映画「サン・オブ・ゴッド」の感想(ネタバレ)

2016.03.24 Thursday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「サン・オブ・ゴッド」の感想(ネタバレ)



■監督:クリストファー・スペンサー
■出演者:ディオゴ・モルガド グレッグ・ヒックス エイドリアン・シラー セバスチャン・ナップ ルイーズ・デラメール ローマ・ダウニー

WOWOWで放送していた映画「サン・オブ・ゴッド」を鑑賞。

【映画「サン・オブ・ゴッド」のあらすじ】

ローマ帝国の支配下にあるユダヤ。東方の三博士によって“イスラエルの王になる”と預言された男の子が生まれ、イエスと名付けられる。大人になったイエスは弟子たちを引き連れ、人々に神の言葉を伝えるため、旅をしながら伝道活動をするように。イエスの教えは彼が起こす奇跡の数々もあって次第に民衆へ広まり、イエスは人気者になっていく。だが民衆の暴動を恐れる権力者たちにはイエスは邪魔な存在で、彼を処刑しようと考える。

WOWOWから引用

【映画「サン・オブ・ゴッド」の感想(ネタバレ)】


ヒストリーチャンネルで放送していた海外TVドラマ「THE BIBLE〜選ばれし者たちの歴史物語〜」を再編集した映画版。

WOWOWの番組あらすじで聖書の世界を描いた物語ということで見てみた。

10年くらい前に、メルギブソンが監督して、キリストの生涯(新約聖書での十字架にかけられる)を描いた映画「パッション」が話題になったことがあったが、この作品も基本的には、同じ聖書ベースの話なので、キリストの生涯の部分は、ほぼ焼き増しのようなシーンが多く見られる。※キャストは違うけど

ちなみに見終わった後に気付いたが、この作品は、主にキリストの生涯(新約聖書)に注目してるが(一部、旧約のアブラハムやノア、モーセ、ダビデ等も描いてる部分もある)、テレビ版(10時間全5話)を再編集して映画版(二時間ちょい)にしたということで、実際は、もっと長いらしい。

なのでエンドロールでは、劇中(本編)には流れていないシーンが多数挿入されたりしている。興味ある人は、テレビ版の完全版を見ても良いかもしれない。ヒストリーチャンネルで放送はしてるみたいだが、DVDは現状発売されていないようだ。

ちなみに内容は、聖書の映像化なので、聖書を読んだことがあると、そのシーンが迫力ある映像として表現されていて、こんなシーンあったなと思い出して楽しい、特に「パッション」でも描かれていない旧約部分のシーンを見れたりするのは、新鮮。ほぼ頭の中で思っていたとおりに描いている。

この聖書に関しては、波乱万丈なのでただ物語として楽しむだけでも、面白いが、その時代の背景を理解すればするほど、同じシーンでも、物語や登場人物の厚みが全く違ってみえるようになるのが面白いところ。

以前に「パッション」を見たときは、聖書のことはほとんどよくわかってなくて、ただキリストが十字架やムチウチ刑を受ける強烈な痛々しさのことしか頭に入ってなかった、現在では、そこに至る総督ピラトやユダヤの律法学者の思惑と裁判の過程等の裏事情も大分理解できるようになった。

ちなみに映画と関係ないが、キリスト教がない(資本主義の精神が必要)と、現在の日本含む、アメリカやヨーロッパなどに広がっている豊かな近代資本主義とよばれる経済発展は起こりえないらしい。同じ聖書をベースにしてるが、イスラム教は、コーランの教え(契約の概念が不足)が邪魔して、近代化は不可能だという。

ので拡大解釈すれば、イエスの誕生=資本主義の始まりともいえる。

そして、日本はキリスト教国でもないのに近代化できてしまうというという面白さ。実際は、ほとんど教義を理解しない(実行しない)適当な宗教観があってこそ。日本人は、知れば知るほど、ヨーロッパ的感覚で見ると、ほんとふざけた人種でしかない。ただ、その曖昧感が、世界で一番平和的な人種でもある。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(まとめ:キリストの生涯の入門(聖書)のとっかかりには、おすすめの作品。パッションほど痛々しさを演出で強調はしていないので、えぐすぎずよく出来ています。新約聖書は、主に魂の救済を目的にしてることもありますが、読んでるだけ、見てるだけで、精神、肉体が癒されます。しかも、キリスト本人が最後に十字架にかけられるという、同じような肉体的苦しみを共有してくれるということもあり、読み手への説得力がまるで違います。例えれば、大きな病気にかかったことがない苦しみを知らない医者に診てもらうのと、大きな病気を実際に経験して病気の苦しみを知り尽くしている医者に診てもらうのとの違い位の安心感です。救済と言うテーマで考えても、物語として、これ以上ないでしょう、最後に自ら十字架にかけられて死に、そして、そこから再び綺麗に生き返るって。誰が考えたのか知らないけど、癒しの話としてほんと良くできています。)



私は道であり

真理であり

命なのだ


-?


私を見たから

信じるのか

私を見ないで信じる者は

その人たちは

幸いである


-?


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2017.11.16 Thursday -

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