映画「トランスポーター イグニション」の感想(ネタバレ)

2016.11.03 Thursday フランス映画 レビュー

■映画「トランスポーター イグニション」の感想(ネタバレ)



■監督:カミーユ・ドゥラマーレ
■出演者:エド・スクレイン レイ・スティーヴンソン ロアン・シャバノル ガブリエラ・ライト タティアナ・パイコヴィッチ ウェンシア・ユー

WOWOWで放送していた映画「トランスポーター イグニション」を鑑賞。

【映画「トランスポーター イグニション」のあらすじ】

プロの運び屋フランクのもとに、謎の美女アンナから依頼が舞い込む。約束の日時に指定の場所にやって来たフランクだが、現われたのはアンナのほかに2人の美女たち。約束が違うと抗議するフランクだが、アンナは2人が積み荷だと譲らない。アンナはフランクの父を人質に取ったことを告げ、フランクは否応なしに計画に乗せられることに。アンナの目的は、彼女たちを奴隷同然に扱った犯罪組織への復讐ということなのだが……。

WOWOWから引用

【映画「トランスポーター イグニション」の感想(ネタバレ)】


リュック・ベッソン製作・脚本の人気シリーズをイギリスの若手俳優エド・スクレインを主演にリブート(再起動)させた犯罪アクション。

ジェイソンステイサムでお馴染みのカーアクション作品「トランスポーター」シリーズが新たに主演俳優を変えて、作り直したらしいので見てみた。同じテーマでイチから作り直すことをリブートというらしい。リメイクとは言わないようだ。

ちなみに過去作(ジェイソンステイサム版パート1の出来は特に)はそれなりに良かったので、結構期待してこちらを見始めたが、このリブート作品は、なんでしょう…全然面白くない。

一応、久々にテレビ用にAVアンプを買って音響もサラウンド5.1ch化させて、音だけでも臨場感たっぷりにカーアクション等を見てみたが、音響は別にして、ストーリーが面白くない。

なんていうか、ほとんど説明がないまま、勝手に様々な物事がどんどん進んでいく。セリフでの状況説明みたいなのはほとんどないんじゃないかな。

そもそも主人公は俳優が変わったので、改めてイチからそのキャラクターの背景描写を丁寧に描いて欲しい所(スパイダーマンに対してのアメイジングスパイダーマンのように)だが、お決まりの自己紹介格闘アクションがある位(強くてやり手です的な)で、新規の彼の人間的特徴を出すような生活感みたいなものはほぼない。ただ見た目若くなった位。


犬を飼ってるとか、木を育ててるとか(レオンじゃないけど)、いつも同じ店で何か買ってるとか、もうなんでもいい。そういう人間性の軸となるようなシーンが一切無い。車が好きなのは(運転が上手い、格闘が強い等)、過去のトランスポーターにある部分は、引き継いでいる手前、彼独自の個性にはならない。

結局、若くて、スーツが似合って、紳士で強くてとか抽象的な格好良さのみ。ヒゲがあるが、ワイルドというほどワイルドな感じでもない。肉体も強靭っていうほど筋肉もついてなく、どっちかと言えば細めだし。

唯一、父親がいて親子関係でそこに過去作との違いがある位。でも親子関係にしても、その間柄を印象的に深く描いて無いので、希薄で弱い。そこの強い絆が見えないので、誘拐されても、ストーリー展開としてあるようなだけで、そこのハラハラ感は少ない。また親父もそれなりに器用でいろんなことできちゃうので、主人公の個性も大分死んでいる。

このリブート作品を見て思うのは、過去作のジェイソンステイサムって凄かったんだってこと。あの当時では、まだまだ主演に対しての個性派脇役の一人で主演級ではなかったけど、でもトランスポーターでは、しっかり主役の存在感が出てたなと。


評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(まとめ:あきらかに駄作の「トランスポーター」リブート。最初は、おまけで星3つでいいかなと思ったが、書いてるうちに、良い面が一向に見つからず、星2つ、いや星1つでいいやと思うほど、振り返って思い返すほどに何もない。シーンひとつ取っても、警察から逃げきった後、指名手配された古い車を処分して、新しい車に乗り換えるシーンがあるが、新しい車も同じ色と同じ車種?(ナンバーだけ違う)を用意してて、え?って思う。せめて違う色にするか、車種も別のじゃないと乗り換える意味無いでしょう。警察もナンバーで捜すより先に車種だと思うし。こういうところを見ると、主人公アホなのかなと思ってしまう。それかどれだけアウディ好きなんだよか。どっちにしても固執しすぎると逆にアホに見える。ちなみに主人公の存在感があれば、そういう細かい部分も流せると思うが、どうも新規キャストのエド・スクレインでは、かなりトランスポーター(役)として、荷が重かった、それに尽きる。運び屋だけど、運び手が悪い。)




砂糖は殺菌

クモの巣は血を固める


-?


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映画「ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男」の感想(ネタバレ)

2015.07.18 Saturday フランス映画 レビュー

■映画「ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男」の感想(ネタバレ)



■監督:コスタ=ガヴラス
■出演者:ガド・エルマレ ガブリエル・バーン ナターシャ・レニエ イポリット・ジラルド リヤ・ケベデ
 
WOWOWで放送していた映画「ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男」を鑑賞。

【映画「ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男」のあらすじ】

フランスの大手金融機関、フェニックス銀行の頭取はがんで倒れ、その右腕マルクが次の頭取に大抜擢される。しかし、他の重役にねたまれたり、米国の投資ファンドのディトマーから圧力をかけられて行内のリストラを実行せざるをえなくなるなど、さまざまな困難がマルクを待ち受ける。マルクは妻がいながらモデルのナシムと浮気をしたいとの気持ちに駆られてしまうが、新たにディトマーから日本のある銀行の株を買えと命じられる。

WOWOWから引用

【映画「ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男」の感想(ネタバレ)】 


パルム・ドールと金熊賞を受賞するコスタ=ガヴラス監督が描いた経済サスペンス。

経済モノが見たくて選んでみた。

内容は、ひょんなことから銀行の頭取に抜擢されることになった男が、内外からの圧力に耐えながら孤軍奮闘し、マネーゲームを生き抜いていく姿を描いた話。

テレビニュースなどでたびたび報じられる、会社の買収劇(リストラなど)のその裏側(内情)が、かなりリアルに(実際は知らないが)描かれている。NHKのドラマ「ハゲタカ」とかそういうのが好きなら、かなりおすすめでしょう。

ちなみに、無理難題を押し付けられながら、機転と持ち前?の知力で立ち回っていく主人公の姿は、外見は中年のおじさんだが、かなり格好いい。まさに仕事が出来る男。アクションシーンは、一切ないのにトムクルーズ並みにかっこいい。

また、映画としても銀行の頭取という観点から銀行家が支配している世界経済の実情や問題に触れながらも、そういったマネーゲームに夢中になる大人たちに対しての皮肉も込められている。

映画の中で交わされるセリフだけ追っていても、ただのマネーゲームの話ではなく実情も語っていて中身は濃いです。

特に資本主義?を批判する伯父と主人公の会話はなかなかです。



評価 ★★★★☆ (星4.2)

(まとめ:見るだけで社会や経済の勉強にも社会派サスペンス。経営者の手腕の上手さがよくわかります。特に自己評価システムを取り入れて、リストラをポジティブに推進するやり口などは上手い。結局やってることはリストラに代わりないけど、会社(経営者)が直接クビを切ってるというより、周りの上司のせいにする。上手い。)



銀行はダメだ

預金を投資に回され

丸損だ


-?


尊敬は要らない

金だ


-?


”金融は神の仕事”と

言った奴も


-?



日本はウラで動く国だ

-?

作成者はアメリカ人

-?


市場の倫理は戦争と同じ

先に撃つ者が勝つ


-?

銀行の支配に逆らえず

従うしかない現在の

社会制度とか


-?



ゲームだよ、ゲームさ

不公平で無慈悲だが

地球規模なんだ

”やめる”と誰も言えない


-?

ゲームには勝者と敗者がいる

だがその立場が替わることもある

それが取り柄だ


-?


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映画「17歳[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)

2015.07.14 Tuesday フランス映画 レビュー

■映画「17歳[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)



■監督:フランソワ・オゾン
■出演者:マリーヌ・ヴァクト ジェラルディーヌ・ペラス フレデリック・ピエロ シャーロット・ランプリング ヨハン・レイセン

WOWOWで放送していた映画「17歳[R15+指定版]」を鑑賞。

【映画「17歳[R15+指定版]」のあらすじ】

パリの名門アンリ4世高校に通う、美しい女子高生のイザベル。17歳の誕生日を迎える直前、バカンス先の海辺のリゾート地で知り合ったドイツ人青年に身を委ねて、あっさり初体験をすませた彼女は、パリに舞い戻った後、SNSを通じて連絡をしてくる男たちを相手に売春をして小金を稼ぐようになる。やがて彼女には、ジョルジュという初老の紳士のなじみ客ができるが、ある日、ホテルの一室で彼が思いがけず腹上死してしまい…。

WOWOWから引用

【映画「17歳[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)】 


フランソワ・オゾン監督がイヴ・サンローランの香水のイメージモデルのマリーヌ・ヴァクトを主演に迎えた人間ドラマ。

17歳と言う嫌らしさ満点のタイトルに惹かれて見てみた。

内容は、セックスへの興味から、日常的に売春を行うようになった17歳の大人と子供のちょうど中間期ならではの、揺れ動く微妙な感覚を描いた話。

主演の女優が、ヌードも辞さない体当たり演技で望んでいて、見方によっては単純にエロ映画の枠になりそうだが、しっかりと微妙な感情が描かれていて、人間ドラマのレベルになっている。

例えば、セックスへの憧れ(興味)から初体験をすることになるが、行為の最中に、アダルトビデオで見た快楽に身を委ねられる女性に自分もなれるかと思えば、実際は全くそういうこともなく、空想の自分が自分の行為を客観的に見る描写が入り、セックスというものを楽しむことなく、冷徹なほど、冷めた目線で見ていたりする。

また、好きだったはずの初体験を済ませた彼氏とは、それ以降、興味が消えうせ、それ以降、連絡を絶つという自己中感。

その後、セックスの快楽とは何かを求めるよう、売春をするようになるが、(特にお金に困ってるわけでもなく、単純に興味の延長で行うあたりは、今風なのか)、若い女(自分)に群がる中年男(大人)たちに、さらに冷めた感覚を覚える。自分に指図や命令する大人の男も大したことないと思うように、より冷めた態度を濃くしていく。

かと思えば、体以上のことは求めない売春で知り合った最初の客の中高年男に愛を感じて、彼が亡くなると、寂しさを覚えて喪失感を抱くなど(愛情には飢えている)、大人になりきれない、年齢相応の感覚も持ち合わせていたりする。

傍から見てると、なんやねん!と思いたくなるが、そういう微妙な時期=17歳ということでしかないのかと思う。

はじめは、若いのに(17歳が)売春を行っていく姿に、本人やその親のことを考えて、見ていられないほど気の毒な気持ちになっていたが、イヤイヤでもなく売春を続ける姿に本人が好きでやってるのかと思うと、そういう自分の勝手な思い込みの感情で見るのは違うのかなと思うようになった。

そんなことを思ってると、なんとも感情のやりどころ困る作品ですね。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(主演のマリーヌ・ヴァクトの脱ぎっぷり(も含め)が、作品の質をより上げていると思う作品。中年男性との売春を平気で行う17歳の彼女に対して、変なことが起こらないよう男と彼女を二人っきりにさせないように警戒する母親含めた中年女性たちの態度が意外と面白いです。完全に17歳に手玉に取られている。あと、かっこいいこと言う大人な男も17歳の美女の前では、ほんと情けないです。そんな年齢に関係なく性に翻弄される人間の情けない姿が上手く描かれています。)


”一度 客を取れば

死ぬまで売女”


-?


セックスで死ぬのは

男の夢よ


-?


マリーヌ・ヴァクト/17歳


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映画「ロックアウト」の感想(ネタバレ)

2014.04.27 Sunday フランス映画 レビュー

■映画「ロックアウト」の感想(ネタバレ)





■監督:スティーヴン・セイント・レジャー ジェームズ・マザー
■出演者:ガイ・ピアース マギー・グレイス ヴィンセント・リーガン ジョゼフ・ギルガン  レニー・ジェームズ ピーター・ストーメア

WOWOWで放送していた映画「ロックアウト」を鑑賞。

【映画「ロックアウト」のあらすじ】

西暦2079年。大統領令嬢エミリーは、視察のため宇宙刑務所MS−1を訪れるが、囚人のひとりが面談中に暴走、冷凍睡眠状態にされていた全囚人を解放してしまう。一方、CIA局長暗殺の冤罪をかけられていた元敏腕エージェントのスノーは、無実を証明する仲間がMS−1にいると知り、やむなく人質救出作戦を請け負うことに。囚人たちに占拠されたステーションに単身潜入したスノーは、頼るものもない孤独な戦いに身を投じる。

※WOWOWから引用

【映画「ロックアウト」の感想(ネタバレ)】


「レオン」のリュック・ベッソンが製作・脚本に参加しているガイピアース主演のSFアクション。

リュックベッソンが携わってるということでチェック。

主演のガイピアースはこれまで長髪の印象が強かったのか、今回は短髪で雰囲気ががらっと変わっていて誰か全く気づかなかった。※冒頭に名前が出ていたと思うが。

ストーリーの方は、宇宙を舞台に囚人が暴動を起こした刑務所から大統領の娘(人質)を主人公が一人で救出する奪還ミッション。

よくある奪還ストーリーなので設定は、わかりやすく、アクションや緊迫感も程よくあるので、何も考えずさらっと見れた。一応黒幕は誰?的なサスペンス要素もラストに残っている。


評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(中身はないが、一応及第点のスペクタクルアクションサスペンス。個人的には、少し前に見た同じフランス映画「プレイ‐獲物‐」の方が骨太感やリアル感が合ってよかったと思う。こちらは、スターウォーズ的な戦闘機でのアクションシーンがあるのでスクリーン向き。テレビで見ると若干損した感じがある。大画面大音量で見ればちょいプラスかな。)



10分は持つよ

-スノー


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映画「プレイ‐獲物‐」の感想(ネタバレ)

2014.04.18 Friday フランス映画 レビュー

■映画「プレイ‐獲物‐」の感想(ネタバレ)




■監督:エリック・ヴァレット
■出演者:アルベール・デュポンテル アリス・タグリオーニ ステファーヌ・デバク セルジ・ロペス ナターシャ・レニエ カテリーナ・ムリーノ

WOWOWで放送していた映画「プレイ‐獲物‐」を鑑賞。

【映画「プレイ‐獲物‐」のあらすじ】

服役中の銀行強盗犯フランクは、出所を間近に控え、妻子と平穏な日々を過ごすことを夢見ていた。そんなある日、彼は同房となったモレルと親しくなる。えん罪が認められて釈放されることになったモレルに連絡先を渡し、妻への伝言を託すフランクだったが、その矢先、彼はモレルがえん罪ではなく本当に連続殺人鬼だと知る。妻子の身を案じたフランクは脱獄を決行、敏腕女性刑事クレールの猛追をかわしながら必死にモレルを追う。

※WOWOWから引用

【映画「プレイ‐獲物‐」の感想(ネタバレ)】


フランス産のサスペンスアクション。

先に出所した同房の男を信用したために、娘を誘拐され、いても立ってもいられず刑務所から脱獄して、警察から逃げながらも娘を誘拐した連続殺人鬼を追うという、ハリウッド映画でよくある逃亡解決型の王道ストーリー。

とにかく設定が良いので、緊張感があって最初から最後まで一気に楽しめる。

また最近では珍しいCGを一切使わないリアルアクションにこだわっているためか、逃亡劇が生々しく等身大のキャラクターを感じさせてくれる。

隠れてたのにすぐに見つかったり、すぐ警官に辺りを取り囲まれてしまうとか、プロではない際どい感じがいい。

ただ、最初から最後まで一気に突き抜けて見れるのはいいが、見終わった後に特に何か残るものはない(笑)



評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(主人公の中年のおじさんがとにかくやたら走りまくっているアクションサスペンス。トムクルーズでは全くない速いのか遅いのかわからない彼の走りっぷりは見どころでしょう。あと、関係ないが、脇役が死に過ぎという問題がある。主人公に協力した元憲兵のおじさんは別に死ななくても良いし、狙われた16歳の少女もあのもったいぶった感じならギリギリ助かるパターンではないかなと思う。結構周辺のキャラの扱いが雑かな。っそしてなぜか途中から出てきた変な他のおじさんから最後撃たれる。あのおじさんの情報をもうちょっとください。)



どんな色を塗ろうと

ここは悪の巣だ


-?


生き残った者の使命は

見えない悪を暴くことだ


-?



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映画「スペシャル・フォース」の感想(ネタバレ)

2012.11.14 Wednesday フランス映画 レビュー

■映画「スペシャル・フォース」の感想(ネタバレ)




■監督:ステファン・リュボジャ
■出演者:ダイアン・クルーガー ジャイモン・ハンスウ ブノワ・マジメル ドゥニ・メノーシェ ラファエル・ペルソナーズ アラン・フィグラルツ

WOWOWで放送していた映画「スペシャル・フォース」を鑑賞。

【映画「スペシャル・フォース」のあらすじ】

中東アフガニスタン。フランス人女性ジャーナリストのエルサは、この地に根強く残る女性抑圧を告発する記事を書くため取材を続けていた。だが、そんな彼女の行動はタリバン組織の不興を買い、罠にはめられ拉致されてしまう。組織は、エルサの現地随行員を殺害したビデオを公開し、アフガン派兵を続けるフランス政府を脅迫する。事態を重く見た仏政府は、コバックス隊長率いる特殊部隊スペシャル・フォースの投入を決定する。

※WOWOWから引用

【映画「スペシャル・フォース」の感想(ネタバレ)】


すべて彼女のために」「アンノウン」のダイアンクルーガー主演のミリタリーアクション。

物語は、タリバン組織の人質になってしまった女性記者らを救出するべく現地に投入された特殊部隊の活躍を描いた話。

最近外れがないダイアンクルーガー出演作品ということでチェック。

フランス産の救出ミリタリーアクションだが、救出に時間が掛かるパターンではなく、開始30分ほどで救出に成功するが、執拗な追っ手から国境ラインまで逃げるという特殊部隊+人質の逃亡劇が主のアクション。

逃亡モノに不発はないと言わんばかりに、この作品も追っ手からの緊張感がありつつ、銃撃戦はゲーム世代には見ていて楽しい。まるでコールオブデューティメダルオブオナーのゲームにありそうな舞台である。

しかし、そういった能天気な銃撃アクション作品かと思いきや、終盤は、ロードオブザリングばりのカメラワークで壮大な雪山をサバイバルしながら生き残りを掛けた過酷で重たい話にシフトチェンジ。こんな展開になるとは全く予想できず。

仲間も思っていた以上に犠牲になるが、ラストシーンは、感動的だ。



評価 ★★★★☆ (星4.2)

(ダイアンクルーガー作品にやっぱり外れはないと再認識したアクション作品。アクションサバイバルが主で中身はそれほどないが、イスラム教の教えや文化、アフガニスタン、パキスタンの地形や気候もわかる作りで勉強になる。逃亡サバイバルで高山移動はキツイ。特殊部隊ならではの友情は結構目頭を熱くさせる。映画を見た後に邦題タイトルを見ると、かなり損をしている。もっと良いタイトルあったでしょう、子供向けの戦隊ヒーローじゃないんだから。)



お前は神を信じているか?

-?


苦労せずして栄光はない

-?

我々は敵でも

もてなす


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映画「ハートブレイカー」の感想(ネタバレ)

2012.07.27 Friday フランス映画 レビュー

■映画「ハートブレイカー」の感想(ネタバレ)




■監督:パスカル・ショメイユ
■出演者:ヴァネッサ・パラディ ロマン・デュリス アンドリュー・リンカーン ジュリー・フェリエ フランソワ・ダミアン

WOWOWで放送していた映画「ハートブレイカー」を鑑賞。

【映画「ハートブレイカー」のあらすじ】

標的とする女性に接近して彼女のハートを見事に射止め、以前からの恋人との仲を引き裂く、プロの“別れさせ屋”のアレックス。彼が次に付け狙う標的は、イギリス人の青年実業家ジョナサンとの結婚式を目前に控えた女性ジュリエット。ボディガードを装って彼女に接近したものの、ジュリエットのガードは堅く、アレックスが必死で繰り出すあの手この手も、なかなか彼女相手には通じない。そうこうするうち、挙式の日取りは迫り…。

※WOWOWから引用

【映画「ハートブレイカー」の感想(ネタバレ)】


フランスで370万人の観客動員を記録した大ヒットラブコメディ作品。

物語は、これまで一度も失敗したことがないプロの別れさせ屋が、結婚を1週間後に控える理想のカップルを破局させる仕事を請け負うが、標的の女性が曲者でこれまでのテクニックが通じず苦戦奮闘する…という話。

フランスで大ヒットしたというWOWOWの番組情報欄を見て録画チェックしてみた。

はじめに別れさせ屋の仕事ぶりを紹介しつつ、本題のつわものターゲット攻略へと進んでいく。

コメディ要素もあるが、くどくなくて丁度良い。笑いはベタだけど、タイミングが絶妙でときおり笑わしてくれる。色情女と化して計画を邪魔するターゲットの友人を殴って気絶させるシーンは良かった。

そして、後半は、禁断のターゲットとのラブロマンスになるが、住む世界が違う金持ち女性への恋は、憧れ要素(距離感が遠い)も演出していて、ハートを鷲づかみにされた。女性はその気になってるのに、男があえて身を引く行動を取る展開もかなりツボで良い。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(コメディとラブロマンスのバランスが絶妙の良作品。後半のしっとりした感じが心地良い。恋愛テクニックも結構使われていて、男のセリフのタメやストーリーの語り方とか上手い。鳥の鳴き声を合図にウソ泣きはひどいけど。途中のダンスシーンは、ストーリーとしてはやり過ぎで演出が強いが、二人ともダンスが上手くて驚いた。主人公をはじめサポートメンバーの変装は演技も含め皆上手く、器用だ。)


モーツァルトは

アコーディオン用に

作曲しない


-?

浮気しても相手が夫なら

浮気じゃない


-?


男に人生をゆだねるんだ

疑問を感じるのは当然だよ


-?


美しい愛

-アレックス


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映画「君を想って海をゆく」の感想(ネタバレ)

2012.07.15 Sunday フランス映画 レビュー

■映画「君を想って海をゆく」の感想(ネタバレ)




■監督:フィリップ・リオレ
■出演者:ヴァンサン・ランドン フィラ・エヴェルディ オドレイ・ダナ デリヤ・エヴェルディ ティエリ・ゴダール

WOWOWで放送していた映画「君を想って海をゆく」を鑑賞。

【映画「君を想って海をゆく」のあらすじ】

ドーバー海峡を隔ててイギリスと向き合うフランス北端の街、カレ。17歳のクルド難民の少年ビラルは、祖国イラクから一家でイギリスに移り住んだ恋人ミナに会うべく、非合法の密航ルートを乗り継いでこの地までたどり着くが、最後の関門で検問に引っかかり、足止めを食うことに。残された最後の手段として、彼は海峡を自ら泳いで渡ることを決意。市民プールの指導員シモンはそれを知って、懸命に彼の後押しをするのだが…。

※WOWOWから引用

【映画「君を想って海をゆく」の感想(ネタバレ)】


セザール賞の10部門でノミネートなど、フランスで大ヒットを記録した作品

物語は、イギリスにいる恋人を追って、イラクからフランスまでやってきた少年が、トラックでの不法入国に失敗し、ドーバー海峡を泳いで渡ろうとする話。

すでに邦題タイトルから内容は、想像できてしまうかなり分かりやすい作品だが、フランスが抱えるクルド難民の問題もテーマにあり、恋愛だけでなく社会性も秘めている。

少年に水泳を教えるインストラクター役には、「スチューデント」や「すべて彼女のために」に出演していたヴァンサンランドンが演じているが、最近、20年前の作品「スチューデント」を見た後での、今作での変わりっぷりに結構ビックリだ。普通におっさんになってしまった。ただ、老け方はフランス人ならではでダンディでかっこいい。

少年とその恋人役には、今作で大抜擢された新人が演じているが、二人は姓が同じで、実際は本当の姉弟だとという変わったキャスティングになっている。このお姉さんは中東系の顔立ちだが、スクリーンでも光るほどかなり美人だ。


評価 ★★★☆☆ (星3.6)

(フランスは、一般人が難民を手助けする行為(食事や自宅に泊めるなど)は犯罪になるようで、そういう疑いが少しでもあると、管理局が自宅へ訪ねてくるほど取り締まりも厳しい。助けたものへの罰則もある。なぜか人を助ける良い行いとは逆の法律制度になってしまっていて、この作品では、その憤りが強く感じられる。そして、ラストのオチも切ない。)


素質があれば

海峡を泳ぎきれる


-シモン



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映画「スチューデント」の感想(ネタバレ)

2012.06.11 Monday フランス映画 レビュー

■映画「スチューデント」の感想(ネタバレ)

 




■監督:クロード・ピノトー
■出演者:ソフィー・マルソー ヴァンサン・ランドン エリザベート・ヴィタリ ジャン=クロード・ルゲイ

WOWOWで放送していた映画「スチューデント」を鑑賞。

【映画「スチューデント」のあらすじ】

作曲家を目指すミュージシャンのネッドは、スキー場のリフトで出会った若い女性に魅了される。パリに戻ったネッドは偶然、女性と再会。彼女は教員資格の取得を目指してソルボンヌ大学に通うバランティーヌで、数カ月前に恋人と別れたこともあり、バランティーヌはネッドからのデートの申し出に応じる。初デートから互いに愛し合うようになるが、バランティーヌが教員資格取得試験で忙しい一方、ネッドは実は女性関係が派手で……。

※WOWOWから引用

【映画「スチューデント」の感想(ネタバレ)】


フランスの女優ソフィーマルソーのデビュー作で母国をはじめ世界で大ヒットした映画「ラブーム」のクロードピノトー監督と再びタッグを組んだラブストーリー。

物語は、女子大生とミュージシャンのお互い好意はあるのになぜかすれ違う恋愛を描いた話。

1988年製作の作品ということで、音楽がもろ時代を感じさせるが、内容は繊細と緻密さが感じられ
てなかなか面白い。

この映画は、二人のすれ違いを前フリにしつつ、ラストで誰かの本の引用を使い、男と女や愛について説明するという凝ったつくりになっているが、それが本質を突いていて、製作者が映画を使って言いたいことが良く分かる。

また、手についた日焼け止めクリームを座席にこすりつけたり、トイレで時間をつぶしてわざとデートに遅れてやってくるなど、細かい描写も入れられていて、シーンがリアルだ。コメディまでいかないが、よくありがちな面白い風景を切り取って貼り付けていて、見つけると結構くすりとしてしまう。

ヒロインのソフィーマルソーは、少し前に見たモニカベルッチの「ダブルフェイス 秘めた女」よりも全然こちらの方が良い。年齢が若いというのもあるが、とにかく良い。このときのソフィーは確実に95点はある。

ちなみにDVDジャケットはやや官能さのあるエロいシーンを切り取っているが、一応ヌードシーンはあっても全くといって良いほどそちらに比重はない。どちらかというと男女関係のややこしさに重きを置いている。


評価 ★★★☆☆ (星4つ)

(ソフィーマルソーの魅力がわかる作品。ファンでもなくても一度見てみると、ハっとする良さを感じれると思う。後半はキャラクターのヒステリックな性格が全面に出て、ちょっと腹立ってくるけど(笑)あと、ラストの格言の嵐は、久々に収穫のある映画だった。ベッドインまでが早いので、恋愛の距離感を楽しむような、その辺のドキドキ感はあまりないが、お互い忙しい中でも惹かれあってしまう感じとかは良く出ている。)


二人の時間を

葬ってはいけない


-ネッド


人生は一刻ごとに変わる

僕らもだ

でも君は変わらない

まるで老人と同じだ


-ネッド


愛と個人の葛藤は

常に難しいテーマなのです

-バランティーヌ



誰かを変えようなどと

いうのは愚かな幻想だ


-バランティーヌ


真実の愛の認識とは?

自分を苦しめる人こそ

愛する人と気づくことだ

それが愛なのだ


-バランティーヌ


男はずるく多弁で嘘つきな浮気者…

偽善者で傲慢

卑劣な快楽主義者

女は不実で見栄っ張り

物好きで不道徳

この世で唯一

清く崇高なものは…

欠点だらけの男女の結びつき

戯れに恋はすまじ


-バランティーヌ



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映画「ダブルフェイス 秘めた女」の感想(ネタバレ)

2012.02.09 Thursday フランス映画 レビュー

■映画「ダブルフェイス 秘めた女」の感想(ネタバレ)




■監督:マリナ・ドゥ・ヴァン
■出演者:ソフィー・マルソー モニカ・ベルッチ ブリジット・カティヨン アンドレア・ディ・ステファノ ティエリー・ヌーヴィック

WOWOWで放送していた映画「ダブルフェイス 秘めた女」を鑑賞。

【映画「ダブルフェイス 秘めた女」のあらすじ】

愛する夫と2人の子どもに囲まれ、幸せな家庭生活を送る女性作家のジャンヌ。ところが最近になって、なぜか夫や子どもが突然他人に見えるようになったばかりか、自分自身の顔や体まで見知らぬ別人へと変貌を遂げるようになり、ジャンヌは不安と恐怖におののくが、周囲の人々は異変に気づかず、平然と振る舞うばかり。そんな折、母の家で1枚の古い写真を見つけた彼女は、それを手がかりに事の真相を探るべく、イタリアへと旅に出る。

※WOWOWから引用

【映画「ダブルフェイス 秘めた女」の感想(ネタバレ)】


ソフィー・マルソーモニカ・ベルッチというヨーロッパを代表する美人女優が共演したフランス産のサスペンス映画。

物語は、突如部屋の配置や家族に対し、妙な違和感を感じ始めた女性作家に降りかかる過去の謎とその苦悩を描いた話。

家族や自宅に対する急な違和感と鏡に映る自分の外見の変化、しかし家族や親ですらはその変化に全く気づかないという主人公の世界観のズレを描いたサスペンスで””の部分は、「一体なんだ?」と興味性を惹かれるが、最後のオチがわかってもイマイチパンチがなく、答えの重みは薄い。

”交通事故により8歳以前の記憶がない女性ジャンヌは、過去の自伝小説を書き始めた際に周囲に対し、奇妙な変化を感じ取る。実はジャンヌは8歳のときに別の家族に引き取られることになったが、その帰り道に車の事故に遭ってしまう。引き取られた家族には姉弟がいて、同年代の姉とは友人同士で仲が良かったが、その事故が原因で彼女は亡くなってしまう。

その亡くなった友人の彼女の名前はジャンヌだったが、交通事故で唯一生き残った主人公の少女は、ショックと混乱で自分をジャンヌだと言いはじめる。そのことで両親も悩みながらも彼女に事実は告げず、ジャンヌとして育てていた。という話らしい。”※ネタバレ

途中にCG合成でモニカベルッチとソフィーマルソーの顔を合成した50:50の顔になったり、主人公ジャンヌを前後半で二人の女優が演じ分けているが、結局のところ、彼女の世界観(精神)の中での変化を描いた話で、彼女を古くから知る身内からみたら”8歳から死んだ友人の名前を使い、ずっとその彼女に成り代わって生きてきた主人公(女性)”という事実は、ずっと変わらない。

その秘密にようやく気づいた主人公(女性)の不安と苦悩を描いたのがのがこの映画だ。

主人公の内側の変化をビジュアルで表現しているため、見ている視聴者には、現実と彼女の精神世界がごっちゃになり、かなりわかりにくい話だが、捉え方や視点は斬新で興味深いと思う。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(脱ぎっぷりの良い女優がW主演ということもあり、お決まり?の二人が脱ぐサ−ビスショットがある。※過度の期待は禁物。サスペンス好きには、家具の配置に違和感を感じるなど日常的なところからスタートするので、入りとしては良いし、理解しにくい謎に頭がモヤモヤしてくる感じも味わえるのでサスペンスとしてはマルだが、ガツンとしたオチを期待してるとやや肩透かしに合うのでその辺は心に留めておこう。主演女優のファンなら一応見といて損なし。個人的にはソフィーマルソーよりもモニカベルッチ派だ。)



二通りに見える絵があるでしょう?

一方を見ると

片方は見えなくなってしまう


-精神科医



ダブルフェイス 秘めた女


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