映画「スリー・ビルボード」の感想(ネタバレ)

2019.01.11 Friday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「スリー・ビルボード」の感想(ネタバレ)


■監督:マーティン・マクドナー
■出演者:フランシス・マクドーマンド サム・ロックウェル ウディ・ハレルソン アビー・コーニッシュ ジョン・ホークス


【映画「スリー・ビルボード」のあらすじ】

アメリカ中部の小さな町エビング。ある日、町外れの道路沿いに、人目を引く3枚の立て看板が突如出現。それは、7カ月前に愛娘を何者かに殺されたものの、一向に捜査が進展しないことに業を煮やした母親のミルドレッドが、怒りのあまりに掲げた抗議のメッセージだった。町の人々の信認も厚い警察署長のウィロビーは、名指しで批判されたことに困惑しつつ、どうか冷静にとミルドレッドに頼み込むが、彼女の怒りは容易に収まらず…。

WOWOWから引用

【映画「スリー・ビルボード」の感想(ネタバレ)】 

 

 

第90回アカデミー賞で「ファーゴ」に続き、2度目の主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンド主演の人間ドラマ。

 

”怒りのあまり、型破りな抗議活動を開始する母親”というWOWOWの番組情報に惹かれて選んでみた。

 

物語は、娘をレイプされた?あげく殺害された(焼死体で発見される)母親が犯人逮捕を願って、道路沿いに並ぶ3枚の看板に強烈なメッセージ広告を出したことから、それを快く思わない住人や警察から逆に批判や反発を受け…という作品。

 

ハリウッド映画のわかりやすいパターンに慣れてると、この映画のラストは、完全に裏切られる。

 

通常なら”広告を出す”→”最終的に犯人が見つかり逮捕”でハッピーエンド(※被害者なのでハッピーではないけど)という流れは、見始めた段階から見てる者の意識に上り、ストーリーが進むほどにより濃厚となっていくが、そのお決まりの予想は、ラストで完全に裏切られる。

 

そして、最後のオチ(ラスト)に出会うと笑ってしまう(笑)

 

そんなオチある? 

 

なんだこの映画(笑)

 

最後がボケ(ギャグ)みたいなオチになっているのだが、そこへの持って行き方がなんだかんだいろいろあった末に、結局どこか納得できてしまうのは、一応正義感がベースにあるからだろう。

 

それによって見てるこっちも、ま〜それもしょうがないとなんとなく共感してしまう。しかし、少し冷静になるとそのふざけた結論に共感してる自分に逆にツッコミを入れたくなる。

 

実際に警察(被害者)がこんな薄い証拠で、人を罰そうとしたらダメだと思う一方(冤罪の可能性もある)、犯罪の証拠集めとか律儀にやって地道に見つからない犯人を待つなら、あきらかに現在犯罪をやってそうな日々の生活態度がおかしいヤツを罰した方が、実際、社会の犯罪が減るんじゃないかという、この映画の最終結論的な流れも意外と無くはないなと思ってしまう。※最終的に手を下したかは見せてないけど。

 

劇中で、”今回の件は、犯人ではなかったけど、他ではやってるから…”(※今回は、それでどうにか…)的なディクソン(サムロックウェル)のセリフがあるけど、ここのセリフは、聞いてて笑うしかない(笑)

 

シリアスな映画なんだけど。突き詰めたら最後はコメディになった。

 

こんな映画はなかなか無い。

 

そして、こんなラストにしてる監督は、アホ(笑)

 

気になるので、この監督の他の作品があったら、みてみよう。

 

 

 

評価 ★★★★☆ (星4.2)

 

(まとめ:フランシス・マクドーマンドのアカデミー主演女優賞演技よりもオチの方が気になる人間ドラマ。この映画の教訓は、”やられたらやり返す”という発想があるが、やり返す相手は、別に直接やられた相手(本人)が見つからない場合、”同じカテゴリの人間でとりあえず済ます”という部分だろう。当事者ではなく、その犯罪(罪)に関連した別の人物を裁く。被害者側のより俯瞰した、犯罪行為に対する清算的行動だろう。加害者の人権ばかりが過剰に保護される現代において、被害者として平和をより追求すればこそ、この映画の発想は、社会にとっては、意外と無くはないと思う。あきらかに確定した罪(現行犯)であるのは前提ではあるけど。)

 

 

世間の関心が高まれば

 

逮捕につながる

 

-?

 

 

 

怒りは怒りを来す

 

-?

 

 

お袋も言ってた

 

”望むよりも努力だ”と

 

-?

 

 

 

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2019.06.15 Saturday -

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