映画「嫌われ松子の一生」の感想(ネタバレ)

2011.08.19 Friday 邦画 コメディ/お笑い

■映画「嫌われ松子の一生」の感想(ネタバレ)



■監督:中島哲也
■出演者:中谷美紀 瑛太 伊勢谷友介 香川照之 市川実日子 黒沢あすか 柄本明 劇団ひとり 柴崎コウ ゴリ(ガレッジセール)

WOWOWで放送していた映画「嫌われ松子の一生」を鑑賞。

【映画「嫌われ松子の一生」のあらすじ】

東京の下町で53歳の女性、松子が殺される。彼女の部屋を片付ける甥の笙は、遺品から伯母がどんな人生を送ったかをたどる。福岡で生まれ、中学教師となった松子だが、窃盗を起こした教え子の龍をかばったことから退職。家族とケンカになって家を出るが、その後も交際相手に捨てられたり、風俗嬢になるなど波乱万丈の半生を送る。そんな松子だが、ようやく幸福をつかもうとした時、過去に起こした殺人事件で有罪となってしまい……!?

※WOWOWから引用

【映画「嫌われ松子の一生」の感想(ネタバレ)】


前回の深田恭子、土屋アンナ主演の「下妻物語」に続き、中島哲也監督の映画「嫌われ松子の一生」を見てみた。

ストーリーは、不器用な生き方しかできない”松子”の波乱万丈の生涯を描いたもので、「下妻物語」同様、中島哲也監督独特のスタイリッシュでカラフルな映像+ミュージカルありコメディ(タッチ)ありという独特な世界観がみどころの作品。

前作の「下妻物語」よりさらにスタイリッシュさ(映像+音楽)には磨きが掛かっており、中島哲也監督のオリジナリティがより濃厚になっていて、作品としてのクオリティは高く、映像としては芸術の域に達している。

ただ、内容はというと”松子”という一人の女性の悲しい物語を描いてはいるものの、個人的には「下妻物語」と比べると、共感度が薄く、登場人物心理にはあまり入っていけなかった。

この映画を見て一番最初に思った感想は、「疲れた…」で、131分という長さが苦痛でしかたなかった。開始20分くらいからすでに観るのが辛くなった。

たぶん映像に力があり過ぎるからなのか、とんかつ、ハンバーグ、焼肉などカロリーの高いものをずっと出されているようで、開始早々すぐに満腹になり飽きてきた。

主演の中谷美紀は体を張ってがんばり、人間の生きる価値・目的(生き方)みたいなメッセージ性も作品に入れているが、「下妻物語」ほどメッセージの良さが素直に伝わってこない。

たぶん”松子”の人生に箇所箇所は理解できるが、全体を通して共感できなかったのがイタイかな。

結局生き方が不器用なせいで不幸な人生を送ることになって一人の人間の物語としては非常に悲しいのだが、不幸になっている本人がそれを自ら選んで、それが幸せといっているので、「じゃあしょうがない」となって、同情する気があまり起きない。

最初の修学旅行のお金の盗難問題も、「教え子を思うあまり…」という部分はあるが、すべて肯定してあげたいほど、行動は一貫していない。生徒を信じているようで結局自分中心で全然信じていないし。

この映画に言えることは、本人(松子)が納得している価値観を他人が客観的に見て違うからという理由で、彼女の生き方を否定するのは違うので、そういうことを考えると”松子”の”絶望的な人生”も好きにさせてあげたらという解釈になり、特に言うことはなくなってしまう。



評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(たぶんこの映画は女性の人の方が共感度が高いのかなと思う。理性派の人には”松子”の行動は理解できても共感はしずらい。ヤフーレビューでは、平均4.03と非常に高評価だが、あえて辛口レビューを見てみると、個人的にこの映画に感じていることを代弁しているようなレビューも多数あり、あながち自分だけではないことがわかった。「下妻物語」は良かったのに、映画(物語)って難しいね。)



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2017.11.16 Thursday -

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