映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)

2018.10.20 Saturday 邦画 コメディ/お笑い

■映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)


■監督:板尾創路
■出演者:菅田将暉 桐谷健太 木村文乃 川谷修士 三浦誠己 加藤諒


【映画「火花(2017)」のあらすじ】

お笑いコンビ“スパークス”のひとりとしてデビューしたが、なかなか芽が出ない徳永。彼は、営業先の熱海の花火大会で先輩芸人の神谷と出会う。神谷は“あほんだら”というコンビで常識の枠を超えた漫才を披露し、徳永を魅了する。神谷に誘われて飲みに行った徳永は弟子入りを志願し、承諾した神谷は、徳永に自分の伝記を書いてほしいと頼む。徳永と神谷の交流はしばらく続くが、やがて彼らの前には厳しい現実が立ちはだかる。

WOWOWから引用

【映画「火花(2017)」の感想(ネタバレ)】 

 

吉本のお笑いコンビ:ピースの又吉直樹の芥川賞受賞作を、同じく吉本の板尾創路が監督し、菅田将暉と桐谷健太の共演で映画化した人間ドラマ。

 

又吉の大ヒット小説の映画版がWOWOWで初放送(たしか8月ごろ)したので見てみた。

 

この作品は、原作小説を珍しく読んでいたので、その原作との比較になるが、ところどころカットされてるシーンもあると思うが、内容は、ほぼ忠実に再現してるし(変なアレンジはない、ラストのオチも同じ)、映像の雰囲気も小説で読んだ時の感じにかなり近く作られている。

 

その上での感想だが、この作品を面白さ(笑い)という部分のみで評価すると、映像化したことで文章として読んだ時の言葉自体から来るボケの面白さは、会話としてしゃべりになると、ただのセリフとして流れてしまって、ボケ1個1個の面白さが伝わりづらい。

 

酒屋での神谷との初対面の徳永のボケ、その他の徳永の急なボケなど。※限界集落等

 

また芸人を俳優が演じていることで、演技自体の安定感はあるが、小説では、登場人物のキャラクターがボケていてもどこか、想像で又吉が言っている(考えている)風に脳内変換が可能であったが、映画になると俳優(菅田将暉)が直接ボケている風にしか見えないので、ボケの破壊力は弱くなる。

 

このボケるという作業は、何を言うかも重要だが、誰が言ってるかというその人物のキャラクター、さらに言うと、その人物が持ってる好感度がかなり影響すると思う。

 

菅田将暉は、演技は言うことはないが、ただ好感度があるかというと、俳優として成功してる部分もあり、見た目もそれほど好感度がある訳でもないので、背景を見てしまうと微妙に思う。個人的に好きかどうかというのが大きい。

 

やはり本人が、多少不幸な人物(容姿や背景に難がある)の方がボケの威力(説得力)がある。

 

小説では面白いという部分は、どこかあの又吉が言っている(想像できる)と、感じられるからだと思う。

 

いろいろ書いたが、俳優が演じても、火花という作品として面白い部分は健在で、やはりこの映画(作品)というのは、個人的には、技術はあるがそんなにお笑い的に面白くない徳永とその先輩芸人の神谷という芸人二人の内輪笑いのエピソード(トーク)集なんじゃないかと思っている。

 

もちろんお互いある程度才能(センス)はあるのだが、ところどころ芸人、芸人にしてるところが、逆に寒い時(スベってる)もあって、やはり売れない芸人なんだと思うときもある。

 

結局のところ、この作品は、芸人を辞める客前での最後の漫才はメインストーリーとしての盛り上がりがあるが、個人的には、神谷という奇抜な先輩芸人が、”最終的に巨乳になる”というベタな笑い(オチ)が作品として一番面白いところなんじゃないかと思う。

 

特に見終わってストーリーを振り返ったときに、コイツ最後は巨乳になるんだなと思うと、序盤でのそういう兆候(奇怪な行動)がちらほら用意されていて(すべてがフリになっている(手法に囚われない奇抜な漫才、同居者との別れなど))、リアリティがあり、なんとなく納得できる。

 

小説を先に読んで、すでにオチを知ってる人間としては、映画は、序盤(登場)から面白さがある。実写となった神谷が途中に笑いについて真面目に語ったりする時もあるが、結局、なんだかんだでコイツ最後巨乳になるんだな…と思うとすべてがホントにバカらしい(笑)

 

売れずに芸人を辞めて真面目に就職する道を選ぶ徳永と、芸人のまま人として修正が効かずどんどん道から外れていく先輩の神谷、この対比なんだと思う。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:かなり原作に忠実に再現した吉本タイアップ映画。最後に批判的なことを付け加えると、作品の面白さ(笑い)は別にして、この主人公(徳永)に人としてほとんど共感できないのはなんなんだろうか(笑) 普通は、主人公のキャラに共感して、主人公目線で動向を楽しめるのだが、この作品は、そういう目線ではなぜか見れない。芸人として頑張っているのはわかるが、だからと言って応援するほど魅力がある人物には見えない。なのでどこか他人事の範疇。芸人としては成功できなかったが、ある程度、自分を表現できてるし、好きなことを好きなようには出来ているし、誰かがそれを故意に邪魔してる(邪魔されてる)訳でもない。少なからずファンもいるので、極度にモテない訳でも無さそう。結果以外、特に言うことないんじゃないかな。)

 

 

 

 

お前は家族と別々に死ね

 

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2018.11.15 Thursday -

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