映画「クライム・スピード」の感想(ネタバレ)

2017.09.09 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「クライム・スピード」の感想(ネタバレ)



■監督:サリク・アンドレアシアン
■出演者:ヘイデン・クリステンセン/エイドリアン・ブロディ/ジョーダナ・ブリュースター/トリー・キトルズ/アリウネ・“エイコン”・チアム

WOWOWで放送していた映画「クライム・スピード」を鑑賞。

【映画「クライム・スピード」のあらすじ】

過去に犯した罪を悔い改め、自動車修理工として真っ当な人生を歩み始めたジェームズ。かつての恋人エミリーとも再会し、ようやくよりを戻しかけた矢先、彼を悪の道に引きずり込んだ兄のフランキーが、10年間の服役を終えてジェームズの前に再び姿を見せる。兄との関係を断とうとするジェームズだったが、フランキーは刑務所内で知り合った連中と銀行強盗の犯罪計画を練り、ジェームズもやむなくその片棒を担ぐはめとなる。

WOWOWから引用

【映画「クライム・スピード」の感想(ネタバレ)】  

スティーヴ・マックィーンの映画「セントルイス銀行強盗」(1959)を、「スター・ウォーズ エピソード2」のヘイデン・クリステンセンと「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ共演で再映画化したというクライムアクション。

最近見なかったアナキン役のヘイデン・クリステンセンが出演してたので見てみた。

もともとの原作?映画は知らずに見始めたが、内容は、銀行強盗モノで出所してきた悪い兄に誘われ、知らずに犯罪計画へと巻き込まれていく弟の話。

これ普通に見たらそんなに悪くない犯罪アクション作品だと思うが、やや過剰な兄弟愛演出設定により、う〜ん…という感じがしなくもない。

その原因は、ヘイデン・クリステンセンとエイドリアン・ブロディという二枚看板だろう。

弟のヘイデンクリステンセンは良いとして、その兄役を演じてるのが、クセのある演技派?のエイドリアンブロディ。

ちなみにエイドリアンブロディに普通のよくあるような役柄を演じさせては、あまり意味がないと思ったのかはわからないが、普通の正統派の悪役兄貴キャラでなく、ダメすぎる弟想いの兄(ケツ穴歯磨き粉兄貴)というちょっとややこしい(ふざけた)人間味のある設定が乗っかっている。※原作映画との比較や忠実度は見てないのでわからないが。

このダメ過ぎる兄という設定が、エイドリアンブロディに妙な熱演?をさせている。あえて熱演をさせていると言いたい。

なんというかこのタイプの映画で、そこまで兄弟愛、または熱演は必要ないな…とそういう気がしてしまう。

これは完全に自分が求めるこの映画に対するこうあって欲しいと期待するラストと、製作者が見せたい部分(やりたいところ)の不一致がそう感じさせているのだろうけど。

個人的にはとにかく、このエイドリアンブロディの兄貴が最後、足を引っ張っていてただただ邪魔でしかない(笑)

見ていてイライラするのだ。

この映画、このダメな兄貴が最後に足を引っ張る兄弟愛(そして弟のために死ぬ部分)が、この映画の見せ場としてるのだが、こちらとしては、そういうのは特に期待していない。ただ単純に兄弟が銀行から無事に脱出し、上手いことハッピーエンドであればそれでいい。その類(レベル)の映画で全然良い内容なのだ。

ちなみに最後は、兄貴が身を捨てることで、弟は警察の包囲網から一人脱出に成功し、ハッピーエンド?となるが、これも後でしっかり調べれば(人質に聞き込みすれば)すぐに彼が実行犯の一人だったとわかるだろうし、そうなれば顔が指名手配されてのちのち捕まるだろう。そう考えると全然ハッピーエンドでもなんでもないラストなのだ。疑惑が解けるということも無いし。

そもそもこの弟、最初こそ兄貴に巻き込まれた形で共犯になってしまっているが、それ以降は、ほぼ実行犯の一人として普通に活動している。自分の居場所を受け入れてからは、普通に盗難車に乗ってたりするし。

こういう類の映画は、主人公の弟は、ほぼ法的に無実である、または誤解の範囲(犯罪を犯してはいるが、もっと大きな正義(善)のためのしょうがない行動)で、客観的に後で取り返しが効くような感じでなくてはいけないと思う。

その最低限の倫理姿勢が弱いからか、最後のラストもただ、犯罪者が一人逃げただけのような、あまり共感ができない終わり方に見えてしまう。逃げるためとは言え、救急隊員を殴ったらダメでしょ。

クライムスピード(犯罪に走る、犯罪が加速する?)というタイトルが狙いなのなら、それはそういうことなのかもしれないが、見終わって、ほとんど共感ができなくなるのはどうなんだろう。



評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(まとめ:エイドリアン・ブロディが必要以上に熱演してしまったクライムアクション。ちなみにこの映画唯一の見どころが、理想の高い?強盗計画の黒人リーダーで、ちょいちょい興味深いセリフを言って、こちらに期待をもたせてくれるのだが、いざ現場で活動すると大して見せ場なく、あっさり銃殺されてしまう。なんなんだろこれ。この映画は、どっちにしても微妙な話ですね。)


トマスジェファソン

彼は今の状況を予期して

銀行と闘った

ケネディは闘って殺された


-?


ジェファソンは

”銀行は軍より危険”と

”どの世代も革命を必要とする”とも


-?



>>クライム・スピード(Blu−ray Disc)



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2017.11.16 Thursday -

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