映画「運命を分けたザイル」の感想(ネタバレ)

2012.02.18 Saturday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「運命を分けたザイル」の感想(ネタバレ)




■監督:ケヴィン・マクドナルド
■出演者:ジョー・シンプソン サイモン・イェーツ リチャード・ホーキング ブレンダン・マッキー ニコラス・アーロン オーリー・ライアル

WOWOWで放送していた映画「運命を分けたザイル」を鑑賞。

【映画「運命を分けたザイル」のあらすじ】

1985年、英国の若き登山家2人、ジョーとサイモンは、標高が6600mもあり、前人未到の難所だったシウラ・グランデ峰の登頂に成功。だが下山途中にジョーが足を骨折してしまう。サイモンは、彼と自分の体をザイルで繋いで懸命に下山を試みるが、再び予期せぬアクシデントが発生し、ジョーは氷の絶壁に宙吊りになってしまう。生と死の瀬戸際に立つサイモンは、覚悟を決め、2人を繋ぐザイルをナイフで切断する決意をするが……。
※WOWOWから引用

【映画「運命を分けたザイル」の感想(ネタバレ)】


実際に南米アンデス山脈の雪山で遭難した登山家2人が奇跡の生還を果たすまでを描いたドキュメンタリー映画。

彼らが事故にあった雪山でロケしたという再現ドラマ映像に当事者本人らが解説と当時の状況を語るというスタイルの映画だが、再現映像は生生しく、ほぼ実際の事故状況を見ている感じだ。

時間的には一週間の物語だが、これほど気の遠くなるほど長く壮絶で濃密な一週間を感じたことがないほど、骨折し食料、水が尽きてもなお、足を引きずり、端ってでもキャンプに戻ろうとするジョーの精神とその道のりは凄まじい。

ちなみにタイトルにある「運命を分けたザイル」は、二人を繋ぐ命綱のロープ(ザイル)を自分が生き残るためにやむなく切ってしまうという殺人行為のことを現したタイトルだが、この行為についてはこの映画を観ている感じでは仕方ない。

※原題(原作)は、「Touching the Void」で、”無に触れた”というタイトルで、ザイルのことは一部の扱いだ。

雪山登山では、骨折=死 という位ほぼ骨折したら絶望的状況だが、ザイルや登山具を上手く使って下山していく二人の姿は、人間の知恵の凄さを感じる。

そして、この映画をみると彼らの登山具の使い方、ザイルの使い方を学びたくなる。ザイルの結び方一つでもなんかいろいろあるらしい。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(”生きる”ということが何か教えてくれるような作品。これだけの経験をすれば、現代社会で起きていることの大半はなんてことがないことがわかるような気がする。最近見たハンナモンタナザムービーで人生を登山に例えた「The Climb」という曲があり、物事は先にある結果や速さよりも今登っているかどうかが大事というメッセージに共感、心酔していたが、なんともタイムリーな曲だと思った。まさにこのジョーも下山しようとあきらめずに一歩一歩進んでいた。この映画の主題歌にもピッタリ。登山ではなく下山だというのが唯一惜しいところだが。)


山へ入ると一気に空間が広がる

世の中の煩わしさから

解放されて

自由の喜びに浸れる



-サイモン?


彼が”助けを呼ぶ”と言えば

僕も笑っただろう

…ムリだからだ


-ジョー



登山家は

常に冷静でなければならない

わめき散らすのは

登山家として失格だ


-ジョー


神などいないのだ

人は死んだらそれきりだ

あの世はない


-ジョー


たとえ間違っていても

決断せねばならない

イチかバチかだ


-ジョー



生き抜くために

進んだんじゃない

死ぬ時に

誰かにいてほしかった


-ジョー


”あの状況なら僕も切った”と

それが僕への

最初の言葉だった


-サイモン


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2019.12.09 Monday -

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