映画「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦」の感想(ネタバレ)

2011.03.13 Sunday 邦画レビュー

■映画「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦」の感想(ネタバレ)



■監督:松田秀知 
■出演者:米倉涼子 陣内孝則 筧利夫 笹野高史 柳葉敏郎 反町隆史 林遣都 成宮寛貴 城田優 津川雅彦

WOWOWで放送していた映画「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦」を鑑賞。

【映画「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦」のあらすじ】

現金輸送車から大金を強奪した一味が、ショッピングモールの客たちを人質にとる事件が発生。警視庁で犯人との交渉を専門にする宇佐木玲子が一味と話し合おうとすると一味が仕掛けた爆弾が爆発し、逃げる人質に紛れて犯人の1人、中川は逃走。数週間後、休暇を北海道で過ごすため、羽田空港に来た宇佐木だが、人質の1人だった青年、祐介を見かけて不審に思い、彼と同じ北九州行きの便に乗り込む。そこでハイジャック事件が発生し!?

※WOWOWから引用

【映画「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦」の感想(ネタバレ)】

久々にひどい映画を見た。

革命を企むテロリストによるハイジャック事件が発生するという大きなテーマのサスペンスアクション?大作映画だが、上記のでかい風呂敷(テーマ)を広げている割りには、中身はあまりなく見終わったあとに何も残らなかった。

今までどんな映画でも何かしら受け取るものがあったが、この映画は何もない。ここまでひどいと逆に言いたいことが結構あるので、箇条書きでまとめてみた。

1.交渉人なのに”交渉”していない

交渉人というタイトルから、ケビンスペーシーの映画「交渉人」のような犯人との緊迫したやり取りが見せ場なのかと思っていたが、主演の米倉涼子に”さすが交渉人、テクニック使って交渉してるな〜”と感じるシーンは特になかった。犯人と会話(説得)はしてるけど。むしろサブの陣内孝則の方が、少しは交渉してるかなといえる。


2.米倉涼子の役がいい女過ぎ

米倉涼子が主演で頑張っているが、米倉涼子本人とも思える自信ありありのいい女役は見た目は良いが、弱さが見えないのでキャラクターにあまり共感できない。自分の力で物事をなんとかしているというよりかは、設定の方が米倉涼子に擦り寄って来ているような感じ。特に最後の飛行機の操縦への流れはないだろうと思う。ニコラスケイジのコンエアーか!


3.米倉涼子の演技が、最初から最後までずっと同じ。

いろいろ考えてみたが、実は米倉涼子はあまり演技力がないのかなという結論に至る。この映画の登場人物は、やたら重厚な演技をしている人(そういう演出がある)が目立つが、特に米倉涼子の役柄は、常に力が入っている。結局、全編通して、同じ雰囲気だし、スティーブンセガールの沈黙シリーズに共通するような演技だと思う。


4.伏線は練られているが、まとまりとしてのオチがイマイチ。

反町ッスが久々にテロリスト役で出演していて一番この物語を支えて頑張っていたが、途中の爆破で不意に死んでからのストーリーの尻つぼみ感は否めない。またテロリストに洗脳されてしまったフリーター役を林遣都が演じているが、嵌められていたことに気づいた後、「約束が違う!」の一点張りしか言わないので、もっと他に言うことなかったのかと思う。

5.成宮寛貴が一番おいしい役

出番は少ないが、飛行機に仕掛けられた爆発物処理と言う肝心なところは横取りしていて、この映画の中で一番おいしい役どころ。テロリストに仕立てられた犯人に対する皮肉なキャラという位置もある。


6.飛行機の着陸は、プロのアドバイスがあれば素人が操縦しても大丈夫!

最後にパイロット(機長)を失った飛行機を米倉涼子が操縦するのだが、プロの案内に従って、操縦かんを操作すると、無事に着陸してしまう。操縦の操作の案内が、メモリを5にして…と意外と簡単でビックリする。


7.城田優が奇人の役で出演しているが、よくよく考えると特に意味はない。

城田優が、”羊たちの沈黙”のレクターばりの狂った役を演じていて、米倉涼子演じる玲子に”死ぬ”と始めに予言をするのだが(結局死なない)、それだけ言うだけで、レクターみたいに協力して指示を出すわけでもなく、物語には全然絡まない。ドラマからの流れがあるのかと思うが、映画しか見ていない人にとっては特にいらないような気がしてしまう。結局玲子は死なないし。あの心臓病のあれは一体なんだったんだ。


評価 ★★☆☆☆ (星二つ)

(反町っすのテロリスト役に★二つということで、それ以外は、無駄に豪華キャストの割りに結局米倉涼子のためのプロモーション映画という感じで???が連発。沈黙シリーズは、スティーブンセガールが強すぎてハラハラしないというのがあるが、この映画も米倉涼子にすべて任せておけば大丈夫という空気が、ずっと漂っていて、世界観に入り込めずハラハラ感は少ない。途中で玲子が肩?を撃たれ飛んでいる飛行機から体が外にはみ出そうになっているのに、片手で支えて落ちないシーンなどがあり、強靭な人間だとしか思えずリアル感がない。交渉人ザムービー2に期待しましょう。)


交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦


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