連続ドラマW「社長室の冬 巨大新聞社を獲る男」(全5話)の感想(ネタバレ)

2018.11.30 Friday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「社長室の冬 巨大新聞社を獲る男」(全5話)の感想(ネタバレ)


■監督:村上牧人 山内宗信
■出演者:三上博史 福士誠治 北乃きい シャーロット・ケイト・フォックス 小市慢太郎 渡辺いっけい 中村敦夫 南沢奈央 原日出子 笹野高史 田中泯 岸部一徳


【連続ドラマW「社長室の冬 巨大新聞社を獲る男」のあらすじ】

発行部数の減少により経営危機に陥った巨大新聞社・日本新報が新聞社初となる身売りを決断。交渉相手は外資系ネット通販会社・AMCジャパンの社長である青井聡太(三上博史)だった。そんな折、社長の小寺政夫(中村敦夫)が急死し、混乱の渦に巻き込まれる日本新報。交渉を引き継いだ新社長の新里明(笹野高史)は、社長室の若手社員・南康祐(福士誠治)とともに、ドナルド・トランプ大統領を彷彿させる青井と対峙することに。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「社長室の冬 巨大新聞社を獲る男」(全5話)の感想(ネタバレ)】 

 

 

堂場瞬一の小説「社長室の冬」を元に三上博史主演でWOWOWドラマ化した社会派ドラマ。

 

再びWOWOWの連続ドラマを選んでみた。

 

前回見たWOWOWドラマは、佐藤浩市出演の”石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜”で、警察と外務省の話だったが、今回は、外資系企業による日本の新聞社買収の話。

 

実は、このドラマ、ドナルドトランプばり(アメリカのチャリティー番組”アプレンティス”内において)の有名なセリフ「you're fired」(お前はクビだ)を外資系会社の社長役の三上博史が言うシーンがあるのだが(アメリカ人にしたらクビを告げる時の普通の言葉なんだと思うけど)、初回放送時にWOWOW内の番組CMで、そのシーンがしつこく使われていて(ただ同じCMが何回も流れていたのを見てしまっただけだが)、なんとなくそこだけ見ると安っぽいドラマに見えて敬遠していたのだが、今回、そこは気にせず見てみると、その部分はただの1シーンで、内容は、ジャーナリズムというテーマをかなり真面目に描いた結構良いドラマだった。

 

この作品では、買収する側(三上)と買収される側(笹野、福士)、それを阻止しようとする創業者株主(田中泯)という3つ巴の構図で話が進むが、三者三様言い分があり、どれも最後までそれなりに正論に聞こえてきて、どの立場について見ればいいか、感情移入がなかなか難しい。

 

最初から善と悪みたいなわかりやすい構図で描いてくれるなら、特に何も考えずに身を任せられるのだが、意外と絶妙な3者バランスで話が進むので、最後まで気が抜けないし、緊張感がある。そこが面白いところでもあるけど。主演の三上博史が最初悪者かと思いきや、そうでもなく、目線がどんどん変わっていく。

 

ちなみに、三上博史の娘役で社長秘書として北乃きいが出演してるが、途中で親父に反旗を翻して、社長に取ってかわるのだが、さすがにあの若さ(実年齢が27歳、当時は、25.6才かな)と演技力だと、設定として見ていて大分無理があるなと思う(笑)

 

本人はがんばっているとは思うが、役柄に見た目と演技(説得力)がついていけてない部分がある。

 

昔は、子供っぽくて(今もあまり変わってないが)可愛かった印象があるが、年齢を重ね最近は少しふっくらしたのか、セクシーな服を着ると、色気というよりおばさん感がするようになってきた。昔を知ってるとなんかちょっと悲しい…。

 

あと、演技のことで言えば、ジャストミートでおなじみの福澤 朗(今はバンキシャの司会)が、総理大臣役でちょい役出演してるのだが、この彼のシーンが棒読みで大分ひどい。

 

演技中も総理大臣ではなく、ずっと福澤アナ。福澤アナが普通にしゃべっているところから抜け出ない。演技が初めてだから仕方がないと思うが、ここは北乃きいの100倍ひどい(笑)

 

福澤アナのシーンは、急にそこだけドラマの空気感が変わってしまい、チャンネルを変えたくなった。

 

人気があるから抜擢するのはわかるけど、ドラマで使うなら最低限演技力を見てから考えてもらいたい。セリフは言えてたけど、キャラクターの説得力が全然足りてない。

 

ドラマがせっかく良くても、ちょっとしたことでクオリティが急激に下がるのでキャスティングには気をつけてもらいたい。佐藤浩市の”石つぶて”はそこらへんしっかりしてたな。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:足を引っ張ってる俳優がいるが(笑)内容は、面白い社会派ドラマ。買収される側の社長室のお抱えの元記者役で福士誠治が結構重要なバランスポジションで出演してるが、共感しやすい設定になっているのに、最後まであんまり良いところがなかった。急に新社長に抜擢とか、前に出てきて発言するとか、そういうなんらかのサクセスがあるのかとずっと期待したが、最後までくすぶってた。あの役は、一体なんだろう。もっと活躍するのかと思った。最後の総理と創業者の密会スクープも流れて、結局ほとんど傍観者、地味すぎる…。)

 

 

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連続ドラマ「石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜 」の感想(ネタバレ)

2018.11.03 Saturday WOWOW ドラマ

■連続ドラマ「石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜 」の感想(ネタバレ)


■監督:若松節朗
■出演者:佐藤浩市 江口洋介 北村一輝 萩原聖人 飯豊まりえ 菅田俊 矢島健一 細田善彦 三浦誠己 羽場裕一 田中健 笹野高史 津嘉山正種 佐野史郎


【連続ドラマ「石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜 」のあらすじ】

警視庁捜査二課の情報係係長に斎見晃明(江口洋介)が着任する。情報係には、四課時代に斎見と合同捜査をともにした偏屈な刑事・木崎睦人(佐藤浩市)がいた。木崎は、情報収集のために足しげく通う元国会議員の事務所で、外務省のノンキャリア職員に贈収賄容疑があることを知る。折しも九州沖縄サミットの開催が決まり、外務省に法外な予算が付く時期で、省庁の中で最も聖域とされる外務省への疑惑に木崎は興奮を隠せないでいた。

WOWOWから引用

【連続ドラマ「石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜 」の感想(ネタバレ)】

 

ノンフィクション作家・清武英利の原作を映画「沈まぬ太陽」の若松節朗監督が佐藤浩市×江口洋介ら共演で連続ドラマ化した作品。

 

WOWOWが制作する連続ドラマは織田裕二が主演した「監査役 野崎修平」が面白かったので、それ以降積極的に録画するようにしているのだが、前回見た渡部篤郎×玉山鉄二の「犯罪症候群」がややタイトル負けで、イマイチだったため、多少WOWOWドラマを躊躇していたが、また心機一転再開し、良作ドラマを求めてみた。

 

ちなみに、結果から言うと、この「石つぶて」は当たりだった。WOWOWドラマの中ではかなり長く全8話もある長尺ドラマなので、イマイチな作品だったら、地獄のような耐久の日々になりそうだったが、実際は、かなり充実した時間を楽しめた。

 

ドラマの内容にもよるが、やはり佐藤浩市主演というのは、かなり安定感のあるキャストで安心してみれる。重厚なWOWOWドラマの世界観にも合っている。江口洋介はちょい微妙ではあるけど。

 

それで内容の方は、警察(捜査2課)が、外務省職員の汚職(横領、私的流用)を暴くというものだが、企業名や人物名等は、変更されてるが、時代背景などは、当時をそのまま描いていて、森首相やクリントン、プーチンら当時のトップの名前や沖縄サミット等、実際のニュース映像が出てくるのである種、事実ベースのドラマといえる。※そもそも外務省機密費流用事件は、2001年に実際に起きた事件なので、その詳細を描いたドラマといえる。

 

テーマが外務省でもあるので、外務省の実態(仕事)が少しわかるが、個人的に「クリントンとプーチンを同じホテルに泊めるのか?」というセリフは、外務省内ギャグとして、なかなか秀逸だと思う。※実際に言ってたどうかはわからないが。言いたい。

 

このドラマは、前半が、北村一輝演じる外務省のロジスティクス(サミットなどで要人が泊まるホテルや、その他、物販等を調達する係)担当の室長の公費の横領事件、後半が、その汚職していた公費の正体を突き止める(実は、外務省機密費(50億)の中から官邸に毎年流れていた20億の裏金だった)話になっている。

 

個人的に、前半の北村一輝(真瀬)が愛人に貢いだりしつつも、その金を巧みに隠蔽する前半が面白い。最初は、警察の捜査を巧みに欺くノンキャリのやり手幹部のようなキャラだったのだが、いざ捕まり、ヤクザのような暴力刑事の取調べで、人として雑に扱われるようになってからの脅えたリアクションが最高に面白い。

 

このドラマでの北村一輝の演技の幅の広さは、個人的に一番の見どころだと思う。普段は結構しっかりしたかっこいい役のイメージがある北村一輝だが、意外とダメ人間の演技も上手かった。

 

最初の方は、仕事が出来る感じで、めっちゃイキってたのに。最後の方の変わりようといったら…。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4.5)

 

(まとめ:「監査役 野崎修平」に匹敵するWOWOWの良作ドラマ。各省庁間(霞ヶ関)の力関係や内幕もわかるし、官僚のロクでもなさが改めてよくわかる。結局、キャリアまで到達できない力不足に苛立ちもあるが、最後の若手の矢倉(飯豊まりえ)の活躍に希望が持てる。この若手役の飯豊まりえが結構良い。)

 

 

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WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)

2018.09.08 Saturday WOWOW ドラマ

■WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)

 


■監督:村上正典 都築淳一
■出演者:玉山鉄二 谷原章介 渡部篤郎


【WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」のあらすじ】

警察を辞めて1年、生活のため探偵事務所で浮気調査をしていた武藤(玉山鉄二)に警視庁人事二課の環(渡部篤郎)から電話が入る。内容は、少額の身代金を要求し確実に儲ける“小口誘拐”を秘密裏に調査してほしいという特命だった。犯罪捜査には二度と関わらないと決めていた武藤だったが、犯人グループが未成年者の集団の可能性があると聞かされ動揺する。1年前、武藤の妹は未成年者に殺害されたのだ―。

WOWOWから引用

【WOWOWドラマ「犯罪症候群 Season1+Season2」の感想(ネタバレ)】 

 

貫井徳郎の社会派サスペンス小説「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」を「犯罪症候群」のタイトルでWOWOW×東海テレビ(フジテレビ系)で連続ドラマ化したサスペンス。

 

つい最近(二週間くらい前)、「犯罪症候群」が2シーズン通して一挙放送してたので、根こそぎ録画して一気に見てみた。

 

玉山鉄二と渡部篤郎という正統派な組み合わせ+タイトルに結構期待値は高かったのだが、見てみるとWOWOWのドラマの割りに意外と内容は普通だった。※WOWOWドラマには結構期待している自分がいる。

 

序盤こそ渡部篤郎のためた演技ともったいぶった演出で、個別の事件が最終的にひとつの大きな何か(陰謀)に繋がっていくような、深い陰謀話のように見せかけていたのだが、蓋を開けてみると、それほど驚くような話ではなかった。「MOZU」とかの方が陰謀の闇が深い。

 

ちなみにこのドラマ、シーズン1(地上波)とシーズン2(WOWOW)では、方向性が違う。シーズン1はなんとなくフリで、シーズン2がまとめ(本題=オチ)になっている。個人的には、このドラマはシーズン2だけで十分かなと思う。

 

その理由だが、ここから完全にネタバレになるが、この犯罪症候群は、話をまとめると、妹を少年犯罪で亡くした武藤(玉山鉄二)と、同じく恋人(武藤の妹と付き合っていた)を亡くした先輩刑事の鏑木(谷原章介)の犯罪被害者の話で武藤は、加害者を殺そうとしたができず刑事を辞め、一方、鏑木(かぶらぎ)は、恋人を殺された後も刑事を続けたが、のちに刑事という立場を利用して加害者への復讐代行(殺人代行)するようになっていた(実は先輩(友人)が犯人)、という隠されたオチがある。

 

この加害者への復讐の是非がこのドラマの核(問題提起)であり、それぞれが別の道を辿ることになってしまった悲しい二人の刑事の姿を見せたいらしい。この話がシーズン2のラストになっていて、鏑木は最後に撃たれて死んで、そのまま終幕。

 

ただし、シーズン1では、鏑木の復讐殺人事件には一切触れていない。もちろんこれがこのドラマの大オチな訳で謎にしときたい気持ちはわかるが、すべてわかった後でもシーズン1の事件とつながっていない。

 

繋がっているような雰囲気こそ出しているが、最初の事件の証拠を追っていったら、鏑木の事件と繋がっていたという流れでは決してないのだ。どちらも別の事件である。

 

環(渡部篤郎)は、人事課だが表向きに捜査できないような特殊な案件を担当している。シーズン1では、失踪事件と誘拐事件の話を持ってくるが、これは環と武藤の信頼関係を構築する過程、武藤が自身の復讐心を乗り越えていく過程の捜査(話)ではあっても、鏑木の復讐殺人の話と、その前の個別事件とは一切関係ない。

 

しかし、遠まわしにそこ(何か別の大きな陰謀)と繋がってるような?陰謀話(フリ)にしている。

 

っというか、この犯罪症候群は、シーズン2が一番やりたい本丸のドラマで、シーズン1は、そこにたどり着くまでのアイドリング的な話に思える。シーズン1で集めた証拠をシーズン2で使うような、そういう海外ドラマのような展開にはなっていないので注意が必要。

 

そもそもWOWOWの紹介文にある貫井徳郎の社会派サスペンス小説「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」を「犯罪症候群」としてドラマ化してることからもわかるが、ドラマ化にあたり三冊を強引に合体(統合)させていると思われる。

 

小説自体はそれぞれ個別の事件だと思う。

 

本来は直接的に物語は繋がってはいないけど、とりあえず連続ドラマにするなら、前後の話が繋がっていた方がいいよね的なことだと思う。

 

その強引さだと思うが、本当は話は繋がっていないのに、繋がってるような体(てい)にしたことで、環という刑事のもったいぶった存在感に現れるが、逆にそれが最後になって大きな肩透かしになる。

 

ちなみに彼の野望がシーズン1で明らかになるが、意外と普通のこと(この世から犯罪を無くしたい?だったかな)を言っている。今までのキャラクラーの世界観と違う。もったいぶらずに最初から普通に言ってくれていい。

 

ちなみにシーズン1でもったいぶっていた割りには、シーズン2の1話目で、すでに鏑木が復讐殺人に関与しているだろうということは、流れから予想ができてしまう。

 

明らかにはしていないけど、流れから大抵の人はわかる。なのでシーズン1で溜めてたような秘められたオチでもなんでもない。

 

そもそもシーズン2の1話目の段階で、流れから大オチがわかってしまうので、あと3話あるけど、犯人ばれてる手前、それ以降なんか見る気が急激になくなってしまう。このドラマの構成は一体どうなってるんだろうと。

 

一応別の殺人(事故)を扱って、どうにか紛らわせているが(鏑木はそっちの事件に必死になっているけど)、オチがわかってしまっている以上、他に事件の謎があったところで、そっちは大した問題に思えない。

 

しかも、こっちの頭の中では、最後に、どうせ武藤と鏑木が対峙するお決まりのシーンがあるんだろうというところまで、想像できてしまってるし、実際もそうなので、本当にどうしようもない。

 

時々(シーズン1で)、環が上層部と密かに会話しているシーンがあったりもして、事件の裏に他に大きな陰謀を含んでいるように見せているけど、結局、蓋を開けたら鏑木の復讐殺人だったのかよという部分なので、オチが相当弱い。

 

警察としては、末端の警察官が代理殺人をしていたのは、かなり問題ではあるが、事件の規模と最初の方の演出(持ち上げっぷり)が全然割りにあってない。途中政治家がどうのとかあったが、特に他の省庁や政府が絡んだ汚職や大事件には発展していない。

 

このドラマの無駄な持ち上げ演出は一体なんだったんだろう。あそこまで持ち上げなければ、シーズン2も普通に見れたのに。非常に構成が悪いですね。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:復讐の是非というテーマの完成度(問題提起)は高いが、ドラマとしては、微妙な刑事ドラマ。演出は、かなり落ち着いてじっくり描いてはいるが、感情移入や吸引力は、なぜかかなり弱い。内容が内容なのでもっと共感できてもいい気がするが、思った以上に感情移入しないのは(もちろん状況は共感できるが)、玉山鉄二、谷原章介ともに男前過ぎるのと、意外と人間的弱さが見えないところだろう。個人的には、”監査役 野崎修平”的なドラマを期待してたけど、これは違ったようだ。)

 

 

憎しみは風化しない

 

-?

 

復讐しても地獄

 

復讐しなくても地獄

 

いずれも地獄

 

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連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)

2018.04.08 Sunday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)



■監督:-
■出演者:織田裕二 岸谷五朗 松嶋菜々子 古谷一行 ユースケ・サンタマリア 瀧本美織 駿河太郎 小林且弥 三浦誠己 利重剛 松尾諭 小市慢太郎 本田博太郎 勝部演之 田島令子 山本圭 甲本雅裕 西田尚美 宇梶剛士 光石研

WOWOWで放送していた連続ドラマW「監査役 野崎修平」を鑑賞。

【連続ドラマW「監査役 野崎修平」のあらすじ】

おおぞら銀行地蔵通り支店長の野崎修平(織田裕二)のもとに支店閉鎖の通達が下った。出向を覚悟していた野崎の次なる異動先は、役員昇格となる監査役への就任だった。就任後の野崎に1枚のメモが届けられる。それにはタニダエージェンシーという企業を調査するように書かれていた。調査を始める野崎だったが、かつての部下だった阿部龍平(ユースケ・サンタマリア)から調査をやめろとの指示が下る……。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)】  

 

原作・周良貨、漫画・能田茂による同名漫画「監査役野崎修平」を織田裕二主演で実写ドラマ化した作品。

 

織田裕二がWOWOWで主演していた連続ドラマを見つけたので見てみた。

 

後から知ったが、マンガが原作(原作小説をマンガからのドラマ化)のジャンルが金融モノ(銀行での派閥闘争)だった。

 

個人的には好き好んでは、たぶん読んだり見たりしないタイプの堅いドラマではあったが、主演の織田裕二見たさで見始めたら、これがかなり当たりのドラマだった。

 

今、プリズンブレイクも同時並行で見ているが、プリズンブレイクに負けじとこちらも見始めると先が気になる、かなりよく出来たドラマ。たぶんここ最近(記憶にある2018年で)自分が見たドラマ(映画もあわせて)では確実にナンバー1。

 

脚本(ストーリー)も面白いし、クセのあるキャラクター達(俳優)が脇を固めていて先が読めない。

 

そこに織田裕二演じる踊る大捜査線の青島を彷彿とするような正義感が強い監査役の野崎が、時にはヤクザに脅されたり、暴行されたりしながらも真正面から銀行内の不正に立ち向かっていく。

 

今の時代にはあまり見ないそのまっすぐな正義感に久々に見ながら熱くなった。

 

最近こういう人間臭いドラマはなかった。なんだかんだ言いつつも正義が勝つというお決まりの流れは保っているので、報われる爽快感もある。※最後は別として。

 

このドラマ、仮に地上波で作られていたら、毎週視聴率に左右されて、どんどん骨抜きにされてしまっていたと思う。

 

視聴率をほぼ気にしなくて良いWOWOWで作れたことで(たぶんすべて作り終わってから放送していると思う)、最初から最後までテンポが変わらず安定している。

 

全8話ほどあって地上波のドラマ並みに結構長いWOWOWの連続ドラマだが、その長さを全く感じない。面白いドラマだと、時間が気にならない。

 

出演者も話題性や人を呼び込むためのジャニーズやアイドルを使っていないので、俳優が出てきてあれ?という感じやがあったり、女優やアイドルが見たいために見てるようなこともなく、ただストーリーに集中できる。

 

WOWOWは映画ばかり見てたが、意外と日本のドラマも捨てがたい。自分が見ていないだけでいいのがある。

 

それと、久々にWOWOWのドラマを見て思ったが、制作費の面でも地上波ドラマに全く負けていない事を知った。

 

有料放送といえどWOWOWだから、もっとチープ感を感じる内容になってるのかと思ったが、どこから資金を調達してきたのか、エキストラとかも数百人規模で集めてたり、株主総会のシーン等、実際にやってそうなホールのサイズ感でやっていて映画並みの迫力と説得力がある。

 

また失敗が許されないような長回しシーン等(株主総会直後の休憩室)もチャレンジしていて、見ているこっちにも緊張感が伝わってくる。織田裕二が水をがぶ飲みした後のシーンが結構長い。あそこ、後で演じる俳優が失敗したら、最初に戻って織田裕二がずっと水をがぶ飲みし続けなきゃいけないと思う。

 

あそこは、かなり気合の入ったシーンだし、それ以外にも魂をぶつけるような織田裕二の力のこもった体当たりの演技が光り(演技が上手いかは別にして)、このドラマに賭ける織田裕二の情熱や覚悟を感じる。

 

その甲斐あってか、このドラマは稀に見る当たりドラマになったと思う。

 

 

 

評価 ★★★★★ (星5つ)

 

(まとめ:原作マンガを知らなくても十分楽しめる織田裕二主演の経済ドラマの良作。今のところDVD発売などのアナウンスはないので、WOWOWの再放送でしか見ることは出来ないドラマになっているが、再放送してるのを見つけたら、ぜひチェックしてみると良いです。このドラマはおすすめです。最初の方のユースケサンタマリアと織田裕二のやりとりは完全に踊る大捜査線の延長に見えてしまうのは、あえて意図してると思う。岸谷五郎の役どころもナイスキャラで、あんなやつが銀行の専務にいるのかとツッコミどころもあるが、マンガっぽいあんな役がいるのにギャグにならず、そのまま通じてしまうこのドラマの懐の深さもすごい。)

 

 

あらゆる権力は

 

腐敗する

 

-?

 

 

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ドラマ「銭形警部」シリーズの感想(ネタバレ)

2017.07.18 Tuesday WOWOW ドラマ

■ドラマ「銭形警部」シリーズの感想(ネタバレ)



■監督:-
■出演者:鈴木亮平 前田敦子 三浦貴大 渡辺いっけい 袴田吉彦ほか

WOWOWで放送していたドラマ「銭形警部」シリーズを鑑賞。

【ドラマ「銭形警部」シリーズのあらすじ】

美術館から名画が盗まれ、現場では「お宝はいただいた」というルパン三世からのメッセージと警備員の遺体が発見される。ルパン逮捕に意気込む警視庁の刑事たちの前に、ルパンを追い続ける警視庁国際捜査課の銭形(鈴木亮平)が現われる。銭形は、この事件の犯人がルパンではないと断言し、捜査一課の桜庭(前田敦子)、国木田(三浦貴大)とともに独自の捜査を開始。銭形の地道な現場検証で真犯人の目的が明らかになっていく。

WOWOWから引用

【ドラマ「銭形警部」シリーズの感想(ネタバレ)】

WOWOW、日本テレビ、Huluが共同製作したモンキーパンチ原作の「ルパン三世」の脇役キャラ、銭形警部を主人公に鈴木亮平主演で新たに描いたドラマ。
WOWOW『銭形警部 漆黒の犯罪ファイル』(全4話)、日本テレビ『銭形警部』(1話)、Hulu『銭形警部 真紅の捜査ファイル』(全4話)とそれぞれ別チャンネルで放送してた全9話分がWOWOWで一挙放送してたので全部録画して見てみた。

年末のガキの使いやその他CM等でもかなり宣伝がされていたので、どんな感じかちょっと気になっていたのだが、実際見てみると、意外と普通の人情刑事ドラマだった。

一応サスペンスドラマでもあるので、毎回謎解きは用意されているが(基本1話完結)、その質は、それほど高くない。っというか、事件の内容こそ毎回違えど、ほぼやってることは同じでパターンで、相棒シリーズの銭形版という感じは否めない。なのでエピソード(謎解き事件)さえ用意すれば、シーズンとしていくらでも放送できそう。

ちなみに、WOWOW版とHULU版の連続ドラマの違いは、銭形の相棒役として前田敦子が出てるか、三浦貴大が出てるかの違いになる。日テレ版のスペシャル版は、二人とも出てるが、なぜか、有料放送の連続ドラマの方は、どちらか片方しか出演していない。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(まとめ:主役が銭形というだけのよくある人情刑事ドラマ。ほぼ鈴木亮平演じる銭形のキャラクター一本に頼ってる感じは否めないが、個人的には実写映画のルパンの方で演じていた浅野忠信よりも、存在感はある(キャラの完成度は高い)と思う。アニメから引き継いでいる銭形のあの特徴的なしゃべり方は、ときおりセリフによっては、途中で何言ってるかわからないときがある。一応すべての話を見て思うのは、個人的には、1話完結型ストーリーよりも24ではないが、シーズン通しての大きな物語で描いてくれた方が良かったと思う。相棒とか、刑事コロンボなどが好きな人(会話劇が主体)にはこの銭形は好みだろうが、もっと映画的な緊張感や濃縮感が欲しい人にとっては、ちょっと物足りない。また人情ドラマで感情に訴える演出やセリフがあり、涙腺を刺激する反面、テンポが悪く、ちょっとかったるさもある。1話見てしまったので、最後まで見ることにしたが、海外ドラマ的な刑事ドラマのスピード感を求めたい人はスルーでいいかも。)



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ドラマ「MOZU Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」+「MOZU Season2 〜幻の翼〜」の感想(ネタバレ)

2015.12.02 Wednesday WOWOW ドラマ

■ドラマ「MOZU Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」+「MOZU Season2 〜幻の翼〜」の感想(ネタバレ)



■監督:羽住英一郎
■出演者:西島秀俊 香川照之 真木よう子 生瀬勝久 吉田鋼太郎 伊藤淳史 有村架純 池松壮亮 長谷川博己 石田ゆり子 小日向文世 他 

WOWOWで放送していたドラマ「MOZU Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」+「MOZU Season2 〜幻の翼〜」を鑑賞。

【ドラマ「MOZU Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」+「MOZU Season2 〜幻の翼〜」のあらすじ】

繁華街で発生した爆弾事件で妻・千尋(石田ゆり子)を突然失った公安のエース・倉木尚武(西島秀俊)。反感をあらわにする捜査一課のたたき上げの刑事・大杉良太(香川照之)、事件現場に居合わせた謎を秘める公安警察官・明星美希(真木よう子)らを巻き込みながら「本当の真実」を知るべく苛烈な捜査を進めていく。そのころ、能登半島で瀕死の男・新谷(池松壮亮)が見つかる。一命は取り留めたが一切の記憶を失っていた。

WOWOWから引用

【ドラマ「MOZU Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」+「MOZU Season2 〜幻の翼〜」の感想(ネタバレ)】


西島秀俊、香川照之、真木よう子共演のWOWOW×TBS共同制作ドラマ「MOZU」のSeason1+Season2。

劇場版「MOZU」の映画公開に合わせて、WOWOWでMOZUシリーズが再放送してたので見てみた。ドラマのシーズンは、全15話(シーズン1(10話)、シーズン2(5話))ある。

内容は、爆弾テロで妻を失くした公安の警部(西島)とその捜査に関わる事になった捜査一課の警部補(香川)が、爆弾テロに隠された陰謀と真実に迫るという話。

初回放送時は、WOWOW(シーズン2)とTBS(シーズン1)で別々に放送されてたものだが、最近の日本のテレビドラマ(主に地上波)の中では、クオリティは非常に高く、映画並みのシーンの凝縮感と緊張感で作られている。

韓国の映画やドラマを見るたびにときたま口にしているが、日本のドラマや映画は、ある部分(特に映像のパワー感)で韓国に完全に劣っていると思っていたが、このMOZUシリーズを見ると、その境が気にならないほど、映像の力強さを感じた。日本もやれば出来る。

また映像だけでなく、徐々に解明される謎解き(サスペンス感)の質も、登場人物が曲者だらけで、多少頭を悩ませるが(特に新谷兄弟がややこしい)、普通に面白い。※原作がいいのかな。

個人的に謎がたくさん秘めているシーズン1がおすすめで、ある程度謎が解明されて話がまとめに入るシーズン2になると、やや当初の勢いがなく、失速した感じもある。しかし、こういうジャンルの作品は、年に1〜2本のペースで作ってほしいと思う。見たいので。

あと内容と関係ないが、こんなに緊張感ある話なのに、車内シーンでは、悪役も善人役もシートベルトをきっちり着用するのは、いいかげんフィクションなんだからシートベルトの件はもういいだろと思う。急に現実感(これは演技、演出)を感じてすごい冷める。

シートベルト締める動作があるせいで、テンポが遅れておかしいし。

それと登場人物の大半が喫煙者設定であるが、演出でタバコ吸うシーンが異常に多いですね。ニュースでも喫煙シーンの多さが話題になっていたが、この昨今では稀に見る喫煙シーンの多さです。だからと言って、いちいち苦情とか言うもんじゃない。そういうの言い出したらキリがない。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(サスペンスアクションドラマ(シーズン1+シーズン2含め)として普通におすすめできる秀作ドラマです。特に重厚感や緊張感があるドラマが好きな人には、おすすめ。ときおり見せる、硬派な西島に対して、香川照之の人間臭い演技も笑わせてくれます。ちなみにWOWOWで年末に再び、再放送するみたいなので、見逃した人は録画しときましょう。)



これメンソールじゃねえかよ、これ

-?



娘のためなら

真実は墓場まで

持っていくよ


-?


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連続ドラマW「尋ね人」の感想(ネタバレ)

2013.04.22 Monday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「尋ね人」の感想(ネタバレ)




■監督:篠原哲雄
■出演者:夏川結衣 志田未来 安田顕 満島真之介 斉藤陽一郎 永野宗典 武田真治 合田雅吏 武田航平 山谷初男 石田太郎 榎木孝明 篠田三郎 十朱幸代

WOWOWで放送していた連続ドラマW「尋ね人」を鑑賞。

【連続ドラマW「尋ね人」の感想(ネタバレ)のあらすじ】

昭和27年、函館に住む美月(志田)は、恋人・籐一郎(満島)を街中で突然見失ってしまう。それから50年もの間、籐一郎の消息は不明だった。重い病を患い死期を悟った美月(十朱)は、娘の李恵(夏川)に「命尽きる前に…」と、籐一郎の行方を調べてほしいと頼む。母の願いを叶えるため、戸惑いながらも函館、青森、東京へと50年前の足跡をたどる。だがその先には自分の知らない母の姿と、驚愕の真実が待っていたのだった。

※WOWOWから引用

【連続ドラマW「尋ね人」の感想(ネタバレ)】


谷村志穂の同名小説を夏川結衣主演でドラマ化したラブストーリー。

物語は、余命わずかな母親が記憶に仕舞っていた行方不明となった初恋相手を探すことになった娘の話。

番組表のあらすじに”驚愕の真実”と書いてあったのでオチが気になりチェック。

母親の初恋相手を探すという、どんな結果(オチ)が待っているのかとかなり期待して見始めたが、自分の期待値が大きすぎたのか、真実に触れても思ったほど衝撃はなかった。※ちょっと韓国ドラマの衝撃の大きさに慣れてしまっていた。

ネタバレになるが結果からいうと、初恋相手は、母親の前から行方不明になった約二年後に船の事故に巻き込まれすでに亡くなっていたというものだったが、絶対ハッピーエンドの再会があるものと思っていただけに、肩透かしにあったというかややショックなバッドエンド。

またラストの描き方も、彼氏が手紙の中で語る引用表現はありだが、船の事故で死ぬ間際に言う彼氏目線の語り口(心の声)の演出はちょっとないなと思った。感動を誘うためだとは思うが、その部分は本人からの話はないので、こちら側の憶測で描いているもの。急に失踪側の彼氏目線に移動してしまった。

こういうよくわからない目線が入ってくると見方として困るし、共感できない。そういう目線が挟めるなら、今までの必死に探している母親側の目線は意味無いじゃん(笑)


評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(いい話(感動作)ではあるが、世界観に飲まれるほど入りきれなかった作品。「マークスの山」「横山秀夫サスペンス」とWOWOWドラマの出来に期待した選んでみたが、このラブストーリーは個人的にやや不発。母親の彼氏がややナルシスなキャラだったのもあり、二人の恋愛に感情移入は出来なかった。あと冒頭で彼氏が突然いなくなるシーンも、やや説明不足な感じもあり、ただの注意不足の天然女性の話なのかと思ってしまった。雰囲気を楽しむドラマでインパクトを求めてしまうとちょっと評価が悪い。)


お母さん嘘つかれてたの

気づかなかったの


-李恵


必ず人は残酷なほど

別れる日が

突然やってくる

だから好きだった人のことを

葬ってしまうなんで

必要ないと思う


-李恵の母



出会えて良かった

いろいろありがとう


-李恵



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連続ドラマW「マークスの山」第5話の感想(ネタバレ)

2013.04.17 Wednesday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「マークスの山」第5話の感想(ネタバレ)




■監督:水谷俊之
■出演者:上川隆也 石黒賢 小西真奈美 高良健吾 鈴木杏樹 大杉漣 戸田菜穂 小日向文世 ほか 

WOWOWで放送していた連続ドラマW「マークスの山」第5話を鑑賞。

【連続ドラマW「マークスの山」第5話の感想(ネタバレ)のあらすじ】

根来(小西真奈美)の元に入った水沢からの連絡はマークスの秘密を買えというものだった。独断で水沢との接触を試みる根来。真知子(戸田菜穂)の自宅を捜査した合田(上川隆也)たちは、一連の事件の凶器と思われるアイスハーケンを見つけ、ついに水沢(高良健吾)に指名手配をかける。一方、加納(石黒賢)ら特捜部による佐伯(佐野史郎)の贈収賄疑惑の立件はほぼ確実と見られていた・・・。

※WOWOWから引用

【連続ドラマW「マークスの山」第5話の感想(ネタバレ)】


作家・高村薫の同名ベストセラーを豪華キャストでドラマ化した全5話の第5話。

物語は、マークスを名乗る水沢は、記者の根来と接触を試みるが、根来をマークしていた警察に邪魔され失敗に終わる。しかし、山岳会のメンバーで自殺した浅野が事件の真相を書いた”告白”という
遺書を逃げる際に落とし、警察は真相を手に入れる…。

ようやく長かった「マークスの山」が最終話。

あらすじをまとめると、小さな成功を手にし始めていた山岳会の5人のメンバーに対して、彼らの闇の部分の情報を突き止め、ゆすってきたライターの男を、メンバーは雪山(北岳)に一緒に山登りしようと連れ出し、山で殺害する。しかし、たまたま山に居合わせた目撃者になり兼ねない水沢の母親も口止めするため突き落として殺害したことで事件が入りくんだ形になる。

そして、それから20年の歳月を経ち、水沢が母親の死の真実を知ると、それをネタに山岳会のメンバーを脅しにかかる。山岳会メンバーも過去を隠蔽するため築いたネットワークを最大限使って、そのネタを抑えこもうとする。

しかし、それも空しく結局山岳会のメンバー5人中4人(木原も死んだ?)が亡くなり、林原一人が生き残る。また事件の真相を知る犯人の水沢も山中で死んだことで、唯一の証言者を失った警察は、林原を始めとする上層部の腐敗を暴くことが難しくなり…。

ラストは、すっきりハッピーエンドとは異なる、現実的な終わり方だが、なんとなく希望は持てるラスト。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(登場人物含めかなり情報量が多いドラマだが、蓋を空けてみると、事件は意外とシンプルだった。警察、検察、出版業界など様々な視点で描かれていて、3つの情報が絡み合いつつ、徐々に真相に近づいていく感じは上手い。もともとの原作の出来もあると思うが、俳優陣のキャストが堅く、ドラマも重厚で見ごたえあり。アイドルキャストが不在なのが良い。完全に作品の完成度重視のキャスティングでしょう。この「マークスの山」を見るとなぜか白い運動靴を履きたくなる。合田と同じMOONSTAR のヒモ靴を(笑)。)


組織は一旦

ほころびが生じると

意外にもろい


-加納


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連続ドラマW「マークスの山」第4話の感想(ネタバレ)

2013.04.16 Tuesday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「マークスの山」第4話の感想(ネタバレ)




■監督:水谷俊之
■出演者:上川隆也 石黒賢 小西真奈美 高良健吾 鈴木杏樹 大杉漣 戸田菜穂 小日向文世 ほか 

WOWOWで放送していた連続ドラマW「マークスの山」第4話を鑑賞。

【連続ドラマW「マークスの山」第4話の感想(ネタバレ)のあらすじ】

林原(小日向文世)たち5人の名前の頭文字を取ってMARKS(マークス)。そしてマークスと名乗る人物は、彼らの過去の秘密を握り、それをネタに五人を脅迫していた…。ようやく事件の全貌を掴み始めた合田(上川隆也)の元に、看護師の真知子(戸田菜穂)が撃たれて重体との知らせが入る。一方、真知子への急襲に居合わせた水沢(高良健吾)は、そのまま行方をくらましてしまう・・・。

※WOWOWから引用

【連続ドラマW「マークスの山」第4話の感想(ネタバレ)】


作家・高村薫の同名ベストセラーを豪華キャストでドラマ化した全5話の第4話。

物語は、マークスを名乗る連続殺人犯の水沢の彼女(高木)が目の前で銃撃されたのを見ると、報復とばかりに山岳会のメンバーの一人木原を襲撃するが、そのまま行方をくらまし…。

最終話を前にあわただしく事件と真相が見えてきた。

水沢の母親は過去に林原を始めとする山岳会のメンバーに殺されており、その事実を医療刑務所で唯一の目撃者岩田から聞かされた水沢は、マークスと名乗りそれをゆすりのネタに使い、犯行に及んでいた。

林原ら山岳会のメンバーは、その水沢の母親の事件を闇に葬りつつ、さらに山岳会のメンバーであり二十年前に山で失踪し、白骨遺体で発見された山岳会のメンバーの事件についても闇に葬ろうと策略している。

この白骨遺体で発見されたメンバーについての真相は他殺らしいが、いまだ詳細は不明。


評価 ★★★☆☆ (星3.3)

(残るはあと一話。4話ラストに記者の根来のもとにマークスから連絡が入り、”告白”と書かれたある手紙についての存在を教える。いよいよすべての真相があきらかになると思われる。とりあえず作品としての評価は、最終話を見て決めよう。)


一旦山の魅力に魅せられた人間は

そう簡単に山から離れることはできない

もし自ら離れるとしたら

山で何かが起きた時

例えばそんな事故もしくは

何らかの事件が起きた時だと


-根来



こんなところで

愚痴をこぼしても

何にもならんな


-加納



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連続ドラマW「マークスの山」第3話の感想(ネタバレ)

2013.04.15 Monday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「マークスの山」第3話の感想(ネタバレ)




■監督:水谷俊之
■出演者:上川隆也 石黒賢 小西真奈美 高良健吾 鈴木杏樹 大杉漣 戸田菜穂 小日向文世 ほか 

WOWOWで放送していた連続ドラマW「マークスの山」第3話を鑑賞。

【連続ドラマW「マークスの山」第3話の感想(ネタバレ)のあらすじ】

「星霜山岳会」を調べていた十係の須崎(小木茂光)が何者かに刺された。根来(小西真奈美)から、須崎は刺される前に佐伯(佐野史郎)に事情聴取を行っていたと聞かされ動揺する合田(上川隆也)。その夜、警察の面子にかけても佐伯に任意同行をかけるという合田に対し、あくまで特捜部の贈賄事件の容疑で佐伯を立件したいという加納(石黒賢)は激しく衝突する。

※WOWOWから引用

【連続ドラマW「マークスの山」第3話の感想(ネタバレ)】


作家・高村薫の同名ベストセラーを豪華キャストでドラマ化した全5話の第3話。

物語は、須崎警部補が刺された原因の裏に連続殺人事件が絡んでいると見た合田は、山岳会のメンバーを調べ始める。一方山中で白骨化した遺体の身元がわかり、山岳会メンバーの関連性も強まっていき…。

3話になっても相変わらずこの「マークスの山」は目が離せない。

松井と元暴力団を殺害したであろう犯人の水沢(マークス)は、林原を脅していたが、金の受け渡しでボロを出し、逆に狙われる立場に。結局ラストに林原の使いの者と思われるものに、銃で撃たれ一緒にいた看護師の高木が巻き込まれる。

合田は、山岳会メンバーを調べるうちに5人の名前の頭文字?をあわせると”MARKS”となり”マークス”と名乗る連続殺人事件の犯人が使っているニックネームにたどり着く。


評価 ★★★☆☆ (星3.3)

(第3話で急展開。林原を脅していたはずの水沢が逆に狙われる立場に。この水沢はもっと頭が切れる奴だと思ったが、意外とボンミスしていて今後の流れが、よくわからなくなった。また検察側の加納の上司までも林原と繋がりがあったのはなかなかの衝撃。大学が同じメンバーが、それぞれの各界のトップに立っているとこんなことになるのかという具合の腐敗度。こうなると誰も権力を手放そうとしないな。)



あなたが変わるとは思えない

-合田の元妻


お金なんていらない

-高木



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