映画「ピーチガール」の感想(ネタバレ)
2019.04.23 Tuesday 邦画 ラブストーリー/恋愛モノ/青春
■監督:神徳幸治
■出演者:山本美月 伊野尾慧 新田真剣佑 永野芽郁 本仮屋ユイカ 水上剣星 升毅 菊池桃子
【映画「ピーチガール」のあらすじ】
ももは日焼けした肌に色が抜けた赤い髪という派手な見た目のせいで、周囲から遊んでいそうと誤解されるが、実は心がピュアな女子高生。真面目で硬派な爽やか男の一矢に中学時代から片想いをしているが、ある日、学校でいちばんのモテ男、浬にある勘違いから一方的にキスをされ、その動画がSNSに投稿されたことから大騒ぎになる。小悪魔的な性格のクラスメート沙絵は、ももが幸せになるのを邪魔しようと罠を仕掛けてくる。
※WOWOWから引用
【映画「ピーチガール」の感想(ネタバレ)】
上田美和の同名コミックを山本美月主演で映画化したラブコメディ。
今が旬の山本美月が出演する恋愛映画を見つけたので見てみた。
内容は、学校で人気のある二人の男から結果的に好かれる女子高生の話。
この作品も少女マンガ原作のようだが、もろ少女マンガだな〜という感じの恋愛観。
二人のイケメンから言い寄られる女子(その二人の間で悩む)というお決まり?の設定なのだが、これがまるでついていけない。
押しに弱いというか、信念が無いというか、良いように二人の男を渡り歩いているように見えて、主人公のヒロインに対する共感が難しい。
最初は、一途に思っていた幼馴染の一矢に付き合いの末、フラれて傷心すると、間髪おかずに積極的なカイリと付き合う。またカイリに女性の影が見えると勝手に嫉妬して、戻ってきた一矢の方に戻りそうになる。
こっちへふらふらあっちへふらふら。
女子としては、イケメン二人に振り回されてる私って、幸せ?という感じで楽しめるんだろうけど、個人的には、もう少し道徳心が欲しい。さすがにその二人の間で揺れる状況自体は良いのかも知れないが、客観的に見たときにヒロインを人としてあんまり尊敬ができない。
結局、突き詰めると、奔放な女みたいな感じに見えるし。これはマイナスだと思う。
それともう少し一緒になるまでの障壁というか我慢が欲しい。
特に苦労する訳でもなく、あっちへこっちへ付き合っていて、何がしたいのかよくわからない。
中盤のあたり、傷心の末、カイリと付き合うことになった時点で、物語としては、好き同士のカップル誕生で十分そこで話は終わっている。その後の話は、余談で別に無くても良い。
唯一、オチがこういう恋愛映画では珍しく初恋の男(一矢)ではない、学校一?のモテ男の第二の男タイプのカイリの方を選ぶという選択だけは、恋愛映画としては、ちょっと意外で新鮮だった。
評価 ★★☆☆☆ (星2.8)
(まとめ:初恋の男(一矢)の魅力が途中寝かせすぎで、影が薄くなってる恋愛映画。ヒロインのためを思ってあえて別れるというイケメンな決断をしていたのに、その理由がなぜか後回しにされたため、理由もなくいきなり別れたダメ男の印象を払拭できず、いざ最後の方で出てきて理由があきらかになっても、どうも恋のライバルの位置まで戻れていない。もう少し、彼のその状況(彼目線)を伝えといてくれないと存在を忘れちゃう。これは、編集が悪いのかな。その結果やっぱり脇役キャラになっちゃった。)
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