映画「アルティメット・サイクロン」の感想(ネタバレ)

2017.01.21 Saturday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「アルティメット・サイクロン」の感想(ネタバレ)


■監督:デヴィッド・ハックル
■出演者:ジョン・トラヴォルタ ケイト・ボスワース デヴォン・サワ ジュリー・ベンツ ギル・ベロウズ シャロン・ストーン

WOWOWで放送していた映画「アルティメット・サイクロン」を鑑賞。

【映画「アルティメット・サイクロン」のあらすじ】

テキサス。架線作業員(ラインマン)のボーは、嵐のシーズンを前に州の電線改修工事を急いでいた。だがかつてない規模の大嵐が発生、幼いころ両親を亡くして叔父のボーが育てた娘も同然のめい、ベイリーが暮らす町へと接近する。そんな中、ベイリーが事故で重傷を負い、運び込まれた病院の予備電源も故障してしまう。町のライフラインである電力と、そしてベイリーの命を守るため、ボーは嵐の中で決死の作業を続けるのだが……。

WOWOWから引用

【映画「アルティメット・サイクロン」の感想(ネタバレ)】

 

ジョン・トラヴォルタが主演した災害アクション。

久々にジョントラボルタ主演の新作映画を見つけたので見てみた。

内容は、あらすじの通りでラインマン(電気会社の電線作業員)の話。一応ストーリーは実話となっているが、どこまでが本当なのかよくわからないが、実話なら、なかなかドラマティックな英雄話。

ただ、描き方が悪いのか、いろいろごちゃごちゃしていて、エンタメとして見ると微妙な作り。

よくある「ダンテズピーク」や「ツイスター」とかのハリウッドの災害部分を過度に持ち上げた災害アクション映画を期待すると、そういうスペクタクルなアクションはほとんどないので肩透かしに合う。アルティメットサイクロンと邦題では言ってるが、実際アルティメットといわれるほどひどい嵐が来てるのか、よくわからない。

ただ、アクションより人間ドラマ重視になってる部分は、アクションをそれほど期待していない自分にとっては、落ち着いて見れて良い。

しかし、人間ドラマ重視の割に人間関係を理解するのになんかえらい時間がかかった。

なんといっても、固定された人間関係が決まらないうちから、物事が連続で起きて、設定(状況)が大幅に変ってしまい、さらに同時に登場人物も増えていき、そして、自分だけかもしれないが、外見が似てる人(白人の区別がつかない)もいて、誰が誰だかわからなくなる部分もあった。ちゃんとわかるのはジョントラボルタだけ。

ずっとトラボルタの妻だと思っていた人が姪だったことにも結構後の方でようやく気付いた。

トラボルタの妻役って結構若い女だったりするし。外人は外見だけでは年齢はわかりづらい。

ちなみにこのややこしさは、スト−リーの構成の悪さにも多少あると思う。

この映画、最初に一人の男の現在のインタビューから入る。

この人物が実は、後でわかるがボー(トラボルタ)の姪ののちの夫にあたる人物。ちなみにこのインタビューの主が、実在の人物なのかと思いきや、普通に俳優が演じている。俳優が本人になりきってそれらしいセリフを言うのだ(演技する)。

この部分から多少演出がずれていると思う。普通こういう実話を元にした映画のインタビューシーンなら、実際の本人使うのが一般的かなと普通。それじゃないなら、こんな紛らわしい演出はやめて普通に描けばいい。

ちなみに、じゃあこの人物の話(彼が語り手となって)で話がスタートするかと思いきや、しばらくこの人物は出てこない。※どないやねん。

その前に、主役のボー(トラボルタ)の生い立ちというか過去の話が入る。ここからはトラボルタ目線。完全に最初のインタビューは、紛らわしいのでいらない。

実は、トラボルタ演じるボーの友人が雷の事故で死に、さらにその妻もショックで交通事故を起こし、という不幸を背負っている背景があり、さらに両親を幼いときに亡くした姪をボーが引き取っているというシーンが入る。この姪を引き取ってる部分の描き方も不親切なのか、一回見ただけではなんかわかりづらい。

特に急に現在のシーンになってから、姪が成長して少女から普通の大人になっている(女優がチェンジした)という見せ方もやや不親切でわかりにく。また、過去の時点でボーには彼女らしき人がいるらしい話があるのに、現在では、特に妻になっている訳ではないのも、わかりにくい。

ちなみに大人になったこの娘は、レストランでバイトしていて、そこに急に彼氏がやってくる。その彼こそ、最初のインタビューを受けていた男。この説明でたぶん合ってると思う。ちなみにこのインタビューの男の父親もラインマンで過去に亡くなっている。この辺も姪と設定が似てて、ややこしい。

こんな感じの複雑な?人間関係があるのだが、とにかく、固定された人間関係が決まらないうちから、いろいろ衝撃的な物事が起こり、状況や描く目線が度々変わったりしているため、理解しにくい。俳優の顔もなんとなく似てるし。まーながら見ということもあるけど。

あと、ストーカー男と、隣人の電気作業員の夫も出てくるが、この夫の方は何がしたいのかよくわからない。妻の夜の誘いは拒むのに、妻に不倫(浮気)されたと知ると急に自殺しようとするとか神経質さがわけわからない。ちなみに姪が撃たれてしまうストーリー(きっかけ)に重要な人物なので、彼らをはしょることもできない。

とにかく言える事は、複雑に絡み合う人間関係を描かないこと(電気を復旧しないと撃たれた姪の手術できずに死んでしまう)には、話が成立しないため、目線が必要以上に多くなっている。トラボルタ目線、姪目線、姪の彼氏目線、ストーカー目線、隣人家族目線。これらが最低限必要。あと、嵐か。

結局のところインタビュー部分が無ければ、もっと単純にわかりやすい話になったと思う。

ただ、一方でトラボルタの役が最後に英雄死してる話のため、すべてトラボルタ目線で描くには、死んでる人の気持ちを勝手に代弁するのはおかしい部分もあり、同僚(姪の夫)がこの話の最初の語り手となっておく必要性もわかる。

それならそうで、最初から最後まで、語り手として逐一参加すればいいのだが、ほぼほったらかしで、そうしていないところに、この話のまどろっこしさがあると思う。結局、最後は、インタビュー中に無線が入って、インタビューを中断して仕事に行くという、危険を顧みない、自分を犠牲にするヒーロー(男)というお決まりのシーンが撮りたかっただけなのかなと思う。


評価 ★★☆☆☆ (星2.5)

(まとめ:話自体はドラマティックな話だが、描き方がやや微妙なトラボルタ主演の災害ドラマ。ちなみにシャロンストーンが出演しているのだが、全く気付かず見終わった後に知った。大分くたびれた役だったから外見でもう誰かわからなかった。)



電気の会社で

停電かよ


-?


上は隠すが

ラインマンは国で

4番目に危険な仕事

裸でトラを調教するのは

5番目って話だ


-?


>>アルティメット・サイクロン


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2017.11.16 Thursday -

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