映画「わたし出すわ」の感想(ネタバレ)

2011.01.30 Sunday 邦画レビュー

■映画「わたし出すわ」の感想(ネタバレ)



■監督:森田芳光 
■出演者:小雪 黒谷友香 井坂俊哉 山中崇 小澤征悦 小池栄子 仲村トオル 小山田サユリ 北川景子(友情出演)
 
WOWOWで放送していた小雪主演の映画「わたし出すわ」を鑑賞。

【映画「わたし出すわ」のあらすじ】

東京から故郷へと帰ってきた摩耶は、偶然乗り込んだ路面電車で、運転士となっていた高校時代の同級生・保と再会する。彼が世界の路面電車巡りをする夢を今も抱き続けていると知った摩耶は、一方で旅行資金の当てがないという彼に「そのお金、私が出してあげようか?」と持ちかけ、後日、本当に保の家に大金が送られてくる。やがて、摩耶は同じように同級生たちの夢や希望を叶えるため、次々と大金を差し出して行くのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「わたし出すわ」の感想】


「富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、のどが渇いてくる。」
                      アルトゥル・ショーペンハウアー


「できるだけ儲けて、できるだけ貯めて、できるだけ与えなさい」
                              ジョン・ウェスレー



上記のお金についての格言がはじめに紹介されてから始まる”お金”がテーマの映画。

もしもお金がない人がお金を持ったらどうなるのか?



マヤは、株(投資)の才能で死ぬほどお金を儲けると過去にお世話になった同級生に恩返しすべく、地元に戻り、彼らの夢や悩みを聞き、それを手助けするべく、惜しげもなく資金援助する…という話。

”お金”についての問題定義は、かなり興味性をそそり、引き込まれ内容も良いのだが、ラストは、視聴者まかせで、これといった答えが用意されていない微妙な終わり方。

結局、お金のテーマに答えはなく、人それぞれお金を受け取っても、有効に使える人もいれば、破滅してしまう人、お金を持っていないときは困っている人を助けるために寄付したらと言うが、自分がいざお金を持つと自分の欲に駆られすべて自分のために使ってしまうなど、現実的な世界を見せられる。

それぞれの人生の中から感じることを受け取ってくれというような映画で、見る人それぞれの現実で感じ方は異なる。

個人的に好きなシーン(気になるシーン)もあり、主人公マヤが、今何してんだ?と同級生に聞かれ、「ウイルスソフトの会社から依頼されてウィルスを作っている」(嘘)や”外国人からハンティングされるような優秀な同級生が、ある会社に転職することを決めると、そこの会社の株がおすすめだと株をしている同級生の母親に教える”といった話があり、なんとなくリアルで良かった。優秀な人材に注目して投資するという発想は意外性があり良かった。


この映画は、内容はともかく、公式ページに一般の人が投稿した”お金”にまつわるか有名人の格言集が面白い。これを読むだけで、映画は別に見なくても良いかもしれない。

いろんな人の格言があるが、格言を読むと、言っている人物の人間の深さや考え方がわかるようで、面白い。ドストエフスキーやシェイクスピア等歴史に名を残す偉大な人物は、数行の言葉でも、ストーリー性があり、経験が裏打ちされた内容でとても勉強になる。

なかには、カッコイイことを言おうとして薄っぺらいものになっている人の言葉も見受けられるが、その辺も面白い。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(間宮兄妹の森田芳光監督の作品ということで、森田ファミリーの一員でもある北川景子が1分位のシーンにカメオ出演している。この映画で流れるしっとりとしたピアノで包む音楽が世界観を構築していて心地よい。)

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2018.10.23 Tuesday -

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