映画「君が生きた証」の感想(ネタバレ)

2017.06.03 Saturday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「君が生きた証」の感想(ネタバレ)



■監督:ウィリアム・H・メイシー
■出演者:ビリー・クラダップ/アントン・イェルチン/フェリシティ・ハフマン/セレーナ・ゴメス/マイルズ・ヘイザー/ウィリアム・H・メイシー

WOWOWで放送していた映画「君が生きた証」を鑑賞。

【映画「君が生きた証」のあらすじ】

息子のジョシュを大学での乱射事件で突如失い、やり手の広告宣伝マンだったサムの人生は一気に暗転。それから2年後、いまや会社を辞め、ボートですさんだひとり暮らしをしていたサムは、別れた妻から遺品整理で、息子が生前書きためていた自作の曲とデモCDを渡される。ある晩、地元のライブバーで、その楽曲を弾き語りで披露したサムは、その演奏に感銘を受けた青年のクエンティンたちとバンドを結成することとなり…。

WOWOWから引用

【映画「君が生きた証」の感想(ネタバレ)】


「ファーゴ」のウィリアム・H・メイシーが初監督した人間ドラマ。

音楽モノ作品ということで久々に選んでみた。

内容は、大学生の息子が突如亡くなり、失意のどん底に落ちた父親が息子が残していた自作の音楽によって、再び生きる喜びを感じていくという話。

脇役で有名なウィリアム・H・メイシーが初監督した監督デビュー作品らしいが、個人的に今まで長く俳優をしていた人が自身で急に初監督しようとする作品の一発目は、意外と外れが少ないと思っている。

その理由は、確実に初監督作品は自分が撮りたいものを撮ろうとしていると想像できるのと(信念)、今まで俳優として積み重ねてきた経験から、映画のなんたるかをほぼ心得ている(テクニック面)という二つの部分によって、失敗しにくい(外れが少ない)と思っている。

映画は、まず、自分(監督)が撮りたいモノを撮るという信念(自分勝手さ、自己満足)の部分が非常に大事だと思うが、この作品もこのウイリアムHメイシーが言いたいメッセージが相当詰め込まれている。

音楽作品としても十分に面白いし(この映画の内容に面白いという表現はあれだが)、共感という部分でも父親が息子の残した曲を歌い継ぐという部分でも、自然と感動に包まれて好感度もある。

そして、劇中で歌われる楽曲も良い。特に最後のSing Along - Billy Crudupは、トータルの作品内容、メッセージ、音楽、すべて含めて、素晴らしいというしかない。

例えば、この作品、普通なら父親が亡き息子の曲を歌い継いでバンドで成功する(息子の夢を叶える)というドストレートな感動話で、終わっても良さそうだが、そこがやはり俳優としても一癖あるウイリアムHメイシー、序盤の事実解釈を中盤でひっくり返すことで、とんでもないどんでん返しを行っている。

これによって、今までイメージしていた楽曲の背景ががらっと変わって、視聴者は、音楽的芸術性(個人(作品)に対する共感)と倫理観(社会に対する思いやり)の板ばさみに合う。

矛盾を飲み込まされるというか。なんともやりきれない気持ちになる。

この映画は、一つの作品の中で、二通りの感情を視聴者に思い起こさせる。

あのどんでん返しの後では、見方が180度変わるが、作品(音楽)そのものは、最初からずっと同じで人の心情(見方)だけが変わる。人の心情が変わることによって、作品の評価も変わってしまう。

でも最初に感じた感動は、やはり自分の中の感情であり、そこに感動する要素はあった。

だがそれを認めるわけにはいかない、倫理観が足止めする。

最後に父親が歌い終わった後に、観客のリアクションを一切見せないところに、この映画の伝えたいメッセージがあるように思う。

拍手の起きない(できない)感動というのがある。

この映画は、深い。



評価 ★★★★☆ (星4.5)

(まとめ:予想外のどんでん返しのある音楽ドラマ。見る前に、どんでん返しがあると言わない方がいいだろうが、でもどっちにしても見たらわかるわけで、それでも最後の曲の良さは、変わらない。誰もが最後の曲を聞いた後に、感じる感動は同じだろうし。この行き場のない気持ちをどう解釈するかは、人それぞれだと思う。社会に生きる人として、やはり拍手はできない。ただ、その気持ち(心情)は受け取りたい。)



アラード 口を開けば

俺のチ○ポの話だな


-?

”ディック(チ○ポ)さん”はよせ

-?


口説くんじゃなくて

会話するんだ


-?


スタイルは自信を生む

-?


やめたら負け

-?


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2017.11.16 Thursday -

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