映画「扉をたたく人」の感想(ネタバレ)

2010.07.08 Thursday 映画レビュー(★★★★★)作品

■映画「扉をたたく人」の感想(ネタバレ)





■監督:トム・マッカーシー 
■出演者:リチャード・ジェンキンス ヒアム・アッバス ハーズ・スレイマン ダナイ・グリラ

2009年度のアカデミー主演男優賞候補にプラッドピット(ベンジャミンバトン 数奇な運命)、ショーンペン(ミルク)らとともにノミネートされたリチャードジェンキンスの映画「扉をたたく人」がWOWOWで再放送していたので録画してみました。

この映画「扉をたたく人」のあらすじは、妻を亡くして心を閉ざした孤独な大学教授がアパートの間違いによって知り合った、ドラム奏者(ジャンベ)の移民青年(タレク)との交流を経て、音楽に触れ合いながら徐々に心を開いていくストーリー。

忙しいふり、働いているふり、”ふり”だけで…何もしていない」という予告編で流れる主人公のセリフが印象的ですが、それとともに、制度の悲惨さ、自分の無力さに憤りを感じ、その感情をジャンベ(楽器)にぶつけ、地下鉄のベンチでとりつかれたように太鼓を叩くラストのシーンは、これぞ音楽といった感じで感動を呼ぶ。

ここ(地下鉄)で演奏できれば稼げるだろうな…、儲けは折半でどう?」という言葉を残して、結局その想いを遂げることができずに、シリアに強制送還された青年の悔いが残るラストだが、音楽を通して、何かを学べる素晴らしい作品。

もともとは妻が好きなピアノを習おうとしていた教授が、教え方が気に入らないのか幾度もピアノの先生を変え、最終的にその家のピアノを売ってしまい、打楽器(ジャンベ)にのめり込むという、意外な流れもすごく新しい。

習い始めは、節目がちなで自信のない演奏だったが、ラストの地下鉄での演奏では、自信がみなぎるような、熱い演奏を見せる。演技もさることながら、このラストの演奏を観るとアカデミー賞にノミネートされるわけだと納得してしまう。

音楽のメロディも大事だが、リズムは人間が一番感情を表現しやすい音楽ですね。

この映画を観ると、なぜか無性にジャンベを叩いてみたくなりますが、楽天で調べると意外と安く一万円ほどで買えるみたいです。ギターよりも安いので始めやすい。


また、移民青年タレクが映画の中で教授におすすめしているCD、Fela Anikulapo Kuti (フェラ・クティ)のアルバムも良さそうですね。



音楽的にはかなり民族、アフリカっぽい感じがしますが、一応YOUTUBEでも少し聞けます。


評価 ★★★★★ (星5つ )

(最近見た、HACHI 約束の犬、グラントリノに続く、個人的に評価5をつけたい感動的な映画。この映画もHACHIほどではないが、思い出し泣きができる。とにかく音楽の良さ(生きがい、楽しさ)が十二分に出ているといえる。なぜ、邦題が”扉をたたく人”(原題 THE VISITOR)なのかが、最後まで疑問が残る。)


扉をたたく人



JUGEMテーマ:おすすめの一本!!(洋画)
 

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2018.01.23 Tuesday -

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