映画「コーヒーが冷めないうちに」の感想(ネタバレ)

2019.11.05 Tuesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「コーヒーが冷めないうちに」の感想(ネタバレ)


■監督:塚原あゆ子
■出演:有村架純 伊藤健太郎 波瑠 林遣都 薬師丸ひろ子 吉田羊 松重豊 石田ゆり子


【映画「コーヒーが冷めないうちに」のあらすじ】

いとこが経営する喫茶店“フニクリフニクラ”で働く女性・数。この店には都市伝説があり、それは店内の“ある席”に座ると望んだ時間に戻ることができるというものだった。店には、幼なじみとけんか別れをしたキャリアウーマンの二美子、若年性アルツハイマーを患う妻を見守る房木、故郷の妹を裏切って東京でスナックを営む八絵子らがうわさを聞きつけてやって来るが、“ある席”にはいつも謎の女性が座っていて……。

WOWOWから引用

【映画「コーヒーが冷めないうちに」の感想(ネタバレ)】 

 

 

2017年の本屋大賞にノミネートされた川口俊和の小説とその後を有村架純が主演で映画化したヒューマンファンタジー。

 

有村架純が主演してたので見てみた。

 

過去を変えても未来は変わらないなど限定的なルールがあるが、過去(または未来に行ける)に戻れるという喫茶店をテーマにした人情話。

 

この作品、ラストに有村架純(名前:数)が過去に戻るのだが、いろいろルールがあってややこしい。

 

過去に戻るには、店員の有村架純がコーヒーを注ぐ儀式が必要(またはその家系の女性)なため、ルールとして、有村架純本人は現状、過去に戻ることは出来ないしばりがある。

 

しかし、ある方法で、過去に戻ることに成功するのだが、その方法の説明が端折りすぎていて、考えてみたがイマイチよくわからなかった。

 

ちなみに、有村架純が妊娠して子供ができるのだが、その子供が女性なら、その子がコーヒーを注ぐ儀式をしてくれれば、有村架純も過去に戻れる。ここまではわかる。

 

また子供は女性だったので、理論的には、10年後とか(ある程度大きく)になれば、普通に過去に戻れる予定なのだが、この作品の中では、翌年(制作年が2018年なので)にあたる2019年(たぶん1年以内)にはすでに過去に戻っている。

 

しかも、まだ生まれてもいないはずの数の子供が中学生位まで大きくなって、店でコーヒーを注いでいる。

 

一応、ルールとしては、過去だけでなく、未来にもいけるので、未来にいって、連れてくるという発想もあるのだが、どちらにしても、有村架純「数」は、その作業に一度は協力しなければいけないはずだが、協力してるようなシーンはない。

 

彼氏(のちに夫になる伊藤健太郎)が、明日の朝8時に店に来てとだけ彼女に伝えると、次のシーンでは、もう当日の朝になっていて有村架純がお店にいる。そして、そこには、有村架純(数)の子供が未来から過去に戻ってきたのか、ワープ専用席に座っていて、急いで、彼女(母親)に対して、コーヒーを注ぐ作業に入る。

 

有村架純(数)が自分の大きくなった娘を見た時の第一声は、誰?という反応でまるで彼女のことを認知していない。

 

どういう理屈でワープしてきたのか、展開が速すぎてついていけない。

 

絶対に事前に見せなきゃいけないシーンをカットしている。

 

ここから、有村架純(数)とその母親(石田ゆり子)との過去の感動話になるのだが、ここの娘のタイムスリップトリックの方が気になって、あんまり話が入ってこない。

 

娘を連れてくるにしても、仮に誰かが未来に行くにしても、有村架純がコーヒーを入れないと他の誰かを未来や過去に送ることは出来ないはず。散々他の人でそういう事例をずっと紹介している。

 

今回は、そこのシーンをなぜかカットしていたのか、または他の別の方法が見つかったのか?

 

そんないろんな疑問が出てきた。

 

個人的には、彼女が注がなくても、タイムスリップが可能な別の方法を彼氏が見つけたのかと思った。

 

まるで想像できない何か別の方法を。

 

ちなみにエンドロールまで見ると、そこにテレポートのタネ明かしシーンがある。

 

そこでは、普通に有村架純と彼氏、そして、未来の娘(未来)を交えてコーヒー注いでいた。

 

彼氏が考えた誰もが思いつく普通の作戦に思い切り乗っかっていたのだ(笑)

 

未来から連れてきたのか、すでに大きくなった娘なのかわからないが、当日(2019年4月13日?))に行うタイムスリップの事前説明をしていた。

 

もうなんだそれだ。

 

めちゃくちゃ普通じゃん。

 

もったいぶった編集をしていて、蓋をあけてみたら、めちゃくちゃ普通のことを裏でやっていた。

 

そこ隠す必要あったのか。

 

家に帰って、昨日買っておいたアイスを食べようとしたら、もう冷凍庫には無かった。

 

家族は出かけていて家には誰もいない。

 

え、じゃあ一体誰が食べた?

 

めっちゃ気になるサスペンス。

 

このトリックの答えが、普通に親父が食べてから出かけていた。

 

こんなラストだった位、拍子抜けする。

 

普通過ぎる。

 

 

ってことで、例の問題のシーンを解説するなら、翌日の朝の時だけ、急に主役が娘(未来)に変わっていた。

 

そう見ると、すべて理解しやすい。

 

203×年。母親(有村架純)からコーヒーを入れてもらいタイムスリップしてきた娘(未来)が、2019年の当時の母親(有村架純)に会い、母親が話が出来るようおばあちゃん(石田ゆり子)と会えるよう(2000年行きのタイムスリップを)セッティングしてあげるというシーン。

 

よく考えるとこのシーンは、ルール違反の感じすらする。

 

だって、有村架純(数)が生きているこの作品の現在時間:2019年時点(彼氏が翌日に約束した朝8時の時点)では、実際のところ何も起きていないはずだから。出来るのはちょっとした準備くらい。娘はまだ生まれてないか、生まれてすぐ位だから。もしくは誕生日か。

 

一応シーンとしては、2019年に起こった話ではあるが、それは、203×年ですでに大きくなった娘(未来)が過去に戻って、その設定された2019年にやって来た時の過去話を、物語の都合で、2019年の現代の話の中に強引に潜り込ませて、都合よく嵌め込んだだけ。

 

言ってしまえば、製作者(作者)だからこそ出来る編集の都合で出来上がった物語の流れというか見せ方。

 

神の手発動。

 

通常なら10年位の時が経つのをじ〜っと待たなきゃいけない。

 

でも普通に描くと感動やビックリが少ないから、ここだけ強引に編集しちゃえになった。エンドロールで娘の成長過程を描いてるのは、実は時間が経ってますよのトリックに対する伏線だと思う。

 

そう思ってしまうとなんか感動が少ない。

 

それ以外に、未来に行ってどうにかという、方法は無くはないが、まだ生まれたばかりの娘の未来(時間の話)を想像して、大分先の未来に行くというのは、多少無理があるでしょう。

 

エンドロールの説明だけじゃ、そこの部品が足りないし、むしろ他に方法があるならそっちをちゃんと順番通りに描いて欲しい気はする。

 

それにしても、娘の名前が”未来”ってのは、テーマが時間の話でもあるので、説明するときにややこしいですね。呼び方は”ミキ”?だったかな。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:伏せられたトリックが気になって泣けない有村架純主演の人情作品。泣けるエピソード自体は、悪くない。認知症の話や母親の話なんかもベタだが悪くない。ただエピソードの見せ方の問題はあると思う。最後のトリックをいちいち隠す必要性も無いし、最後の通販のような急に俳優自身(登場人物)が視聴者に語り掛ける演出法も急になんで?って思う。この作品自体が、タイムスリップできる喫茶店のCMかなとも思っちゃうし。なんかいろいろとブレてくる。ちなみに主演の有村架純は女性として魅力は出てた。ただ、この作品もめちゃくちゃ好きになるほど、何回も見たくなるほど嵌らない(1回で十分かな)。今のところ有村架純作品で何度も見たくなるような、強おすすめにはまだ出会えない。)

 

 

お母さんいれる

 

ミキ行く

 

ミキ入れる

 

お母さん行く

 

ミキ飲んで 戻ってくる

 

-?

 

 

 

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2019.12.09 Monday -

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