした。


評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:主演の西島秀俊の棒読み演技が気にならなければそれなりに楽しめる娯楽アクション。ようやくラストと言うことで、MOZUというタイトルに秘められた謎(皮肉)も一応解明します。)


カッコーの托卵(たくらん)って

知ってるか?

カーコーはな

他の鳥の巣に自分の産んだ卵を

置いていくんだ

それに気付かずに

我が子だと思って

ヒナを育てる鳥がいる

その中でもカッコーは

あるバカな鳥の巣を

よく狙う

それがモズだ

モズは自分より大きく育った鳥を

カッコーの子供を

自分の子供と思い込んで

育てる

真実を知らない

バカな鳥なんだよ

他人の子供とは知らずに

娘を育てていた

あんたはまさに

…だろ


-?


ここが地獄だよ

-?


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