映画「LOFT ロフト」の感想(ネタバレ)

2012.01.16 Monday 邦画 ホラー

■映画「LOFT ロフト」の感想(ネタバレ)




■監督:黒沢清
■出演者:中谷美紀 豊川悦司 西島秀俊 安達祐実 鈴木砂羽 加藤晴彦 大杉漣

WOWOWで放送していた映画「LOFT ロフト」を鑑賞。

【映画「LOFT ロフト」のあらすじ】

近頃スランプ気味で新作の執筆がなかなか捗らない女性作家の春名礼子。担当編集者の木島に勧められ、郊外の古い洋館に引っ越した彼女は、ある晩、ひとりの男がシーツに包んだ謎の物体を向かいの建物に運び入れる様子を目撃。男の正体は、吉岡という名の大学教授で、かつて彼の率いる研究グループが、とある沼から1000年前のミイラを発見したことを礼子は知る。そう、謎の物体は、吉岡が大学から無断で持ち出したミイラだった!

※WOWOWから引用

【映画「LOFT ロフト」の感想(ネタバレ)】

「回路 Pulse」の黒沢清監督が中谷美紀×豊川悦司を迎えて描いたサスペンスホラー。

物語は、郊外に引っ越した先で知り合ったミイラを発見した考古学者に興味を持った女性作家に降りかかる奇怪な出来事を描いた話。

暗くジメジメとした不気味な空気感と主演の中谷美紀の美人さが印象に残った作品だが、物語に関しては、殺人事件の話とミイラの話が出てくるが、ラストまで見てもこの映画の意図はよくわからない。

単純にホラー作品として怖いかといわれると、ミイラの目が埋まっった仮面のような顔は怖いが、呪怨のように脅かしの怖さに特化しているわけでもないので、怖さはそれほどない。

最終的には、春名(中谷美紀)と吉岡(豊川悦司)の二人が恋愛に発展し、物語が物語なら駆け落ちする位の強い愛情を見せるが、どこでそんなに好きになったのか全く伝わってこないので、感情移入はできない。

亜矢(安達裕実)は殺された女性作家で、あるときは幽霊として出てきたり、またある時は殺される以前の物語として登場したりするが、唐突に時間軸が変わるので死んでるのか生きてるのかよくわからない。

全体的に夢オチ(幻覚)のような話で、どこまでが現実という区別はかなり曖昧で、キャラの実体も微妙だ。

木島(西島秀俊)の手により殺された亜矢は、木島の手により一度地面に埋葬されるが、のちに春名と吉岡がその場所を掘り起こしてみると、地中にはおらず、実は吉岡が担いで湖に運んで沈めていたことがわかる。

しかし、ラスト。二人は、湖に行き亜矢の死体を入れたという棺桶を湖から引きあげるが、棺を開いてみてもそこに亜矢の死体はなく、すべて吉岡の幻覚な話だったと二人は安心するが…つかの間、吉岡が足を滑らし?湖に落ちるとその勢いで、別の鎖が回り出し、鎖につながれた亜矢の死体が湖から現れる。現実に亜矢は沈められていたのだ。

春名と引き上げられた亜矢の腐乱死体のショットを最後にエンドロールを迎える。

すべて現実に起きていることなのか、それとも春名の書いた幻想(小説)の話なのか真相は不明だ。春名が冒頭に吐いた黒いドロの真相も謎。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(なんとなく深さは感じられるが、一度見ただけでは何がしたいのか、どこに行きたいのか全くよくわからない映画。中谷美紀が美人だということだけはよくわかる。ホラー映画のヒロインは、ホラーのドキドキ感と恋愛のドキドキ感を脳が混同し、実体以上によりヒロインが魅力的に見える感じがする。真面目な作品だけどセリフや設定が雑に感じる。吉岡にミイラを預かってくれと突然来られてそれをすっと受け入れる春名(ヒロイン)の寛容さはすごい。自分にはできない。そういう意味ではこの「ロフト」の映画的ではない会話は怖い。)


右にも死体、左にも死体

どこもかしこも死体だらけだ


-吉岡



ほら見てこれが現実

-春名



少しの間預かってほしい物が

あるんです…

ミイラを


-吉岡



動くんなら最初から動け!

-吉岡


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