映画「暗殺教室 卒業編」の感想(ネタバレ)
2017.03.15 Wednesday 邦画 アクション/スペクタクル/SF
■映画「暗殺教室 卒業編」の感想(ネタバレ)
■監督:羽住英一郎
■出演者:山田涼介 二宮和也 菅田将暉 山本舞香 知英 椎名桔平 桐谷美玲
WOWOWで放送していた映画「暗殺教室 卒業編」を鑑賞。
【映画「暗殺教室 卒業編」のあらすじ】
2学期を迎え、残された暗殺の期限も残り半年となった椚ヶ丘中学の落ちこぼれクラス3年E組。殺せんせーが演劇に出たいと言い出して生徒たちが翻弄される中、学園祭は終わり、ある人物が暗殺者としての正体を現わす。それを機に、殺せんせーは、今は亡き雪村先生との過去を明かす。やがて3学期が訪れ、殺せんせーの驚愕の過去を知った生徒たちは、せんせー暗殺を続行すべきか、せんせーを救う道を探すべきかで意見を分裂させる。
※WOWOWから引用
【映画「暗殺教室 卒業編」の感想(ネタバレ)】
Hey!Say!JUMPの山田涼介らが共演した学園アクション2部作完結編。
一週間位前に見た「暗殺教室」の二部作の後編(完結編)に当たる「暗殺教室 卒業編」を見てみた。
1作目の「暗殺教室」は、ふざけた設定ながら、意外とテンポよく?話が進み、なんだかんだで最後まで普通に見れたので、それなりに評価できたのだが、この第2作の完結編は、設定の謎(超生物のタコ先生の背景と教師になった動機)が明らかになったのはいいが(別に誰もそこ求めてないと思うけど)、それに反して、物語が急速につまらなくなった。
そもそも第1作が良かったのは、突飛な設定ながら、次に何が起きるのかわからない不規則性が良かったのだが、この第2作は、タコ担任の過去を振り返ったことで、どこかで訊いたことがあるヒーローの裏話に収束してしまったこと。
一応、演出上は、感動的に仕上げてはいるが、よくある定番の展開で、ストーリーの面白さというより、お涙ちょうだいにだけ時間を使っていて、とても退屈になった。いつものエンタメ邦画のパターン。
そもそも、もともと地に足が付いていない設定で始まってることも合って、急に普通の人間ドラマにされても…という部分がある。
変に謎解きみたいなことはせず、謎は謎のままで、新たな着地点を見つけて終わるべきでしょう。
評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)
(まとめ:設定を現実に引き戻したことで、急にただの駄作になってしまった第二弾完結編。要するにこの話は、最初にタコ生物の話を説明してから始まってれば、良かっただけのこと。それを作者の都合で、あえてそこを隠して順番を逆にして始めたのはいいけど、順番を逆にするほどのオチではなかったので、その報い(広げた風呂敷をたたむ作業)が、すべてこの完結編にただ重く圧し掛かってきたという感じ。そのせいで1作目にあったストーリーの自由度がなくなった。そもそもタコ担任の過去の話は改めて、後できっちり描くほどの話ではない。スパイダーマンだって最初に人がクモにかまれてから話がスタートする訳で、後からあのコスプレ野郎の超能力の秘密はなんだって言われて、学生時代に謎のクモに噛まれましたって理由がわかっても…う〜んだよね。それと似ていて、もともと現実離れしてるので、別にそこの理由はなんでもいい、むしろ最初に説明しないで始まるならずっと説明しなくていい。そもそも、みんなあのタコ担任はそういうものだと思って接してきたところで、実は、元は人間ですって言わなくていい。)
そんな気持ちで
殺してはいけません
笑顔で
-?
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