映画「真田十勇士」の感想(ネタバレ)

2017.09.18 Monday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「真田十勇士」の感想(ネタバレ)



■監督:堤幸彦
■出演者:中村勘九郎/松坂桃李/大島優子/永山絢斗/高橋光臣/松平健/加藤雅也/大竹しのぶ

WOWOWで放送していた映画「真田十勇士」を鑑賞。

【映画「真田十勇士」のあらすじ】

関ヶ原の戦いから14年。戦国の世は天下統一を目前にした徳川と復権を狙う豊臣方の対立が深まっていた。真田幸村は名将として世間から尊敬を集めていたが、実は男前な風貌と恵まれた幸運の連続で勝ちを収めてきただけの気弱な腰抜けだった。実際の自分と虚像との差に悩む中、彼は猿飛佐助と出会う。忍者の里から飛び出し、大きなことを仕掛けようとしていた佐助は、幸村を本物の英雄にすべく、仲間を集めて十勇士を結成する。

WOWOWから引用

【映画「真田十勇士」の感想(ネタバレ)】  


マキノノゾミと鈴木哲也の脚本を中村勘九郎、松坂桃李らを迎えて劇場版「SPEC」シリーズの堤幸彦監督が映画化した時代劇アクション。

最近、自分の中で遅咲きの戦国時代ブームが来ていて、横山光輝の戦国時代マンガを結構読んでいる。今のところ織田信長から豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗、武田信玄、武田勝頼、松平忠輝まで読み終えた。そんな折、真田のタイトルがついたこの映画を見つけたので期待して見てみた。

ただ、すごい期待していたわりに、見てみると、中身はなんだこれという内容。

いきなり率直な感想を言ってしまうが、この「真田十勇士」相当やばい(ひどい)。

自分が今まで戦国時代のドラマや映画にあまり触れていなかったから、他との比較対象があまりないから、そう思ってしまうからはわからないが、この映画、大分迷走してます。

もともとマンガや小説などで元ネタとなる原作があるのかわかりませんが、なぜか開始早々、実写映画なのにアニメーションで描かれており、それが10分ほど流れる。

番組情報では、監督の遊び心という説明があるが、この遊び心は個人的にいらない(笑)

個人的に歴史モノは、ただただ真面目にその時代を反映して落ち着いて描いて欲しいものだが、この作品は、全体的に妙な現代的な軽さ(ノリ)がある。戦国時代のかたくるしさが苦手な現代の人(若者向け)に合わせた演出(アレンジ)といってしまえばそれまでだが、ノリが現代ドラマの延長なのだ。

俳優がただカツラと鎧を着ているだけと言っても言いすぎでない。当時の戦国武将にまるでなりきれていない。※特に真田十勇士のメンバーは若手が多いからか大分ひどい。ただ、徳川家康役の松平健、あと淀君役の大竹しのぶはさすが。松坂桃李は、がんばってる方かな。

また少しばかり恋愛要素も入ってるが、この恋愛も現代風の薄いやりとりに終始していて、なんだかなあという感じ。その恋愛部分の片棒を担っているのが、元AKBの大島優子の女忍者役だが、彼女が大分ひどい。映画を一人でぶち壊してる(水準を下げている)感じすらある。

戦国時代の話だけど、もうただ衣装が忍者の格好をしているだけの現代恋愛ドラマとしてしか見れない。

しかし、戦闘シーンは、真田丸のセット作り、人材も集め、かなりお金が掛かっていてスケールこそでかいが、いかんせん迫力(躍動感)が弱いというか熱量がない。そこと比べるものではないが、2000年公開のグラディエーターの方がよっほど良いし、熱さある。

戦国時代というか戦モノ作品は、生死に直結した人間の熱さみたいなものが、描けてこそ説得力が生まれてくると思うが、この映画は、そういった熱さを感じない。

物語としては、史実の捉え方を変えた発想(すべては淀君の策だった)はあって意外性はあるが、周りを固める俳優や演出、構成に説得力がないので、どうも乗り切れない。まーとにかくひどいです。


評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(まとめ:舞台演技のようなクセがある変な戦国映画の大失敗作。マンガだけど読んで戦国時代に触れた人間としては、この映画の内容で満足はしたくないですね。一般の人はどうかしらないけど。戦国時代好きには、要注意映画です。真田雪村の話だったら、PS3の戦国無双の方が泣けます。)



ウソってのは

バレちまめば

ただのウソだけどよ

とことんまで突き通しちまえば

そいつは本当と同じだ

偽者が本物に変わるんだ


-?



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2017.11.16 Thursday -

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