映画「おとうと」の感想(ネタバレ)

2011.02.04 Friday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「おとうと」の感想(ネタバレ)



■監督:山田洋次 
■出演者:吉永小百合 笑福亭鶴瓶 蒼井優 加瀬亮 小林稔侍 森本レオ 加藤治子 
  
WOWOWで放送していた映画「おとうと」を鑑賞。

【映画「おとうと」のあらすじ】

夫亡き後、小さな薬局を営みながら1人娘・小春を育ててきた吟子。万事控えめでしっかりものの彼女にとって、時折顔を見せては問題ばかり起こして去って行く弟・鉄郎は頭の痛い存在だった。その鉄郎も久しく音信不通となり、穏やかな日々を送っていた吟子だったが、小春の結婚式当日、どこからか話を聞きつけた鉄郎が突然姿を現わす。酔いつぶれた鉄郎は案の定式を台無しにし、吟子は親類の手前やむなく絶縁を言い渡すのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「おとうと」の感想】

人情味はあるが借金をしたり、酒癖が悪く場をわきまえず騒いで他人に迷惑を掛けてしまう、典型的なダメな人間:弟(おとうと)を持った姉とその家族の話。

巷では、山田洋次監督ということで、おとうとを寅さん(渥美清)のような人物で描きたかったのでは?と憶測があるが、実際は、キャラクターは似ているが、おとうと役は笑福亭鶴瓶が演じており、こてこての関西人の旅役者という設定になっている。

ストーリー的には悪くないと思うが、おとうとに裏切られようと、迷惑を受けようと最終的には弟を心配している姉の献身さには、大変だなと共感できるが、改心することなく、ひょっこり現れては迷惑を掛け続ける”おとうと”に全く感情移入できないところは唯一の欠点に思える。

死ぬ前に初めて涙を流し「悪かった」と謝るのだが、感動的ではあるが、あまり胸に響いてこないのは、おとうとにもっと別の一面が見えてこないからだろう。

おとうと(鶴瓶)が亡くなる直前に姉が娘(蒼井優)に対し、娘の名付け親がなぜ弟になった理由の話をするのだが、結局は、今は亡き夫(娘の父親)の良い話ということで、おとうとはあまり関係ない。

鶴瓶はかなり迫真の演技をしているが、演技以上のものが伝わってこないのは、ちょっと辛い。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この映画にも蒼井優が娘役で出演しているが、この人は演技が自然でやっぱり上手い。星4つの理由は蒼井優がいるところが大きい。もう少し蒼井優のストーリーが見たかった。姉役の吉永小百合も安定感あるし、鶴瓶もがんばっている、人間ドラマとしては悪くない作品だが…何かもうひとつ足りない部分がある。)

おとうと

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    コメント

    • 管理者の承認待ちコメントです。
    • - | 2011/02/26 12:59 PM
    • 結婚でうまくいかないと母親に甘えるマザコン娘と、すぐ介入する母親が今の日本の病巣。
      また、姉(吉永)の姑のように裕福だけど邪魔者扱いされる晩年より、ホスピスでの弟の最期のほうが幸せだというのがテーマでしょうか。
      しかし、全てにも意外性がないので、腹が立ちました。学校シリーズのほうがよかったです。
    • 中村維男 | 2011/02/26 1:11 PM
    • 中村維男さん


      はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      >姉(吉永)の姑のように裕福だけど邪魔者扱いされる晩年より、ホスピスでの弟の最期のほうが幸せだというのがテーマでしょうか。

      ”弟の方が幸せ”という皮肉もあったんですね。この皮肉(テーマ)だけだと、なんとも内容が寂しいですね。

      >全てにも意外性がないので、腹が立ちました。

      そうですね。基本的に想像通りの展開で、「そうなるか?」という意外な展開は特になかったですね。娘も結局、幼馴染の大工?と一緒になりますし。

      >学校シリーズのほうがよかったです。

      学校シリーズはまだ見たことがないので、今度放送していたらチェックしてみます^^
    • 管理人 | 2011/02/27 1:40 AM

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