映画「デメキン」の感想(ネタバレ)

2019.02.03 Sunday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「デメキン」の感想(ネタバレ)


■監督:山口義高
■出演者:伊藤健太郎 山田裕貴 柳俊太郎 今田美桜 高橋里恩 田中偉登 福山翔大 坂田聡


【映画「デメキン」のあらすじ】

福岡。ぎょろりとした目を“デメキン”とからかわれ、幼いころからいじめられていた少年・正樹。やられてばかりの自分に嫌気が差した彼は強くなろうと決心し、幼なじみの親友・厚成とともにケンカ上等の不良少年になった。高校に進学してもケンカ三昧の日々を送る正樹は、あるとき厚成から福岡一の暴走族を作らないかと誘われ、チーム“亜鳳(あほう)”を結成。2人は血気盛んなライバルを蹴散らしながら名を挙げていくが……。

WOWOWから引用

【映画「デメキン」の感想(ネタバレ)】 

 

お笑い芸人:バッドボーイズの佐田正樹の自伝小説を伊藤健太郎主演で映画化した青春映画。

 

元暴走族芸人の佐田正樹のエピソードが映画になっていたので見てみた。

 

佐田の暴走族時代のエピソードは、すべらない話等でも聞いたことがあったが、それが知らないうちに自伝小説が発売され、さらに自伝を元にマンガにもなっているみたいで、大分発展したようだ。

 

ちなみに自伝小説自体は未読で、今回の映画をいきなり見たが、どこまでが本当でどこからが演出なのか、わからないほどヤンキー映画としては、大分暴力シーンの描写が度を越えている時がある。

 

ヤンキー漫画として見れば、よくありそうなエピソード(演出)ではあるが、この話が実際に起こっている(自伝ベース)としたら、普通なら警察沙汰になっていて映画化とかにしてる場合ではないと思う。

 

実際、佐田本人も高校時代に逮捕されてるので、相当悪いことをしてるのは確かだが、この映画の内容が本当なら、自伝といえど、全然笑えない話である。

 

特に入院してる病院にまで暴走族が押しかけてきて、2〜3階の窓から重傷の佐田の仲間を突き落とす行為(描写)というのは、やり過ぎというか暴力(ケンカ)の範疇ではなく、すでに殺人行為(未遂)だと思う。

 

ちなみにこの映画では、ほとんど警察が出てこないので、その辺の暴力のライン(リアル感)がかなりあやふやになっている。一応、映画は、自伝と言うスタンスで作っているが、その辺のシーンが演出なのか、本当に起きたことを実際に再現してるのか、どこまでが本当なのか、非常にわかりづらいところでもある。

 

抗争があって、学生が一人病院送りになってるなら、マンガではない限り、この時代を考慮してもあきらかに警察沙汰になってるはずだし、普通に家族が住む家にまで暴走族が押しかけて、暴力を振るうってのは、ケンカの範疇ではなく、もう立派な凶悪犯罪だ。

 

当事者は、訴えを我慢しても、必ずその親は、出てくると思う。だって、家まで来て息子をどつきまわされてるって尋常じゃない。

 

ラストの抗争は映画的なアクション演出として理解できるが、中盤の病院の窓から突き落とす行為は、シリアス調(事実ベース)に見せてるので、これが事実をベースとしてるなら、ひどい話過ぎて全く笑えない。また演出として、あえてこの部分を過激にしてるなら、それは自伝ベースの話としては、ルール違反のように思う。

 

また佐田が右の頬でたばこの火を消すシーンもあるが、現在の佐田本人の顔にあきらかな根性焼きの後は、見当たらない。この辺もなんか怪しい。根性焼きって腕にすれば、一生残るほど痕になると思うけど。顔なら余計にね。

 

この映画では、なぜか暴走族の存在があるのに、警察も出てこなければ、親もほとんど出てこないので、どこまでが事実なのか非常に怪しいし、わかりにくい。一応、自伝ベースなだけに、ノンフィクション作品(その延長)としてみるか、割り切ってただのエンタメ映画として見るか、その辺のライン(作りも)は、非常に微妙だ。

 

ちなみにそういったものを事実でなく演出として捉え、ヤンキーマンガの映画化(フィクション)ということで見れば、作品としては、そんなに悪くない。

 

ヤンキー漫画が好きなら、それなりにツボを押さえた作りで、緊張感と人間的な熱さもしっかりある。

 

そして、ヒロインのキャストに関しては、個人的に素晴らしいの一言。ヒロイン役に今田美桜を起用してるが、この子のヤンキー演技(キャラ)は、まさにこの時代のイケてるヤンキー女子の見本(イメージ)と言っても良いほどドンピシャに嵌っている。

 

尖ってる中に、可愛さもあり、弱さもあり、セクシーさもありという、漫画的な”可愛いヤンキーヒロイン”のイメージをかなり具現化してる。よくこんな子が現代にいたなと思うほどのクオリティ。

 

個人的には、ヤンキー漫画を最近ドラマ化した「今日から俺は!」(両方に伊藤健太郎が出演してるが)を見るなら、断然こちらの方がおすすめ。福田監督の「今日から俺は!」は、1話見てやめた。たぶんずっと同じパターンだしね。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:ところどころ事実なのかどうか怪しさが残る佐田正樹の熱い自伝ベース映画。佐田が暴走族の総長になる際?(選ばれる時)に、先輩に夜中に山に連れられて、もう一人の暴走族の男?と1対1の決闘みたいなことをしたというような話(それで勝った)をテレビで聞いたことがあったが、この映画では、普通に名前を呼ばれて選ばれていて、そんなマンガみたいなシーンはなかった。てっきりそのシーンを再現してるのかと期待していたが、カットされたのか、元々そんなシーンは無かったのか、あの話は嘘なのか謎が残る。)

 

 

 

ケンカはくさ

 

自分の腕っぷしが

 

強いのを見せ付けるために

 

するもんじゃなか

 

自分の信念や主張が

 

正しくて強いっつのを

 

見せつける時に

 

するもんたい

 

-?

 

 

>>デメキン [DVD]

 

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ

 

 

JUGEMテーマ:邦画

スポンサーサイト

2019.02.14 Thursday -

  • Check
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • -
  • -
  • 0
    • -
    • -

    コメント

    コメントする








    この記事のトラックバックURL

    WOWOWのおすすめ番組!    

    Search

    管理人の記憶に残るおすすめ作品

    Links