映画「シンデレラ」の感想(ネタバレ)

2016.07.18 Monday 洋画 恋愛/ラブストーリー

■映画「シンデレラ」の感想(ネタバレ)



■監督:ケネス・ブラナー
■出演者:リリー・ジェームズ ケイト・ブランシェット リチャード・マッデン ヘレナ・ボナム=カーター ノンソー・アノジー ステラン・スカルスゲールド ソフィー・マクシェラ ホリデイ・グレインジャー デレク・ジャコビ

WOWOWで放送していた映画「シンデレラ」を鑑賞。

【映画「シンデレラ」のあらすじ】

貿易商の父と優しい母の愛を受けて育っていた少女エラ。だが母が病で他界し、父は娘のために後妻を迎えるが、その父も旅先で帰らぬ人となってしまう。すると後妻と連れ子の2人の姉は態度を豹変、エラを使用人同然に扱うようになる。顔中を灰で汚しながら働くエラを、継母や娘たちは灰まみれのエラ=シンデレラと笑う。そんなある日、王子が妃選びのため、国中の未婚女性を集めた舞踏会を開くとのお触れが出されるのだが……。

WOWOWから引用

【映画「シンデレラ」の感想(ネタバレ)】

ディズニーアニメーションの名作を実写映画化したロマンティックファンタジー。

シンデレラの実写版が放送してたので見てみた。

内容は、すでにアニメや童話で語られるとおりの物語なので、特にストーリーに対して、どうということはない。

ただ、もともとアニメのイメージが強いので実写にした際には、ファンタジーと言えど、どうしても実生活と比較してしまい、見てて気になる部分があった。
 
例えば、シンデレラ(エラ)の父親が亡くなると(母親はすでに亡くなっていて)、実家では意地の悪い継ぎ母と連れ子姉妹とシンデレラ(エラ)の4人で暮らすことになるが、父親が死んだことで、この家庭の収入はなくなり(らしい?)、今まで雇っていたメイドたちも全員クビにして、4人だけでひっそりと暮らすようになる。それほどエラ家は、急激に貧乏になる。
 
ここまではいいが、その後、シンデレラは、意地悪な継ぎ母たちから、使用人のようなひどい扱いを受けるという、有名な苦労話の流れに入るのだが、アニメでは、大してこの部分が気にならなかったが実写で見ると、シンデレラが意地悪を受けて使用人として働かされるのは、まーわかるとして、継ぎ母たちは、父親が死んで収入がなくなったときにどうすればいいの?と言っておきながら、ずっとその後も変わらずずっと遊んでるような感じで、どうも家が貧乏になった切迫感が感じられない。

裕福感が抜け切れていないというか、もっと汚らしいというか、人間の本性みたいなものを見せてほしい。
 
ファンタジー作品なのに、真面目にここを指摘するのもあれだが、仮に父親が死んだことで、エラ家が無収入になったのなら、さすがにシンデレラ一人にすべての雑用を任せてるだけでは、家計は、無理じゃないかなと思う。シンデレラは、別に何か事業を興してるわけではないので。食料は育てていたみたいだが。
 
もしかしたら継ぎ母が、何かしら収入を得ることをやってるのかもしれないが、そういうのは、この映画では特別描かれていない。セリフでは、あたしがいなければ…というのはあるが。

個人的にここはシンデレラに対する感情移入で非常に大事だと思っている。

シンデレラは、若い女性のため一人では収入を得られない(この時代ならでは)、この家庭は、継ぎ母が収入をなんとか確保しているから、継ぎ母なくては、この家は成り立たないという現実(世界観)がどうしても必要。

その設定がある手前、家にいても収入を得られないシンデレラは、役に立たないので奴隷のように働かざるおえず、意地悪されてもひたすら我慢するしか仕方ないという状態でなければならないと思う。

この映画のようにただ、シンデレラは、意地悪されてるだけでは、動機が浅いのだ。ここがこの映画の描き方で非常にゆるく、内容が薄っぺらいと感じてしまうところだ。

継ぎ母に対して、収入を得られないという部分でシンデレラが多少の負い目を感じているため、継ぎ母にどうしても反抗できない。

ここの感情的な葛藤をきっちり描いてくれないと、そこから脱出できた時(王子と結婚にすがりたい)の解放感が思ったほどないし、シンデレラに対する感情移入もない。

ただ王子と結婚できたらいいなの現代的な理想の恋愛を夢見てるティーンエイジャーの世界観では、全然ダメだ。

そこに奴隷生活からの救いをプラスしてくれなくては感情移入が浅い。ちなみにそこがしっかり描かれることで、最後に継ぎ母を許すところの人間的大きさがより効いてくる。

なぜ苦労過程をきっちり描いてくれなかったのか謎だ。シンデレラで一番大事な部分だと思う。

あと、シンデレラが魔法のドレスを着て舞踏会に遅れて現れるが、急に二階から現れて、一気に主役づらみたいに注目を集めているのはどうだろうか。そこから、人が割れて王子と出会うとか、もうシンデレラストーリー(シンデレラだけど)が前提にあるなら、見る必要はないと思う。

このタイプのヒロインは、注目された瞬間、あたしなんかと言って、引っ込むような謙虚な性格でなければならないと思う。そこから王子に引っ張られて、もう一度ステージにあげられる。この流れでなくてはならない。

遅れてきたのに、なぜに堂々と振舞って、王子とダンスしてるのか…わからない。神経の図太さはいらない。この辺の細かいヒロインの性格演出に気付かないようではダメだ。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)
 
(まとめ:なぜか思ったほどヒロインに感情移入できないシンデレラ。作品全体としては、普通に見れなくはないけど、内容が勘違いしてるところがあるので、厳しめに評価。この作品で唯一良かったのは、シンデレラの語源がわかったことです。灰まみれのエラというのをもじった名前(あだ名)が、シンデレラらしい。シンデレラって、エラ(ヒロイン)には失礼なタイトルですね。侮蔑的タイトル。)



決まりごとが

正しいとは限らない


-?


その顔は?

何か

暖炉の灰よ

顔を洗って

紅茶に灰(シンダー)が

ヒラめいたわ

シンダー娘

灰まみれ

汚いエラ

シンデレラ(シンダー+エラ) そう呼ぶわ


-?


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2019.09.19 Thursday -

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