映画「キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-」の感想(ネタバレ)

2012.08.04 Saturday アジア映画

■映画「キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-」の感想(ネタバレ)




■監督:ブリランテ・メンドーサ
■出演者:ココ・マルティン フリオ・ディアス マリア・イザベル・ロペス

WOWOWで放送していた映画「キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-」を鑑賞。

【映画「キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-」のあらすじ】

警察学校の生徒である20歳の青年ペピン。恋人のセシルと近く結婚式を挙げる彼にとって、当面の課題は、少しでも多くの金を得ること。サイドビジネスとして麻薬の売買に関わり、小銭を稼いでいた彼は、ある晩、“うちのボスに会ってくれ”と仲間たちから誘われ、彼らの夜のドライブに付き合うことに。ところが、その途中、彼らはマニラの歓楽街でひとりの売春婦を強引に拉致すると、ペピンのすぐそばで彼女を拷問し始め…。

※WOWOWから引用

【映画「キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-」の感想(ネタバレ)】


第62回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したフランス×フィリピン合作作品。

物語は、一人の青年が一夜に遭遇した闇社会の恐怖と不安を描いた話。

WOWOWの番組情報で”マニラの闇社会の恐怖を描く”と書かれていて、気になってチェックしてみた。

序盤は、結婚を控えた恋人や彼らの親族との食事など、マニラ(フィリピン)の平凡な家庭の日常が映されている。主人公の周りでは、町に出没した飛び降り自殺をしようとする若者とそれを報道するマスコミなども描かれ、周辺のリアルタイム感(緊迫感)も強く演出されている。

前半の幸せ感のある日常と、夜中にバイトするため友人の車に乗った開始25〜30分からの空気感の変化が凄い。これ以降、絶え間なく、状況は悪化し、緊張感が増幅し続いていく。

このわかりやすい嫌な緊張感は大人になって久々に感じた緊張感だ。

学生の時に少し尖った同級性が親しくしているという先輩ヤンキー(こちらは出来上がっている)とたまたま場を共有した時と同じパターンだ。これは普通のお子さんは完全に萎縮して正解。

そしてこの映画は、それの最たるもんだ。

この作品で描かれるフィリピンを見たら、自分はフィリピンでは生きられるバイタリティが足りないことに気づいた。


評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(絶え間ない緊張感が逆に眠気を誘ってくる作品。軽い疲れもあり、後半はまぶたが落ちそうになるのを必死で我慢した。暗い映像とキュっと引き締まった緊張感がずっと張りっぱなしで、息つく暇がないのが原因だ。これを現実に体験したら完全にトラウマレベル。裏社会は怖いです。そして、光が差す朝が来るのをどれほど待ったことか。ただ、朝食でのあっさりとしたボスとの別れは、拍子抜けしてしまう。あれだけのことしたのに、普通に家に帰れるんだね。そして、帰ると言えるタイミングは、あそこしかないな。他で言ったら角が立っちゃうもん。っということで、終始帰りたい緊張感のある状況で”帰ると言い出す絶妙な間とタイミング”はこちらの作品で勉強できます。)



早く慣れろ

-ボス


ボス帰っていいですか?

-ペピン



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