映画「オオカミは嘘をつく[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)

2016.04.18 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「オオカミは嘘をつく[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)



■監督:アハロン・ケシャレス  ナヴォット・パプシャド
■出演者:リオル・アシュケナージ ツァヒ・グラッド ロテム・ケイナン ドヴ・グリックマン メナシェ・ノイ

WOWOWで放送していた映画「オオカミは嘘をつく[R15+指定版]」を鑑賞。

【映画「オオカミは嘘をつく[R15+指定版]」のあらすじ】

イスラエル。少女が森から誘拐される事件が発生。ミッキ刑事は温厚そうに見える宗教学の教師ドロールを容疑者とにらみ、強引に彼を拘束して激しい尋問を開始。だがミッキのやり方に問題があると判断した上司の命令で、ドロールは釈放される。その直後、誘拐された少女の運命が明らかになると、上司から担当を外されたミッキだが、無断でドロールを捕まえてしまう。そこに被害に遭った少女の父親で、犯人を捜すギディが現われ……。

WOWOWから引用

【映画「オオカミは嘘をつく[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)】


イスラエル産の犯罪サスペンス。

タランティーノが「今年いちばんの映画」と絶賛したという番組情報を見て選んでみた。

序盤から誘拐された少女がかくれんぼ中に行方不明になるところを、セリフ一切なしで映像のみで見せるという、ちょっと期待を持たせた導入で始まるが、その後は、普通だった。っというか、いきなり私服警官らが犯人らしき一人の男性を廃ビルに捕まえてきて、暴力によって自白を試みようとするシーンに切り替わる。

視聴者には、この事件の事前情報がほとんど与えられないまま(通報や初動捜査などをまるまるカットして)、容疑者らしき男を捕まえてきたところから始まるので、適当に見ていると完全に置いてかれる。

あとからわかるが、彼が少女誘拐の犯人らしいが、捜査情報は状況証拠のみで、確たる証拠はないらしいというのが、一応電話中のセリフのみで解説される。ただ、いきなり過ぎて、誘拐された少女の家族目線もなければ、捜査も急な強行で(※こちらには情報が少なすぎて、彼が犯人なのかすらもよくわからない)、結果、誰にも感情移入ができない。

とりあえず、中盤位の犯人を地下部屋に連れて行き、誘拐された娘の父親と警官の自白拷問からが見どころになる。

ただ、この映画のネタバレから話すと、この拷問されていた犯人は、真犯人だったということ。この少女の他に、実は、この警官の娘も殺しているという、完全なる悪党だった。

しかし、指の骨を折られようと、足の爪をはがされようと、胸にガスバーナーの火を押し当てられようとも、ずっと自白することはなかった。この映画はそういう話である。

まあそれはいいと。しかし、一番気になったのが、邦題の”オオカミは嘘をつく”である。

このタイトルは、よく考えれば、完全に内容をネタバレさせている。

”オオカミは嘘をつく”は、仮に犯人がオオカミと仮定すれば、殺人を犯していても、絶対に自供しない(ウソを突き通す)と考えるのが普通だろう。

ちなみにこの映画で犯人らしき人物と言えば、拷問を受けた彼以外に特に登場していない。いや、可能性としては、彼か彼以外の誰かということになるのだが、タイトルでは、”オオカミは嘘をつく”となってるため、仮に犯人が他にいたとしたら、最低限その人物に対し、一度は、尋問または聴取がされてる必要がある。

しかし、そんなシーンはない。ウソをつくオオカミの可能性があるのは、最初から登場し、拷問を受けた犯人らしき男しかいない。

なので、この男に拷問をすればするほど(他の登場人物が犯人と決め付ければ決めつけるほど)、タイトルの”オオカミは嘘をつく”が頭から離れなくなる。コイツがやっぱりオオカミなんじゃないかと。

まだオオカミ(真犯人)かどうかすら決まってないうちから。完全にタイトル誘導が起きているのだ。

なんちゅう邦題のつけかただろうか。

ちなみに原題は、”Big Bad Wolves” 直訳だと、大きな悪いオオカミたち、とかなんとかだろう。

ここでは、ウソのことについては、何一つ触れていない。

一応、オオカミはウソをつくという、童謡の話はあるが、だからと言って、原題ではそこに直接決め付けてはいないわけだ。雰囲気だけで。そりゃそうだ、ウソをつくとか先に視点(ヒント)を与えてしまったら、もう作品を客観的に見れないから。

しかし、邦題は勝手にそこを広げてしまっている。

このタイトルのミスリード?のせいで、ずっと、この犯人ウソついてるんじゃないか?という必要以上の疑いが、犯人から離れず、全く中立的に話を楽しめなかった。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(まとめ:邦題(タイトル)が作品をかなり台無しにしてるイスラエル産サスペンス。邦題のタイトルの台無し感で☆一つマイナスです。ちなみに作品について言えば、タランティーノの推薦の言葉「今年いちばんの映画」は、日本人の感覚としてその言葉をそのままストレートに受け取ってはいけない種類のほめ言葉です。いわゆる、最高にクレイジーだねという意味で解釈するべきでしょう。決してカンヌやアカデミー作品賞候補(イスラエル産なので外国語賞か)という意味では使っていない。タランティーノの二枚目のキャラクターを理解する必要あり。ちなみに中盤以降の父子含む拷問等のブラックユーモアは、タランティーノが好きそうなノリだなと思う。ちなみに拷問からがこの映画の見せ場でしょう。その前の警察署長?とその子供との会話とか、コメディを狙ってる部分があるが、完全に話として邪魔だし、スベッてる。真面目なシーンで、自分の子供から部下へ命令させたりとかそんなシーンあえて使わないでしょう。)



何してる?

下準備ってとこだ

でもそういつじゃないぞ

彼は警官だ


-?



これなら一晩中でも

やっていたい


-?


ずっとこの匂いに餓えてた

健康のために

野菜中心の食事なんだ


-?



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2019.09.03 Tuesday -

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