映画「マギー」の感想(ネタバレ)

2017.05.12 Friday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「マギー」の感想(ネタバレ)



■監督:ヘンリー・ホブソン
■出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー/アビゲイル・ブレスリン//ジョエリー・リチャードソン/ジョディ・ムーア/エイデン・フラワーズ/カーセン・フラワーズ/

WOWOWで放送していた映画「マギー」を鑑賞。

【映画「マギー」のあらすじ】

感染すると凶暴なゾンビと化すウイルスが蔓延する近未来。田舎町に暮らす16歳の少女マギーはある時ゾンビにかまれ、ウイルスに感染してしまう。感染者は当局によって隔離されることになっていたが、マギーの父ウェイドは、実母を亡くして以来心の傷を抱える娘をひとりにしまいとあらゆる手を尽くし、彼女を自宅療養させる手はずを整える。だが、次第にマギーの症状は悪化、ウェイドはなすすべもなく見守るだけだったが……。

WOWOWから引用

【映画「マギー」の感想(ネタバレ)】


アーノルド・シュワルツェネッガーが主演した2015年制作のゾンビドラマ。

シュワちゃんのターミネーターではない新作が放送してたので見てみた。

内容は、ゾンビウイルスが蔓延した世界で、娘がウイルスに侵されてしまった家族(父と娘)の話。

ゾンビ映画にしては、アクションがほぼなく、ただ坦々とウイルスに感染した娘が発症(ゾンビ化)していくまでの過程を不治の病に冒された病人を看取るかのように静かに描くという、珍しい?アプローチで撮られたゾンビ映画。

ゾンビになっていく(発症間近の)娘を、規則だからと言う理由(末期の感染者はいつ発症するか危険なので、施設で処分する体制になっている)で施設に送ることはできるか、また娘の最後(ゾンビ化したら)のとき、自らの手で父親は娘を殺せるかなど、テーマは非常に重く描かれている。

…ただ、この映画自体がエンタメ的に面白いかというと(※内容が内容なだけに面白いという言い方は適切ではないが)、これはあんまし面白くないと断言できる。おすすめできない。※完全に失敗作

人間ドラマとしても、なんか微妙で、間延び感あるし、非常にかったるく、見てて眠くなってくる。妙に不幸さを強調した薄暗い映像も後押しする。

結局、途中から早送り(セリフが聞こえる早見)で見ることになった(した)。

その原因は、シュワちゃんが出演してるのに+ゾンビ映画なのに…アクションがほぼないというのも原因だと思うが、それよりも何よりも人間ドラマ部分で大して盛り上がってこないことに尽きる。

言ってしまえば、よくあるゾンビ話(映画、ドラマ)の中の、ある感染してしまったキャラクターが死ぬという部分に焦点を絞って、それをやたら丁寧に描いて、二時間映画にしたという具合だ。

だからと言って、やってることは、他のドラマ、名前を一つあげればウォーキングデッドなどのある1シーン(ストーリー)と大して変わらない訳で、あとはどう描くかという角度の部分だが、この映画だからという部分は、シュワちゃんが出てる位しかない。

ウイルス感染者がどのように変化していくかというのも、すでに他の映画で大体わかってることだし、他の映画でも感染者の処分は大きなテーマであって、結構やり尽くしてる感じもあり、今更感は拭えない。

ちなみにこの感染者の娘に共感できれば、もっと違った感想を最後に持てたかもしれないが、あんまり魅力的に見えない(描けていない)。

そもそも、この映画は、シュワちゃんの父親目線で描きたいのか、それとも娘目線で描きたいのか、どちらを主に描きたいのかが、非常に曖昧で微妙だ。父と娘の両方の立場を描きたかったのかもしれないが、どうもどっちつかずの感じは否めない。

ラストも娘の死という部分を、妙に美化した感じでふわっと描いていて、どうしようもない(え?これで終わり?という感じ)。せめて、ここまでシリアスに描いたのなら、最後ももっとはっきりと形を作って(どう手を下したのか、下されたのか)、衝撃的に見せて終わるべきだと思う。

またしっかり葬式まで見せる(喪失感を描く)のが、人間ドラマとしての終わり方だと思う。

人生は、あそこで終わらないからね。マギーとしては、あそこまでだけど、死は残された側の問題であって、この映画を見て何か思う人(学ぶ人)は全員残されてる側の人。

なんかいろいろぬるい内容です。あんなにウイルス感染の症状変化は、リアルっぽく痛々しく描いてるのに、最後は、ふわっと終わるのは、ホントないです。

そこと比べるべきでないが、ウォーキングデッドを見たほうが良い。

この映画は、マギーと娘の名前がタイトルについてる訳で、主役は、娘を主に描くべきで(最後も娘の死で終わりだというのを考慮すると)、最初に父親(シュワちゃんが)が娘をようやく探し出して、施設から連れ戻すとかの父親の愛情宣言頑張り導入は、完全に間違っていると思う。

あの入りは、シュワちゃん(父親)の今後の活躍を促す流れなのに最後に行くにつれて、シュワちゃんの出番少ない(悩んで暴れるだけ)。そして、父親に取って代わるように娘出てくるけど、娘の情報(キャラクター)が、最初に省略されていて、大してもらえていないので(後出し)、辛い状況に置かれているのみの見た目だけで、それ以上の人間的魅力がわからないので、共感が湧かない。

もし、ウイルスというものを病気としてしっかり描くなら、まず最低限、娘の健康のときの姿をちゃんと描いて、その後、感染してしまうシーン、そして、病状変化ののち、発症という、一連の流れをしっかり描くべきだと思う。そうじゃないと一体何を描いているのか(見せたいのか)よくわからない。

っというか、この映画、不治の病をゾンビウイルスに置き換えただけで、特にこれといって見せ場はない。

そもそもなぜ舞台を”農場”を選んでしまったのか、農場じゃ基本的にやることないじゃん。人も限られて人しかいないし。

せめて収穫期とかでバタバタ仕事に忙しいならわかるけど、そういう娘の病気以外の日常は一切出てこない。シュワちゃんも老後生活みたいな感じで、のんびりしてるし。

なんで農場にしたんだよ。この映画の一番ダメな原因わかった。

農場だ、農場! 

シュワちゃん+ゾンビ+親子愛++農場=ダメ映画

ちなみに、ウォーキングデッドは、農場でも良かったんだけどね。

ゾンビ+親子愛+農場=ウォーキングデッドシーズン2?

差し引くと、結局、シュワちゃんがダメなのかもしれない。



評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(まとめ:アクションを封印したシュワちゃん主演のゾンビ農場失敗映画。やはりというべきか、内容が内容なだけに今回は特に気になるセリフがないです。唯一、良かった部分は、父親と娘の実母の昔話とトラックの話位かな。ゾンビ好きもスルーでいいかも。)



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2017.08.19 Saturday -

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