映画「新宿スワン」の感想(ネタバレ)

2016.06.19 Sunday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「新宿スワン」の感想(ネタバレ)



■監督:園子温
■出演者:綾野剛 山田孝之 沢尻エリカ 伊勢谷友介 金子ノブアキ 山田優 豊原功補 吉田鋼太郎

WOWOWで放送していた映画「新宿スワン」を鑑賞。

【映画「新宿スワン」のあらすじ】

親にもツキにも見放され、電車賃もない龍彦が新宿にやって来る。彼はチンピラに絡まれ、大乱闘になったところを真虎に助けられ、水商売で働く女性のスカウトをやってみないかと誘われる。真虎が所属するバーストの一員となった龍彦は仕事に励むが、敵対するライバル会社ハーレムで次第に頭角を現わしてきた秀吉に何かと付け狙われる。ある日、龍彦は借金の肩代わりをした店長から乱暴を受けながら働く風俗嬢アゲハと出会い……。

WOWOWから引用

【映画「新宿スワン」の感想(ネタバレ)】


和久井健の人気漫画を「愛のむきだし」の鬼才・園子温監督が映画化。

少し前に園子温監督作の「リアル鬼ごっこ」を見たが、その時に新作の「新宿スワン」も放送してたので見てみた。

原作マンガを映画化した作品のようだが、原作は、何も知らずに見始めたが、キャッチ(スカウトマン)の成り上がりと、水商売の裏側で働く男たちの勢力争いは、なかなか熱かった。

約2時間半(140分)は長いと思ったが、沢尻エリカが出てきてから面白くなった。沢尻エリカは、やっぱいい。体張ってる。

監督は園子温監督だが、脚本も担当して好き放題やってた「リアル鬼ごっこ」と比べると、とんでも感はなく、かなり正統派に仕上げている。ちなみに脚本は鈴木おさむ。

内容のことを言えば、綾野剛演じる主人公がキャッチから成り上がる過程を描く話としては、終わり方が中途半端。平社員からいろいろあって、チーフになった。チーフで終わりって。

また薬や暴力など、散々な悪事を働く山田孝之演じる秀吉とは、あんなことがあったのに拳でケンカして仲直り(許す)する?という最後の締め方は、マンガならよくある展開で納得がいくが、実写で見ると、これまでの壮大な?話が同級生の話に落ち着いて、すごいしょぼく思える。

また沢尻エリカ(アゲハ)は薬漬け&傷害罪になってるわけで、なんでもかんでも相手を許せばいいってもんでもない。

あんな非人道的な感じだったのに、拳を交えてケンカしたら、なんか秀吉も少し素直になってしまうのも、どうだろうか。あそこは最後まで、悪役を貫き通してほしい。ま〜最後は殺されちゃったけど。

ちなみに、これが三部作とかならあのラストでもいいが、これで終了なら、かなり消化不良の終わり方。

あと、自殺してしまった女性に対して、主人公が”死ぬ勇気があったらなんでも出来るのに…”と後悔のセリフがあるが、これはよく自殺する人への励ましとして、テレビ等(討論番組)でも使われてるのをよく聞くが、このセリフを、聞くたびになんか上辺だけで、芯に引っかからないなと思ってしまう(全然響かない)。

死ぬ気がない側(普通の人)の意見としては、これ以上ないすごい良いセリフに聞こえるんだけど、自殺する人は、死ぬ勇気があればなんでも出来たと説得されても、この世に生きていたとしても何もしたいことがないから死のうとするわけで、そこ=死ぬ勇気があればなんでも出来る と単純に価値付けしてもほとんど意味がない。もしその言葉で死ぬのをやめる人なら、最初から死ぬ気はない。
この部分は、言葉では伝えられないので、もっと深く描いて欲しい気がする。※ま〜ここのスト−リーと関係なくなっちゃうけどね。

この映画は、話として熱さ(パワー)はすごくあるんだけど、微妙に中身(細部)が薄い気がする。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(まとめ:沢尻エリカ様様の熱い男たちの映画。個人的には、原作の映画化なのでなんとも言えないが、綾野剛の演じるキャラクターはもうちょっとなんとかならなかったのかという気がしないでもない。成り上がり向きの熱い男キャラではあるけど、なんかノリと勢いのみで感情移入がイマイチ。まーマンガの主人公っぽいといえばそうなのだが。大人が見るには、勢いだけのキャラは辛い。奥深さが欲しくなる。とりあえず、調べてみると続編が決定したようなので、そっちに期待しよう。)


死ぬ勇気があったら

なんでも出来るのに


-?


風俗で働く女を

お前が不幸だと思うのは

大違いなんだよ


-?



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2018.04.22 Sunday -

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