映画「ユリゴコロ」の感想(ネタバレ)

2019.03.21 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ユリゴコロ」の感想(ネタバレ)


■監督:熊澤尚人
■出演者:吉高由里子 松坂桃李 松山ケンイチ 佐津川愛美 清野菜名 清原果耶 木村多江


【映画「ユリゴコロ」のあらすじ】

カフェを営み平穏な日々を送る亮介。男手一つで育ててくれた父親が余命わずかと診断された上、亮介と結婚を控えた千絵が突然失跡したことから、彼の日常は崩れ去る。ある日、亮介は父親の部屋の押し入れにあった箱から1冊のノートを見つけるが、“ユリゴコロ”と書かれたそのノートには、美紗子と名乗る女性の手記が書かれていて、衝撃的な内容に亮介の心が揺れる。そして、千絵の同僚だったという女性・細谷が現われ……。

WOWOWから引用

【映画「ユリゴコロ」の感想(ネタバレ)】 

 

沼田まほかるの同名小説を「近キョリ恋愛」の熊澤尚人監督が吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチら共演で映画化したミステリー。

 

ノートに書かれた内容が衝撃的…というあらすじが気になって見てみた。

 

ちなみにいきなりネタバレになるが、このノートは、実の母親が書いた殺人の記録である。

 

ノートを見つけた読み手が松坂桃李演じる息子(亮介)で、父の部屋にあった所在のわからないノートを読み進めていった最後に、ノートの書き手が実の母親だったことに気づき、自分が犯罪者の息子であったことを知るという衝撃的?内容だ。

 

意外と上手い作りで、最初に時点ではこのオチが来るとは気づかない。ただ、松山ケンイチが出てきて、二人の間に子供が生まれたあたりから徐々に「もしや?」という感じがしてきて、その後にやっぱりのオチがくるので、ドカーンの衝撃は、予想の範囲内。

 

ただ、その後にダメ押しといわんばかりに、”死んだはずの母親が生きている”+”ヤクザ事務所を壊滅させる”があるのだが、こっちの衝撃が強すぎて、この発展形のストーリーには笑うしかない(笑)

 

母親が殺人衝動に駆られる設定(性格設定)は、まだシリアスを保って見れるが、その発展形として、”ヤクザ事務所を壊滅させてしまう”という作業は、どう考えてもその発展形ではないと思う。

 

殺人衝動(ユリゴコロ)は、殺すことにタメがないだけで、別に人を一度にたくさん殺す作業(ヒットマン)に特に優れている訳ではないだろう。さすがに大勢を相手にするなら、それなりにそういうグリーンベレー的な殺人訓練は必要だと思う。

 

しかもそれが男ならまだしも、実際は、女性であるし、設定上は、中年の母親でもある。

 

どう考えてもオバハンにそんなことが出来ないと思うと、急に途中から違う世界観が入ってきたとしか思えない。

 

こんなヤクザ事務所を一人で壊滅させるオバハンが身近?にいるということを、本気になって想像してみると、最初の殺人がどうのというよりも、オバハンののちの異常な強靭さに対しては、お笑い的な面白さの方が上回ってしまう。

 

視聴者としては、少し見ないうちに母親がよりパワーアップして帰ってきたというダークヒーロー?話にしか見れない。息子のためとは言え、大分無理があるだろう。

 

狂った息子がヤクザ事務所を襲撃しないように、電話や口頭で必死に止めようとする母親(その時は正体を隠してる)だが、その一方で、どうやって代わりにヤクザ事務所を壊滅させようかと考えている母親の息子を犯罪者にさせないための行き過ぎた心情(母性愛)は、この映画ならではだろう。

 

ちなみにヤクザに拉致監禁された亮介の婚約者目線(千絵)で見ても大分可笑しい。

 

ヤクザ事務所から救出された後に、婚約者の男(亮介)と知り合いのみつ子(実は、亮介の母親)が、隣の部屋で「うおおお〜」と大声で叫びながら、二人で殺し合いをしていたのは、事情を全く知らない千絵目線だとまるでコントだ。

 

隣の部屋がうるさいと思ったら、二人が急に殺し合いをしていたとは誰も思わないだろう(笑) ※正確には殺し合いというか一方的に息子が母親の首を絞めてただけだけど。

 

夫がヤクザで、AVを撮られ軟禁状態からなんとか助け出されたけど、隣の部屋でゆっくり休んでいる場合ではないだろう。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:途中から急にダークヒーロー映画の生い立ち編(ビギニング)になりかけそうな変なミステリー。実は、吉高由里子が胸をもまれたり、濡れ場があったり(大事なところは見えない)、演技に体を張っている(女優魂)作品でもあるが、最後まで見ていざ作品を思い返すと、それよりもストーリーや演出の可笑しさの方が残っていた。いろんな意味で、ユリゴコロは怖かったです(笑))

 

 

 

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2019.06.15 Saturday -

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