- 2023.08.31 Thursday
映画「“それ”がいる森」の感想(ネタバレ)
映画「“それ”がいる森」の感想(ネタバレ)
■監督:中田秀夫
■出演:相葉雅紀 松本穂香 上原剣心 江口のりこ 尾形貴弘(パンサー) 中村里帆 小日向文世
映画「“それ”がいる森」のあらすじ
3年前に妻と離婚した淳一は、田舎町でオレンジ農家を営んでいた。そんなある日、東京で元妻と暮らす小学生の息子・一也が母に反発して淳一のもとへやって来る。一也は当面淳一と暮らすことになり、地元の小学校へ通い始めた。だが、同級生に誘われて立ち入り禁止の山に入った一也は、得体の知れない“それ”に襲われ、同級生が行方不明となってしまう。一方、町でも住民の不審死や子どもの失踪など奇妙な事件が相次いで……。
※WOWOWから引用
【映画「“それ”がいる森」の感想(ネタバレ)】
「リング」「事故物件 恐い間取り」の中田秀夫監督が相葉雅紀を主演に描いたホラードラマ。
予告編が興味深かったので選んでみた。
タイトルにある”それ”が何を指すのか気になるが、いきなりネタバレで言ってしまうとただの”宇宙人”である。
別にこの”宇宙人設定”が悪いとは思わないが(普通に幽霊で良いけど)、誰が見てもかなり今更感が強いテーマである。
さらに言うと、何か新たな切り口で描いてくれれば、もっと見どころがあったと思うが、普通に今まで言われてきた誰もが想像するグレイタイプの宇宙人で描いていて、”それ”が登場するまでかなり勿体ぶっているものの、いざ登場しても、想像通りなので、驚きも薄い。
ちなみに、以前見た怪奇現象が多発するマンションをモデルに映画化した”N号棟”と同様に、この作品も実際のUFO出没地域(福島県?)をモデルした、事実ベースの上に乗っかった物語になっている点は、ちょっとした変化かなと思うが、それならそれで、ドキュメンタリータッチで描けば、それなりに怖さが演出出来たと思うが、なぜか子供を中心にした親子愛を描くファミリーアクション?ムービーにしてしまったことで、せっかくのホラーの緊張感がない。
宇宙人自体の描写も、ビジュアルや動きなどもチープ過ぎて完全に子供向けで、大人が楽しめる要素はほとんどない。
一応、オチはどんなものかと最後まで見たが、最後まで見ても、特に得られるものはなかった。
評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)
(まとめ:大人には見てられない宇宙人をテーマにした相葉雅紀主演の駄作ファミリーホラー。物語は今更感のある普通過ぎる内容は置いといて、せめて子供目線の主人公(相葉雅紀の息子の方)に感情移入できればもう少し楽しめたかと思うが、心理描写が悪いのか、一人でイライラしてるだけにしか見えず、全然共感ができない。子供を変に中心に持ってこようとしてるが、ただ騒がしいだけにしかなっておらず、完全に失敗しています。登場人物もアイコン的なキャラばかりで深みがない。見ていくほどに想像(期待)をどんどん下回る珍しい作品です(笑) 個人的に予告編がピークですね。)
>>“それ”がいる森
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