海外ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」の感想(ネタバレ)

2018.08.17 Friday 海外ドラマ

■海外ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」の感想(ネタバレ)

 


■監督:-
■出演者:ペイトン・リスト ライリー・スミス デヴィン・ケリー メキ・ファイファー レニー・ジェイコブソン ダニエル・ボンジュール アンソニー・ルイヴィヴァー


【海外ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」のあらすじ】

2016年10月21日。ニューヨーク市警に勤務するレイミー・サリヴァンは28歳の誕生日を迎える。その夜、母や恋人、友人たちとの誕生日パーティーを終えたレイミーは、ガレージにともる光に気付く。それは20年間動かなかった亡き父フランクのアマチュア無線機の明かりだった。さらに、無線機に近付くレイミーに話しかけてきた声は、1996年10月23日に潜入捜査中に殺害されるはずのフランクのものだった……。

WOWOWから引用

【海外ドラマ「シグナル/時空を超えた捜査線」の感想(ネタバレ)】 

 

 

2000年に公開されたジム・カヴィーゼル主演の映画『オーロラの彼方へ』をテレビドラマ化したという海外ドラマ。

 

細かい内容は忘れてしまったが、映画「オーロラの彼方へ」が結構感動したので、設定を引き継いだとされるこちらの海外ドラマ版も見てみた。

 

映画版と違い主人公がヒロイン(女性)で職業が消防士から警察官(刑事)に変わっていること以外は、過去に死んだはずの父親となぜか時空を超えて無線を通じて、奇跡的に連絡が取れるという映画「オーロラの彼方へ」の良設定は引き継がれている。

 

ちなみに過去の出来事を変えてしまうと、現在の状況にも急に反映され、さらに未来が変わってしまう部分も同じ。

 

こちらの海外ドラマ版では、過去のある時点で死ぬはずだった父親(現在では死んでいる)と無線を使い、未然に防いだことで、過去が変わり今度は、母親が連続殺人事件に巻き込まれて死んでしまうという不幸に見舞われる。

 

結局、現在では両親共々亡くなり一人となってしまった?(一時は父親も現在で生還していたときもあったが、よくわからないにうちに再び死んだことになる)娘のレイミー(ヒロイン)は、過去で生きている父親と無線を通じて、母親が亡くなってしまう原因となる連続殺人事件を解決すべく、お互いが過去と現在で捜査情報を共有しつつ犯人逮捕へと奮闘するというもの。

 

この作品、1話目ですでに死んだ父親と無線で話が出来た瞬間にある種の感動と達成感がある。当たり前だが、死んでしまった親愛なる人と話せたなら、それだけで十分である。

 

ただ、物語はそこからスタートするのだが、この最初の感動をなかなか超えられない。

 

このドラマでの盛り上がりポイント(サクセス)は、最終的に過去を修正し、レイミー(娘)が現在では死んでしまっている父親と、過去を変えたことでのちに殺人事件(ナイチンゲール事件)に巻き込まれ死んでしまう母親の二人を救出し、再び現在で再会すること。そのほか、婚約者との関係を取り戻す等もあるが、ま〜一番の目的は両親になる。

 

しかし、映画版では2時間ほどで話がすべて完結するが、このドラマは全13話(1話45〜50分×13話)ある。

 

はっきり言ってしまうと、最初の無線で死んだ父親と話せた時の感動から、すべての事件を解決して、再び現在で両親たちと再会するまでの話の過程がとにかく長い。これに尽きる。

 

当初は、過去が変わると、現在もそれに応じて大きく変化して、これまでの設定が大幅に変わっていって面白かったが、話が進むと、その変化の度合いが限られていき、最初ほどのパラレル変化に対する振り幅がなくなってしまう。

 

そもそも、過去で殉職してしまう父親と現在で再会することだけに目的を絞れば、話もシンプルで良かったのだが、過去を変えたことで今度は母親が連続殺人事件に巻き込まれ死んでしまうという新たなくだりを盛り込んだのは、ただ、ストーリーが複雑になっただけであんまり必要なかったように思う。

 

母親は、設定上では、途中から死んでしまうことになるが、過去を変えるまでは娘とずっと一緒に暮らしていた訳で、ずっと死んだままになっている父親との念願の再会と比べると感動はやや弱くなる。見てるこちら側の心情として。

 

両親を取り戻すために、ドラマの物語が進んでいくのだが、そこには連続殺人事件(ナイチンゲール事件)と父親フランクを嵌めた同僚スタンの汚職?事件なども絡んでくるのだが、大きく分けてこの二つの事件(関連事件も含むが)だけで、全13話というハーフシーズン(海外ドラマの1シーズン24話として)引っ張ってるのだが、この事件の吸引力が意外と弱い。

 

プリズンブレイク的なCM毎(15分に1度位)に小ハプニングを用意するような演出であれば、スラスラと続けて見ていけるのだが、序盤のみ展開にスピード感と勢いがあったが、2話、3話と進んでいくと、展開が固定されてきて、タイムリミット感も無くなると、普通の1話完結の刑事ドラマとそれほど変わらないドラマになっていく。話が落ち着きすぎ。

 

結局、最後には、広げた風呂敷を閉じる作業もあるので、あまりにもコロコロ設定を変えすぎてしまうと、のちのち辻褄が合わなくなり、元通りに戻すことが出来ない恐れもあると思うが、せっかくの過去を変えられる設定がそれほど上手く機能していたとはいえない。

 

連続殺人事件のほかに、同僚スタンの悪事や、レイミーと同じように過去(未来?)と話せる研究者(犯罪者)が出てきたりしたが、そっちの話は、思っていたほど伸びずにほとんど不発で終わってしまった。同僚のスタンがもっといろいろ関わっていると思ったが、意外と何もなく普通だった。

 

この作品は、終盤こそ緊張感が戻り、両親と再会した感動を得るに至ったが、全13話(約45〜50分×13話)と長く付き合って得られた感動とそれまでに掛かった時間で割ってみると、あまり効率のよいものではない。

 

せめて全6話位のサイズ感でまとめてくれれば、もっとテンポ良く見れたと思う。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:タイムトラベル?設定(過去を変えられる)を用いてるが、意外と普通の刑事モノドラマ。こういう過去を変えられる設定の話は、13話などの長いドラマにはあまり向かないのかなと思う。(※もともとの脚本が弱いのかもしれないが)欲しいオチ(ヒロインが変えたい未来)は、最初から視聴者はわかってる訳で、後はそこに紆余曲折してどうたどり着くかの行き方の話であるが、過去を変えたことで母親まで巻き込んでしまったところにちょっと設定を欲張ってしまった気がする。いくら過去を変えても父親は死んでしまうというシンプル設定で突き進んでくれた方が、最後にようやく再会した時の感動がもっと大きかったと思う。この作品、結構序盤で、過去を修正したことで、現在で父親と再会できてしまったり(もう父親と会えちゃうの?)、大きな感動に対するもったいぶりが足らない。そんなことがありながら、今度は母親が死んだといわれても、話の質がどんどん軽くなっていくだけ。結局、過去を変えれば母親も元通りになると思えば、その状態すら一時的な状態に思えてしまう。父親の場合は、数十年死んでいた事実がある訳で、母親の場合とちょっと事情が違う。なんとなく設定を連発し過ぎかな。)

 

 

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ

 

 

 

JUGEMテーマ:海外ドラマ

スポンサーサイト

2018.11.13 Tuesday -

  • Check
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • -
  • -
  • 0
    • -
    • -

    コメント

    コメントする








    この記事のトラックバックURL

    WOWOWのおすすめ番組!    

    Search

    管理人の記憶に残るおすすめ作品

    Links