韓国映画「渇き」の感想(ネタバレ)

2011.03.26 Saturday 韓国映画 レビュー

■韓国映画「渇き」の感想(ネタバレ)



■監督:パク・チャヌク
■出演者:ソン・ガンホ キム・オクビン シン・ハギュン キム・ヘスク オ・ダルス ソン・ヨンチャン

WOWOWで放送していた韓国映画「渇き」を鑑賞。

【韓国映画「渇き」のあらすじ】

韓国の教会の神父サンヒョンは、病院で重病の患者を見取るしかできない自分の無力さに絶望。アフリカで極秘に開発された致死率100%というウイルスに対抗するワクチン開発の検査で検体になる。発病後に亡くなったサンヒョンは謎の血液を輸血されて生き返るが、他人の血を吸わないと生きられない吸血鬼になっていた。韓国に帰国後、サンヒョンは再会した幼なじみガンウの妻で一家に虐げられているテジュと出会い、心を惹かれ……!?

※WOWOWから引用

【韓国映画「渇き」の感想(ネタバレ)】

「JSA」「オールドボーイ」「親切なクムジャさん」で有名な奇才パクチャヌク監督のヴァンパイア映画。

いつもながらこのパクチャヌク監督は人間の”痛み”に対する演出が過激で、ある種”変態”の域に達している。そして、中盤以降の目と指しか動かなくなった幼馴染の母親を使った異様な世界観は、パクチャヌクならではの独特な世界。この監督はどこかぶっ飛んでる。

アフリカでウイルス治療の実験台になった神父がひょんなことから、ヴァンパイアになってしまい、血を求めるあまり、幼馴染の人妻に出会い惹かれると、血と欲望に駆られ背徳の世界に落ちていく。

恋愛を禁止されている聖職者の神父がヴァンパイアになるというところで、少しだけ純愛も入っているように思うが、そのことも影響したのか、神父は好きになった女性(人妻)に裏切られたことを知ると、その彼女を殺してしまう。

そして、彼女がグッタリと死ぬと神父は急に寂しくなり、人妻に自分の血を与え、ヴァンパイアとして復活させてしまう。そして、男女の二人のヴァンパイアは、血を求め始める。

なるべく道徳に従い、無益な殺生は避けながら生きようとする、元神父のヴァンパイアに対し、人間の生き血を吸おうと獣の如く、人殺しに走る、人妻ヴァンパイア。

結局、神父は、自分で作り出してしまった恋人(人妻)のヴァンパイアの血の欲望を抑えるため、海に向かうと、朝日を待ち、死(心中)を選ぶ。二人は太陽を浴びると、黒々と焼け焦げてしまう。※完


評価 ★★★☆☆ (3.5点)

(もし自分が吸血鬼になったら、人間の時の道徳感を貫けるか…その辺がこの映画のテーマにもなってくると思うが、個人的には、吸血鬼になったらこの映画の主人公(神父)のように、無益な殺生を避けるため、太った寝たきりのおっさんの血だけ吸って満足するかというと微妙なところ。っというかおっさんの血ってなんか精神的に吸いたくないと思ってしまう。

個人的には、まずきれいで若い人(女性)の血を求めるのが普通だろう。その観点からだと女性のヴァンパイアが生き血を狙うのに、たまたま通りかかったおっさんを襲い、満足するのは微妙な気がした。

人気の映画「トワイライト」とはテーマは同じだが、設定が違うだけに、かなり異色な作品。一応R-15指定なので、エロと過激描写がある。主演女優も頑張っているが、ソンガンホも体を張っている。特にヴァンパイアとして死ぬことを決めたラスト。神父を崇拝してやまない信者の娘を犯して、信者達が自分に向ける信仰心を捨てさせる場面では、股間が若干モロだし(ボカシ処理)になっている。)

渇き

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2019.09.19 Thursday -

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