映画「来る」の感想(ネタバレ)

  • 2020.04.20 Monday
  • 17:26

■映画「来る」の感想(ネタバレ)


■監督:中島哲也
■出演:岡田准一 黒木華 小松菜奈 青木崇高 柴田理恵 仲野太賀 松たか子 妻夫木聡


【映画「来る」のあらすじ】

子煩悩な男性・秀樹は、最近周囲で起きている怪異な出来事の数々に不安を抱き、妻の香奈と幼いひとり娘を守るため、友人の民俗学者・津田に相談し、オカルトライターの野崎に、一連の出来事に関する調査を依頼する。野崎は日本最強の霊媒師・琴子を姉に持つキャバクラ嬢・真琴とともに調査を始めるが、秀樹の家に取り憑いている“何か”は真琴の手に負える相手ではない。やがて事態は深刻化し、多数の死傷者が続出するように……。

WOWOWから引用

【映画「来る」の感想(ネタバレ)】

 

 

澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を「告白(2010)」の中島哲也監督が岡田准一、黒木華ら共演で映画化したオフビートホラー。

 

少し前の話題作を見てみた。

 

予告編の印象では、リングのようなシリアスなホラー作品なのかと思っていたが、実際は、ノリの軽さもあるライトタッチなホラー。それをオフビートというらしいが。

 

ちなみに軽い部分がふざけてる(ホラーを逆手にとったコメディ路線)ということではなく、暗さ(怖さ)というシリアスをより強調するためにあえて、絵的に明るい幸せな?描写もごく普通に描いているといった感じで、作中で明暗のコントラストを出している。

 

ホラーだから、全体を通して雨でじとじとしたような暗い映像に終始せず、晴れの日は晴れの日として、ホラーというジャンル(ルール)に捉われずに描くという感じだろうか。

 

これは、中島哲也監督の特徴だと思うし、このコントラストの掛け方は上手く、映像表現の上手さと相まって、絵力を感じる。

 

ただ内容について言うと、映像作品としてのクオリティはすこぶる高いのだが、作品として面白いかと言うと、映像は盛り上がるが、気持ちはそれほど盛り上がっていかない。

 

特に前半のある幸せ家族の風景を描くホラーでの下地となる前フリの部分は、面白さはなくかなり退屈で、得体のしれない何かが”来る”という恐怖が身近に迫まるようになってから、ようやく物語としての本編が始まったようで、エンジンが掛かるのが遅い。

 

また、”何かが来る”という恐怖に関しても、映画の「リング」的な固まった呪いのルールが全体を通して、貫いているわけでもなく、非常に曖昧で、言ってみると適当だ。

 

制作者からしたら何かしら細かいルールがあったのかもしれないが、それがあまり伝わってこない。

 

例えば、なぜ”来る”のかも、理由がよくわからない。リング的に呪いのビデオを見たから、一週間後に死ぬのような、何か直接的原因があって結果が生じるというものでもない。

 

最初は、子供のころに近所の少女が行方不明になり、その少女からあなたのとこにも”来る”と言われたから、来るのかと(これも曖昧)、そこの因縁なのかと思ったが、その本人が死亡した後にも、さらにその家族(妻)や友人へと周りの人にも次々伝播していき、一向に終わりが見えない。彼らに伝播する理由もよくわからない。

 

発端(妻夫木)からの関連性なのか、各個人の悪事などの行為が原因なのか。

 

最終的に、生まれた子供が原因(悪(邪気)を呼び寄せていた)だったことがわかり、ただの巻き添え説が濃厚になるが(巻き添えってなんだよ)、なぜその子供に憑りついたのかは、よくわからない。付けられた名前が原因なのか、遺伝(家系)なのか。それとも、たまたまなのか。

 

一応、神官がお祓いする大々的な描写があるので、”来る”の根本原因は、日本という地に住む悪霊のようなものだということがわかるが、ほぼほぼ原因と結果があやふやなので、対処のしようがない。

 

核となるルールがあれば、理屈で考えようが出来るが、ほぼほぼ自然災害みたいなものとしか”来る”という概念(現象)を描写できてなく、結局、見終わった後に残るのは、結局”何?”という疑問だけだ。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:特に恐怖過程にルールは用意されていないジェットコースター系ホラー。お化け屋敷とかそういう類の恐怖をテーマにしたアトラクション的映画作品としてみるのが良いのだろう。個人的には”来る”というタイトルだが、感想は、”来た?”と問いかけたい。ホラー映画なので、ビジュアル的な恐怖描写が先行するあまり、”来る”ということ(どのように来るというやり方)ばかりに目を奪われやすいが、実際、来ることによって生じる出来事(事実)は、”誰かが死んだ(死ぬ)”ということだろう。結局、答えは、来る=誰かが死ぬ(誰かしら不幸になる)、というシンプルなもので、それ以上でもそれ以下でもない。ちなみに、”来た”からといって、全員死ぬわけでもなく、死なない人がいることがあるため、結局のところ”来る”って何だよ?と最初の疑問に戻ってしまう。基本的に、人間の力では、すべてを防ぎきれない台風みたいなものという理解で良いだろう。最後に、この映画の個人的見どころは、やはり小松菜奈。小松菜奈の足は、エロい。それに尽きる。あの足には、見覚えがあった。あれには”来た”。)

 

 

なんだ それ

 

-?

 

 

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