映画「迫り来る嵐」の感想(ネタバレ)

  • 2020.02.15 Saturday
  • 16:52

■映画「迫り来る嵐」の感想(ネタバレ)


■監督:ドン・ユエ
■出演:ドアン・イーホン ジャン・イーイェン トゥ・ユアン チェン・ウェイ チェン・チュウイー


【映画「迫り来る嵐」のあらすじ】

1997年。雨が絶えず降り続く中国の小さな町で、若い女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。町にある国営工場の警備員ユィは、事件に興味を抱いて独自の捜査を開始。現場の証拠写真を工場の出口に貼り出し、監視を続けていた彼は、ある日、ひとりの不審な男の姿を発見し、男の後を追いかけるが、あと一歩のところで相手を取り逃がしてしまう。犯人捜しに熱中するユィは、やがて恋人のイェンズまで事件に巻き込むようになり…。

WOWOWから引用

【映画「迫り来る嵐」の感想(ネタバレ)】 

 

 

第30回東京国際映画祭で最優秀男優賞と最優秀芸術貢献賞を受賞したという中国映画。

 

東京映画祭で受賞した作品ということで見てみた。

 

WOWOWの番組情報で、ノワール映画と書かれていたので、勝手にマフィアモノかと思っていたら、中身は、韓国映画でありそうな、猟奇殺人モノだった。

 

ノワールという言葉を調べたら”人間の悪意や差別、暴力などを描いたり、闇社会や犯罪者視点”(ウィキペディア)というジャンルらしく、特にマフィアモノに限定された言葉ではなかったようだ。マフィアモノは多いけど。

 

で、内容の方だが、ネタバレになるが、ある連続女性殺人事件に興味を持った地元の工場の警備員が、自力で捜査を始めるも、事件にのめりこんだ末に、間違った容疑者を暴行し、自分も犯罪者になって(服役)しまうという話。※犯人は別人だった。

 

単純にまとめるとこんな話なのだが、編集や演出が悪いのか(説明不足)、普通に見てるのにシーンの流れや意味を見失う時がある。

 

また、登場人物の感情の変化が説明不足のためか、つかみにくく、よくわからないうちに、感情的になったり、恋人が急に死んだり、シーンが意味不明に感じるときが結構あった。そのシーンを見させられて、こちらはどう感じろというようなシーンがある。

 

結局、主人公が事件にのめりこむ姿にあまり共感できず、あきらかに間違った容疑者を選んで暴行し始めた瞬間、コイツただのアホやなと急激に冷めてしまった。

 

せめて、容疑者の男が誰が見ても犯人の可能性が限りなく高いと思うほどの証拠や確信が欲しい。靴のサイズが合っただけでは、そこに至る、確信としてはちょっと弱い。

 

またこの容疑者にさせられた男も、リアクションが悪く、変に意味深な言動していて、逆に紛らわしい。

 

普通、疑いがかけられたら、すぐに否定するのが、普通だが、頭が悪いのか、自ら不信感を醸し出している。結果、犯人と間違えられ、ぶん殴られてるので、自業自得のような気もしてしまう。

 

主人公目線では、あきらかにそいつじゃなさそう?というこの容疑者に、もう一度アタックしてて、かなり早計に思う(笑)

 

犯人じゃなかったのは結果論かもしれないが、主人公にはもう少し冷静さが欲しい。じゃないと共感できない。

 

誰もが正義感を追い求める中で犯罪者に陥ってしまう可能性があるよ、ということにしてくれないと、ただ急にある時を境に頭がおかしくなってしまったのでは、話が違ってくる。

 

総評すると、意味深なシーンがあり、良作になりそうな、小さいタネみたいなものをどことなく撒いてるのはわかるが、作品として、結果的にそれらが何に育った(着地した)のかが全くこちらには、理解が出来ない。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:描き方がテクニカル調で一見良さそうに見えるだけで、実はそれほど大した作品ではなかった失敗作。たしかに、主人公の演技という部分で、東京国際映画祭で評価されているのは、多少理解できるが、受賞作品だからといって作品自体も優秀かというと、全くそうではなく、意外と普通というか駄作です。「運命は踊る」のような見終わった後に考えさせられるほどの情報もないし。個人的に星1つにしたのは、物語のラストに、”この後に、中国を大雪などの大寒波が襲う…”的な、全然物語とは関係ない情報で締めくくっていたことだ。時期的にそういう時代だったのかもしれないけど、それ今ここで言う必要ある?って思ってしまう。(寒波が必要なら作品の中で描くべきでしょう)災害で亡くなった〇〇に捧ぐとかならわかるけど、物語との関連性がよくわからない。とにかく最後に雪が降ってきて、何を感じてもらいたいのか、まったくもって意味不明です。邦画で2011年を扱った作品の最後に地震が来て、この後、東日本大震災が起こると言われても、どういう感想を持ったらいいかわからない。大変だったねという解釈をさせたいのか。そもそも、この作品の主人公は、結果的に自ら早計で犯罪者となってしまったので、出所した後に寒波が来て、引き続き厳しい人生という解釈も何か違う。それなら真面目に働いて、波乱万丈の末に、ようやく幸せになりかけたところに大寒波が来る方が、人生は厳しいという意図がわかりやすい。この作品は、結局、誰目線の何の話なのか謎だ。)

 

 

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