リチャードギア主演の映画「HACHI 約束の犬」の感想(ネタバレ)

2010.06.18 Friday 映画レビュー(★★★★★)作品

■リチャードギア主演の映画「HACHI 約束の犬」の感想(ネタバレ)

 

■監督:ラッセ・ハルストレム 
■出演者:秋田犬 リチャード・ギア ジョーン・アレン サラ・ローマー ケイリー=ヒロユキ・タガワ

日本のハチ公物語をリチャードギアを主演に迎えてハリウッドでリメイクした映画「HACHI 約束の犬」が、WOWOWで再放送されていたので録画してみました。

昨年(2009年)の日本での劇場公開時には、リチャードギアが笑っていいとものテレフォンショッキングに出演し、タモさんとのトークなんかもありましたが、そのときは、リチャードギアがハチ公物語?と特に期待もしていませんでしたが、あらためて見て、ビックリの感動的な物語に仕上がっている。(※もちろんもともとのオリジナルが、動物の感動的な物語というのもありますが)

日本の映画をハリウッドでリメイクする場合、大抵アメリカの間違った解釈によって、オリジナル版とは全くの別物に仕上がってしまうものが多いが、この映画「HACHI 約束の犬」は、リメイクという言葉では不足するほど、全く別物とも思える素晴らしい作品になっている。

見終わった後に気づいたのが、監督は「ギルバート・グレイプ」や「サイダーハウスルール」などの感動作で有名なラッセハルストレムだった。そういえば、情緒豊かに描く世界観や雰囲気を映像に醸し出す感じに共通点がある。

ちなみにこの映画の一番の功労者(犬)は、リチャードギアと共演している秋田犬の犬(HACHI)でしょう。たまに吠えることくらいで全くセリフがない、秋田犬ですが、人間のような感情を持っているように、微妙なニュアンスを顔や仕草で表現します。

リチャードギア(主人)が突然亡くなり、その事実を知らず(理解できず)、ただただ、いつものように駅で待ち続ける姿には、涙が出る。また、駅で定刻に待つHACHIに、「HACHI!」と帰り際に声を掛ける近所の人や名も知らない人たちの姿もなんともいえない感覚を覚える。

そしてラスト、夫(リチャードギア)を亡くし、やもめになってしまった妻とHACHIの駅での再会のシーンは涙が止まらなくなる。

以前飼っていた犬を亡くした悲しみがまだ癒えず、新しい犬(HACHI)を飼う事に一番反対していた妻だったが、夫や娘がHACHIを可愛がる姿にHACHIを飼う事に徐々に気持ちが揺らいでいく。

そして、一人娘の結婚が決まり、子供が出来ると娘は家を出てしまう、夫が仕事に出てる間、代わりにHACHIの世話をする機会が増えた妻は、昔飼っていた犬と同じようにHACHIに対しても愛情を注ぎ始めるが、それからまもなくして、夫は突然亡くなってしまう。

夫を亡くしたことで、一人では住むには広すぎる一戸建ての家は売りに出すことになり、妻は一人別の場所に引っ越し、それとともに一人では世話が出来ないためHACHIは、娘夫婦が世話をすることに─。

そして、数ヶ月、数年が過ぎ、たまたま以前住んでいた町に訪れた妻は、駅でずっと待ち続ける老いたHACHIを見て、歩み寄る。

時間が経つにつれ夫の存在を忘れ、変わっていく人たちの中で、妻の心と同じように夫の存在を忘れずに心に残している、HACHIの姿がそこにあった。

ここの妻とHACHIのやりとりはなんともいえない。

セリフが全くないHACHIだが、夫を亡くして傷ついている妻に何かを語りかけているような、仕草や表情がある。

★★★★★ 評価 星5つ

(この映画「HACHI 約束の犬」は、映画を見ているとき以外にも、思い出し泣きをしてしまうほど、心にぐっと来る映画ですね。HACHIを愛するリチャードギアの視点だけでなく、その家族(妻、娘、娘の夫)や、HACHIが待ちつづける駅の駅員やコーヒー販売員、駅がある街に住む人々から見たHACHIなど、いろんな視点で描かれていて、一途に待ち続ける愛の姿が心に迫る。)


HACHI 約束の犬


JUGEMテーマ:おすすめの一本!!(洋画)
 

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2018.07.17 Tuesday -

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