映画「オーケストラ」の感想(ネタバレ)

2011.06.16 Thursday フランス映画 レビュー

■映画「オーケストラ」の感想(ネタバレ)



■監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
■出演者:アレクセイ・グシュコブ メラニー・ロラン ミウ=ミウ フランソワ・ベルレアン ドミトリー・ナザロフ ヴァレリー・バリノフ

WOWOWで放送していた映画「オーケストラ」を鑑賞。

【映画「オーケストラ」のあらすじ】

ボリショイ交響楽団の劇場清掃員である中年男性アンドレイは30年前、天才指揮者と呼ばれて活躍したが、当時共産主義だったソ連はユダヤ人排斥の政策を強行し、ユダヤ系の演奏家たちやアンドレイらその支持者たちは排斥されてしまう。そして今、パリの劇場から届いた出演依頼のファックスを偶然見たアンドレイは、自分と同様に今は落ちぶれたかつての楽団仲間を集め、偽のオーケストラを結成。夢のパリ公演を実現させようとするが!?

※WOWOWから引用

【映画「オーケストラ」の感想(ネタバレ)】

フランス映画ということ以外誰が出演しているのかも知らない作品だが、音楽ものというタイトルに惹かれて見てみた作品。

ストーリーは、過去に伝説の指揮者と呼ばれながらも歴史出来事により今は劇場の清掃員として成り下がってしまった中年の男がパリで行われるというオーケストラ公演に偽って参加し、当時実現できなかった悲願の夢を叶えるという物語。

オーケストラがテーマのドラマというと「のだめカンタービレ」や韓国ドラマ「ベートーベンウイルス」が人気ですが、このフランス映画「オーケストラ」も期待に負けない素晴らしい作品。

舞台がヨーロッパ(ソ連)で戦時中には共産主義の被害をもろに受けたと言われる音楽家の歴史的背景がある中で語られるエピソードということで、登場人物達への無念さ憤りなどは痛いほど伝わってきて共感が絶えないが、それをすべて癒すほどラストでの夢実現シーン(チャイコフスキー作 ヴァイオリン協奏曲)の演奏は素晴らしく、鳥肌+涙ものの感動を与えてくれる。

この映画でアンドレイ(伝説のマエストロと呼ばれた男)が、楽曲として完璧だと言っていたこのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だが、こんなに良い曲とは知らなかった。超絶なヴァイオリンソロと盛り上がりのハーモニーが素晴らしい。


評価 ★★★★★ (星5つ)

(過去に死ぬほど練習した当時のメンバーが30年ぶりに集まり、リハーサルもせず本番に望んだり、パリへ行くために空港ターミナルでパスポートを偽造するなど映画ならではというストーリーも多々見られるが、そういう細かい部分がどうでも良くなってしまうほど、ラスト演奏は圧巻。そして若手ヴァイオリニスト(ジャケ)の生い立ちもあきらかになり、ヴァイオリン協奏曲に賭ける登場人物の背景も見事に描いている。これは音楽が好きな人にはおすすめの一本。)


音楽は自発性が大事

-アンドレイ


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2018.02.11 Sunday -

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