映画「海にかかる霧」の感想(ネタバレ)

2016.04.22 Friday 韓国映画 レビュー

■映画「海にかかる霧」の感想(ネタバレ)



■監督:シム・ソンボ
■出演者:キム・ユンソク パク・ユチョン キム・サンホ イ・ヒジュン ムン・ソングン ハン・イェリ

WOWOWで放送していた映画「海にかかる霧」を鑑賞。

【映画「海にかかる霧」のあらすじ】

韓国の漁船“チョンジン号”の船長カン・チョルジュは、不況と不漁続きで経済的に追い詰められ、中国からの密航者を自分の船で運ぶ仕事に手を出してしまう。別の密航船から密航者たちを自分の船に乗り移らせたカン・チョルジュだが、その際に海に落ちた朝鮮族の女性ホンメを新人船員ドンシクは救い、ドンシクとホンメは心を通わせるように。やがてカン・チョルジュは当局の監視を避けようと、密航者たちを船倉に閉じ込めるが……。

WOWOWから引用

【映画「海にかかる霧」の感想(ネタバレ)】


「殺人の追憶」のポン・ジュノ監督が製作し、“JYJ”のパク・ユチョンが出演した実話を元にしたサスペンス。

韓国で実際に起きた出来事("テチャン号事件")を元にした話ということで見てみた。

元にしたという”テチャン号事件”については全く知らなかったので、死人が出ない程度の海のトラブルかなと軽い気持ちで見ていたら、金に困った船長が中国からの密航者の密航を手伝い、最終的に20人くらいいた密航者のほぼ全員が船倉の中でガス中毒で死ぬ(一人を残し)大惨事の話だった。

魚を冷凍保存する船倉に密航者を一時隠して運んでいたが、冷凍庫の故障により、ガスが発生、それにより全員がガス中毒死。

ちなみに、ここまでは、不慮の事故の話だが、この後の隠蔽行為がまさに地獄絵図。

亡くなってしまった密航者全員の体を切り刻んで、海へ投げ入れ魚のエサにして隠蔽処理。その後は、隠蔽することに対しての罪悪感から船員同士での不信感から殺し合いに発展。最終的に船は霧の中、沈没する。なんとか脱出した船員一人と密航者の女二人のみ生還する。

どこまでが事実なのかは、わからないが、とんでもなくひどい話なのは、たしか。

ちょい前に「凶悪」を見て、悪行のひどさに見てて気分が悪くなったが、あれよりもこっちの方が、ひどいような気がする。殺しこそしていない(ガス事故ではある)が、その後の隠蔽行為は、通常の人間業ではない。

人は、隠蔽するためなら、どこまでも、なんだってするのだろうか。そんな気持ちになる映画です。共同体での空気の支配は怖いです。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:いつもの韓国のサスペンス映画のひとつだと思って見てはいけない映画。ちなみにどこまでが事実で演出(脚色)なのかは、わからないが、この映画で描かれている悪い面が出たときの韓国人の姿は、これが本質なのかもしれないと思わせる。戦時中の話なら、ここまで話が膨らんでも納得できなくもないが、事件は2001年の話でつい最近の話だ。それが、マフィアでもなく普通の漁師が、見境に無く密航者の女とヤろうとしたり、女を巡って仲間同士で殺し合いに発展したりする無秩序な姿を見てると、規律がどうしようもないなと思ってしまう。すでにお互い罪を共有して、船の上のみ他人(密航者)に関しては無法地帯化してるが、それにしてもたがが外れすぎではないかな。)



俺だけヤってないんです

女は俺のものだ


-?


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2018.07.17 Tuesday -

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