映画「藁の楯 わらのたて」の感想(ネタバレ)

2020.04.02 Thursday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「藁の楯 わらのたて」の感想(ネタバレ)


■監督:三池崇史
■出演:大沢たかお 松嶋菜々子 藤原竜也 山崎努 岸谷五朗 伊武雅刀 永山絢斗 余貴美子 本田博太郎


【映画「藁の楯 わらのたて」のあらすじ】

8年前に少女暴行殺人事件を起こして服役していた犯人・清丸が出所するが、直後にまた少女を殺す。少女の祖父である財界の大物・蜷川は、大手全国紙すべてに“犯人を殺した者に10億円を支払う”という全面広告を出す。身の危険を感じた清丸は、福岡県警に自首。警視庁のSP、銘苅、白岩ら5人の警官は清丸を東京まで護送する任務を命じられるが、一行は行く先々で懸賞金目当ての連中に襲われる。彼らは東京にたどり着けるのか。

WOWOWから引用

【映画「藁の楯 わらのたて」の感想(ネタバレ)】

 

 

不良マンガ「BE-BOP-HIGHSCHOOL」の作者でもある”きうちかずひろ”が木内一裕名義で発表した小説を三池崇史監督が大沢たかお、松嶋菜々子共演で映画化したサスペンス。

 

大沢たかおが出演してたので見てみた。

 

内容は知らずに見始めたが、意外と惹きつけられ、普通に面白く拾い物だった。最近の映画かと思っていたが、2013年制作らしく、7年前の作品になるが、特に映像から古さは感じない。

 

物語は、福岡から東京まで容疑者を護衛するというシンプルでわかりやすい話。

 

護送設定は、映画「SWAT」や最近では「マイル22」などがあるが、アクションサスペンスとしては、設定だけで、惹きつけられるし、作品としても大きく外れにくいと思う。「マイル22」は、奇をてらいすぎて失敗だったけど。

 

ちなみに「SWAT」が容疑者を逃がせば賞金だったが、こちらは、容疑者を殺せば賞金。

 

設定は、ほぼほぼ似ているが、ターゲットが死んで良いという部分では、見境なく殺しにやってくるので、この作品の方がタチが悪いと思う。

 

前者は、ターゲットの安全が必要なので、奪還作業に気を遣う必要があるが、こっちは、最悪、容疑者含め、周りの護衛ごとまとめて、いっちゃっても全然かまわない(笑) ※賞金に目がくらみ、罪の大きさを顧みないのであれば、

 

ちなみに外部からの攻撃と内部(仲間)の裏切りが見せ場だと思うが、外部からの攻撃による派手なアクションと仲間の裏切りを疑うサスペンスは、上手く配分されていて、最後まで一応緊張感を保っている。

 

邦画作品としてもアクションのスケール感は大きく、結構頑張っていると思う。

 

高速道路のシーンでのパトカーの台数しかり。

 

ところどころCGも使っているが、実写部分をちゃんと頑張る作品は個人的に好感がもてる。

 

なんか規模がでかくて、ワイドに撮影されてるだけで、映画を見てる気がしてくるので。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:珍しく大きく外さなかった三池崇史監督の良作の娯楽アクションサスペンス。作品としては、主人公目線で見れない映画が多いなか、普通に主人公目線(当事者)で見れたので、平均点越えです。ただ、危険任務と分かっているのに、防弾ショッキすら着てなくて死んだりするなど(大沢たかおは着てるのに)、大事なところでツッコミどころも多い。個人的には、容疑者が本件では(過去の殺人事件は一旦置いといて)、まだ捕まってもいなければ、裁判で有罪が確定してないのに、ほぼほぼ犯人として扱っているのが、かなり気になる。みんな気が早い。裁判を経て有罪が確定するまでは被告。(事件の捜査状況でどれ位、彼が犯人でありえるのかという基本情報も一般情報のみで少なく、彼でない可能性もなんとなく否定できない。のちに本人が自白してその方向が濃くなるが、それすらも主観情報なので客観的に判断する材料としては、情報が少ない。)なので、容疑者に賞金懸けをするなら、裁判で有罪が確定した後にやるべきだと思う。じゃないと、”犯罪者をなぜ守らなければいけない”というテーマがぶれてくる。容疑者の冤罪の可能性は大丈夫か?と。あきらかに裁判を経て刑が確定した凶悪犯罪者を護衛するのと、容疑者?の段階の人を護衛するのとでは、全く違う。過去に殺人を犯してるという部分では、彼は凶悪犯であるが、一応、その件に関しては、刑務所で罪を償った体にはなっている。ここも設定がややこしい。個人的には、初犯の少女暴行殺人事件で有罪確定後に賞金懸けのストーリーで良いと思う。なんで二回目にしたのか。1回目の親が金持ちだったで良いと思う。それか連続殺人犯という設定で、二回に分けなくても良い。テーマは、”犯罪者をなぜ守らなければいけない”ということがわかれば良いのだから。)

 

 

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映画「寝ても覚めても」の感想(ネタバレ)

2020.03.29 Sunday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「寝ても覚めても」の感想(ネタバレ)


■監督:濱口竜介
■出演:東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 田中美佐子


【映画「寝ても覚めても」のあらすじ】

大阪で暮らす21歳の女性・朝子。ある日、不思議な魅力を放つ謎めいた青年・麦と出会った彼女は、たちまち彼と運命の恋に落ちるが、やがて麦は、不意に姿を消してしまう。それから2年後、大阪から東京に転居した朝子は、まるで生き写しのように麦とよく似たサラリーマンの青年・亮平と出会う。今なお麦のことが忘れられない朝子は、戸惑いを隠せないが、そんな彼女に亮平は好意を抱き、朝子も抗しがたく亮平に心惹かれていく。

WOWOWから引用

【映画「寝ても覚めても」の感想(ネタバレ)】

 

 

「ハッピーアワー」の濱口竜介監督が柴崎友香の同名恋愛小説を東出昌大、唐田えりか共演で映画化した恋愛サスペンス。

 

巷で話題になっていた東出昌大と唐田えりかが私生活で不倫関係に至る原因となった映画ということで見てみた。

 

作品を見てみるとわかるが、この内容なら、私生活でも好きになって、不倫に突っ走っても仕方ないと思えるほど、かなり濃密な恋愛作品であった。

 

肉体関係の描写は、キスやハグ位の軽い演出にとどまっているが、そのやり方(見せ方)が、少女漫画系の青春映画のさわやかな(どこかブレーキがある)恋愛描写とは異なり、かなり濃厚(他人を気にしない二人だけの世界がある)で、カットがかからなければ(その場に誰もいなければ)、そのまま気持ちに任せて、次の段階に進んでしまってもおかしくなさそうな描写である。

 

たぶんシーンの流れの大枠だけ指定して、細かい部分の演技は俳優自身のやり方(アドリブ)にすべて任せてるのだろう。そのフリー演技が妙にリアルなのだ。

 

なので、作品を良くしようと演者が真面目に考えれば考えるほど、作品の登場人物への気持ちが入り、作品の世界に体が同化し、お互いの恋愛感情も盛り上がり、次第に自分自身も見失って、撮影後には、登場人物が抱いた恋愛感情だけがトラウマのように強く残ってしまいと、そんな感じだろう。

 

そして、作品のヒロインと同じく、唐田えりかも、クズ行動(不倫)に走ってしまった(笑)

 

しかし、その気持ちもわからなくもない。

 

この作品、男側よりも、女性側の方が恋愛感情の闇が深く、底が見えない。ヒロインの気持ちを考えれば考えるほど、どうにも心が闇に落ちていくのだ。

 

好きになった男を運命だと感じるほど、本気で好きになって、結婚も考えたであろうが、間もなくして、男は連絡もなく行方知れずになる。

 

何も告げずに目の前から消えるというのは、女側としては、死んだに等しい別れであるが、会いたい気持ちを整理できる訳もなく、なんとなくその事実を受け入れ、ただ二年という時間が流れていたとき、突如、目の前に彼が現れる。

 

会いたかったとか、心配したとか、二年という間に抱えていたすべての感情をぶつけたくなるのを抑えて、なんとか平常心を保つ。外見は似ていたが、中身は全然違う人だった。

 

外見が似てるというだけで、脳が誤反応を起こし、過去の恋愛感情が一気に思い起こされ、激しく盛り上がった。

 

だが、その恋愛感情には、全く意味がない。

 

相手(中身)が違うのだ。

 

そんな事情を知らない、外見が似ているだけの亮平は、そんな彼女に好意を持つようになる。

 

誤反応の恋愛感情だからと心に押し込めて彼を必死に避けようとするヒロインに対して、あきらめず追いかける亮平。

 

ついに、逃げられないところまで、追い詰められると、そこで心が折れ、彼の気持ちを受け入れる。

 

会った時からずっと好きだったという感情はヒロインも同じだった。

 

ただ、本当に彼に対して思ってるのかどうかは、深く考えないことにした。

 

しかし、彼と付き合うようになってみて、彼に対する気持ち(愛情)は、元カレ(麦)に対して思っていた感情なのではないかという不安が付きまとうようになる。

 

彼のことを本当に好きなのか判断することが出来ない。

 

彼を傷つけたくない手前、本当のことを伝えることも出来ない。

 

ある時、彼と別れることを決断する。

 

元カレと同じように、亮平の目の前から消えようとしたとき。

 

世界が一瞬で変わった。

 

あの日、誰もが愛する家族や友人を心配し、歩いてでも家に戻ろうと必死だった。

 

一方で、愛する家族や友人もいない人は、家に帰ることができないとわかると、その場で混乱が収まるのをただじっと待っていた。

 

愛する者がいる人は歩き、いないものは、急ぐ必要もなく、その場に止まり、何かが終わるのをやり過ごした。

 

亮平は、朝子を探し歩いていた。

 

朝子は、亮平の目の前から消えようとしていたが、ふと足を止めた。

 

その時にはっきりと気づいた。

 

麦(ばく)ではなく、亮平を心配している自分に。

 

麦がどこにいるかわからないが、亮平のいる場所はわかる。

 

そこから戻る理由は、亮平しかなかった。

 

私は亮平のことが好きなのだ。

 

朝子が振り返って戻ろうとした時、目の前には亮平がいた。

 

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:序盤と終盤は内容がクズそのものだが、二年後からの序-中盤がすごい充実している東出昌大主演の恋愛サスペンス。映画を見てたときには、感じなかった感情をヒロイン目線の文章として、シーンを整理すると意外と未練たらしくて気持ち良かった。唐田えりかの演技だけだと、細かい感情が読めずわかりにくいが、自分でヒロインの目線になってみて、この時はどうだろうと、気持ちを考えてみると、意外と味わいがあって、心情に浸れる。原作小説は未見だが、こんな感じで想像すると、たぶん小説の中のヒロインの恋愛模様(心情描写)は、結構興味深いと思う。この作品、震災(3.11)をテーマに使ったことで、途中から内容がリアリティを伴って、急激に吸引力と作品の世界観がスケールアップしたように思う。この震災によって、真実の愛に気づくというのも、上手い。しびれる。この作品は、死を意識すること(場所(海、川))や状況(病気、震災))によって、ヒロインが正気を取り戻す。盲目的な愛から覚めることが出来るのは死を感じることで、死を感じることによって愛に気づく。この作品は、ヤフーレビューが荒れてて面白い。作品としての完成度(監督の力量)は、あるので、解釈がいろいろある。)

 

 

猫捨てたで

 

-?

 

帰れ

 

-?

 

 

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映画「ミスミソウ」の感想(ネタバレ)

2020.03.19 Thursday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「ミスミソウ」の感想(ネタバレ)


■監督:内藤瑛亮
■出演:山田杏奈 清水尋也 大谷凜香 大塚れな 中田青渚 紺野彩夏 櫻愛里紗


【映画「ミスミソウ」のあらすじ】

東京から過疎の町へ引っ越してきた中学生の少女・春花は、早々に激しいいじめを受けることになった。もめ事を起こしたくない担任教師も見て見ぬ振りを決め込み、いじめは日ごとにエスカレートしていく。そんな中、春花は唯一自分を気に懸けてくれる同級生の晄を心の支えにしていたが、やがて春花の家に火が付けられ、彼女の両親が命を落とし、幼い妹も重傷を負ってしまう。あまりのことに、耐え忍んでいた彼女の心は崩れ去り……。

WOWOWから引用

【映画「ミスミソウ」の感想(ネタバレ)】 

 

押切蓮介による同名マンガを「わたしに××しなさい!」の山田杏奈主演で実写映画化したバイオレンス。

 

壮絶ないじめという番組情報を見て選んでみた。

 

原作は未見だが、久々に頭おかしい映画を見た気がする。

 

学生が血まみれになるという行き過ぎたバイオレンス描写においては、公開時話題になった深作欣二の学生映画「バトル・ロワイアル」を優に超える壮絶さだ。

 

壮絶ないじめの結果によって家族が巻き込まれたヒロインが、殺戮と言う名の復讐を始める。

 

一言で物語を表すとこんな内容だが、いじめの度合いが、いわゆる、みんなが思ういじめの度を越している。

 

こういう作品を見ると、いじめにもそれなりにいじめという言葉のルール(さじ加減)があるように思う。

 

そして、そのルールを越え過ぎた部分に関しては、急にシュールに思え、逆にシーンがコントにように面白く見えてくる。

 

個人的に、いじめられっ子の父親をいじめっ子が学校の階段から蹴り落とすというのは、もうルール違反というか、話が変わってくる(笑) 

 

最初は、蹴られたのは他の先生(大人)なのかと思ったが、家に戻ってきたら親父が負傷していて笑った。

 

お前の親父だったのか(笑)

 

同級生はいいとして、その父親まで、いじめの対象とするのは、もう頭おかしいとしか思えない。

 

いじめというのは、いじめてることをひた隠しながら、出来る限り表沙汰にならないように隠密に実行するのが”いじめ”だと思うが、いじめっ子の親父が学校に相談に来てるのをいいことに、その親父を蹴ってしまっては、本末転倒ではないだろうか。

 

こういう緊張感のなさがこの作品の良さ(アホさ)でもある。

 

そもそも、この作品の世界観において、いじめという描写が、ほぼほぼやり過ぎで暴力沙汰レベルで、保護者が訴え出れば、警察が介入しても良い内容だが、どういう訳か警察の存在は、控えめで出番はない。

 

火事があっても、捜査してる感じすらない。

 

もちろん、教師というか学校すらほぼほぼ機能していなく、無法地帯。

 

下手すると、自分の身は自分で守るのだ!でお馴染みのアメリカの西部開拓時代を日本に移した話なのかもしれない。

 

そう思うと、ほぼ納得できる内容だ。

 

家を放火され、家族を失ったガンマンが悪党に対して復讐に立ち上がる。

 

このヒロインがクリントイーストウッドだと思うとしっくりくる。

 

ただ、唯一、西部劇的で計れないのが、彼氏の存在だろう。

 

一人だけ善人で仲間に思えた彼氏が実は、頭がおかしかった。

 

もしかしたら一番頭がおかしいのかもしれない。

 

キレると、拳で殴って、人を殺める。過去には父親や母親も殺めていた。最終的に祖母まで。

 

自分のおばあちゃんをぶん殴ったらいかん(笑)

 

おばあちゃんが殴られて、血まみれの絵は面白い。

 

そして彼の武器は、相手を素手でぶん殴る。

 

これは彼の才能だ。

 

この背景があきらかになった後、好きな彼女(ヒロイン)が目の前で同級生に襲われてしまう。

 

キレた彼氏は、同級生の女を馬乗りになって、素手でボコボコにぶん殴る。

 

このシーンがまた面白い(笑)

 

これまでに、散々ナイフやボーガンでの緊張感ある死闘が繰り広げられていたのだが、この彼氏に至っては、素手でボコボコにする。

 

しかも同級生の女の子を。

 

この同級生の女の子も、ヤクザの鉄砲玉みたいなキャラクターで、一番危ないヤツなのだが。

 

この学校には絶対に通いたくない。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:バイオレンスなのか、コメディなのかルールが曖昧な狂人映画。狂人映画だが、ラストは物語を成立させようと、綺麗な落としどころ見せるが、狂人作品が今更何やってるんだという気がしてまた面白い。どう考えても、全然収拾ついてない。寸法が合ってない。それで収拾ついたと思うならまたそれも狂人の発想だ。ただ、良いように言えば、この作品としてのルールの曖昧さが、バイオレンスの世界の中で、唯一の救い(現実ではないと思える瞬間)なのかもしれない。良いように言えばだけどね(笑))

 

 

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映画「マスカレード・ホテル」の感想(ネタバレ)

2020.02.08 Saturday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「マスカレード・ホテル」の感想(ネタバレ)


■監督:鈴木雅之
■出演:木村拓哉 長澤まさみ 小日向文世 泉澤祐希 東根作寿英 石川恋 石橋凌 渡部篤郎


【映画「マスカレード・ホテル」のあらすじ】

東京都内で3件の殺人事件が連続して発生する。各々の事件現場に残された不可解な数字の羅列から、刑事の新田はそれが次の犯行現場を示すと推理、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行現場になると突き止める。警察はホテルでの潜入捜査を決断し、新田をフロントクラークにするなど、捜査員たちを配置する。新田は彼の教育係として任命された一流フロントクラークの尚美とともに、ホテル業務をこなしながら捜査を進めるが……。

WOWOWから引用

【映画「マスカレード・ホテル」の感想(ネタバレ)】 

 

 

東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を「本能寺ホテル」の鈴木雅之監督が木村拓哉と長澤まさみ共演で映画化したミステリー。

 

少し前に豪華キャスト出演が話題となっていた今作を見てみた。

 

内容は、連続殺人事件の予告殺人の場所となったとあるホテルを舞台に潜入捜査で入った刑事とホテルマンが訪れてくる様々な客をさばきつつ犯人捜しに奮闘するという話。

 

原作は、東野圭吾ということだが、この作品は、東野圭吾作品によくある最先端科学や医学的なうんちく要素は一切無く、珍しく?アリバイ崩しやトリックなどで構成されたシンプルな犯罪ミステリーとなっている。

 

豪華ホテルを舞台に木村拓哉と長澤まさみの刑事とホテルマンのコンビの活躍で魅せ、特に大きくだれることなく緊張感も保たれ、普通に見れるのだが、ところどころ必要以上に感動話(演出)に振っているところもあり、そこの必要性を疑問に思うところもある。ミステリーというテーマが感動話で多少ぶれる。

 

またアリバイやトリックといったものもあるが、どんでん返しが衝撃的にガツーンとこないで、やや散漫に流れてしまってる気もする。

 

っというのも、ホテルで殺人が行われる動機となった過去の連続殺人事件の情報が、ほんとにただの情報程度の紹介でしかなく、そもそもの事件に対する、感情移入というか気持ちが入っていかない。

 

結果、トリックやアリバイなどの事件解決に至る衝撃情報が出ても、へえ〜そうなんだ!程度で、こちらもただ情報整理できた位の感覚でしかない。

 

この最初の複数の事件に対する、被害者や警察の捜査への思いみたいな、他人事ではない、動機や気持ちの構築(主観的感覚)は必要だったんじゃないだろうか。

 

一見して、登場人物のセリフだけは、いっちょ前に優秀なんだけど、全体的にそこに気持ちが追いついていかない。

 

泣きもしないし、深く共感もしない。…だが、まー見れる。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:内容よりも豪華な映像(セット、ロケ含む)や音楽にベクトルを振った東野圭吾原作の綺麗なミステリードラマ。内容的には、映画というか良質な2時間スペシャルドラマみたいな作品。豪華キャスト出演もとりあえずたくさん人が出てるだけで、それほど各キャラクターの個性が光るほど、効果的かというと、別にそういう訳でもなく、芸能人大集合みたいな雑多感。ミステリーや出演者に興味があるなら見といても良いかもレベルかな。)

 

 

 

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映画「賭ケグルイ」の感想(ネタバレ)

2020.01.27 Monday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「賭ケグルイ」の感想(ネタバレ)


■監督:英勉
■出演:浜辺美波 高杉真宙 宮沢氷魚 福原遥 伊藤万理華 池田エライザ 矢本悠馬 森川葵


【映画「賭ケグルイ」のあらすじ】

ギャンブルで生徒の階級が決まる私立百花王学園。一見清楚な美少女だがギャンブルに特異な才能を発揮する“賭ケグルイ”の夢子は、生徒会長・綺羅莉との対決を心待ちにしていた。一方、学園ではかつて綺羅莉に勝利した伝説の男・村雨率いる“非ギャンブル・非服従”の反生徒会集団ヴィレッジが勢力を拡大していた。事態を重く見た生徒会は、ヴィレッジ解体と夢子打倒のため、全校生徒強制参加の“生徒代表指名選挙”を開催する。

WOWOWから引用

【映画「賭ケグルイ」の感想(ネタバレ)】 

 

 

河本ほむらと尚村透の人気コミックをTVドラマ版に続き、浜辺美波主演で映画化した学園サスペンス。

 

浜辺美波が出てたので見てみた。

 

原作やドラマ版は見ていないのでこの映画のみの評価になるが、内容は、ライアーゲームのような、オリジナルのゲームバトルを描く話。

 

すでにドラマ版の方で自己紹介が済んでいるからか、この劇場版から入ると、キャラクターに感情移入するほどの隙間(説明、エピソード)はほとんどなく、ただただゲームバトルでの騙し合い(動向)のみが興味になる。

 

ゲームバトル自体は、ライアーゲームやカイジを彷彿して、見どころではあるのだが、学園の世界観や設定がマンガチックで緩いため、勝敗による緊張感があんまり感じられない。

 

この原因は、キャラクターに対する背景がほとんど語られていないのも影響していて(また語られていてもエピソードが薄いので)、勝敗によって、登場人物がどうなろうと、特にどうでも良いという気持ちが終始変わらない。

 

また、浜辺美波がやり手ギャンブラーなのはわかるが、コンビを組むパートナーの設定が何も考えていないただのバカにしかなってなく、このコンビ設定(キャラ設定)もひどい。

 

一方が正義感が強くて優しいとかでないと、浜辺美波の方は好感度が無いキャラなので、勝負に勝つ意味みたいなものが出てこない。この作品、個性的なキャラクターは多いが、背景に共感できるような人間的な奥深さがほとんど無い。

 

また演技や演出に対しても、なぜか必要以上に、ステージを大きく使おうとする舞台演技だったり(伊藤万理華)、背景の人々がほぼ前ならえ的な演技をしていたりで、大事なところで白けてしまう。

 

特にヴィレッジのメンバーがまとまった時の足踏みで鼓舞する演出とか、それいる?と思う。めちゃくちゃダサく無いか!と、なんで映画なのにこんな演出になってるのかはよくわからない。映画だからなのか…。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:人間ドラマに全く見るところがない学園ゲームバトルサスペンスの劇場版。とりあえず映像は派手で豪華だが内容はひどい。表向きゲームバトルが見どころの作品に見えるが、実は、その勝敗による出演者のリアクション芸バトルの熱演対決作品でもある。しかし、じっくり見れば見るほど、頑張ってる半面、出演者の演技力がどことなく足りていない(無理してる)。身近なカイジと比べても差がすごい。映像と音楽で大分誤魔化してる。浜辺美波の演技も、衣装が違うだけで「センセイ君主」の時とあんまり変わってないし。カイジとか好きなら見といてもいいが、特にスルーでも良いかも。また見るならまず、ドラマ版を見といた方が良い。)

 

 

じゃ〜ばめ〜ゆめこ〜

 

-?

 

 

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映画「検察側の罪人」の感想(ネタバレ)

2020.01.15 Wednesday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「検察側の罪人」の感想(ネタバレ)


■監督:原田眞人
■出演:木村拓哉 二宮和也 吉高由里子 松重豊 平岳大 八嶋智人 大倉孝二 山崎努 酒向芳


【映画「検察側の罪人」のあらすじ】

都内で殺人事件が発生、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されたばかりの駆け出し検事・沖野が担当することに。最上は複数いる容疑者の中から、過去に時効となってしまった未解決事件の重要参考人だった松倉という男性に狙いを定める。沖野は最上に聴取を命じられ、事務官の沙穂とともに松倉と相対する。だが松倉は犯行を否認し、まったく手ごたえが感じられない。やがて、沖野は最上の捜査方針に疑問を抱く。

WOWOWから引用

【映画「検察側の罪人」の感想(ネタバレ)】 

 

 

雫井脩介の同名小説を「関ヶ原」の原田眞人監督が木村拓哉、二宮和也共演で映画化したミステリー。

 

WOWOWで少し前(放送は2019年12月?)に、初放送してたので見てみた。

 

同じジャニーズの木村拓哉と二宮和也が共演したことで話題になっていたが、作品自体は、ただのスター共演作というだけでなく、珍しく中身も伴った非常に濃い内容に仕上がっている。

 

基本的には、勉強が出来そうなインテリチックなセリフからもわかるが、原作自体の出来の良さが窺えるが、さらにそこに加えて出演者の演技が大根化することなく、やりとりに緊張感が伴っていて、なかなか飽きさせない。

 

珍しく1.5倍速を逆にやめさせられて、通常再生で見させられた作品だった。※セリフの情報量が多く、早送りするとついていけなくなる。

 

特に印象に残るのが、二宮和也と犯人役の酒向芳の聴取シーンだろう。

 

本当の異常者のような存在感をかもし出す酒向芳の演技に対して、全く怯まず大声で罵り続ける二宮の演技(セリフ)は圧巻だ。結構大きい音量で見てると、この長い怒号シーンにビックリする。

 

そして、あんなに大声で怒鳴り続けているのに、セリフが乱れたりすること無く一定して聞き取りやすい。

 

もちろんOKシーンを使ってるからセリフを間違えないのはわかるが、基本的にセリフ回しの声に安定感を感じるので(腹から声が出てて、喉がつぶれにくい発声法をしていると思う、じゃないとあんだけMAXボリュームの大声出したらすぐに喉が枯れそうだ)、喉の基礎体力がすこぶる高いのだろうと思う。

 

監督の撮り方がダメで俳優が必要以上に大根化する作品が多くあるが(特にスター作品に多い)、この作品に限って言うと、監督(スタッフ)の力によって、俳優の演技の質が気にならずに、物語に集中できるシーンに全体的に底上げされている。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4.2)

 

(まとめ:スター共演作だが、中身がある骨太の良作ミステリー。ただ内容については、メインの事件とは異なる部分で、それいるか?と思う安易な戦争反対路線(安全保障を語らない)、太平洋戦争解釈(結論のみなので、その過程はわからないが、安易なGHQ路線の維持を感じる(それか勉強のし過ぎで教科書に縛られているだけか))の挿入などで、やっぱり映画業界なのかと思うこともあって、その部分はげんなりしてくる。これは、本筋とは関係ない部分だけど。それと挿入音楽の選び方もところどころ合ってない。急にセンスが死んだのかと思った。ただ、全体としてのセリフの質はすこぶる良く、言葉の緊張感というか、やりとりが興味深く面白い。この作品は、当たりです。)

 

 

 

人間って100%の嘘をつく人もいないし

 

100%の真実をしゃべる人もいないよね

 

それと同じで

 

100%の正義なんてどこにないと思う

 

-?

 

 

 

自分の正義に固執する検事は

 

必ず犯罪者に落ちる

 

-?

 

 

時代は容赦なく変わってく

 

正義も日ごとに変動する

 

-?

 

 

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映画「十二人の死にたい子どもたち」の感想(ネタバレ)

2019.12.28 Saturday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「十二人の死にたい子どもたち」の感想(ネタバレ)


■監督:堤幸彦
■出演:杉咲花 新田真剣佑 北村匠海 高杉真宙 黒島結菜 橋本環奈 吉川愛


【映画「十二人の死にたい子どもたち」のあらすじ】

廃病院の地下室に、安楽死を望む12人の未成年が集まった。集会を主催するのは1番の番号を持つサトシ。だが実行を前に、ベッドに横たわっている13番目の生温かい死体が発見される。なぜ死体があったのか? 誰が運び込んだのか? 心残りなくこの世を去るため、メンバーたちは5番のシンジロウを中心に謎解きを開始する。だが各人がそれぞれに病院の中を捜索している中、9番のノブオが何者かに階段から突き落とされ……。

WOWOWから引用

【映画「十二人の死にたい子どもたち」の感想(ネタバレ)】 

 

 

冲方丁による原作小説を「人魚の眠る家」の堤幸彦監督が杉咲花、新田真剣佑、橋本環奈ほかで映画化したミステリーサスペンス。

 

タイトルに惹かれて見てみた。

 

内容は、自殺志願のサイトを通じて集まった12人の若者の話。

 

いきなりネタバレを書くと、紆余曲折話し合った末に全員が自殺を止めるという話です。

 

なぜオチを書いてしまうかというと、開始早々そうじゃないかと誰もが思い始める結末が、結局最後には、その通りになるからです。

 

方向性は、多少振り幅を用意してますが、早く自殺しろよ!というツッコミが、序盤からずっと止まりません(笑)

 

っというのも、自殺しに来てる割に、ほとんどの若者が自殺しそうなほどの追い込まれた感じが無い。他のことに興味があるほど、まだ元気がある。行動に対しても、回り道しまくりだし。

 

そもそも、自殺を誰かと一緒に行いたいという時点で、まだ自殺するかを迷ってる訳で(自殺する気が無い)、誰かと一緒に死にたい(一人では死にたくない)という願望がある時点で、まだ生に固執しています。死ぬときに条件が必要と考えてる時点で、まだ絶望が足らない。

 

さらに言うと、自殺するのに、他人といちいち集まってなんて、なんでそんな考えが出てくるのかもよくわかりません。

 

こんなところにもリア充がいたのかと思ってしまいます(笑)

 

こういう状況を鑑みると自殺志願サイトで集まったというよりかは、自殺相談サイトだなとそんな気がしてくるわけです。

 

結果的には、いろんな条件が重なって、変なミステリーになって、何故か謎解きを始めるという、何やってんだそんなことは良いから早く自殺しろよ!話が違うだろ!というツッコミが止まりませんが、結局見てるほうも仕方なく、それに付き合わされる訳です。

 

あるあるを言いたい(この作品は言わない)RGのネタみたいな映画です。

 

♪自殺あるあるを言いたい〜

 

早く言えよ!

 

♪集まったけど、結局、自殺しない〜

 

自殺しないのかよ

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:ミステリー要素の組み立ては練ってるが、終始見たいのはそこじゃない!サスペンス。個人的には自殺を止めたいというわかりきったハッピーエンドよりも、全員殺し合いになってた方が衝撃作といえる。そもそも、自殺志願で集まって最後に自殺しないってのは、話のまとめとしては良いけど、全然裏切りにも何にもなっていない。やることやってないだけで。自殺志願なのに自殺しないのかよってそんなビックリの仕方はないし。ただただ良い映画になってただけ。そもそもこの終わり方だと、この後の方がドラマとして、興味深い。ちゃんとその後彼らは、普通に生き続けられるのか、やっぱり人生に耐え切れず一人で自殺を選ぶのか。そこまで描いてこそだと思う。このハッピーエンドってのは、ときたまの気休めで一時的なもの。深く考えると根本的に解決したとは思えない。なので描き方としては、中途半端です。話とは関係ないけど、朝ドラに出るだけあって、杉咲花は演技上手いと思う。こういう若手総出演の作品は、横並びで見れるので、役柄を演じてるというか、結局騒いでるけど、お前じゃねえかっていう演技が結構ありますね。)

 

 

 

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映画「人狼ゲーム ラヴァーズ」の感想(ネタバレ)

2019.11.29 Friday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「人狼ゲーム ラヴァーズ」の感想(ネタバレ)


■監督:綾部真弥
■出演:古畑星夏 池田純矢 佐生雪 平田雄也 溝口恵 前田航基 森高愛 春川芽生


【映画「人狼ゲーム ラヴァーズ」のあらすじ】

里離れた施設に集められ、実際に殺し合う人狼ゲームへの参加を強制された高校生たち。一同が状況を確認する中で、彼らはいずれもこのゲームが初めてではなく、過去にも参加させられ、辛くも生き延びた勝利者ばかりだと知る。一方、今回加えられた新たなサブ役職、2人ペアで片方が死ねば残りも死ぬが、生き残れば村人でも人狼でも無条件で勝利者となる“恋人”と恋人を選ぶ“キューピッド”の存在が、参加者を混乱させていく。

WOWOWから引用

【映画「人狼ゲーム ラヴァーズ」の感想(ネタバレ)】 

 

 

心理ゲーム“人狼”を題材に映画化した「人狼ゲーム」シリーズの第5弾。

 

第4弾を見てから大分経ってしまったが、再び人狼ゲームを見てみた。※まだ後2作品残っている。

 

今作では、新たに”キューピッド”と”恋人”という役職が追加されて、人狼ルールがまた複雑化している。

 

ちなみに過去作では、狂人とかは狐とか新たな役職が出てきていたが、今作ではそっちは引き継がれてはいない。もしそれらも引き継がれると、もうわけが分からないだろう。

 

毎回、この人狼ゲームの続編を見て思うのは、一度見ただけでは、登場人物の名前もすべて覚えられないし(すべて新キャストでさらに無名に近いキャストだし)、またルールも複雑化し、その中でいろいろ参加者で駆け引きをやってるようなのだが、今何やってるの?と思うこともしばしばで、細かい部分にはほとんど付いていけてない(笑)

 

結局、オチは、主人公が最後まで生き残るということで、そこを頼りになんとか見ているようなもの。

 

ちなみに、今作では、ゲームの運営側だった人間が登場してきて、人狼ゲームというものの裏側が多少明らかになるので、ストーリーとしては、ようやく進んだ印象がある。家族を自分の代わりに生贄にすることが出来たりとゲーム開始前の情報も出てくる。

 

しかし、駆け引き部分で言うと、新たに加わった恋人やキューピッドというのは、恋人が死んだら自分も同時に死ぬという連帯責任制みたいなもので、要素としては、駆け引きがより複雑化する反面、結局、この恋人の要素が強すぎて、これまでの基本ルールを台無しにしちゃってるとも言える。

 

村人でも恋人が人狼だった場合は、人狼を助けなきゃいけなくなり、話がよりごちゃごちゃしすぎという部分もある。

 

今作では、主人公(人狼)に対する、村人側に知能犯がいて、いろいろかき混ぜてきたりして、盛り上がりがあるが、一番大事な駆け引きの醍醐味が、一度見た位では理解に苦しむ。なんとなく言ってることはわかるが、そうだったのか!と胸にぐさりと来る感じにはならない。

 

かと言ってじっくりわかりやすく説明されたとしても(ライアーゲームのように図で説明すれば良いだろうが、そういう世界観でもない)、結局、説明セリフが多くなるだけで、それはそれでテンポも悪くなるしで、どっちにしても、この人狼ゲームは、記憶が苦手な人には、地獄だなと思う。

 

人の名前、個別の役職、さらに推理ととにかく覚えることが多すぎ。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:主人公が人狼側という部分で作品としては共感がしにくい人狼ゲーム第5弾。人狼ゲームは、キャストにまだまだ無名の若手俳優を多く採用してるが、垢抜けずにまだまだ素人感丸出しの人たちも結構いて、学生の映画かと思うこともしばしば。ちなみに人狼ゲ−ム全般に言えることだが、見た目が良いキャスト(可愛いかったり、イケメン)が生き残る確率が非常に高い。今回は、村人側の知能犯(普通に学校にいそうな人)を応援していたけど、やっぱりダメでした。それと毎回手動で殺さなきゃいけないシーンは、相変わらずグダグダですね。あの設定いいかげんやめたらいいのにと思う。ちなみに主演の子(古畑星夏)はパシフィックヒムに出てた子だが、制服だと全然わからない。)

 

 

なんで俺なんだよ

 

あのデブのとこ行けよ!

 

-?

 

 

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映画「TEST10 テスト10」の感想(ネタバレ)

2019.11.18 Monday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「TEST10 テスト10」の感想(ネタバレ)


■監督:エリック・ワーセンバーグ
■出演:トラヴィス・ヴァン・ウィンクル トリシア・ヘルファー エリック・ロバーツ ジョン・ブレガー マーセア・モンロー リク・ヤング


【映画「TEST10 テスト10」のあらすじ】

大学生のグレッグと友人のロブは、春休みの旅行資金を稼ごうと、高額報酬を目当てに新薬の臨床試験モニターの仕事に応募した。2人を含めた10人の被験者は郊外にある製薬会社の研究施設に集められ、そこで2週間を過ごすことになる。その間は外出も携帯電話の利用も禁じられ、24時間行動をモニターされる。楽に稼ぐためと窮屈さを我慢するグレッグたちだったが、新薬投与が進むうち、被験者たちの様子には異変が生じ……。

WOWOWから引用

【映画「TEST10 テスト10」の感想(ネタバレ)】 

 

 

マイケル・ベイが製作総指揮を務める海外ドラマ「ザ・ラストシップ」のトラヴィス・ヴァン・ウィンクルが主演したメディカルサスペンス。

 

新薬のモニターに参加したら…というよくある密室サスペンスモノを見つけたので見てみた。※録画自体は結構前の作品。

 

いきなりネタバレになるが、モニター内容は、自然治癒力を高めるための臨床試験だったという話。

 

薬を投与することで、ナイフで腕を深く切っても、皮膚が再生(自然治癒)していく能力ガ高まる効能がある一方、正常な人間に備わってるはずの機管理機能が大幅に鈍感(減退する)になるという副作用を持つ。

 

注射を投与された人間は次第に、薬を求めるだけの動物、ある種、肉を求めるゾンビのようになってしまう。

 

結果から見ると、ゾンビ系(描写)のよくある話とオチではあるが、科学的根拠や知見を基に話を作ってる部分もあり、意外と効能と副作用の関係には、なるほどなと説得力はある。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:B級感は感じさせつつも、中身は意外とよく出来てる方の密室サスペンス。誰しも、腕や足を失ったとしても、髪の毛のように再び生えたり、臓器を切っても元通りに回復したりするような完全治癒力は欲しいが、そっちの機能を高めると、一方で、回復力が高いあまり、死に対する感覚が鈍感になるらしい(映画の中の話)。自然治癒できるから、ケガや病気になっても別にいいやと不快感を気にしなくなる。この人間に備わってる不快(何かに対する気持ち悪いという感覚)とは一体なんなのか。このテーマはなかなか面白い。不快感があるからこそ(危機管理力が高い)人は、長く生きられると仮定すると、生きること(人生)は不快感(の原因)を消すための作業ともいえる。お金を稼ぐことは、お金がないことによるもろもろの不快感を消すためだが、そのお金を稼ぐ作業が不快(ストレス)だったりする。結果、何事にも不快感を感じなく自分を洗脳すれば(悟りを開けば)上がり。)

 

 

 

肝臓は強力な再生能力を

 

持つ器官よ

 

-?

 

ヒトデがそうであるように

 

細かく切断しても

 

適切な条件下なら

 

完全に再生するの

 

-?

 

 

不快感の役割は

 

何か研究されて

 

こなかったけど

 

”生存”に関係があると

 

考えられる

 

-?

 

 

吐き気や下痢など身体的な不快反応は

 

細菌から体を守ってる

 

近親相姦や食人に対する不快感は

 

種の存続を脅かす行為を防ぐためのものよ

 

-?

 

 

 

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映画「人魚の眠る家」の感想(ネタバレ)

2019.11.01 Friday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「人魚の眠る家」の感想(ネタバレ)


■監督:堤幸彦
■出演:篠原涼子 西島秀俊 坂口健太郎 川栄李奈 山口紗弥加 田中哲司 田中泯 松坂慶子


【映画「人魚の眠る家」のあらすじ】

離婚寸前の薫子と和昌のもとに、祖母やいとこらとプールに行った娘の瑞穂が溺れて意識を失い、病院に運ばれたとの連絡が入る。薫子と和昌は病院に駆け付け、担当医から瑞穂を臓器移植のドナーにしないかと提案されるが薫子は拒否し、瑞穂を自宅に連れ帰る。やがて和昌が働くIT企業に勤める星野の研究が、瑞穂を生かす手助けになりそうだと考えた和昌と薫子は星野を呼び、彼に瑞穂を託す。やがて瑞穂の体に変化が表われるが……。

WOWOWから引用

【映画「人魚の眠る家」の感想(ネタバレ)】 

 

 

東野圭吾の同名小説を篠原涼子主演で映画化したミステリー。

 

また新たな東野圭吾作品を見つけたので見てみた。

 

東野圭吾作品を何本か見ていて思うのは、基本的に社会問題や最先端の科学(医学)の分野で新たに作者が知りえたことなどをヒントにして、そこからを物語を作っている。

 

少し前に見た「ダイイングアイ」(死ぬ瞬間の瞳(怨念))しかり、「片想い」(ジェンダー)しかり、この「人魚の眠る家」しかり。

 

何かしら、テーマの中で言いたいことがある。

 

ただの男女の恋愛だけとか、日常的な人間関係だけとか、特にそこに専門性がないような単純な作品みたいなのはない。何かしら知識自慢的な要素が入っている。

 

ちなみにこの「人魚の眠る家」で言えば、医学的な意味での人間の死と人としての死とは何か?について、脳死と心臓死をテーマにしている。

 

個人的に、その中で、一番気になったのが、医学的に死亡と判断される(脳死状態の人間(でも心臓は動いてる))を殺したら、法律上、殺人罪になるのか?といった問いかけ。

 

日本では、臓器移植をしない場合、人の死を、脳死と心臓死のどちらか一方によって、親族?の同意によって、死亡判定が選べるという二択システムが採用されているらしい。脳死の時点で死亡と判断しても良いし(臓器移植に同意なら脳死判定後、すぐに臓器移植を始める)、まだ生きてて欲しいと思えば、脳死状態のまま心臓死まで植物人間状態で強引に生かすことも出来る。

 

他の国は、脳死によってとか、あらかじめ決められた方法によって、どちらか一方のみを満たした時点で、自動的に決まるらしいのだが、日本だけは違うようだ。※詳しくは作品で。

 

個人的に、この作品で一番気になった部分は、上記の殺人罪のところ。

 

しかし、実際に症例がなかったからなのか、その答えはあきらかになることはなく、エンディングを迎えてしまう。

 

東野圭吾自身が、この作品を書く上で、たぶん気になっていたことだと思うのだが、やっぱりファンタジーではないので、適当なことは書けない(書いてはまずい)と判断したのか、そこの先に答えは用意されていない。

 

警察まで呼んで散々そこのテーマを盛り上げていたので、じゃあなんでそこ盛り上げたんだよというツッコミは、どうしても入れたくなってしまう。答え用意してないところを無理に持ち上げてた訳だから。

 

さらに言うと、そっちの答えが行き止まりだったので(倫理的に良くないと判断。親が娘を殺すのはさすがにね)、突如として、従姉妹が溺死(脳死に至る)事故の当時の話を上乗せするようにカミングアウトしてきたが、個人的には、そこの話はまるでいらなかったというか、むしろ邪魔にさえ思った。 従姉妹、でしゃばらなくて良い(笑)

 

結局、いろいろあって、話としては、よくある臓器移植家族のその後の感動系エピソードに収まった。

 

個人的には、最後まで攻め切って欲しかった。母親が娘を殺めて刑務所に入っていたある種、不幸だが、法律上、娘は死んでいなかったという幸福な?ラストの方が、もっと法律その他、人の死について、いろいろと考えさせられたかなと思う。

 

世界観が一部ちょっとホラーチックに描いてたので、このわかりやすい感動系ラストは、拍子抜けというか、安易な着地に思える。

 

脳死と心臓死で言えば、どちらにしても結局のところ医学上、ある種、奇跡が起きないと、意識が戻るまたは生き返るという復活(回復)はありえない訳で、そうなると、脳死といえど、心臓死にしても、前提として、意識が戻ったり、生き返ったりした際には必ず、その人の肉体という入れ物が常に、正常な状態で保存、または保持されていなければならない。この作品では主にそこに拘っている。

 

そういう前提で言えば、結局のところ、人間の死とは、肉体の死に限っての話なのか。

 

例えば、「キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー」に出てきた博士のような、博士の脳のデータ(性格や記憶)だけをパソコンに残して、肉体は無いけど、電気的には、パソコン上で意識があり、会話も普通に出来る状態というのは、人の死ではないのか。

 

結局のところ、体に触れるとか、声が聞こえる、目で容姿がすぐに見えるとか、なんらかの情報で五感にすぐにアクセスできる状態であればあるほど、その人が生きている(死んでいない)と実感している。情報量の多さがよりリアリティに繋がる。

 

でも海外に住んでいて、実際に会ってはいないが、電話で時々話せれる状態でもまあいいわけだ。こういう場合は、見た目としての肉体の必要性は特に関係ない。そもそも、同じ家にいたとしても、部屋で区切っていれば、目の前に一緒にいない場合も多い。一日中家にいたら、外の空間が本当に同時に存在してるのかどうかも疑わしい。一応あるけど。

 

ある種、死とは、なんであれ、自分が気が向いたときにすぐにその人にアクセス出来ない状態(新たな個人情報がもらえなくなる)、それが永遠に持続するようになった瞬間ともいえる。記憶か物理的かは、長くなるので、この際置いておいて。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:奇抜なアイデアを無難なまとめで中途半端にしてしまった東野圭吾ミステリー作品。この映画を見ても分かるが、なかなかこんな娘をあやつり人形みたいな状態にして、生かしている人は少ないだろう。母親は至って真面目だが、他人事としてみてると、ある種、気持ち悪さとともに、どこかコメディにすら見えてくる。たけし軍団の誰かの両親(父親だったか母親だったか)が亡くなった時に、軍団員たちが酒に酔った勢いで両親の遺体を動かして遊んでいたという笑い話?があったが、その狂気?さを思い出した。老人と子供はまた違うけど。)

 

 

 

日本では

 

臓器移植をしない場合は

 

心臓死を持って

 

死とするとされているんです

 

-?

 

 

 

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