映画「ウォッチメン」の感想(ネタバレ)

2011.03.29 Tuesday 洋画 アクション/SF

■映画「ウォッチメン」の感想(ネタバレ)




■監督:ザック・スナイダー
■出演者:マリン・アッカーマン ビリー・クラダップ ジェフリー・ディーン・モーガン マシュー・グッド カーラ・グギーノ ジャッキー・アール・ヘイリー

WOWOWで放送していた映画「ウォッチメン」を鑑賞。

【映画「ウォッチメン」のあらすじ】

米国では1930年代からスーパーヒーローの集団が犯罪者たちと戦ったが、彼らの多くは様々な理由でヒーローの座から退いた。次世代のヒーローたちを迎えた新集団《ウォッチメン》だが77年、条例により活動を禁止され、それぞれ新生活へ。85年、米国とソ連が核戦争に突入しかねない状況下、元スーパーヒーローの《コメディアン》が変死。元仲間のロールシャッハはその背後に陰謀を感じ、元《ウォッチメン》たちの周辺を独自に調べる。

※WOWOWから引用

【映画「ウォッチメン」の感想(ネタバレ)】

同名アメリカンコミックの映画化作品。

アメリカンコミックの映画化というとサムライミ監督の「スパイダーマン」シリーズとクリストファーノーラン監督の「バットマン」シリーズ(ダークナイト)がアメコミからの映画作品としては、良作として記憶に残っているが、個人的にこの映画「ウォッチメン」を見たら、以下の2作品は霞んでしまった。

もちろん映画の好みの問題もあるが、人間とは?罪とは?平和とは?正義とは?神とは?という哲学的なテーマが好きな人はこの映画「ウォッチメン」はかなり良くできた物語だと思う。

アメリカとソ連の核戦争がテーマにあげられる中で、物語は淡々と事実があきらかになると、世界、地球規模で人類の危機が進んでいく。

この「ウォッチメン」では、ヒーローが複数いるという設定で、”ファンタスティックフォー”と似ている部分はあるが、この映画の良さは、ヒーローの強さが全く異なるところだと思う。

ファンタスティックフォーは、それぞれ4人が違う能力を持ってはいるが、4人の力関係は、使い勝手は違うものの、強さと言う部分では大体均衡しているといえる。暴走したヒーローを他のヒーローが止めることは可能な範囲だろう。

しかし、「ウォッチメン」では、人間離れした力を持つヒーローが各種いるが、結局のところ強くても銃で撃たれたり、高いところから落とされれば死んでしまうヒーローが大半をしめる。

そんななかでも、ヒーロー同士が協力しても一人のヒーローに勝てない、銃の弾を受け止めてしまう位、とてつもなく強いヒーローもいる。

だが、そんなヒーローですら、無に等しい地球そのものを破壊できてしまうほど、強大なエネルギーを持つヒーローもいるという、ヒーローレベルが各種全く異なっている。

っということで、こんなごちゃ混ぜのパワーを持つ正義のヒーローたちがそれぞれの正義を貫こうとするところが、この映画の面白さと考えさせられる部分になってくる。

例えば、全くパワーが劣るヒーローもいるが、普通の人間よりかは、はるかに強さを持っているため、地域の治安や犯人逮捕などに積極的にその力を使い、身近な市民を悪から守っている。

しかし、もっと強く頭の良いヒーローは、世界規模で正義を行おうとする。財力を手にすると、石油に変わる新たなエネルギーを開発し、資源を求める戦争を根本から無くすために活動する。

一方巨大なパワーを持つヒーローは、すべての出来事が自分の力で”無”にも”有”にも出来るわけで、自らは、人間が望む最良の方向性を決める最後の一手を打つという役割が、彼の正義になる。

しかし、”正義”と一言で言っても、人それぞれの考え方次第で、目指す”ゴール”は同じでも、行きかた(やり方)は、それぞれ違う。

人類の危機のためなら、犠牲は仕方ないと考えるヒーローもいれば、一人の犠牲すらもダメだというヒーローもいる。この辺の違いが、ヒーローを苦しめる。

国を見れば一人の人は見えなくなり、一人の人だけ見ると国としては機能しなくなる。このはっきりとした区別がない混沌とした世界で生きているなかで、人は何をするべきか?というのが、この映画の大きなテーマとしてあるような気がする。

この映画はマンガが原作とは思えないほど、懐が深い。

また、”罪”という解釈の判断も相当難しいことがわかる。”罪”=””その罪から出たる結果”も踏まえると、”罪”という概念は”存在”はしても、”罪”自体がなんなのかよくわからなくなってしまうような錯覚がある。※コメディのレイプの”罪”について。

評価 ★★★★★★★★★★ (星10個)

(この映画は、映像、音楽、物語、すべてが高マッチしている。特に何でも出来るヒーローの世界観は素晴らしく美しい。この映画で音楽が使われていた、ビートルズジミヘンドリックスはあらためて偉大だと思う。っということでこの映画はサントラもおすすめ。具体的な答えがない哲学的な問題に頭を悩ましたい人におすすめの映画。)


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2018.12.08 Saturday -

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