映画「ラブリーボーン」の感想(ネタバレ)

2011.03.31 Thursday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「ラブリーボーン」の感想(ネタバレ)



■監督:ピーター・ジャクソン
■出演者:マーク・ウォールバーグ レイチェル・ワイズ シアーシャ・ローナン スーザン・サランドン スタンリー・トゥッチ

WOWOWで放送していた映画「ラブリーボーン」を鑑賞。

【映画「ラブリーボーン」のあらすじ】

優しい両親や妹弟に囲まれ、平和で幸せな毎日を送っていた14歳の少女スージー。ところがある日、学校からの帰り道で近所に住む男ジョージから声をかけられる。ジョージが地下に作った隠れ家に誘い込まれたスージーは彼に殺され、あの世の入り口にたどり着く。この世では、残された家族がスージーを失った悲しみから次第に家庭崩壊の道をたどる一方、犯人のジョージは警察の捜査を巧みに切り抜けながら平然と日常生活を送るが……!?

※WOWOWから引用

【映画「ラブリーボーン」の感想(ネタバレ)】


「ロードオブザリング」「キングコング」のピータージャクソン監督がスティーブンスピルバーグのドリームワークス社の製作で送るSFファンタジー作品。

連続殺人鬼に殺されてしまった14歳の少女スージーが地上と天国の狭間から、残された家族や恋人に向けてメッセージを送るのだが…。

いわゆる死後の世界を描いた作品だが、さすが「ロードオブザリング」「キングコング」のピータージャクソン監督だけ合って、死後の世界(天国)のヴィジュアル化が素晴らしくきれい。

また、主演のシアーシャローナンも若いながらにすでにアカデミー賞に助演女優賞にノミネートされたことがある女優ということもあるが、良い味出している。吸い込まれそうなブルーな瞳が印象的。

物語は、14歳になり、これからいろいろと経験しようと夢を描いていた少女が無念にも殺されてしまう話だが、彼女が行方不明になり、のちに遺留品が見つかって付着していた血液から彼女がすでに殺されていることが濃厚だと警察から聞かされた時の両親の悲しみが、ともに現場にいて感情を共有しているかのようにとても辛い。

冒頭にスージーが好きなカメラを撮って楽しんだり、好きな男の子に恋する元気な姿や、両親(特に父親)との良い関係(父親の趣味であるビン船(ボトルシップ)作りを一緒にやる)が上手く描かれているためか、彼女が家族の輪から居なくなった後の家庭の空虚さが、コントラストとなりとても切ない。

そして、スージーが行方不明になった後、彼女が近くにいることを父親と弟はなんとなく悟るシーンがあるが、ここも家族の絆に涙を誘う。こんな子を殺しちゃだめだ。

両親は次第に娘が殺されてしまった事実を受け入れていくのだが、この世にいる両親は、せめてむごい殺され方をした娘でも、天国では幸せに暮らしていればという想いだけが、両親や家族の唯一の望みになってくるわけだが、その願い以上の幸せな世界が天国には広がっていたという設定は、この映画の唯一の救いの部分になる。

特に連続殺人鬼にむごい殺され方をしたすべての被害者たちがスージーと同じ天国に集い、皆一様に幸せを実感しているあたりは、すごく良い話だと思った。

ただ、普通に亡くなってしまった人は死後どうなってしまうのか、比較がないので、不安が残る。

最後は、犯人により金庫に詰められたままだったスージーの遺体は、金庫ごとガラクタが眠るゴミ穴に投棄されスージー共々、上から新しい土をかけられ埋め立てられてしまう体(骨)だが、天国にいた魂のスージーは、霊感がある同級生の彼女に憑依すると、唯一地上にやり残していたこと”好きだった男の子と初キスをする”という夢を叶え天国に戻っていく。

家族は、スージーの無残な遺体を見ずにすみ。またスージーを殺した犯人もある日自然の天罰が下り、転落死で亡くなってしまうという、悪人死すの解決が取られている。※ちょっとこの部分は強引な気もするが。

評価 ★★★★☆(星4つ)

(タイトルにある”ラブリーボーン”の意味は、”美しい骨(愛する骨)”という意味らしいが、スージーが14年という短い人生の中で残した骨(※たぶん記憶とか思い出という意味もある)が、スージーが居なくなってしまった世界でも、実はスージーとの関係は繋がっており、ずっと成長しているという…ハッピエンドだがちょっと頭を使うラスト。SFファンタジー作品だが、人間ドラマもあり、天国の壮大な癒しの世界を見たい人におすすめ。)


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2019.09.03 Tuesday -

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